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Nbu2さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 344
性別 男性
自己紹介 「昔は良かった」という懐古主義ではなく
「良い映画は時代を超越する」事を伝えたく、
 昔の映画を中心にレビューを書いてます。

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21.  情婦
ふ~ん。えぇっ?! ええ~っ!!!としか表せない映画なのだけど、それではレビューにならないので一言だけ。名優チャールズ・ロートンと時に「ありえねぇ~」的なクリスティの大風呂敷ぶりがドンピシャではまった映画、としか説明できない。(「ネタバレ有」にしない様にする事がこれほどもどかしい映画はないです)
[ビデオ(字幕)] 10点(2006-07-15 12:23:53)
22.  我輩はカモである
私に国際政治の本質を教えてくれた初めての教材みたいなもの。某国家の人材選びとか、政策外交というのはある意味こんなもんなのではないかと。グルーチョの毒舌もさることながら、やはり「目」ハーポと「口」チコのコンビが絶品。(お願いだから今は絶版となっている中原弓彦(小林信彦)氏の名著「マルクス兄弟の不思議な世界」を復刻してくださいよ~。)
[映画館(字幕)] 10点(2006-07-01 13:01:23)
23.  サーカス(1928)
「喜劇役者」チャップリンとしての純粋なエッセンスが一番濃く反映された一本としては間違いなくこれ。しかも白塗りのパントマイム役者が演じるのはサーカスのピエロなのだからインパクトもより一層深まる。どんなに皆を笑わせても主役にはなれないピエロの悲哀を感じさせるラストシーンには浮浪者というより哲人的な達観を感じさせるのが深い。最後にロバ君、君こそスターだ! 
[映画館(字幕)] 10点(2006-06-25 18:12:10)
24.  乱れる 《ネタバレ》 
厳しい。それしかこの映画を表現できない。「女性としての幸せ」を最後は自らの手であきらめ、禁断の恋に溺れず現状に踏みとどまる選択をしたにも関わらず、その報いは斯くも残酷なものなのか。義弟加山雄三の死因が永遠にわからないというのも辛ければ、その死体が義姉高峰の側を離れていくあのカット!なんてやりきれないんだ。一歩間違えればちんけな昼メロの域を出ないこの話を監督成瀬の演出力・俳優達の演技・そして松山善三の脚本は邦画史上屈指の恋愛映画の傑作に仕立て上げてしまった。俳優加山の名演技もさることながらやはりここは日本を代表する名女優、高峰秀子の素晴らしさを堪能したい。最初は平凡な未亡人だった彼女が劇中で義弟加山に告白されてから本当に色気のある、芯から「美しい」女性に変わるのがスクリーンから伝わってくるのだ。そしてあのラストシーン。当初はこれ9点にしたけど、満点付けさせてもらいます。
[映画館(邦画)] 10点(2006-06-24 18:27:22)
25.  誰かがあなたを愛してる
極私的チョウ・ユンファの最高傑作はまさしくこれ。異国の地で暮らしている寂しさを漂わせつつ、精一杯の明るさで振舞う彼の演技は素晴らしい。また若くしてこの世を去ったダニー・チャン、この後映画界を引退したチェリー・チャンにとってもこの映画は「最高の瞬間をフィルムに残せた」奇跡の一本。
[映画館(字幕)] 10点(2006-06-03 00:26:42)(良:3票)
26.  七人の侍
日本映画が世界映画史の中でトップに立った瞬間は後にも先にもこの作品だけだろう、そんな映画。全世界アクション映画の金字塔。
[映画館(邦画)] 10点(2006-04-30 20:35:46)
27.  ラルジャン
映画史上最高の遺作の一本、であると言い切っちゃおう。
[映画館(字幕)] 10点(2006-04-17 19:13:40)
28.  ジョニーは戦場へ行った
「戦争へ行った人達は大変だと思いました。平和な時代で良かったです」などという感想文を書いて提出した翌日この映画を見る機会があってそんな文章を軽々しく書いてしまった自分に激しく自己嫌悪の情がわいた。戦争に巻き込まれた人々は程度の違いがあれ皆ジョニーの様な経験を過ぎて行ったのだ。カラーで彩られた楽しかった日々と病院の寒々しいモノクロが心に残る、と書いている今の心境も私の貧弱なレビューで説明するだけ野暮なのであって、実際に映画を見て感じていただくしかないという気持ちでいっぱいです。
[ビデオ(字幕)] 10点(2006-04-17 18:57:28)
29.  ロシュフォールの恋人たち
ジャック・ドゥミの夢の結晶。そしてミシェル・ルグランの最良の仕事。これを映画館で見る事が出来たのだから最高としか言いようが無い。
[映画館(字幕)] 10点(2006-04-17 02:55:14)
30.  ワイルドバンチ 《ネタバレ》 
モンティ・パイソンの短編にペキンパーの流血描写を茶化したコメディがあり、それを見た若き日の私は「イギリス人は馬鹿だ」と本気で頭にきた事を思い出します。この人の映画の本質はやはり「時代遅れの人達への共感と古きよき時代への郷愁」ではないのでしょうか。ペキンパー自身が西部劇の黄金時代から衰退期を経た、時代遅れの生き方を余儀なくされた映画監督だったのだからその思いはひとしおです。生き残ってしまったソーントン、時流に置いてきぼりにされてなお生き続けていくことの苦しみはいかばかりか(ロバート・ライアン最高) だからこの映画で最高に輝いている場面はそういったダサい男達が見せるふとした幸せや喜びをかみ締めているシーン、メキシコの村を離れるところや銃器を強奪後に酒を飲みあい笑い会うあれだと思うのですよ。それをスローモーションの流血描写だけことさら強調して映画の情報誌によく書かれている「今のアクション映画の原点はペキンパーだ」という文章、あれはこれから映画を見る皆様、そしてペキンパーに失礼だろうがとこの映画が大好きな私は思うわけですよ。文章が雑になってきましたので頭を冷やしてきます。
[映画館(字幕)] 10点(2006-04-16 23:08:38)(良:3票)
31.  街の灯(1931) 《ネタバレ》 
個人的には「犬の生活」「サーカス」といった喜劇群を愛している私もこの話に関しては10点をつけないと仕方がないですね。「キッド」「黄金狂時代」を経たチャップリンはこの映画を撮り人生の悲哀と喜び、切なさをすくい上げ映し出した事で「コメディ王」から本当の「映画作家」になったのではないかと。だからコメディを期待して見た皆様がちょっと波長が違うと感じたのもごもっとも。ボクシングのドタバタも可笑しさ、というよりもそんな目にあわなければならなかった浮浪者チャップリンへの同情を先に感じてしまいます。ラストシーンの感動はもちろんの事、そこに至るまでの細かい表現に感心する名作です。
[地上波(字幕)] 10点(2006-04-16 22:37:26)
32.  静かなる男 《ネタバレ》 
「大らかな」という形容がぴったりな名作。野を越え山越え谷越え川を渡り、殴り殴られ話は進む。私のハートも殴られる(失礼)。名匠ジョン・フォードはアイルランドの緑溢れる地を映画ファンへの「桃源郷」として提供したのか。(私にとってはモニュメントバレーよりもここ)スクリーンで見る事の出来た人達、本当にうらやましい。文句なしの10点。
[DVD(字幕)] 10点(2006-04-16 22:07:42)(良:1票)
33.  赤い風船
スクリーンに投影された本当の「ファンタジー」映画。
[ビデオ(字幕)] 10点(2006-04-16 13:01:45)
34.  博奕打ち 総長賭博 《ネタバレ》 
博徒としてあるべき「任侠道」を押し通せば通すほど増大する悲劇を格調高く描いた日本任侠映画の最高傑作。今は無き新宿昭和館で見た時の胸震える感動は忘れられない。【追記】これはこの後没落してゆく任侠映画ジャンルの鎮魂歌=レクイエムである。それは「任侠道」の時代遅れな面、そしてこれから来るべきヤクザ映画の流れを脚本の笠原和夫が見抜いていた、その先進性に感嘆せざるを得ない。この映画では任侠映画の考え方が現実に則さない、絵空事であるということを示し、頑なに「博徒としての任侠道」を守っていった役者全てに破滅の道を歩ませた。その反面現実に則した「ヤクザとしての生きる道」を選択した仙波(金子)の方が完全にうまくやっている。「任侠映画」としては滅び行く漢の生き方に涙し感動するのが普通だが、そんな観客の心を見透かすかのようにこの映画はラスト中井(鶴田)の判決文として博徒が守るべき「任侠道」を遵守した事を「博徒間の私怨」というつまらない理由で説明し映画の幕を閉じるのだ。後年笠原はそんなきれい事ではすまないヤクザの生き様を描く「仁義なき戦い」に関わってゆくがそれは偶然ではない。ちなみにこの映画でも最後まで上手くやるのは、皆さんご存じの通り「山守=金子信雄」であった。
[映画館(邦画)] 10点(2006-04-15 00:03:58)
35.  生きるべきか死ぬべきか
昔の映画を敬遠している人が興味を持ち見る事で「昔は良かった」的な懐古趣味からではなく「真に良い映画は永遠に不滅だ」と証明していただきたい、という私個人の気持ちをこめて10点。この面白さ、説明できないよ。
[映画館(字幕)] 10点(2006-04-14 22:34:34)(良:1票)
36.  霧につつまれたハリネズミ 《ネタバレ》 
ああ私もヨージックを導く蛍や犬、魚みたいな大人でいたいなぁと思うのですが一番近いのは食いしん坊のくまさんである事に気づきました。絵本としても出版されていますが、ここはぜひ、アニメ版を。【追記:2017年5月に2Kリマスター版のBD/DVDが再発され遅ればせながら鑑賞。こりゃ本当に素晴らしい。映画館鑑賞→ビデオ→LD→DVDを購入済でくまさん&ハリネズミのぬいぐるみまで持っている私だが今回のバージョンはまさに宝物。DVDとはいわずBDで見て欲しい。】
[ブルーレイ(字幕)] 10点(2006-04-14 21:55:23)
37.  暗殺の森 《ネタバレ》 
監督の伝えたい事を念頭におきつつ、台詞からではなく 「映像上の隠された比喩や引用から意図を想像する」 そんな映画の楽しみ方を伝えてくれたという点で印象的な1本。  原題「体制順応主義者」とは主人公マルチェロその人を指すだけでなく、 イタリアのファシズム政権を誕生させてしまった数多くのマルチェロ =社会に無関心・無責任な大衆への糾弾を伝えたかったのではないか。 年少期の出来事が影響したとはいえ信念の欠けた、未熟な生き方を 続けてきた男は(落語で言う「でも医者」ならぬ)「でもファシスト」。 反体制を主張する恩師の調査追跡によって感じたのは自身の生き方とは 真逆の、「人権を声高に主張し自由に生きている」人間の姿。  女性二人のタンゴ。平凡な生活を余儀なくされていた婚約者が 恩師の若い妻と踊るそのシーンは、女性としての真の生き方ってのか 心身の解放を教授してもらうというシーン、だと思ってる。  人間らしい生き方に触れたにも関わらず、全く動かない主人公。 恩師を暗殺する段になっても、その対応を同僚になじられる。 大勢の暗殺者によってナイフでめった刺しにされる恩師の様は 「無責任な大衆によって少数の良心は潰される」様を見ている様で 痛々しい。一度は気にかけた恩師の妻が惨殺されてゆく様子を ただ車窓から見ているだけ。無関心が悲劇を増大させる。  でそんな情景を映し出す映像美。巨匠ヴィットリオ・ストラーロ30才。 青・赤・白を多用した色彩は主人公のフランス旅行に結びつくだけで 無く、国旗:トリコロールにも関連付けられてるとは今回知った事実。 青:自由/白:博愛/赤は平等なんだけど、どちらかというと暴力に よる流血と合わせて、「血の色は同じなのに考えが異なる多様性」 を明示した隠喩と思っている。あと光と影の使い方。「カラヴァッジオ (イタリアバロック絵画の巨匠)を参考にした」との事だが、絶対これ エドワード・ヤン、影響受けてんだろ。「牯嶺街少年殺人事件(’91)」  ラスト、主人公夫婦にとってあのフランス旅行の喜びは一過性 でしかなかった事に愕然とさせられる。そしてファシスト政権の 崩壊と同時に目撃した出来事。何もかも失ってしまった主人公 はどう感じたか。「おまえら全員ファシストだ」  自分は無責任な傍観者になってないか? 映画館を後にする自分にも、その声は響いてるのだ。 長文失礼しました。
[映画館(字幕)] 9点(2023-11-06 20:52:08)
38.  ストレンジャー・ザン・パラダイス 《ネタバレ》 
「予定調和を壊す空気・間」を堪能する映画。  1986年4月、今は無き有楽町スバル座での単館ロードショー。 中学3年生の自分が始めて一人でチケットを買い、劇場鑑賞したのがこの作品。 といってもちろんジャームッシュも主演ジョン・ルーリーも、(字幕の)戸田奈津子女史 だって知るわけない、単に親離れして、大人じみた背伸びをしたかっただけの事。  当時の世評としては「映画ファンには大好評、一般的には?」というのが通説。 そりゃあそう、80年代はまだ「脱力系ギャグ」という笑いは認知されてないから。 観客が想像するストーリーをことごとく外していく、ずっこけロードムービー。 ズレというか不調和を楽しむ映画として、私は彼の映画が好きだ。 気付いたら最新作「デッド・ドント・ダイ」までちゃんとスクリーンで追いかけている。  ヴィム・ヴェンダースやニコラス・レイ、そして小津安二郎を知ったのもこの映画だし、 音楽(スクリーミン・J・ホーキンスとかジョン・ルーリー、後にトム・ウェイツ)なんかも 彼から知った気がする。 彼の文化的教養に、自分影響されまくり。  そして齢50代になりつつある私、この度リバイバル上映(ヒューマントラストシネマ有楽町) にて鑑賞。「この映画が人生最初の映画館(おひとりさま)体験で本当に良かった」、 心底思ったよ。   この映画はぜひ、スクリーンで見て欲しい。 特に若い映画ファンに。
[映画館(字幕)] 9点(2021-07-11 19:36:53)(良:1票)
39.  冒険者たち(1967) 《ネタバレ》 
鑑賞年齢によって印象が変わる作品。初見時10代後半~20代だった自分は幸せだった。おっさんになった今再見してみて感じたのはヒロインが海中に埋葬されたシーン(映画史に残る名シーン!)より後半、残された男2人が自分達の青春に折り合いをつけて生きてゆく情景・シーンの方がはるかにインパクトが有ったという点。特にリノ・ヴァンチュラが要塞島の近くに住居を構え、地元の子供に彼の趣味であった自動車エンジンの話をしているシーンは演技を越えた何かを感じる。マイナス点は唐突に表れる強盗団の存在だが、今ではそれすら「人生に起こりうる突然の不幸や暗い影」を表すメタファーだったのではないかと勝手に解釈している。そして最後に強調したいのだが、ヒロインがアラン・ドロンではなくリノ・ヴァンチュラを選んだ点で、この作品は観客に甘い想い出を残している事。そりゃぁ胴長短足禿げ一歩手前、20歳の私は大喜びでしたよ、「リノ・ヴァンチュラを目指せば良いのか!」って。全てが無理と悟るのにそう時間はかかりませんでした...。
[映画館(字幕)] 9点(2017-09-29 09:55:14)
40.  東京裁判 《ネタバレ》 
戦争の本質=徹底的に「無寛容で理不尽」なものである事を私に教えてくれた傑作。約4時間半もの長尺に関わらずまったく間延びがしないのは東京裁判に至るまでの近代日本の歩みを丁寧に説明してくれる為、という事でこの長さでないと多分成り立たない。監督小林はスクリーンでとにかく不条理な情景を観客に見せつける。各国家が戦時下で行っている行為は本質的に変わらないのに「勝者」「敗者」の違いだけで戦争犯罪を裁く不思議さ。熟慮をかけて行われるべき裁判が「時代の変化」「平和への渇望」を世界諸国にアピールする為戦争犯罪人に十分な時間を与えぬまま急ぎ足で始まり、結局「政治ショー」的扱いになってしまっている現実。東京裁判の影では各アジア諸国においてBC級戦犯が十分な対応もなされないまま、被害を受けた現地民の怒りをもろに受け処罰刑が執行されていた事。そしてなにより「裁判をもって恒久平和の礎とする」とした声明論述はラスト、トルーマン大統領の再選と朝鮮戦争~ベトナム戦争~中東戦争等の諸外国介入をテロップで示し全くもって「絵に描いた餅」であった事を説明している。国家が戦争を引き起こした責任をその当時の政治指導者に持たせる事は個人的には間違っていないと思う。しかしこの映画を見てそれ以上に自分が感じたのは結局戦争というものは人間が考える理想やあるべき姿を完全に無視する一陣の暴風雨であり、絶対に起こしてはならないものであるという単純な結論であった。この映画にはラスト「完」とか「終」といったテロップ表示が無いまま終わる。それはつまり歴史はこれからもずっと続くものであり、この作品は今を生きる私達へのメッセージである事を表しているようである。考えたらまだ満州事変から100年経っていないのだ。
[ビデオ(邦画)] 9点(2017-04-14 12:41:21)
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