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飛鳥さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1679
性別
自己紹介 今まで観た映画の記録を整理したくなり、レビュー開始。
物忘れが良いのでメモを残しておかないと、印象薄めのものは内容をすっかり忘れていたり、前に観た映画も初見かと思って後半にようやく気づくなんてことも。
備忘録を兼ねているので、ほとんどのレビューはネタバレで書いてます。

10 至高の殿堂入り
9 心に残る傑作 
8 もう一度観たい佳作
7 面白い
6 そこそこ面白い
5 普通
4 それほど面白くはない
3 面白くはないが見どころがなくはない
2 全然面白くない
1 酷い駄作
0 呆れ果ててもはやネタレベル

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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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261.  HK/変態仮面 《ネタバレ》 
「これはこれで…」 何発もの銃弾を受け殉職した父の最期の言葉。 最も悲痛な事件をも、一言でコメディに昇華してみせるこのセンス。 それで冒頭からグイっと鷲づかみにされる。 愛すべきバカ映画だ。  こういうコメディは演出次第で空寒くもなるけれど、福田雄一監督が上手い。 これで監督が井口某なら、同じバカ映画でも全然違っただろう。 下品なようで下品じゃない。  偽変態仮面の確固たる変態哲学には感服する。 実写のほうが面白い漫画というのも珍しい。 ただ、この内容で100分超えると少し飽きる。
[DVD(邦画)] 7点(2014-11-11 16:28:20)(良:2票)
262.  NMB48 げいにん! THE MOVIE お笑い青春ガールズ! 《ネタバレ》 
高校の文化祭レベルの演技にゲンナリ。 NMBやAKBに魅力がないとは思わないが、台本ありきのドラマをやらせたらその魅力は半減する。 山本彩&山田菜々と千鳥のラジオでのやりとり(特に山本と大吾のバトル)は実に面白かったし、小谷里歩のお化け屋敷でのリアクションは傑作だ。 彼女たちは生のリアクションでこそ魅力を発揮する。 台本のセリフを演じると、たちまち色褪せてしまう。 本格的な演技の練習をしたわけではないので、ごく一部の出演者を除いてほとんどに与えられたセリフを演じきる力がない。 こうしたドラマや映画を無条件に楽しめるのは、特定のオタか身内だけだろう。  もともとは深夜バラエティ『NMB48 げいにん!』発信の企画だが、そちらのバラエティの方がまだ面白い。 所詮はバラエティの企画ものドラマの域を出ていなかった。 どうせ作るなら吉本流ではなく、秋元流にメンバーを追い込んだドキュメンタリー作品にしたほうが、素の魅力を引き出せたのでは? 製作が吉本&日テレなので無理な話だろうけど。 吉本芸人も多数出演しているが、アジアン隅田は反則気味の飛び道具。そこに存在するだけで面白い。
[インターネット(字幕)] 2点(2014-11-03 23:16:51)
263.  トランス・ワールド
もしタモリがストーリーテラーで出てきても違和感を感じない。 なぜ三人が小屋に集まることになったのか、三人にどういうつながりがあるのか、そこは一体どこなのか。 ドイツ兵が現われ、それらの謎が次第に明らかになっていき、やがて訪れる悲劇を防ぐために過去を何とかして変えようとする。 そこにサスペンス性があったので退屈はしなかったが、これといって印象に残るものはなかった。
[DVD(吹替)] 5点(2014-11-01 00:10:56)
264.  ゴーストライター 《ネタバレ》 
国家間の陰謀といえば東側工作員というのが定番だったが、英国とは蜜月の米国CIAとは意外。 死体の漂着と潮流の矛盾、前任者が残していたカーナビの行き先、原稿の冒頭の文字など推理的要素があり、サスペンスとしてそれなりにまとまって見えるけれど、あまり印象に残らない。  前任者が真相を原稿の冒頭に仕込むような面倒なことをする理由がわからない。 主人公が真相暴露の手紙をわざわざ事件の張本人に届けるのも意味不明。 これでは両者とも単なるおバカさんで殺されたことになってしまう。 ラストで、車の急発進、画面の外に走り去るゴーストライター、舞い散る原稿と、事故の間接的表現は巧い。 そういった演出面は、さすがに老練なポランスキー監督らしいが、ストーリーは甘さが散見された。
[DVD(吹替)] 5点(2014-10-28 23:19:17)
265.  ユリ子のアロマ 《ネタバレ》 
汗を吸った剣道の防具の臭いは独特。 その臭いでウットリするユリ子は十分変態チックな匂いフェチ。 やりたい盛りの年下童貞男が、エロくて風変わりな女に翻弄される。 『月とチェリー』でもそうだったが、こういう役どころに江口のりこはピッタリ。 『戦争と一人の女』では役柄と合ってなくて酷い大根に感じたが、ここでは自然体。  ただ、ストーリーにはいろいろアラが見えて乗り切れない。 同級生のみほ(木嶋のりこ)を簡単に捨てたのもピンとこない。 ユリ子が徹也と最後までいかないというのも、ユリ子のディテールが描かれていないので伝わらない。 ユリ子にアロマを教えてもらう女性客は、いったい何のために登場したのか。 原紗央莉のヌードを見せたかっただけなのか、ストーリーには最後までまったく絡んでこなかった。 こういうストーリーとまったく関係ないAV出身嬢のお色気シーンを、無理やり入れるのはやめてほしい。 女優やアイドルの裸ならともかく、AV女優の裸が見たければAVを見ればいいんだから。  童貞高校生と匂いフェチのアラサー女のラブストーリーというアイデアから作られたのだろうが、ほとんど出オチの感があって、その後にハッとするような展開が一つもない。 物語の広がりや深みがないので途中から退屈してしまう。
[DVD(邦画)] 3点(2014-10-17 01:06:20)
266.  ゾンビアス
巨大寄生虫、ゴキブリ、ウンコまみれのゾンビ、おならやゲロのオンパレード。 とにかく下品で汚らしくて不快。 悪趣味の極みで、下ネタ好きの学生が悪ノリして作ったかのようで笑えない。 スカトロ系がダメな人は見てはいけない。 男子小学生たちに見せれば、間違いなく大盛り上がりしそうだけど。  出演者、特にフルヌードになった女優が気の毒で、脱ぎ損としか思えない。 天才テレビ君の人気子役だったのに、どこでどう間違ってこの選択になったのか。 主演ということでこの役を受けたのだろうが、中村有沙にとって黒歴史となるかも。 こんな文字通りのクソ映画より、この女優がこの作品に出演した葛藤を映画化したほうが遥かに良作になりそう。 もし、身内やファンだったら、この監督と事務所に殺意が芽生えるのでは? 作品としては0点だが、中村有紗に+1点。 今後の活動が気になる。 ナナ隊員の黒歴史を持つ松嶋菜々子くらい強かにビッグになってほしい。
[インターネット(字幕)] 1点(2014-10-15 09:21:44)(良:1票)
267.  八日目の蝉 《ネタバレ》 
誘拐という行為はとんでもない犯罪だし、家庭を滅茶苦茶にされた夫婦は殺しても飽き足りないだろう。 でも、子供が犯人を慕うのは無理もない。 「ひな鳥は最初に見た動くものを母鳥と思いこむ」 ローレンツの刷り込み理論からもうかがえるが、幼い少女にとってはすべてをかけて愛してくれた母に違いない。  子役はとても良かったが、永作博美の母は若くて綺麗すぎて、あまり母のイメージが重なってこない。 それでも、別れの場面では少しウルッとはきたけれど。 恵理菜が愛情をいっぱい受けた昔を思い出して、子供を育てる決意を新たに。 それは光の見える綺麗なラストに見えるが、その子の父は愛する男でなくても良かったのだろうか。 そもそも不倫男とあっさり別れる程度の関係でありながら子供を作ってしまうのは、考え足らずで無責任のような。 そう考えると、意地悪な見方をすれば恵理菜も希和子も同様に考えたらずで一人よがり、自分に酔ってるとも言える。  永作は童顔もあってか、いつまでも老けないのでビックリする。 40オーバーとはとても思えない。 井上真央と劇団ひとりがキスしていたのが、別にファンでもないんだけど何か嫌。 劇団ひとりにはキス我慢選手権のイメージがあるので、それと重なってしまう。 それに芸人と女優のラブシーンは、なんだか芸人が裏で自慢しているような気がして、雑念が邪魔して入り込めない。 実際はそんなことはないにしても、勝手なイメージで。
[DVD(邦画)] 6点(2014-10-11 00:22:44)(笑:1票) (良:2票)
268.  戦争と一人の女 《ネタバレ》 
主演女優の棒読み状態がすごく気になる。 坂口安吾原作で台詞が小説風なこともあるのだろうが、江口のりこは他の作品だとこんな風ではないので、感情のない女の演出だろうか。 それにしても違和感があり、狙いとしてもハズしている。 濡れ場はあっても少しもエロくなく、演技の下手なブサイクにしか見えず、江口の良さがまったく感じられない。  戦争で片腕となった帰還兵・大平が起こす強姦連続殺人。 その男に強姦され首を絞められて初めて感じる主人公。 そんなものに共感も何もできたもんじゃない。 死に瀕したときに生の本能に目覚めるということかもしれないが、見方によってはチンケなAVドラマ並の展開にシラけてしまう。 こんなのは原作にはないことだし、それどころか大平という強姦魔キャラさえいない。 映画化するにあたり付け加えたなりのメリットがあればいいのだが、狙いが奏功したとは思えなかった。  大平が日本軍や天皇のことを取り上げて釈明するのが、自分の異常性欲快楽殺人を正当化するように見えて反吐が出る。 よくあることだが、犯罪者が罪の意識もなく家庭環境や社会のせいに責任転嫁するのと同じような嫌悪感。 戦争を風刺しているようだが、反戦メッセージがその嫌悪感に邪魔されて響いてこない。 これが初長編監督作品だからなのか、演出、脚本、キャストなど、すべてしっくりこず迷走している印象。
[DVD(邦画)] 2点(2014-10-10 13:34:39)
269.  みなさん、さようなら(2012) 《ネタバレ》 
波瑠にお預けを食らう欲情した濱田岳の情けない表情が、捨てられた子犬のような切なさを醸し出す。 少女からどんどん綺麗に大人になっていく隣室の同級生と、いつまでも立ち止まったままの冴えない主人公。 「ブリーフ、やめたほうがいいよ。いかにも童貞って感じで。女の子に嫌われるから」 憐れむような女の子の忠告が残酷に突き刺さる。 それでも同窓会で好きだった可愛い子と付き合うことになるのだから出来すぎだ。 倉科カナや波瑠が魅力的で、引きこもりにはもったいない。  引きこもりのライトなラブコメディかと思ったが、途中から空気が一気にシリアスに。 団地から一歩も出られなかった理由がわかって、悟の今までの奇行にも合点がいく。 体を鍛えていたのも、トラウマになった事件があったから。 この映画でマス大山の名言が聞けるとは思わなかった。 刃物を持ったチンピラ三人を瞬殺したのは痛快ではあったが、マンガ的すぎる嫌いも。 所詮は本を読んでの空手習得なので、落としどころを圧勝ではなく痛み分けで、悟の気迫にタジタジとなるくらいにしておいたほうがリアルなのに。 チンピラもステレオタイプの悪党だったのが少し物足りない。  団地という閉ざされた独特の世界の中で、悟が取り残されていく様子がうまく表現されている。 どうしても降りられなかった階段を、最後は随分あっさりと駆け下りていったが、ここでモタモタと大仰な芝居を見せられなくて良かった。 それだけ母の力は偉大だったということ。 人間のできた理想的なかあちゃんだったけど、大塚寧々が若すぎたのか、母子ものには弱いはずなのにどうも実感が沸いてこず、最後の日記にも泣けなかった。 中村義洋監督&濱田岳主演は「アヒルと鴨のコインロッカー」「ポテチ」を見ても、相性がとても良いようだ。
[DVD(邦画)] 8点(2014-10-10 10:51:16)
270.  俺はまだ本気出してないだけ 《ネタバレ》 
いかにも中二病の男の言いそうなタイトル。 能天気な中年オヤジの夢物語に、周囲も呆れるダメダメ感が漂う。 夢は必ず叶うと言い切れるほど若くはない年齢だし、漫画を見てもとても才能があるようには思えない。 下手な成功物語にならないで良かったが、もうひと盛り上がりほしかった。 娘が風俗で働いてるのを知ったら、自分のことは棚に上げても最初はもっと感情的に怒るのでは? 急に物分かりの良い父親になったようで肩透かし。 転職を決めたサラリーマンの子供が、シズオのようになってほしくないと心配して父の元に行くことを決めたのはちょっと笑える。 でも、再婚を決めていた奥さんが、それですぐにヨリを戻そうというハッピーエンドは都合よすぎるのでは?
[DVD(邦画)] 6点(2014-10-09 16:45:55)
271.  甘い鞭 《ネタバレ》 
石井隆ワールド全開。 拉致監禁で虐待された間宮夕貴の傷だらけになった体が生々しい。 グラドル出身ながら難しい役も体当たりで熱演。 それに対して、壇蜜はいつもの壇蜜。 こういうキャラにも新鮮さがなくなってエロくも感じないし、それをカバーする演技力があるわけでもない。 壇蜜よりも間宮のほうが存在感、インパクトがあった。  間宮は壇蜜の少女時代の設定だけれど、二人は容姿も声も雰囲気もまったく似ていないので違和感がある。 陵辱された女子高生と、SM嬢の顔を持つ女医が一向につながってこない。 犯人を殺した時に味わった甘い味。 それを確かめるためにSMの世界に走った主人公。 狂気が暴走する惨劇となるが、その性癖が現実離れしすぎてピンとこない。 もともとあった特殊な性癖に目覚めたのか、それとも凄惨な状況の中で精神を保つために快感を見出したのか。 高校生の自分を殺すのを止めた手は誰なのか、はっきり描かれてはいないのでスッキリしない。 正気を保ったもう一人の自分が狂気の自分を止めたということか。  監禁男はどこかで見たようなありがちなキャラだが、真に迫った緊張感が二人の間にあった。 でも、SM倶楽部は皆が大真面目に演じるほどに何だか間が抜けていて笑ってしまう。 上手くもないナレーションの多用も耳障り。
[DVD(邦画)] 5点(2014-10-09 16:44:31)
272.  マリアの乳房 《ネタバレ》 
触れた相手の死期がわかる超能力を持つ女。 体を与えながら死の恐怖を意識から取り除いてあげるが、恐怖がなくなったために自ら死を選んでしまう者が続出するという皮肉な結果に。 そんな女を止めようとする男との切ないラブストーリーのはずが、何も胸に訴えかけるものがないのはなぜだろう。 キャラ設定が暗くて陰鬱になっているので、いっその事もっと明るい天使キャラにでもしたほうが切なさが増したかも。 主演の佐々木心音はふとした角度や表情でブサイクに見えることもあれば、とても可愛く見えることもある不思議な女性。 体つきは文句なしにエロく、業界では「芸能界で一番エロい体」と称する声もあるようだが満更ウソとも言えないような。
[DVD(邦画)] 3点(2014-10-06 00:26:20)
273.  ル・アーヴルの靴みがき 《ネタバレ》 
貧しいながらも互いを思いやる老夫婦の暮らしに、静かで穏やかな空気が漂う。 密航の黒人少年を見過ごせずに匿う優しさが、主人公や街の人々にあふれている。 作品の根底にはフランスで厳しくなる移民・難民政策への風刺が見て取れるが、手放しでは同意できない。 治安の悪化を招いているのは歴然とした事実であり、各国が頭を痛めている。 理想論だけでうまくいくほど簡単な問題ではない。 夫婦愛、隣人愛、弱者や困った者に対する優しさには、心温かくさせられるのだが。 死を宣告された夫人が奇跡的に治ったのは、善人への神様のご褒美だろうか。 あまりにも都合がよすぎる嫌いはある。 静かに淡々と進行する人情物語だが、感動するまでには至らず、もう少しインパクトがほしいところ。
[DVD(吹替)] 5点(2014-10-05 20:54:03)
274.  フィギュアなあなた 《ネタバレ》 
石井隆作品らしくエロスと暴力の世界。 ヒロインの佐々木心音は決して美人ではないのだがコケティッシュ。 着エロ出身の恵まれた肢体をフルに生かして、壇蜜の存在も完全に吹っ飛ぶほど、ほとんど裸で通してフェロモンを振りまいている。 主人公はなんとも情けない男。 会社では閑職に追いやられるし、悪酔いしてレスラーのような女にボコボコにされるし。 フィギュア相手に一人芝居しながら腰を振る姿がアホっぽくて失笑できる。 前半はチープなVシネもどきかラブコメディと思いきや、妄想とファンタジーの切なさも絡み合って意外と最後まで楽しめた。 『空気人形』の切なさには勝てないけれど、思わぬ善戦といったところ。
[DVD(邦画)] 7点(2014-10-05 01:13:48)
275.  カルト 《ネタバレ》 
心霊もの番組企画の態でのドキュメンタリー仕立て。 ラストで霊能者の思わぬセリフにズッコケた。 「本当の戦いはこれからだな」 いやいや、ちゃんと決着つけて終わってよ。
[DVD(吹替)] 3点(2014-10-03 23:19:35)
276.  Sweet Sickness 《ネタバレ》 
両親が亡くなって姉弟二人きりという事情があったにしても、シスコン弟(哲哉)のいい年して拗ねた言動がちょっと引く。 ユウミの兄への思いには嫌悪感を覚えないのだが。 哲哉とユウミがお互いに違う人を想いながら交わる姿が切ない。 死んだ兄に執着し続けるユウミと、姉依存から抜け出し成長を見せた哲哉が対照的。
[DVD(邦画)] 5点(2014-09-29 00:21:56)
277.  四十九日のレシピ 《ネタバレ》 
惜しい。途中まで面白くなりそうだったのに、終盤で台無し。 余計な干渉ばかりしていた無神経な伯母(淡路恵子)が、突然ダンス衣装で現れたのには口あんぐり。 頑固で聞く耳を持たなかったのに、唐突に物分り良く協力的になったのは何故? 言い過ぎたのを反省したってことなんだろうけど、伯母の心境に変化があるならその流れが不自然にならないように描かないと違和感を感じてしまう。 無理やり大団円に持っていこうとしたように見える。  夫が亡き妻を偲ぶ夫婦愛にはホロッときたが、主人公と継母のエピソードがほとんどなくて母子愛への感動につながらない。 主人公の子供を産まなかった女の哀しみと、継母の子育てへの思いがもっとリンクされていれば、母子の心情も更に浮かび上がったような気もする。 映画を観てから原作を読んでみたが、小説は人物の心境が細かに書いているので把握しやすかった。
[DVD(邦画)] 5点(2014-09-27 00:06:11)
278.  ばかもの 《ネタバレ》 
やりまくりバカップルのライトなラブストーリーかと思いきや、アルコール依存症や片腕切断事故など重い話になっていってちょっとビックリ。 シリアスな恋愛ドラマだったが、男がアル中になってしまうほどに掻き乱す女を内田有紀が演じているのに少し違和感。 文句なしの美形なんだけど不思議とエロさは感じないし、成宮との別れたりくっついたりに思わず感情移入してしまうってほどの話にはならなかった。
[DVD(邦画)] 5点(2014-09-22 19:30:52)
279.  くそガキの告白 《ネタバレ》 
主演のブサイク顔は個性派俳優の資質として必殺のアイテムなのだが、いかんせん役者ではないのでしゃべり方がコントの時のようでわざとらしく耳障り。 カッコいい決め台詞も、ナルシストの痛い奴の香りがして寒々しく聞こえる。 桃子に演技指導しながらキスする手口は職権乱用したセクハラのようで、キャスティング・カウチとさほど変わらない嫌悪感。 女優として最高の顔を引き出したということで正当化している部分があるが、自分の下心を満たすのに利用している。 主人公の言動が不快で好きになれないのが厳しい。 ブ男の上にプライドが高く傲慢で僻みっぽく可愛げもないとなれば、もうどうしようもない。 そんなクソ野郎でも好きな女性への一途で純粋な思いが感動的…となれば映画的にも良かったのだが、その告白もセクハラまがいでは心を動かされる要素がない。 ヒロインの田代さやかがグラドル離れした演技力で意外と良かったのが救い。 同じ事務所でグラドル出身の優香より遥かに上手いが、もともと女優志望だったようだ。
[DVD(邦画)] 3点(2014-09-21 20:59:38)(良:2票)
280.  ラッシュ/プライドと友情
モデルとなった実在のF1レーサーを二人とも知らなかった。 トップドライバー同士の確執は他にもいろいろあるのだろう。 実物のニキ・ラウダが本当にネズミ男みたいだったのに思わずニンマリ。 何もかも対照的な二人だが、反発しながらも認め合っているのがわかる。 実績では論理的でストイックなニキのほうが格上だけど、イケメンで奔放なハントのほうが人生楽しそう。
[DVD(吹替)] 6点(2014-09-21 20:55:33)
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