21. 必死の逃亡者
ワイラーが撮ると、どんなジャンルの映画も超一級。何も言うこと無し。それにしても、徹底した悪人を演じたこのボガート、おっかないよ~! 10点(2003-10-27 23:38:40) |
22. 俺たちは天使じゃない(1955)
クリスマスにピッタリのほのぼの映画。強面のボギーが、雑貨屋一家の、自分達を露ほども疑わない、あまりの善良さにほだされていくのが、たまらなくいいです。3人とも、いい味出してますが、アルドレイ扮する、いつも蛇の入った小さな籠を持ってる囚人が、意外な儲け役だ。ボサッと立ってるだけで絵になるんだよな、この人。初心で純情な雑貨屋の一人娘に「あなたが囚人だなんて信じられない」と言われる場面は、こっちも暖かい気持になる。優しさいっぱいのマルクス兄弟という感じ。ラスト、再び刑務所に帰る3人の頭上に天使の輪が光り、蛇の籠の上にもチャンと輪が出るところは、嬉しくて口笛を吹きたくなる。好きなんですよこういう映画。なんで、いまこういう映画創れないのかな・・・・・。 9点(2003-10-27 23:17:47)(良:1票) |
23. マーティ
キャスト、スタッフが、世間の片隅で、お互いに優しく肩を寄せあいながら作ったような、いとおしい映画。どこまでも地味で、山場らしい山場もないのに、なんというシミジミ感。昔の山田洋次監督の作品、例えば「下町の太陽」にも似た初々しさ、生真面目さ、それに何ともいえない慎ましさと・・・・・とにかく大事にしたい映画。本当に素敵な映画です。ハッピーーエンドではなく、ハッピーエンドを予感させるラストも余韻を残します。 10点(2003-10-25 00:27:53)(良:2票) |
24. 北北西に進路を取れ
ヒッチは、脚本ではなく映像で辻褄を合わせてしまうのがよくわかる作品。面白いです。あの摩訶不思議なラストの真似を、ある日、たまたま横目で見ていた市川雷蔵の時代劇で見てビックリしました。まさか、こんなところで真似されているとは。 8点(2003-10-22 21:16:29) |
25. 裏窓(1954)
冒頭、主人公のジェイムススチュアートが何故足にギブスして安楽椅子に座ってるか、そのプロセスと季節もろもろをカメラをパンさせるだけで、全部描ききってしまうヒッチはやはり天才。 8点(2003-10-22 21:12:09) |
26. 隠し砦の三悪人
評論家どもの間では、評価が低いらしいが。「面白い!!!」それで充分である。文句あるか。 8点(2003-10-20 21:11:11) |
27. 生きる
コメディだという指摘は鋭い。でもそのあまりに重いテーマと問い掛けに打ちのめされる。 9点(2003-06-28 01:57:19) |