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目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2251
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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2061.  県庁の星
体裁は典型的なサクセスストーリー系娯楽作品でありながら、爽快感が無いのが致命的。織田の演技が辛気臭いです。公務員キャリア像を意識しすぎているように感じました。彼のキャラクターにも合っていない気がします。県庁さんの負の要素を打ち消すほど明るいキャラがいれば、また違ったのかもしれませんが、柴咲にそれを望むのはムリ。やはり娯楽作品は明るくないと楽しくないです。本作のテーマを扱うならば、シリアス&シニカル路線の方が相応しい気がします。
[地上波(邦画)] 4点(2007-06-13 18:07:56)
2062.  サハラ(1983) 《ネタバレ》 
一昔前の邦画を観ているような。スケールだけはデカイけれど、それ以外はすべて安っぽいです。決して出来の良い映画とは思いません。けれど何故か微笑ましい。バカ映画としての良さがあります。ツッコまれることを厭わない大らかなスタンスとでも申しましょうか。みんな鉄砲に撃たれすぎ。主人公の銃の腕前は神か。仲間をほっといて逃げ出していいの。もうレースなんかどうでもいいじゃん。ツッコみ出せばきりがない。でも悪意が無いから許せます。というかあまり深く考えて作っていないはず。疲れているときにはこんな映画もいいものです。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2007-06-04 19:30:42)
2063.  北の零年 《ネタバレ》 
大勢の人たちが汗水たらして鍬を振るう。序盤とラストで象徴的に使われるシーンです。画的な華やかさがあります。ただどうも引っかかる。経験がないので、的外れな指摘だったらゴメンナサイなのですが、あんなふうにやるものでしょうか。右を向く人、左を向く人。四方八方に散らばって鍬を振り上げるのは危険です。それに無駄も出る。一列に並んで耕すのが普通では。(そのほうが連帯感も感じられますし、画面手前から奥にかけてずらりと並んで鍬を振る姿は壮観ではないかと。)ここで自分が指摘したいのは、作業方法の問題ではありません。この場面に集約されている“雰囲気重視”の姿勢が気になるのです。大仰な音楽が多用されることにもそれが言えます。“感動”を安易に考えている気がしました。主人公の人物像。どこまでも清らかで、耐える姿は美しいです。でも“正し過ぎて”近寄りがたい。本作は開拓の物語。切り開くのには、途方も無い労力を要します。もがき、苦しみ、絶望することもあるでしょう。でも成果の喜びは、何物にも代え難いはず。苦労は存分に描かれていますが、喜びの描写がほとんど無いのは何故でしょう。それは感動を生むロジックを、画一的に捉えているからではないかと思いました。ですから感動ポイントが決まっています。でも優れた作品の場合はどうでしょう。不意をつかれて涙を流したことはないでしょうか。厚みのある作品は、点で心を捉えようとしません。雰囲気重視の一面的な描写で得られる感動は、やはり“それなり”である気がします。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2007-05-17 18:07:03)(良:2票)
2064.  ヅラ刑事
「かつら」という言葉には、意外とポジティブなイメージがあります。パーティーのアフロ。時代劇のちょんまげ。ウィッグなんておシャレな言い方もある。日なたの匂いがします。ところが「ヅラ」と言われるとどうでしょう。とたんに湿度が5%ほど上がります。かつらはサラサラ。でもヅラはムレムレなのです。それは禿げを隠すために真剣だから。ヅラ、豊胸パット、ビガーパンツ…。コンプレックスと共にあるアイテムは、いつの世も日陰の存在です。そこで本作。主人公は自らのヅラを投げるという。堂々と自身のコンプレックスを人前に晒します。これは本来在り得ない行為。ヅラの存在価値を否定することになってしまう。本作ではその大いなる矛盾を、ある“荒業”でクリアします。もはや主人公のヅラは単なる道具ではありません。『トミーとマツ』や『あぶない刑事』などの、名だたるコンビ刑事ものと肩を並べたと言っていいでしょう。(すいません。やっぱり言い過ぎでした。)そういえば、名作刑事ドラマ『太陽にほえろ』にもリアルヅラ刑事がいたとかいないとか。本作はコンプレックスを笑いものにしています。被ってるキャラのイジリーを、デカチンにキャスティングするなんて皮肉もいいところ。でも好意的に捉えれば、コンプレックスを持つ者たちへの応援歌と考えられなくもない。モト冬樹はスタイル抜群ですし、イジリーもメガネがよく似合う。よく考えれば、彼らは悪く描かれていないことに気付きます。さあ、耳を澄ませてみましょう。きっとステキな応援歌が聞こえるはずです。もっとも、自分は最近耳掃除をしていないので聴こえませんが。
[DVD(邦画)] 4点(2007-05-16 17:53:06)(笑:2票)
2065.  スパイダー 《ネタバレ》 
この手のサスペンスの場合、自分が重要視するのは敵のキャラクター。悪ければ悪いほど、狡猾であればあるほどいい。雰囲気も大事です。本作の犯人の場合、善人の皮を被っていた前半は問題ありません。ところがその正体を観客に明かしてからがいただけない。人質の娘に切れて暴言を吐いたり、銃を乱射したりするのは品がない。それはチンピラのすること。彼女はラスボスの器ではありませんでした。全体的な流れもご都合主義が幅を利かせており、好みではありません。主人公のスキルがあまり活かされてないのももったいない。
[地上波(吹替)] 4点(2007-05-12 02:14:31)(良:1票)
2066.  スパイキッズ
最初から最後まで、これは映画ですよ、フィクションですよと言われているよう。少なくとも登場人物たちには必死(本気)になって欲しいと思う。そうでないと、観ているこっちがバカみたいです。こういうお話ですから、ミラクル連発でも予定調和でも全然構いません。でも目的を達成するための努力の過程なくしてカタルシスは生まれません。続編が出来たくらいだから、本作は好評だったのでしょう。スパイアイテムは確かに魅力的だし、アバンギャルドなキャラクターたちも目を惹く。でもそれは表層の満足感。子供たちには、コレで満足して欲しくないと思います。“胸が躍る”っていう感覚は物語に潜らないと味わえない。
[地上波(吹替)] 4点(2007-04-14 17:37:53)(良:1票)
2067.  B型の彼氏 《ネタバレ》 
タイトルから想像できる、そのまんまの内容。気ままなB型の彼氏に振り回されるA型の彼女のお話。この手のラブコメは、いかに主人公に共感できるか、2人を応援できるかがポイント。でも正直どうでもよかったです。当人同士がそれで良ければイイんじゃないの?って感じでした。主役2人のキャラクターに魅力を感じず、ずっと他人事でした。韓国映画ならではの濃いエピソードもなく、2人の成長という部分もイマイチ。結論的には、”恋愛に血液型なんか関係ないわ”。あと”対等な立場でないと続かないの”て事を言いたかったみたいです(当たり前だけど)。「猟奇的な彼女」の男版を期待したのですが外れでした。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2007-04-10 18:00:38)
2068.  サウンド・オブ・サンダー 《ネタバレ》 
架空の設定にツッコむのは野暮だし、そもそも面白ければそれで良い。タイムトラベルは、そういうジャンル。それが分かっていても言いたくなります。「ありえねえ」と。それくらい本作のロジックはぶっ飛んでいます。”時の波”に”スリングショット”。マジでヤバイ。物語は「風が吹けば桶屋が儲かる」のスケールでかいバージョン。見所は今とは違う進化を遂げた生き物たち。それなりに面白いのですが、もっと種類を見たかったし、どうせならその進化の過程を見せて欲しかった。CGのショボさも手伝ってB級感は相当強いです。ただ、B級の楽しみ方が分かっているならば、結構楽しめると思います。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2007-04-09 18:30:39)
2069.  ガッツ伝説 愛しのピット・ブル 《ネタバレ》 
監督は舞台の演出家。確かに舞台のような雰囲気があります。役者の演技が濃い。ナチュラル演技全盛のおり、演技らしい演技の印象は悪くないです。ただアクションシーンについては、それが悪いほうに出た気がします。気になったのは“記号”の表現。“殴ったふり”で殴ったことにする、ある種の決まりごと。舞台でも映画でも見られますが、映画の方がよりリアリティを演出することが可能です。見せ方に工夫ができる。でも本作では、舞台さながらに記号の表現が幅を利かせており、安っぽく見えました。役者の力量が不足しているのであれば、それをカバーすることも演出の役目だと思います。逆に、“映画的”と感じたのはクライマックス。お祭りの太鼓演奏のシーンでは、カメラワークを駆使しています。でも迫力が伝わってきません。本作はいたって真面目な人情喜劇。タイトルから感じるようなオチャラケ企画ものではありません。ただ脚本が弱く、後半はヨレヨレ。正攻法なだけに、よけいに粗が目立ちました。真面目な制作姿勢を批判するつもりはありませんが、もっとはじけて欲しかったと思います。
[DVD(邦画)] 4点(2007-03-20 18:43:12)
2070.  コブラ
あわよくばシリーズ化を狙ったものと推測します。路線的には『ダーティーハリー』。勧善懲悪系です。法の裁きよりも心の正義を優先させヒーロー像にスタローンは適役です。ドカベンの岩鬼よろしくマッチ棒をくわえるというシンボル作りも(成功しているとは言い難いものの)努力の跡は伺えます。設定はそれなりです。でも脚本がヘロヘロ。悪の秘密結社が敵という設定は、子供向けヒーローもの(仮面ライダーとか)を彷彿とさせますが、レベルはそれを遥かに下回ります。総じてB級感は否めない。スタローン作品はシリーズ化された作品を除いては、こういうのがホントに多い。にもかかわらず観てしまうから不思議です。何だかんだ言いつつ自分、スタローンが好きなんですかね。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2007-03-16 17:58:51)(良:1票)
2071.  乱気流/タービュランス 《ネタバレ》 
一昔前ならパイロット不在という状況だけで、十分にドラマになりました。しかしテクノロジーは進歩し、自動操縦で着陸可能だという。そうなるとドラマの要素を外部に求めざるを得なくなる。苦心の跡は感じられます。ただ、もう少し納得できる展開にして欲しかった。極限状態ゆえ冷静を欠いたにせよ、主人公のプロ意識を欠く行動は目に余ります。戦闘機が旅客機への攻撃を止めた経過もよく分からない。おまけにその戦闘機の神技炸裂で緊張感が途切れます。ああ、何でもアリなんだ。航空パニックものは、どう料理しても満足感を得られる優良な素材だと思うのですが、これはいただけなかったです。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2007-03-15 18:39:55)
2072.  鳶がクルリと 《ネタバレ》 
仕事を請け負ってくれる鳶職人を探す貴奈子。この時彼女はパンツスーツです。でも万策尽きて再び「日本晴れ」を訪れた時はピンクのスカート。おやっ。つまり彼女は、1日の間にパンツ→スカートと着替えています。“フ・エロモン”を強調するため、わざわざ着替えたのでしょう。でも単なる制作上のミスではないかと思えてしまう。このあたりが本作の弱点。“丁寧なものづくり”が感じられれば、自然と良い方へ受け取ったと思います。凝った視覚表現やアイデアは悪くない。でも全てがその場限り。言い方は悪いですが、思いつきのよう。例えば、つみちゃんの身軽さ。結構アピールが強いので最後の大仕事の伏線かと思いきや、結局活かされないまま終了。肩透かしもいいところ。意外とベールに包まれた鳶という仕事。その題材選びはいいと思いますし、興味深い点もありました。でも“伝えたいもの”が何か分からなかった。なお、随分とベタ?な鳶職人像でしたが、関係各位からクレームは無かったのでしょうか。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2007-02-17 18:12:58)
2073.  ナースのお仕事 ザ・ムービー
最大の難点は朝倉いずみが撃たれるシーン。「映画なんだから派手にいこうよ。やっぱり主役が撃たれるってのが定番でしょう。」「でも刑事ドラマじゃないんだから。」「いやいや、病院に犯人が立て篭もるってことにすりゃあ、イケるって。」企画段階の会話が聴こえるようです。映画ならではの特殊性、お祭り要素を持たせたいのは分かります。でも無理矢理感は否めない。能天気コメディもいいですが、まずはドラマありきだと考えます。少なくともテレビシリーズ(とくにファースト)が支持されたのは、基本となるドラマ要素(いずみの成長。先輩ナースとの友情)がしっかりしていたからだと思います。取って付けたようなエピソードは、刺激的であっても作品のバランスを崩すだけです。人気を博した原点のドラマに立ち戻っての、丁寧なものづくりを望みます。
[地上波(邦画)] 4点(2007-02-15 18:19:18)
2074.  テレフォン 《ネタバレ》 
本作の要は、テロ実行の仕組みにあります。ただ、早々にネタバレ。というより最初からネタを隠そうという気がありません。ある意味潔い。でもその後の展開は退屈でした。催眠状態の演技も低調。“受話器を元に戻すことが出来ない”という一様の表現に閉口しました。“テロを行う場所の特定”という謎解き要素はあるものの、真相のしょぼさにガックリ。一気に物語がスケールダウンします。オチの台詞にしても気が利いているようで、単に品を下げているように感じました。アイデアは面白いです。でもアイデアのみに頼ってしまった気がします。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2007-02-10 11:03:55)
2075.  ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ 《ネタバレ》 
本作のポイントは、やはりチャーリー。彼は何者でしょうか。その正体は、お父さんのもうひとつの人格。おそらく妻殺しの罪悪感から逃れるために作り出した。ですからチャーリーは、“人殺しをいとわぬ残虐性”と“元の人格を攻撃する(罪悪感ゆえに罰せられたい)”という性質を併せ持つと考えられます。さらに、娘と遊ぶという行為は、“今まで良い父親ではなかった”という後悔の裏返しと取れます。最終的にチャーリーがエミリーを殺す気があったのかどうかは不明(クローゼットに包丁を突き刺す行為からは、殺意があったと判断も可能)ですが、自分は、殺意は無かったと思いたい。包丁を持ったまま、かくれんぼの続きをしたと。こう考えるとお父さんの最期は結構切ないです。ストーリーはそんなに悪くない。でも演出はテクニカルではありませんでした。“上手く騙された”ではなく“アンフェア”と感じてしまう。真相に衝撃をもたらすには、騙しの過程(つまりチャリー出現時のお父さんの状態)に細心の注意と工夫を施さねばなりません。その部分で全く無策(というか乱暴)だったと思います。伏線らしきもののほとんどが、単に観客を欺くための要素に過ぎず、主軸に絡んでこなかったのも残念。特に隣人の思わせぶりはあんまりです。せめて“チャーリーは亡くなった息子さんの名前だった!”くらいの展開は欲しかったと思います。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2007-01-17 17:54:22)(良:2票)
2076.  天河伝説殺人事件
影を強調した独特の映像、細かな切り替えを使用する手法などは、紛れも無く市川崑監督作品そのもの。演出のテクニック自体は相変わらず魅力的だと思います。ただ、全体的には随分と“雑”だと思いました。「映画」を観ているというよりは、2時間TVサスペンスを観ているような感覚。(ナレーションが石坂浩二なので『渡鬼』風でもあり。)豪華なキャスト故につくりの安っぽさが際立ってしまった気がします。そして最大の謎は、何故「金田一シリーズの世界観」をそのまま引用したのかということ。これはホントに謎です。演出手法が同じですから、金田一シリーズと雰囲気が似通ってしまうのはしょうがないと思います。でも加藤武に「よし!分かった!」と言わせてはアウツ。監督は原作者が横溝正史氏であると本気で勘違いしていたのではないかと、疑いたくなります。犯人を推理するよりこの謎を解くほうが遥かに難解です。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2007-01-09 18:23:30)
2077.  フラバー 《ネタバレ》 
フラバーとは何でしょう。単なる“物”なのか“生物”なのか?音楽に合わせて踊る姿を見ると、とても“物”には感じられません。でも扱いは完全に“物”。違和感ありというか、少し可哀相な気がしました。フラバーの位置づけが曖昧で、魅力的でなかったように思います。フラバーはおろか、主人公以上に魅力的だったのがウィーボ。ディスプレイの映像ギミックも楽しく、ロボットなのに繊細な乙女心を感じさました。いじらしい。“彼女”の恋心を主軸に物語を組み立てたほうが、ずっと面白くなった気がします。全体的には、かなり大味な印象です。ゴルフボールやボーリング球を人の頭に平気でぶつける描写など、子供向け作品として配慮に欠ける部分もありました。コメディとしても、家族向け娯楽作品としても、今一歩であったと思います。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2007-01-06 19:03:55)
2078.  蝋人形の館 《ネタバレ》 
本作の場合、タイトルでネタばれしているので、作品の魅力をオチに頼ることが出来ません。物語の展開で魅せるしかない。監督の力量が問われるところです。しかし残念ながら、粗さが目立ちました。ホラー作品の“典型的な悪いところ”と言ってもいいかもしれません。圧倒的に有利な状況から、いとも簡単に窮地に追い込まれる主人公たち。あまりに不自然です。言い方は変ですが、“納得できる流れで”窮地に追い込まれて欲しかったです。わずかな心配りで可能なことだと思います。また、犯人たちが思った以上に“普通”だったのも残念。それは見た目ではなく、精神的な部分の問題。行動は十分残虐なものでしたが、犯人たちのパーソナリティからその狂気性がイマイチ伝わってこず、常識人に見えてしまいました。常識人相手であれば、恐怖の底は知れてしまいます。“痛み”の描写は良かったと思いますが、“恐怖”という面では物足りなさを感じました。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2007-01-03 20:31:39)(良:1票)
2079.  ツイステッド 《ネタバレ》 
ミスリードあり、どんでん返しありで、つくりは標準的なミステリーだと思います。ただ、あまり出来がいいとは思えませんでした。一番の問題点は皆さんご指摘のとおり、「主人公が犯人では?」と思わせることに失敗していること。“酒を飲んで意識を失う”という状況があまりに不自然でした。せめて極端にアルコールに弱い体質だという設定にする必要がありました。作品のキモとなる仕掛けだけに、もう少し気を配って欲しかったです。また真犯人の動機について。それなりに理解できましたが、何故主人公に正体をばらしたのかが謎。主人公に自分の気持ちを理解してもらえるとでも思ったのでしょうか?ネタばらしは作品のクライマックスです。サプライズが無いのはツライ。主人公のキャラクターも魅力的に感じませんでした。全体的に今一歩の印象です。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2006-12-28 19:23:13)
2080.  明日があるさ THE MOVIE 《ネタバレ》 
日々仕事に追われ、子供の頃に抱いた「夢」を忘れてしまった大人。もう一度「夢」を見てみようよ、というお話。でもどうなんでしょう。大人が本作を観て感動できるのでしょうか?私たちの仕事もいわば毎日ロケットを飛ばしているようなものです。製品やサービス、業績という名のロケット。でもそれが高く飛ぶとは限りません。思ったほど飛ばなかったり、思わぬ方向へ飛んだり、エンジンに点火できないこともある。でもまっすぐ高く飛ばそうと真摯にロケットを作り続ける。それが仕事です。本来の仕事をないがしろにして作ったロケットが高く飛んでも、そこに爽快感があるのでしょうか。むしろギバちゃんの「仕事の中に夢を見つけろ」という台詞のほうが胸にきました。もっとお笑い色を強くし、ハチャメチャな展開の中で飛ぶロケットならば、それもいいでしょう。でも本作はリアル路線の作品。「映画だからスケールでっかく、最後にロケットでも打ち上げるか」というノリ、「夢を忘れないで」という美しいテーマだけでは感動は生まれません。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2006-11-02 18:02:17)
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