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ゴシックヘッドさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 811
性別 男性
自己紹介 今年は映画見れてないです。

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301.  未来世紀ブラジル 《ネタバレ》 
社会のおかしな部分、それが怖いくらいとてもユニークに表されている。 またタイミングが絶妙に決まっているので神業的な感じがする。 明らかに何かがおかしいことが普通に進行している感じがまた奇妙だ。 最もよく思うのは、修理の際の手続きの運びの悪さ、イライラします。  空想の未来というのは恐ろしさを秘める。 何処か歪んでいる風に思う。 人間への敵意を強く感じる。  見えないものに支配されている感じがとくに怖い。 描かれる未来の世界は全てが胡散臭くて惑わされっぱなし。 正気を失った常識がある。 全く正体の見えない怪物がいる。 SFのテーマとしてよくありますがこの監督の映画は独特。 「毒」の部分がユニークで強烈。 それが的確すぎるため、そのイメージが脳内を深く傷つける。 洗脳のようだ。  これは性までもどこかおかしい。 ヒーローも変だ。 全ての概念がおかしいなかで、歪んだものだけが確かなおかしな世界。 夢の中の巨大な鎧武者が不気味すぎて強烈だった。
[DVD(字幕)] 8点(2007-12-04 03:08:42)
302.  ざくろの色 《ネタバレ》 
なぜこの作品がこんなにも平均点が高いのでしょうか。 僕にはとても難しくて全く内容が理解できませんでした。 パッケージを見てアニメーション作品だと思ったら全然違った。 僕はもっとメルヘンチックでシュールなおとぎ話で少女の出てくるような作品を期待していたのだが。 映像が美しくて、雰囲気も好きです。 そしてその崇高さ。世俗作品とは距離を感じます。 その過剰なまでの宗教的雰囲気がゆえに「ホドロフスキー」を連想してしまいました。 全然違いますが。。。 長さもちょうどいいと思います。  
[DVD(字幕)] 8点(2007-12-04 03:04:48)
303.  燃えよドラゴン 《ネタバレ》 
ブルースリーの演技が文句無しにかっこいい。 彼の鍛え抜かれた肉体、素早い動き、奇声、人間離れしています。 人間を超えた彼はやはり天才です。 彼の妹が悪党に追い詰められる場面が、とてもエロティックな印象として残っている(あれはチュンリーの原形ですか、、、違いますよね)。 東洋の雰囲気ってやっぱ良いわ。 夕食パーティーでは、竜宮城のようなどこか混沌とした、様々な文化が交じり合ってとても幻想的であるが「相撲」はひどい。なんだアレ!日本の文化をバカにしていると思う。 娘達が同じ衣服を身にまとっていて、後宮を思わせる。 「中国の後宮」って、僕にとって物凄くエロティックなニュアンスを感じるのです。 ストーリーが分かりやすいのも取っ付きやすくて良いと思った。 ストーリーは分かりやすくてシンプルなものほど優れていると、僕個人としては思う。 しっかりと場面が描かれている。 それぞれのキャラクターも個性が生きている。 敵役も個性豊か。強そうで怖い。。。(超マッチョの筋肉ムキムキ男がとても怖いんです) ブルースリーが相手を踏みつけ、骨を踏みしだく時のあの悲しげな表情! 素晴らしい! ブルースリーは、最後のほうで様々な武器を持ち替えて、その武器のカッコ良さを見せてくれて、彼のサービス精神の良さが伺えた(やれって言われただけ?)。 地下室はとても怖い。閉鎖的で暗い雰囲気。でもリアリティがある。 孤島の要塞の雰囲気がユートピアっぽくてよかった。 物語の中の独裁者がつくる国って、とても独特の雰囲気というか秩序が全体に行き届いていて、そういう雰囲気が好き(あくまでフィクションとして)。 「鏡の部屋」も「爪」も印象的で良かった。 
[DVD(字幕)] 8点(2007-12-04 02:48:09)(良:2票)
304.  ブリキの太鼓 《ネタバレ》 
好きな作品。 オスカル少年の独特な語りが面白い。 この作品、冒頭でおばさんがジャガイモ?を、とてもおいしそうに食べているのが印象的だった。 そして、オスカルのお母さんが魚をまずそうに食べているんだけど、何故かおいしそうに感じた。 しかし、あの魚を獲るシーンの「牛」は気持ち悪すぎるでしょう。。。 僕は何度も再生してしまいましたよ。 シュールな作品だが、とても壮大な一つのドラマだと思う。 でも意味が分からない。 なぜ小人なの? なぜ太鼓なの?なぜガラスを割るの? なぜ成長しないの?不思議なことだらけ。 でも、とても素晴らしい。 
[DVD(字幕)] 8点(2007-12-04 02:37:44)
305.  ヘルハウス 《ネタバレ》 
怪奇映画が好きな人ならノックアウトしてしまう程の濃厚な怪奇幻想の雰囲気。 序盤の退廃的な風景は素晴らしい。 タナー嬢のゴスロリな美しさ、フィッシャーの精神的に憔悴した感じが見事。 演技を超えたキャラクターは本気度があり迫力が漲る。 この映画の霊現象もまた迫力が凄い。 そして重苦しい恐怖が暗い。 本物のオカルト映画という感じがする作品だ。 洋館の雰囲気はどのホラー映画よりも素晴らしい。 ベラスコの狂気の人間像がこの作品の中で生きている。 タナー嬢が中盤から終盤にかけて色気を増してくのがヤバい。 若くて美しいタナー嬢の霊媒体質が性的に利用されてゆく様が生々しく描かれている。 これはオカルトホラーとして非常にレベルが高い。 この作品は呪いのようなものが感じられて気が重くなる。 この作品の古臭さはカルトさと幻想的なムードを高くしているので本格ホラーの魅力だと感じる。 目新しいホラー演出が好みの人には全く向かない。 淡々としていて物語の運びが少々悪いのかもしれない。 ただそれは飾ることよりも描くことに専念しているからだと僕は感じた。 そのリアリティー重視なところが良い。 あまり納得がいかないのは、霊的な力を科学の力で打ち消してしまうということだ。 これだけ邪悪な霊力を見事に描いた作品が何故そんなガッカリな事をしてしまうのか。 最後は邪悪な霊力よりも人間の狂気にゾッとしてしまった。 
[DVD(字幕)] 8点(2007-12-04 02:16:07)
306.  髪結いの亭主 《ネタバレ》 
おじさんがとても面白かった。 ダンスしているときにとても良い動きをしていた。 お店の雰囲気が素晴らしい。 暖かくて静かで、時間が止まっているような感じ。 そこはまるで、周りとは切り離された別の空間。 柔らかな明かりを取り入れて、それがお店の様々な物に反射して、とても奇麗な色合いを出していると思いました。 コロンって飲んでも大丈夫なんだ。 最後がどうしても意味がわからないんだけど! でもお洒落な作品でした。 
[DVD(字幕)] 8点(2007-12-04 02:07:41)(笑:1票)
307.  悪魔のいけにえ2
この作品は何度も観ているが、とても好きな作品。 観れば観るほどに深くなっていく。 前作にあった「暗くて退廃的な雰囲気」を失った変わりに、 全編を通してこれまでかというほどのハイテンションだ。 それがなんだか普通じゃない感じ。 独特の開放感がハイになる、 どこか遊園地のように楽しい作品。  始めのレザーフェイスとのカーチェイスの場面は観ていて興奮する。 なんかみんながバカっぽくて楽しそうです。 ストレッチは可愛いが、叫び声が少々うるさい。 デニスホッパーってどこかおかしいですよね? その彼が演じる「レフティ」がヤバイい。 お店で「レフティ」がチェーソーの切れ味を(振り回して)テストしているとき、その後ろで店のオッチャンの笑い方がヤバくて、それが変な感じで面白い。 いや、オカしいでしょ!あの笑顔は。 LGがマイペースで良い感じ。 「ドレイトンさん」頭がおかしいですよね?だって笑いながら怒っているんだもん!絶対に変だよ。 大会に優勝したドレイトンさんは帰りのトラックで歌っているが、その時の彼は超うれしそう。イカレている。。。  ラジオ局もどこか独特の雰囲気があって好きです。 人肉工場の遊園地跡は、だだっ広いために「暗さ」がなくて、前作あったリアリティが感じられない。 ディズニーランドのアトラクションみたい。 ドロドロしたものなのに徹底した明るさで描いている。 (でも人の皮を剥ぐところは気持ち悪いよ) このシーンは皮をはがれた「LG」が、フックに掴まって立っているシーンが、 「ベルセルク」に影響を与えているように思う。 あと、家族の「おじいちゃん」の目がとても人間じゃない。  なんか普通じゃない感じ、フーパー作品は脳裏に焼きつく。  もしかしたら、1回観てダメだった方は、もしかしたら3回くらい観ていただくとメチャクチャ好きになるかもしれません。 
[DVD(字幕)] 8点(2007-12-04 00:51:29)(良:1票)
308.  鳥(1963) 《ネタバレ》 
舞台となる町の雰囲気がとても良い。 スティーブンキングの小説を読んでいるかのような、独特の雰囲気だ。 平穏な町の風景がどんどんと崩れていく様がとても見事に描かれている。 この町に変な雰囲気が漂っているのはその前兆か、、、 その不吉な感じが独特の雰囲気をかもし出しているのかもしれない。 小学校も小さくて、なんかいい雰囲気だね。 そこで先生をやっているアニーという女性もどこか暗い雰囲気を漂わせていて、それがまた美しい。 母親リディアの表情が怖い。彼女の目つきには本当に敵意がこもっている。嫉妬って怖いね。 メラニーは美人だ。 「鳥類学が趣味のおばさん」も、「子供がおびえると言って怒り出す母親」も、なんだか見ていてイライラする。 「世界の終わりだ!」の酔っ払いオヤジは好きだけど。 火が引火して爆発するシーンはとてもよくできていると思う。 しかしこの鳥騒動、全世界でというよりもこの町だけで、 あるいはメラニーの周りの狭い範囲だけで起こっているようにしか思えないのだが。 それはもしかしたらメアリーの中だけで起こっている事なのかもしれない。 (違うかもしれませんが) バーの奥で人々が固まっていてメアリーに冷たい視線を投げかける。 その「視線」、その「疎外感」は「鳥」そのものではないだろうか?(むしろこの「視線」は鳥よりも怖い) その「疎外感」が「鳥」という形に変換されただけかもしれない。 この「鳥」は、「ゾンビ」とかと同じ役割を果たしているように思います。 
[DVD(字幕)] 8点(2007-11-20 01:59:43)
309.  生きてこそ 《ネタバレ》 
雪山の過酷さが伝わるシチュエーションが見事です。 過酷な極限状態の中で生きようとするドラマが素晴らしいです。 「この山には神がいる」という神秘的な台詞が印象的でした。 雪山の厳しい自然が美しくもある。  一人一人のキャラクターが生きてます。 肉を食べる場面に邪悪さはなく生命的なエネルギーに満ちます。  人が極限状態に置かれたとき「生きる」という強い意思がある。  夜の寒さをしのぐためみんな布団にくるまって身を寄せ合って寝る場面が良いです。 
[DVD(字幕)] 8点(2007-11-20 01:56:23)
310.  ニコラ 《ネタバレ》 
オープニングはシャイニングを彷彿とさせる。 少年の、「子供の」目線で描いているのがとても良いです。 また、スキー教室というのが良い。 ニコラの妄想がどんどん膨らんでゆくのが面白い。 夢から現実に戻り、それがまた夢だったなんて、 どんどんと非現実の世界に引きずり込まれていくようだ。 個人的には子供達の集団での寮生活というのがツボだった。(しかもスキー教室!) 主人公の少年に「誰かパジャマを貸して」との先生の問いかけに、「私が」と挙手した少女は中性的でとても可愛らしいと思った。 子供を描くことで「小さな恋のメロディー」的な部分もあり(主人公をかばう不良っぽい少年とか)、 これは僕個人の憶測ですが(違ったらすみません)、 この監督は「小さな恋のメロディー」で、「主人公ダニー」と「親友で悪ガキのトム」がどこか同性愛的な雰囲気を放っていると感じて、 その関係をこの作品で少しオーバーに表現したのだと思います(違うかな?)。 また都市伝説が少年の妄想を侵食していき、それがとても不気味な雰囲気を出している。 その裏側で渦巻く何かがとても不気味で、それは少年の頃に感じる不安なのかもしれない。 子供のころは都市伝説がもつオドロオドロしい雰囲気がとても怖かった。 孤独で疲れ果てた父親、ベッドの上でその父親が少年を自分の傍らに座らせる場面は 「シャイニング」からの強い影響を感じた。 少年のバカバカしい変な妄想(バカバカしいが、変にリアリティがある)、しかしそういった子供特有の妄想をとてもうまく捉えていると思う。 また、講師のパトリックがとても良い。 冬の雪山がとても神秘的だ。窓の外で雪が降っている、それがいい。 子供の頃は他人と違う事がどれだけ孤独な事だろうか、 ニコラの疎外感がとても伝わってくる。 とても長いスキー教室に感じられる。 終わり方も、あまり謎が明かされないで良かったと思う。 そしてエンディング、なんだか雪山に消えてしまいそうになる。 (この作品のDVDは恐ろしくジャケットが美しいです)
[DVD(字幕)] 8点(2007-11-20 01:42:01)
311.  サイコ(1960) 《ネタバレ》 
車で逃亡するとき、社長に見られちゃうシーンはイヤだね。 雨の中を車で走る場面、あの視界の悪さは不安にさせられる。 「ワイパーの動き」、「ナイフを持った手の動き」が音楽と合っていて面白い。 この音楽がよい。緊張感や不安を煽るようで、とても効果的だと思う。 モーテルって独特の雰囲気があるよね。 そこにいる青年の、何かにとり憑かれた様に「剥製の鳥」の話をする様はとても普通じゃない。 応接室で話しているときに、青年の背後で鳥の剥製が大きな陰をつくっているのが、とても不吉だ。 しかし、もはや「母親」の正体はバレバレであるが、 でも!それでもおばあさんの存在感は不気味である。 窓から覗く影、精神を病んでいる、表情が見えない、とてもオドロオドロしい。そうではないでしょうか。 ミイラになった「母親」の後姿には、とても存在感があり怖い。本当にまだそこに母親がいる感じ。 でも振り向いた瞬間にチープになった。 最後の精神分析的な謎解きもなんか普通だ。(こじつけっぽい?) でも、この作品はとても暗い陰が存在する。闇を描いている。 霊現象ではないが、不思議な怖さだと思います。(人の心の深いころにある怖さかな?) 独特の雰囲気を残す作品だ。 
[DVD(字幕)] 8点(2007-11-20 01:36:49)
312.  マッドマックス 《ネタバレ》 
北斗の拳の元ネタとして有名な映画だ。 とてもカッコいい映画なのだが、とても生々しく血生臭い場面が印象に残る。 特筆すべきは世紀末感丸出しな悪党ども。 この悪党どもが非常に素晴らしく、とくにボスが儀式というか哲学を持っていてこいつはただ者ではない。 カーアクションとしては真っすぐな道をただ走るだけの場面が多いが、 破壊とスピード感があって心地よい。 カーチェイスのシーンは獲物を捕らえるかのような迫力がある。 警察署はボロすぎて世紀末感が出ているが、病院は結構新しいのでまだちゃんと世界が機能しているようだ。 ヒロインが超セクシーだった。 主人公とヒロインは結婚していて赤ちゃんもいるのに、赤ちゃん完全スルーしてる場面が多いです。 普通の映画では絶対に取らないような行動がみられる。そういった行動パターンがおかしいところがまた逆に面白い。 自分は数ある映画の中で最も粗野だと思えるこの映画の作風が好きですが、 またエンジン好きの人にはたまらないんでしょうね。
[DVD(字幕)] 8点(2007-10-16 02:44:13)
313.  ワイルドバンチ 《ネタバレ》 
暴力シーンがよくできた西部劇だと思う。 冒頭の場面の、ご婦人に紳士的に接しているのに、、、、いきなりアレはビックリ! そのギャップが好き。 敵(メキシコ兵)のいる場所の雰囲気がとても楽園的で好きだ。 あの自堕落な感じ、まるで天国(地獄?)の様だ。 それが崩壊する場面はとても美しい。 その完璧なユートピア的な場所が、銃撃戦によって一瞬にして崩壊してしまう。 その銃撃戦の迫力といったらスゴい。いや~スゴい。 
[DVD(字幕)] 8点(2007-09-23 23:56:12)
314.  ペーパー・ムーン 《ネタバレ》 
普通にスゲー面白かった。 親子2人の仲が悪いのに、でも絆がとてもとても深いのが良い関係だと思った。 物語の中で人を騙しているけど、ぜんぜん憎めない。 テイタム・オニール少女が超可愛い。 モーゼスと仲良くなって途中で乱入してくる性格の悪い女性は、嫌な感じだけど、 でもちゃんと自分の弱い部分を少女に打ち明けていたから、そんな悪い気はしなかった。  この作品の面白さは、もしかしたら「シンプル」なところにあるのかもしれません。モノクロも良いですね。余計なものを全て削ぎ落として洗練されている。この作品を観ると、昨今の映画はいかにゴチャゴチャしているかを思い知らされます。  最後の、テイタム・オニールの選んだ選択にはホントに感動! でも「オバちゃん」も可哀想だと思っちゃうんだよね。。。 「ちゃんと一言オバちゃんに言ってきたの?」とか「レモネードちゃんと飲んだのかな?」 とか、、、そのオバちゃんがとり残されて、淋しそうにしている光景が思い浮かんじゃうんだよね。でもそんなの関係ないか!やっぱり最後には、あの親子2人が一緒になるのが一番美しいんだし。 でもテイタム・オニールちゃんがやっぱり一番可愛いなあ! 
[DVD(字幕)] 8点(2007-09-19 00:45:06)
315.  バニシング・ポイント(1971) 《ネタバレ》 
主人公コワルスキーがかっこいい。  車を運転しているときの目つきがイカれている。 もうイっちゃってる。  なんかもう、最後まで、まっすぐ一直線って感じ。 自分もあそこまで本気になりたいものです。 爆走する車越しに ドラックの話をする、 裸でバイクを運転する女の人がなんだかシュールでいい。 開き直って自由だね。(自由といっても、爆発的でエネルギッシュな自由)  DJも、オンエアが始まった途端にスイッチがはいってハイになるのが面白い。  みなさん素敵です。 情けないことに無知な僕は、この作品が作られた経緯や背景などをなにも知らないが、しかしそれでも素直に楽しめる作品です。 流れるロックミュージック、猛スピードで爆走するだけで気持ちいいではありませんか。 
[DVD(字幕)] 8点(2007-09-17 21:59:33)
316.  禁じられた遊び(1952) 《ネタバレ》 
何度観ても素晴らしい映画だ。 少女ポーレットが牛を見て泣いちゃうところが面白かった。 場面場面で流れる音楽がとてもいい。なんかとても優しいし、暖かい、懐かしい。 登場人物に人間味があり、とても暖かいものとして描かれている。 とても人間らしい暖かさだが、しかしその裏で大人達は醜く争っている。 人間は暖かいとは簡単には言えないけど、人間は暖かいものと信じたくなる作品かな? 農家にも暖かさがある。 ミシェルとポーレットの語らいが良かった。 風車小屋の中に十字架を並べたところなんて夢のように美しい雰囲気が漂っていた。 あれはミシェルとポーレットの二人だけの世界で、あの二人の雰囲気なんだと思う。 父親がミシェルをお仕置きしている場面が、なんだか凄い本気で怒っているのが面白かった。 ミシェルが十字架を盗んじゃうのを観るととても腹が立つが、 でも、大人は嘘吐き!ミシェルとポーレットが可哀想だ! 昔の映画を観ると、飾り過ぎないで描きたいものをシンプルに描いていると思う。 伝えたいことをそのままやっている。  戦争という凄惨なものを背景に描いているが、なぜか僕はそれよりも暖かいという印象が残る。なんだか暖かい作品。 
[DVD(字幕)] 8点(2007-09-16 01:41:23)
317.  夢のチョコレート工場 《ネタバレ》 
とても大好き。 ディズニー映画+「毒毒」といった印象を受ける(毒が強いからね)。 子供のころは夢がありますよね(実際の物よりも大きく見えたりとか)。この映画には子供の夢がある。 工場内はまるで「不思議の国のアリス」みたいに全てが歪んでいる。  工場は現実からかなり打っ飛んでいる。 工場に入った瞬間に、(あるいは金色のチケットを手に入れた瞬間に)日常から、非日常の世界に迷い込んでしまう。  この工場に入ったら出て来られるのだろうか? 少し怖い。 ワンカは「やめたほうがいい」と言って子ども達を誘惑する。  子ども達とその親が退場する時、どこに連れて行かれるのだろうか? もう戻って来られないような不安。 楽しいことには行き着いた先には「毒」があるのだと思った。  ワンカが「仕事が忙しいから」と言って部屋にこもってしまったとき、なんだか急激な寂しさを覚えた。  遊園地から現実に引き戻されてしまったかのような。  これは大好きな映画。 門の外から工場を眺める少年。誰もいない工場がとても不安で印象的だった。 子供の頃には今とは物の見え方が違った。実際の物よりも大きく歪んで見えた(それは魔法にかかったかのように)。 時にはグロテスクに。  この映画の甘いお菓子や、クレイジーな乗り物もとても楽しくみえるが、しかしどこかグロテスクで危険ある。 
[DVD(字幕)] 8点(2007-09-16 01:34:22)
318.  黄金の七人 《ネタバレ》 
とても面白かった。 出てくる人がみんなシュールだった。 街の雰囲気もなんだかレトロな感じがしておしゃれな映画だと思った。 音楽もとても馴染み深かった。 教授が素敵だった。 
[DVD(字幕)] 8点(2007-09-16 01:02:24)
319.  ホーリー・マウンテン 《ネタバレ》 
まず、この神秘的なタイトルが何より優れていると思います。 錬金術のような作品。とても神秘的でサイケデリックな感じだった。 ほとんど意味が分からないのですが、この色彩は心地良いし、 ストーリー自体が無いのだと思えば気軽に(?)観れる作品だと思った。 (というのも、「エルトポ」のようにストーリーが偉大だったり、「サンタサングレ」のように入り込める物語だと身構えてしまって疲れるのですが(もちろん両者は傑作です!)、 本作は脈絡がほぼ無いために最初から「意味わからん!」と観て楽しみ「理解しよう!」としなければ、映像は心地よくただ流れているだけです。脳は何も考えないで気持ちよく身をゆだねるだけです。)こういった脈絡も何も無いストーリーは観ていると瞑想状態(眠気じゃない、、、)夢うつつのような感覚に陥る(ような気がする、、、)。 でもこの作品は難しすぎて意味はわかりません。  ちょっと危ない教祖の教典のような映画でした。 だから自分もカルトになったような錯覚が味わえて楽しいです。  この映画を100回も観たら座禅で空中に浮けるかもしれません。
[DVD(字幕)] 8点(2007-09-15 03:47:05)
320.  セブン 《ネタバレ》 
映像がかっこいい作品。 雨が降っている場面の「色」がとても奇麗だった。 クラシックが流れる優雅な図書館の雰囲気も居心地が良かった。 図書館って「知識の宝庫」で、いろいろな知識や歴史が眠っているっていうのがどこか神秘的でロマンチックだと思う。 都会の「陰」の部分が見事に描かれている。 デブが顔をスパゲティーに突っ込んでいるところなんて、TVゲームの「サイレントヒル」のような雰囲気がとてもよかったと思う。 犯人のライフワークが凄まじい!膨大な日記みたいなものを書いてるんだけど、僕も真似してみたら3日も続かなかった。 犯人が人間離れに頭が良いというのがカッコイイ! 最後のは衝撃的だ。結末を知ってからみると、面白みが半減かも。 しかし人物描写が巧みで、人々の「関わり」がちゃんと描かれているので、何度観ても楽しめるであろう作品だ。 最後の、あの葛藤している様が見事に描かれていたと思う。苦しみが伝わってきた。 あの場面を、「もし自分の親しい人だったら、、、」と置き換えると怖い。そのショックはとても大きかったんだろう。。。 
[DVD(字幕)] 8点(2007-09-15 03:41:15)
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