281. フレンチ・カンカン
《ネタバレ》 嫉妬深くてめんどくさいパン屋の息子はおいておいて、王子にしとこうよ、王子にぃ~。パレス住まいだよ、結婚式は大司教がやってくれるんだよ、幸せだぞぉ~。王宮はしきたりとか大変そうだけれど、故ダイアナ妃のように頑張れ!チャールズ皇太子と違って愛情はありそうだよ。あの王子。少なくともジャン・ギャバンより誠意がある。自殺しようとしたところは情けなくてポイント下がったけれど……。でも愛してるのは、ジャン・ギャバンのほうなんだよねぇ~。確かにかっこいい。冒頭で彼の横顔を見た時、かっこいいじゃんと思ってしまった。推測するに、彼女のお家にはお父さんがいなかったような。ってことは父親のような年頃の男に弱いのかもしれない。王子ももうちょっと年とっていたら見込みあったかもしれないね。なんて、ジャン・ギャバンは女に対する見切りは早いけれど、男の芸人は大事にしてますね。口笛の人とか、口上する人とか。さてさて、それはともかく、この作品の最大の見どころはカンカン踊りですよね。舞台に立った時のあの笑顔。たとえ恋にやぶれても、華やかに艶やかに楽しく踊る、彼女たちのプロ精神に圧倒されました。 7点(2003-10-17 15:53:25)(良:1票) |
282. クリスティーナの好きなコト
まず、パッケージのキャメロンにやられました。『ペネロペ・クルスの抱きしめたい!』とかぶるけれど、どちらも甲乙つけがたい笑顔。とにかくカワイイ。後者も近々手に取ってしまうと思います。この映画で一番印象深いセリフが、コートニー(クリスティーナ・アップルゲイト)がクリスティーナに告げる言葉。「もしもの話をするときは大抵本気なんだ」(だったと思う。不確かだけれど……)って、すんごい説得力あり。ピーターのことが気になっているくせに本気の恋が怖いクリスティーナの背中を上手に押していますよね。深い友情を感じたヒトコマでした。ところで、男性の中には“女子トイレの実態”とはああいうものなのか疑問に感じている方もいるかもしれませんね。お答えしましょう。ズバリ、あのまんまです(笑)。フェイクの胸を堂々とフェイクだと言っているあたり、コートニーは女性に好かれる人柄です。男性にモテても比較的恨まれにくいと思います。まずはじめに、クリスティーナにこけにされた男の証言によって、クリスティーナって酷い女だと印象づけていますよね。ところがクリスティーナって本当は傷つきやすい女の子なんですよね。恋愛で傷つくのが怖くて本気にならないようにして意地をはっているのが、またまたカワイイ。女から見て、とても気持ちのいい映画になっていると思います。セルマは……あの『アルマゲドン』のテーマが流れるシーンはちょっと……キビシイものがありましたが……まぁ、いいとしましょう(汗)。 7点(2003-10-17 08:13:23)(良:1票) |
283. ゴッド・ギャンブラー
《ネタバレ》 香港映画という謎のパワーに唖然とした。熱烈なるススメがあって手に取った作品だったが、香港映画初心者にはちょいとディープすぎたかも(笑)。私がチョウ・ユンファと初めてご対面した映画がコレ。もっとも印象深かったのがサイコロ賭博のシーンだなぁ~。相手方が1のゾロ目を出して、ひとしきり場内のどよめきを受けたところで、我らがユンファの出した目は……ありえないけれど1より小さい数だった……サイコロが割れていたのだ。ププッ。誰かつっこんでおくれよ。驚愕するなよぉ~。力技でサイコロを壊しただけやんかぁ~。うん、すばらしい。 7点(2003-10-17 07:14:37)(笑:1票) |
284. サイン
《ネタバレ》 みなさんの感想を読むにつけ、「シャマラン監督って愛されているのね」って感じます。辛い評が多いんですが、なかなかどうして愛情たっぷりじゃないですか。そもそもこの映画に全く興味を持っていなかったんですよね。ところが、悪評コメントがかなり笑えるので、逆にとても気になりはじめました。当初はシャマラン監督になんら思い入れがなかった私ですが、みなさんの愛情を目の当たりにしてどんどん“愛すべき監督”になっていったような気がします。結論からいえば「よかよか、好きに映画を作ってね。できたらまた観てあげるからね」って感じでしょうか。やっぱり一等気になったのがホアキンです。階段下の小部屋にこもってテレビにかじりついている姿はとうてい大人とは思えません。宇宙人について告げるニュースでマジに驚いているし。いやはや微笑ましいですねぇ~。最高傑作は子供たちの間に座って、アルミの三角帽をかぶっているところ。大きな体でチョコンと座っているホアキンが大好きです。ホアキンという俳優を認識したことによって、私自身の映画の楽しみが広がったように思います。宇宙人が家に侵入しないように窓という窓に板を打ちつけるのも、まるで台風対策のようで面白かった。あんなに怯えているのに屋根裏部屋を忘れているしぃ~。慌てている様がよく表れていますね。まるで小動物のようなメルちゃんも親近感がありました。ところで、この映画を観たあと「そうか、そうだったのか!」というセリフに、少しばかりマイブームが到来。いろいろ楽しめてお得ですよ。 7点(2003-10-17 05:18:01) |
285. ナイト・オン・ザ・プラネット
哀しいお話ですよね…オムニバスのストーリーが移り、進むごとに哀しくなってくる。 [DVD(字幕)] 6点(2007-01-27 19:32:45) |
286. パーフェクト・マン ウソからはじまる運命の恋
ホント、どーでもいいことですが、傷ひとつない、まっさらなステンレスの厨房を見ると「パーフェクト……マンだ……」と思ってしまうよーになりました。花をプレゼントするための仕込みのシーンがなかなか楽しいです。 [DVD(字幕)] 6点(2007-01-27 19:13:35) |
287. 妖星ゴラス
《ネタバレ》 書かれている方もけっこういらっしゃいますが、隕石(のようなもの)が地球にやってくる!地球滅亡の危機!というときに、そのものを破壊するのではなく、避けちゃおう!という発想がスキ。♪おいらは陽気な宇宙飛行士♪(だったっけ?)みたいな、底抜けにおバカな歌がなごむ。妖星が出てくるまでの展開の早さもいい。変なタメがないから、ドラマが進む進む。意外に面白かった。PS.あれはセイウチです。 [DVD(邦画)] 6点(2006-07-12 12:40:47) |
288. ウルトラヴァイオレット(2006)
パンフレットを斜め読んで観ると、なんとなくこーゆーことなんだろーなぁというのがわかります…が、はっきりきっかり理解できることはないので、なんとなーく力を抜いて観ているとちょうどいいような…アクション映画にしては、ダラダラ鑑賞できるのがいいです…(いいのか?)。戦闘員はみんな黒づくめであんまり人格を感じさせない。あれはきっとクローンなんだろう(『スター・ウォーズ』と同じ)。てことは、も、もしや奴らも枢機卿のクローン? なんてダラダラ想像をめぐらせるのにもちょうどいいかも。まぁ、基本的にミラジョボがセクシーに暴れまくるってのを期待していたので、問題ないです。(が、同行者はミラにしては露出が少なかったとのたまわっていました。)蛇足:ミラのまゆげは、切ったり抜いたりすることなくあのカタチなんでしょうか?毛穴がまったく見えず、どアップのまゆげがとても美しかった。対するシックスは眉が欠けていた。 [映画館(字幕)] 6点(2006-07-10 21:40:49) |
289. 電撃フリントGO!GO作戦
《ネタバレ》 この間、「MI‐3」を見たとき、敵がイーサン(トム・クルーズ)に、「腕時計を持っているな?」とたずねた。そのとき、ハッとした。も、もしや・・・!? 腕時計で生き返る?とか!(絶対ない)あの、腕時計をとられたらどーなったのか、ちょっと見てみたい気がする。 [DVD(字幕)] 6点(2006-07-01 23:42:08) |
290. 地上最大の脱出作戦
けっこうなバカ映画です。祭りの後、アメリカ軍のポーズが最高。キーワードは「つじつまあわせ」と「軍服」。ちなみにタイトルは「地上最大」となっているけれど、本当は「地下」の脱出作戦。でも小さいことは気にしない、気にしない。地中海の太陽の下では、みんな仲良くフェスティバルをしましょう。酒と女で上官をまるめこんで・・・えっ、本部にはどう報告を?それはそれ、「少々抵抗が・・・」とでも連絡しておきましょう。 [DVD(字幕)] 6点(2006-07-01 23:27:44) |
291. ムースポート
けっこうなバカ映画。疲れた頭を癒すのには、けっこうちょうどいい感じ。仕事で疲れたけれど寝付けないとか、そんな状態のときにみると、もしやサイコーの映画になるかも。(保障しかねますが・・・)大統領にもらったチェックでトラックを買ったかどうか、不明。考えてみるとつじつまの合わないところとかあるが、そこはそれ、バカ映画と思ってみればけっこーいけます。が、、、大統領がしょっぱなに言う意味不明の言葉「ロバが空を飛ばない限り私のタイトルは大丈夫」。これ、こじつけていうなら正しいのか!?まぁ同監督の「ブラボー火星人2000」のバカバカしさからは、かなりおとなしくなっています。そーゆー意味でも無難か。 [DVD(字幕)] 6点(2006-07-01 22:49:04) |
292. ショウほど素敵な商売はない
ドナヒュー一家の人数がどんどん増えていくあたりが一番おもしろかった。これからどんなのがはじまるんだろうと、ワクワクしていたのに……ドナルド・オコナーの踊り、もっともっとスゴイのを期待していた。マリリンだって、もっとチャーミングなはず。期待感が大きすぎたのか。ただ、ティムの穴を埋めるため、かあちゃんが代役を見事やってのけたあたりは、家族(一座?)の結びつきの強さというか、芸人根性があって、スゴイ!と思った。それから、アービング・バーリンの音楽はさすがで、それを耳にしただけで、楽しい気分になれます。 [DVD(字幕)] 6点(2005-09-03 21:09:21) |
293. サーカスの世界
ジョン・ウェインのスター性でもっている映画のよーな。サーカス団の座長、ウェインは、自身の出し物で駅馬車強盗をやる。首に黄色いリボンをまいて、ライフルを手に、サーカステントの中を馬に乗ってぐるんぐるんと駆けめぐり、的を撃つ。このシーンだけでも、けっこう喜べます。あとは、サーカス団員たちの人間模様というか、芸というか、そこいらあたりをいろいろと想像しながら観ていくと、けっこう楽しい。多少強引なところはありますが、ご愛敬ということで。ちょっと哀しげな音楽もまたよろし。 [DVD(字幕)] 6点(2005-09-01 00:13:49) |
294. マダガスカル
《ネタバレ》 動物園スターご一行が、マダガスカルに着いた後、ライオンはこの地を“Hell”だと感じて落ち込み、シマウマは“Paradise”と感じて飛び跳ねる。そして“動物園派”と“自然派”に分かれ(実際は砂浜に境界線をひいてあっちとこっちに分かれるだけだけれど)て、ライオンは他の2頭を引き込んでシマウマに「ここが楽しいなんていうヤツなんか仲間じゃねぇ。こっちくんなよ!」というようなことを言う。……が、シマウマが楽しそうにしているのをみて、キリンとカバの2頭はシマウマ君のほうに行く。ひとりぼっちのライオン。どうするのかなぁと思って観ていると、あっさり「そっちの仲間に入れて」とシマウマたちのテリトリーに入れてもらうのだ。そう、最初は意地をはっていても、仲間に戻っていくのはけっこう単純で「そうだよな、簡単なことなんだよな、ちょっと見習おう」とか思った次第であります。いろんなところに他の映画をパロっているシーンがあるので、モトネタを知っているシーンにあたると「おっ」と思います。ただ、終わり方があっさりしすぎていたのが残念。オチがもう一押し足りない! [映画館(字幕)] 6点(2005-08-16 23:51:58) |
295. ロボッツ
ロボットの世界の男の子(主人公)と女の人(ヒロイン)そして女の子(お友達?)が出てきますが、三角関係にはなりません。好きだ嫌いだ、愛している、愛していないといった恋愛部分が排除されているお子さま映画です。ストーリーは、普通なんですが、このロボットの世界のインフラがとても楽しく、ウキウキします。ボール状の乗り物に乗って、いろんなところを飛んでいったり、ドミノ倒しがあったり、いろんな仕掛けをみるだけでも、けっこう満足でした。 [映画館(字幕)] 6点(2005-08-13 19:42:45) |
296. アサシン(1993)
どーしよーもなかった不良少女がレディになっていく過程が楽しかった。礼儀作法をしっかりと身につけて、身だしなみに気を使うと美人になれるのかと勘違いをしてしまう。彼役のダーモット・マローニーがただののんき者に見えたのが残念っちゃぁ残念だけれど、まぁ、のんき者だからこその味もあるわけで。彼のお陰で、ブリジッド・フォンダがより真摯に見えたのも良かったかも。 [DVD(字幕)] 6点(2005-07-24 21:12:40) |
297. 東京ジョー
ボギー扮するジョーが経営していた「東京ヂョー」という名前の酒場、この「ヂ」という字がよい。そして、人力車を含め、銀座の街を行き来する人たちの雰囲気がよい。そして、すでに再婚している元妻を追いかけるという、ちょっと女々しいボギーがまたよい。そんなふうな感じがやっぱり『カサブランカ』似ていますね。ジョーがいない間、店を守っていた?日本人がいたけれど、彼らが再会した時にJUDOの組をして、かつての仲良さをあらわす場面がありましたよね。その部分のわざとらしさが、けっこう気に入っています。逆に目が離せないというか、なんか忘れられないシーンのひとつになっています。ストーリーは、なんかの陰謀に巻き込まれて(脅されて)どーのこーのするもの。そっちのほうはちょっとわかりにくく、ただ最後の対決?だけが妙に印象に残っています。 6点(2005-02-20 22:19:27) |
298. スイング・ホテル
「ホワイト・クリスマス」の元ネタとされていますが、ストーリー自体はまったく違うもの。アステアがクロスビーの目をつけている女の子をとるお話……なのか…な。ちょっと違う。とにもかくにもアメリカの祝日をテーマに、クリスマスはもとより、リンカーン誕生日、独立記念日、バレンタインデイなどの歌と踊りを、クロスビーが経営する“ホリディ・イン”で披露していくのです。それぞれ祝日の特徴をつかんだショーが用意されているので、アメリカの祝日を覚えるにはちょうどいい?かも。ちゃんと普通以上にはよくできたショーなのですが、クロスビーとアステアが出ている割には…ってことで、ちょっと残念ではありました。ちなみにバレンタインデイがテーマの歌としては……『夜の豹』のキム・ノヴァクが歌う姿が脳裏から離れてくれません。 6点(2005-02-18 00:03:03) |
299. 裸足で散歩
レッドフォードがかわいい。あんな彼だったら、ワガママを言って困らせたくなるよなぁ。サドっけが出てくるというか、いじめたくなるというか(笑)。ただ、ジェーン・フォンダの感情の起伏の激しさには、かなりビックリさせられました。アレにいちいち付き合っていると、こっちの神経がすり切れるというか。ほとんど、あの電話修理のおじさんと同じ心境。新婚アツアツのときに当てられ、ちょっとしたらすごい仲が悪くなっている二人に、「くわばら、くわばら、さっさと退散しよう」と思ってしまいました。そうそう、お母さん役のミルドレッド・ナトウィックがなかなかかわいらしかったです。常識がありながらも、変なものを受け入れることのできるバランス感覚の良さがグッドでした。 6点(2005-01-16 22:20:05) |
300. ハッピー・フライト(2003)
《ネタバレ》 タイトル通りのおバカ映画です。バカっぽいコメディエンヌ、クリスティーナ・アップルゲイトがまたまたやってくれました。「i」の上の点「・」をハートマーク「・」に替えた履歴書&答案はかなりのおバカ度です。泣いて笑って喧嘩しての大暴れ。いやぁ、やっぱ彼女の思いきりの良さが好きですわぁ。前半部分、グゥイネスとアップルゲイトの中途半端なお色気とバカっぽさが面白く、ホステスのような衣装に喜んでいたのですが、大手航空会社のフライトアテンダント訓練をはじめたあたりから、トーンダウン。グゥイネスが優等生モードになってきたのに尻すぼみを感じました。イマドキの耳障りのいい軽快な音楽に、フライトアテンダントとしてのキャリアを順調に積み重ねるサクセスストーリー。陰に表に主人公を助けてくれる力をもった素晴らしい先輩。夢を実現したハズなのに物足りなさを感じ……というスルリと抜けていくようなストーリーに、中途半端さを感じてしまいます。普通に楽しく、サラリと観ることができるのですが、前半の初飛行機体験でわーわー大騒ぎしているバカっぽいグゥイネスのノリが好きな私としては、後半のなんでもできるスーパーウーマンのグゥイネスに違和感が残ってしまいます。うーん、惜しい……な。 6点(2005-01-14 22:31:01) |