41. 裸足の1500マイル
まず、邦題に難あり。3人とも靴はいてる。裸足ちゃうやんけ。内容はポスター見て、ちょっと紹介文を読んでしまうと筋が全部分かるくらい直球。しかし、これは実話であるので重い。個人的な見所としては、追跡人が格好いい。彼は一言も喋らない方がもっと格好良かったと思う。 5点(2003-06-06 21:18:56) |
42. 一票のラブレター
地味で、淡々として、シュールで、素朴で、一生懸命で、ゆったりとして、固陋で、どこか間が抜けていて。なんか、そんな感じ。悪くない。 6点(2003-06-06 21:10:14) |
43. 小さな中国のお針子
旧弊は悪であり、文明こそが善である。とは言い切れない。青年二人はお針子を失い、村は思い出とダムに沈む。お針子に道を開き、山村に衛星放送をもたらす。紙の船に灯は燃え、水中でヴァイオリンが響く。 7点(2003-06-06 21:04:38) |
44. オールド・ルーキー
意表をつく展開が全くない。安心して観られる。しかし、それ以上の面白さは無い。ま、たまにはこういうのもいいかな。テレビでも充分かもしれないけれど。 6点(2003-05-27 21:49:02) |
45. ジョンQ-最後の決断-
冒頭の車、1台目を抜いた辺りから事故るのが見え見え。事故るぞ~事故るぞ~どかん。本部長、クズ振りがあまりに紋切り型。こんな悪役は不要ではないのか。以上2点が減点対象。それ以外は良かったかな。 7点(2003-03-16 14:27:37) |
46. 8人の女たち
場面展開が限られてるからスクリーンよりも舞台に向いてるんじゃないかな、と観ながら思った。ミュージカルシーンは何か不自然だったし、謎解きもありきたり。ドロドロした人間味の噴出を描くためだけの設定だったような気がする。そんなに面白くなかった。 5点(2003-03-16 14:17:17) |
47. シベリア超特急3
だんだん良くなる、のは門徒の太鼓であるが、シベ超もまた同じであるらしい。1よりは2、2よりは3と確実に成長している。映画の完成度が上がり落ち着いて来た反面、かつてのめちゃくちゃな破壊力が失われてきた感は否めない。その点だけは残念だが、マイク水野が現在日本で唯一の“成長し続け、何をしでかすか分からない”映画監督であることに最早疑問の余地は無い。次回作、次々回作にも期待大。あと10本作れば今回逃したベネチア(出品しようとしただけだったか?)もいけるのではなかろうか。 6点(2003-03-16 14:09:25) |
48. 鬼が来た!
多くを語るべき作品なのに、観終わったら声も出ない。 9点(2003-02-16 21:45:15) |
49. アマデウス ディレクターズカット
高校の音楽の時間に、ビデオで切れ切れに鑑賞して以来幾星霜。やはりいいものはいい。何がいいって音がいい。大画面で隅々まで観られるのも嬉しい。そして、この映画のラストは、時としてどうしようもない気分になる自分をどん底から救い上げてくれる。ありがとう、サリエリ。“凡庸なる者”の一人として、君に感謝。 8点(2003-02-16 21:39:29) |
50. 西洋鏡/映画の夜明け
大筋の流れは誰でも読めるような単純なもの。それでも惹きつけられるのは、やはり自分も映画が好きだからだろう。初めて映画館で(自費で)映画を観た時の喜びは今でも覚えている。あの感覚が、観ているうちに甦ってきた。 7点(2003-02-16 21:30:10) |
51. たそがれ清兵衛
美しくない殺陣。良かった。方言。良かった。井上陽水の歌。これも良かった。でも、ラストの墓参りは蛇足だと思う、でがんす。 8点(2003-02-16 21:13:56) |
52. 至福のとき
待ち待ったチャン・イーモウの新作!と意気込んで観たのはいいものの、「アレ?」な出来。チャオと仲間はあまりにバレバレな嘘ばかりつくので必要以上に愚かしく見えるし、見合い相手もあまりにも性格が悪すぎる。寓話的というより、幼稚な設定だと思う。なんだか、観ていて少し気分が悪くなった。 6点(2003-02-16 21:07:57) |
53. CQ
予告編で感じる「良さ」が本編で実感できることは少ないが、この作品は期待を裏切らない。B級な味わいを残しつつ、観るものを引き込む深みがある。ラストもいい雰囲気。 8点(2003-01-03 15:53:45) |
54. マーサの幸せレシピ
出来自体はまあまあという程度だが、出てくる料理がみんな美味そうで良い。ああ腹が減る。 5点(2002-12-08 19:32:20) |
55. チョコレート(2001)
オチなしに近いラストがいい。これからどうなるのかは、観た人が考えればいいってことだな。「俺たちはうまくいくよ」とハンクは言うが、さて?それにしても、親父を簡単に見捨てすぎのような気がしてならない。これも一つの差別感の現われかなあ。 6点(2002-12-08 19:30:11) |
56. TAMALA 2010 a punk cat in space
意味不明でも難解でもないが、結局言いたいことがなんなのかよく分からぬ、変な話。やたらに場面転換するのもどうかと思うし、説明臭すぎるのもいただけない。ただ白黒とカラーCGのゴチャゴチャした混ざり具合は良かったけど。見終わった後にあまり印象に残らないので、1800円出して見ると損した気になるな。 5点(2002-11-10 17:14:30) |
57. ロード・トゥ・パーディション
「アメリカンビューティー」式のぐちゃっと込み入った映画を期待していたが、ド直球なので面食らった。どっかにひねりがあるだろうと思ったら、結局最後までド直球のまま。展開もオチも読み通りに進行するのはつまらん。期待外れと言えばそれまでだが、長く感じるくせに喰い応えのない印象を持った。 5点(2002-10-25 22:57:29) |
58. マジェスティック(2001)
たしかに、ジム・キャリーをはじめとする出演者全員が見事に調和した演技は最近の映画の中では頭一つ出ていた。しかし、「ショーシャンクの空に」を知ってる身としては、脚本がどうしようもなく期待外れ。あまりにも都合が良過ぎる。感動なんか微塵もなかった。 6点(2002-10-20 16:19:31) |
59. バーバー
モノクロとナレーションの渋さ。最後の最後までどうなるか分からない展開。“見せる”ことと“語る”ことの両立に見事に成功。感嘆。拍手。 8点(2002-09-29 13:15:54) |
60. スパイダーマン(2002)
原作知らんので、「蜘蛛に噛まれて超人に!」という設定がどうも納得いかんかった。そしたら、蚊に刺された奴は蚊人間なるんかいな。それにしても、スパイダーマンの動きはえらく普通だ。カプコンの格ゲーに出てくるスパイダーマンの方がまだしもよく動く。どうせなら金かけるんやったら、もっと節足動物の動きを研究して蜘蛛らしい奇怪なファイティングスタイルを見せて欲しかった。たとえ原作から遠くなろうとも。 3点(2002-09-23 14:28:51) |