201. ブラック・シティ
プロローグのアンソニー・ウォン、ラウ・チンワン、フランシス・ンの3人が揃ってるところはもう何か起こる予感に満ち満ちている。ここがハイライト、つまりおもしろかったのはそこまで。本編はいかにもバリー・ウォン的なツボを得ない巧みさが発揮されたエンターテイメント。踊る大走査線とか好きな人にはおすすめできる。 [DVD(字幕)] 5点(2011-07-26 22:01:39) |
202. コクリコ坂から
上っ面だけなでたような毒にも薬にもならないペラペラで散漫で退屈な話。ツンデレ親子プロレスの果てに作られた父親と大人達賛歌。巻き込まれた観客が?なのも当然でしょ。好意的にとると、これで禊は済んだ、次はやれるよな吾朗!といった所。まあ本作には期待は無用ってことで。 [映画館(邦画)] 2点(2011-07-25 02:17:05)(良:2票) |
203. 借りぐらしのアリエッティ
《ネタバレ》 客観的に観ると翔君は寂しがりやで夢見がちなロマンチストでナルシストでおバカだ。おバカの純粋さと優しさは悲しいかな傲慢さと残酷さを孕む。そんな翔君に世の男たちが透けて見えるラストの別れの際の言葉は秀逸。今生の別れに涙するアリエッティは実に現実的なのに対して、翔君はまたロマンチック風なことを言うのである。この人ズレてます。これは正に男と女のズレではないかと考えるとすごく笑えるシーンだった。自戒の念もこめて。 [DVD(邦画)] 5点(2011-07-25 00:06:25) |
204. ヒロイック・デュオ 英雄捜査線
説明できないことはすべて愛の力として納得するべし。ありがちな展開でも好演で惹きつけられるし、アクションシーンも工夫がある。小品ながらまずまず。 [DVD(字幕)] 5点(2011-07-22 19:38:48) |
205. インビジブル・ターゲット
とりあえず高いところから飛べばいいか~、とりあえず爆発させとけばいいか~という潔さには好感がもてる。ジャッキーの息子はなかなかおいしい役どころ。 [DVD(吹替)] 6点(2011-07-22 19:37:40) |
206. 傷だらけの男たち
《ネタバレ》 造りこまれた映像はさすがのインファナル組。さながら香港版ロンググッドバイといった風情で、弱々しいラストもよく似ている。が、そこでエンドでなく、グッドバイを言わせないような演出が◎哀しみを越えて人生は続いていく。 [DVD(字幕)] 7点(2011-07-22 17:11:55) |
207. ザ・ミッション 非情の掟
《ネタバレ》 てんでばらばらな男達が一仕事終えた頃には、最高の仲間になってる。単純な話やりたかったのは残り10分のやりとりだったわけだが、静と動の抜き差しとラストに向かう緊張感は素晴らしく、妙に耳につくチープな音楽にすらニヤリとさせられる。 [DVD(字幕)] 8点(2011-07-21 05:20:19) |
208. 爆裂都市(2004)
《ネタバレ》 だよね、国際テロチームだもんね、言葉の壁なんて存在しないよね! [DVD(字幕)] 2点(2011-07-19 21:09:15) |
209. 狼/男たちの挽歌・最終章
二丁拳銃、鳩に教会、べとつく熱い絆、ストップモーション、スーツは白が良い、血が目立つから。壁も、以下同文。ウー的ノワールメソッドの完成形といえると思う。紛らわしい邦題だけど、英雄本色シリーズではない。もちろん遜色ない。 [DVD(吹替)] 7点(2011-07-18 00:38:46) |
210. 海がきこえる<TVM>
《ネタバレ》 初見は小学生の頃、それから高校の時、大学の時と何度か見返してきたが、歳をとるごとに共感する所が変わる。今は同窓会の後アーケードを歩いていき高知城を見上げるシーンがぐっとくる。旧友と郷里へのノスタルジー。見えているのは原風景、そこではきっと海がきこえている。お盆には帰ってみませんか?逢いたい人、いると思います [地上波(邦画)] 7点(2011-07-18 00:28:44)(良:1票) |
211. 男たちの挽歌
チョウユンファという劇団ひとり似の男、彼のベトつく熱さ、キモさ、格好良さがこの映画の成分の98%を占める。 [DVD(吹替)] 8点(2011-07-11 12:03:47) |
212. アニー・ホール
《ネタバレ》 感傷的な気分になるラスト。誰しもが重ね合わせて過去の恋人のことを想うのではないでしょうか。 [DVD(字幕)] 5点(2011-07-10 11:10:52) |
213. バッファロー'66
もうまるまるヴィンセントギャロ。ギャロ的オシャレ、ギャロ的アート、ギャロ的かっこよさ、ギャロギャロギャロギャロギャロギャロギャロギャロギャロギャロギャロギャロギャロギャロギャロ。ゲシュタルト崩壊。 [DVD(字幕)] 3点(2011-07-10 11:06:05)(笑:1票) |
214. 駅馬車(1939)
駅馬車の中の詰め込まれた乗客たちそのままに濃縮された人間模様、アパッチ襲撃の迫力、疾走感、胸のすくラストシーンまで70年以上経ても、失うことなき輝きにすげーすげーと感嘆するしかない。タフでラフ、そして粋だ。 [DVD(字幕)] 9点(2011-07-09 12:04:56) |
215. 渇き(2009)
《ネタバレ》 ヴァンパイアなんてファンタジーな話を、欲望という渇きを生々しく描きながら、スプッラターコメディとして魅せるっていう、これはまたとんでもない物を観てしまった!満ち壊れていくほどに美しくなるテジュが怖いけどかわいい。 [DVD(字幕)] 9点(2011-07-08 11:34:40) |
216. ANA+OTTO/アナとオットー
アナとオットー、それぞれの視点で紡がれる偶然の物語は、まるで白夜にみる白昼夢の様。スペイン映画とは思えない、白樺が鳴るようなシュールな冷たさと趣向を凝らした演出、これは掘り出しもんの一品。 [DVD(字幕)] 8点(2011-07-08 11:07:02) |
217. 恋人たちの予感
こと恋愛映画というものはどれだけ共感できるかというのは非常に重要な要素だと思う。今の自分にとってはこれは自分の映画だと感じる。 [DVD(字幕)] 9点(2011-07-08 04:17:48) |
218. アゲイン/明日への誓い
《ネタバレ》 ファム・ファタールっていうの?いらねえそんなもの。このシリーズに期待するのは、べとつくほどの熱さだ。ホモソーシャル的な絆と死を決意した行進だ。漢の漢による漢のための物語だ。女は蚊帳の外なの。はい、やり直し! [DVD(吹替)] 4点(2011-07-07 11:36:00) |
219. フローズン・リバー
《ネタバレ》 究極的には愛、だろうか。問題が解決したわけではない、それでも優しい愛情に包まれる。曇った寒空に光が差す。それは力強く、暖かい。 [DVD(字幕)] 6点(2011-07-06 00:22:40) |
220. ボルト
ウィットに富んだアクションシーンは楽しかった [DVD(吹替)] 5点(2011-07-05 20:15:07) |