41. 永遠と一日
この人物設定をハリウッドで製作していたら、もっとてんこもりのドラマチックさに、お涙頂戴の映画を作っていたでしょう。しかし観終えて何年後までも深い印象を残すのはこちらでしょうね。ラストのワンカットは凄い。 8点(2003-01-26 23:15:09) |
42. 浮き雲(1996)
出会えて良かったな、と思わせる映画であり、監督さんである。ほんのチョッピリだけど勇気を与えてもらえる。これってなかなか無いことだよね。 8点(2003-01-26 23:03:53) |
43. タクシードライバー(1976)
作られて30年近く経とうという今、なおさら不気味に輝き増すエネルギーを発する作品。ラストの銃撃戦は、私が劇場で観た「悪夢」の中で最も衝撃的だったものの一つ。今でも・・・・。 8点(2003-01-26 20:13:33) |
44. 青春デンデケデケデケ
青春なんてこれだけじゃない。でも確かに、絶対に、こんな部分もあった。一つ一つのエピソードがあまりに初々しく儚くて、せつない映画的美しさ。脇の役者さん達まで甘く映画に溶け込んで、彼岸の光景を観るようだ。余計ともいえるラストに至るまで観る者の淡い感傷に入り込んでくる大林ロマンの最高作。 8点(2003-01-26 19:39:00) |
45. キー・ラーゴ
映画史上最強コンビのひとつ!ボギーとバコールの作品だが、ホークス演出による前二作「脱出」「三つ数えろ」の驚くべき自由度から比べると、やけに小さくおさまってしまい残念至極。そこが、ホークスとヒューストンの差なのか? しかしここまで面白く魅せられるのはやはり主演の二人他、役者陣の素晴らしさのおかげでしょう。 7点(2003-06-07 17:35:56) |
46. ハッシュ!
役者陣それぞれがとてもいい演技で心地いい。でも片岡礼子のキャラが中途半端でいけない。彼女自身はとても魅力的なのに惜しいなァ。つぐみにしても中途半端な描写のままで、もっとこの映画に生かせたはずなのに・・・。 それでも今の日本映画では及第点でしょうね。 7点(2003-05-26 21:22:30) |
47. 花の影
クリストファー・ドイルだから観れたのか、それともドイルでなければもっと観れたのか。 7点(2003-05-17 17:25:57) |
48. さらば、わが愛/覇王別姫
惜しいなァ・・・、いい物語なのに。 深み、官能、広がり、それら全てが映画的感動に到達する前で留まってしまっているような感覚。 ひとつの厳しい世界、時代、恋愛を描いて見事なんだけど、例えば溝口健二の諸作と比較すると、どうしてももどかしさを感じてしまう。 カイコー監督の才能とその限界の両方を観てしまうような作品。 7点(2003-05-17 17:18:45) |
49. ワンダフルライフ
実験映画か?と思うような内容。すごく引き込まれるシーンと全然ダメな部分。 おそらく素人さんと思われる出演者が思い出を語るシーンは素晴らしかった。それゆえに俳優さんが自然に、自然にと振舞われる部分は作為が浮き出てしまい、作品の中で良い部分、引いてしまう部分が交互に表れてバランスを崩してしまった印象をうける。ドキュメンタリーっぽさと劇映画の融合の難しさ。 6点(2003-06-08 13:42:25) |
50. 幸福の黄色いハンカチ
「男はつらいよ」の美しさに比べて、これはいけません。あざとさだけが残ります。各々の役者の演技はとてもいいのに。 6点(2003-02-07 20:59:15) |
51. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
予定調和。仕掛けの上手さ。痒いところに手が届いている。でもたいしたことない。 5点(2003-02-07 20:46:25) |