3801. 華麗なるギャツビー(2013)
ラーマン&ディカプリオによるリメイク作といえばもちろん「ロミオ&ジュリエット」が思い浮かんでしまうのだが、あの古典をグシャグシャに崩しまくった「ロミジュリ」は、まあ、それはそれで面白くはあった。こちらの方は、ただひたすらゴテゴテした絵面があるだけで、一体何が作りたかったのか分からない。必然的にディカプリオも、演技力や表現力を発揮する場はなく、ただ画面内に存在しているだけ。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2016-09-29 00:09:02) |
3802. 戦争と平和(1956)
この長さにして、この内容の薄さと平坦さ・・・見る側はひたすら忍耐力を試されるが、逆に、どこへ行こうとしているのか分からない話をこれだけつなげて一本の作品として作れる制作側の根性も、ある意味凄い。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2016-09-16 02:10:15) |
3803. ライジング・ドラゴン
《ネタバレ》 前半は、ジャッキーらしいサービス精神でこれでもかというくらいネタを詰め込みまくっているのですが、中盤以降話がどんどん拡散して、各人の立ち位置も不明確になって、つまらなくなっていく。つまり、「思いついたことは全部やる」というスタンスは共通なのですが、体一つでやっているとそれが輝くのに比べ、いろいろお金を使い出すと、散らかるだけになってしまうということがよく分かるのです。ラストのニュースの最後で、訳の分からないものがまじっていたので-1点。しかも、ぱっと見で分からないよう、一部字幕を省略しているのも姑息。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2016-09-12 00:06:12) |
3804. 母べえ
《ネタバレ》 ステレオタイプな底の浅い人物造形と、筋を追うだけの機能しかない説明台詞(ナレーション含む)を最初から最後まで並べただけの作品。脚本で奥行きを感じたのは、鶴瓶の「その後」をそっけない一言で済ませていた箇所のみ。役者陣で唯一光っていたのは、父の後妻役の左時枝。わずかな出番ながら、違和感なく場面にすっとはまり込んでいる。さすが。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2016-09-04 11:11:29) |
3805. ダレン・シャン
冒険感もなければ危機感もなく、チマチマと同じようなところで同じようなことをしているだけ。そうすると、一気に作り物感が押し寄せてきて、視覚効果面で何を頑張っても、やればやるほど逆効果になるのです。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2016-08-31 01:45:53) |
3806. 最前線物語
それぞれの場所が、なぜそこがピックアップされたのかがはっきりしないので、結果、全体としての主題がぼやけてしまっている。ところどころ、このシーンは気合が入っているなあと思う箇所もありはするのだが、結局は平坦なままで、登場人物の変化や位置づけも不明確なまま。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2016-08-18 01:11:19) |
3807. ハンコック
《ネタバレ》 みんなから嫌われているヒーローという設定なのであれば、もっとチープでダサダサなスタートになっていなくてはならないはずなのに、最初からそこそこ格好良くて成果も上げたりしているので、前提がすでに破綻しています。ヒーローもののくせに、性能や動きの細部が詰められておらず、映像面が適当感満載なのも問題です。まあ、ウィル・スミスとかシャーリーズ・セロンとかの重すぎるキャストを持ってきた時点で失敗でしたね。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2016-08-01 02:00:53) |
3808. ブラック・ドッグ
どこからみても単なるB級作品以外の何物でもないのだが、パトリック・スウェイジの主演作という点においては、今となってみれば貴重。 [CS・衛星(吹替)] 3点(2016-07-17 01:04:30) |
3809. 配達されない三通の手紙
《ネタバレ》 クイーンの中でも、国名シリーズでもレーン・シリーズでもなく、それでいてファンの間では評価の高い「災厄の町」に挑んだ心意気は買いたいが、評価できるのは心意気の点だけだった。●これだけのキャスティングを揃えていながら、ほとんど効果を発揮していないというか、もやもやしっぱなしというか。一番のミスは、松坂慶子が登場時点から怪しさ全開なこと。なので、かえってミスリードとして機能していない。それから、事件発生までに1時間半くらい経っているんだけど、一体どういう時間配分なのか?●だから、原作の中盤のクライマックスである裁判シーンはもちろん全カットだし、したがって真相との落差によるインパクトも表れてこない。●そんなわけで、最後の方なんかは延々とウジウジグダグダと進んでしまい、何とも締まらないフィニッシュとなってしまいました。 [DVD(邦画)] 3点(2016-06-22 02:09:14) |
3810. 白熱(1949)
みんな似たような演技と撮り方で、別に何も怖く感じなかったのですが・・・。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2016-06-02 01:03:55) |
3811. 彼女と彼(1963)
やたらと前衛的というか何というか、通常の描写の枠組を外そうという意図が見て取れるのですが・・・怖いぞ怖いぞと煽り立てられても、逆に作り物っぽさが増してしまって、かえって怖くないのです。 [DVD(邦画)] 3点(2016-05-11 23:27:26) |
3812. バンド・ワゴン(1953)
どのシーンでも明るく楽しく大騒ぎしているだけなので、歌やダンスとしての表現は一部感じられても、映画としての表現が感じられませんでした。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2016-04-30 16:54:11) |
3813. 舞妓Haaaan!!!
《ネタバレ》 主人公があまりにも鬱陶しくて、最初の15分で冷めてしまいました。騒がしいのとハイテンションは違います。中盤以降は少し見られるようになったかと思いましたが、ラスト15分がすべてぐしゃぐしゃ、最悪。作中で唯一光っていたのは、ミュージカルシーン。あの発想で最後まで押し通したらよかったのに、何でそうしなかったんだろう。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2016-04-21 00:42:30) |
3814. 荒野の決闘
とにかく描写が継ぎ接ぎ的で、一貫性がなくて、登場人物に主体性がなくて・・・どこまでいっても緊張感が少しも出てきませんでした。100分弱とは思えないほど長く感じました。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2016-04-20 02:33:38) |
3815. 不良少年(1961)
あえて創作色を排してドキュメンタリーっぽく撮ったという意図は分からないではないが、肝心の一つ一つのシーンの流し方があまりにも雑で、自然な作り方をしているというよりも、投げっぱなしにしか見えないのだな・・・。なので、かえって作り物感が増幅しているように感じてしまう。 [DVD(邦画)] 3点(2016-04-15 02:39:11) |
3816. 晩春
《ネタバレ》 このヒロインは、父親に対する情愛が強いというのを通り越して、ほとんど依存症なんじゃないだろうか。そのような主人公に魅力を感じ難い点はさておくとしても、登場人物が同じようなやりとりを繰り返してばかりなので、それによってどうなるかということも予定調和にしか感じられない。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2016-04-11 02:02:22) |
3817. スター・トレック(2009)
頑張って盛り上げようとしている努力は分かるんだけど、何でつまらないのかと思ったら、危険の設定とか煽り方とかが、ことごとくどこかで見たシーンばかりなのですね。つまり、この味方とこの敵の衝突によって起こる何かというものがないので、ドラマが存在しないのです。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2016-04-10 01:22:47)(良:1票) |
3818. ヨーク軍曹
前半は延々と起伏の乏しいホノボノ描写が続き、後半はえらく都合の良い戦場描写になってしまう。見所がどこにあるのか分からず、とてつもなく長く感じました。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2016-03-24 00:26:30) |
3819. スタア
ひたすら変な人たちを一室に集めて、とにかく予想外のアバンギャルドな方向に作品を持って行こうとしたんだろうけど、演出や進行の一つ一つがことごとく頭で考えたような感じで、外せば外すほど、「あ、そうなのね」という感想にしかならないのです。形を破ろうとして、かえって形にとらわれてしまった、ということになり、結果、作品は収縮・閉塞しています。 [DVD(邦画)] 3点(2016-03-21 12:01:10) |
3820. 華麗なるギャツビー(1974)
いろいろな登場人物を配置しているはずなのに、1人として個性的・魅力的な人物が見当たらない。肝心のギャツビー自体が、何か突出したところがあるわけでもなければ存在感で見せきるわけでもなく、その辺にいるような人でしかないのです。その描写の凡庸さに、逆にびっくりしました。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2016-03-08 00:08:02) |