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Nbu2さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 344
性別 男性
自己紹介 「昔は良かった」という懐古主義ではなく
「良い映画は時代を超越する」事を伝えたく、
 昔の映画を中心にレビューを書いてます。

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221.  太陽がいっぱい 《ネタバレ》 
P・ハイスミスの原作のテーマが「自己の喪失」であるのでどちらかといえばリメイク版の「リプリー」の方が原作に近いしマット・デイモンの方が「才人トム・リプレイ」なのだろうと思う。だが作品を流れるそこはかとない哀愁(ニーノ・ロータのメロディ!)そして主演のドロンの名演によってこの作品はサスペンス映画のエバーグリーンとなった。はっきり言ってドロンは好きな俳優ではないのだがここではその「下種な」雰囲気が見事に「背伸びをした成り上がり感」をかもし出していて絶品。ここではヒロイン、マリー・ラフォレはおまけ。モーリス・ロネの方がよっぽど不思議な色気を出している。ヌーヴェル・バーグの若手監督達にさんざん虚仮にされたルネ・クレマンの怒りの一本!
[映画館(字幕)] 9点(2008-01-27 21:34:50)
222.  黄金の馬車
日本初公開の時にスクリーンで見てから何年かぶりに再見。一人の女性としての幸せを求めていたカミーラにとって「黄金の馬車」はそんな夢をかなえてくれた象徴だったのでしょう。だが夢は潰え、彼女は女優として舞台の幕下へと下がっていく。余韻の残る、素晴らしいラストシーンです。この映画もルノワールの「包み込むような」世界を堪能できる一本。
[映画館(字幕)] 9点(2008-01-27 19:54:02)
223.  人生劇場 飛車角と吉良常
三島由紀夫も著書で述べているが役者鶴田浩二の最高傑作は多分「博打打ち・総長賭博」かこれ。彼は邦画史上最高の「全身耐え忍ぶ役者・男」であった。そして情念・愛情・義理・人情等人間の胸に秘めた「思い」を描き出すのに長けた名監督・内田吐夢との作品なんだからそのエネルギーが観客に響かないわけがない。出演者の豪華さもある意味「お決まりの」東映仁侠映画には珍しい。そして殺陣の凄まじさ。任侠映画初心者には私もこの映画か「緋牡丹博徒・花札勝負/お竜参上」を進めています。
[映画館(邦画)] 8点(2008-01-05 08:27:31)(良:1票)
224.  ジュニア・ボナー/華麗なる挑戦
サム・ペキンパーのスローモーション描写が一番効果的に使われているのは「ワイルドバンチ」でも「ゲッタウェイ」でもない、この映画。とくにベン・ジョンソンのロデオシーン。柵を飛び出す瞬間~跳ね回る牛の躍動感、長いようで短い一瞬を完璧に捉えている。愚直で世渡り下手な男を演じるのも上手いマックイーン。
[ビデオ(字幕)] 8点(2008-01-02 13:44:57)
225.  エイリアン 《ネタバレ》 
私はこの映画、「セックスとジェンダー」という体と精神両面から男性に虐げられる女性の深層恐怖を「異性人=エイリアン」で表現した作品と認識しています。他の方も述べられているのですが成長したエイリアンはまさしく男性器のメタファー、卵という媒体を通じて生まれたチェストバスターは望まれない妊娠=レイプへの恐怖を表しているようにしか思えません。そして平凡パンチを口の中に押し付け殺人をもくろむアンドロイド、これなんかはあまりにも露骨な男尊女卑主義者の典型でしょう。マザーコンピューターは「おふくろさん」にも関わらずやることはパワハラ、この皮肉。リプリーが一人になってからこの映画は素晴らしい展開を見せていますがそれは彼女が対するのはエイリアンだけではない、パワハラやセクハラといった人の心の奥底に潜む暗い、「目に見えないもの」への反抗・戦いだからこそ。もう一つ、最後に彼女が振り絞って歌う「君は僕の幸運の星」~「雨に唄えば」だよ!このセンスに脱帽。こういった世界観を生み出せるか単なる勢いかが監督スコットとキャメロンの違いであり、この作品は監督スコットの最高傑作。
[映画館(字幕)] 9点(2007-12-31 20:25:35)(良:3票)
226.  エイリアン2
活劇としては面白いんですよ、これは。私も日劇のスクリーンでパワーローダー上のリプリーが叫ぶ「Get Away From Her You, Bitch!」それに呼応するクイーンエイリアンを見た時はボルテージ上がりっぱなしだったし。ただ傑作「エイリアン」の続編として考えると監督リドリー・スコットとキャメロンの資質の違いが現れるようでキツイ。リプリーが単なる「女傑」になってしまっている。作品を貫いているように見える「母対母」のテーマは単に監督キャメロンの大好きな「強い女性」を描き出す為の取ってつけにしか感じられない。この映画ももう製作20年かぁ…。
[映画館(字幕)] 7点(2007-12-31 19:54:29)
227.  直撃!地獄拳 《ネタバレ》 
いい意味でもこちらの予想を裏切り続ける突っ込みどころ満載の快作として、面白い。(特にサニーの死闘と佐藤の運転をカッティングさせるところや、力也との「綱引き」)そして倉田保昭大先生に対してのあの扱い!「先輩!~」は反則でしょ。もちろん「二枚目半」サニーの魅力もあるがやはり石井輝男のエログロワールドにはまりっぱなし。なぜそこで女の裸やねん、っていいよな、輝男の映画だもの!
[DVD(邦画)] 6点(2007-12-23 17:13:32)(笑:1票)
228.  バーディ
ピーター・ガブリエルの音楽、リッチー・バレンスの「ラ・バンバ」のリズムとマシュー・モディーンの瞳そしてラストでこの映画は80年代青春映画のエバーグリーンとなった。ニコラス・ケイジお疲れさま、髪の毛も薄くなら~な。(違うって) ニコラスが叫ぶ「He is fuck'in Stupid of my life!」は青春時代の私にとってのベスト映画台詞に確実に入る。
[ビデオ(字幕)] 7点(2007-12-22 23:07:15)
229.  教授と美女
ロマンティック・コメディの方式・【自分の魅力をわかっていない、初心な(美)男+世渡りに長けた、でも自分の事となるとからきし駄目な(美)女】×人の良い野次馬とありえないシチュエーション=恋。ゲーリー・クーパーも良いけどやっぱりこれはスタンウィックでしょう。
[ビデオ(字幕)] 8点(2007-12-22 22:03:53)
230.  大地の子守歌 《ネタバレ》 
これは監督増村最後の名作でしょう。13歳の少女が一緒に暮らしていた祖母の死を境に無理やり売春宿に連れて行かれその過酷な労働の結果盲目になる。そんな悲惨な境遇にもかかわらず彼女は必死で生きていく。極端な事を言えば彼はこれで燃え尽き、後はこの映画の搾りかすのような作品(TVシリーズや映画)の演出・脚本をし続けて人生に幕を閉じたと考えています。同年「青春の殺人者」で強烈な印象を残したヒロイン原田美枝子に対してとことん過酷な事を強いておきながらそこから生まれる強靭な「芯」を持つ女性の美しさを引き出してみせた、これは昔若尾文子(様)や渥美マリに対して行った演出行為と変わりません。演出等にくどさも感じられますがラストに至るまで見ごたえは充分。DVD、まだ出ませんねぇ。「でんきくらげ」「しびれくらげ」は出るみたいですが。
[ビデオ(邦画)] 8点(2007-12-09 21:11:25)
231.  ダイナマイトどんどん
男は傍から見て実にくだらない事でも何故だか力を込めて突き進むもの。男には女性以上にメルヘンな部分があること。時に童心を発散しないと駄目な事。確かにだれるっちゃぁ、だれるが良いではないか。喜八映画の「男」ってなぁどうしてこうもワクワクさせるのだろうか。ニンキョー!
[映画館(邦画)] 6点(2007-12-06 21:48:19)
232.  影の軍隊(1969) 《ネタバレ》 
仏暗黒街映画の名匠、メルヴィルの名作。第二次大戦下の対独レジスタンスの日々を描いたこの作品、下の方も書かれているが戦争映画のスパイ物のような痛快な場面はまったくなく重く、暗い場面の連続。裏切り者を処分するのにガタブルな暗殺者。へこむレジスタンス。ただ戦火の中で生きていかねばならない彼らの行動にはちゃんとした筋があり、それを映し出す映像表現はやはりフランス映画、これが良いのだ。
[映画館(字幕)] 8点(2007-11-24 23:46:01)
233.  肉弾(1968) 《ネタバレ》 
喜八映画が大好きだ。その魅力は何か、と問われれば「わくわく感/男の童心回帰」と「重苦しさ/体制への鬱屈・反抗心」その二面性がごっちゃになっている処を挙げよう。彼の映画はまるで子供がお気に入りの玩具を使って遊んでいるような軽やかさがある。そしてその反面そんな童心が抑えられて悶々としている重さもあるのだ。青春期を戦争による徴兵で過ごした彼は歪んだ価値観を大人に押し付けられどんな想いを過ごして来たか、詳しくは分らないけどその節々は感じられる。この映画はその「鬱屈たる想い」が溢れた彼の最高傑作。普通の人々が巻き込まれる「戦争」の馬鹿馬鹿しさを彼なりのユーモアで包み込んだ喜悲劇というべきか。あと役者。思春期を迎えた青年少女の雰囲気を見事にだした「あいつ」寺田農(ムスカだけじゃないぞ、ムスカだけじゃ)・大谷直子共に好演。
[映画館(邦画)] 8点(2007-11-24 23:40:55)(良:1票)
234.  無法松の一生(1943)
後年の三船+高峰阪は邦画のリメイクとしては相当よく出来たものと考えているくらいなのだが、それでも検閲によって中途半端になったオリジナルを愛すのはやはり物語を流れる雰囲気が素晴らしいから。宮川一夫のカメラ。監督稲垣の造形。まさにスクリーンの花、園井恵子。誰が欠けてもこうもいかなかっただろうけどやはり阪妻。粗野な行動と繊細な感情、力溢れた肉体に心優しい精神、そしてあふれ出す想いとそれを胸にしまい込む態度。相反する要素を持つキャラクターを「哀愁溢れる」姿態で見事に創り上げた、これが阪妻の名優たる由縁でしょう。阪妻、彼は男の持つ「哀愁」で映画ファンの心を鷲掴みにしたのでありました。邦画界における「心優しい、愛すべき乱暴者」の原点。
[映画館(邦画)] 10点(2007-11-10 10:32:49)(良:2票)
235.  JAWS/ジョーズ 《ネタバレ》 
メイキングを見て鮫のハリボテに愕然とした。これは若きスピルバーグの才能が成し得た奇跡でしょ。特に鮫が姿を現さない前半部分、被害に右往左往する人々を丁寧に描き出している点が非常に良い。JWの音楽もさる事ながら今だったら2時間半とか3時間にしてしまう内容をうまくまとめた点も褒めるべき(ジョン・ミリアスの追加した船長クイントのエピソードは白眉)。「続編を作って儲ける」という流れが映画業界で始まったきっかけでもありますね。あ、あとこれ日本語吹き替え版で見るのもOK。「船が小さすぎる」キター!
[地上波(吹替)] 9点(2007-10-28 19:36:42)
236.  昼下りの決斗 《ネタバレ》 
お決まりのスローモーションはないけれど初劇場用映画監督作品のこの映画からペキンパーらしさが溢れています。ただ西部劇衰退時に「男の世界」を撮り続けた彼の苦労は既にデビュー時から始まっていた、と考えると(西部劇スターの引退作ですからね)気分は複雑。若者に人生を託し崩れてゆく老ヒーロー。
[ビデオ(字幕)] 8点(2007-09-27 10:02:36)
237.  幕末太陽傳 《ネタバレ》 
居残り佐平次=立川談志/6代目円生か5代目志ん生。品川心中=6代目円生/5代目志ん生。三枚起請=5代目志ん生。明烏=8代目文楽か3代目志ん朝。芝浜=3代目三木助。船徳=8代目文楽。大工調べ=6代目円生/5代目小さん、10代目小三治。文七元結=6代目円生/3代目志ん朝。お見立て=3代目志ん朝。を前もって聞いてみるとより楽しめる、かな?あと映画館で見るのも良いけど副音声の付いたコレクターズエディションで見るのもグッド。愛蔵版のDVDとしてここまでやってくれると嬉しい。邦画史上最高のエピローグの一本として(たとえ監督川島の意図通りでなかったとしても)私自身の記憶に残る日本コメディ映画の頂点。
[映画館(邦画)] 9点(2007-09-17 08:42:37)(笑:1票)
238.  裸の銃を持つ男 《ネタバレ》 
OJいろんな意味でお疲れ様。そして「アカデミー助演男優賞俳優」という肩書きを鼻で笑うかの様な存在感を見せ付けるG・ケネディ、あなた漢だよ。そしてレスリー・ニールセン。「ポセイドン・アドベンチャー」を先日見直して船長役で出ていたあなたがこうなった事に良い年のとり方を感じたよ。あともう一つ。「浜辺でラリアット」自分もぜひやりたいよ。馬鹿馬鹿しさが良い。
[映画館(字幕)] 5点(2007-09-15 13:25:32)
239.  生きる 《ネタバレ》 
この映画に関しては語りつくせぬほど個人的な想いが溢れてたまらない。自分の人生をいかにして生きてゆくのかを黒澤明が教えてくれた。何でも良い、自分自身が後々後悔する事があってもその目標に向かって進む勇気。そして日常のささやかな幸せを忘れずに感謝の念を想い生きてゆく事。生ける者に対して必ず訪れる「死」に対しての心構えやその行動。下手な文学を100冊も読む必要はない、この映画を見れば十分だ。魅力的な配役・素晴らしい脚本・映像効果もさることながらやはり役者志村の映画の神が舞い降りたような奇跡の名演。(トム・ハンクスや幸四郎にはできるわきゃぁない!)この映画によって今を「生きる」人間がどれだけ励まされ、頑張っているか。感謝の念でいっぱいだ。今日も異国の空の下夕焼けを見て心に残る感動をかみ締めよう。そしてこの名作をより多くの映画ファンが見て何でも良い、心に何かを残して欲しい。この映画に関わる全ての人々に、本当に有難う。
[映画館(邦画)] 10点(2007-09-14 17:26:53)(良:1票)
240.  隠し砦の三悪人
言いたい事は多々ありますが、この後2~3本の映画に出演しただけで「自分には才能がない」と引退した上原美佐にこの点数をささげます。あなたはまさに(アストロ球団ではないですが)「一映画完全燃焼」の人でした。演技を越えた存在感。
[映画館(邦画)] 7点(2007-09-09 16:45:34)
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