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カニばさみさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 600
性別 男性

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21.  犬神家の一族(1976)
後味を残しまくるラストシーンに感動した。
[インターネット(字幕)] 9点(2016-03-15 03:29:39)
22.  セブン
デヴィッド・フィンチャーの美的センスが溢れる傑作。俳優陣の演技も素晴らしいし、話運びのカッコよさは『ファイトクラブ』のはるか上。とにかくかっこいいんですよ。暗い画面やカット割りに構図も何もかもが。
[DVD(字幕)] 9点(2016-03-02 23:53:53)
23.  6才のボクが、大人になるまで。 《ネタバレ》 
3時間にも及ぶ上映時間が全く長く感じないのは、登場人物ならびに役者の12年間を切り取った映画だからなんだろう。 パトリシア・アークエットの老け方はVFXじゃ表現できないよ。フィクションとドキュメンタリーの融合、モキュメンタリーとは全く別。フィクションとドキュメンタリーが文字通り融合している。こんな映画を作ろうと思ってもできるもんじゃない。完成したという事実だけで賞賛に値する。しかも物語が面白いときた!ダメな父親と離れ離れに暮らす子供たちの交流は応援したくなって仕方がないし、別れた夫婦の関係性の微妙な変化、老いていく母が抱える悩みは他人ごととは思えない重みがある。どんなによくできたドラマでも本作ほどのリアリティは存在しなかったのだ。本作は尊い。
[DVD(字幕)] 9点(2016-02-25 14:04:38)
24.  トレーニング デイ 《ネタバレ》 
素晴らしいの一言。これほど多くの出来事がたった1日の間に起きているなんて。時間経過を忘れさせるテンポの良さには敬服する。デンゼル・ワシントンがノリノリで悪役を演じ、イーサン・ホークを楽しみながら翻弄しつつ悪態をつく姿はもはや微笑ましい。デンゼル・ワシントンのインパクトがあまりに強すぎるために彼の演技を見る映画だと勘違いされそうなものだが、実はイーサン・ホークの通過儀礼を追いかけた映画だ。デンゼル・ワシントンの甘い罠に引っかかり続けた結果、この日の朝と夜では全くの別人に変わってしまう。彼の今後を予想することを拒否するような終わり方も良い。彼らの関係は『その男、凶暴につき』のビートたけしと芦川誠のそれに似ている。
[インターネット(字幕)] 9点(2016-02-25 13:50:38)
25.  ターミネーター 《ネタバレ》 
とても面白いです。残酷な未来とターミネーターの派遣によって出会った二人の物語は儚くもあり、力強くもあります。ターミネーターはシュワちゃんの肉体と英語の訛り、演技力の無さから醸しだされるリアリティと目標を遂行することだけを考える非人間性がキャラクターを魅力的にしており、ダークヒーローとしての素質満点です。迫力のあるアクションや目を背けたくなるようなグロ描写もあり、娯楽映画としてケチのつけようがないレベルです。
[DVD(字幕)] 9点(2016-02-16 02:42:38)
26.  生きる 《ネタバレ》 
ヒューマニズムが評価されることが多い作品ですが、お役所仕事を痛烈に皮肉っている点を私は最も評価します。葬儀シーンでの演出はお見事としか言いようがありません。確かに彼らは口だけだし、渡辺の影響などまるでなさそうに見えます。しかし、彼らの心には渡辺という男が死の間際に何を残したのかという記憶は残るのです。いつか何かのきっかけで登場人物の誰かが渡辺のように目覚めるかもしれない。それも人生の面白いところだというメッセージもあるのかな。
[DVD(字幕)] 9点(2016-02-16 02:31:13)
27.  リアリズムの宿 《ネタバレ》 
世界観がたまらなく好き。会話や編集の間がツボにズバズバハマったし、無言の力を思い知らされました。けだるい音楽もよし。二人の間の不協和音をぶち壊したリアリズムの宿、布団で交わした会話、ラストシーンの味わい。この映画を見終えた時の快感が未だに心に住み着いています。
[DVD(字幕)] 9点(2016-02-11 03:07:01)
28.  切腹 《ネタバレ》 
一切無駄がなく、見る人によっては痛快極まりない。上辺だけの見栄がいかに馬鹿馬鹿しいのか、改めて勉強させてもらいました。私が面白いと思ったのは、津雲と沢潟の対比です。決闘シーンでの戦術は前者が古風で後者が最新鋭のもの。これが意味するところは、現代社会の無知な武士道賛美に対する批判でしょう。明治維新で滅びるはずだった武士道は現代にも生きながらえ、本来の意味を全く無視して都合よく理解している人の多いこと。津雲は見栄ばかりで実態のない武士道の実体を暴露し、乱闘の末切腹することで、本物とはこういうことだと示したのです。真相を隠蔽する斎藤勘解由の惨めさは痛快!津雲がただ暴れまわるのではなくバックストーリーに重みがあることが本作の素晴らしい点で、そのエネルギーに圧倒されるばかりでした。本作のようなエネルギーに溢れる映画を見ることこそが映画鑑賞の醍醐味です。
[インターネット(字幕)] 9点(2015-11-23 13:07:34)
29.  晩春 《ネタバレ》 
映画とはこうでなくてはいけません。小津の演出はあまりにも個性的で他のどの映画にも似ていませんが、映画の本質を見事に表現しているシーンが有ります。親子で能を見物するシーン、彼らは一言も台詞を発しませんが、原節子の感情は痛いほど伝わってきます。映画とは映像で語る娯楽・芸術なのであり、セリフは文学や演劇のもの。原節子は父・笠智衆に対する不満を口にしませんが、明らかに不信感をつのらせ、苛立っているのがわかる。こういう演出こそ映画なのだと思います。映画界の異端者が世界中で高く評価され、彼によって映画の本質が描かれている。不思議なものですね。
[DVD(邦画)] 9点(2015-10-20 22:11:14)
30.  我輩はカモである 《ネタバレ》 
度肝を抜かれてしまいました。面白すぎる!この面白さをどう言葉で表現したらいいかわかりません。コメディ映画のベスト1に決定です。ちなみに2位は『キートンのセブンチャンス』、3位は『独裁者』。これらの作品を抑えての1位というのがわたしにとって最大の賛辞です。
[レーザーディスク(字幕)] 9点(2015-07-01 19:41:31)
31.  サイコ(1960) 《ネタバレ》 
すげえ面白い。こんなに面白いサスペンス映画初めて見た!前半は金を持って逃げる女の捕まるのではないか?という恐怖感と不気味な男の存在自体の恐ろしさで見事に引っ張り、前半だけでも映画として成立するレベルのクオリティだと思います。さらに有名なシャワーシーンもあり、後半の導入部として優れているだけでなく、見どころに溢れていて感心します。後半は私立探偵が活躍するのかと思いきやミスリードで不安を煽り、男の本性が明らかになるにつれ恐怖が増していくホラー・サスペンスとして完璧な流れを経て精神科医の種明かし。こちらもただの解説にとどまらない恐ろしさがあり、ラストショットがより恐ろしく感じられるようになっています。女が車内で想像していた被害者たちの声が演出上の伏線になっているのも凄いんですよね。完璧な映画じゃないか。俳優の演技も良いし、大満足です。
[DVD(字幕)] 9点(2015-06-30 19:32:06)
32.  チャップリンの午前一時 《ネタバレ》 
最高。この映画は音楽ですね。笑いは繰り返しが重要と言いますけど、同じことをやりすぎて退屈に感じ始めたところでトランス状態に入っちゃって、どんどん面白くなっていく。かっこいいリフを何度も聞くうちに脳みそにこびりついちゃった時のような感じかな。最後のベッドを使ったシーンは笑いっぱなしでした。ツボに入る人はとことんハマる映画だと思います。チャップリンのパントマイム芸をこれほど堪能できる映画はないのに、評価が低いのが残念です。
[DVD(字幕)] 9点(2015-06-26 20:58:34)
33.  チャップリンの独裁者 《ネタバレ》 
すげえな。希望を込めたメッセージ性ばかりが強調されて語られがちな本作ですが、コメディとしての完成度が過去作と比べてもトップレベルじゃないですか!笑いっぱなしでした。突拍子もなく挿入されるハンガリー舞曲のギャグは最高!客の困惑する表情がたまらんです。『担へ銃』でも見られた戦争をユーモアに昇華する神業も相変わらず冴えていましたし、独裁者同士の小学生みたいな食べ物を使った喧嘩も、チャーリーとハンナのデートを見送る人たちも、地球の風船で戯れるヒンケルも…心に残るシーンが多くて書ききれません。『モダン・タイムス』があまりおもしろいと思えずチャップリンの長編作は敬遠してきましたが、観てよかった。本当によかった。突撃隊による暴力と恐怖、チャップリンのユーモアの対立はまさしく桂枝雀の緊張と緩和理論を体現しているように思います。緊張が一瞬緩むことで笑いが生じると。最後の演説は素晴らしいとは思いますが、本作のラストに相応しいかと言われると微妙で、演説部分だけの6分間の動画をYouTubeで観れば感動するかもしれないけど、作品の最後だと蛇足感があるかなと思います。ともあれ、いい映画。
[インターネット(字幕)] 9点(2015-05-26 04:29:23)
34.  誓いの休暇(1959) 《ネタバレ》 
愛おしい…。観客は主人公が死ぬことをあらかじめ知らされているということが大きな作用をもたらしているのではないかと思います。そうでなければ、貨物車内から始まる小さな恋や浮気妻への葛藤と機転の効いた判断、そして疾走する母の姿にここまで感動したかどうか?  アリョーシャが帰路で出会う人達は基本的に対立構造になっていて、観客は潜在的にこの事を意識します。すると、2人の兵士の親たちを意識せずにはいられなくなる。一人は怪我で動けず、もう一人はおんぼろの車を運転していて、思うように動けない。さてアリョーシャの母親はというと、息子に会うために全力疾走するわけです。これは…号泣じゃないですか。石鹸を受け取った父は今すぐにでも息子を抱きしめたかっただろうし、アリョーシャを駅まで運んだ母はおんぼろの車を飛ばして息子に会いに行きたかったはずです。それが叶ったのに、たったの2,3分でまた別れなければいけない。これほど惨い感動があるかね…。究極の反戦描写ですが、戦争がなければ体験することがなかったエモーションです。映画は戦争がなければ既に衰退していたかもしれないわけですし、映画ファンは戦争に感謝しなければいけない面も、実はあるんです。その辺りを痛感させられて、さらに泣けました。
[DVD(字幕)] 9点(2015-05-22 21:07:34)
35.  ゴースト・オブ・マーズ 《ネタバレ》 
公開当時は全然ヒットしなくて、2週間で上映打ち切りになったらしい。えー、面白いじゃん。強くておっぱいが大きくて美人な主人公が『マッドマックス2』な野郎どもと激闘を繰り広げる!幽霊に乗っ取られるかスプラッターとして100点の死に方をする仲間たちへの感傷いっさいなしの潔さ。さすがカーペンター、余計なものは徹底的に排除するクールな姿勢がカッコいい!最終的には凶悪犯と主人公が仲良くなっちゃって、男らしさを全面に押し出すラスト。サムズアップ!一応主人公は麻薬の常習犯だから、もしかすると信頼できない語り手なのかな?脚を大怪我したのに平然と歩いてるのはひょっとして証言が嘘だから?自作自演だからなのか〜?と思わせといて全部本当だよ!と言わんばかりに登場するアイス・キューブ。良いぞ!潔いぞ!
[映画館(字幕)] 9点(2015-05-03 07:36:24)(良:1票)
36.  ダーク・スター 《ネタバレ》 
超バカ!超最高!ビーチバレーに色を塗って鷲のミイラの足をつけただけにしか見えないエイリアン(腐りかけのトマトみたいでかわいい)との激闘、気まずい雰囲気の中で空回りする「和ませたい気持ち」、検閲ギャグ、我思う爆弾など、どのシーンも忘れがたい。少なくともエイリアンと喋る爆弾のことはしばらく忘れられないな。爆弾相手に哲学を語るなんて!しかも爆発寸前だよ!その爆発を止めるための唯一の手段がカチンコチンに凍った船長に相談することって、お前ら無能すぎ!ラストも最高すぎ!まさかジョン・カーペンターにここまで笑わされるとは思わなかった。ギャグを織り交ぜるユーモアのある監督なのは知ってたけど、ここまでとは。リメイク元のカーペンターが学生時代に監督したショートフィルムも観てみたい。
[映画館(字幕)] 9点(2015-05-03 07:31:55)
37.  ライブテープ 《ネタバレ》 
とても楽しめた。70分があっという間でした。前野健太の曲が素晴らしい!とは思いませんでした(Sad Song以降の曲は良かった)けど、前野が胡弓使いと出会ってから瞬きすらできなくなってしまった。これはミュージカルじゃないか!と気づいたのです。路上パフォーマンスのライブテープであるという以上に、即興ミュージカルであるという点に心を奪われました。最初に胡弓使いが画面に登場した時、これはハプニングなのか?と思ってしまった。実際は演出だったわけですが、画面に登場する全ての人物たちも演出なのかもしれないと思い込まされてしまったわけです。インコースにストレートを2球続けられた後の外角球には手が出ないのと似た感じ。インコースを強烈に意識させられてしまったわけです。平気な顔で画面を横切る人、撮影を意識してニヤける子供、前野のギターにぶつかってくる通行人、その全てが演出かもしれない。あの日あの瞬間でなければ記録できなかった、刹那的なドキュメンタリー。撮影の近藤龍人の緩急のついた撮影も良い…『東京の空』でのカメラ回しはエンディングに相応しい。
[映画館(邦画)] 9点(2015-04-12 08:37:06)
38.  カリガリ博士
ドイツ表現主義の代表作。夢遊病者と香具師が街を恐怖に陥れる…と書けば聞こえはいいものの、とても面白いとは言えない物語を見事に装飾する表現の数々に感動しました。歪んだ美術、死人のようなメイク、手書きの字幕、実に無声映画的な演技など、どれをとっても素晴らしい。映画館で観ることができて本当に良かったです。
[映画館(字幕)] 9点(2015-04-12 08:08:52)
39.  突破口! 《ネタバレ》 
何度見ても惚れ惚れする映画。ドキドキするサスペンスを含んだアクションがお見事。先が読めるようで読めないのがまた良いんですよ。愛してやまないアンディ・ロビンソンは『ダーティハリー』に続いていい仕事してる。蝋人形のような死に顔!何度見ても良い顔です。…チャーリー・バリックとモリーって、表裏一体じゃないですか。どちらも嘘をつかないし、やり手。ただ、選ぶ女がねー!悪役は暴力で女を魅了するけど、主役は溢れんばかりの魅力で女を抱く!チャーリーにはやらしさが無い。メシを食わない。寝ない。人間の三大欲求を全て否定している。モリーは女を見ると、まずケツに目が行く。『金で抱かれる女は嫌いだ』と言いながら、やっぱりケツに目が行く。メシにこだわりがある。熟睡する。やっぱり、ヒーローは欲求を否定することで成り立っているのかな。
[DVD(字幕)] 9点(2015-04-07 06:27:14)
40.  アメリカン・スナイパー 《ネタバレ》 
とんでもない映画でした。内容については他のレビュワーさんに任せるとして、私が最も衝撃を受けた場面について書こうと思います。私が何よりも衝撃を受けたのはエンドロールでした。最近のハリウッド映画で無音のエンドロールは記憶にありません。イーストウッドは作曲もこなす天才ですから、鑑賞後の観客にどのような音楽を聞かせるのかを理解しているはず。それなのに無音なのです。「観客に考えを促しているのだろうか」とも思いましたが、ひょっとしたらあれは「4分33秒」だったのかもしれないと思ったのです。エンドロール中の場内の雑音も映画の一部であると。そそくさと席を立つ人、時間を確認するためにスマートフォンを確認する人、じっとスクリーンを見つめる人。これだけ衝撃的な内容の映画を見て、あなたの周りの観客はどのような行動を取っているのかということまで踏まえた上で考えろ、とイーストウッドに言われたような気がします。ずっしり重い映画でした。二度と忘れられない映画体験をさせてもらいました。イーストウッドには1本でも多くの映画を残して欲しいです。齢84にして離婚理由が女性関係だったのですから、まだ大丈夫ですよね。
[映画館(字幕)] 9点(2015-02-25 19:53:36)(良:2票)
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