21. アイアン・ジャイアント
「直球とカーブしかなくても、球威があればプロでも立派に通用します」という基本を思い出させてくれるそんな映画。 8点(2004-08-09 11:48:47)(良:2票) |
22. ベイブ
久しぶりに観たんですが、シンプルに素晴らしい映画だと思います。 ホゲット爺さん役のジェームズクロムウエルはこの映画の出演を機にヴィーガンに転向したそうなんですが、確かにこんな映画に出たらそうなっちゃうのかもしれません。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2004-01-11 00:05:59)(良:1票) |
23. ゴースト/ニューヨークの幻
この映画は、僕が初見の時点で、いろんなパロディ等ですでに手垢つきまくり状態。 だから、全くのピュアな気持ちでこの映画を見てないはずなんですが.. 僕はそもそも涙腺のゆるい性質で、しかも単純なお涙頂戴のラブロマンスってのが恥ずかしいことにツボなんですよ。 ...だからこんな手垢のついたベタベタな映画にもかかわらず、泣かせようとするシーンではきっちりウルウルしてしまいました。 ゴーストを見てウルウルするのってかなり恥ずかしいような気がするんですが.... いーんです、そういう中学生のようなピュアな心をもつ自分が好きですから。 僕はいつも恋に生きる男なのです。 それからこの映画、デミムーアが相当好み。めっちゃ素敵。(まぁ美人は大概好みなんですけどね) 8点(2003-12-22 18:23:12) |
24. ターミネーター2
チープな1作目から、またえらく大作になっちゃってって感じの2作目。 たしかに面白いとは思うけど、「傑作!」といえるほどのものは感じないなぁ。まさに8点の基準「率直に面白くて出来としてはよい」という感じ。 あと、この1,2ともヒロインのサラコナーの顔が、僕はどうもだめで.. 8点(2003-11-18 18:52:44) |
25. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3
2がだめだっただけにどうか..と思って見に行った3作目。 BTTFのラストをしめくくるのにギリオーケーくらいの出来で、とりあえず安心したものの.. やはり1で終わらせておくべきだったのかも..と思わないでもない。 8点(2003-11-17 23:11:00) |
26. 獣兵衛忍風帖
ふと気づいたらアマゾンプライムで配信されてました 懐かしい… 日本では無名だけど海外では有名な作品として有名ですよね(それって有名なのか無名なのか) まさかのトマトかよ! 分身意味ねえだろ!斬られてんじゃん! 口だけかよ! ちょろすぎるだろ! …と突っ込んでいるうちにサクサク話が進みます 強そうにしてる敵が意外とちょろいし、一見強そうな主人公はかなり弱い 結局登場キャラクターは強そうに見えてもみな弱い なかなか斬新です エロという声も聞きますが、基本的にしゃくれて顔の濃いキャラクタにエロを感じる事ができる人限定です 時間も短いし意外と飽きずに最後まで鑑賞できますから観て損はないでしょう 得もしないと思いますが… [インターネット(邦画)] 7点(2024-03-10 12:44:49) |
27. 依頼人(1994)
ジョングリシャム原作映画の中ではもっとも王道で一般受けしそうな映画です。 『「ペリカン文書」「ザファーム」に続くジョングリシャム原作の法廷サスペンス』とアマゾンの紹介文に書かれていますが、これは法廷サスペンスじゃないですよね。もはやキャッチコピー詐欺ですヨ>amazon 弁護士とか検事がやりあいますけど、一般的な意味での「法廷サスペンス」じゃありませんからね。 てかそもそも法廷自体がほとんど出てきません。(あの判事はなんか人徳者ぽくて好きですが) 映画として王道な造りの本映画、グリシャム原作映画の中の最高傑作という人も多い映画なんですが、他と毛色が違うハートフルタイプのため「この雰囲気が好きだと自動的に1位になってしまう」だけの話かなと思います。 この映画が苦手な人は主人公の少年の行動にイライラするようですが(←実は私もイライラ組なんですが)、でもこの手の映画は主人公が優等生だとドラマが起きず映画にならないので作劇上しょうがないのですよ笑 [インターネット(字幕)] 7点(2021-10-20 15:57:44) |
28. ファーゴ
コーエン兄弟の代表作にして、ちょいちょい映画ベスト100なんかにも顔を出す本映画ですが、確かにこれ面白いんですよ。 いかにも賞を取りそうな名画っぽい雰囲気がプンプンとしてて、一言で言えば映画の「格」ですね、観ていると自然に名画としての格を感じてしまう、そんなたたずまいの映画だと思います。 ただ、この映画に限らずコーエン兄弟の映画を観てて私が勝手に思うんですが、「こんな感じだの映画ってイケてるだろ?」という製作者の想いがなんとなく画面から伝わってきて、諸手をあげて「いい映画だ!」というのをためらわせるんですよね。 こういうのを肌が合わないっていうのかもしれません。 映画としてはよくできてて面白いんですが、でも自分には肌があわない。 そういうのって誰しもありますよね。 ただ彼らの映画でそういう「いい映画だろ感」ば嫌味感がない「バーンアフターリーディング」だけは素直に面白いと思います、はい。 [インターネット(字幕)] 7点(2019-09-04 13:20:42) |
29. ジュマンジ
《ネタバレ》 今年ひさびさの新作が公開されるジュマンジ。 オリジナルのこいつは、事前の想像とはまるで違う内容の映画で本当にびっくりしました。 何しろ、最後はバックトゥザフューチャーのように歴史改変までしちゃうわけですから。 (厳密には26年間の出来事はすべてゲームの中のイベント的で、だからクリアに伴いそもそもなかった事になったわけで歴史改変とはちょっと違うんですが) 事前に想像してたよりはるかに大きな規模の映画で、「あぁ、こんな内容だったのか!」と感心したのを覚えています。 が、しかし、そこに至る肝心の映画の内容自体がさしておもしろくないというか…なんというか「これじゃない感」をおぼえてしまう内容でして、そういう意味ではちょっと残念な映画ではありました。 とはいえ、今観ると、あんなことになってしまったロビンウイリアムスの元気な姿や、大人になってからより断然かわいい子役時代のキルスティンダンストなどの姿が拝める、そういう意味でちょっと貴重な映画になっています。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-04-05 13:52:16) |
30. エイリアン4
《ネタバレ》 個人的に初代エイリアンから4までに順位付けすると エイリアン>>エイリアン2>エイリアン4>>エイリアン3となり、初代エイリアンの呪縛から解き放たれた感のあるこのエイリアン4はわりと面白いと思ってます。 ただこのエイリアン4、例のニューボーンがうるうるしたつぶらな瞳で「ママ!ママ!」「ひどいよママ!どうして僕にこんな事するの!!」と訴えかけてくるわけで、動物好きの僕的にはかなりしんどくてつらいところでした。 あんなこわキモい生物なのに可哀そうだとすら思っちゃいますからね。 おかげで終わった後充実感とか全然ないし! つぶらなうるうるした瞳に秘められた力の凄さを僕に教えてくれた映画です。 つぶらな瞳に免じて明らかにおかしな科学考証、たとえば「クローンってそういうもんじゃないよね?」なんてとこにはこの際全部目をつぶってあげましょう! [試写会(字幕)] 7点(2017-11-09 14:49:48)(良:1票) |
31. クイック&デッド
《ネタバレ》 まだサミライミがサムライミだったころに撮ったB級娯楽西部劇 出演陣の豪華さからは想像もつかないB級感だけど、これがなかなか悪くない 敵と戦うためにトーナメントで勝ち上がって…という基本設定は、格闘技系の映画なんかではめずらしくないんですが、西部劇ではオンリーワンじゃないかしら。 なにしろ西部劇で早撃ち勝負となると参加者が死んじゃうからね 参加者が優勝者以外ほとんど死んじゃうんじゃ、次回開催もあやういわけでそんな大会行われるわけがない。 しかしそれが行われるのがこの映画。なんてこったい。 みんな気軽に参加しすぎだろ! そしてそのゲスなストーリーにはサムライミの大仰で漫画チックな演出がぴったり。 サムライミはやっぱこうじゃないと!って感じでなかなか楽しめる娯楽映画です、はい。 [地上波(吹替)] 7点(2017-09-22 23:51:04) |
32. アウトブレイク
《ネタバレ》 テレ東の午後ローでやってたので久しぶりに観ました。 この手の「ウイルス感染物」はたくさんあるわけですが、しかし当時世間にエボラブーム?を巻き起こした話題作。 むしろ類似品をたくさん観た、今あらためて観る事で面白さを再確認できます。 この映画を観ると類似品の類は、「まじめすぎてつまらない」「やりすぎてつまらない」のどっちかに分類される事に気づきます。 この映画は「エンターテインメント」としてそのあたりのバランスがちょうどいいんですね。 まぁ猿が都合よく見つかるのは話の進行的にアレですけど、真面目なパンデミック映画だと決してあんなヘリのおっかけこシーンなんかないわけで、でも映画を観てる側としてあれくらい派手めに映画を進行してくれないとさすがにつまんないわけです。 昔見たときはそんなに思わなかったのですが、この映画、真面目に作ろうとしている部分がありつつも、映画的に楽しませようとするシーンがきっちり盛り込まれていて、そこがこの映画をきちんとしたエンタテインメントにしてくれているんだと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2017-03-02 11:03:16) |
33. ダイ・ハード3
ダイハードシリーズで一番の駄作が最新の「ラストデイ」(ロシア行っちゃう奴)である事は間違いないのですが、それまで一般に一番評価が低かったのがこのダイハード3でした。 ダイハードシリーズのつらいところは、1作目があまりに完璧すぎた事と完全に話が完結していたことにあります。 そのため、続編の製作は非常にむつかしくなり、一方で興行的には続編の製作は要求されちゃうわけで、結局のところ「マクレーン刑事がとりあえず主人公」というだけのシリーズになってしまっているわけです。 その中でかつて一番評価が低かったこの3ですが、しかし改めて十数年ぶりに観たのですが、変な期待と先入観をなくしてみれば一般的なアクション娯楽映画としては水準以上の出来だと感じました。 評価が低いのは、傑作「ダイハード」の続編として最初からハードルを高く設定されすぎていることによる問題が大きく、変な色眼鏡を外してみれば、あまり評価が高くないこの3ですら並のアクション映画よりは数段楽しめる娯楽映画になっていると思います。 この作品の相対的な評価の低さは、なまじ傑作が出来てしまった事によるシリーズとしての悲劇だと思います。 まぁそれは仕方ない面もあるのですが、そういう意味でちょっとかわいそうな作品かもしれません。 ただし「ダイハードラストデイ」、あいつだけはダメです。 あれはどういう観点で観ても駄作ですから。 [ビデオ(字幕)] 7点(2016-11-22 16:10:35)(良:2票) |
34. ユー・ガット・メール
《ネタバレ》 1998年製作という事はWindows98が発売された年の映画です。モデムの音が懐かしいです。 日本にスタバが上陸したのは1996年。この映画の頃はまだまだめずらしい店でした。 いまやネットで知り合い結婚した人の数が1割を超える時代になり、ネット出会いネット恋愛はまったくめずらしくなりました。リアルを知らないからネットでの恋愛は(リアルを知らないからこそ)急速に深まるという「ネット恋愛5倍速の法則」という言葉がありますが、まさにそれを地で行く映画です。ネットでの恋愛経験ある人なら、誰でも思い当たるフシありますよね。そして時代の変化を感じる事としてはもう一つ。この映画が出来た頃にはまだハシリだったamazonが今はリアル書店を圧倒しています。おそらくはフォックス書店も今は苦しい経営を強いられてるはずです。世の中いろいろ変わっているわけです。でも恋愛の苦しさ楽しさはほんとーに全然変わりませんけどね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-07-23 15:40:12)(良:1票) |
35. パラサイト
《ネタバレ》 この映画の見所は2点。まず「ジャックフィニイの盗まれた街はハインラインの人形使いをパクったのよ」というものすごくマニアックな映画内の会話。いやわかる人しかわかんないってばwでも確かにこの映画を観てまず思い出すのは盗まれた街(ボディスナッチャー)ですから当然の会話ではあります。 そしてより大事な点。メインヒロインが赤めがねをかけたらめっちゃ美人(当社比10倍)。こんなに美人になるなら普段から眼鏡かけておけばいいのに…なぜ普段は眼鏡じゃないのか?アメリカ人の美的センスはおかしいんでしょうか?? [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-11-09 19:35:30)(笑:1票) |
36. トゥルーライズ
「漫画のよう」という表現がぴったりくるコメディタッチな豪華絢爛アクション巨編。 そういえば一昔前はこういう無駄に豪華で陽気なエンターテイメント映画って結構沢山あった気がするのですが、最近はあまり見かけなくなりましたね。たまにあったと思ったら無駄なカーチェイスシーンでおなじみの某製作者のものばかり。 その最大の理由は例の9.11にあるわけで、今やテロリストを題材にしてこんな能天気な映画を作ることは不可能ですから、今となっては貴重な映画でもあるわけです。素直に肩の力を抜いて楽しむのが吉。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-11-09 10:20:39) |
37. 三銃士(1993)
完璧と言ってもいいほどに予定調和な展開で最後まで見せる映画。「実はこいつは悪いやつ」とか「実はこいつ死んでない」とか、新橋のサラリーマンに「ここからの一番ありそうなストーリー予想」をシーン毎に聞いていったら必ず予想一位になるだろうお約束のストーリー展開で最後まで見せきります。そのあまりのお約束っぷりは見事。(←誉めてます。そう読めないかもしれませんがw) 普通の日本人の僕には「三銃士」自体になじみがないのでノメリコミ感がイマイチ低かった事が最大の問題。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-01-21 23:19:47) |
38. フェイス/オフ
近未来SFなどではなく「今現在」という時代設定で見たときに、絶対に不可能というレベルの基本設定にまず気分は「なんだかなぁ」。 例で言うなら「斬鉄剣だと何を切っても許せるけど、357マグナムで戦車をやっつけるのは納得できない」という気分と同じ。 現代劇なら現代劇である程度可能な枠内で設定を納めてもらわないと、どうしても全体にうそ臭さを感じてしまって映画に入り込めないのです。これなら「不思議な妖精の力で善と悪の体が入れ替わっちゃったの、まぁ大変」なんて設定の方がそもそもあり得ないだけに100倍納得できます。 ま、その非現実的な設定(つか前提条件)と揚げ過ぎたトンカツのようくどい銃撃アクションシーンとを除けば、なかなか面白いアクションサスペンス映画。お約束もちゃんとこなすし。 面白いだけに...アクション過剰とそのあり得ない設定がどうにも許せないのが実に惜しい... [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-12-02 13:39:14)(良:1票) |
39. マキシマム・リスク
ヴァンダムってだけで馬鹿にして観はじめたんですが、なんのなんの、結構面白い映画でした。 ちょっと高めの店(本格大作映画)が出してる牛丼(例「ザ・ロック」「ボーン・アイデンティティー」..)と比べても、大衆牛丼チェーン(ヴァンダム)で出してる牛丼(マキシマムリスク)も負けてないぞ、みたいなそんな映画。 無駄でチープな爆発シーン等は、大衆牛丼チェーンならではのお味なのです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-08-20 00:19:17) |
40. ベスト・フレンズ・ウェディング
《ネタバレ》 この映画のテーマは2つ。表テーマが「親友」、裏テーマが「歌」ですね。 表テーマ「親友」については劇中でマイケルとジュリアン(男と女)、ジュリアンとジョージ(女とゲイ)この2組の親友模様を軸に描いていますが、これは皆様がレビューされてますので割愛^^ (ただ劇中でマイケルがどうにも嫌な奴にしか見えないので..そこがちょっとアレなんですが..) 裏テーマの歌については、式後のパーティでのジュリアンの「あなた達にはまだ自分達の歌がないでしょ。だからしばらく貸しといてあげるわ」というスピーチに象徴されていますが、「人と人とを結ぶのは歌だ」ということがこの映画の隠れテーマになっているかと思います。 その象徴的なシーンが何人かの方が言及されているシーフードレストラン(店員がカニ鋏型ミトンをつけてるからきっとシーフードレストランだ。)での合唱シーン。 ジョージのホラ話をきっかけに歌われ始めた歌がレストラン中に広がり大合唱になるという本映画中の白眉とも言うべき気持ちいいシーンです。 で、このシーンで歌われる歌が「小さな願い( I Say A Little Prayer)」だってことがミソ。 この歌は「いつもどんな時も、私はあなたの為に小さな祈りをささげ続けます」 という、まさに親友や恋人.....大事な誰かを思い続ける人の気持ちを歌った歌。 まさにこの映画のテーマを象徴する内容の歌なのです。 友人であるジュリアンを心配し、ここ1番の時には遠方から駆けつけ慰め励ましアドバイスしてくれるジョージ。 そのジョージの姿がこの歌の内容に重なります。 ジョージはホラ話の中でこの歌を取り上げることでジュリアンに伝えたかったのかもしれません。「僕はいつも君の側にいて君を見守ってるよ」と。 キザで演出過剰な彼ならやりそうでしょ? 7点(2004-09-07 11:50:23)(良:1票) |