21. のど自慢
若い頃、NHKの「のど自慢」は正直嫌いだった。年配の方々が楽しそうに見ているのも理解できなかった。しかしこの作品を観てからちょっとだけだけど見方が変わったような・・・。今でもNHKの「のど自慢」を観る気にはならないが、それを見て楽しそうにしているのはわかる気がする。これは単純に自分が歳を取っただけなのかも知れないが。 劇中「のど自慢」に出場する方々の思いに、ちょっとまとまりが無い気もする。しかしそれぞれの小さな幸せを感じ取れたので観て良かったと思える作品だった。 7点(2004-09-21 20:00:53) |
22. パワーレンジャー(1995)
TV版「パワーレンジャー」をご覧になったことはありますでしょうか。変身前までは米国の俳優さんが演技をする学園モノ?、変身すると東映の“戦隊シリーズ”「恐竜戦隊ジュウレンジャー」の戦闘シーンに変わるというツギハギだらけの”米国版戦隊ヒーローモノ”なんですけどね。その戦闘シーンってのが日本の映像そのまま使ってるんで、戦うまではアメリカが舞台なのに、変身すると日本の風景になってしまうと言うえらく適当な番組で、まあそこがウケたのか(いやいやそんなことはない)全米では大ブームを巻き起こし、この劇場版「パワーレンジャー」が撮られてしまったんですね。で、この作品は全編向こうで新しく撮ってるんでツギハギ感がなくなり、コスチューム(変身後のスーツ)も金がかかってカッコよくなっています。アクションもなかなかだし、いちをお色気シーン・・・と、それは無いですが、色っぽい女戦士みたいなのが出てくるというサービスもちょいあります。と誉めてはみましたが、まあなんだかんだ言ってもお子様向けには変わりが無く、大人が一人で借りて見るまでも無いでしょう。 4点(2004-09-21 14:48:02) |
23. モリー先生との火曜日<TVM>
”自分の死が迫った人間の思い”と”死が近い人を身近にもった人間の思い”が交差する、 とても良い作品でしたね。特に劇中モリー先生がいくつか残してくれる言葉には、いろいろ考えさせられてしまった。確かにこういう物語は本で読んだ方が良いのかも知れないが、本はホラーかサスペンスしか読まないし、活字より映画やTVの方が圧倒的に多いおいらみたいなダメ人間には、映画やTVドラマにでもならない限りこのような作品には出会わなかっただろう。う~ん、映画って素晴らしい。 8点(2004-08-30 12:11:00) |
24. 蛇の道(1998)
《ネタバレ》 黒沢清監督作品の割には、あまり知られていない作品。娘を殺された男・香川照之が復讐を誓う。そして行動を共にする男・哀川翔。しかしこの哀川翔は何の為でもなく共に行動している。べつに香川照之の知り合いでもない。一体、哀川翔の真の目的はなんなのか?ってこんな感じのお話。娘を殺した犯人らしきヤクザ者を連れてきては鎖で繋いで目の前にモニターを置き娘のホームビデオを見せながら死亡報告書を読み上げる。挙句に食事も与えずトイレにも行かせずでまぁほんとこわいことします。とくに哀川翔の感情を出さない演技が不気味です。 7点(2004-06-02 11:59:31) |
25. クンフー・マスター 洪熙官
まず、見始めてすぐに感じるチープな映像にちょっとげんなりするも、ドニー先生お得意の”ハイスピード・カンフーアクション”でそれなりに見終わることが出来ますので、ドニーファンなら見ておきましょうと言ったところ。しかし「WHO AM I?」や「ジェネックス・コップ」の監督なんだが、この作品のアクションの撮り方はイマイチだったような・・・。おーそうか「片腕カンフー対空飛ぶギロチン」以外の作品で”空飛ぶギロチン”見たことあるなァと思っていたんだが、この作品だったんだ!King Crimsonくん、思い出させてくれてありがとう。 5点(2004-06-01 11:48:26) |
26. ソルジャー(1998)
これは公開当時見たのですが、その時の印象は「今時こんな話か?」ってな感じで、とにかく普通で目新しい所なし。どちらかというと古い印象を受けました。最近、久々に再見するもやはり”ココ”という所も無く普通に見終わる作品でしたね。まあ、前回と違った印象を受けた所といえば、公開から6年近くたっているせいか「今時こんな話か?」って感じを受けなくなりました。それとこの作品のカート・ラッセルは何か違うような気がするなァ。わたしの中にはカート・ラッセルに肉体派のイメージが無いもので・・・。やはりスネーク・プリスキンのようなアウトローな役がいいなァ。 5点(2004-06-01 11:29:29) |
27. リコシェ
このタイトルからなんも思い浮かばなかったので、見た時は全く予備知識なし。そのおかげで以外に楽しめましたね。それにしてもジョン・リスゴーはハマり役です。怖い。 6点(2004-05-24 12:45:25) |
28. 花嫁のパパ(1991)
地味でありきたりな話ですが、スティーヴ・マーティン特有のオーバーアクションをチョコチョコと入れてそこそこ愉快な作品になっております。「花嫁の父」(1950)のリメイクらしいんですが、かなり軽いノリになっているんではないでしょうか。マーティンファンにとっては少し地味な彼で物足りないんですけど、一般的にはこのくらいが見やすいかもしれませんね。 7点(2004-05-24 12:02:37) |
29. シックス・ストリング・サムライ
なかなかセンスの良い作品でしたね。ポスト・ホロ・コーストモノは数あれど、その中でも上位に来るカッコ良さです。主人公のメガネが真中をテープで留めてあるのだけで惚れちゃいました。他のキャラクターも良かったしね。ツッコミどころも満載だけど、この手の作品はそれもひっくるめて楽しまなきゃね。 7点(2004-04-05 14:04:13) |
30. モータル・コンバット(1995)
生身のアクションと過剰なSFXをうまく合わせたおバカ作品。SFXは置いておくとして、格闘技はなかなかいけている。しかし格闘アクションが出来る俳優を集めたせいか、ライデン役のクリストファー・ランバートとシャン・ツン役のケイリー=ヒロユキ・タガワ以外の俳優たちはハッキリ言って存在感が薄く、アクションだけと言う感じだろうか。BGMはなかなかイイ。これと同じく人気ゲームの映画化という事で「ストリートファイター」と比べると、こちらの方が数倍出来は良いね(言いすぎかな?)。 7点(2004-03-21 01:30:12) |
31. エコエコアザラク WIZARD OF DARKNESS
”吉野きみ佳の黒井ミサってハマってるんじゃないか?”な~んてちょっと期待して観たのだが・・・見終わった後そんなのどうでもよくなった。だって菅野美穂が凄すぎるんだもん。完全に吉野きみ佳を食っちゃってる。本作は菅野美穂を見るためだけにしか価値が無く、菅野美穂が出ていなかったら完全な失敗作だろう。 4点(2004-03-09 02:01:37) |
32. 生きない(1998)
ダンカンの初脚本作品ってことなんですけど、その他スタッフが北野作品常連という事もあって、かなり北野作品っぽいですね。話の方は若干無理な部分はありましたが、なかなかのアイデアと全体的なブラック笑いで最後まで飽きることは無かったです。ラストは個人的には”あり”ですが、意見が分かれるところでしょう。しかし、しりとりで”りんご”が出ると”ゴリラ→ラッパ”と続けるんですね。 6点(2004-03-01 02:34:44) |
33. 許されざる者(1992)
元殺し屋の老いぼれガンマン、ウィリアム・マニー。この役はクリント・イーストウッド以外演じられないであろう、まさにハマリ役だ。そして最後の西部劇と言えるかもしれない。クライマックス、酒場にマニーが乗り込むシーンは思わず息を呑んだ。射撃が正確というわけでもなく、早撃ちというわけでもない。実戦においては何処まで冷静でいられるかが生と死の分かれ目なのだろう・・・なーんて思って見たりしてね。ウエスタンには珍しくいろいろ考えさせられる映画で、見るものによって感じ方も変わるでしょうね。 8点(2004-02-29 05:32:12) |
34. ブラボー火星人2000
えーと下のお二人さんの話に割り込もうと早速レンタルしてきました。 うーんこれは・・・なかなかのおバカっぷりで以外に面白いじゃないですか。 テンポも良いし、ラストもありきたりだが好みのパターンで良し。 しかもわたしの好きな女優エリザベス・ハーレイまで出ているし! これは良い作品を教えて頂いたと感謝しております。 しかしこの作品、以外にも日本公開されてないんですね。 なかなか豪華なキャスティングでこの面白さなのに・・・。 この監督、この後に「デンジャラス・ビューティー」「10日間で男を上手にフル方法」と そこそこの話題作を撮っていますが、それもうなずけます。 あ、それとプチみかん♪さんも書いていますが、あの食われた男。 その後、いったいどうなっちゃったのか凄く気になりますね(笑) それと、クリストファー・ロイドが着ていた「1色男」って書いてあるTシャツも気になる(笑) 7点(2004-02-01 04:47:54) |
35. キャプテン・スーパーマーケット
これはレンタル開始直後見たんですけど、その時の印象のままレビューしていれば、多分6点が良い所だったでしょうか。しかし、最近これのDVDを購入(購入と言っても”1枚買って1枚タダでもらえるキャンペーンで「バタリアン」購入時にもう一枚でこれを選んだわけですが(汗)そして久々の再見となるわけですが、これが以外に面白い!・・・と言いますか、バカです(笑。あの傑作「死霊のはらわた」から続いての3作目になるのですが、もう完全な別物!サム・ライミの演出、B・キャンベルの演技。どれも過剰にエスカレート!やり過ぎて完全にコメディと化しています。ホラー映画だと敬遠されているお方もいらっしゃると思いますがぜひとも見ていただきたい!最近の「スパイダーマン」のライミではわからぬ、本当のライミがわかるでしょう。 7点(2004-01-27 03:43:22)(良:1票) |
36. バグジー
何も予備知識無しに見始めたのだが、開始数分?でバグジーのラストが目に浮かんでしまった・・・しかも辛いラスト。見終わってから実在の人物の半生と知ったのだが、そのせいか、展開が速く、やや大味に感じられた。逆に言えば136分と以外に長いように感じる時間を展開の速さが、そう長く感じさせなかったと言ってもいい。とにかく、なかなか豪華なキャスティングなのに勿体ない作品の一つでしたね。 4点(2004-01-24 04:40:50) |
37. タスマニア物語
良くあるアニマル映画と思いきや、以外や以外これが青春ラブコメだった・・・まあ、そこまでは行かないにしても、若干「パンツの穴」的エピソードもあり、動物モノと青春モノを同時に味わえるなかなかの作品。そして、落ちぶれた役の田中邦衛がまた素晴らしい。この人にこういう役やらせると妙にしっくりくる。さすが五郎さん!あ、肝心のタスマニア・タイガーなんですが・・・思いっきりのニセモノで小学生でも騙せないのでは無いでしょうか。いったいこの作品のどこに20億円以上も賭けたんだろう・・・謎だ。 5点(2004-01-14 04:53:32) |
38. SEX&禅/中国絶倫珍珍秘伝
タイトルからしてフザケタ内容だと思っていたが・・・まあ大真面目とは行かないまでも以外な作品だった。笑えるもんだと思って観ていたのに笑うとこなんかほとんど無かったし、ちょっと考えさせられる所もあったかな。その他にも、香港映画で良く見かける俳優などが結構出ていたのにも驚かされた。わたしなら馬のモノを移植するなんてお金もらっても断るけどな。うーん、理解できん。 5点(2004-01-14 04:29:36) |
39. アトミック・トレイン<TVM>
驚きの展開がてんこもり。必死の努力が全くの無駄・・・とういか大きなお世話。どいつもこいつも頭が悪い。前半と後半で2度おいしい作品といきたかったが、そうは行かなかった。お久しぶりロブ・ロウ、そしてさようなら。 4点(2004-01-14 03:42:10) |
40. フランダースの犬(1998)
アニメの「フランダースの犬」が特に好きという訳でもないが、やはりどうしてもアニメ版の印象が強くて、原作どうりの”黒いパトラッシュ”を最後まで受け付けない自分がいました。それ以外で言えばネロに絵を教える役をジョン・ボイドが演じているのだが、顔のせいか妙に劇中浮いて感じた。このボイドが金物屋と揉めるシーンはなかなかの格闘シーンで見ごたえあり(笑。ラストもそこそこの脱力感を味わえるのではないでしょうか。救いと言えば、ネロ役のジェレミー・ジェームズ・キスナーが美少年?と言うところだろうか?しかし、放火犯呼ばわりされるネロが可哀想だったなァ。 5点(2004-01-11 15:36:20) |