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コメント数 1963
性別 男性

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261.  軽蔑(1963) 《ネタバレ》 
ポールとカミーユの二人がベッドに横たわりながら話をしている。カミーユが私のどこが好き?この何とも異様な会話、そこには言葉なんかでは言い表せないものがあるように見える。あのカミーユ(ブリジット・バルドー)の後ろ姿、悩ましいお尻に眼が釘付けになってしまう。あれほどまでに愛しあっていた二人が何かのきっかけで女の方から男に対して「もう、愛してない」というようなことを言う。(態度ばかり見せる)男は何故か解らずにその理由を知ろうとし、何故なのかとその理由を問う。それもしつこいほどに聞こうとする。それが女にとっては男の嫌な部分、それこそこの映画のタイトルにもなっている「軽蔑」を意味しているように、あの青い海をはじめとする映像が全てを語っているようである。それにしてもこの映画のブリジット・バルドーのお尻、お尻、最後までお尻が頭から離れない。何だかこんなアホなことを書いてると、それこそ私自身が「軽蔑」それそうだ。
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-08-13 10:27:58)
262.  網走番外地(1965) 《ネタバレ》 
高倉健さんの裸踊り、いやはや、こんなお茶目な健さん、なかなか見れません。自分、不器用ですからと言ってる健さんの姿からは想像出来ない姿が新鮮であり、微笑ましい。監督が石井輝男監督てことからなのかな?他の作品、特に私にとっての健さん、高倉健という俳優は任侠映画での口数の少なく物静かな健さんてイメージからしたらあの裸踊りはあれが本当に健さんなのか?と思ってしまいます。作品としての出来や素晴らしさ、高倉健という男が惚れる男の中の男ぷりなどではもっともっと素晴らしい作品があると思うが色んな意味でこれまた違った俳優高倉健という1人の男を見せて貰えたという意味では見て良かったそう思える作品です。 
[ビデオ(邦画)] 7点(2009-08-02 22:46:27)
263.  女の勲章 《ネタバレ》 
何とも言いようのない。救いようのないドロドロした女と女の戦い、四人の女に絡んでくる男、田宮二郎の嫌らしさ、この欲に埋もれた男と女の欲の塊のようなドラマが展開される。どこまでも嫌らしい田宮二郎、そんな田宮二郎の前に利用して、女としての勲章を得ようとするものの、逆に利用される女達、女の弱みに付け込む男の嫌らしい部分を描き、女のしたたかさも同時に描く。上手い映画作りになっていてどんどん話に引き込まれていくパワーがこの映画にはある。ただあの音楽、あまりにも不気味で何とかならないのか?女四人の中では中村玉緒が一番の好演、彼女だけが田宮二郎の罠にははまらず、救われている。若尾文子目当てに見てしまう私としては、若尾文子の画き方が何とも中途半端で残念でした。ただ、映画的には見応えたっぷりな人間の欲望をこれでもかというぐらいに見せ付けられていて怖く、そして、やはり豪華なキャストによる人間ドラマとしても観ることが出来た。最後に何だかキャストを見て川島雄三監督の「しとやかな獣」を思い出さずにはいられない。しかも脚本も同じ新藤兼人だしね。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2009-07-23 20:18:44)
264.  三人の女性への招待状
これは前半はコメディ路線で行くのかと思わせておいて、終盤はミステリー調で展開していく。三人の女性への招待状とあるようにそれぞれの女性宛てに男から出した手紙から段々と話が進むに連れて男の嫌らしさと女の怖さ、したたかさが浮きざりになってく。遺産問題から男と男の騙しあい、女同士の駆け引きと騙されてた女が騙されてと解ってからの態度のその怖さが描かれていてどんどん話に引き込まれていく。その語り口の上手さは流石脚本家出身の監督だけのことはある。ただ、ラストの展開がいまひとつ好きじゃないのでその点についてはマイナスもこれまた男と女のそれぞれの醜い部分をきちんと描いて楽しむことが出来た。
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-07-20 11:26:18)
265.  眠狂四郎 炎情剣 《ネタバレ》 
冒頭で助太刀を!と頼まれ、助けてあげた女(中村玉緒)との約束は絶対に守ってもらおうとばかりに「約束は果たしていただこう。。女を犯すことはなれてる。」て、おい!おい!なんていう男なんだ?この狂四郎の放つ台詞のギザなこと。また、男と女への態度の違いについても容赦なし、一度買わした約束は何が何でも守ってもらう。その為ならどんな手段を使ってでも守らせる。狂四郎という男こそ、今の世の中、直ぐに約束を破るような駄目な連中が多いこの今の世の中に必要な人物ではないだろうか!ラスト、助けた女、中村玉緒を同じ畦道にて斬る。ここに狂四郎という男の残酷さがあるように感じた。そんな場面を映すことにより余計、男と女の違いのようなものを見せつけることへの三隅研次監督のこだわりと上手さが見てとれる。
[ビデオ(邦画)] 7点(2009-07-13 19:37:31)
266.  世にも怪奇な物語
これは本当に怖い。人間の怖さ、内面的な怖さ、何を考えているのかさえ解らないその怪しい雰囲気、1話、1話それぞれが回を増すことにどんどん恐ろしくなる。第1話のジェーン・フォンダの異常なまでの美しさ、好きな男が目の前で別の女といちゃついてる時の嫉妬深い女の目付きには女にしか出せない色気と怖さの両方を見ることが出来て、いやはや、怖い。怖い。そして、とにかく美しい。第2話のアラン・ドロンの冷酷さもそれに耐える女、ブリジット・バルドーの演技、第3話のこの話、フェリーニて監督の凄さ、画面全体を支配するまるで何かに取り付かれたかのような不気味さ、とにかく全てが不気味であり、タイトル通りの怪奇な世界を上手く表現していると思いました。
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-07-11 10:42:10)
267.  なみだ川 《ネタバレ》 
山本周五郎原作の話らしく人情味溢れるなかなかの作品になっている。妹思いの心優しき姉と妹の姉妹の物語に重点が置かれている。いかにも山本周五郎が書きそうな題材である。藤村志保って今まであまり目立たない感じの役柄しか知らない。見たことがなかった中でのこの姉の優しさと駄目な兄を持つことの苦しさ、好きな男とそうでない男に対しての心の揺れ具合を演じていてとても印象的である。後半の泣かせてやろうとばかりの演出や言葉というかことわざと言う方が正しいような気がするけどを間違えてばかりのあれは笑わせようという狙いなのか知らないけど、ちょっとしつこい。しつこすぎるのが難点ではあるが、三隅研次監督らしい美しさ映像美、ラストのひまわりの美しさなどなかなかの出来栄えではある。ところでやっぱり安部徹はここでも悪い奴だなあ!
[ビデオ(邦画)] 7点(2009-06-24 20:08:39)
268.  ひき逃げ 《ネタバレ》 
怖い。女の恐ろしさ、矛盾している社会に対する思い、その両方が何とも恐ろしく描かれている。成瀬映画としては異色の作品である。成瀬映画において、人が死ぬ場面をここまでリアルにそして、直接的に見せるのは私は初めて見たような気がする。高峰秀子の息子が自動車に跳ねられる場面、今までの成瀬監督ならばあの場面は描かずに省略しているはずが、今作はその場面を見せている。他の成瀬映画とは明らかに違う。そして、この映画、二人の女、被害者の高峰秀子と加害者の司葉子、この二人が一緒にいる場面の恐ろしさ、子供を殺された恨みを果すべく家政婦として忍び込む女、高峰秀子、何度と出てくる電話の場面、司葉子の怯える姿とそれを見ている高峰秀子の眼差しに、女の怖さ、男には出させない女だけにしか出せない怖さ、恐ろしい部分を全て見せつけるこの容赦なしの演出などは成瀬映画を見ていながら何だか増村映画でも見ているかのような錯覚に陥る。小沢栄太郎のあの憎たらしい奴ぶり、自分のことしか考えてないような奴ぶり、こういう憎い男の本性を演じると本当に憎たらしいほど上手さを感じてしまう俳優である。そんな小沢栄太郎に良いようにされる佐田豊の何とも哀れな男、何だか黒澤監督の「天国と地獄」のあのタクシー運転手と重なって見えてきます。加藤武の警官、これも「天国と地獄」を思わせるし、黒沢年男についてはかなり浮いてしまっているし、司葉子の子供との死に顔の美しさの中には罪の意識から死ぬことで罪を償おうとした女としての悲しさが伝わってきて見ていて本当に辛い。辛いと言えばあのラストの高峰秀子、女の子を自動車から守ろうと必死になっている姿もとにかく辛い。この映画はサスペンスとしてよりも殺された子を持つ親の辛さ、そこに重点が置かれているように私は思う。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2009-06-14 10:05:02)(良:1票)
269.  夕陽のガンマン 《ネタバレ》 
この映画のクリント・イーストウッドは文句なしにかっこ良い。歩く姿から銃の構え方にしても、あの煙草のすい方にしても本当にかっこ良い。それ以上にかっこ良いのが大佐役の俳優、リー・ヴァン・クリーフの渋さ、ラストの対決シーンの後、死体をクリント・イーストウッドに任せて去っていく。何たるかっこ良さ、作品全体に漂う空気、男の臭さで充満しまくりの映画って感じで、ただ、女性への配慮の仕方、描写などが優しさというものが感じられなかったのがマイナスと言えばマイナスで、この映画は男のかっこ良さを見る為の映画と思えば良いのかもしれないぐらいとにかく主演の二人がやたらかっこ良く、男なら誰しもあんな風にかっこ良くなりたいと思うであろうそんな作品だと思います。マカロニウエスタンって個人的にはさほど好きなタイプではないけど、これはそんな中では楽しむことが出来た。その要因にあの音楽のかっこ良さも挙げられる。
[DVD(字幕)] 7点(2009-05-16 11:27:24)(良:2票)
270.  黒い画集 ある遭難 《ネタバレ》 
これって何と脚本を石井輝男監督が手掛けているとは、いやはや、全くもってカルトな感じのしない落ち着いた感じ、松本清張らしさを損なわずに手堅くまとめているのにはびっくりさせられる。遭難事件を題材に上司と部下の関係、登山の最中、一人の男が疲れ果てた上に自殺をしたかのようにして死体となって発見される。ところが、被害者の死に疑問を持った姉、香川京子の願いの基に被害者の義理の兄がこれには何かあるのでは?ということで一緒に登山した男と共にもう一度、再現したくて、山登りしながら被害者の上司を追い詰めていくこの特に後半、二人だけのシーンが寒気を感じるぐらい怖い。緊張感のあるストーリーのラスト、犯人である上司が自分を追い詰めるべき実行した男をも事故と見せかけて殺す。ところがこの犯人も雪崩に巻き込まれて二人共死んでしまう。何とも悲惨な話であり、香川京子のラストの台詞がより一層、胸に突き刺さる。冷酷な人間ほど自分の気持ちというものを隠すものである。この映画を見て私にはそんな風に感じたと共に犯罪者は結局は天罰を下されるというものをこの映画を通して監督、そして、原作者の松本清張は世の中の全ての悪人に対して警告しているとも思える。正にタイトルにある黒い罠に引っ掛った男の悪を天は見逃さない。そんな感じの作品です。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2009-04-22 21:50:50)
271.  太平洋の翼 《ネタバレ》 
三船敏郎の「特攻なんて馬鹿げてる」て叫びと加山雄三の「出ていけ~」の叫びこそこの映画のテーマではないだろうか?説得ある二人の下で命令に従う特攻隊のメンバー達、隊長である佐藤允と部下渥美清のやりとりは重たい話の中にあって喜劇的でちょっとした安らぎを与えてくれている。隊長佐藤允に貸した戦闘機の無事と隊長の無事を心底願う渥美清の演技、この何とも重苦しく悲しい話の中にあって、やはりこの渥美清という俳優の持っている人間性、人間的温かさは「男はつらいよ」の車寅次郎に匹敵するぐらい温かい。戦争なんて馬鹿げてるし、戦地に駆り出せれれば誰だって頭が変になる。この作品を通して見る者への答えを問わせようというのが見て取れる。映像の力、それは迫りくるテーマとしての重みとを力強く歌い上げた力作!本当なら8点と言いたいのだが、加山雄三に対し星由利子を持ってきて話を絡ませるのは何だか違う映画「若大将」シリーズファンを意識しているように感じてしまいマイナスです。素晴らしい俳優勢揃いのこの映画、岡本喜八監督が撮ってたらきっともっともっと凄い戦争映画になっていたようにも思えてしまいます。そうは言うもののなかなか見応えのある映画には変わりはないと思う。 
[DVD(邦画)] 7点(2009-04-11 13:44:32)(良:1票)
272.  ミンクの手ざわり 《ネタバレ》 
ケイリー・グラントが主演ということで、これは何か企んでるに違いない。良いふりして(紳士を気取って)と毎度ながら出てくる女性へのちょっかいの仕方にしてもこちらの思っているようにしてやってみせる。そんな男に惚れる女、ドリス・デイとのデートでヤンキースタジアムへ行ってのヤンキースの応援、ところが、これがどういう訳だか客席ではなく、ベンチの中でベンチ入りの選手に混じって応援と笑わせてくれる。笑わせてくれるという意味ではドリス・デイの親友の女がドリス・デイに近づいてくる別の男に対して色々とやり放題のとにかく強い女、アホな男のちょっとしたドタバタ感の感じられる良きハリウッド映画て感じの内容でとにかく滅茶苦茶なんだけど、最近のアメリカンコメディのように下品でなく上品さを感じるので不愉快な気持ちにはならないので楽しむことが出来た。
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-04-05 11:42:24)(良:1票)
273.  大盗賊(1961) 《ネタバレ》 
本当は字幕のが良いのだが、洋画を見る場合は字幕派であるのだけれど、仕方ない。吹き替え版しかないのであるからして、それにクラウディア・カルディナーレ目当てということでもあり、監督があの大傑作「まぼろしの市街戦」と同じであるという理由で借りてきた。何だか見ていて「ルパン」でも見ているようである。何しろ主演のジャン=ポール・ベルモンドの声、吹き替えがルパンの声と同じ山田康雄だからして、どうしても「ルパン」を見ているように思えて仕方ない。話も何だか「ルパン三世」のアニメに出てきそうな内容だし、クラウディア・カルディナーレのあのナイスなバディ、零れ落ちそうなほどのおっぱいについつい眼が行ってしまいそうです。て言うより見ながら眼はそこに集中してました。ごめんなさい。←いったい誰に謝ってるんだよ?ジャン=ポール・ベルモンドがまるでルパンのように女好き、女たらしでキザである。ただルパンのように紳士的なかっこ良さはあまり感じられない。それにしてもこの映画の男達、中でも二人、主役の役名があれ?何肉だっけ?忘れちまったぞ!やはりクラウディア・カルディナーレの胸元ばかりに気を取られているからか?度忘れしまった。何肉だっけなあ?贅肉じゃないし、焼肉でもないし、何肉だ?が肉て言いつつ痩せているし、又、やさ男て言いつつも太ってる男、名前とは別人の二人が面白いし、冒険活劇としても楽しめるけど、最後がどうも納得出来ないし、すっきりしない終わり方がちょっと不満である。納得出来ない、すっきりしないと言えば、やっぱり思い出せない。ジャン=ポール・ベルモンドの役名が何肉だったのか思い出せない。先ほどまで見ていたはずなのに!あぁぁぁ~あのグラウディア・カルディナーレのナイスな胸の方ばかりに眼を奪われてしまい、悔しいなあ!何肉だったか思い出さないと今晩、眠れないかもしれない。同じ眠れなくなるのならクラヴティア・カルディナーレの夢で魘されて眠れなくなる方が良いよ。まあ、あれこれ書いてみたものの、面白く見ることは出来ました。
[ビデオ(吹替)] 7点(2009-02-28 11:09:40)
274.  セクシー地帯
タイトルが良い。何よりもまずはタイトルです。セクシー地帯ですよ。どんな地帯や?どんなセクシーな地帯が待ち構えてるのか?男なら解る筈?解るよね?にじばぶ様!放浪紳士チャーリー様!まるでエロビデオみたいなタイトルだが、内容はフランスのフィルムノワールぽい感じが漂う作りのサスペンスもの!三原葉子のナイスなプロポーション?う~ん?三原葉子も悪くはないし、結構毛だらけ猫灰だらけじゃなかった。そりゃ違う映画だ。おっと失礼!同じ葉子なら司葉子で見たい気がする。これ川島雄三監督がもっと長く生きてたら、川島雄三監督による司葉子か若尾文子で見たい。それにしてもこのタイトルだけで釣られて借りてきた私はまるで餌に引っ掛かり餌食となった魚みたいだなあ?まあ、とにかく内容云々気にせず気軽に楽しく、怪しく、悩ましく、スケベな男達の為にあるような映画かもしれない?ええ?そういう事で宜しいでしょうか? 何だかこの石井輝男監督、ハマりそうだ。
[DVD(邦画)] 7点(2009-02-19 21:50:31)(笑:1票) (良:1票)
275.  昨日・今日・明日 《ネタバレ》 
ヴィットリオ・デ・シーカ監督、ソフィア・ローレンとマスチェロ・マストロヤンニのコンビでは「ひまわり」の方が有名だし、観ている人も多く、評価も高いけど、私なら断然、こっちを選ぶ!1話1話それぞれが面白いが、話の面白さというよりも主演の二人の演技が作品を面白いものにしていると言って良いと思うぐらい二人が良い。今までソフィア・ローレンって特に美人だとは思わなかったけど、この映画の彼女は間違いなく美しい。そんなソフィア・ローレンに対してちょっかい出したり、直ぐに身体を求め、やたらと裸を見たがるマルチェロ・マストロヤンニが何ともアホでそのアホとは男の男らしさアホぶりが微笑ましい。ところで、イタリアでは悪いことしても子供さえ作れば逮捕されないのであろうか?これを観て、そうか!ようし、私も金に困って税金も払えないようになったら子供作ってやれとアホな考えを持つ人がどれだけいるだろうか?もっともあんなにばんばん子供作ったら余計にお金がかかってしまい益々ピンチになりゃしないかと?
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-02-11 19:18:55)
276.  大魔神怒る
大魔神シリーズの2作目となる今作だけど何て解りやすくてストレートなタイトル!どうも近頃、歳のせいか?解りずらい横文字ばかりのタイトルの映画が大い中、このタイトルの解りやすさ!まずはそこに私は惚れた。ところでこの映画音楽を作った人って他にも「ゴジラ」シリーズや「座頭市」シリーズに「眠狂四郎」シリーズや「クレヨンしんちゃん」まで担当してるとはびっくりです。「大魔神怒る」だから良いけど「ゴジラ暴れる」「座頭市斬る」「狂四郎犯す」「クレヨンしんちゃん怒る」なんてタイトルだったら嫌だし、「ゴジラ暴れる」「座頭市斬る」「狂四郎犯す」はともかく「クレヨンしんちゃん怒る」だったら絶対見ないと思う。 それにしても大魔神のあの湖からの登場に、普通なら隣街は水びたしで大騒ぎだろうに!映画で良かったと思う。 
[ビデオ(邦画)] 7点(2009-02-03 20:51:36)
277.  喜劇 夫婦善哉
どうしようもないぐらいいい加減でだらしない男とそんな男に対して離れたくても離れられない女、この作品の二人の男と女はどうしようもなくアホなのが見ていても解りすぎるぐらいよく解る。だからこそそんな二人が好きな者同士、誰からも相手にされなくても認められなくても二人で何とか幸せになろうという何だか川島雄三監督の作品にもあるような雰囲気が作品を通して伝わってきて、だからこそそんな二人の事をどうしても応援したくなってしまいます。豊田四郎監督、森繁久彌、淡島千景コンビによる「夫婦善哉」に比べると作品の完成度、出来では明らかに劣るし、喜劇とあるけど、大笑いするような場面はほとんどない。しかし、主演の二人、藤山寛美と野川由美子が共に愛しあってる様子がきちんと描かれていて、見ていて本当にこの二人、馬鹿だけど、嫌いにはなれない。脚本に森崎東監督の名前があるだけあって、何か「寅さん」シリーズのような雰囲気もどことなく伝わり、それにしても藤山寛美の駄目な男ぶり、演技の素晴らしさと野川由美子の何という健気な女の可愛さ、これもまたなかなか面白く見ることが出来た。
[ビデオ(邦画)] 7点(2009-01-12 09:48:54)
278.  黒の超特急 《ネタバレ》 
冒頭、田宮二郎扮する桔梗というこれまた頭の中は金儲けのことしかないようなこの男に対して(何故、この男、田宮二郎の桔梗という男が金儲けのことしか頭にないか?てのは見れば解るし、最後に明らかになります。)買収を持ちかける腹黒い性格の持ち主である加東大介(中江)の何とも金に埋もれた人間の欲望丸出しの男と男の会話、やりとり、買収を持ちかけられた方の男が一人の若い美人秘書であり、船越英二扮する公団専務理事(財津)の二号さん(愛人とでも言うべきか?)の藤由紀子(田丸陽子)と組んで加東大介を主とする他の男、船越英二とその父親というべき存在の石黒達也(工藤)の三人に対して逆にゆすってやろうと色々なことをするのだが、お金の為なら初めて会ったばかりの男とも女はベッドを共にさせるという何ともこれまた如何にも増村監督らしい演出が所々に見られる。増村映画に出てくる女は何を考えてるのか全く読めない。解らない。この映画でも藤由紀子の田丸という女の正体、本心がなかなか読めないのである。どこまでもえげつなく腹黒い加東大介と田宮二郎の対決は金と地位の為に犯罪を隠す為に女を殺す加東大介の中江の逮捕により田宮二郎(桔梗)の勝利というように描かれてはいるが、田宮二郎の桔梗にとっては本心から愛した女(田丸)の死によっていったい何を得ることが出来たのか?金よりも大切なもの、それは金よりも愛であるというようなことを増村監督がこの作品を通して語ってるのかもしれないし、言いたかったのかもしれない。それにしても加東大介が放ったあの台詞「人生、失敗するのはみんな女ですわ」て、あぁぁぁ~こんな台詞を堂々と言わせる所などは増村監督らしいし、この台詞を聞いて女で失敗している世の駄目な男達全員に聞かせてみたら、どう思うだろうか?最後はあまりにもあっけなく終わってしまったのと加東大介以外の悪い奴ら、あの暴力団連中を刑務所にというものがなかったので物足りないけれど、これもまたこの監督らしいシャープな映像と個性派の俳優勢揃いでなかなか面白く見ることが出来た。「黒」シリーズの3本の中ではこの作品が一番、面白かった。
[DVD(邦画)] 7点(2009-01-10 21:06:34)
279.  鬼の棲む館
勝新と高峰秀子の共演なんてなかなかないのでは?とにかく珍しいこの二人の共演てだけでも昔の日本映画が好きな私にはそれだけで何だかワクワクしてしまします。勝新も高峰秀子も良いんたけど、今作は何と言っても新珠三千代がこの二人以上に良い。何を考えてるのか解らない怪しい女、正しく魔性の女を見事に演じている。時代劇として見てしまうとかなり物足りないけど、そこは役者の演技と宮川一夫の相変わらずの美しい映像、そして、三隅研次監督による男と女の愛憎劇として楽しむことは出来る。それにしても勝新と高峰秀子が同じ作品の中にいるてだけでも凄いことだと改めて思う。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2009-01-07 23:00:46)
280.  ワン・ツー・スリー/ラブハント作戦 《ネタバレ》 
普通、人が怒っている姿を見たり、愚痴を言うのを聞かされると自分も嫌な気分になるものたが、ジェームズ・キャグニーが怒ってるのを見てもちっとも嫌な気持ちにはならず、むしろ面白く感じるから不思議である。これこそこのジェームズ・キャグニーの魅力であると私は思っている。ここでも終始怒ってばかりでいてもそれがまた面白いのである。大体、ジェームズ・キャグニーが大企業の社長てことからして普通じゃない。ライバル会社との駆け引きも令嬢に惑わされ、令嬢の夫となる青年を騙してみたりと、それでいて自分も騙される。ラストの飛行場でのシーン、あのラスト、奥さんと息子達がコーラを飲もうとして、その後、ペプシコーラしかなくて唖然とさせられるあの落ちも決まっていて良い。ビリー・ワイルダー監督の小道具の使い方も面白い。ただ、全体にブラックユーモアというものがここでは危険な匂いが充満し過ぎで笑うに笑えないものがあるという不満も残るがワイルダー監督のセンスの良さはここでも健在!東西の冷戦の皮肉の込め方の凄まじさとハイテンションな台詞の応酬と演技合戦でテンポ良く見せてくれていて面白く見ることは出来ました。
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-01-02 11:04:08)
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