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アルメイダさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 604
性別 女性
ホームページ http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/
自己紹介 2004年から映画専門サイトをたちあげました。
ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。
リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に
のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ
ザフューチャーなどのアンブリンもの。
十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・
自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ
思いも変わると思います。その中で、共感できる人が
多ければ売れるのでしょうね。
たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・>
と、マニアックな映画にも手をつけますが、
できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、
子供時代に帰ってるみたいです・・
それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・

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321.  オペラハット 《ネタバレ》 
まんま「スミス都へ行く」とよく似ていますがこちらが先のようで・・ 題名がこちらは、  MR. DEEDS GOES TO TOWNで、オペラハットが邦題。  MR. SMITH GOES TO WASHINGTONで、スミス都へ行くが邦題。  日本語のタイトルどうにかならないのでしょうか・・  別に同じ監督作なのだからよく似た作品も作りますよ~  この原題のタイトルのほうが逆によかったかも・・  どちらかというと恋愛の方に的を絞った見方がいいかもしれません。  J・アーサーは両作品ともよかったけどスミスのほうが好きだなぁ(理想像)  G・クーパーは若いですね~(「昼下がりの情事」しか観たことがなかったので)  でもこのキャラがあまり合いませんでした。  固いというかなじめない・・  田舎から出てきたという風には見えないんです。  茶目っ気の演出はされてるのですが固いかなぁ・・  ふたりが夜中に故郷や音楽の話をするところはよかったです。  裁判のシーンはひいてしまいました。  キャプラ監督は共産主義なんだろうか(対するスミスは民主主義への風刺か)  こちらは風刺よりもほんとにそうなんだろうと思いました(苦笑)  先にどちらを観るかも問題かもしれませんが、  でもやっぱりよく似すぎているから比べてしまいます。  あと、元からお金にも余裕のある主人公だから欲もないという、  中流以上の暮らしが共感できなかったです。  田舎の素朴な大切さというのは伝わりました。  格言みたいなのはあれは何かの本で読んだことがありました。     
[DVD(字幕)] 6点(2005-10-22 12:19:25)
322.  ロープ 《ネタバレ》 
ヒッチコック作品の今までの観賞の中で一番面白かったです。 この作品はヒッチコックにしては珍しい作りです。  舞台劇のようであり、他の(といっても観た作品は少ないのですが・・)  カメラワークに凝った演出や不思議な幻想のシーンはありません。  ・・というと変かもしれないかなぁ。  今まで見た現時点のヒッチコック作品は・・  裏窓、北北西に進路を取れ、めまい、白い恐怖・・  これらの有名な作品の中でこの作品が一番好きかもしれません。  ただし私の採点がそのわりに厳しいのは配役と演出です。  配役がなぜか私には合いませんでした。  J・スチュワートがキャプラ映画のアメリカの良心というイメージで、  このような卓上論の先生役はどうかと・・  これはもっとヒトクセもフタクセもあるちょっと強気で固そうな人か(C・グラントとか)  老練の少し太った嫌味な役をうまく演じられる(R・オリビエとか)  J・スチュワートは「スミス都へ行く」のあとで観賞したのでギャップ損かも。  あと演出としましては最初から首を絞めるシーンを持ってくると、  全くそれからが怖くはないのです。  棺おけのように食台に入れられている死体は映さないのですが、  やはり最初の丁寧な殺人が怖さよりもこっけいでした。  叫び声だけで見せなくてもよかったかも・・  役が合ってないと文句をいう割にはJ・スチュワートが出てきてからが面白い。  でもなかなか出てこないのです。  お互いの人間関係もセリフで説明するだけでわかりにくい。  犯人が最初からわかり解いてゆくやり方は苦手なコロンボみたいで、  それでも後半が面白かったのは舞台劇の面白さがあるから。  これは白黒のほうがよかったかもしれません。  窓から見える夜景の色も鮮やかすぎるし陰影演出がイマイチでした。  でも短い舞台劇のような例えばエドガー・ア・ランポーの短編小説映画のようで、  気軽にサスペンスを楽しみたい方にお勧めします。  ショッキングな殺人描写映画としては「コックと泥棒その妻と愛人」が怖い。  
[DVD(字幕)] 6点(2005-10-09 15:13:49)
323.  白い恐怖(1945) 《ネタバレ》 
う~ん、ストーリーが今流行っぽいいきなり現れた記憶喪失の男と恋に落ちる女・・  これが(何てきれいな恋愛なの)とはいれるか(あ、その設定まずだめ)となるか・・  私はメロドラマとヒーローものが苦手なのですが、この主役ふたりはおいしすぎ。  リチャード・ギアとジョディ・フォスターのサスペンスがありましたが、  それよりさらに絵になるふたりでしょう。  イングリッド・バーグマンは実は初めて観ました(カサブランカとか恋愛系だから避ける)  いやぁ、知的な美人で品があります。  対するG・ペックも作品が面白くバラエティに富んでいるので観てますが、  今回はバーグマンのほうがよかった。  ヒッチコックも最近観だしたのですが(私は昔の映画を本当に観れてませんね)  絵で魅せる丁寧な作りがまだ私にはついてゆけません・・  理解しようと有名作を観てはいるのですが、  これは好みの問題なのかもしれません。  ゆるりと音楽が全体にかかっており展開が遅いので眠くなりました。  で、「めまい」のときもそうでしたが一度止めてまた見返しました。  しかし・・いきなり出会って恋に落ちてってのはなかなかついてゆけません。  手っ取り早く戦争とかなにかが絡んだ方が危機感と恋愛とか無理やりにできるのですが・・  この恋に落ちるというあたりにもっと説得力がほしいですね。  同じ匂いがするという風なありきたりなものでもいいんです。  後半出てきた精神科医の重鎮老人がなかなかいい役をしていました。  夢の話から事件の謎を解いていくあたりは面白いです。  お話はわりと面白いサスペンスですので、  テンポとキレがほしかったなぁ・・リメイク希望と言えば失礼か。 
[DVD(字幕)] 6点(2005-10-09 14:56:35)
324.  ラ・マンチャの男 《ネタバレ》 
 脚本から演出、そして一番は役者の演技・・完璧な映画です。  マイナス要素があるとすればジャンルがやはり合わないくらいです。  完璧な映画の他に評価したいのは、  シリアスで哲学的な作品をコミカルでもの哀しい作品にしたこと。   これを2次元で舞台劇にしているアイディアがいい。    純粋すぎて想像の旅に出るキホーテとサンチョ。  サンチョは現実をわかっていながらキホーテが好きだからついてゆく。  最期のシーンでは残酷にも自分が現実逃避のただの老人だったと気づくキホーテ。  もしかしたら年齢とか関係なく現実から逃れたくて夢に生きようとする人なら、  感動して共感か違和感を感じるかもしれません。  たとえ学生でもこの老人と自分は同じだと悟るかもしれないし、  本当の老人ならまさに自分もそうなりたいとさえ思うかもしれない。  ラストも秀悦で刑務所のシーンに戻り、  宗教裁判を受けるキホーテたちを受刑者たち(つまりこの劇の登場人物たち)が、  歌で見送るのですがそこで切るようにエンディングになりわれに返ります。  何が言いたいんだ・・それからかなり考えます。  夢を持った男の悲劇なら夢など持たずに現実に生きればいいじゃあないか。  でも最期の幸せそうな顔を見てごらん。  彼は現実の世界には生きられないんだ・・  お供のサンチョは現実をわかっていながらそんなキホーテについていった・・  この映画の表のあらすじの裏にある何かはわかるけれど、  共感し感動ができるような自分でもない・・  これは実際あらすじだけで解釈できる世界ではありません。  映画のあとで考えに浸りたいそんな気持ちのときもあるでしょう。  これから秋の夜長にぴったりな見やすいミュージカルです。  松本幸四郎さんが舞台記録を持つと説明しましたが、  つながりで「王様のレストラン」の三谷監督は同ドラマや他のドラマでも、  この映画の中でのあるシーンをナゾナゾとして使っています。  (向こうから頭の上に洗面器をかぶっている人がいます。なぜそんなものを?)  そんな感じのナゾナゾでしたが答えは次回とか言って教えてくれず・・  この映画の中に出てきますよ(苦笑)  なかなか三谷監督お茶目ですね。  気になっててたまらなかった方ぜひこの映画をお勧めします。  
[DVD(字幕)] 6点(2005-09-23 12:52:38)
325.  コンスタンティン 《ネタバレ》 
   最初からエクソシストしていますね(笑)  なんでみんな砂漠で発掘するのよ~(今回のは発掘とは言わないが)    内面まで描けているように見えて私には伝わりませんでした。  自殺がいけないことと禁煙しなければあの世に行けるという映画としか伝わらず・・  サタンの都合よく「自己犠牲・・」と言う主人公が地獄に行けなかったところとか、  双子の片割れがどうのこうのというよくあるストーリーは大変わかりやすく、  しかもそれなのに観終えたあと記憶に残らないというのはどういうことなのか??  わざわざ話をわかりにくく演出するほうに力を入れて、  心理描写などを観客に考えさせてくれていなかったり・・  全く怖くはないエクソシストとは別のエクソシスト2に一番似てるんじゃあないかな?  あれは砂漠から始まるし昆虫の群れの使い方も似てるしで・・  しかしこちらのほうが人間のトラウマは(だからエクソシストなんですが)  よく描けています・・(私に共感できないだけで)  観ている最中に主人公に違和感を感じてきて、  この役はR・デニーロみたいなハードボイルドな疲れた役者がいいと。  でもさらに後半に近づくとかなり体育会的なひつこい描写が続き、  やはりこの映画は濃すぎるからキアヌしかいないかと納得。  最初から主人公を神父として描いてくれればついてゆけたんですが・・  まんまエクソシストになっても主人公が神父でもかまわないと思うけど。  逆に若い神父が活躍する作品ってないから珍しいし。  アメコミが元という設定からか漫画そのものみたいなんですが、  正直アメコミ映画はスパイダーマンは好きですが苦手な方です。   双子やラストの大御所現れ解決ってのはまさにファンタジー・アメコミ・・  エクソシスト+丹波哲郎の世界+エンド・オブ・ディズみたいな・・  日本の漫画にもありそうなネタでした。  ロープを使ったりあの世の世界に行くシーンなどは、  作品は違えどポルターガイストも思い出しました。  登場人物でよかったのはガブリエルです。   一瞬ケイト・ブランシェットかと思いましたがティルダ・スウィントンという人なんですね。  キアヌのファンか宗教ファンタジーが好きな方にお勧め。  私はちなみにマトリックスも観ていませんので似ているかは言えません。 
[DVD(字幕)] 6点(2005-09-23 12:49:43)
326.  ワイルドバンチ 《ネタバレ》 
 ・・どうやら本物の(当たり前だ)西部劇のようです。  でも不思議とそんなに古くさく感じなかった。  なぜなんだろうか。  たぶん演出に全く違和感がないからでしょうか。  私だけ違う感覚なのかもしれないけれども・・  この映画の中で一番の見せ所と私は思う冒頭の強盗シーン、  「ソードフィッシュ」に似ていないですか??  終わって即ソードフィッシュと見比べましたが時代が全然違うのですが、  この冒頭のシーンはかっこいいと思いました。  いや、強盗や殺しでかっこいいというのも変ですが、  殺しのシーンはうまいんだなぁ・・タイミングというか。  スローの入れ方やセリフの間合いとか最近のギャングものは影響受けてると。  登場人物が大変多くて2枚組みの1枚目ではまだついていきかねていました。  強盗シーンから始まりこの一味を逃したことで、  保安官はグループの元仲間だった男をおどし(監獄へ返すと)一味を捕まえろと命令。  強盗グループが主役みたいなのですが、  メキシコに渡りある土地で将軍に武器を調達することを命じられます。  アパッチ将軍率いるその土地にはたびたび襲われますが、  武器がちょろくいつも相手に負けているのです。  武器を輸送列車から奪うシーンは迫力なので劇場で当時観られた方は楽しめたでしょう。  橋が落ちるシーンも見事でしたがさらに古い作品で「アラビアのロレンス」を観たら・・  こういう面白いアクションもロレンスを超えられないなぁ・・  ただ、内容自体は面白いし何回か観られる作品だと思います。  ただ略奪して殺しあう映画でもありませんしメロドラマもないです。  本当は一番の見せ所かもしれないラストの惨殺シーンは合わなかった。  ひつこすぎる~(苦笑)戦争映画かと思いました。  登場人物それぞれに面白いあだ名がついておりこれもややこしい。  鉄道、バイク、う~んたくさん出て来すぎるんですが、覚えれば面白いかも。  たぶん何回か観るとまた評価があがる映画だと思います。  何回か観られるとも思いますよ。  強盗グループが主役のようですが私はなぜか一味を追う元仲間が気になって・・  このグループは捕まえるためにあとから追う役なのに地味でみすぼらしい。  それが逆に気になって面白いんですよ。  時間も長いのでレンタルで観て気に入ったらどうしょうかなとも思っています。 
[DVD(字幕)] 6点(2005-09-23 12:29:33)
327.  渚にて 《ネタバレ》 
まず、この作品が作られた時代を考慮して、  地球崩壊SFのさきがけとなった作品ということを考えてください。  古い作品なのでモノクロでスペクタクルなシーンもありません。  物語は、冒頭からいきなり世界の終わりを告げられ、  最期の楽園と化した普通の人々の暮らしがいつものように始まります。  作品により共感しやすくしたい方には、  シドニー・ルメットの未知への飛行 を合わせて観る事をお勧めします。  未知への飛行(全く本作に関連はないが私は関連させてみた)をまだ未見の方は想像で、  第三次次世界大戦後、生き残った人類がいる国はオーストラリアだけと考えてください。  合衆国は全滅しましたがまだ生存者が残っているかもしれません。  わずかな望みも持ちながらアメリカ艦長G・ペック(今のところ観た作品で一番かな)は、  オーストラリアでつかの間の休日を過ごしある女性を紹介されます。  アメリカ人の主人公にはすでに家族はいません。  それでも恋には落ちないのですが、徐々に打ち解けていくのです。  このふたりと紹介した若い夫婦がほとんどでづっぱりです。  若い夫婦の妻は出産したてでこの世の終焉にウツ状態です。  5ヵ月後には最期まで残ったオーストラリアも終わると予想されていました。  夫は昇進し主人公とともに原子力潜水艦に乗り、汚染の調査をするのですが・・  望みの北極圏さえすでに汚染レベルは高く、  当然全滅したサンフランシスコにも寄ります。  乗組員のひとりが空になった廃墟に降り立ち泳いで逃げます。  「死ぬときは故郷で」日本から出たことがない私には理解できなかった。  生まれた国であろうとも生存者はいないのだから・・  それならば生きている人たちと一緒にいた方が心強いと思うのですが・・  それを強く感じたのが死体描写が全くないということです。  死体が街にあれば死体でも家族と一緒にいられる。  生まれた土地に帰る気持ちはわからなくはない。 けれども空になった街、死体はどこへ・・?  犬は死ぬときにうちに帰るように人間もベットだと言うのですから、  みんなうちにこもってそのときを待ったのでしょう・・  「28日後・・」を思い出しました。  
[DVD(字幕)] 6点(2005-09-23 12:27:26)
328.  クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち 《ネタバレ》 
 何が面白かったというと最期の晩餐やら12使徒やらアイテムちりばめて、  しかもナチが黒幕(1でもでしたね・・)パターンは昔から変わらないんだけれど、  イエスそっくりの男を初め使徒がみんな職業から名前まで同じ。  このカルト集団の最期の晩餐の写真など全く怖いよりおかしくて、  全編恐怖感全くなしで逆に安心して観られる娯楽作に仕上がっています。  カルトホラーサスペンスを期待した人には大いに不満でしょうが、  私も少なからずその期待はしていましたが・・  どう考えたってそんなに揃えすぎたらコメディでしょうと切り替えました。  1にもいえることですが説明不足はテンポ上仕方ないにしても、  もうちょっとせめて120分くらいにしてほしいですね。    この作品は1でもそうでしたが、とにかく主役の刑事がマヌケ!  それがいらいらするのですがまた魅力なのかもしれませんね。  今回もストーリーに置いていかれる刑事たちは演技なのでしょうが天然ぽくていい。  レノの相手役はほとんどの人がよいと言うけれど前の人がいいなぁ・・  私はクリストファー・リーみたいなまるで中世の貴族のような悪役は好きなのですが、  彼はなんか最近特に不遇な役が多いんですよね。  ロードオブザリングではまだ活躍していたけれど、  特にSW3・・あれは哀しい!なんなのあの役は・・(でもパルパティーンも好きだから仕方ないか)  1941で海に放り込まれたドイツ兵もひどかったけど(なぜドイツ人ばかりまわってくるのだ)  今作の彼の最期は理解不可能!これが大いに不満なマイナス。  あれはただ観念しただけなのか??本当に説明不足で疑問。  とにかく面白い後半は今で言うナショナルトレジャー、伝説のインディジョーンズ映画です。  ここまできたらちらっとでてきたトロッコ列車みたいなのを使ってほしかったり・・  元気でいこうファイトいっぱ~つ!?みたいなナチのドリンク・・  あれはうけましたよ。やはりこれコメディです。このノリに遅れてはいけない(笑)  
[DVD(吹替)] 6点(2005-09-11 11:44:20)
329.  アンドロメダ・・・ 《ネタバレ》 
この映画はかな~り地味でたいした盛り上がりもないのですが、  脚本&発想としては10点満点!  ただし映画として観れば3点・・で、総合的には6点でしょうか?  最初と残り30分くらいの面白さを味わうためには全部を観なくてはいけませんが・・  細菌がなかなか動き出さないので本当に忍耐が必要です。  最期まで引きずりこむ脚本のうまさには感心します。  地下研究室の真の意味や細菌繁殖が始まったあとの駆け引き、  これは地球全体の戦争問題にも発展しかねないスリルです。  DVDでレンタルしてざっと全体を観てもう一度ラスト付近だけ見直す手も・・  たぶん科学が好きな方が観ればこたえられない面白さだと思いますよ。  私は科学や地学は苦手なのですが道理がかなってるので面白かったなぁ・・  エンディングもそのあとは?と深く考えさせられる問題もあり、  後半だけなら何回も見られるんですが・・全体が淡々としているのが映画の娯楽に欠けている。  なぜ細菌にやられた街で赤ちゃんとアル中の胃潰瘍の老人だけが生き残ったのか?  そこに鍵があるのですがまた発想がいいです。  どんな方法を考えても無敵の細菌。  すでにアメリカ中に広まるのは時間の問題・・  細菌をやっつけるために原爆を使うことを選ぶのですが、  さてここの原爆発動装置の解除キーは科学者のひとりが持っています。  ところが原爆を使ってもさらに世界中が細菌の恐怖に落ちる恐怖が判明。  しかも地下研究室はコンピューターによってドアが遮断され融通がきかない。  原爆解除できなければ細菌がさらに繁殖してしまう。  映画的にここは最高に面白い演出です。  ゲームが好きなんですが(笑)昔やったはしごゲームを思い出しました。  ここをすぎてもまだ山はありますので後半30分盛り上がりばかり。  なぜ赤ちゃんとアル中の病人だけ生きられるか??  テンポよく時間も短くリメイクしてくれたらいいのになぁ・・  その際、政治的なところも新たに絡めてくれるとサスペンス度もアップするかも。  観終わったあと、人に話したくなる映画というかSF小説の映像化という感じ。  映像で見せるエイリアンものでもなくアクションもありません。  戦闘シュミレーションや科学が好きな方に特にお勧め。 
[DVD(字幕)] 6点(2005-09-01 11:39:47)
330.  ザ・メッセージ 《ネタバレ》 
この映画を先に観ておけば「キングダムオブヘブン」も違う目で観られ面白かったかなぁ・・  私が見たのは180分の方でおそらくは完全版だろうと思います。  なぜこの作品を観ることになったか・・  固く考えれば今の中東問題(次に観る予定は「栄光への脱出」というユダヤ人帰還作品)  柔らかく考えれば3大宗教のうちのひとつなのに日本には馴染みのないイスラム教、  誰が考えても(というのは映画として)宗教映画はユダヤ教は娯楽スペクタルであり、  キリスト教はホラーからサスペンスやハリウッド映画全般を理解するに必要。  作品も少ないし映画では有名ではないイスラム教も観てみようということで・・    まずはこの作品の音楽ですが、モーリス・ジャール が担当しています。  もうすぐにジャールだ!と思いますよ。  全く音楽の組み立てや導入部が「アラビアのロレンス」と同じなのですから。  砂漠と人しか映らないといっていいくらい世界が似ています・・  そしてこの作品の大きな特徴といたしましては、  なんといっても主人公マホメットが画面に現れないこと!  宗教上の理由で姿を現せないのですが・・これ不思議ですよ。  まあ考えれば「天地創造」や「十戒」と同じじゃないですか・・  ただしあちらはエホバは映像化できないというのはわかります。  立場的にはアブラハムと同じなんですから映さないと・・  人間ですから~足だけとか後姿だけとかあるでしょうに・・  「ベンハー」のキリストのような見せ方をしてもありがたみは伝わりますのに(苦笑)  それとスペクタルな面白さが皆無な演出ですので歴史に興味がなければ面白くないかも・・  そういうこと考えれば大きくマイナスですが、  役者もアンソニー・クィン(これまたアラビアのロレンスのアウダ役)をはじめとして、  観客には見えないマホメット相手の演技は素晴らしい。  観客に向かって質問したりする場面が多いので、  「えっ?私?」と異様さを感じてしまい笑ってしまう。  これが重なると「これ、洗脳されるよ~!?」とますます不思議。  「マホメッド、戦ってもいいか?」とこちらに聞いてくるのです。  は?なぜこちらに・・?アラブ人は好戦的だろう?と思っていると、  「わかった、さあ戦おう」みたいに・・この感じ観ないとわかりづらいかな?    
[DVD(字幕)] 6点(2005-09-01 11:30:58)
331.  栄光への脱出 《ネタバレ》 
「アラビアのロレンス」になんとなく似ているんですよね。  歴史的に見ても先にロレンスを観ておくとこの作品がわかりやすいです。  さてこの作品はその後のアラブを描いております。  アラビアのロレンスが長い作品なのですが、今作はなんと212分!  いやぁ・・やはりややこしい時代背景ゆえこれは見ごたえある。    モーゼになったニューマンは故郷に帰るのですが、  冷静に客観的に見ると、このイギリス統治下のままでよかったのではと思うんですが・・  アラブのひとユダヤのひとが仲良く共存しています。  そこに時代を変えた流れが政治という見えない支配によって、  イギリスの力は失せ代わりに触れてはいませんがアメリカの力が見えます。  アメリカに触れずあえて看護婦をアメリカ人としたところが、  これは絶対ハリウッド現代版十戒を描きたかったんだなぁと・・  客観的に描いていると思わせ実はアメリカ映画だというのがわかります。  アラブやイギリスのことをあまり悪く描いていない(むしろ善)のに対して、  最期の方でなぜかドイツが出てくるさまはアメリカ人はドイツは悪役と見ていたのでしょう。  この時代にこの映画というのは勇気があるというか、  作品中にニューマンが言う「これは宣伝だ」実際プロバガンダ映画なのでしょう。  ラストはもろ「アラビアのロレンス」です。  ジープはどこに向かっているのか?  彼らは本当の自由を手に入れられたのか?   私たちはすでに現在を知っていて歴史は繰り返される。  確かに一方的な描き方かもしれませんが、  そのおかげで逆に娯楽性もあり長い作品を観ることが出来るのです。  いや、こういう政治民族問題は色々な方向から描いていくのは難しい。   栄光への脱出という日本タイトルは無神経でセンスがありません。  本当は船の名前であり深い別な意味があるのです。  アメリカがいかに自由で正義で弱者に手を差し伸べているという演出は、  看護婦がアメリカ人であることでもう十分でした。  アメリカ女性との恋愛を絡めなくても十分伝わったのではないでしょうか。  こういうロマンスを省いて骨太な実は宗教が根付く土地という争いを、  じっくりわかりやすくシリアスに描いてほしかったのです。  
[DVD(字幕)] 6点(2005-09-01 11:09:21)
332.  オーメン(1976) 《ネタバレ》 
オーメンは心理的に怖いだろうと思っていたのですが、 「サスペリア」と同じようなガックリ感でした。 魔女ではないのですが犬が活躍してその犬と人間から出来た子供というのが、 どうも違和感があり全然怖くはなかったのです。 犬は最初から出てきますのでわかりますし、同じ犬ネタでしたら「遊星からの物体X」の方が優秀。 殺人シーンもどうというものではなく、特に発掘現場での殺人シーンは(あ、人形)とわかる。 あれならばガラスに血ノリだけ流れて死体は映さない方がいい。 そうして肝心なダミアンなのですがかわいすぎる・・ 私がイメージしていたのはもっと無表情な悪魔の子なのでもしかしたら2の方がそれがあるかも。 怖さで言えば主役よりも犬を連れてた従女!あれの方が怖い。 けど「キャリー」や「サスペリア2」の母には及ばない・・ 一番怖いなぁと思ったのが心霊写真(予言写真)を撮る記者。 こいつの立場で見ていたらマジに怖いと思いました。 だってなぜ写真を撮り続けるかといえば、自分の未来が写っていたからなんですよ。 そりゃあ怖いでしょうに・・ 神父さまの最期のシーンがよく撮れていました。 反キリスト映画と言うふれこみだったので違う期待もしてしまいました。 もしかしたら政治的な歴史大作ホラーかもしれないと・・ そんなたいそうなものではなかったんですね。 それと有名なホラーゆえ観る前から十字軍の亡霊や黒ミサを勝手に想像してました(苦笑) 演出としてはダミアンが三輪車でグルグル回るシーンですがこれもよい。 でもこのシーンは「シャイニング」そのものですよね。 あと主役のグレゴリー・ペックは山崎務(外人を日本人に例えるのがクセ)似で渋くてよいです。 この映画でもっとも良かったのは音楽です。 昔グレゴリー・チャットに凝ってて聴いていたんですが、 あれは車でひとり聞くとものすごい怖いんでやめました。 教会音楽って静寂と迫力があり落ち着くし怖くもなる。 効果音で言うと、「JAWS」のような音使いをしてて特典でも言ってました。 (JAWSのような音楽を作ってくれ)と頼まれて作ったとか・・ このころはすごい勢いのある映画が多かったんですね~! 
[DVD(字幕)] 6点(2005-08-20 12:12:40)
333.  泳ぐひと 《ネタバレ》 
ストレイトストーリー」の逆であり、「市民ケーン」のラストでもあります・・  そしてシリアスなのに暗くも取れない。  コミカルな異質さはあるのに重い。  やはり変な映画でした・・     ただ・・この時代のと考えれば本当に斬新ですよ。  カメラワークも幻想的でホラーみたいだし。  最初に主人公が登場するプールから昔の我が家までの道のりは、  普通のロードムービーとは考え方を逆にしないといけません。  我が家の現実に近づくにつれ泳ぐプールの環境も変わります。  だんだんわかってきます。  泳ぎ続ける主人公を面白く見ていたのですが、  オチが読めるくらいになると(あと何件泳ぐんだ?)と嫌な気持ちに。  でもいつの間にか観ている自分もプールの住民たちと同じように、  結末を期待してしまいます。  (勘違い男!)と心で唱えながら・・  それぞれ出会う人との会話からこの主人公の過去や近況が・・  この現実から逃げ帰ってきたときの現実は・・  「スケアクロウ」的でもありますが、あれは相棒という救いがあり感動できました。  そして「市民ケーン」もどちらかというと人生のロードムービー的な作りで、  この映画のラストの朽ち果てた我が家のさびた柵はオマージュかと思わせます。  だが・・泳ぐ人はその失くしてしまったものの哀愁があまり感じられません。  おそらくは破産したいきさつや家族もないがしろにしてきた(たぶん仕事で)男の、  当然の報いとしか受け取れないのです。  しかしそれを引いてもこの発想と脚本、重いテーマを逆に突き放して描く演出・・!  私は残念ながら後味の悪さや重さも残らなかったのですが、  人生を比喩した作品でこういう変な描き方もあるんだなぁと感心しました。  音楽がまた変なんで(大袈裟で主役の体育会的なキャラとは違和感)そこがまたいい。  リメイクするならトム・ハンクス(笑)もうちょっとコミカルに仕上げられそう。  
[DVD(字幕)] 6点(2005-08-10 12:25:40)
334.  卒業(1967) 《ネタバレ》 
どう見てもダスティン・ホフマンが21歳には見えないのです・・ 当時はもう30歳でしたがそれでも30歳にも見えません。 同じくらいの年で今トビー・マグワィアがいますが、彼なら大学生役は大丈夫と思う。 そういう違和感があるのもついて行けなかった要因です。 あとまだあります。 音楽が合っていない・・私はサイモン&ガーファンクルの大ファンなのですが、 この映画に合っているようで合っていないと思いました。 爽やかすぎる(爆)歌詞の内容も合っていない(ミセスロビンソンは除いて) (この時代に青春を過ごした人が観れば合ってると思うかもしれませんが・・) でももしリメイクするならS&Gの音楽を使ってほしいです。 ダスティン・ホフマンを嫌いというわけではないんです。 21歳にしてはふけすぎてる(当時のファッションを割り引いても) しかし・・どこにリチャード・ドレイファスが出ていたのだろうか?? ドレイファスもふけ顔なんですが見落としてしまった・・ 配役でよかったのがホフマンのお相手の親子(特に有閑マダム) 逃げる花嫁願望が特に理解できかねます。 ジュリア・ロバーツの例の映画は頭が痛くなった。 ドラマチックなのかもしれないけれども、 式は式であとで別れりゃいいのにとか思うんだなぁ・・ その場だけでも相手のことを考えましょう(って古いんだろうか) 特にメロドラマ系が嫌いな私はコミカルだったのでそれはよかったけど・・ シリアスで普通なホフマンとの違和感が成功したラブコメでしょうか。 カメラワークは賛否両論あるかもしれませんが、 こういうマニアックな撮り方は結構好きです。 古い映画も参考にしているんでしょうね。 最初のほうでミセスロビンソンのヌードのフラッシュバックが出てきますが、 あれはこの年代からしてすごい斬新です。 今でいえば「セブン」に使われていましたが、 シドニー・ルメットのかなり古い映画「質屋」ではひつこいくらい使われていました。 もしかしたら「質屋」が元祖かもしれません(ヒッチコックは裏窓しか見てないのでわからない) 少し傾いた画面は第三の男だし、クローゼットからの見せ方は十二人の怒れる男・・ ニヤニヤしながら観ていたのですが(私は特異なカメラワークだけの映画でも観るかも) 
[ビデオ(字幕)] 6点(2005-08-10 12:21:55)
335.  シンバッド七回目の航海 《ネタバレ》 
どうやら私の観る順番が違っていたようです・・  7回目の冒険という題から判断し最後にしてしまった!  実は一番最初で一番古く一番人気がある作品みたいなのです。  が・・見尽くして最後にこれを観たから目新しく感じなかった。  だからこの採点はもうひとつふたつ星を足してあげないといけない・・  けれどもシンドバッド役はアラブ系の顔でないといけないと、  勝手に思いこむ私は他のシリーズのシンドバッドと比べてあまり・・  魔術師が魔女のようにマヌケではなく完璧でよかったんですが、  完璧な二面性の悪(パルパティーンのようだと言えばわかるかな)  この役は個性的でしかもこの年代からしてもしや?  とまでSWへの影響も勘ぐったくらい(ルーカスも観たと思う)  勧善懲悪なストーリーに違う面白さを出していて、  私としてはエンディングで魔術師がかわいそうに思えたのです。  他のシリーズでは悪のほうに肩入れはしないんですが、  いやどう考えてもシンドバッドは魔術師の島を荒らしてるって(笑)  姫が小さくされるのですが、もうピーターパンのティンカーベルの世界。  作られた年代からしたら本当にすごいなぁと感心します。  ファンタジーであるし冒険モノでもあるし、  ただランプの精がイメージと違ってた(老人の方がよかったり)  おなじみのハリーハウゼンの特撮はインディジョーンズのような活劇に、  怪獣映画を絡めたようないい意味での違和感があり、  今回こそ全てのシリーズの最初のキャラたちが登場。  一角獣が人間を捕らえ料理しようとするさまは細かすぎて笑えます。  あの動きがフィギュアのような造型で、  何コマも取り続けた成果というのが信じられないくらいすごい。  怪しい機械的な動きもこの特撮の魅力です(すでにはまってしまった)  ・・でも逆の年代から観たので目新しさがなくこれは自分のせいです。  SWもそうですが製作された順から観たほうが正解ですね。 
[DVD(字幕)] 6点(2005-08-10 12:13:32)
336.  北北西に進路を取れ 《ネタバレ》 
「オースティンパワーズゴールドメンバー」のOPは、 007なのか北北西なのかわからないパロディですね。 その場所とは・・トラックやヘリに追いかけられるシーン。 あのシーンは結構有名なんでしょうか? わりと気に入っています。  とうもろこし畑のシーンですよ。  これはDVDの表紙にもありますから見せ場ですね。   お約束ネタ(主人公は死なない)とか、 説明するのは登場人物など突っ込みところはありますが、 娯楽もあり観てて飽きません。 一番よかったのはやはり脚本かなぁ・・ タランティーノがすきそうなエンディングですね。 列車の中から時間がすぎてないような感覚で、 もう一回見直そうと思える作りは面白い。  ただ私が恋愛映画不感症!ということもあり輪をかけて、  アクション映画嫌悪症なので・・  お話の面白さで観終えたという感じです。  さてさてでは私の恋愛映画&アクション映画の高得点とはどの作品か??    でもやはりよくはできてはいるもののなにかこじんまりとして、 ロードアドベンチャーの躍動感とかはありませんでした。 やはり配役かなぁ?地味かも・・ 逃げて逃げてというパターンならもうちょっとコミカルな人の方がいいと思う。 ネモ船長やってたギャングはよかった。 カメラワークとかかなり期待したんですが今の映画を見慣れると目新しくはないです。 「第三の男」のほうが目新しく感じました。 ヒッチコック作品を選ぶならもっと怖いのにしたほうが私には合いそうですね。 それと最近2回目の宇宙戦争を観賞し終えたのもこの作品にはマイナスかも。  逃げ方がちょっと中途半端というかやはりスピード感が今みっつくらい!?遅い。  
[DVD(字幕)] 6点(2005-08-10 11:22:39)
337.  ブロンド・ライフ
アンジェリーナ・ジョリー・・気に入りました。  見たのがはじめてだったんですが(最近の俳優にうとい私・・)  どこかクラシックで昔の洋画に出てきそうな女優さんですね!  そこが逆に受けてるのかもしれないなぁ・・  映画自体もなんか古い昔のファンタジーっぽくていいです。  もちろん映像は今の時代のものですが脚本がクラシカルで好きです。  共演のエドワード・バーンズはプライベートライアンでギアにちょっと似てていいなぁと。  いや、角度によったらR・ギア似で~す!  ストーリーがわかりやすく先は読めるのですが、  人の不幸を予想して進むわりにはコミカルで明るいのは奇妙。  そこがまた面白い映画なのですが・・  アンジェリナ・ジョリーはうまいです。  ブラピと共演する予定ですのでまた楽しみが増えました。  両方とも共通点があります。  くったくのないところかな?  くしゃくしゃにした笑顔ができるというのは好きですね。  ものすごいきれいなのに笑うと不細工、でも本気で笑ってる。  そんな俳優が好きなのです。  トゥームーレーダーも見てみようかなぁ・・  あとこの作品はいかにもR・ウィリアムスがやりそうな感じの  預言者=浮浪者が出てくるのですが、  12モンキーズやフィッシャーキングが思わず浮かびました。  主人公にとっては宣告された命の終わりはこの世界の終わりと同じ。  果敢に挑戦しコミカルに笑い飛ばしでもやはり怖くて寂しい。  簡単なストーリーで飛んでるわりには共感できます。  イチローが出てたらもっと面白かったけれど・・  日本人としてはね(苦笑)  ラストのオチは私の予想の全く反対でした~   時差オチは栄転のあたりで感じていたのですが、  逆に助かったんですね・・  まあそれで感動はしなかったけれど後味はいいかな。  時を越えた愛の奇跡をふたりの語りでなくもっと演出してほしかったな・・   人はこのたった5分のために生きてるんじゃないかなと・・  アメリカンビューティーのラストの時も思いましたが、  この短い時間の間に悪夢は観たくはないから、  悟った人は償いをするんじゃないかな・・(暗いか)  意識して借りたわけじゃないんだけれど、  全くジャンル違いの映画に関連性を見つけてしまった。  
[DVD(字幕)] 6点(2005-07-24 12:23:27)
338.  ミッドナイト・エクスプレス(1978) 《ネタバレ》 
大変重く暗い実話です。 ショーシャンクの空にとよく比べられるんですが、 私には先に見たのと演出で後味が良かったので、 どうしてもショーシャンクの空にのほうがいいです。 かなり評価の高い今作品なのですが、 事実とわかっていてもどうしても一方的に描かれている気がする。 映像は不思議でいい味を出しているのですが、 やっぱりハリウッド映画なんだなぁと思いました。 それがどうしても感動できない理由かもしれません。 とても重厚ないい作品には違いないのですが、 共感できるのは怖さや孤独感や辛さしかないのです。 やり遂げたという爽快感はいくつもの犠牲の上に成り立ち、 それならなぜ最初にそういうことをしたのかと客観的に見てしまう。 一番良く描かれていたのは友情です。 でもこの友情仲間意識というのもバイセクシャルもあり、 例えれば戦場での狂気に近い日常から生まれたもの。 精神病院でのシーンがとても不思議で映像美さえ感じました。 音楽も大音量で聴けば気が変になりそうで合っています。 主役のブラッド・ディビスが気になりました。 体格を除きかなりブラッド・ピットに似ていました。 でももう亡くなっていたので(エイズ)亡くなった年が彼と 同じくらいなんですね。死因もショック・・ 
[ビデオ(字幕)] 6点(2005-07-17 06:47:07)
339.  きのうの夜は・・・ 《ネタバレ》 
恋愛映画・・見ないほうです。  でもこの作品は共感できるところが多くなかなか面白かったです。  なんと私はD・ムーアを作品で見るのは初めてで、  こんなに東洋人っぽかったんだとびっくり。  日本人で美人系にいそうな感じです。  あとR・ロウの作品も見たことがなくて初めてづくしでした。  憎めない顔ですねぇ。  ブラピにも似てるしアイマール(サッカー)入ってるしボバン(これもサッカー)入ってるし、  でもそんなに男前でもなくでもやっぱ、若かりし日のG・マイケル(Wham!ね)入ってる。  全編に青春恋愛ものっ!という感じの音楽がバシバシ流れて、  ちょっと安っぽい気もするんだけれども、  細かいところに共感できるものがちりばめてあり(ふたりでヘッドフォンをつけてるシーン)  (デミが居候し棚に自分のものを入れようとしたら当たり前だがロブのものが入ってた)  ほとんどの人は共感できるところがいくつかあるはず。  どちらかといえば男が神経質できれい好きで、女が大らかで大雑把。  このふたり逆ならもっとスムーズだったんじゃないかな?  でもそれでは映画にはなりませんね・・  これは脚本がうまいんだなあと感心しました。  最近流行のキャピキャピしたラブコメでもないし、  嘘のように作ったラブファンタジーでもありません。  平気でエロいセリフもいっぱい出てくるしロマンチックには程遠い。  セリフもいやらしさとかさえ感じないリアルな等身大さがあります。  そして所帯じみたことをしてるのにままごとのようでおかしい。  そしてふたりの恋愛の他に同姓の友情もうまく描けてる。  女ふたりのうちひとりに男ができればこうなるなぁとうなづけます。  恋愛中の人にぜひ見てもらいたいですね。  ただし後半男のほうがちょっとうっとおしいかも(苦笑)  ラストもほんの少し背伸びして爽やかな後味になっています。  私が想像した設定は男はA型気質で女はOかB型気質だなぁ・・  
[DVD(字幕)] 6点(2005-07-17 06:38:30)
340.  ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎 《ネタバレ》 
脚本がクリス・コロンバスということで、ハリー・ポッターやらグレムリンやら入ってます。 私は刑事コロンボもですがシャーロック・ホームズはあまり好きではありません。 よって変に先入観なしに見れたのがよかったかもしれません。 最初のCG化け物=幻影や路地裏はグレムリン2を思い出しました。 そして先生とホームズがフェンシング競技する場面、 あれっこれ・・ハリー・ポッターの2作目にあったなぁと思い出し、 指輪が絡んでいたのでまさかその展開かと予想していたら、 嘘のようにその展開でした(苦笑)こっちが古いから元なんですが・・ おまけに砦の隠れピラミッドの儀式なんざ、インディジョーンズだし。 そういやインディ子供版はグーニーズでスピルバーグ製作だったなぁと調べたら、 コロンバスはグーニーズの脚本もやってたんですね・・ この方アンドリューNDR114の監督さんですよ。 子供心を忘れない冒険SFがお得意です。 本作はちょっと欲張りすぎたのか子供向きじゃあないかもしれない。 マニア系の映画かもしれません・・ ホームズのファンでないとわからないようなネタがあります。 最後なんてそう、クレジットが終わりまだ続くのですが、 先生の名がホームズの宿敵なんて普通わからないですよ。 でも面白そうで続編が観たくなったのですが製作されず・・ あと、ナゾナゾが出てくるのですがこれが気になって集中できない(笑) 窓が全部南に向いてる 外を歩くクマの色は? こんな問題だったと思うのね。理由も言わなきゃならないんだけれど・・ 理科、地理が苦手な私にはこの問いにはキチンと答えれなかった。 正解 北極=クマは白でしたね。 北極=白クマ 南極=ペンギン 北極点から南・・同じところに帰ってくる 案外学生のほうがリアルタイムで答えられそうですね。 小中学生には難しい映画で高校生でも小説読んでないとわからない・・ 大人もわからないラストでしょう。 よってマニア向けとしますが、ストーリーは面白いですよ。 
[DVD(字幕)] 6点(2005-07-17 06:25:19)
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