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アルメイダさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 604
性別 女性
ホームページ http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/
自己紹介 2004年から映画専門サイトをたちあげました。
ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。
リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に
のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ
ザフューチャーなどのアンブリンもの。
十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・
自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ
思いも変わると思います。その中で、共感できる人が
多ければ売れるのでしょうね。
たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・>
と、マニアックな映画にも手をつけますが、
できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、
子供時代に帰ってるみたいです・・
それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・

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421.  燃えつきるまで 《ネタバレ》 
また借りてしまったマシュー・モディーン出演作・・  若い・・しかしメル・ギブソンも若い!  実は私はアクションスターが苦手でして、  メル・ギブソンも初めて見たのです。  濃い・・です。若いんですけれど、ファンは多いんだろうなぁ・・  ごく薄マシューとごく濃メルが兄弟役とは(違和感)  メル・ギブソンも見方によったら好きなバンデラス(あの方はラテンだから平気)似。  でもやっぱり合わなかったなぁ・・  俳優で選んではいけない(爆)と考え方を変え、  お相手のダイアン・キートンを見れば・・  この人ゴッド・ファーザーのパチーノの嫁でした。  熟年恋愛ものや不倫ものが特に苦手な私にとって、  正当には観られない映画となってしまいました。  特にマシューとダイアンが並ぶと親子に見えてしまう・・  想定年齢は35歳・・には見えない。  よく似たタイプでミシェル・ファイファーだったらどうなんだろう。  ちなみに兄弟のふたりは25歳ですが・・メル・ギブソンは25には見えない。  恋愛ものはストーリー以上に配役で選ぶので難しい。  前に見たジョディ・フォスターとリチャード・ギアの映画は、  ふたりとも大好きなのにまったく違和感があった。  いや、難しいから避けてるジャンルでもあります。  そしてこの作品はというと脱獄の手助けをする所長の妻とメル兄が、  恋に落ち弟マシューと3人で逃亡するお話なんですが、  なんと実話なのです。   脱獄するまでがまどろっこしくていらいらしましたし、  どうしてもこの女性に共感も何も感じられませんでした。  いくら無実の罪で投獄されていた兄弟のためとはいえ、  兄を好きになってしまったとはいえ・・  その無実という事実は語られるだけでサスペンス的な面白さはない。  こういうのをメロドラマというんでしょう。  メロドラマを観ないのはいらいらして周りの迷惑とか感じて苦手。  現実的に見てしまうので違和感があるのです。  本人たちだけ不幸の主人公みたいで好きではないなぁ・・  これが歴史上の人物の話とかかなり魅力のある組み合わせでもない限り・・    後半脱獄してからはロード・ムービーのように都合よくいい人ばかりに恵まれ、  ある種の逃亡劇=冒険ものみたいで楽しめるし、  「俺たちに明日はない」のようなそれからのシチュエーションはよく出来ていた。     
[DVD(字幕)] 5点(2006-01-20 04:20:01)
422.  パリ空港の人々 《ネタバレ》 
「ターミナル」の元と言われる本作がようやく見つかりました。  中古屋で売ってたのが高かったので借りようと探していたのですが、  買わないで借りて正解でした(つまらないというわけでもありません)  フランス映画だったので筋はともかく映像描写に期待したんですが・・  ものすごくギャップがあり1970年代くらいの映画に見えました。  まあさすがに先に「ターミナル」の豪華な俳優陣や演出を観てしまうと、  地味すぎるかなぁと思いました。  「大空港」「エアポート」シリーズと比べても地味。  お話自体は笑えてほのぼのします。  そして随所に「ターミナル」と同じ演出が見られます。  そこらでニヤニヤできるから見る順番が違うとどうでしょうか?  こちらを先に観ていたとしたら・・  やはり私は「ターミナル」のほうがいいなぁ。  なぜなら空港というところは閉鎖的ではあれどある程度の豪華さも必要かなと。  パリ空港とJ・F・ケネディ空港を比べても仕方ないのですが・・  「アパートの鍵貸します」のころのような作りはできなかったのでしょうか・・    一時外に出られるシーンもありますが、  パリの夜景の豪華さはあまり感じられなかった。  ここも「ターミナル」のラストの夜景が美しい。  しかし地味で面白みはありませんがラストはこちらが上でしょう。  ハリウッド映画にはないオチがあります。  ブラック入ってます。  このラストはフランス映画ならではとも思いました。  続編があるような余韻のある終わらせ方でした。  「ターミナル」を観た人でラストがどうも・・という人にはまた違う意味のラストが・ 
[ビデオ(字幕)] 5点(2006-01-20 04:13:36)
423.  オリヴァ・ツイスト(1948) 《ネタバレ》 
正月公開されるリメイク版を観たいなぁと感心を持ちオリジナルを借りました。 この作品が元のようなんですが実はリメイクは多かったんですねこれ。 監督が「アラビアのロレンス」のデヴィッド・リーンということで期待。 しかも盗賊団の頭役が同じくロレンスのファイサル王子役のアレック・ギネス。 期待度が大きかったせいもありますが、 DVDであるにもかかわらず白黒画像が観にくかった。 白黒でもリマスターをきちんとしてある作品はきれいで観やすいのですが・・ こういう名作劇場、昔あったカルピス子供劇場みたいな名作は、 もっときれいな状態で観たかったです。 主役のオリバー・ツイスト役の子供は、 「太陽の帝国」のころのクリスチャン・ベイルみたいな顔立ち。 お話はわかりやすくも飽きない作りで、 悲劇でありラストはハッピー・エンドになるのですが、 冒険映画の要素もありやはりリメイクを何度もされる人気作というのはわかる。 2005年 オリバー・ツイスト  ・・まだ公開されていないのでなんともいえませんが、 映像がすごいみたいで、CGに頼らずに80億使って制作されたというのが興味。
[DVD(字幕)] 5点(2006-01-20 04:00:56)
424.  タイムライン 《ネタバレ》 
俳優の顔が見分けがつきにくいこと(映像が暗いこともある)  SFとしてのストーリーが曖昧で突っ込みどころ満載。  後半はむちゃくちゃ面白いのに前半から中半にかけて全くつまらない。  しかし後半は本当に「ロード・オブ・ザ・リング」状態の戦闘アクションや、  かなりお金をかけて作ってるなぁと感心させられる映像。  日本でいえば戦国絵巻豪華な城攻めスペクタクル!  ここだけでも価値があろうというものの、  全体的には時間不足で人物関係が難解(すぐ人が死ぬので)  よって死んだ人の歴史に与える影響は考えない方が、  歴史映画の豪華さを楽しむとうことで面白い作品ではありました。  戦闘シーンは特に投石車の演出が迫力がありました。  ただ・・「ロード・オブ・ザ・リング」などはそれだけが売りの映画ではないのに比べ、  この作品はまさに後半の戦闘シーンの迫力に比べその他の要素は、  恋愛ドラマ中心になっています。  時空を越えた純愛のような描き方だったのでそれは好感は持てましたが・・   
[DVD(字幕)] 5点(2006-01-20 03:52:21)
425.  マスク・オブ・ゾロ 《ネタバレ》 
 私はずーっと前に怪傑ゾロは解決ゾロだと勘違いして大うけしました(爆)  さてこの「マスク・オブ・ゾロ」なんですが、  劇場公開の前にある予告を見てなんてかっこいい映画だと、  インディジョーンズの世界だ!と観たくなったのです。  まあ劇場で見たほうがこのての映画は音響も派手で面白そうですね。  そして私は濃い顔の俳優は苦手なのに、  アントニオ・バンデラスは好きなのです。  私的には金城武入ってるかなと・・  背は低いのですが品があってなんというか色気もあるし、  私の中ではザ・ラテン!アル・パチーノと同じ世界ですね・・  まあサッカー選手でデル・ピエロが好きな私はこのての俳優はいいなぁ。  さらにキャサリン・ゼタ・ジョーンズも大好き。  このふたりはよく似た血を感じさせます(苦笑)  もうひとり演技的に好きな俳優アンソニー・ホプキンズが、  プリティ・ウーマンのギアよろしくなんとか小汚いバンデラスをゾロにしようとするのです。  いやぁ、本当に最初は小汚かったんですよ(笑)  チリチリパーマ(ラモスヘア)に不精ヒゲにマヌケ面・・  おまけにドジです。  このマヌケぶりの笑わせどころ(外しどころ)は、  残念ながらハリソン・フォードのインディのほうが面白い。  ところが紳士のふりをしていざ敵陣のパーティに行くバンデラスは、  待ってました!とばかりにかっこよかった。  ではそれだけの映画なのか??  う~ん・・私から見れば「インディジョーンズ」と「スパイダーマン」と、  「スターウォーズ」の師弟愛をかき混ぜたような作品で、  あまり目新しく感じなかったのです。  終わり方もこれぞ活劇!みたいな続編を匂わせるかっこいいシメで・・  やはり勧善懲悪ヒーローものが根本的に合わないのかも。  よって厳しい採点にします。  これはたぶん内容はどうあれ正月映画への期待のほうが大きいのもあります。  ・・結局インディジョーンズ風な映画が見たいんだけれど(困)  魔宮の伝説みたいな場面も出てきました・・  暴れ馬の演出や(大いなる西部に似てる)ホプキンスの威厳、  主役ふたりのかっこよさに5点献上。 
[ビデオ(字幕)] 5点(2005-12-23 15:07:23)
426.  アビエイター 《ネタバレ》 
  長い作品それならいっそあるお約束で締めればよかった・・  お話の終わりに実はこうでしたみたいに、  主役のそのあとを5分くらいかけて説明する。  お約束すぎるんですが・・  うまく使うと感動作にもなるんですよ。  わかりやすくなると理解する人が増えるから感情移入しやすくなる。  特にキャラがかぶるディカプリオを使った伝記もので、  「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」を思い出したけど、  あれもちょっと似てなかったですか?  でもあっちの方が私は好きです。  トラウマを抱える主人公の成功と挫折を伝記もののお約束で締めている。  アビエイターもそうしろとは言わないけれど、  いらない場面も削れたと思うしあとの説明もあったほうがいい。  これではハリウッドの本当に個人的な昔の映画ファンしかわからない。  しかしあいかわらずディカプリオは演技がうまいなぁと感心。  童顔が合ってないと言われていますが、  私はもとのヒューズ氏を知らないのでピンとはきませんし、  ディカプリオ自体が現代風な顔ではないので良いと思いました。  が・・調べると体格が全然違うんですねぇ(苦笑)190cmもあったんですか。    トラウマという扱いはわかりやすいし原因もよく描けていますが、  あまりにひつこすぎるので共感はできませんでした。  そして同じ暗いトラウマ映画でもラストの描き方のていねいさや、  同じ日本人としてわかりやすいということで「砂の器」のほうが断然よい。  逃げても忘れたくてもいつかどこかで忘れたいものは蘇るのです。  それが悪いことに弱いときに現れるんですね。  そのときにそばにいてくれる人がいたらどんなに心強いか・・  どんなになってもそばにいてくれるそんなわがままを他人に求めるのも、  満たされなかった幼少時のトラウマから抜け出せないから。  逆にそれを反骨としてバネにしている人もいる。  でも成功のレベルが大きいほど逃げ込む夢が大きいほど、  失ったときにそばにいてくれる人は少ないはず。  ある意味「市民ケーン」と同じような世界の映画なのですが、  この映画が市民ケーンになりえなかった原因はなんだったのでしょうか・・  ヒューズはキャサリンに母親を父親を求めていたのかもしれない。  そして大きな空をも重ねていたのかもしれません。   
[DVD(字幕)] 5点(2005-12-04 15:49:51)
427.  リクルート 《ネタバレ》 
前半すぐにおおよそのことがわかってしまったので、 嘘~やはりなぁと内容のつじつまとか深く考えず観ました。 私にはミスキャストだったです・・ 最初の10分くらいでしょうか、 これはたぶん「ゲーム」のような映画なんだろうなぁと思ったら・・ とここまでにしときますね。 でも私くらいですよね。 今頃この映画観る人って・・ 最後まで引っかかるものがありそれが気になり観続けたというのは、 コリン・ファレルの父の存在です。 まあ役どころが「セブン」のブラピとちょっとだぶり、 あ、ブラピをかなり濃くしたような感じの役者だと感じました。 演技はいいですが私は濃い人はちょっと苦手だ(爆) 濃い演技のアルがまだ薄く感じました(というか濃い演技はアルは慣れた) アルは特にデビュー当時の暗い目が好きだったんでファンなのですが、 この作品ではどうなんでしょうか。 その失望しやけになったプライドだけの教官が伝わらなかった。 脚本の問題もあるかもしれません。 ちょっと未見の方は気をつけてね!  ファレルは父をアルに見て、 アルはもしかしたらファレルに昔の自分を見たのかもしれない。 でもそれはあくまできっかけということで、 拾い上げ育てて突き放しかく乱させたのも、 後半になるとただ自分のエゴの駒としか扱っていない。 それがファレルには悲しかったのでしょう。 なにしろ父の秘密を知っているかもしれないというのがきっかけなのに、 父を感じてしまったのだろうから・・ しかしなぜあそこまで難解に込み入ったことをアルは計画したのか、 金のためだとか言うけれど授業では違うと言っていた。 私はそれが真実だと思いますよ。 要するに過去の自分をファレルに見出し、 育てることで終わればいい教官だったのに、 やってるうちに面白くなってきたんでしょうね。 CIAの元現場の血が騒ぐわけです。 挑戦させてるんですよね・・ だからあの開き直りはどうもしらけてしまったなぁ・・ 両方の気持ちはわかるだけに(ってことは主役ふたりの演技には非はない) やはり「ゲーム」と化しちゃってテンポをよくしすぎて、 何か大事なものを描くのを忘れてしまったような気がします。 ラストの「血は争えないな」と言うくだりがそれなんですが・・ 映画として面白いところもあるのにもったいないなぁと思いました。
[DVD(字幕)] 5点(2005-12-04 15:28:04)
428.  薔薇の名前 《ネタバレ》 
難解なミステリーです。  これはキリスト教に詳しい人のほうが楽しめるかなぁ・・  どちらかというと私は映画は旧約スペクタクルが好きですので、  中世みたいな新しい時代になると人間関係がややこしい。  宗派もたくさんあるしこの時代の教会内部も説明不足。  話の進め方はのちの「クリムゾン・リバー」がよく似ています。  でもショーン・コネリーのほうがいい。  映画が濃いのでコネリーがまだ薄く感じたくらい・・濃いですよ。  ホラーよりの映像とどろどろの人間関係、  ややこしい時代に閉鎖感ある教会の連続殺人事件・・  監督はジャン=ジャック・アノー、難解な大作をよく手がけています。  「セブン・イヤーズ・イン・チベット」もでしたが、  時間が足らず演出はよいのですが説明で済ませてしまうところが・・  薔薇の名前は難解ですのでシャーロック・ホームズのように、  コネリーが解いてゆく手法は仕方がないしわかりやすくはなっています。  図書室から本が消え別の書庫を探すのですが、  教会のあんなところから洞窟になっていたんですね・・  「エクソシスト・ビギニング」にもありましたが、  わりとよく使われている場所です。  後半が冒険もののような感じで前半よりもテンポがよい。  悪そうな個性的すぎる配役が多くたぶん忘れてしまうと思いますが・・  笑うことがどんなに罪なのか言われるとなるほどとまた苦笑してしまう。  恐れることこそ大事で疑問に思うことは宗教の邪魔・・  宗教にそんなに詳しくはないのですが、  捉え方が違うだけで結局キリスト教もユダヤ教も変わらない。  擬人化されたわかりやすさでキリスト教は一番受け入れたのですが、  それはあなたたちではないと思うんだけどなぁ・・  と、こういう世界にも勘違い救世主がいるのでした・・  笑うことが罪だという隠される本の著者がかのアリストテレスというのが皮肉。  宗教の邪魔になるような書物は隠さなければならない・・  「華氏451」というトリュフォーのSF映画を思い出しました。  
[ビデオ(字幕)] 5点(2005-12-04 15:20:34)
429.  エアポート’75 《ネタバレ》 
パニックもの続き物の中ではわりと面白そうなので、  このシリーズを観てみたいと思います。  しかし知らなかった・・「大空港」という映画が1になるんですね。  シリーズ全部観てから大空港は観ます。  さて・・面白かったことは確かなんですが、  主演女優さんがちょっとどうにも合わなかったんです。  ほとんど彼女が活躍するのですが合わなかった・・  子役で「エクソシスト」のリンダ・ブレアが出ています。  役的にはおいしい役でしたが控えめでもうちょっと演技させても・・  しかし穴の開いたコクピットに別の小型飛行機から機長が乗り込むんですが、  一度目に失敗した人はいったい・・??  それと最初に追突して穴を開ける原因となった小型航空機、  あの運転手はなぜ突然心臓発作を起こしたのか・・  まあ突然だから発作なんでしょうが・・  飛行シーンは緊迫感ありましたが全体的には、  世にも不思議なアメージングストーリーの長編のようで、  見せ所の迫力がイマイチでした。  年代にもよりますが機内で映画を観るときのヘッドフォンや細々としたものが、  あまりにも新鮮すぎてびっくりしました。      
[DVD(字幕)] 5点(2005-11-20 23:31:39)
430.  フェアリーテイル(1997) 《ネタバレ》 
この映画ってほんとのお話を元にしてたんですね・・  この描き方はどうなのかなぁ・・  私は妖精というものは見たことがないので信じられませんが、  見ていなくても信じろというならば幽霊やあるいは宇宙人のほうが信じられそう。  見る人の趣味の問題もあるし特に日本人は妖怪とか精霊のほうがわかりやすい。  精霊も妖精も同じようなものだけれども・・宇宙人は絶対いると思う(信じています)  だから自分で言うのもなんだけれど、  妖精を信じている人は純粋で信じないから子供の心ではないというのも違うと。  ただ言えることは見たと言う人が信じればいいだけのことだと思います。  それを自分も見たい捕らえたいとか思う人がいるわけで、  環境を汚すことは目に見えているしそういうことはこの映画は描けているけど、  妖精の描き方が私には合いませんでした。  これではピーターパンのティンカーベルの団体ではないですか・・  夢は伝わりましたがあの舞う妖精の群れは最後だけでいいのでは・・  子供ふたりの夢で始まったのだからそれを中心にして、  最後には思いっきり舞わせて終わらせる・・  そのほうが感動できたかな・・  最後に出てくるおじさんはカメオ出演のM・ギブソンです。  ここまでするなら設定をクリスマスにしちゃってもいいし。  そのほうが映画としてひとつの美談となると思います。  あと感情移入が出来なかったのは母親役がイマイチだったこと。  フランシスは本当の主役ですからかわいいんですが・・  久しぶりに見たP・オトゥールはコナン・ドイル役ですが、  まあ彼の役の意味はわかりました。  この事件の作者でもあるドイルを出すことで現実味もあるし、  ちょっとした謎解きみたいなテンポもあります。  なぜか友人だったというH・カイテルの手品師はどうなんでしょうか。  彼の役はもしかしたら種明かしへの風刺かもしれませんね。  私はSFや神話が好きなんですが、  科学が解明されすぎると説明が誰でもつくようになるので、  ちょっと寂しいような気もします。  「ハーヴェイ」のような描き方は見えない妖精をうまく優しく表現した映画でした。  もし気になった方は白黒ですがぜひお勧めします。  
[DVD(字幕)] 5点(2005-11-20 23:29:31)
431.  或る殺人 《ネタバレ》 
法廷劇になるまでがやけに長く感じました。  でもそれを我慢すれば後半はなかなか面白いです。  しかし・・この時代の白黒はどうなんでしょう。  と、前にも書きましたがカラーの時代と思うのですが・・  ジョージ・C・スコットは「天地創造」で、  息子を神に生贄として捧げたアブラハム役しか知らなかったので、  この役はちょっとびっくりしました。  マフィア役かと思った(苦笑)  ちょっとリーアム・ニーソン似ですね。  対する主演のジェームズ・スチュワートは・・  法廷劇での正義感あふれるが固くもなく逆にこっけいでした。  このふたりのまるで違う個性でのぶつかりはなかなか面白く、  軟投派のピッチャーとコワモテのホームランバッターの対決みたいで、  法廷劇だけでも見る価値はあります。  ただし結末はしっくりこないものがあります。  結局なんだったんでしょうか・・??  あの法廷劇はなんだったのか、スチュワートに同情しちゃいます。  ちなみに本編に入る前のおしゃれな紙芝居風の演出、  「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」思い出しました。  音楽も軽快なジャズでした。  法廷劇に入るまでが長いので間延びしているのが割引。  
[DVD(字幕)] 5点(2005-11-20 23:16:40)
432.  ステルス 《ネタバレ》 
あまりの懐かしそうなノリと娯楽を風刺として評価します。  ナイトレンジャー&2001年宇宙の旅HALの氾濫でしょうか・・  何も考えずに楽しめるSFかと思っていたら、  映画の進行状況より先に理解できてしまうのは一体・・  普通に友達と喋るように考えたらこういう映画ができたみたいな、  でも映画化するとなればひねるでしょう。   それではなぜ普通に先が予想できるかというと、  作りは80年代B級のアクション映画で、  演出はCG技術を駆使したもろ今のSF映画だからです。       「ステルス」は近未来の設定なのですが内容が80年代SFであり、  国交設定が真面目に勝手に作られているので、  怖さというよりもあきれて観ていました。  アメリカ映画ってこんなんだよ!というお手本のような作品なのですから、  そう取れば逆にそんなに悪い作品でもありませんが・・  風刺、風刺、風刺とおかしく作れなかったのかなぁ・・  それかシュミレーション系に走ってもよかったのに・・  「アイランド」と「ステルス」とどちらがいいかぐらい難しい。  戦闘シュミレーション映画では小松左京ですね。  観てない方はぜひ「復活の日」「日本沈没」観ちゃってください。  邦画の方が真面目に面白いときもありますよ。  昔の戦争映画なら史実に基づいてることもあり善悪を描かれるのは仕方ない時代もあった。  あまりの映画の暴走ぶりに(まさかこれが美談だ正義だと葬式するんじゃないのか)  空母で葬式・・椅子から落ちそうになった。  私にでも予想できるような映画だった・・  しかも「グッバイ」と爆発を起こしステルスは散ったのです。  ここ、泣くところなんだろうか・・嘘~!!  大気圏から爆発が見えたらあの国やあの国はどうなったんだろう??  最後まで観てくださいと冒頭にあったので最後の最後に期待しました。  (続編をほのめかせない)お願い~!      
[映画館(字幕)] 5点(2005-11-20 23:10:27)
433.  熱いトタン屋根の猫 《ネタバレ》 
シリアスな舞台劇風なドラマは観れる範囲なのですが、 これちょっときつかったです・・ 社会派ならきつくても我慢できるんですが、 家族愛がテーマですのでセリフの応酬ばかりでは苦痛でした。 どうにかついてゆけたのはP・ニューマン(若い!)がなぜそんなにE・テイラーを嫌うのか? その謎がはっきり知りたかったことがサスペンスとしての面白さでした。 それをここでばらすとこの退屈な映画が全く面白くなくなるので伏せます。 ある理由は中半から父を通してわかってゆきますが、 この夫婦の父は家族全体の嘘(この世の全ての嘘とも)に嫌気がさしているのです。 嘘偽の嫌いな父は誕生パーティで息子のニューマンによって余命の事実を知ります。 地下室に閉じこもりショックを受ける父に長男より愛されていたニューマンは・・ ここの親子の本当の語らいはなかなかよかったです。 ラストもそれまでの悪舌合戦が見事に新しい嘘というアイデアで後味はよい。 この新しい嘘というのは父についた嘘と同じようなよい嘘だと思います。 真面目に考えれば実に難しい問題を扱っているので、 もう少し見やすく映画的な面白さがほしかったです。 おそらく10年くらいまだ前の白黒の時代なら作風に余裕もあり、 セリフ回しももう少しコミカルでいてブラックユーモアにあふれた作品になったかも。 映画の作り方で大分違うと思うのです。 ラストからしてこれはブラックコメディにしたほうが面白く、 また緩急もついた感動作にもなったかもしれません。 出演者が豪華なのでちょっともったいないなぁとおもいました。 E・テイラーはやっぱりきれいでしたね~!
[DVD(字幕)] 5点(2005-11-04 08:02:14)
434.  ロスト・ハイウェイ 《ネタバレ》 
全く持って意味不明な内容の作品でした。  私が不得手とする頭ではなく感性で考える世界というのがあります。  それがキューブリックでありリンチだと思います。  ヒッチコックはまだ次の予告めいたシーンでネタをばらしてゆくのですが、  観客に不親切なのはリンチやキューブリックのような、  監督が自分の演出に酔ってしまっている作風なのです。  わかる人にしかわからないから特定のファンがつく。  でもそれ以外の人はその特定さを味わいたいから仲間に入ろうとする。  要するに敷居が高い作品が多すぎるのです(苦笑)  芸術的に怪しいとかわからないところが気になるからと観るのですが、  これは2回観たいとは正直思わなかったです。  なぜなら全くもってわからないのですが、  最初に考え抜いた結末どおりに終わったのです。  やはりそうだったのかと納得はするものの、  これは頭で考えた今までの映画の記憶から考えたもので、  そんなのあるの?とやはりわからないのが感性で観るという、  私があまり観ていない手法の映画なのですから記憶の推理は合いません。  やはりあの手法は突っ込みどころがありすぎる。  オムニパス映画か?  と思ったくらい前半と後半の主役が変わっているのです。  俳優が変わるなんて違反でしょう(笑)  いや、B・プルマンはどこかで現れるはずだ!  そう信じて観続けましたが・・  ひょっとしたら現れず終わる方がさらに不可解になってたかも。  あまりこのての映画は観ないので比べようがないのですが、  昔に見た「エンジェルハート」をすぐさま思い出しました。  そういやぁ久々に観てみようかな・・  こういうの結末がわかってても後味悪いんですよね。  あと、「ユージュアルサスペクツ」これになると確信犯だから逆に面白い。  ちょっと、B・プルマンとG・バーンがかぶったり(爆)  一番似てるかなと思い出したのが「ファイトクラブ」でした。 
[DVD(字幕)] 5点(2005-11-04 07:53:28)(良:1票)
435.  クイルズ 《ネタバレ》 
観るきっかけとなったのは俳優の演技が見たかったからなのですが、 何でも出ちゃあいけないでしょう。J・ラッシュ(笑) でも他にやりそうな俳優は現在いませんよね・・ J・フェニックスもうまいんですがアカデミー賞他ノミネートされた(てゆうか常連) ラッシュの演技は普遍的でもあります。 いつもうまいからこれも普通ですね。 ただ「シャイン」は映画自体が感動作でしたからよかったのですが、 「エリザベス」もまあよかったけど他はぱっとしない・・ これは久々の主演でしかも史劇っぽいからハマリ役かなと期待したのですが、 もとからうさんくさい演技ですからはまってはいるもの・・ まあパチーノがやってたとしてかなり濃いでしょうから他にいないでしょう(爆) 俳優は悪くはないが作品にクセがありすぎるということで、 次回のスピルバーグのテロ映画でのモサド役のラッシュに期待大! 配役であと気になったのはM・ケイン。 もしかしたら一番胡散臭いのは彼かもしれない。 ラッシュが十字架を飲むシーンで終わっていれば作品の価値も上がったかも。 後味が悪くメッセージ性を残すということならばね。 そのあとJ・フェニックスがエクソシストの神父状態(取り付かれた)でしらけた。 かなり下品なそれでいてセリフ回しは品がある困った官能映画を、 コミカルに(途中笑えてしまうところも)面白く描いていたので、 なかなかブラックな作品だとも観ていたので、 ラストに怖さを持ってきてほしかったなぁ・・ なんというかよくわからない人物の物語なのですが、 この時代の宗教は腐敗していることの風刺と、 サド男爵が最期に実は洗濯女のK・ウィンスレットが処女であることを知り、 かなりショックを受けたところと神父ゆえ正直に生きられぬJ・フェニックスが、 その両方を失うショックはちょっと入り込みました。 役者の演技が良いとしかいえない映画かな・・ それとも私が拒否反応を起こしているのかもしれません(笑) 想像の主人公であるK・ウィンスレットを愛したふたりは、 実は彼女こそ存在していたいとしい人だった。 実際のところ彼女はどちらを本気で愛したのか・・ 小説の中の主人公になったつもりでいたのかもしれません。 ある意味この男爵は「時計じかけのオレンジ」のような本能を剥奪される人間で、 精神病院の患者もその物語のなかで本能のまま自分も生きられる自由を持っています。
[DVD(字幕)] 5点(2005-11-04 07:51:23)
436.  失はれた地平線 《ネタバレ》 
ここまで理想主義だとちょっと怖いです・・  キャプラ監督は共産主義で理想家であると言われますが、  政治ドラマや家族ドラマではなく今回は超娯楽冒険ミステリー。  でも実は本当に描きたかった作品がこれだったのかも・・  インディジョーンズのノリで軽く観てたら実は壮大なる世界平和のお話だった。  これは冒険サスペンスとして見る分には面白いけれど、  壮大な社会風刺映画としてみるとどうかなぁ・・  この作品はしかし後々のあらゆる映画に影響を与えています。  最近見た「復活の日」のラストがまんま思い出されるエンディング。  もはや聖書の世界というのはいつの時代の映画からでも登場する。  聖書の世界を使うということはそれだけ作品を高められるんですが、  いつどこにそして内容もさることながら難しい。  そしていつのまにかシャングリ・ラという世界は、  シンドバッドシリーズからインディジョーンズ魔宮の伝説へと継がれる冒険モノ。  この作品は冒険ものと社会風刺と聖書の世界をミックスした、  キャプラ監督にしては真面目に作られた娯楽作です。  そこが問題なのですが・・  キャプラ監督は固い真面目な内容のシリアスな作品でも、  笑い泣きのようなこっけいで人情あふれる作品を作ってきた。  私はそういう世界の方が好きなのですが・・  しかしどの監督も映像を表現する自由と権利がある。  いつまでもご近所の人情話や法廷劇を撮りたくはない。  いつかはこういった撮りたい作品を撮るのでしょう。  
[DVD(字幕)] 5点(2005-11-04 07:49:11)
437.  イン・アメリカ 三つの小さな願いごと 《ネタバレ》 
泣ける映画ということで久しぶりにこういうのも観ようと借りてきました。  な・・泣けないし、感動もできない。  見ている最中初めの方でもうおおまかなストーリーや結末もわかり、  いやぁこれはサスペンスではないのだからそういう見方はやめようと思ったのです。  オープニングとエンディングはだいたい繋がっていることと、  キーワードになるものが何回も出てくる映画はたいていは回想映画の基本・・  いや、よそうそういう見方は今回は・・  でもよくわかりすぎるのですよ。  作り手が自分のことを語りすぎるんではないかと思い始め、  登場人物に感情移入できなくなってしまった。  (まあそういう私が好きなのはスピルバーグ映画という皮肉)  E.T.がやたらと出てくるんですがE.T.はファンタジーなのです。  そしてあれは宇宙人=かぐや姫の世界であり、  人類愛=異質なものも愛せよという聖書の味付けもあります。  黒人がE.T.であり、もう居ない弟と同じ世界へ旅立つというのはどうかと・・  子供がかわいいのですがどうもこの世界には感情移入できなかった。  月に自転車をこいでE.T.は帰るからお別れを言おう・・  コレ・・あまりに美化しているように思えるのです。  E.T.では何度でも泣けるのですがコレはちょっと・・  同じ事を違う解釈で観たみたいに冷静にひきました。  そしてママがどうも共感できず・・  死んだ子を忘れられずに家族が崩壊してゆくが結局家族はつながり感動という、  「普通の人々」この作品はシリアスでファンタジーのかけらもないのですが、  私はこちらのほうがかなりインパクトがあり泣けました。  「リバーランズスルーイット」も同じです・・  みんなモデルがいる作品なんですが・・  
[DVD(字幕)] 5点(2005-10-22 12:23:03)
438.  イン・ザ・ビギニング<TVM> 《ネタバレ》 
天地創造から十戒までを約3時間で観られるのですから、  かなり駆け足で創世記の歴史が楽しめます。  が・・短すぎていそがしいいそがしい。  大河ドラマのダイジェストを観ているような感じでした。  天地創造からでもアブラハム主体ですから、  当然ノアの箱舟もなし。  ソドムとゴモラもなかったのであららどこで魅せるのかと観ていましたら、  やはり最終章にモーセ海を割るシーンを持ってきました。  CGの力でかなりリアルになりましたが・・  私が思うにこういった創世記ものは絵心も必要だと思うのです。  実写にこだわらなくてもいいと思うんだけど・・  つまりは神話のようなファンタジーさもあったほうがいいと。  それと昔の宗教スペクタクル映画の役者と今の役者とは顔立ちが違う。  「キングダム・オブ・ヘブン」を観た時にも思いました。  そういうところでなにかピンとこないのかもしれません。  ところで今回のテレビ映画でもいいところはありました。  あまり映画化されてはいない章が観られたこと。  
[DVD(字幕)] 5点(2005-10-09 15:29:50)
439.  ドクター・モローの島 《ネタバレ》 
H・G・.ウェルズなんですよね。この原作者ってほんと飛んでます・・  SFで飛んでるのはまあそこそこついてゆけるのですが、  猿の惑星っぽいメイクは(もちろん未見苦手だから)ついてゆけない・・  しかもかなり演出は濃いですよ(苦笑)  良心的なハートウォーミング白黒映画を続けて見たあとだったので違和感(爆)  要するにモロー博士は神になろうとしていて、  医学を高じれば人間を人間が作ってしまえるようになる愚かさは、  医学ホラーの元祖ともいえますが・・(その元祖の獣人島は未見)  やはりどう考えてもトラやライオンから人間にはなれないでしょう・・  医学ホラーとしてみれば脳を移植する方が怖くてリアルですね。  すべて血清注射のような処方で獣を人間にするテストをしているのです。  人間の命令に背けば苦しみの部屋だっけ?に入れられるという拷問が待っており、  この設定は日本のアニメでもよくありました(デビルマンとか)  原作が面白いんですよね。しかし実写は濃い(笑)  飼い犬に手を噛まれるというオチでモロー博士の末期はもろホラーです。  昔テレビで観た記憶がありその場面でようやく2度目の観賞だと思い出しました。  それと門番役の獣人もなぜか覚えていた。  門を境に吊り上げられた博士の死体、ここらは哲学的でもあります。  何度実験してもやがては元に戻るのはなぜなんだと言う博士の言葉は、  人間は人間でありトラはトラにしかなれない当たり前の不条理さです。  遠い昔に神が創った命が進化であり歴史なのに、  それを人間の手で作れれば医学の発展だと考えている。  博士がしていることは進化または退化の強制であります。  こういう題材を見ると同じH・G・ウェルズ原作のでも、  「宇宙戦争」の(新しいほうのです)オープニングはわかりやすく品があった。  植物の細胞から見せてゆきエンディングでは神が創ったと語ってました。  神が創ったのだから人間は一番偉いということこそ怖いんですが・・  まああんまり好きな題材ではないんですよね。  しかし遺伝子レベルから操作したり、  人間の体に他の哺乳類の臓器を移植させることなんて、  難しいことではない未来が怖いです~  
[DVD(字幕)] 5点(2005-10-09 15:21:51)
440.  我が家の楽園 《ネタバレ》 
松竹新喜劇のようなストーリーです(爆)  いやぁここまでコテコテですと古き良きアメリカ映画と言われても、  私にはついていけず置いていかれたまんまでした。  なぜなんだ?なぜアカデミー賞作品が合わないんだ?  しかもキャプラなのにJ・スチュワートのそれも若い頃のなのに・・  はて・・?あぁ、そういえば私は寅さんや松竹系人情喜劇が合わなかった・・  しかしこれは洋画だしそれも賞作品、しかしついてゆけない・・  コメディだと確認しながらも時折シリアスになるので、  何か学ぶものがあるかもとかまえれば時代が違うからついてゆけない。  学ぶというのも変でたいそうなんですが、素晴らしき哉やスミスがどうしてもちらつく(笑)  あのふたつとはジャンルが違うので比べちゃいけないのですが軽いんです。  しばらくしてまた再観賞すれば違う評価かもしれませんが・・  どのお話どの人に感情移入すればよいのかわからないままでした。  そのわりに長く感じたのは脚本はコメディなのに凝っていたからだと思います。  面白く観られたのは変な家族の変な夕食と監獄の中でのやりとりかな。  家族のありのまんまを両親に見せたいと言う秘書の恋人の気持ちはわかる。  けどあんたはなんでそんなに天然なの?って思うんですよね。  あの変な家族のありのまんまを見せたら元から結婚賛成してない母とかはもう・・  好きになったらゴーイングって笑えるんですがついてゆけない(笑)  そんなにお人よしなら家出してこの変な家族に入りなさい。  もう養子になっちゃえば?とか思ってたら家出しちゃった(爆)  ・・まさに舞台喜劇の世界です(舞台劇のほうがいいかも)  今回も秘書役=賢い恋人はJ・アーサーで天然いい人はJ・スチュワート。  このコンビは完璧で違和感もないのですが私にはついてゆけない~  この家族もこの爺さんもいい人たちなのですがなんか違う。  税金払わない時点で立ち退きなのにとか思ったり、  このてのコメディを真面目に観ちゃいけないんですが、  これは社会風刺コメディなんだとはわかっているんですが、  根がいい人の集まりの家族ってとこがどうも笑えないのです。  火薬を縫ったキャンディの箱を近所に配るなんて笑えない。  しかも赤=革命を起こせみたいな表書きなのですから、  この風刺がドタバタ劇の発端になってはいるのです。  
[DVD(字幕)] 5点(2005-10-09 15:18:45)
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