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FSSさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 854
性別 男性
自己紹介 <レビュアー引退について>

他の方にとってはどうでもいい事ですが(笑)、
こちらでのレビュアーを引退させて頂きます。
理由はあまり映画自体を見なくなった事と、
結局、映画以外にもレビューを書けるAmazonが
レビュー投稿の中心になってしまった事ですね。

長い間、お世話になりました。 2021/11/27
   
<ジャンルの好みについて>

・好きなジャンルは「ホラー」「サスペンス」「ミステリー」。
・嫌いなジャンルは「ミュージカル」「恋愛」「韓国映画」「感動押し付け系」。
・どちらでもないのは「アクション」「SF」「コメディ」「時代劇」。

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441.  0:34 レイジ 34 フン 《ネタバレ》 
私の中での「期待ハズレ」部門と「中途半端」部門の両方で見事に殿堂入り。  怪談や都市伝説を元にした妄想系サスペンスホラーを期待していたのに、最初のOPで殺人鬼っぽいヤツがチラチラ出てくるので、「あれ?まさかそっち系?」と訝しんだら案の定。  作品として、せっかくの設定を生かしきれずに中途半端になっている駄作の典型。前半はストーリー展開が読めない分、まだ見ていられるが、後半、あの下水男が姿を現してからがヒドすぎ。結局、中途半端なモンスター映画にしかなっていない。  おまけに突っ込み所の宝庫。相変わらずこの手のホラーにありがちな、「怪物を仕留められる千載一遇のチャンスを手にしたのに、ちょっとダメージを与えたら怪物を放置して逃亡→復活した怪物に襲われる」というパターンの繰り返し。何でその場で止めを刺さない?現代の目の肥えた観客を納得させる程度の「必然性」くらいは考えようよ、監督さん。特に下水処理場でのシーンには呆れ果てた。槍で背後から首筋辺りを突き刺せば終わりじゃん。あの有利な状況で、凶器ともども放置して逃げるなんて、いくらパニくってたとしてもあり得ないでしょ。そういう所を突っ込みたくないんだよ!いくらホラーとは言え、そんな前時代的な「お約束」をいつまでも踏襲しないで欲しい。ホラー以前に、映画製作において思考停止している証拠。  また、主人公であるケイトを始め、登場人物の性格描写にも一貫性が無く、どういう人間なのかほとんど描けていない。下水男も怪力だったり非力だったりと、状況でコロコロ変わるし、キャラ的な特徴も薄いので、モンスターとしての魅力にも欠けている。  ラストも思いっきり中途半端。もう一回復活してくるなと思っていたらそのまま終わりかい!「夜の地下鉄」という舞台設定だけに頼ったであろう安易な製作姿勢が、そのまま作品の質に現れているのがよく分かる駄作。 
[DVD(字幕)] 1点(2006-02-26 17:37:52)(良:1票)
442.  ディープ・ブルー(2003)
これは映画じゃなくて、環境ビデオ。作品の方向性は「WATARIDORI」と同じ。要するに「自然を大事に!」。そんな事は言われなくても分かってます。  ビジュアル的にも無難なだけの映像の羅列で、まったく見せ方に工夫がない。NHKスペシャルの特集番組のように、海洋生物の知られざる生態や謎を追ったものではなく、ただ単に海の生物の姿を撮影しているだけなので、ひたすら退屈。特に驚かされるような生物も出てこないし、目新しいシーンも無し。今更、普通にペンギンやカニやクジラの映像を見せられてもなあ。しかも一部CGとか使ってるみたいだし…。  ラッセンなんかが好きな人が環境ビデオとして流しっぱなしにするという目的ならお奨め出来るけど、知られざる海洋生物の生態についての考察なんかを期待すると肩透かしを食う。大仰なオーケストラをBGMとして使うのもセンスが無い。  おまけに最終的に捕鯨反対という結論で締めくくる、予想通りのネイチャーバカっぷりに呆れた。  
[DVD(字幕)] 0点(2006-02-26 17:32:18)(良:1票)
443.  失踪(1993) 《ネタバレ》 
「失踪ネタ」は大好きなので期待したけど…、犯人そのままやん!  序盤におけるネタばらし気味の展開に、「フッ、これはミスディレクションというヤツで、この『いかにも怪しげで、犯人以外に見えないオッサン』はフェイクだな。まったく、露骨過ぎるんだよ。さ~て、本当の真犯人は誰かな~」と思いながら見てたら、何と驚愕の肩透かしが!!!  まさに「妄想は危険な凶器」。サスペンスやミステリーに慣れている人ほどダメージがデカい。これもある意味どんでん返し。勝手に一週回ってスタート地点に戻ってるのは自分だけど。
[ビデオ(字幕)] 3点(2006-02-20 21:23:25)(良:1票)
444.  ミミック 《ネタバレ》 
今までタイトルは知っていても、「どうせつまんないだろうな」と言う偏見から未見だったが、たまたまテレビ放送してくれたので見てみたところ、自分の直感は外れていなかった事が分かった(w。  とにかく中途半端。おバカホラーと言うには大真面目だし、バイオホラーと言うにはリアリティが無く、パニックものとしてはスケールが小さすぎる。おまけにストーリー展開や演出のパターンはどこかで見たことのあるものばかり。  いくら十年前の作品とは言え、「遺伝子改造された昆虫がでっかくなっちゃった!」と言うだけの設定で最後まで通すのだから、あまりにもシナリオに工夫が無さすぎる。おまけに、ホラーによくある「出そうで出ない」シーンがダラダラと続くばかりで退屈。  主人公の女性昆虫学者、靴磨きの親子、浮浪者の少年など、登場人物は個性的なキャラが揃っているのに、主人公以外、ストーリー展開上、必然性のあるキャラ設定はひとりもいないのも難点。  さらにラストのガス爆発も、ゴキブリを一掃する程の大爆発なのに、男は無事ってのもご都合主義的すぎでしょ。  個人的には続編を見たくなるような出来ではなかった。    
[地上波(吹替)] 3点(2006-02-17 23:06:55)
445.  スターリン主義の死
もともとチェコとスロバキアが別々の国だった事すら最近まで知らなかった、私のように世界史に疎い者では、簡単に発言できるような内容ではないと思いますが、「共産主義が齎したものは何か」という事を、強烈なビジュアルとして訴えかける事は、やはりプロパガンダとして効果的でインパクトがありますね。この作品を契機に、東欧諸国の歴史などを勉強してみるのもいいかと思います。   たださすがに、この作品はあまりにもプロパガンダとしての表現が露骨すぎて、はっきり言って、いつものようなシュールレアリズムアニメーションとしての魅力はほとんどありません。 
[DVD(字幕)] 6点(2006-02-01 16:49:17)
446.  ラスト・アクション・ヒーロー 《ネタバレ》 
シュワちゃんの魅力ありきの映画。彼じゃないと、映画と現実世界のギャップに説得力が出せないと思う。  始めは安易なアクションコメディかと思っていたが、後半にかけて意外とシリアスなテーマも垣間見えて来る。  現実世界に来たヒーローは「ただの人」になり、架空の存在であった事に苦悩しながらもヒーローであろうとし、そして悪役は現実世界の俗悪さに衝撃を受けつつも、悪役である事を貫く。その対比は彼らが現実世界の存在ではないからこそ際立つ。  惜しいのは、映画と現実を行き来する事で、「自己存在証明」というテーマを、エンターテイメント性を保ちつつ、もっと深く追求できたはずなのに、その辺の突っ込みがちょっと中途半端な点。    
[地上波(吹替)] 6点(2006-01-12 19:09:35)
447.  ドクター・ドリトル2
<前作未見>  中途半端な家族愛と中途半端な自然愛がテーマの、中途半端な動物コメディ。駄作と言うほどつまらない訳ではないが、特に面白くもない。売りである動物の仕草やおしゃべりも、みんなして好き勝手にベラベラしゃべってるだけだし、やたらヒネた事ばかり言うのでまったく可愛くない。ギャグも下品なネタが多く幼稚だし、終わり方も予定調和以前に、あまりにも生温いご都合主義。とにかく全てが薄っぺらい。むしろ子供にこそ見せたくない作品。子供向けではなく、子供騙し映画と言った方が適切。 
[地上波(吹替)] 3点(2006-01-10 16:31:09)(良:1票)
448.  シークレット ウインドウ 《ネタバレ》 
ホントに最近はこの手のオチが多い。もうミステリーやサスペンスのアイデアは枯渇してしまったのだろうか?原作がいつ書かれたものかは知らないけど、ここまでストレートな「多重人格・妄想ネタ」はさすがに食傷気味。もはや現代では、この手のジャンルをあまり見慣れていない人でも、この程度の「オチ」は予測の範囲に入っているでしょう。  結局、脳内妄想ならどんな不可解な謎を出しても、あっさり片がつけられるからと言う、安易な感覚で採用されてしまっているような気がする。  途中までの追い詰められていく雰囲気は良く出ているし、安易に恋人が助けに来てハッピーエンドとしなかった点などは評価できるが、やはり「脳内妄想」という、ありがちなオチで妥協してしまったのは残念。
[DVD(字幕)] 5点(2006-01-10 16:11:14)
449.  スーパーサイズ・ミー 《ネタバレ》 
いくらドキュメンタリーとは言え、映画として作っているのだから、もう少し芸のある作り方は出来なかったのかな。  まあ、この体当たりの検証法は「ココリコ黄金伝説」みたいでバカっぽくて良いが、他の方も書いているように、そりゃハンバーガーに限らず、同じものを食べ続けてれば健康に良くないのは当然で、ましてファーストフードのメニューなんて、どれも高カロリー・高脂肪である事は、今や誰でも知っていること。それに加え、マクドナルドのように調理法がシステム化されていて、おまけに低価格となれば、その煽りが材料の品質や味に跳ね返るのは当然のこと。  それでも食べ続けたいなら食べればいいし、それで健康を害したとしても、それは自己責任。世の中、食べ物はハンバーガーしか無い訳じゃない。  もちろん、色々な意味でアメリカそのものを象徴するかのようなマクドナルドのビジネス戦略を肯定するつもりはまるっきり無いけど、それを選択する「自由」もアメリカの文化のはず。  
[DVD(字幕)] 4点(2006-01-08 18:55:49)
450.  NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE 《ネタバレ》 
予想していたよりはずっとマシ。比べるのも失礼だけど、同じ実写作品でも「デビルマン」などとは比較にならないほど良心的な作り。さすがにキャラには違和感があるし、特撮、アクション、その他もチープではあるけど、これはこれとして別物と見れば、それなりに見れるものにはなっている。  「キューティハニー」もそうだったけど、実写化が難しい作品でありながら、あえてそれを選び、割り切るところは割り切って、娯楽映画として楽しめるように作ってある点には好感が持てる。  ただ、さすがにこれを劇場に1800円を出して見に行っていたとしたら、もう少し評価は下がったと思うけど(w。
[地上波(字幕)] 5点(2006-01-08 18:13:57)
451.  コラテラル 《ネタバレ》 
色々な意味で安っぽいシナリオ。  何週間か前に見たが、単純な割りに内容をほとんど覚えていない(w。  トムは非情の殺し屋に見えないし、やる事なす事マヌケ過ぎ。ストーリー展開も、トンデモご都合主義の連続。ラストも何でプロの殺し屋がタクシーの運転手に撃ち負けるのか?はっきり言って、突っ込まれている部分は、本来なら突っ込まれていてはいけない基本的な設定部分。もっとシナリオを練り込まなくてはならないのに、映画作りにおける丁寧さに欠けている。 
[DVD(字幕)] 3点(2005-12-31 01:56:59)
452.  THE JUON/呪怨 《ネタバレ》 
シリーズの中で唯一の成功作品と言えるビデオ版1作目のリメイクなのだから、邦画のへっぽこ劇場版よりは見れるものになっている。  ただ、他の方の指摘にある通り、わざわざ外国向けにリメイクされているのに、何故か日本が舞台。内容を見ても、まるっきり主人公が外人である必然性が感じられないアレンジの仕方には疑問。  どうせなら、ビデオ版を見た事のある人も楽しめるように、別物とするくらいの変更が欲しかった。
[DVD(字幕)] 5点(2005-12-31 00:08:05)
453.  家族ゲーム
時代的に、核家族化、少子化、偏差値教育、校内暴力、いじめ等の社会問題が一般化してきた時期を象徴する、ある意味、非常に分かりやすい社会風刺映画。  食卓に一列に並んで食事をするシーンや、まるで噛み合っていない会話等、家族同士ですら、お互いの心が向き合っていない事を端的に表している。  そんな個人主義や相対主義が誇張されたような家族の中に、ひとりの家庭教師が入り込み、その家庭をめちゃくちゃにして去って行く。しかし、その一見、理不尽で暴力的な行為は、オヤジの鉄拳制裁よろしく、むしろ異常なまでの個人主義に対する「常識の鉄槌」としての効果を狙ったものなのだと思う。  早くから価値相対化や個人主義の持つ危うさと問題点に気付きながら、変に説教臭いドラマではなく、あえてドラスティックにブラックコメディとして仕上げた監督の先進性を評価して、この点数で。 
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-30 23:46:11)
454.  めぞん一刻 完結篇
映画を見る上で常に問題になるのは、「原作を知っていた方がいいか」という点ですが、これは微妙な問題です。ただ、個人的には「原作を知った上で見ること」が原則だと思っています(もちろん単発ものは別)。特に、この「めぞん」や「エヴァ」のように、長期シリーズの劇場版などはなおさらです。もちろん、原作を知らない一見さんでも楽しめるように作るのがベターではありますが、キャラの基本設定や今までの経緯すら知らずに見る事もまた原作に対して失礼な見方でしょう。より深く作品を楽しむための「見る側の礼儀」もあると思います。  確かにこの作品は、一見さんでは楽しめない不親切な作りですが、「原作らしさ」を考慮した作りで、「最終回に関わるオリジナルエピソード」という難しい位置付けの作品でありながら、ほとんど違和感の無い仕上がりになっている点を評価したいです。何でもない話ではあるものの、ラストに相応しいほのぼのとした雰囲気が良い。  従って、私個人の評価感覚では、「主観7、客観5」で、平均して6点という所です。
[ビデオ(字幕)] 6点(2005-12-30 23:28:00)
455.  サウンド・オブ・サイレンス(2001) 《ネタバレ》 
まさに凡作。何もかもが中途半端。どんでん返しや凝ったトリックがあれば良いと言う訳ではないが、この手のジャンルは、今や見る側にもかなり耐性がついているので、やはりここまで工夫や盛り上がりが無い作品は、どうしても評価が下がらざるを得ない。  少女の封印された記憶という謎にも何の意外性も無いし、家族愛というお涙テーマも陳腐。もっと精神科医にしか出来ない心理的な駆け引きでもあれば面白かったかもしれないが、あまりにも謎解き部分に工夫が無い。  おまけに、とても肉体派とは言えない精神科医や「足を骨折している奥さん」にまでやられる悪党たちの体たらくぶりには笑うしかない。  少女の相手をしていた悪人も、後々改心しそうな伏線を張っておきながら、結局、悪人のまま。どうせ予定調和のハッピーエンド話なんだから、死ぬにしても最後くらい主人公を助けて死ぬくらいの使い方をしてやれって。
[地上波(吹替)] 3点(2005-12-30 18:02:01)
456.  WASABI 《ネタバレ》 
広末の演技自体はそれほど悪くない。ジャン・レノを相手に堂々と演技している。問題は監督の「演技指導」。現代の日本文化に対する中途半端な知識から発想したであろう「コギャル像」が見ていて寒々しい。「活発で華やかな服装をするティーンエイジャーの女の子」のはずが、無駄にハイテンションなだけで、単にラリってるようにしか見えない。日本に住んでる生粋の日本人までがフランス語を話すというのも無茶苦茶。  ストーリー設定の安っぽさや強引さは言うまでもないが、タイトルにまでなっている「ワサビ」の扱いにもこれまたセンスが無い。普通、広末と一緒に「寿司」を食べに行ったジャン・レノが、ワサビ慣れしていないから涙を流す、それが最後の別れのシーンの涙の伏線とするのがお約束じゃないか?それなのに平気でパクパク食べてどうすんねん。この映画の出来そのものは1点程度のものだが、広末のガンバリに敬意を表して3点。
[地上波(吹替)] 3点(2005-12-30 17:53:11)
457.  えじき 《ネタバレ》 
序盤、盗賊の一味が廃屋に逃げ込むまでは期待させるが、その後が陳腐で、後半に行くに従って底の浅さが露呈する。  家人に取り付く死霊のデザインはなかなかインパクトがあるし、服装や小道具なども丁寧に作りこんであって、全体の雰囲気は悪くないだけに、「家主が禁断の儀式でもって、地獄(魔界?)の扉を開いてしまった」という設定がありがちすぎて、ホラーとしての意外性や面白味に欠けている。  殺されていく人間も、強盗殺人を平気でやる悪人なので、たいして感情移入もできない。
[DVD(字幕)] 4点(2005-12-29 21:26:00)
458.  女と女と井戸の中 《ネタバレ》 
何がメインテーマなのかが分かりにくい。人間関係の説明不足もあって、余計にそう感じてしまう。特にキャサリンの人間性が分からず終い。  最初から金目当てだった訳でも無さそうだし、何を考えてヘスターと付き合っていたのか。仲が破綻するきっかけとなった車の事故を利用して、金だけ頂いてさっさとトンズラしたって話にしかなってない。  まあ、昔堅気の中年女性のヘスターと、今時の若い女性であるキャサリンの心のすれ違いを通して、人生の皮肉や現実の残酷さを描きたかったのかも知れないけど、もう少しマシな見せ方があったのではないだろうか。ひょっとして、あの露骨な青い画面は、「井戸の中の水の冷たさ」と「現実世界の人間の冷たさ」の象徴だったとか。  他にも何を表しているのかよく分からないシーンも多い(井戸に死体を放り込んだ後のキャサリンの奇妙な行動とか、ラスト間際のヘスターの夢の中で、彼女の三つ編みが床まで伸びていて、そこへキャサリンが「黄色の毛糸の帽子」を被って入ってくるシーンとか)。心理学的に深読みしようと思えば色々と出来るけど、残念ながらそこまで計算して作り込まれている脚本とは思えない。  中途半端にサスペンスっぽく演出するくらいなら、最初からふたりの人間性に焦点を絞ったドラマ仕立てにして欲しかった。ヘスター役の女優さんの演技力に敬意を表して、+1点。
[ビデオ(字幕)] 5点(2005-12-10 19:28:54)
459.  ラッシュアワー
アクションとしてもコメディとしても中途半端。娯楽作品とは思えないほどのテンポの悪さ。早送りしながら見てもまったく問題ないほどの薄っぺらいシナリオ。  ジャッキーのカンフーアクションを楽しもうにも、さすがに食傷気味。動きに昔のようなキレも無いし、露骨に笑わせようとするコントっぽいアクションが狙いすぎで見ていて白ける(私も壷のシーンには苦笑した)。  クリス・タッカーとのかけ合いも、ただ罵り合っているだけで面白くないし、お互いの存在を際立たせるような脚本構成になっていない。クリス・タッカーのハイテンションなだけの演技に緩急が無いから、見ていて疲れる。  PS.相変わらず彼の目玉が「ぶりんっ」と飛び出そうで、そっちの方が本編よりもハラハラする。
[ビデオ(字幕)] 3点(2005-12-10 19:22:27)
460.  ドメスティック・フィアー 《ネタバレ》 
「家庭内の恐怖」。そのまんまのタイトルに、最終的なテーマも家族愛という安易さ。  何から何まで予想通りで、最後の戦いのシーンに至るまで、台本に則った起承転結がきちんと行儀よ~く展開されていく。戦いの途中で破壊された配電盤を見て、「あー、どうせ、ここに突っ込んで感電死だな」と思ったら、まさにそのまんま(笑)。お約束とご都合主義の連続には正直ウンザリ。
[ビデオ(字幕)] 3点(2005-11-29 23:35:51)
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