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まさかずきゅーぶりっくさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 848
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 思春期の学生時代、何気なく見た水曜ロードショー「ローマの休日」でアン王女との運命的な出会いをしてからウン十年、ひたすら好きな映画を何十回観るような偏食家です。

ホラー&感動映画&難解映画大好き♪ホラー映画も好き!監督別にも観ます。キューブリック、リンチの2人は別格!スピルバーグも大好き!ホドロフスキーもナタリも好き!ハネケは苦手!

レビュー点は相対的に甘めです(ボーダーは6点)。期待に背き大ハズレ、虐待モノ、悪意を感じるバッドエンドな作品には低い点も付けますがよっぽどです。逆に最高点は9点に設定し、10点は人生観を変えられる程大好きな作品だけにしてます。人生であと何本10点の映画に出会えるか、ワクワクしてます♪

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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21.  イエスマン "YES"は人生のパスワード
私の友人にもすぐネガティブな事を言うのがいますが、そいつに見せてやりたいなーと思いました。気の持ちようで良くも悪くも人生は変わるというのを分かりやすく表現しているので、観終わった後に実に清々しい気分になれます。  昔ながらの濃いジム・キャリーのコメディもいいですが、年と共にこうしたヒューマンコメディの出演でも味が出てきたなーと思います。私は「ライアーライアー」が大好きで、この作品も(○○しかできない、言えない)という縛り系の展開だったのでああいうコテコテな道を進むのかと思いきや、意外にもあくまで自分の言葉からバカ素直にYESを連発する彼でしたが、それはそれで応援したくなったり。YESを連発してても、そんなに苦悩してない(してるように見えない)所もまた息苦しくなくていいですね。  時折(あ、ここはジムにお任せだな)という壊れたアドリブ演技も観れるのでいいです。下ネタが少ないのもいいですね、まぁ入れ歯ババァにフェ●されるシーンもご愛嬌の顔芸でしょうか(苦笑)  あと色々な意味でのバランスが絶妙でした。「YES」を連発するカールを必要以上に利用したがるキャラがいなかったし、全体的に悪者が少なく(世の中、いい人が多い)という前提に立った映画で、個人的には暖かい気持ちになれました。これだけ結果オーライの内容でもとこか微笑ましく感じるのは、ジム・キャリーという存在のおかげかもしれません。  またアリソンが本当に可愛いですね!気が強い女性大好きなんで余計ツボりましたし映画の評価を上げました(笑)ジム・キャリーの唄の上手さも嬉しい驚き。しかし「NOと言える日本」が売れたこの国で「YES啓発セミナー」を行ってもあまり広まらない感じでしょうねー。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-04-27 10:19:09)(良:1票)
22.  クライモリ(2003) 《ネタバレ》 
こういうマジメなホラー映画って、時にどうでもいいシーン(本編に関係ない登場人物の恋愛とかエロ描写)が物語のテンポを悪くする事もあるんですが、この作品はそれが最小限に抑えられており、導入部の早さと展開の無駄のなさで84分、小気味良く進みます。  マウンテンマンと呼ばれてる殺人鬼3人は確かに怖く、途中までは「悪魔のいけにえ」を彷彿とさせました。中盤からは主役2人が森をさまよいながら脱出を図る展開でしたが、闘い慣れてるヒロインもご愛嬌として面白かったです。先を急ぐ必要のある男が、その道路(森)に行かざるを得ない巻き込まれ方もいいですし、グロ描写もやりすぎず刺激もそこそこありで良かったです。  でも冒頭の、近親者での子供がどうとか、それで畸形が産まれたみたいな説明と、ホラーの定番のあの終わり方(まだ生きてるぞってのも、ヒットしたら続編やりたいですってメッセージにしか聞こえない)の2つは不要ですね。ホラーに限れば多少話が破綻してても怖ければいいくらいの感じで作って欲しいです。  ヒロインの人は確かに美人、それでいて主役の男性と恋愛関係にならないのも逆に新鮮でした。
[DVD(字幕)] 7点(2010-04-26 00:32:56)(良:3票)
23.  13日の金曜日(2009) 《ネタバレ》 
30年前に登場したときは、こういう内容が凄く怖かったでしょうね。ただ映画も進化してるしグロ描写も進化してるので、それに見慣れたせいか怖くなかったです。セルフパロディ化してしまった「13日の金曜日」を原点回帰でリメイクする意気込みは伝わってくるものの、やはり同じマイケル・ベイプロデュースの「テキサスチェーンソー」シリーズと似通ってしまい、キャンプ地で次は誰が殺されるかのみに終始する展開も起伏が少なく、97分なのにもっと長く感じてしまいました。  あとこれは映画のせいというより、DVD化などの時に考慮してもらいたいですが、展開上ずっと画面が暗いので、誰が何でどう殺されたのかが一瞬分からない時が結構ありました。ただでさえ観る人がみたら登場人物の外見が似通っていて、登場人数自体も多いので、そういう意味でも誰が殺されたのか分かりやすいほうがありがたいです。  それとママの写真入りのペンダント、普通似てると言われたとか可愛いってだけであそこから持ち帰りますかね?それがジェイソンに殺されないための重要な伏線ではありますが、そもそもそこが強すぎて説得力がありません。リメイクの際、キャラクターも物語も設定や背景がもっとしっかりしてて一ひねりあれば、もう少し緊張感を持続できたのではないかと思いました。  ジェイソンに対してまったく恐怖心が芽生えなかったのは、ある意味致命傷だと思いました。でもそれって、そもそも殺される側のキャラが全体的に軽く、感情移入できなかったというのも一因ですかね。無駄に長いエッチシーンは脳天気ですしご愛嬌。
[DVD(字幕)] 5点(2010-04-02 10:27:27)
24.  1408号室 《ネタバレ》 
心霊現象というより、悪魔に心の中の弱さにつけこまれて取り入られてしまった男の苦悩って印象でしょうか。1時間以内に云々もなるほどそういうことかと。スティーブン・キングが原作なだけに怖いというよりもストーリーテリングが上手いと感じました。  皆さんおっしゃるように、1408号室の中の展開がずいぶんと派手で、映画的でしたね。そしてループの見せ方から中盤~終盤まで少し難解でワサワサしてしつこい部分もあり、個人的にはちょっと…。ただジュン・キューザックの1人芝居は見事でした。テープレコーダーのオチ部分で奥さん相手に見せる申し訳なさげかつ苦笑ともとれる表情が絶妙で素晴らしかったですね。  どの部分で連れていかれたのかなとか。オチを知ってから2度目観返すとさらに面白いです。キリスト信仰の方のほうがさらに評価高い映画かもしれないですね。
[DVD(字幕)] 5点(2010-03-28 01:39:09)
25.  ディセント2 《ネタバレ》 
物語も登場人物も関連があるので、間違いなく前作を先に観た方が楽しめる作品でしたね。前作で唯一生き残ったサラがまだ何も事情を話していないうちに現場に一緒に連れて行き、再び洞窟に入るなんてアホかと思ったんですが、なるほどジュノの件があったので、あまり時間を置いてからの後日談という設定にできなかったんですね。  前作は「闇」「出口の見えない閉塞感」「得体のしれない何かが迫る」という3大恐怖でゾクゾクっとさせてくれましたが、今回も基本は同じです。前作は鑑賞前に地底人が出る事を知らなかったので、正体が見えてしまった後のガッカリ具合も相当だったのですが、本作は地底人ありきで観始めるので、裏切られる感は少なかったです。  しかしこの作品でも女性は強いですね。前作にも増して対等に戦ってます。地底人を女性2人がそれぞれぶっ刺しまくるというシーンなんて、ホラーというよりアマゾネス的な突き抜けを感じてむしろ爽快でした。  願わくば地底人は眼が見えない設定ですので、そこをもっと生かした展開や演出が欲しかったです。口を押さえて仲間と目配せして脱出を図るパターンが前作同様繰り返されたので、なんかもう一ひねり欲しいなと思い、もったいないなって感じました。  皆さんおっしゃるように、洞窟内の地底人(幽霊?)へのいけにえか知りませんが、最後唯一生き残った女性を襲って、再び出口付近に連れて行くあれが実に余計でした。人間が加担してしまったら、モンスターパニックの意義というか基盤が崩れてしまう恐れがあるのではないでしょうか?大減点要素です。ホラーだからと言って必ずしもモヤモヤさせたり後味悪い終わり方にする必要もないのでは??
[DVD(字幕)] 6点(2010-03-28 01:24:59)(良:1票)
26.  スラムドッグ$ミリオネア 《ネタバレ》 
これだけ綺麗にまとめてしまうと普通の感動映画でつまらないと感じる方も多いと思いますが、ダニー・ボイルが苦手な私でもこの作品は好きです。確かに勝ち残られて疑うくらいなら、最初から素性調べて出場させるなとか、たまたま運良く自分の体験から当てはまる問題が出ただけのラッキーボーイだろうとか短絡的なツッコミはキリありませんが、スラム街を命からがら生きた壮絶な過去とクイズとのリンクも絶妙で、起承転結上手くまとめており、良かったと思います。  カメラワークとか一部前半の音楽の使い方が監督っぽくって(自分に酔った演出してるなあ)とかもありましたが、中盤からはあまりに一途なジャマールに何とかいい道を切り開いてもらいたい!と願ってしまいました。三銃士の伏線が最後の問題にくるとか、なかなか面白いです。彼女役の方、ジェシカ・アルバを彷彿とさせる美人さんでしたね。  願わくば、ジャマールインチキ説を唱える人間が、TV局関係者と警察以外にもう少しあったほうが、反動として最終問題に正解した時の感動もさらに倍増したかなとも思いました。ミリオネアのBGM流れるたび、みのもんたの顔が7~8回は脳裏に浮かびましたね(笑)  最後のライフライン、テレフォンでお兄ちゃんじゃなく彼女が出た時、彼は2000万ルピーなんかよりも、自分がTVに出ることで彼女とまた再会する夢を叶えれた喜びの表情で満ち溢れており、ぐっと来るものがありました。とてもいい作品でした。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-03-23 00:03:47)(良:1票)
27.  インランド・エンパイア
前作「マルホランド・ドライブ」でも夢と現実を対比に展開されてましたが、今回の現実と非現実は更にごっちゃごちゃに感じます。3時間なんですが、結局何を見せられてたのか全然理解できないまま終わります。友人に「どんな内容の映画?」と質問されて最も困るパターンの作品ですね。(もしかしてここはこういう意味なの?)と自問自答しつつ観ました。  この作品をリンチ以外の人が作ったとしたら、おそらく駄作とかってレッテル貼られそうな感じなんですけど、リンチの場合は全体がまったく不明でも何となく理解できる画面や瞬間にパワーを感じますし、確実に脳内に快感を与える瞬間があるので、見終わった後は「なるほど、リンチらしい」とか納得してしまいます。あのエンディングだって、それまでクッチャクチャだったはずなのに大団円のように思えますし。  しかし過去のどのリンチ作品よりも役者が振り回されてますね。「マルホ」のナオミ・ワッツなんか与えられた役を完璧に自分のものにしてこなしていましたが、今回は製作も兼ねている主演のローラ・ダーンですら、リンチの掌で踊らされててよく理解できていないまま演じてるんじゃないかと感じました。  それとデジタルで撮影したようですが、それによってリンチ独特の「闇の美」の魅力は薄れたのは残念でした。真夜中の場末のクラブも赤いカーテンも電気スタンドも、ビカビカ照らされる役者もウサギの部屋もリンチらしくていいんですけど、映像の綺麗さではフィルムに軍配でしょうか。カメラワークも役者の顔アップがほとんどで、俯瞰の美しさや景色に酔えたシーンは多くなかったのも残念でした。  あと今回は音楽が盟友アンジェロ・バダラメンティではないので、ダークで独特のリンチ・ワールドとして一抹の物足りなさを感じました。「ブルー・ベルベット」「ツイン・ピークス」「ロスト・ハイウェイ」「マルホランド・ドライブ」ら傑作と比較して最も違和感を覚えたのは音楽。是非次作はバダラメンティとコンビ復活でお願いしたいです。
[DVD(字幕)] 7点(2010-02-22 00:50:59)(良:1票)
28.  制服サバイガール II 《ネタバレ》 
「Ⅰ」のレビュアの方が全員「Ⅱ」もレビュー書かれているので、私も借りてきてしまいました(目隠シストさん、レビュー投稿お待ちいたしております 笑)  1作目はアクションホラーのような雰囲気で、超低予算の中にも、制服姿の可愛い女子高生が沢山出てきて幾分救われましたが、本作はヒロインの彼氏が出てくるのでそのハーレム気分すら味わえないという駄作です。ホラーとしてもアクションとしても恋愛モノとしても魅力は微量。  ヒロイン仲村みうの滑舌の悪さも困りものですが、彼氏役の男性の棒読み加減が救いようがなく最悪です。アナフィラキシーの説明の長文ゼリフの際は、緊張からか表情はひきつるわ、目線は泳ぐわでド素人ぶり満載。  出演者に限らず演出面も幼稚で、Hのシーンなんか別に影だけ見せれば伝わるのに、ミシミシ動くベッドの様子とそれによって落ちる花びらってセンスの無さ…。不可思議に超短時間での妊娠。「本当に俺の子か?」と疑う最低の彼氏も、自分も感染したと知った後は「俺を置いていけ、元気な赤ちゃんを産め」という脈略のなさ。皆さん言うように1作目が名作に感じます。数少ない見所であったアクションシーンも減っています。  「Ⅰ」の主役の飛鳥凛ちゃんはラストのほうで少し出演していますが、いかんせん結末まで意味不明で、出産した悪魔の赤ちゃんはモロに人形。結局全員死ぬか感染するかです。冒頭で映画のスケールの小ささに反し「これは地球存亡の危機だ」みたいな危機感を煽るセリフを言わせた行為を逆に表彰したいくらいです…。1作目だけで観るのやめておけば良かったなと思いました。それでも中心となり一人映画を頑張っていた仲村みうに2点、飛鳥凛ちゃんに1点、しかし滑舌もセリフ回しもどうにもならん彼氏役で-1点、チープなだけでなくラストもまとまってない展開に-1点で、トータル1点です。
[DVD(邦画)] 1点(2010-02-17 14:18:09)(笑:1票) (良:1票)
29.  ヘイフラワーとキルトシュー 《ネタバレ》 
フィンランドの風土、たたずまいからインテリアの細部に至るまで本当にオシャレで、それだけでも笑顔になる作品です。72分という尺なので中だるみも感じられず、一昔前の海外のホームドラマのような雰囲気を醸し出していますが、そこには家族・姉妹愛・近所の人との絆も描かれており、とても素敵な作品になっています。少し前の日本が抱えていた、当たり前に共に暮らしている中での家族のすれ違いのドラマですが、今の日本は更に個々人が精神的にも孤立しているので、この世界が羨ましくも感じます。研究に没頭し家をかえりみないお父さん、家事が出来ないお母さん、誰かにかまって貰えないと常に不満な妹キルトシューの三人と、その三人を支える幼き大黒柱の姉ヘイフラワーの葛藤。ヘイフラワーの視点から描かれていて、彼女の無垢の頑張りと、自分の些細な願いが受け容れられなかった事に対する不満の爆発全てが愛しく感じます。最後は少々強引なハッピーエンドですが、今の日本の家族に一番欠けているものを見せつけられたような気がしました。でもパパもママもあと30分早く「レースのあのズルはいけないよね、本当はお姉ちゃんが1番だったよね」と認めてあげればあんな大事にはならなかったのに!とかすっかり世界に没頭してしまいました。発酵したカラフルなパン生地が、鉄砲魚のようにピューピュー飛ぶシーンは痛快で笑ってしまいました。
[DVD(字幕)] 8点(2010-02-15 11:24:42)(良:1票)
30.  アバター(2009) 《ネタバレ》 
まず3Dについて。本当に奥行きやスクリーンの手前まで来ているように感じる事に普通に感心してしまいました。てっきり昔ながらの青赤メガネで観るのかと思ってたので(笑)ただ本編前のアリスの映像も3Dだったので、本編入る前に凄さに気付いちゃったのはご愛嬌。しかもずっと見てると3Dだと思わなくなりますね。人間の慣れって凄い。将来的にはメガネをかけなくてもスクリーン側の変更で3D仕様になったらいいですね。  ジェームズ・キャメロンはやはりこういう作品上手いですね。映像も綺麗。ナヴィの世界のあの夜の森の青と緑と紫の使い方はまさにファンタジー!あんな世界行ってみたいなあって思わせます。それを破壊しようとする人間達への憎しみを倍増させるいい映像でした。その他も儀式のシーンとか戦闘シーンとか、鳥にのって飛行するシーンとか、1つ1つに圧倒されました。  話は少数民族に潜入して、交流してるうちに自分のミッションに疑問を感じ反旗を翻すというのはよくあるパターンで、その後の展開もそこまで斬新ではないんですが、うまくまとめてるなって思いました。尺の長さも気になりません。ご都合主義だとか、ハリウッド的だとかってのは、アメリカでのあの記録的な大ヒットからしたら予想つきますしね。自然への警鐘とか、キャメロンが訴えかけたい事柄もシンプルで〇。  予告では青の風貌の民族に感情移入できるのかとも思いましたが、人間的な表情もうまく見せており、最後は大佐が完全なる悪者になったので構図が非常に分かりやすく、製作者の意図どおり、大規模な壊滅のシーンに切なくなり、最後は期待通りの終わり方で胸のつかえがとれました。  12年待たせてこれかとか、ご都合主義だとか目が疲れるとか3D大したことないとか、これだけ世界中で大ヒットして大勢の方が見れば、それだけ反対意見も多く出るでしょう。でも映画館の大迫力で観れたことや、映像の綺麗さ等、今のこの初見時の感動は忘れないようにしたいと思います。  DVDや携帯端末機器でも映画が観れるようになった昨今、映画館で観る3D作品の面白さを教えてくれた画期的・記念碑的作品であることに間違いありません。こういう超大作は細かなケチをつけずに素直に入り込めたもの勝ちだと思います。神への祈りが通じて、大きな動物が挙って加勢しに来た終盤、私は何故か泣いてしまいました。
[映画館(吹替)] 8点(2010-02-14 00:45:23)(良:2票)
31.  リサイクル -死界- 《ネタバレ》 
思っていた展開とだいぶ違いましたねー。心霊現象で押すのかとおもいきや、死界と呼ばれる場所での脱出劇に終始(その入り方もけっこう強引…。)この脱出劇が展開の中心となるので、前半までの幽霊的な恐怖演出の盛り上がりを期待すると、途中から不思議な気持ちになります。人に必要とされなくなったものたちが暮らす世界で、自分が堕胎したはずの子供がそちらの世界では成長していてに、彼女に誘導されながら脱出を図るのですが、「言いたい事は結局それだけなんかい!」って感じです。個人的にはラストもだいぶ意味不明で残念・・・。個人的には「EYE」の監督&主演女優さんのコンビということで、心霊系恐怖で進みつつ、後半に向かってスピードもスケールも増していく展開を期待したのですが、ちょっと肩透かしをくらった気分です。CGとかはよく出来てるんですけどね。監督さんが(過去に捨てた全てのものに敬意を払おう)みたいなメッセージありきで作ったとしたら、もっと理屈ぬきに怖い作品をお願いしたいです。この作品の2度観はありませんが、パン兄弟の恐怖演出は日本人の恐怖の感覚に近いので、これからもチェックし続けます。
[DVD(字幕)] 5点(2010-02-07 23:31:55)
32.  板尾創路の脱獄王
板尾さんはマジメな人なんだろなぁって思う。やりたい事も分かるんだけど、残念なことにそこに深みがないんですよね。感情というか人となりを掘り下げてくれてこそキャラの行動1つ1つに意味も感じられるようになってくるんですけどね。ありがちな脱獄モノの壁を崩そうという狙いはあるんだけど、それを具現化するまでの落とし込みが弱かったんじゃないかなあ…。オチまでの引っ張りも長いので中盤から中だるみ…。中盤~オチまでのスピード感がもっと欲しかったです。  それともう1つ、吉本の仲間を思い切って出さないという決断も手かもしれません。これだと仲間内でやってる感じがハッキリ伝わってきてしまい、映画の世界に入るということがしずらい。もっと言えばドラマの延長にしか感じず安っぽい印象を受けます。  板尾さんの才能はこんなもんじゃないでしょう。というわけで次作は是非「板尾創路のブラックジャック」でお願いします。
[映画館(邦画)] 4点(2010-02-02 14:19:27)(笑:1票) (良:2票)
33.  マイケル・ジャクソン/THIS IS IT 《ネタバレ》 
この作品を映画として捉えるかどうかといった部分は抜きにして、マイケルの言うように愛に満ち溢れた作品だと思います。ステージスタッフからのマイケルへの愛、マイケルからの関わる万物全てのものへの愛(地球そのもの)。だから急逝しなければ伝説にならなかったとか、亡くならなければこういう作品は映画にはなりえなかったとか、単なるドキュメンタリー映像じゃないかとか、そんな批判はどうでもいい話に聞こえます。  とにかく2度と生まれないかも知れないほどのスーパースターの未完のラストステージが、この映像を観て体感する事によって(おそらくこういうステージになったんだろうな…)とファン1人1人が脳裏でパズルを繋げるかのようにライブを完成させていける、そういう意味でも非常に貴重で存在意義のある映画です。  マイケルのファンはこの作品を愛蔵版とするでしょうし、マイケルのファンではなかった人もこの作品を観れば彼の偉大さを再認識すると思います。50歳にしてあの完璧なパフォーマンスです。リハーサルですから何分かの力で演じているのに、それでも圧巻です。とにかくファン、スタッフの双方が、偉大なるスーパースターのラストステージにかける意気込みを心待ちにし、出るべくして出た作品ですから、リリースされたこと自体がとっても素晴らしいと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2010-01-31 18:30:29)
34.  L change the WorLd
スピンオフって段階で、前作や原作のイメージを多少なりとも変化させたり、見せた事のない面を表現しなければやる意味がないんですけど、おそらく多くのファンは、ミステリアスな天才Lのキャラが妙に人間的になりすぎてしまった事が嫌だったんでしょうね…。その気持ちはなんとなく分かる気がします。  ただ前2作は観ているものの原作を読んでいない私は、そこまでLというキャラを知らないので、松山ケンイチという憑依役者が凄く頑張ってたなって感じて普通に楽しめました。もちろんツッコミどころ満載な展開や脚本の粗も目立ちますが、デスノートという作品やキャラにこだわらなければそこまで悪くない作品です。  ただ細菌兵器とかそれを世界にばら撒くとかになってくると、スケールが大きくなりすぎるので、その壮大なテーマとこじんまりした展開の対比でチープさが増したのは間違いありませんね。それとナンチャンは嫌いじゃないんですが、間違いなくミスキャストです。
[地上波(邦画)] 6点(2010-01-31 18:29:28)
35.  パラノーマル・アクティビティ 《ネタバレ》 
私が個人的に最も怖いのは、頭のイカレてる無差別殺人鬼と、得体の知れない何かに追い詰められていくこと。この作品では後者の恐怖がよく描かれています。モキュメンタリー作品ですが、まるで主演の2人が本当に追い詰められていってるかのような恐怖があります。  何が一番怖いって相手の正体が見えないことなんですよね。「ランゴリアーズ」「サイン」「ドリームキャッチャー」のように正体がモンスター系だと判明した途端に恐怖がプッツリという映画も多い中、この作品は最後までその見えない恐怖で引っ張り、成功しています。脚を引っ張られて連れてかれるなんて分かりやすい恐怖にも興奮しましたし。しかも「ブレアウィッチプロジェクト」のような尻切れトンボ感もなく、一応の結末を導いていますが、しかし本質的には何も解決していないという形は、この系統のホラーとしては最高の締め方ではないでしょうか?(ラスト彼がどうなったかという説明や、ケイティのあの場面での笑顔とかの演出も本当は不要なくらい)。  時間が経つにつれ恐怖がエスカレートしていくこと、家ではなく人物に憑依している設定なので、家を出ても何の解決にならないこと、霊能者が何も力になってくれないこと、夜中だけでなく、昼間も恐怖が襲ってくること。これだけの要素が重なれば息苦しいくらいの恐怖となります。また、身近にいる愛する人が徐々に豹変していってしまうという意味では少し「シャイニング」とも重なる怖さも感じました。  2階で寝てる人、ヤンチャな小動物を飼っていて夜中でも当たり前に物音がする家に住んでる人、霊感を持つ彼女と同棲してる人なんかは自分の生活とリンクしてよっぽど怖いかもしれません。  また「ドーン!」というお化け屋敷的な音で驚かされる恐怖もあります。それなのでお化け屋敷が全然平気な方や、ホラー映画にわかりやすい結末を求める方には不満な作品かもしれません。しかし映画は予算でも役者でもありませんね、アイデアと見せ方1つです。7点+ケイティのオッパイに+1点。「ブレア」に6点つけたのですが、ブレアの良さを残しつつ、恐怖へ向かうスピードを感じたので2点多くつけました。惜しむべくは中盤の間延び。あと5分~10分短くても良かったかも。  たまに電車待ってる時に上体が前後に揺れてるおじさん見かけますけど、今後はそれを目撃する度にこの作品を思い出しそうです。
[映画館(字幕)] 8点(2010-01-30 23:17:37)(良:3票)
36.  デトロイト・メタル・シティ 《ネタバレ》 
松ケンの憑依っぷりは本当に素晴らしいですね。この作品での弾け方は「セクシーボイスアンドロボ」を彷彿とさせますし、観ていて笑顔になれます。松ケンに限らず、出演者の皆さんが凄く楽しそうに演じているのもいいですね。ドラム役のロバート秋山の風貌もすごく可愛かった(笑)本当に作品全体に愛があるなぁ…。  原作をまったく知らないのですが、多少の中だるみはあるものの、上手くまとめています。素性を隠して有名になり、その葛藤に悩むという形の作品は決して珍しくはないのですが、笑える場面が多いのがいい。DMCのファンの皆さんが常にファンに徹してるのがまたいい。肝心の場面であの曲を唄っちゃって、それでも「クラウザーさんが俺達を試してるんだ・・・」ってどんだけ熱狂的なんだよ(笑)でも理想的なファンですね。  あと加藤ローサさんはまさに典型的な理想の彼女を演じており、普段の根岸君とぴったりマッチしてて可愛らしかったです。彼女は「シムソンズ」といいこれといい、芸幅が狭いって意味ではなく、普通の女の子の役が一番活きます。それと松雪さんに「○○じゃあ濡れねえんだよ!!!」って言わせちゃうのも素晴らしい。あの役者魂に感服。  肩肘張らずに観られる娯楽作です。松ケン好きなので+1点です。
[地上波(邦画)] 7点(2010-01-24 22:27:46)
37.  片腕マシンガール 《ネタバレ》 
こういう映画だろうなとは分かって観始めたものの、一部の主要キャスト以外が学芸会レベルの演技力かつ、全編通してのゴア描写に、中盤から既にお腹いっぱいって感じでした。初めて「キル・ビル」を観た時はやりすぎの描写も笑えたんですけど、何故かこの作品ではそこまで笑えなかったです。  腕を切断されてそこにマシンガンや武器を付けて闘う女子高生という設定は面白いし魅力的なんだけど、チープさをウリにした事で、演技面でも妥協した部分が多々観られ、コメディのような雰囲気は漂うものの、溶け込んで楽しめなかったのが残念でした(期待しすぎたかな?)。  ただ主演の八代みなせさんはとっても頑張っていました。制服姿の彼女がマシンガンをぶっ放すシルエットは最高にカッコいい。とてもミスマリンちゃんとは思えません。  ただオープニングから復讐に燃えるヒロインを見せた事で、作品を引き締めたことができた反面、弟思いの優しい姉貴という対比が最初から弱まってしまったのは残念だった。それとイジメ、拷問、指詰めの寿司、死姦…。コメディタッチという言葉では片付けられないすっごいイヤーな気分になる演出も多々あります。敵役の容赦ない悪い部分を見せるのは完全懲悪の作品にある程度必要ですけど、観終えてスッキリさせるには、もう少し抑えてもいいです。ゴア描写ってここぞという所だけで強烈に見せるほうがインパクトを残せるのですね。  穂花とヤクザの息子が顔半分切り取られ、挿げ替えて乗せられるあのラストは良かったです。ヤクザの親分はカブキパフォーマンスですね、あそこまでやらんでもいいです。
[DVD(邦画)] 5点(2009-11-23 19:08:52)(良:2票)
38.  口裂け女2 《ネタバレ》 
これは隠れた良作ですね。非常に面白かったです。皆さんも書かれている様にかの有名な都市伝説の「口裂け女」のルーツとなった悲劇という設定で見せる事により、物語自体はシリアスな悲劇のドラマでありながら、観終わった後に(そういう事で口裂け女の噂が広まったんだー)と納得できる形で、非常に起承転結しっかりしていました。  姉の代わりに元彼の逆恨みで硫酸をかけられてしまう真弓を演じた飛鳥凛さんは、全編マスクで口を覆い、しかも前髪を下げているので顔の見える部分が非常に少なく、不気味さを漂わせる反面、演技面で自由のきく幅が狭く難しいところでしたが、その中においても物悲しさと悔しさを同居させたかのような目の演技が秀逸で、最後の最後に戦慄させるような表情で締めるまで被害者と加害者両方の面を見事に演じ切ったと思います。  先輩に恋心を抱く穏やかな前半と、幸せが崩れてゆく中盤以降の恐怖の展開との対比も上手く、その効果もあり恐怖がなお膨れ上がりました、演出・構成も見事です。ただのスプラッターホラーではなく、サスペンス悲劇なので、多くの方が楽しめるのではないでしょうか?斉藤洋介等の芸達者や、川村ゆきえ、岩佐真悠子が狂言回しの位置にいることで、作品の一定のクオリティも維持されていました。  ただ1つ意見するなら、真弓が自身、親、憧れの先輩の裏切り等様々な不幸を重ねていきましたが、その中でいかにして憎悪の念が膨らみ復讐の鬼が誕生したのか、そのプロセスをもう少し丁寧に描いて欲しかった気もします。そこを差し引いても良作です。  私は「口裂け女」の都市伝説をタイムリーに知らなかったのですが、もろ同じ年代の親も「うまい!」と唸っていました。エンディングテーマの飛鳥凛さんの歌声も透き通ってて綺麗で良かったです。
[DVD(邦画)] 7点(2009-11-22 23:32:51)(良:3票)
39.  I am Sam アイ・アム・サム 《ネタバレ》 
裁判内容や女弁護士の側面を見せすぎたせいで、親子の絆やそれに伴う感動が薄れてしまいました、だから今一歩感動出来ない。あと一番気になったのは「撮影」これは完全に×。ハンディで見せたりグラグラさせたり、ショットの切り替え方など無駄な事ばかりしてる。ヒューマンドラマは「フィラデルフィア」みたくガッシリと撮影して内容で勝負すべきではないのか?と思った。見づらすぎです。  いいところはやはり、演技ですね!ショーンペンも頑張った。当然彼もかなり練習したようです。細部に及ぶ研究の成果は演技力として表れています。ただギラギラはしていない。7歳の感情で動いているから時には喜怒哀楽が幼く出る。大人でありながら7歳の知能という、自分の中の戸惑い、葛藤を上手く見せていると思う。ダスティンホフマン、トムハンクスもかなり凄すぎたが、彼もそれに近いところまでいってると思った。あと、女弁護士役のミシェルファイファー。やり手ながら、親子関係と社内でのやっかみに悩む気丈な役柄が見事にはまっていた。しかし上にも書いたが、彼女ほどビッグネームを使わないでこの役がもっと脇役に徹していたら、もっと本筋で感動出来たのでは?と残念にも思った。  そしてルーシー役のダコタファニング。彼女の存在でこの映画の評価は30%以上は上がったのではないか?あざとく見えるとか、おしゃまな感じで嫌だとか、作られた感じが嫌だとか、レビューに書いている人がいたが、自分の父親がああだと知ったら、例えまだ7歳の子でも、自然と自分の父をある意味「守ろう」と思い、気丈に賢く、き然と振舞うのではないのだろうか?その面でしっかりした態度で振舞う彼女のあの演技はまさに適役で、素晴らしかったと思う。ショーンペンがあれだけ凄い演技をしたのに、何故か心に残っているのは、サムを見つめるルーシーのしっかりとした(時には母親のような)目、そしてサムが保護されているルーシーの家の近所まで越してきた時に、毎日のように夜中抜け出して彼に会いに行った時の様子。1つ1つが本当に愛くるしい。ショーンペンのあの演技より脳裏に焼きついたダコタファニングの演技。やはり動物、子供とは共演したくないと言う役者の気持が分かる気がする。 ダコタファニングの天才的な演技に8点。カメラワークの無意味さに-3点。
[DVD(字幕)] 5点(2009-11-20 14:48:23)
40.  制服サバイガール I 《ネタバレ》 
「実写版ひぐらし」を観て、飛鳥凛さんという女優さんが、ちょい福田沙紀似で可愛いなと思い出演作を追ってたら辿り着いてしまいました。  いやーやりましたね!これはやった映画ですよ。女子高生が植物ゾンビに除草剤で立ち向かうという、ノリで作ったような学生映画もどきです。よくこの不況下で予算が下りたなって内容の作品ですが、超低予算です。1番低予算を感じた箇所は、ロケ場所でも役者の顔でもなく、除草剤を撒かれたゾンビが溶けてなくなる所のシュワシュワですね。画面に重ねただけのあの泡の原料は一体なんでしょうか?アンバサでしょうか?クリームクレンザージフでしょうか?もう本当にしょうもないです。腕や脚に絡まるツタもしょうもないです。  この映画で1番楽しんだのは我々観る側ではなく、作ってる側じゃないでしょうか?(特に男性スタッフ)。メイキング観たら本当に現場楽しそう…、いいなぁ…。映画を観てて映画の世界に引き込まれるという褒め言葉がありますが、逆に映画作ってる現場に引き込んでくれっていう願望が生まれるような作品です。いいなぁ…。  こんなダメ映画本当なら0点とか1点ですよ。でも可愛い子が出てるんですよねー、しかもまったく無意味にくのいち、着物コスの子(しかも紗綾だから帯の上にお胸がコンモリありがトゥース!)がいて。仲村みうなんか「2」の主役だからか、この1作目ではいてもいなくてもいい存在。主役の飛鳥凛ちゃんもゾンビに襲われたのに、可愛いからか傷の部分にお花が咲いちゃって終了。本当にダメダメなんだけど、でも制服女子高生を観たかっただけというやましい俺にも幾分かの罪があるような気がして…。次は是非「巫女サバイガール」お願いいたします。飛鳥凛ちゃんに3点、紗綾のコスに1点。メイキングに1点。でもそもそものクオリティの低さとアンバサ泡でそれぞれマイナス1点。やっぱり3点位です。
[DVD(邦画)] 3点(2009-11-20 14:00:05)(良:1票)
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