3081. リピーテッド
《ネタバレ》 可もなく不可もなくという感じでしょうか。 ニコール・キッドマンとコリン・ファースの演技はさすがという感じで、二人とも自前の表情演技と役柄がぴったりマッチしているので 見応えがあるのですが、その肝心のお話が月並というか、予想通りの展開なわけです。 この旦那、絶対怪しいやん、ていうのは最初から感じてはいたのですが、中盤で涙を流しながらベンに感謝する下りを見て 「あ、ここからそういうドンデンに入るのね」と思ったらその通りに進むわけです。 自分が記憶障害で1日しかメモリー持ちませんという設定からこの月並みな展開はどうなのだろう。 まぁ、やたらとこねくり回してよくわからんようになってる作品に比べれば素直ですが、率直に凡作かなと。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2015-11-23 22:46:22) |
3082. 女ガンマン・皆殺しのメロディ
《ネタバレ》 本当にわかりやすいお話でしたね。西部劇といえば男臭い物語で、女は脇役というのが通常ですが、 本作は夫を殺され強姦された女性が復讐を果たそうとする、ちょっと珍しい西部劇。 たまにはこういうのもいいですね、と思いながら見てたのですが、パッケージなど見てお色気期待してただけに その要素が少ないのが残念。時代的にあんまり過激なのはできなかったのかな? 銃の打ち方などを教えてくれていた賞金稼ぎのおっちゃんが死んでしまったのも残念だったなぁ。 あの後一緒になって幸せになって欲しかった気もする。 [DVD(字幕)] 5点(2015-10-28 21:18:00) |
3083. Zアイランド
《ネタバレ》 有名どころの芸人と役者がこれでもかと出てくるオールスターキャスト。 吉本バックアップのなせる技でしょうか。 実にしょうもない話だし、親子の物語もベタすぎるし、 何よりアクションシーンのクイックアンドスローの編集が ワンパターンすぎて、いかにも「こうすると格好良いでしょ〜」と 品川が言っているように見える。でも多用すると格好良いどころか ダサく見えてしまうので要注意。 良かった点、というか見てて楽しかったのは、宮川大輔とか 綺麗どころのシシド・カフカとかがゾンビ化して人を襲うシーンでしょうか。 後はどう見ても警官に見えない警官役の窪塚くんがツボでした。 [DVD(邦画)] 5点(2015-10-26 22:44:37) |
3084. カイト/KITE
《ネタバレ》 映像とか雰囲気に先走っちゃったタイプの作品ですねぇ。 とは言っても安っぽい感じは否めなく、まぁ映像的に良かったのはクラブでのアクションシーンぐらい。 何より、シナリオが全然面白くないのよね。実は〇〇が〇〇だった〜っていう終盤のどんでんも、 途中でなんとなくわかっちゃったし。 サワちゃんもスタイルはいいけどそんなに顔がかわいいわけでもなく、エロ要素も少なめ。 色々と不満の残る出来でした。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2015-10-16 21:33:49) |
3085. 父と暮せば
《ネタバレ》 直球の反戦映画でしたね。 ほぼワンシチュエーション、ほぼ2人だけの出演。なんだか、舞台を見ているようでした。 こういう内容だと役者の演技力がそのまんま露わになるという感じですが、方言を含め宮沢りえはよくやってたと思います。 [地上波(邦画)] 5点(2015-10-06 22:49:13) |
3086. 男はつらいよ 花も嵐も寅次郎
《ネタバレ》 寅さんて随分とおせっかいだなぁ、、、なんでそんなにくっつけさせたいのよ。って鑑賞しながら思ってたんですけど、 この二人、実際にこの作品がきっかけで結婚するのですね。これも寅さんパワーなのかしら。 [地上波(邦画)] 5点(2015-10-06 14:15:06) |
3087. 南から来た用心棒
《ネタバレ》 悪ボスはいかにもな極悪非道野郎なんですが、最後の対決なんかはその雑魚キャラっぷりを見せつけます。 対する主人公は完全無敵。完膚なきまでの強さを見せつける。そんなわけで、ハラハラドキドキはないのだが、 いわばセガール映画のようにその強さを楽しむというスタイルの作品。 [地上波(字幕)] 5点(2015-10-05 17:11:02) |
3088. ゼロの未来
《ネタバレ》 カラフルなレトロフューチャー。銀河に吸い込まれる主人公。 すごく魅力的な予告編を惹かれ期待して観たのですが、う〜む、なんとも微妙。 ものすごく崇高なのか、実は空っぽなのか。正直、そんなに大した話ではないように思う。 情報技術が発達すると、逆説的に孤独が浮き彫りになるようなものがあるので、この主人公の境遇もよく分かるし、 半ば強引な女性や男が現れて恋人や友人になることで主人公の内面が開花していくわけですが、 結局はそれだけのような。ゼロのほうそく?とやらも、そんな深い意味もないような。 自分がちゃんと理解できてないだけなのか、、、。でももう一度見るという気にもならず。 特典映像で気づきましたが、本作は画面の四隅が丸くなっているのですね。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2015-10-05 15:45:04) |
3089. バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
《ネタバレ》 賞狙い丸出しな作品だし、実際に批評家受けしそうな内容なんですが、一般人的に受けるかというと微妙。 そもそも面白いといえるか、、、と言うと、う〜んとうなってしまう。 マイケル・キートンを知っている人ならともかく、知らない人が観ても思い入れがないし、 映画やメディア業界への罵倒や皮肉も「あぁ、そうですかぁ」と言う他なく。 全編カットを割らない作りやシュールな構成など、よく作ったなと感心もするのですが、 率直に言って最後まで楽しめはしなかった。1シーン長回しで演技している役者さんたちの、 その張り詰めた現場の感じは観てても伝わってきます。個人的には見所といったらそれぐらい。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2015-09-30 23:19:54) |
3090. ジェサベル
《ネタバレ》 不気味なデザインのパッケージに惹かれ観てみました。 映像的には美しいホラー映画なのですが、残念ながらあんまり怖くありません。 結局はイカれた思想の宗教組織によるものだという展開がなんとも安直だし、 そうするとあのビデオの数々は、、、なんだか強引。 演出的には日本のホラー映画に近いものを感じるけど、日本のホラー特有のジメジメ感みたいなのがないのよね。 嫌いじゃないんだけど、う〜ん今一歩。 ヒロインのセーラ・スヌークはとてもいい演技をしていたと思う。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2015-08-28 22:39:57) |
3091. 毛皮のビーナス(1969)
《ネタバレ》 最初は主従関係であった男と女が、だんだんと逆転していくという展開。 それも、現実とお芝居の世界が、少しずつ渾然一体となっていく。 演出家と女優のやりとりだったのが、いつのまにか男女の価値観のぶつかり合いになる。 面白いかどうかというと疑問な作品ですが、他に類を見ないタイプの小作品でした。 [DVD(字幕)] 5点(2015-08-10 21:57:19) |
3092. チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密
《ネタバレ》 私は下ネタは好きなほうですが、本作は全体的に中途半端で、腹抱えて笑えるようなネタが一つもないんですねよねぇ。 なんだか、変に小洒落たものを作ろうとして、上滑りしちゃってる感。 そんで、下ネタ以外のイギリスとアメリカ文化の差異ネタみたいなのも、日本人としては少々わかりにくいのよね。 ジョニーデップはとまにこういう緩いおバカキャラみたいなのを演じますけども、 個人的にこのチャーリー・モルデカイというキャラ、嫌いじゃないですよ。 もっと笑える内容だったら、続編とかも期待していたんだけどなぁ〜残念。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2015-08-07 20:40:53) |
3093. ジュピター
《ネタバレ》 全然違う映画だけど、なぜか「砂の惑星」を思い出しました。 なんだろう、テクノロジーとかは凄くハイテクだけど、衣装や町並みが地球の民族性を感じるデザインで、 いってみればレトロフューチャーな感じだからかな。 さすがはウォシャウスキーのお二人だけあって、格好いい流麗なアクションや ルネサンス的な美術と宇宙船の合体という目新しさなど、映像的に素晴らしいと感じる点は多いのですが、 肝心のストーリーがねぇ、、、。大宇宙という壮大なスケールだけど、 やっていることは迷惑な一家が相続の喧嘩してるみたいなもんだしね。 前作の「クラウド アトラス 」はけっこう深かったけど、本作は陳腐なだけでしたね。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2015-08-07 20:09:47) |
3094. 奇跡(2011)
《ネタバレ》 この監督さんは子供を撮るのが上手いですね。 まえだまえだも、これが初主演作品とは思えないくらい、なかなかいい演技してる。 人前に出ることをお仕事にしてる天では同じだから、漫才師でも演技が上手なのかね。 行動や発言の子供らしさに懐かしさを感じつつ、最後まで拝見いたしました。 [地上波(邦画)] 5点(2015-08-04 19:15:38) |
3095. 探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点
《ネタバレ》 なんだか全体的に手作り感のある作品でしたね。カーチェイスシーンとか、格闘シーンとか、妙に泥臭い。 ユーモアのセンスも古い感じで、そういうのは意図的にやってるのかしら。 大泉洋、松田龍平、尾野真千子、それぞれのキャラがそれぞれの役にぴったりとはまっていて、配役は良かったと思います。 ストーリーは展開が強引なところもあり、正直あまり褒められたものではないのですが、役者たちの持ち味で体裁保っている、そんな作品。 札幌の人が見たら、あぁあそこはここだ、あそこが出てるな、とか、ロケ地を見て楽しむことができるんだろうか。 [地上波(邦画)] 5点(2015-07-29 23:13:18) |
3096. 烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE
《ネタバレ》 トッキュウジャーとキョウリュウジャーだけかと思ったら、今のニンニンジャーまで出てきましたね。 ずっと戦隊ものを見てる子供達にとっては、昔の仲間に再会&新しい仲間を紹介という感覚で楽しめるのかしらね。 チックタックチックタックボーンボーンで赤ちゃんにまで戻されるのは笑った。 [DVD(邦画)] 5点(2015-07-25 22:40:02) |
3097. クレージーのぶちゃむくれ大発見
《ネタバレ》 どうでもいいけど、「ぶちゃむくれ」ってどういう意味でしょうか?(笑) 軽快なテンポ、完成度の高い唄シーン。 さすがはクレージーキャッツだなと思いますが、 ストーリーもいい意味で?無軌道でハチャメチャ。 時代でしょうか。コンピューターというものが世の中を どんどんと変えていく、そういう先見性あるストーリーでもあります。 にしても、加藤茶若いなぁ。 その当時の東京の風景も物珍しくて印象に残りました。 [地上波(邦画)] 5点(2015-06-13 23:24:30) |
3098. 新宿泥棒日記
《ネタバレ》 正直、内容的にはよくわからんのですが(笑)、 「男とは女とは、、、セックスとはなにか」というようなことを自問自答する、 インテリ感の強い作品に感じましたね。 全体的にすごく荒削りな一本で、良くも悪くも若さがほとばしっている、、 そういう意欲的な作品でした。若いときの横尾忠則氏を観れたのは収穫。 [DVD(邦画)] 5点(2015-06-10 21:51:32) |
3099. ぶどうのなみだ
《ネタバレ》 内容的には、まさにファンタジー映画だと 言い切っていいのではないでしょうか。 3人の楽団みたいな人たちも、あの服装とか、 いかにも絵本から抜け出してきたみたいな感じだし。 そもそも、いきなり女が現れて、穴を掘り出してって、 まさになんじゃそりゃな始まり方なんですけど、 実はラブストーリーだったんだなということを考えると、 監督さんの一つの理想とする夢想話と思って見ればわかりやすい。 北海道の牧歌的な風景は良かったです。 [DVD(邦画)] 5点(2015-05-16 22:53:04) |
3100. アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ アナザー
《ネタバレ》 シリーズ第三弾。前作、前々作と楽しませてもらいましたから、 本作も期待して鑑賞したのですが、このシリーズでは一番微妙な出来です。 いや、決してつまらなくはないのですが、 求めていたスタンスとちょっと違うかなと。 これまでと比べると、本作は「オシャレ」に撮っちゃってるわけですよ。 このシリーズは、まずひどすぎるレイプシーンが前半まであり、 それに対する凄まじい復讐劇が後半に続く、という流れなのに、 本作はまずそのレイプシーンがほんのちょっとしかない。 そんで、復讐シーンもなんだかオシャレに撮っていて、グロさや 壮絶さが全然足りないわけです。 主人公の女性も、あふれんばかりの復讐心!というよりは、 なんだか悶々としたやるせない感じというか、もう人生に なんの希望も持ち合わせてないよ、みたいなふてくされた感じなわけです。 いやそれもダメとは言わないけど、これではカタルシスが薄い。 新しい基軸でやってみる必要もあったのかなぁ。 単品としては佳作だけど、このシリーズとしてみると物足りない内容でした。 [DVD(字幕)] 5点(2015-05-16 20:16:06) |