281. バルカン超特急(1938)
やっぱりストーリーテリングの上手さに尽きます。あちらへとこちらへと、観客の心理を自由に操った上で、ストーリーに意外性を持たせていくヒッチコックの映画作りが堪能できる。とはいえ、ラストの荒唐無稽な展開はさすがにマズいかと... [DVD(字幕)] 7点(2009-01-17 10:39:35) |
282. 間諜最後の日
《ネタバレ》 これはちょっといだたけないなぁ…。「三十九夜」と比較してしまうと、やはりテンポの良さの点で圧倒的に劣っている。山での殺人シーンやラストの電車のアクションも、時代の古さの印象が先行してしまうし。 [DVD(字幕)] 4点(2009-01-17 10:35:25) |
283. 三十九夜
全体のストーリー、カット割り共に荒削りもいいところなんですが、テンポの良さだけでぐいぐいと引っ張りきる手腕に脱帽。 [DVD(字幕)] 7点(2009-01-17 10:27:55) |
284. アイ・アム・レジェンド
《ネタバレ》 悪くはないけど、やはり後半の失速は否めないです。盛り上げどころを盛り上げきれてない感も残る。2008年は『28週後』『ミスト』『クローバーフィールド』など、他にも様々な怪物映画があったけれど、この映画の見せ方は一番下手な気がするなぁ。 [映画館(字幕)] 5点(2009-01-16 20:21:55) |
285. エイリアン
文句のつけようのない映像効果・音響効果・役者演出で観る者を圧倒する一本。下手に小賢しい捻りを加えず、ストレートな話を完璧な演出で伝えることを目指したからこそ、SFホラーの金字塔になりえたのでしょう。 [ビデオ(字幕)] 9点(2009-01-16 20:02:59)(良:1票) |
286. 悪魔のいけにえ
《ネタバレ》 怪物たちの造形と、ドキュメンタリータッチの映像演出の素晴らしさは言うまでもない。しかしそれ以上に、起承転結を徹底的に無視し、次に何が起こるか分からない展開がこの映画に効果をもたらしていると思う。予定調和ではホラー映画は怖くない。まさに唯一無二の歴史的傑作。 [ビデオ(字幕)] 9点(2009-01-16 19:50:58) |
287. ヒドゥン(1987)
ハードロック好きな悪玉宇宙人という設定が気にいった。ちょっと時代も感じるけれど。ただ、クライマックスまでイマイチ盛り上がりきれなかったのが残念かな。 [DVD(字幕)] 6点(2009-01-16 19:46:20) |
288. ウィッカーマン(2006)
《ネタバレ》 わけのわからないことばかり言ってはぐらかす島の人々、それによって一向に動き出さない話、怒ってばかりのニコラス…。彼が島ぐるみの陰謀にはめられようとしているのは、もはや火を見るより明らか。観るに耐えない作品。 [DVD(字幕)] 2点(2009-01-16 19:23:28) |
289. グリーンマイル
《ネタバレ》 テンポが良いのでさくさく見れるものの、面白くなりそうで、結局面白くならなりきれなかった作品。悪役の看守があまりにも酷すぎてひく。その割りに、なんだか末路もスッキリしなくて残念… [DVD(字幕)] 4点(2009-01-15 01:05:05) |
290. ミスト
今まで様々な映画で評価を受けてきたフランク・ダラボンだが、彼が最も得意とする分野として、悪役の憎たらしさの演出というのが挙げられるのは間違いない。そして遂に、ショーシャンクの所長、グリーンマイルの看守を超える憎憎しき悪役が登場する。そう、ミストの宗教女だっ!!(笑) というわけで悪役の描き方や、極限状態の人間の心理といった部分の演出に関しては申し分ないのだが、そのぶんモンスターの描き方のマズさが目立ってしまった印象。クリーチャーの造形も随分と適当で、散漫な感じだし。2008年はその前に劇場で「アイ・アム・レジェンド」「28週後…」「クローバーフィールド」を立て続けに見ていたために、またか…という印象を受けてしまったのもあるだろうけれど... [映画館(字幕)] 6点(2009-01-15 01:01:47) |
291. 古畑任三郎ファイナル 今、甦る死<TVM>
《ネタバレ》 あのどんでん返しには、家族全員で仰天してしまった。古畑と金田一が協力するのではなく、まさか古畑vs金田一になってしまうとは!! シリーズ屈指の名作。三谷の真髄を見た気がする。 [地上波(邦画)] 8点(2009-01-05 18:00:36) |
292. 地球が静止する日
《ネタバレ》 隕石衝突までいきなり78分、という唐突さはこれまでの映画になかったものなので期待させられるが、その後があまりに酷い。改心していない人間、生意気な子供、全然静止していない地球…もうめちゃくちゃ。巨大ロボ、イナゴの大群などに対する説明の無さには、もはや潔さすら感じさせられる。ネタ的に楽しめれば面白い作品なのかもしれない。しかし、J・コネリーの美しさは相変わらずだった。 [映画館(字幕)] 3点(2009-01-02 20:35:54) |
293. 舞妓Haaaan!!!
ようやく主役がまわってきた阿部サダヲの超ハイテンション演技炸裂で、いやがおうにものせられて観ていたのに…後半のドラマ部分で突然失速。クドカン脚本の映画と堤幸彦の作品はそんなのばかりだ。でも、ラストのオチは微笑ましくて好き [地上波(邦画)] 6点(2009-01-02 20:34:38) |
294. どろろ
尺が長い…。もう少しコンパクトに纏められれば。後半の妻夫木のアクションはアイコラにしか見えなくなった。 [映画館(邦画)] 4点(2009-01-02 20:26:14) |
295. 恋する惑星
一体この映画は何なのだろうか。アクションでもないのにあんなにブンブンカメラを振り回されては、なんだか人物まで軽く見えてくる。誰にも感情移入できずに終わってしまった。観る人を選ぶ映画 [ビデオ(字幕)] 3点(2009-01-02 20:22:45)(笑:1票) |
296. ノーカントリー
《ネタバレ》 空気銃を片手に、じわりじわりと忍び寄ってくるおかっぱ頭の悪役の造形は、最近ではジョーカーと双璧を成す素晴らしさ。そして文字通り、観客を“煙に巻く”ことをやってのけた脚本が凄い。実に色々なことを考えさせられる、絶妙な幕切れでした。何とも納得の行く解釈がしきれないが、凄い作品だということだけは確か。 [映画館(字幕)] 8点(2009-01-02 20:18:34) |
297. ヘアスプレー(2007)
ありきたりな展開に、あまりバリエーションのない音楽、そして何よりも主人公の容姿が厳しい…。なんとも逆説的に、ミュージカル映画に美人が出ることの大切さを思い知らされてしまった感じ。ベテラン陣は流石の演技をしていたけれど。 [映画館(字幕)] 5点(2009-01-02 20:10:29) |
298. ポンヌフの恋人
素晴らしい映像と、ちょっとどうかなと思う話の展開とが半々ずつぐらいでした… [ビデオ(字幕)] 6点(2009-01-02 18:16:19) |
299. 八つ墓村(1977)
《ネタバレ》 ゆっくりと展開してゆく橋本忍の脚本、広大な自然、恐怖演出、全てが重厚でもうお腹一杯という感じです。特に芥川の音楽は、自身が「最高傑作」と言うだけあって素晴らしいデキ。32人殺しのシーンでの、映像との相乗効果に戦慄。それにしても警察が来てるにも関わらずこれだけ死者が出ると、もう突っ込む気も起こりませんね\(^^)/ [DVD(邦画)] 7点(2009-01-02 18:13:50) |
300. 模倣犯
いくらなんでもついてゆけない。映画は観客あってこそのものであるということを考えて欲しいです。公開直前の頃の『うたばん』で、中居が「あ、あの映画はちょっと…」と言葉を濁していたのが思い出される。 [地上波(邦画)] 1点(2009-01-02 18:06:07) |