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ゴシックヘッドさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 811
性別 男性
自己紹介 今年は映画見れてないです。

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461.  クリープショー 《ネタバレ》 
運よくレンタル落ちを見つけた(盤面は酷いが)。 それにしても状況がつかみにくい。僕が古い映画に慣れていないのか?それとも字幕が悪いのか?、、、たぶん僕の読解力が悪いだけ。。。  【幕開け】憎たらしい父親は子供の視点での悪そのものだった。父親に憎しみを持たせて、これから一話目に繋ぐのにちょうどいい感じだと思った。 【1話目】父の脅威の生命力に驚嘆!父がケーキを欲しがる絵が面白い。 【2話目】後で裏パッケージを見て、キング主演だと知った。最も好感の持てる俳優だと思っていたが、S・キングはもっとダークで渋い男だと思っていたのに。 【3話目】フォッグみたいで面白いのと、亡霊が不気味だった。 【4話目】ゴリラの顔が面白くて、それよりも悪妻の方が怪物だった。 【5話目】これが本当のホラーだと思った。ゴキちゃんが、、、あの“ゴ”が、、、う、、、ウジャウジャで、背筋が寒くなったのは久しぶりだ。ウジャウジャ症候群以前に自分は“ゴ”が大嫌い。 自分がその状況にいたら確実に死んでいるであろう5話目が最恐の話でした。 部屋の物を動かすのがまた憂鬱になります。 コミックタッチは面白いが、慣れないとちょっと違和感がある。 ただ、本を開いた絵から実写に移り変わるシーンにはちょっとした感動を覚えた。 そして、さすがゾンビ映画の巨匠といわれるジョージ・A・ロメロ監督、、、それぞれの物語でいろんなゾンビを盛り込んだ。 父ゾンビから始まって、草ゾンビ、海の亡霊ゾンビ、ゴリラゾンビ(悪妻ゾンビ?)、ゴキ・ゾンビ、、、 こんな適当なゾンビを定義したらゾンビ・ファンに怒られそうなので、冗談だと思ってください。 キングは人間の負の感情をスピリチュアル風に捉えるのが得意なんだと思っている。 この作品では、「恨み」というキーワードが強く浮かぶ。 スティーブン・キングの描く「負」のスピリチュアルが、ジョージAロメロが手を加えるとこういった腐敗の色を帯びた強烈な「恨み」の形になるのかと勝手に解釈した。 A・ロメロの描く人間関係は腐敗しきっている。腐敗すればそのまま脳も体も腐ってゾンビになり果てるだろう。  「負」の力は連鎖してゆく、とでもいうかのような余韻はスティーブンキングによるものだろうか? あ、別に両者を区別する必要もないのか? 
[DVD(字幕)] 7点(2011-05-16 23:31:34)(良:1票)
462.  魔法にかけられて 《ネタバレ》 
そういえばずっと前にテレビで見たと思うのでレビューします。 まず、最初のあまりにも現実離れしたアニメ物語は、 これから現実世界とリンクする前の演出だったのだと思いました。 現実の都会であのドレス姿でいたらちょっとヤバ過ぎるでしょう。 普通は三角関係なんていえばもっとドロドロとしそうなんですが、 終わり方と余韻がなかなかいい感じでしたね。 あのディズニーの悪女風の女性も不幸にならずに、 仲間はずれを出さないところがいいですね。 さすがに三角関係がすべてを破壊する現実とはやっぱ違います、ディズニー世界は。 誰もが救われる(脇役さえも輝く)ディズニー世界に僕もいってしまいたい位です。 しかし最も恐ろしい地獄がこの現代社会であるとは、上手いですね。 
[地上波(吹替)] 6点(2011-05-14 17:41:19)(良:1票)
463.  宇宙戦争(2005) 《ネタバレ》 
(ずっと前に書いたレビューより)TVでやるというので、「そういや未見だったな」って思って、ジュースでも片手に見るか、、、。 でも目的といえば、ただのダコたん目当てであった。 ダコタ・ファニング好きなのに「アイアムサム」以外はまだ彼女の主演作を見ていない。 ダコタ目当てだけど、CGを使った、いかにも最近の映像といった感じで、いやでもテンションが上がるし↑↑。 しかし、なんとも面白みのない作品ではあった。 これは昔の「宇宙戦争」を観たときにも、そう思ったけれど。 もっとくる、はずのものがこない、、、それは観る側の原因かもしれないけど、、、  メカとかけっこうカッコイイ。でもそれはもはや最近のハリウッド映画の多くに言えることなんですよね。 CGのカッコ良さはハリウッド映画の武器ではあるのですが、そういった表面ばかりを作り込むと、その奥に隠れたメッセージとかストーリーなどは、伝わりにくくなってしまうこともあると思います。  いかにも「オリジナル版よりもグラフィックあげてきてますよ、カッコイイでしょ?」的なアレですか?、、、 ダコタちゃんにもガッカリしたんですよ。 ちょっと反抗期?みたいな、ワガママッぷりが、、、嫌われている感じが、、、冷たい感じが、、、 うおぉぉぉ!アイアムサムのダコタどうしたぁぁぁぁ~!? あ、でもツンデレ系が好きだったら、丁度いいのか。 それから、あのバカ兄。妹よりも反抗的で父親のことを「アンタ」とか他人行儀、父親の車を勝手に無免許で乗りまわして、父親は仕事にいけないみたいな、そんなん、オレが父親だったら訴えるな。 離婚かぁ、、、うわぁ、、、。 「お前ら!俺の話を聞け~~!!!」って、何度か思う(俺の♪俺の♪俺の♪話を聞けぇぇ~、の歌がよみがえったのはいうまでもない)。 この作品では人間の嫌な部分とか汚い部分をいくらか見るかもしれないです。 オリジナルの方でも印象に残った、物の奪い合いや車の奪い合い(乱闘?)、、、 結構きつい。 生きるためには争わねばならんのね。大切な人のためにも奪うのですね。 オリジナルよりもグロい。けっこうグロい。 バカ兄貴「いってきます!」みたいな、、、ああ、イライラ、、、ダコタん一人になってもうて連れ去られそうになったやないか~い!! でも最後は抱きしめる。それがアメリカの理想の父親像かい。 
[地上波(邦画)] 6点(2011-05-13 00:27:30)
464.  グレーブヤード ゾンビの墓場 《ネタバレ》 
超チープなショボショボB級同人ゾンビホラーですかね。 そのチープさは限りなしです。 ティーンの不良エロバカップル集団は、低級ゾンビホラーのお約束アイテムといっても良さそうです。 そう低級映画に限り、決まって女優はブスばかりが多いんですが(決め付けるのはマズいか、、、)、この作品では一人だけゴス女が可愛かったです。 こんなクソ不良どもですが、「日本語吹き替え版」では実に好青年なのです。 ほんとに自主制作的で、しかしこのチープさがほのぼのして癒されるかのようです。 でもB級作品だけあり、グロ描写は頑張っておりますようで、、、、 吹き出す血の量と、肉片のグチャドロミートソース具合が、ごちそうさまです。 最低映画ファンにはご満足いただけるものかと。自分はその手の映画ではまだ初心者な方でしてなんとも、、、。 ※※この作品を「日本語吹き替え」で見ないのはナンセンスというものでしょう。 こんなに面白い吹き替えは初めてですよ僕は。 とにかく吹き替えする人たちのテンションが凄まじいです(字幕と比較をしてみてください!)。 最初はそれも気づきませんでしたが、随所に爆笑アレンジを入れてきます。 吹き替えの人たちが、もう自分たちで勝手に話の内容を変えている勢いです。 童貞じゃないのに、声優陣たちによって勝手に童貞キャラにされた男までいます。 とくに墓守の男が現れたときなんかは凄かった! 役者の口が動いていないのに、何も喋っていない筈なのに、 吹き替えの声優が勝手に「アニメキャラ」がどうの「疲れちゃった」「シコシコ」だのをブツブツブツブツ勝手に喋っているので笑えました。 そしてエンドロールでは、ゾンビの演歌(邦楽?)を大合唱! この吹き替えの人たちのテンションの高さはなんなのだ!?おまえら芸人目指すか!? やたら楽しそうです。 (B級ホラー映画って、こういった吹き替え版ものが多いのか?自分は吹き替えで見ることが少ないものでして、、、) 兎に角ステキな吹き替えを見せていただいたので1点プラス。 (いま思い出してみると、ゾンビオブザデッドと同じ声優陣かと、、、) 字幕だと2点、吹き替えだと面白いので4点です。 
[DVD(吹替)] 3点(2011-05-12 23:54:40)
465.  スパニッシュ・ホラー・プロジェクト クリスマス・テイル<TVM> 《ネタバレ》 
子供に襲い来るサンタ・ゾンビ・スラッシャーですか。粋ですなぁ(?)。 それも女サンタなのですが、いろいろな事情があってサンタやってます。 最初はスタンドバイミーやグーニーズのような、子供たちの青春と友情の場面で始まり、 なかなか良い感じじゃないかと思いました。 子供たちの視点で冒険が描かれているのです。 わくわくします。 しかし、穴の中にサンタらしき女性の姿を発見し、徐々に子供たちの純粋な心に闇が芽生え始めます。 出られない穴の中の女サンタは、まるで檻の中の実験動物です。 子供たちの心は無垢である反面、残酷さもはらんでいるようです。 この作品を見て子供が怖くなる人がいるかどうか分かりませんが、子供は怖いです。 子供の言葉は時として残酷に突き刺さりますが、子供は残酷さを隠すことをまだ知らないようです。残酷だという認識がないのでしょう。  このまま女サンタが穴の中で物語は終わるものと思っていました。 しかしそこからがこの物語の本当の恐怖と悲劇の始まりでした。 流石に子供が殺されるという表現はマズイのであろう、過激な場面はありません。 子供たちは、どたばたコメディ風にゾンビを撃退します。 しかし残酷なことに儀式で結んだ契りや怨みの呪いは生きている限り、消えずにつきまとうようです。 、、、、、、 僕はもし殺されるならば、あの憎たらしい(はじめにブードゥーの儀式を行い、穴の中の女サンタに与えようとした食べ物までも意地悪に奪い取り、報酬金までも欲張ろうとした)馬鹿餓鬼ども2人だけで充分だと思うのです。  一番最後でサンタゾンビと対面する少女には、「ミツバチのささやき」のような、少女映画にありそうな神秘すら僅かに感じました。 モンスターにとっても少女は特別な存在なんですね。
[DVD(字幕)] 5点(2011-05-12 23:39:44)
466.  スパニッシュ・ホラー・プロジェクト エル・タロット<TVM> 《ネタバレ》 
恐ろしや~恐ろしや~、、、 知らない間に死体とヤっちゃったホラーです、究極のネタバレですみません。 そんな恐ろしいことはありません。  しかし、魔女の家の雰囲気は素晴らしいです。 自分もあそこに招待されてみたいですもん。居心地良さそう。 非常に甘美的(?)です。 熟女好きや母性愛を求める人などは、その甘い誘惑に浸るのも悪くはないでしょう。 もうそういう人はこの作品を見てヌくしかないっスね。オチを知らない間に、、、あ、もう僕が喋っちゃいましたけどね! 不思議なことに魔女が聖母に見えて、厳格なキリスト教信者の母が魔女に見えることもしばしばあるでしょう。そういった疑惑も意図的に描かれているのでしょう。 ネクロ映画なのに、どこかニューシネマパラダイス的な雰囲気もあったと今になって記憶しています(気のせいでしょうね)。 布に包まれて焼け焦げた魔女を見ると、本当に不謹慎にも、ほたるの墓を思い出してしまいました。ホントすみません。 スペインのホラーではエロスがアメリカのものと比べて上品なようで、B級ホラーとはいえ、バカっぽさも薄いのかもしれません。 
[DVD(字幕)] 5点(2011-05-12 23:17:35)
467.  パラノーマル・アクティビティ 《ネタバレ》 
おお!これは!偽ドキュメンタリータッチってやつですか? 思わせぶりホラー!こういったものがまたヒットしてしまいましたね! ヤツ等が日本に来る前に見ておこうと思ったんです。 「ほんとうにあった!呪いのビデオ」みたい!「呪いのビデオ」シリーズはほぼ全て観た自分ですから、こういったホームビデオ視点にはちょっとだけ慣れてしまった感じです。 でもホームビデオで捉えるとちょっと不気味ですよね。変な緊張感があります。 なんか心霊写ってそう!みたいな、、、徐々に怪現象が二人を追いつめてゆきます。 、、、おい男!なぜちゃんと話を聞かない!ビデオカメラいったん止めろや!(ついでに表に出ろや!) 霊能者をバカにしすぎだコノヤロウ。なんで男子ってみんなこういったチャラけた感じのふざけ方やからかい方をするんスカね?、、、、ぉお! 急展開にビビリ、背筋は一瞬寒くなったが、なんだかスベリ気味の後味。 作品の中には現代の怪物が潜んでいるのは認めます。 ですがこの作品は2度目の鑑賞に堪えうるでしょうか? 他人のカップルの盗撮映像を見ている的なところが面白くて、この作品のヒットした理由のひとつかもしれない。 おいおい低予算でうまく儲けたな!、、、いやいや、儲かるのは才能があるからです。 僕が1億円かけて映画を作っても2万円くらいしか儲かんないと思います。 全米中、日本中の若者カップルやホラー好きがちゃんとお金払って見てるんだから(それはみんなが認めてるってことだから)、僕は何もいいません。、、、、、、糞芸ですが。 
[DVD(字幕)] 5点(2011-05-11 00:25:47)
468.  悪魔の墓場 《ネタバレ》 
B級ながらに格式の高い感じがします。 結構 重厚な感じで、重い雰囲気が漂います。 ちょっと調べてみたら、日本で始めてゾンビを知らしめた伝説的な名盤のようで、 こりゃB級なんて安易に行ったらゾンビたちに呪われそうです。 最近のゾンビホラーなんて表現方法が定着したのか、みんながやっている事をまねしてやっている感じですが、 やはり初期のゾンビ映画にはその表現方法をまだ探っている状態なので、 オリジナリティがあり、メッセージ性のようなものがあり、(いろんな意味で)重みがあり、リアリティ(本気度)のようなものがあります。 未知な存在を扱う責任、根底にはそれに対する恐怖心と敬いが確かにあります。 ゾンビとは何ぞや?ということを真面目に問うているのです。 そんなゾンビだから不気味さがあり説得力もあります。  写真に写らないなんてドラキュラみたいですが、幽霊とゾンビの中間のようなところも面白いです。 古い映画なのでレトロでいて、本場のオカルト映画のような雰囲気も感じられ、 ヨーロッパの大自然がまるでタルコフスキー映画のように映えます(違ったらすんません)。 フクロウ(ミミズク?)のいるホテルが素敵でした。 そこはまるで神秘主義的な人の喜びそうな雰囲気が満点です。 ドゥーム・メタルバンドのエレクトリックウィザードの語りが まさかこの作品から使われていたとは驚きでした。  道路を横断するストリーキングを見る限り、アートもこめられているようです。 安易な捉え方ですが、、、ま、自然破壊への警鐘のようなものも感じます。  また音で恐怖を伝えようとしているところも素晴らしく、死臭が漂ってきそうな音像です。 話はあくびが出るほどにスローテンポだけど、込められたものが面白いです。 本当に悪いものを誰も知らない、、、それは恐ろしいことだと思います。 (あ~復刻されたのですね、、、ちょっと高いお金を出してレンタル落ちを買っておいたのに、、、)
[DVD(字幕)] 8点(2011-05-10 23:39:52)
469.  タクシードライバー(1976) 《ネタバレ》 
もう、これ以上のものはないってくらいに素晴らしい。 世界一カッコイイ映画だと思う。 トラヴィスが凄くいい。 彼の表情と血走った目が、不眠症そのもの。 それでか、まるで夢を見ているかのような感じもあると思う。 ゆっくり流れるような感じが心地よい。 水がバシャーってかかるのが綺麗。 ネオンがとてもカッコイイ。 いろいろな人々がいて、何だか面白い。 しかし変なエネルギーに満ちている。 アイリスが美しい。ジョディフォスターの少女時代の 美しさを残す貴重な場面だ。 選挙の仕事をしていた女性も美人だ。 今日見直して、初めて気がついた。 トラヴィスの筋トレ場面や、計画の準備段階がとても面白くて大好きだ。 鏡を前にして銃を構え台詞を決めるシーンは超名場面だと思う。 それからトラヴィスの孤独感が伝わってくるのも好きだ。 町をタクシー走らせる彼の疎外感の表現が素晴らしい。 人々と彼との距離感が絶妙だ。 それで、演技の自然な感じがいい。 リアルで迫力のある銃撃場面。物が破壊されたり、血の音がリアル。 弾が少しアイリスに当たっちゃっていると思うけど、そんなことはどうだっていい。 最後のバックミラーの彼女の瞳がとてもいい。 そしてトラヴィスの去り方が男として、すごく憧れる。 ロバートデニーロのファンになった作品。 こんな雰囲気を味わえる映画は自分の中ではないと思う。 こんな最高の体験は他の映画では出来ないです。 
[DVD(字幕)] 9点(2011-05-10 23:19:22)
470.  スパニッシュ・ホラー・プロジェクト ベビー・ルーム<TVM> 《ネタバレ》 
スペニッチュ・ホラープロジェクトのこれまた一つです(調子に乗りやがって、、、)。 なんといいますかまさにスパイラル・ホラー! もう交錯しまくりの次元を超えまくりです。 いや、超えまくりというほどには超えていないんですけどね。 ホラー映画で夫婦の仲の良さを見せ付けられれば、やはりその結婚生活は崩壊してゆくのがホラー映画です。 主人公の男性の精神も崩れてゆきます。それが伝わってきます。 その変化は面白いかもしれません。 妻の夫不信になってゆくところも痛いです。 結構普通な作品なんでしょうが、自分は楽しめましたよ~。 これってアレですか?パラノーマルなんちゃらとかいう映画みたいじゃないですか? 監視カメラを使っているところだけ、、、でもあんま覚えていないんですけどね。
[DVD(字幕)] 5点(2011-05-10 23:06:51)
471.  スパニッシュ・ホラー・プロジェクト 悪魔の管理人<TVM> 《ネタバレ》 
ずっと前に見ていたスパニッチュホラープロジェクトのうちの一作品です。 この作品では、完璧に狂った女の歪んだ理想世界の餌食になります。 こんなアパートの管理人がいたら嫌だという、サイコサスペンス色の強いホラーかと記憶しています。 そう、女はアパートの管理人になりたかった(なにをナレーションぶって)。 それも自分の理想どおりのアパートの管理人になって、アパートの住人をお人形のように自分の周りに配置したかった。 まるで女の子のお人形遊びのような理想の箱庭世界が、狂った形で女によって実現されます。 人間の本能にあるであろう支配欲がむき出しになっていると思います(そう考えると、女の子のお人形遊びも隠れた恐ろしさが滲みます)。 独裁者に憧れる変態願望をもつ人ならば見るべきでしょう。自分もダーガーのような歪んだ完璧な楽園に憧れているんで、こういう理想世界を実現させようというサイコ人間は全く嫌いではありません。 しかし、自分は監禁モノが好きなのだと実感しました。 友達に「一番狂ったアパートの管理人が出て来るスペインのB級ホラーは何か?」と訊かれれば、僕はまずこの作品を第一にあげるでしょう。 球体関節人形やフェティシズムな世界が好きな人が見ても、ゾクゾクするシーンがたぶんあるかもしれません。 人形やマネキンはそれが表すものといったら大体は「死体」であり、「支配された元人間」です。糸にかかった身動きの取れない人形をみると、管理人は蜘蛛のようです。 人形とは持ち主の為に命を捧げた存在、命を奪われたオブジェです。 完全な人形となれば、そこには持ち主の魂しか宿らないのです。  文章を書いていると自分も狂ったアパートの管理人みたいになってしまいそうなので止めます。 建物がカッコいいなぁ。曇ったガラスが隔離状態や牢獄っぽさを演出しているかもしれません。 あ、そうそう、誰かに似ていると思ったら、クレヨンしんちゃんの本屋さんでメガネをかけたカマキリおばさんに似ているか似ていないのか、、、 
[DVD(字幕)] 5点(2011-05-10 23:01:02)
472.  不思議惑星キン・ザ・ザ 《ネタバレ》 
「2001年宇宙の旅」「惑星ソラリス」と並ぶ3大SF映画の一つはこれじゃないか? と思うくらいに素晴らしい世界です。 更には3大カルト映画に入れてもいいような感じがします。 学生のときに観たのですが、「エル・トポ」以来の衝撃でした。 このような独特の雰囲気を持った作品に出会えることはそうありません。 とても変な世界なんですが、それにしても見事な世界観です。 ダリの絵画のような、シュールレアリスム絵画の中にいるような感じです。 全体的にシュールで哀愁漂うデザインが素晴らしく、廃墟好き、異世界好き、変な物好きなら誰にでもオススメできる感じです。 どこか間の抜けた感じがまた素晴らしいです。 音がまた素晴らしいです。音楽の奇妙さもそうですが、 効果音の素晴らしさが、出来事の不思議さと異様さを見事に演出しています。 だから不思議な現象の連続なんです。この映画を見ることは不思議な体験です。 初めて見たときは「見ちゃいけないものを見てしまった!」って感じはかなりありました。 ホロリと来る感じも、最後にちょっと寂しくなる感じもあってなかなかです。 でも最後の方はなんとなく気持ちよくないです。  途中で映る冬景色が美しいです。 夜の真っ暗で空気の薄い無人の惑星での絶望感がとても伝わってきました。 地球みたいな星があって、あそこがなかなか綺麗でした。 そこにいた女性が超美人さんでした。 後半はいつも少しだけダレます。後半だけ見ればとても面白いので、それは自分の精神力が原因だと思うのですが、やっぱ工場の辺でちょっと休憩を入れちゃいますね。  こんな奇妙でブッ飛びきったSFはなかなか無いという意味で高得点です。 この映画が好き過ぎて、家の猫ちゃんに「クーちゃん」なんて名前をつけちゃいました。
[DVD(字幕)] 9点(2011-05-10 01:04:16)
473.  エル・トポ 《ネタバレ》 
このような異様な凄みのある作品はなかなか無いと思います。 神がかり的な映画だと思います。 物凄い異様さと迫力で迫ってきます。ヤバいです。 それから宗教的で瞑想的で、荘厳で神秘的な感じがします。 いろいろな教えと芸術があります。 しかし、とてもおぞましい人間の残酷な歴史や、人間という生き物の醜さを、縮図のような形で見たような気がしました。 それは日常的に隠れているものや隠されているものだと思います。 そういったものを見るとちょっと心が滅入ったりしますが、 血が騒いだり、なぜか心が落ち着いたりもします。 前半の寓意のようなところがとても面白くて好きです。 「音」がとてもヤバいです。 腐敗臭がしそうです。笛の音色はとても神秘的で美しいです。 聖書を読んでから見たらもっと面白いのでしょうけれど、自分にはそんな知識はありません。字を読むのは苦手です(長文コンプレックスはたぶんその為です)。 磔刑になるかのようなあの木の橋の上の場面では、ちょっと怖いです。 足元が凄く怖いですよ。命がけですよね? 大佐の最後が少しだけ可哀想でしたね。 この作品には「死」というものが色濃くあります。 そういうところがとてもいいです。 においが伝わってくるかのようです。 後半は、 姿の醜さと心の醜さを比較しているみたいです。 そして幸せとはなんなのでしょう? 何が救いなのでしょう? 村の地獄風景は、パゾリーニ監督の「ソドムの市」と比較した場合、どちらが上でしょう? どちらも本物の地獄に近い光景だと思ったので比較してみました。 銃撃アクション場面で、なぜか「逆ゾンビ映画」という謎の単語が浮かびました。 ひそかにRPGゲーム化を望んでいます。  しかしこの作品を超えるカルト映画には、未だに出会えていないと思います。 カルト映画というか、この映画がカルト教みたいです。 久々に見たら震えてしまいました。 (※このような映画のためにも、“カルト”といったジャンルが必要だと提案したいです!)
[DVD(字幕)] 10点(2011-05-10 00:47:17)
474.  ファンタズム(1979) 《ネタバレ》 
この不思議な恐怖感がいい。奇妙な世界観が面白い。 変な球体とか、葬儀屋の怪しいおっさんとか、不気味なドワーフの存在がとてもいい。 血が黄色かったりするのは不思議だ。 ホラー映画で、とてもスケールの小さい話だと思っていたのに、実は次元を超えていた話だったりすると、ちょっと興奮する。 少年が少し美少年だったので、最後が少し妖しかった。 ちょっと古いホラーの雰囲気や音楽がとてもいい。 どこまでが夢でどこまでが日常かの境目の曖昧さが心地よい。 何より米ホラーといえば、ゾンビか悪魔憑きか殺人鬼に恐怖感を依存する場合が多いのに、 ほぼ未開のもので恐怖演出を切り開こうとしたのが凄い。 恐怖演出が、サスペリアやジェイソンなみに成功している感がある。 そしてB級ながらに本格臭がするホラー映画だ。 美女が葬儀屋のオッサンに変わる場面は、リンチに迫る映像魔術だと思えた。 これは某オークションで低価格でDVD-BOXを落札していて正解だった。 実は1ヶ月ぶりに封を開けた、、、それまでほとんど放置プレイ状態でした。 球体から刃物が出て血がチョロチョロと流れ出る場面は多くの人に見て欲しいですね。
[DVD(吹替)] 8点(2011-05-09 23:36:04)
475.  スパニッシュ・ホラー・プロジェクト リアル・フレンド<TVM> 《ネタバレ》 
スパニッシュホラープロジェクトのひとつですが、これは全世界のホラーファンの皆さん!お待たせいたしました!的な内容になっております。 少女の視点で描かれた作品には多く見られる、「現実」と「妄想」が交錯する物語であり、少女の内面的な色合いの強いホラー映画となっとります。こういうの大好きです! なんとなんと!あのスプラッタ界の偉大なる帝王であり総長であられる“レザーフェイス”先生がどうどうと登場するのです! 他にも“ゾンビ”に“ノスフェラトゥ”に“ハイド氏”も登場します。 そもそも主人公の少女は友達がいなくてホラー映画(悪魔のいけにえ)とかホラー小説ばかり読んでいたので、現実と妄想の区別がつかなくなってしまい、怪奇映画やホラー小説の登場人物たちと友達になります。 偉大なるレザーフェイスは、少女の内面世界の存在なので、まるでトトロのように優しい目で少女を見つめ、少女を守るという、少女にとって優しいガーディアンのような存在なのです。 少女とレザーフェイスが対面する場面では、まるで「ミツバチのささやき」でアナトレントがフランケンシュタインの怪物と出会う名場面と似たような神秘性を感じます。 幻想世界の住人とはいえ、ドアをチェーンソーで切り裂くといったことが可能なのは、少女の想いが強すぎてそのイメージが実体化したのだと思われます(ポルターガイスト的な)。  レザーフェイス、ゾンビ、ノスフェラトゥ、ハイド氏がみんなで協力して少女の敵である存在を排除しようとする様は、ホラーファンとして(邪道ですが)勇気付けられるところもあり、感動的でもあります。 ホラー映画の恐ろしい怪物でも、彼女にとっては神話の精霊みたいなものです。 本来は悪役であるはずの邪悪な存在が、力を合わせて一人の孤独な少女を助けるなんて、素敵な話じゃないですか。  邦題では「少女VSレザーフェイスVSゾンビVSノスフェラトゥVSハイド氏」なんてタイトルをつけられても良さそうな作品です(少女とレザーフェイス以外は出席率が悪いですが)。  登場するキャラクターの話ばかりをしましたが、正直言って物語の内容がつかめないというか理解不能なところもあって、良くも悪くもあるのだと思います。 オールスターズだから+1点です。
[DVD(字幕)] 6点(2011-05-09 23:34:00)
476.  スパニッシュ・ホラー・プロジェクト 産婦人科<TVM> 《ネタバレ》 
ホラーというよりもサスペンスですかね? サスペンスはあんまり見んのでね分からんのじゃが、まあまあでしたよ。 産婦人科病院の中でノックの音が不気味に響く、、、 少女が可愛い。 ダコタんやアナっちとは競えないながらも、少女が普通に可憐だった。 いいですね、少女は、、、。 映像はそれなりに美しいし、メランコリックな雰囲気も大好きではあるが、 しかし前の方が書かれていたとおり、少し思わせぶりな印象を残します。 良質サスペンスならもちろんですが、B級サスペンスでさえ最近のものは映像のスタイリッシュな雰囲気や、メランコリックな美しさで誤魔化したものなんて結構あります。 B級ホラーでも最近の映像技術を使えば、美しい映像や雰囲気なんて簡単に作れるので珍しくありません(いわゆる雰囲気モノです)。 そういう雰囲気が好きな自分は、出来るだけそういった演出に誤魔化されないようにしなければ正当な評価が出来ないのです。しかしやっぱり好きなので雰囲気で影響されちゃいますね。  タイトル画面は非常に美しい。こんなに美しいタイトル画面はなかなか無い。 少女の幻想的で美しく優しい表情にメランコリックな曲が重なり、ヤバいっす。 
[DVD(字幕)] 5点(2011-05-09 23:14:01)
477.  アンダルシアの犬 《ネタバレ》 
国立美術館のシュールレアリスム展で観ることができました。 DVDもっているのに、、、(それなのに見入ってしまったので、やっぱり自分はこの作品を面白いと感じているのだな、と実感しました) しかし美術展で大きく映し出された映像を見ますと、やっぱ迫力が違いますね。 まさにシュールレアリスム絵画をそのまま映像にしてしまったかのようです。 異様な美しさと、当時これをやった作品としての強みを感じました(だいたい80年も昔の映画が美術館に展示されているものですから、それを簡単には否定できない確かなものがあります)。 表現されないもの、表現しようとさえ思わないものが映像の前面に出ている感じが素晴らしいです。 そしてシュールレアリストは、日常にある物をなんにでもエロスに変えてしまうのでしょうか。 紐を引っ張ってダリの絵画の一部が表れる様な場面は見事で、まるで次元がひっくり返ったかのショックを受けます。当時はちょっと怖かったです。 昔は自転車が倒れるところで爆笑したかもしれません。おもしろいです。 この作品の印象的な音楽が頭から離れません(DVD版)。 頭の中で音楽が鳴り続けていて困ります。 カルト映画の原点でしょうか。 自分はこの映像の中のエロスな感じと、ナルティシズムな雰囲気が好きです。 (上映時の人だかりが凄くて、あふれる状態で通路を確保するためにスタッフが大変そうでした。 そうかと思えば家の近くの中古DVD屋では同じ内容の映像資料が500円で売っているのに誰も見向きもしない在庫ありの状況です。 このギャップが面白いなと思ってしまいました。)
[DVD(字幕)] 8点(2011-05-09 00:34:14)
478.  夏休みのレモネード 《ネタバレ》 
人間には越えられる壁と越えられない壁があるように、 変えられるものと変えられないものがあるように思えます。 それを見せてくれたと思います。 しかし越えられない壁であっても越えられると信じたいのが人間だと思う。 変えられるものと信じ、そう努力するのが人間であってほしいと思う。 
[DVD(吹替)] 7点(2011-04-14 02:33:08)
479.  イレイザー(1996) 《ネタバレ》 
カッチョイイです。コマンドーに代表される普通のシュワちゃんアクション。 (でも、吹き替えの声、、、シュワちゃんの印象と違います、、、?) 変な銃を構えたシュワちゃんのジャケから、近未来SFだと勝手に思い込んでいた。 なかなか面白かったですが、ちょっと簡潔です。 シュワちゃんの肉弾アクション見れるし、ワイルドな2丁電磁砲銃の装備シーンはアクション映画の名場面にも数えられそうですし、うん!見て損はなかった。 自分的にはもっと長い時間をかけて、爽快な超電磁砲無双を楽しみたかった(“イレイサー”って電磁砲のことなんですね)。 組合の方々が良かったです。 あと、あの相棒風のデブ。恩義を忘れずに尽くすなんて、なかなか熱い奴だ。気に入った。 ご都合主義なんてよくいわれますが、この作品もたぶんそんな感じでしょうか。 それこそ、アメリカ人の感性に合わせて作られ、その感性をもって本当に楽しむことが出来るのでしょう。 ファーストフード感覚で、手早く簡潔に小腹を満たしてくれるところが、そういった映画の魅力です。 この作品もまた当時は、多くの家庭のエンタテイメント腹を満たしたことでしょう。 
[DVD(吹替)] 5点(2011-04-14 02:21:49)
480.  崖の上のポニョ 《ネタバレ》 
もういいかげんレビューします。何回か見ているので、感想が定まっていませんが、、、。 これは日常の風景のデフォルメの仕方が面白いと思いました。 日常の風景を切り取り、それをどう面白くするか、どこまでユニークに出来るかというところに表現を追及した宮崎駿の表現力と、アニメーション作家としての芸術的な才能を窺えると思います。 いちばん最近見たのが1年以上前なんでうろ覚えですが、あの天野喜孝を思わせる波の表現が素晴らしい。他のアニメでああいう表現はしない。 現在のアニメの波の描き方を定着させたのが宮崎駿だったと思うんですが、その定着しすぎたところに新たな表現方法を加えるアニメ作家としての魂がすばらしい。 いろいろな描写で見えてくるユニークな日常世界に引き込まれる。 この作品では日常的な描写に温かみが満ちている。 宮崎駿の作品の素晴らしいところは、その世界の日常生活までも見事に(緻密に)しっかりと描き、その世界の温もりを演出することだ。 何かを食べる場面では、宮崎駿の才能を僕は否定できない。 このポニョでは、暖かなミルク紅茶と蜂蜜が印象的だ。 子供の視点かもしれないが、ここまで温もりのあるアニメを僕は最近見ていない。 宮崎駿の核となるのは水の表現であると、以前に宮崎駿監督の特集でやっていた。 この作品でも宮崎駿の得意とする水の表現が見事である。 それはどこかパンダコパンダを思わせる。 この作品はファンタジーではあるが、絵本のように日常の周りで起こっている感じが好感もてる。 ポニョも宗介も幼い子供であり、その視点で描かれているので子供っぽい印象はある。 DVDパッケージからも、テーマソングからも、子供向けの絵本のような作品だと想像できる。“ナウシカ”や“もののけ”のような深刻なスペクタクルではない想像くらいはできる。 そういった垣根がちゃんとあるにもかかわらずに、大人が子供を押しのけてその塀を乗り越えてきて、わざわざ花畑を荒らして「子供っぽい」などと否定するのは(自分も他ジャンルでよくやるが)とても大人気ない。 体が大きくなってしまった僕たち向けには、この作品は作られていないかもしれない。 
[DVD(邦画)] 8点(2011-04-13 04:42:19)(良:1票)
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