221. 大江戸五人男
豪華キャストで見応え十分の内容だが、テンポはそれほど良いとは思えない。 又、時代劇につきものの、聞き取りにくい会話の数々。 それが災いして、どうも話が解りづらい。 [ビデオ(邦画)] 6点(2008-05-12 00:02:42) |
222. 日本の悲劇(1953)
《ネタバレ》 悲劇というより、世の殺伐たるを嘆いてる様かの内容。 他人を信じようとはせず、自分の殻に閉じこもる。 そんな世界観が作品内を支配していて、どうも好きになれない。 [DVD(邦画)] 6点(2008-05-06 12:13:34) |
223. ヘッドライト
《ネタバレ》 要するに不倫の話。 個人的には嫌いなテーマだ。 しかし、雰囲気作りがとても良い。 長距離トラック運転手の寂寥感と退廃的な雰囲気が哀しく、そして巧く描かれていて見事。 最後、トラックは道に迷い、田舎の袋小路に停車する。 そこでは妊娠中絶で瀕死の女性がトラックに乗っており、ジャン・ギャバンはふらふらと家の灯りを頼りに、救急車を呼ぼうと農家に向かう。 この時の何たる侘しさよ。 絶望感に包まれながら、ジャン・ギャバンは深い夜霧の中を彷徨い歩く。 こういった雰囲気作りはフランス映画特有の魅力が感じられたが、「不倫=破滅」という、どうにもならないテーマが個人的には合わなかった。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-04-25 22:50:13) |
224. 赤い風船
例えれば、「少年と赤い風船のプチ・ロードムーヴィ」か。 何とも切ないお話である。 30分ちょっとの間に雄弁に語られる少年と赤い風船の物語。 時に哀しく、時にユーモラスに。 テクニカラーの独特なカラー映像、街に映える風船の鮮やかな赤。 いかにも映画といった映画で、音楽と映像、そしてストーリーが、赤い風船の摩訶不思議な動きと相まって、不思議な感動を呼び起こす。 メルヘンな雰囲気が好きな人なら気に入るはず。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-01-30 22:44:05) |
225. かげろう笠
“CS・衛星”として初レビュー! 万歳!! やっと、CSで本作の様な貴重な邦画を観ることができた。 それが、まず嬉しい。 香川京子を目当てで本作を鑑賞。 とても静かな女性を演じており、香川京子の可憐な魅力には欠ける作品である。 逆に長谷川一夫は、なかなかの男気を見せていて良かった。 今まではナヨナヨした女形のイメージが強く、あまり好きな俳優ではなかったが、本作でそのイメージが消え去った。 長谷川一夫という役者は、どんな役柄でもこなせる役者なんだと感心した。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-01-21 21:09:38) |
226. フレンチ・カンカン
《ネタバレ》 すごい躍動感! 画面が踊り出すかの様だ。 ラストの怒濤の盛り上がり。 特に「運動会のマーチ」がかかり始めた時には鳥肌が立った。 ミュージカルは苦手だったが、本作は全く苦にならなかった。 ただし、ジャン・ギャバンは役柄に合ってない。 ミスキャスト。 最後、「女性よりも仕事を優先する」みたいな発言をするところで、少し悪い男風に。 これでこそ、ジャン・ギャバン。 やはり彼には悪い男がよく似合う。 これでジャン・ルノワールは6本目。 まだまだ観てみたい監督だ。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-01-06 16:27:46) |
227. 雪之丞変化(1959)
長谷川一夫の『雪之丞変化』は2本とも観たが、本作“マキノ版”の方が良かった。 やはり、長谷川一夫より大川橋蔵の方がかっこよい。 [ビデオ(邦画)] 6点(2007-11-17 11:41:09) |
228. 稲妻(1952)
なるほど、あの稲妻はそんなきかっけを示唆していたんですね、青観さん。 まだまだ映画を観る力が足りないようです。 それにしても、あまりに香川京子の出番が少ないのが残念で仕方ないです。 [DVD(邦画)] 6点(2007-11-15 20:59:28) |
229. 噂の女
久しぶりの溝口作品! それだけで既にワクワク。 オープニングも溝口作品らしく素敵。 しかしながら、内容的には突出したものは感じられず、少し不満あり。 溝口監督らしさは十分に出ていたと思うが、この不足感はいかんともし難い。 これで現存する溝口作品の全制覇まで、あと7作品となってしまった・・・ あー、寂しい。 [DVD(邦画)] 6点(2007-11-12 00:07:51) |
230. 白い酋長
初期のフェリーニ作品には傑作が多い。 というより、ほとんどが傑作だ。 本作もフェリーニの初期作品なのだが、珍しく凡作。 しかし、つまらないわけではない。 少なくとも、フェリーニ晩年のくどすぎる作品群よりは楽しめると思う。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-11-01 20:25:44) |
231. 河(1951)
ジャン・ルノワールの代表作をやっと鑑賞できた。 インドが舞台だが、とても美しく撮られている。 ストーリーの本筋は、少女が大人になっていく過程における喜びと苦しみだ。 子猫から雌猫(本作からの引用)へ、さなぎから蝶へ、美しく立派な女性になる上での、心の葛藤を描いた本作。 恋というものへの「憧れ」が「現実」となってしまった時の喪失感も巧く表現されていた。 娯楽性は低いが、何とも心にしみいる作品であった。 [DVD(字幕)] 6点(2007-10-20 10:27:09) |
232. 麦秋(1951)
小津作品ならではの、登場人物同士の妙な掛け合いがいいですよね。 あれだけで楽しくなっちゃいます。 [DVD(邦画)] 6点(2007-10-15 20:00:16) |
233. 無法松の一生(1958)
バンツマの方を早く観て比較してみたい! [ビデオ(邦画)] 6点(2007-10-15 11:56:05) |
234. 白夜(1957)
普通、「いかにもセットっぽい」と言うとマイナスの意味だと思うが、本作については違う。 「いかにもセットっぽい」からこそ独特の雰囲気が出ている。 モノクロ映像と相まって、オリジナリティの高い作品に仕上がっていて見事。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-14 17:45:19) |
235. 東京物語
小津作品としては代表作と呼ばれる本作ですが、個人的には一番だと思っていません。 [DVD(邦画)] 6点(2007-10-13 15:29:28) |
236. 第七の封印
話はつまらないのですが、イングマール・ベルイマンにしか出せない唯一無二の映像には、ただただ感嘆するしかないですね。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-13 10:39:01) |
237. 情婦
展開自体はものすごいので楽しめますが、そこまで良いとは思えませんでした。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-13 10:15:49) |
238. 悪魔のような女(1955)
確かに最後のトリックはびっくりしました。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-12 16:38:13) |
239. ライムライト
モノクロのチャップリンしか知らなかったので、本作のチャップリンにギャップを感じた。 [DVD(字幕)] 6点(2007-10-12 00:15:36) |
240. 野菊の如き君なりき(1955)
ベタではありますが、さすがに名作と謳われるだけあって、最後は泣かせます。 [ビデオ(邦画)] 6点(2007-09-21 08:18:33) |