41. ミリオンダラー・ベイビー
《ネタバレ》 ロッキーのようなサクセスストーリーと思っていました。頂点を極めた直後にまさかの反則被害で障害を負っても、片足を切断しても奇跡の復活を遂げるのだと信じていました。だから、まさかのラストにはショックです。しかし、これを理不尽と考えてしまうのは、頑張る人間には良い報いが、怠惰な人間には悪い報いがあり、世の中はバランスが取れるべきという固定観念があるからでしょうね。 [DVD(吹替)] 8点(2017-05-29 18:59:18) |
42. 12人の怒れる男(2007)
これはひどい。単純なリメイクと言われたくないためにアレンジを加えたのでしょうが、ラスト15分(議長役の提案)にかろうじて意味があるか、と思う程度で、被告の過去・現在の描写も陪審員の自分語りも全部ぜい肉、不要です。作品内で「裁判と何の関係があるのか」と疑問を呈している通り意図的に入れているのでしょう。しかし、原作より長い時間だけ品質が下がったと私は考えます。ああ、原作の無駄のなさ・分かりやすさを知っているだけに、拷問のような160分でした。名作の骨格を利用したパロディは他所でやってほしいです。 [DVD(吹替)] 2点(2017-04-17 20:50:52) |
43. レジェンド・オブ・ゾロ
音楽・演出パターンが同じですし、前作とどうしても比べてしまいます。そして、見劣りすると感じます。ヒーローの家庭の事情を描くにせよ、ほどほどにしないと辛気臭いんですよね。前作のアンソニー・ホプキンス周辺の描写が最適でした。それと、列車を使ったり舞台装置を派手にしたせいか、あからさまなCGがいくつもあって萎えます。 [DVD(吹替)] 5点(2017-04-07 03:21:38) |
44. ミスト
《ネタバレ》 積極的に行動するほど上手くいく、狂信者の主張には従わない方が良い、女性・子供は生存しやすい、というハリウッドの定番パターンの裏を行ったら、なんとも嫌な感じのラストになりました。でも、それゆえに記憶へ残る作品です。時間中のほとんど、霧に包まれた狭い建物に籠っているというのが重要ですね。視野を広く持てず、近視眼的に行動すると、人はえてして普通では考えられない判断ミスをしてしまう。自分も鑑賞中同じような気分に浸っていましたので、軍隊の突然の登場には本当に驚きました。後味が悪いとはいえ教訓的ですし、人に勧めてみたいですね。 [DVD(吹替)] 8点(2016-10-02 20:05:54) |
45. モンスターズ・インク
恐ろしいながら愛嬌も備えたモンスターたち、無邪気な子供との交流、悪党どもの陰謀、「どこでもドア」を駆使したエキサイティングなアクション、そしてほろりと来るエンディング、子供に見せたい映画といえばピクサーですね。 [DVD(吹替)] 8点(2016-05-15 18:03:58) |
46. 風が強く吹いている
《ネタバレ》 ストーリーにこれといった起伏意外性はなし。アンカーが故障しながらシード権は獲得する等不自然な展開もあります。しかし、それを上回るプラスポイントがあります。①選手たちの体型や走りのリアリティ。等間隔で走るチームを遠景で撮影するなど美しい構図も多い。箱根駅伝の現場描写もすごい。どこが映画で、どこが既存の素材なのか分かりません。②実際のレースをライバルとのデッドヒートよりも専ら自分との勝負に絞ったのも良いと思いました。マラソンから受けるイメージのためでしょうか。 [DVD(邦画)] 7点(2016-01-19 14:53:38) |
47. 監獄島
●一見バトロワもの。選手が10名(実質9名)と少ないため、濃いドラマが展開されると思いきや、さにあらず。主人公以外はほとんど背景が描かれず、主催者側の模様が頻繁に挿入されるため散漫な印象。誰が優勝するのかという興味が全然湧かない。●主催者側のゴタゴタは必要と思わない。テレビでは流せない残酷ショーとなるのは、世界中から死刑囚を集める時点で分かるはず。その時になってから、付いていけない、もうやめようなどと抗議するのは不自然だ。●スティーブ・オースティン演じる主人公は、国家のために働いたというエクスキューズがあるものの殺人上等で、敢えてそうしなくてもと感じる殺人を本編で何度もやっており、肩入れしにくい。見せたいはずの肉弾アクションはカットを細かく割り過ぎてどんな格闘なのか分かりにくい。画面が暗いのもマイナス。●倫理無視のメディア批判、残酷を欲する視聴者批判が語られるが、作中ではほぼ効果なし。4000万人の視聴者はヴィニー・ジョーンズの優勝を見届けて満足している。 [DVD(吹替)] 3点(2015-11-23 16:43:22) |
48. ワイルド・スピード/MAX
ブライアンとドミニクのコンビはやはり良いですね。マシンと仲間が大事!という信念には筋が通っています。問題のカーレースシーンですが、冒頭のタンクローリー・中盤の一般道路への割込みは無茶とはいえ迫力がありました。終盤のトンネルは何が起こっているのか、私の家のテレビではほとんど分からず残念でした。 [DVD(吹替)] 7点(2015-11-01 14:49:46) |
49. ホステル2
《ネタバレ》 前作との差別化を図ろうとした跡が見えます。ヒロインが一転狩られる側から狩る側へ回る展開は驚きですが、唐突ではあります。前作のゴア描写がかなり強烈だったので、今回は大人しく感じました。寒気がする感覚を味わったのは、むしろ、前作で生き残った彼が「展示」されているシーンと広いプールでいつの間にか自分一人取り残されているシーンでした。 [DVD(吹替)] 6点(2015-10-08 12:39:15) |
50. ワイルド・スピードX3/TOKYO DRIFT
タイトルに3とあるので続編と思って観たのですが、番外編扱いなんですか。車が主役みたいなものなので構いませんが。中身は典型的なアメリカ人の作る日本舞台の映画で違和感大きいです。ストーリーも日本である必要を感じません。終盤の信号がない街はなんなんでしょう。アクションが今まで通りスピード感あふれるものであれば良かったのですが、ドリフト走行がメインだっただけに、車がグリングリン回転してどうも見にくいし満足感が足りません。千葉真一氏の投入は、制作者的に満を持してといったところでしょうが、先が読めてしまっていけないです。主人公を気に入って助けるんだなと思いますもん。 [DVD(吹替)] 5点(2015-09-20 11:15:00) |
51. ワイルド・スピードX2
1作目よりもアクション増加、分かりやすい物語で好感度がアップしました。 [DVD(吹替)] 7点(2015-08-22 14:09:06) |
52. スナッチ
知人に勧められて観たのですが、2回観賞してもストーリーがよく分からなかった。燃える部分もなく、自分には合わないとしか言えない。 [DVD(吹替)] 4点(2015-08-01 11:20:05) |
53. ワイルド・スピード
《ネタバレ》 特に車好きでない私でも終盤のアクションは楽しめました。 [DVD(吹替)] 6点(2015-08-01 10:43:51) |
54. キル・ビル Vol.1(日本版)
《ネタバレ》 もっと早く見たら良かったというのが第一印象です。グロシーンが多いこの内容は明らかに見る人を選ぶと思いますが、自分的には大ヒット。 開始5分で早速アクション、あれだけバトルをブチこんで100分強。全体の半分以上が殺陣。なんという贅沢。刀匠服部半蔵?ヤクザなのに全員日本刀?、 銃を使わないのか?、制服美少女(栗山千明、決まりすぎ)の得物が何故トゲ突き鉄球?美形キャラに残酷な死に様容赦ないなとか、こういう ネガティブな感想を呼びかねない要素も全てチャームポイントになってしまう珍しい作品です。 [DVD(吹替)] 9点(2015-06-09 14:51:33) |
55. ザ・ロード(2009)
文明が崩壊した世界。状況をやりすごせば希望があるわけではない。主人公(父親)には特別な力はなく、とりあえず寒さが弱いはずの南へ向かうだけ。この設定だけで魅力的です。派手な事件は起こりません。しかし、父親が自分の倒れたときを見越して息子へ一人で生きることを教えようと必死な姿に泣けてきました。 [DVD(吹替)] 7点(2014-12-23 15:18:21) |
56. 300 <スリーハンドレッド>
《ネタバレ》 ストーリーはどうでもよいくらいで、鍛えぬいた肉体の濃すぎるアクションシーンだけを何度も観てしまう。この中毒性はジャッキー・チェンあたりのカンフー映画と共通しています。負けてしまうけれど、何の、まだまだ後に続く連中がいるぞという終わり方がまた印象に残ります。傑作です。 [DVD(吹替)] 10点(2014-12-22 21:47:51) |
57. 南極料理人
半分以上は食事のシーン。食に関しても深く掘り下げることはなく、大したことは何も起こらない。よく2時間以上見させたなと感心します。俳優陣の自然な仕草は魅力的ですし、現代では南極の観測基地の活動もシステム化されているらしいことが分かったことも収穫ですが、それでも何か山場になるドラマがほしかったと思います。一番強く印象に残ったが奥さん(彼女?)に裏切られてKDDのオペレーターと仲良くなろうとした隊員のわずかなエピソードですよ。二度観ることはないですね。 [DVD(邦画)] 5点(2014-12-13 22:13:32)(良:1票) |
58. ボーン・アルティメイタム
3作も引っ張ったジェイソン・ボーンの正体に意外性はありませんでしたが、禁欲的なスパイ映画として楽しめました。残念な部分をあげるなら、肝心のアクションシーンで映像が暗い上にカット割りが激しすぎてよく分からなかったことです。 [DVD(吹替)] 7点(2014-09-28 11:13:24) |
59. ガリレオΦ(エピソードゼロ)<TVM>
●映画2作鑑賞後に見直しました。映画よりコミカルとシリアスのバランスが良い佳作と思いました。●過去の事件と現在の事件に関連性はありませんが、湯川の姿勢がずっと変わらないことが分かったのでよしかと。●三浦氏にはいずれ二代目ガリレオに就任してもらったらどうでしょうか。ガリレオというキャラの個性は原作と福山氏が確立していますから、後は知性を感じる若い風貌でいけそうです。●渡辺氏の役柄はちょっと気の毒すぎますね。 [DVD(邦画)] 8点(2014-08-31 15:01:15) |
60. ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ
《ネタバレ》 オチが見どころとだけ聞き、なるべく頭空っぽにして鑑賞。二重人格の真相はほほうと感心しましたが、シックスセンスやシャイニング見ていたら十分な気もします。あちらのほうが演出のレベルが高いですから(最近こういうのが多いですね・・・)。真相が分かってからの展開がもっさりしているのでマイナス1点です。 [DVD(吹替)] 4点(2014-08-09 11:13:00) |