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かんたーたさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 594
性別 男性

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21.  ラブ・アクチュアリー 《ネタバレ》 
ロバート・アルトマンとはまた一味違った愛の群像劇、もしくは毒の抜けた『マグノリア』か。テンポ良く話が切り替わる割には、全く人物相関が混乱しないのはやはり配役が良いからでしょうねぇ、それから脚本も。普段は強がっていてもやっぱり人間には愛が必要なんですね。「愛を知らぬものだけが憎しみ合うのだ」というチャップリンの言葉を思い出しました。誰かが恋をする度にそれによって傷付く人もいるけど、それでも愛は無限に生まれてくる。元々クリスマスは大好きですが、今年のクリスマスを迎えるのが早くも楽しみになりました。ただ唯一アメリカへ行ったモテないイギリス人青年のエピソードは、いくら何でも話が上手く行き過ぎだろ!と妙に現実に返り-1点。他の皆は苦労しているのに、何でお前だけそんなに楽してるんじゃああと僻み根性が炸裂(苦笑)。とは言え観終わった後は無性に人が恋しくなる、世界中の人がこの映画を観れば世界はもっと平和になるんじゃないかという気さえしてくる程の逸品です。え~い、やっぱり-1点なんてケチ臭いこと言ってないで9点献上!
[CS・衛星(字幕)] 9点(2005-06-17 17:53:26)
22.  毒薬と老嬢 《ネタバレ》 
月並みなことしか言えないけど…あー笑った笑った、面白かった!まだ見ぬフランク・キャプラ作品の中にこんなにも面白い映画があったとは。結婚という考えに否定的な劇評論家のモーティマー氏が結婚したあるハロウィンの日、実は彼の叔母二人が十二人もの老人を毒殺して地下室に埋めていたことが発覚する。何とか事件を収拾しようと奔走する主人公の元に、叔母の家に同居する自分をルーズベルト大統領だと思いこんでいるラッパ吹きの男や、刑務所に入っていたはずの殺人犯の兄が入り乱れて一大騒動へと発展する。例えるなら内容はヒッチコックの『ロープ』と『ハリーの災難』を掛け合わせたような代物で、個人的にここまで完成度の高い密室喜劇は初めて観ました。「ロンドン式」だの「メルボルン式」という地名だけで観客を震え上がらせてしまう演出力には脱帽。そして更に特筆できるのが、世にも稀なケイリー・グラントの超エキセントリック演技。「突撃ー!」と奇声を上げて階段を駆け上がったり、縛り上げられて何やら危険な格好になったりと、これが本当にあの『めぐり逢い』で甘い愛の言葉を囁いていた彼なの?と思わず疑ってしまいます。「奥さまは魔女」のようなタイトルバックも物語の雰囲気をよく掴んでいて良く、最後の最後に起こるマル秘どんでん返しも必見です!『オペラハット』同様、現代リメイクの餌食になりそうな気がするけどそれはそれで面白そうです。二時間の上映時間の間、一瞬足りともダレることが無く「この映画の面白さが分からない人は可哀想」と、ついおこがましいことまで言いたくなってしまう程の傑作と認定します(褒めすぎ…)。
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-06-08 18:14:10)
23.  驟雨 《ネタバレ》 
原節子が結婚について哲学している…。「晩のおかずは何だい?」「晩は未定です」これが夫婦の会話かい!まるで他人の家庭を除いているような余所余所しさがありますが(実際そうなんですが)、ある意味ではこの上なく平和的で安心感があります。胃袋を切り落とすとかいう話が始まってからは、こちらも胃を締め付けられる思いでしたが。それから「これだから日曜日は嫌いだ」という佐野周二の台詞には思わず納得してしまいます。自分も何故か日曜は切なくて遣る瀬無くて、一週間の内で一番嫌いです。人生は惰性的ですが、そんな中にも転がり込んで来る風船がある…。明日よ明日の風を吹け!
[CS・衛星(字幕)] 9点(2005-06-04 12:40:49)(良:2票)
24.  ファンタスティック・プラネット 《ネタバレ》 
これは他の二作品(「ガンダーラ」と「時の支配者」)を観た後に観たのですが、それでもやっぱり本作が一番印象に残りました。確かに内容的には「猿の惑星」にも似ているけど、個人的にはこっちの方が奥が深いと思いました(本気で)。まずアイディアがシンプルながらも素晴らしい!未知の惑星で巨人族に虫けら同然に扱われる人間たち、現実世界では鼠や害虫から見れば人間こそが巨大なドラーグ人でしょう。そして"人間絶滅作戦"に使われた兵器のユニークさ、イガムに住む生物の造形やドラーグ人の生態系にも強く興味を惹かれます。ラストも意味深な余韻が残って良い。難点はレンタル店でソフトを見つけることが極めて困難な点でしょうか、地域によってはテレビ放送などもされているようですが。ちなみに自分はTSUTAYA新宿店で借りました、ご参考までに。
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-05-28 13:26:12)(良:1票)
25.  鶴八鶴次郎(1938)
「鶴八鶴次郎」って一人の名前じゃなかったんですね(^^;。三味線弾きの鶴八と新内語りの鶴次郎、この二人が喧嘩したからさあ大変!…いや~、やっぱり昔の日本映画は良いですね。人情があって、味わい深くて面白くて。邦画嫌いの僕でも嬉々として観られてしまいます。そして成瀬巳喜男は素晴らしい!
[CS・衛星(字幕)] 9点(2005-05-15 20:56:02)(良:1票)
26.  霧の中の風景 《ネタバレ》 
映像詩、ドアの隙間から流れ込んでくる光でさえも美しい。まるで時が止まったかのように降り積もる雪を眺める人々、圧倒的映像表現!この映画には例え台詞が無くともストーリーを理解できるような気がします、寧ろ台詞は邪魔。中盤の展開はさすがに勘弁しろと思いましたが…、そこから物語もどんどん暗い世界へとのめり込んでいくような気がします。ヴーラが溜まった悲しみを吐き出すかのように泣くシーンではこちらも一緒に涙を流してしまう。空中に浮かぶ巨大な手のインパクト、けたたましいバイクの音でさえも流麗。ラストシーンは大木が二人を優しく包み込むかのようなパーフェクトショットでした。大大傑作。
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-05-09 18:08:29)(良:2票)
27.  地球の静止する日 《ネタバレ》 
この映画のビデオを探すのに約2年はかかりました、そしてとうとう見つけました。弥が上にも高まる期待を胸に、もしも面白くなかったらどうしようと杞憂していたのですが、そんな予想を遥かに上回る傑作でした。まず最初の印象は「恐ろしく知的なSF映画」です。表面上はいかにも昔のSF映画という感じで、今時あんなデザインの円盤やロボットは出てこないけど、物語が進んでいくと逆に今の見掛け倒しのSF映画が恥ずかしく思えてきます。物語は冒頭の世界各地の反応を映すシーンから緊張感が張り詰めています。世界中の電力を落とすって、そんなことしたらどう考えても被害莫大だろ!と思っていると病院や飛行機だけはそのままというのが実に巧みです。実際にこんなことは起こり得ないと分かっていても強烈なリアリティがあります。核への警鐘という重いテーマを掲げながらも、いつしか能面のような顔の宇宙人に感情移入し人間を憎むようにさえ仕向けてしまう演出はお見事。また主人公のボディガード的存在のロボット、"ゴート"のキャラクターが秀逸です。『禁断の惑星』のロビーにも負けない魅力を持ち、頭部から発射される怪光線は『宇宙戦争』に出てくる破壊光線を凌ぐ迫力があります。加えて恐怖を煽るテルミンの音楽も素晴らしい!時たまゴートの足の遅さに苛立ちを覚えますが、ほとんど無駄のない完璧な脚本だと思います。
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-04-23 11:52:39)(良:2票)
28.  フード
"シュヴァンクマイエルの食物狂時代"とでも呼びましょうか。『ザ・グリード』の「食って、食って、食いまくれ!」というキャッチコピーは寧ろこちらの方が合っているのでは?多分僕だけだろうけどとても食欲の出る映画だと思いました、あ~お腹空いた。あ、ウェイターさん!…仕方ない、まずはこのパソコンから食べ始めるとしよう(笑)。
9点(2005-03-23 17:13:11)
29.  砂と霧の家
見る物全てが灰色に曇ってしまうような、そんなあまりにも悲しすぎる映画でした。個人的には「ミスティック・リバー」よりもこちらを推します。まるで善良な映画ファンとDVDの転売コレクターとの泥沼の戦いを見ているようでちょっと身につまされる…、というか痛ましい光景が続きます。全てを覆い隠してしまう霧、出てくる俳優が皆上手いというところも心憎い。ここまで完璧なのに何故アカデミー賞ではたった三部門にしかノミネートされなかったのかは解せないけど、美しくも苦い味が残る大傑作だと思いました。
9点(2005-03-08 14:06:11)
30.  不思議惑星キン・ザ・ザ
ぶわはははははは~、こりゃ最高。何が最高って「クー」この一言に尽きる。
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-02-02 15:42:31)
31.  電子頭脳おばあさん
エスねこさんどうも、どうぜご遠慮なくコメントして下さいませ(^^)。本作はトルンカ作品における唯一のSF映画ということですが、冒頭の凝りに凝ったオープニングクレジットから目を瞠らされます。とにかく人形の他にも、劇中に登場するありとあらゆる未来世界のギミックが凄い!交通手段の乗り物から小道具、そして電子頭脳おばあさんの造形に至るまで、本当にこの人はこの手の分野でもやっていけたんじゃないかと思うほど優れたセンスの持ち主だと思います。文明社会の冷徹さ、ブラックユーモアの量は「未来世紀ブラジル」の比ではない。機械的でありながらも人間の温かさが伝わってくる傑作であり、単なるアニメ作品ではなく一つのSF映画として認知されて然るべき作品だと思います。
9点(2004-12-19 19:25:41)
32.  イースト/ウエスト 遥かなる祖国 《ネタバレ》 
一言で言うと「とても力強い映画」だと思いました。雄々しいオープニングから壮大な物語の幕開けを予感させ、そのまま最後まで一気に観させてしまう。タイトルの「遥かなる祖国」とは映画の舞台になっているロシア(旧ソ連)の地ではなく、妻マリーの故郷フランスのことなんですね。希望を抱いていたはずの祖国に容易くも裏切られてしまった夫の悲しみ、自分のせいで家族をも巻き込んでしまったどうしようもないやるせなさと苦悩が痛いほどに伝わってきます。中盤で夫と妻はそれぞれ自分勝手な行動に出ますが、あんな状況の中ではそれも一概には責められないような気がします。それでもマリーは強く、幾度かのチャンスが訪れるもそれらは脆くも握りつぶされてしまう。最後に真価が問われるのはやはり夫婦の愛。終盤がちょっと駆け足でありながらも、決して諦めることのなかった妻マリーの強い思い、そして家族を守るために取った夫アレクセイの決断力には心を揺さぶられました。脇役であるカトリーヌ・ドヌーヴも大女優という役に見合った貫禄と風格がありました。アカデミー賞とゴールデングローブの両方にノミネートされながらもどちらも受賞できなかったというのはちょっと残念ですが、間違いなく素晴らしい映画だと思います。
9点(2004-12-16 22:33:35)(良:1票)
33.  パラダイスの夕暮れ 《ネタバレ》 
カウリスマキ流ラブ・ストーリー。主人公は「タクシードライバー」のトラヴィス並に不器用な男で、またその彼女は仕事をクビになり続けて終いには泥棒にまで手を出してしまうような駄目人間。そんな二人が織り成す純愛物語なだけに、キッチュなラブシーンを見せられても嫌味さを感じることなく寧ろ愛しく感じられた。最後は決してあの後幸せになれる保障なんて無いけどあれで良いのでしょう、これこそが彼・カウリスマキの言う"負け犬映画"なのだから。それからこれは直接作品とは関係ないけど、劇中でニカンデルとメラルティンとその奥さんが映画館へ観に行った映画がレオーネの「続・夕陽のガンマン」というが何とも可笑しくて面白かった。
9点(2004-12-03 18:09:23)
34.  結んだハンカチ
壊れた水道を直すために配管工を呼びに行った少年が途中で寄り道してしまい、ポケットから落ちた一枚のハンカチがひとりでに歩き出して何処かへ行ってしまう。一方少年の家では遂に水が溢れ出し他の衣類やタオルたちも騒ぎ出す、という内容。とにかくこの"生きた"ハンカチの仕草が愛らしい!冒頭蛇口から垂れるポタッポタッという水滴の音に頭を悩ませたり、蝶々と戯れている時の可愛らしさと言ったら堪らない。表情も無いのに、況してや人間ですらないのにパントマイムだけで感情表現出来てしまうところが凄い。さすがは監督、物に命を吹き込む人と呼ばれるだけのことはあります。こんな話を観た後ではもうハンカチは粗末に扱えませんぞ。
9点(2004-11-28 11:01:10)
35.  クラークス 《ネタバレ》 
めっちゃ面白い!ケビン・スミス監督作品の中では最も映画らしい映画(?)になっているけど、個人的にはこれが一番好き。原点にして最高傑作だと思う。もう冒頭の「間違いなく営業しています」から完全にヤラれちゃいました(夜間撮影しか出来ないという状況を逆に利用した設定らしいけど)。確かにちょっとダラダラしすぎた感はありますが…、実際90分の作品のはずなのに2時間30分は観ているような気がした。それでも「デス・スター作業員論説」だの何だのと、登場人物たちが交わすどうでも良いような会話に耳を傾けているのはこの上ない快感。それからジェイ&サイレント・ボブはやっぱり名脇役に徹していた方が良いですね、『STRIKE BACK』はあれはあれで悪くないと思うけど完全にファン向けだし。モノクロの映像、限られた空間、素人同然の役者と、低予算ならではの真骨頂をまざまざと見せ付けてくれる素晴らしい作品だと思います(褒めすぎ?)。
9点(2004-11-20 20:55:15)(良:1票)
36.  キートンのセブン・チャンス 《ネタバレ》 
これ誕生日に観ました(笑)。別に取り計らったわけでもなく偶然そうなったのですが、おかげでもし自分が主人公と同じ境遇に置かれたら?と考えてしまいました(^^;。それにしても今の時代に観てもこれほど面白いサイレントってそうそう無いんじゃないでしょうか。女性を見つけるや否や手当たり次第に求婚しまくるキートンに笑い、牛の大群よりも怖い花嫁の大群にギョッとさせられる(これで花嫁恐怖症になった人は絶対いるハズ)。そして後半は何やら危なげなことを何なくこなしちゃっているし…。あの岩が作り物かどうか知らないけど、まともに直撃するシーンはさすがにヤバいだろと思った。そんな危険にもめげずに有刺鉄線を掻い潜り、愛する女性の元へと駆けて行く。もう随分前に観たので忘れてしまいましたが、リメイクの「プロポーズ」が面白くなかったのは(個人的に)おそらくこのスピード感が無かったからではないでしょうか。ラストは素直に良かったねって感じ。楽しい一時をありがとう、バスター!最高の誕生日プレゼントだよ。
9点(2004-11-14 19:51:51)(良:2票)
37.  山猫 《ネタバレ》 
冒頭からニーノ・ロータの荘厳な音楽に、何か只ならぬ物語の幕開けを予感させる。個人的にガリバルディについてはあまりよく知らなかったのですが、それでも政治的変化による社会混乱によって翻弄される一家の一大叙事詩ということで大いに楽しめました。行動力の強いシチリア貴族演じるアラン・ドロン、特に前半部分の眼帯を付けた彼の姿はまさにベスト・オブ・ドロンと呼ぶに相応しい凛々しさです。大人の味わいを感じさせるバート・ランカスターは、劇中の「シチリアが2500年の間植民地だったのは我々の責任であり、我々は疲れ果て力尽きたのだ」という台詞に彼の人間性が集約されているような気がします。又、後半部分の随所に広がる美術の数々はヴィスコンティならではの豪華絢爛ぶりで、無駄な字幕を読んでいて見過ごすのが勿体無いほどの美しさです。
[ビデオ(字幕)] 9点(2004-11-11 21:19:45)(良:2票)
38.  木を植えた男
揺らめゆく自然の情景に、今まで自分が忘れかけていた何か大切なものを思い起こさせてくれるような気がする。戦争にも惑わされず、ただ黙々と木を植え続ける男の姿には胸を打たれる。羊飼いエルゼアール・ブッフィエの影に、5年半の歳月をかけて二万枚の原画をほぼ一人で描いて完成させたというフレデリック・バック監督自身の姿を照らし合わせずにはいられない。心洗われる一本。
9点(2004-10-31 19:25:44)(良:2票)
39.  スプレンドール 《ネタバレ》 
個人的にあんな映画館なら毎日でも通いたい。最初は『ニュー・シネマ・パラダイス』の亜流みたいな作品かな?と思っていたのだけれど、ところがどっこい!『ニュー・シネマ~』に負けず劣らず素晴らしい作品でした(て言うか製作年よく見ろっての)。劇中には『メトロポリス』『プレイタイム』『アメリカの夜』と、映画ファン感嘆のラインナップが続々登場。映画館の隅にさり気なく『フルメタル・ジャケット』のポスターが貼ってあったり、ラジオから「カンヌで『甘い生活』がグランプリ受賞!」とか流れてきて当の映画の主演男優はどこかの映画館で館主を務めているという、エットーレ・スコラ監督の遊び心にも感服。ストーリーは如何に映画が素晴らしいかということを延々と語り続けていくような内容なんだけど、同じ映画ファンとして共感できるというか、登場人物の映画に対する愛と情熱について心揺さぶられる。スプレンドール座の映写技師演じるマッシモ・トロイージのマシンガントークには爆笑、そしてマルチェロ・マストロヤンニは改めて味わい深い俳優なんだなぁと再認識しました。作品全体にパートカラーを使っていたのは最後のシーンが撮りたかったからなのね、と思いつつもやはり感泣。今頃観ておいて何だけど、やっぱり映画ファンなら押さえておいて損はない一本だと思います。
[ビデオ(字幕)] 9点(2004-10-30 00:49:12)
40.  クラバート
ドイツの児童文学作家オトフリート・プロイスラーの傑作小説を、チェコアニメの巨匠カレル・ゼマンが映像化。絶えず纏わり付く暗く不気味な「死」のイメージと、それに対抗する主人公と恋人の一貫した愛と勇気のテーマが感動的。魔法使いの弟子とその親方との決闘シーンがポップな色調で描かれていたりと、切り紙アニメでありながら画作りにも工夫が凝らしてあり楽しめます。特に夜空に浮かぶ星々の何と美しいこと!本国ドイツでは実写の映画化も決まったそうで、本作ではカットされてしまった"デカ帽"等のエピソードについも興味があります。…と、作品の話から脱線してしまいましたがこれはゼマンの詩情溢れる傑作だと思います。9点。
[DVD(字幕)] 9点(2004-10-17 13:16:22)
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