41. 花嫁はエイリアン
こんな花嫁ならエイリアンでもいい。 [地上波(吹替)] 8点(2005-11-13 20:46:04)(笑:1票) |
42. 運命じゃない人
パルプ以来、いくつかのエピソードを絡み合わせる脚本というのは珍しくもなくなったが、これはそんな幾多の作品とは一味違う。絡み方が尋常じゃない。とにかく遊びまくって、練って練って練られた脚本だと思う。しかもすっきりとまとまっている。5つのエピソードが縄をつむぐように一つの太いドラマを作っていく様に深く感心した。それは変やろ、と突っ込んでしまうようなところが、その後すべて納得の行くものになっていくのが快感だった。笑いもほどよく、まったりじっくり楽しめた。まさしく小粒ながらピリリ。 [映画館(字幕)] 8点(2005-10-08 01:37:34) |
43. 頭文字(イニシャル)D THE MOVIE
これは吹き替えで観ないと大変なコントになる。字幕で観た私が言うんだから間違いない。あまり中身はないがシンプルに楽しむという見地に立てば非常にクオリティが高い。実車にこだわっただけあって、レースシーンの迫力はなかなかのもの。車に詳しい人は細かい突っ込みがあるかもしれないけど、素人にはこれで十分。選曲がよく、いい相乗効果を生み出している。 [映画館(字幕)] 8点(2005-09-19 03:26:28) |
44. ショウほど素敵な商売はない
ミュージカルは歌に偏るものが多いような気がするが、これは踊りもすごい。当時のブロードウェイとはこんな世界だったのだろうか。とにかく煌びやかで楽しくて、夢の世界という言葉がふさわしいと思う。主演の皆々、そしてバックダンサーを含め、すべてのショーがおそろしくハイレベルだ。さすがのマリリンモンローもこの中では存在感が薄くなっていた。ショーを極めしものたちですな。 [DVD(字幕)] 8点(2005-06-23 19:07:33) |
45. 8人の女たち
フランスの一流(?)女優がださい歌でださい踊りを踊っているというだけで永久に保存されるべきであろう。これがまた癖になるようなものばかりで非常に困る。頭から抜けない。しかし、皆ブサイクなのに、誰もがちょっとした仕草やしゃべり方だけでフェロモンというか女のオーラが出せるってところがすごい。最高に笑わせてくれたのはエマニュエルベアール。DVDには各々の踊りがピンポイントで見れるみたい。いやホントこれは永久保存版。 [DVD(字幕)] 8点(2005-06-02 23:23:13)(良:1票) |
46. 歌え!ロレッタ 愛のために
カントリーはどれも同じようだけど、シシーの声を聞いているだけで心地よくなれた。すばらしい歌声だと思う。そして、(14歳以外の)すべての年齢のロレッタをナチュラルにこなせる演技力もすばらしい。実在の人物を演じるときは、みな気合が入るのかもしれない。また、トミーリージョーンズもなかなか泣かせる。実際はどうだったか分からないけど、いい夫婦だとしみじみ思った。 [DVD(字幕)] 8点(2005-06-02 23:12:52) |
47. アイズ ワイド シャット
《ネタバレ》 これを計算したのか、どうか。ただ最後の1セリフのための長い長い前置き。計算したんだろうなぁ、やっぱり。今まで見たキューブリックの作品の中で最も彼が天才であると納得させられた一本。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-05-09 19:23:35)(良:2票) |
48. バンドワゴン(1996)
笑いの切れ味がなかなかのもの。そしてバンドメンバーの個性の対比が非常に巧い。基底の部分で音楽性の一致という固いきずながあるので、けんかしてるシーンもほのぼのしている。4人とも愛すべきキャラクターだ。曲はそこそこかな。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-04-24 02:27:07) |
49. オペラ座の怪人(2004)
《ネタバレ》 本作品の舞台版を見たことがあり、曲もすべて耳に馴染んでいたので、最初は怪人の歌い方が気になった。怪人の声はもっと張りがあるべきなんじゃないかと。しかしラストを観て納得。泣かせるじゃないか。クリスティーヌも怪人も皆、素晴らしい。悲劇ではあるけれど、鑑賞後は晴れやかな気分になれた。舞台版を忠実にリメイクしたものだが四季に通い慣れた人もきっと納得できる出来。特にエミーロッサムの歌は必聴。 8点(2005-03-29 13:51:45) |
50. 悪魔のような女(1955)
ホラーやスリラーが好きな人には「恐怖を楽しむ」という人が多いんじゃないかと思う。この作品はそんな映画の原点を感じさせてくれた。遊園地のお化け屋敷でキャアキャア言うような、そんな楽しさ。名作だと断言します。 8点(2004-10-27 15:10:15) |
51. 屋根の上のバイオリン弾き
淡々としている。山場といえば結婚式だけかもしれない。しかしずっと目が離せない。主役のおっさんがいい味出しすぎ。いや、すべての配役がぴったりはまっている。文句をつけるところがない。 8点(2004-09-13 23:29:40) |
52. サウンド・オブ・ミュージック
オープニングの景色の美しさに感動しない人は自分と同じ人間とは思えないと言い切っときます 8点(2004-09-13 23:04:21)(良:1票) |
53. 眺めのいい部屋
楽しい夢物語だった。なにより出てくる人間がすべて変。牧師も婚約者も弟も・・・普通の人いないじゃん。こんなに笑える映画だとは思ってなかったのでかなり満足した。主人公も不細工すぎるけどなぜかにくめない。恋愛映画としては稀にみる大ヒット。 8点(2004-07-21 14:04:50) |
54. シンドラーのリスト
後悔に沈むシンドラーの姿に打たれた。精一杯がんばる、自分の力を最大限に出すというのは難しいことだと思う。むしろ不可能かも。後悔のない人生はありえないが、シンドラーの後悔は重すぎる。もう一つ評価したいのは戦争映画でありながら観客をちゃんと意識している(と思われる)ところ。長いけど飽きなかった。 8点(2004-07-21 13:57:55) |
55. めぐりあう時間たち
《ネタバレ》 3人の目覚めから物語は始まる。オムニバス形式だと勝手に思いこんでたので、はっとした。なるほど交錯するのか。そしてどの時代でも朝を過ごし、花を生け、料理を作り、パーティを開き、最後に至る。三者三様であるが、確かにめぐりあっている。なかなか凝った構成じゃないの。そして、この3人の女優がほぼ完璧。完全に疲れて生きる力を失った作家。想像に難い葛藤の中で必死で笑顔を作る主婦。溢れ出る愛情を注ぐ先がない女。深い苦しみの中において、理屈を述べることにどれだけの意味があるだろうか。子供の叫び声を聞きながら車を飛ばすジュリアンムーアの表情。すごい表現力。このチクチクする気持ち。ズキズキじゃなくてチクチクなんだよなぁ。突然胸を裂かれるメリルストリープ。この人の演技力は今更語ることはない。そして最後に心の求めるままに水の中へ沈んで行くニコールキッドマンの姿に安息感を得る。キッドマンの目力(めぢから)、これは誰も真似できまい。 8点(2004-05-24 13:17:50) |
56. ラスト サムライ
「面白さ」という点では近年のハリウッド映画の中でもトップクラス。「日本を題材にした」という点でも他の作品と比べて日本人の描写に対して違和感はほとんどない。かなりの傑作といって差し支えないと思う。ただまぁ大村のキャラクターがダメ。小難しくしたらいいってことはないけど、もう愚劣な悪役街道まっしぐらすぎるのでねぇ…。これだけ命を懸けて戦う相手がこんなんじゃテンションも下がってしまう。 8点(2004-05-22 21:13:27) |
57. インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
ハリウッドの娯楽映画には飽き飽きするなんてこともきくけど、やっぱり映画は娯楽であってほしい。「こんな冒険は映画の中でしかできないじゃないか。主人公になりきって楽しもう。」とついつい思わされてしまう良質の作品。このシリーズで一番好き。 8点(2004-05-08 17:57:35)(良:2票) |
58. 過去のない男
気力って大事。大事な人がいれば明るくなれる。明るく生きればいいこともある。生きる苦しみを背負って頑張って前に進めと。いつものカウリスマキでありながら、今作はかなり口当たりが良い。ギャグも音楽も冴えてる。 8点(2004-04-29 14:57:27) |
59. ロスト・チルドレン
《ネタバレ》 はっきりいってストーリーは分かりにくい。あまりにも強烈なキャラクターが多いのでストーリーに集中できないというのが正解かもしれない。(特にあの二人組のおばちゃんが料理するシーンなんか画面に釘づけで字幕全然読んでなかった。)また映像もユーモアがあって、かなりの美術的センスを感じた。そんなこんなで、お話よりも目で楽しむ映画ではないかと思ったわけで…。特にあの女の子は美しすぎる。 8点(2004-04-27 17:52:49) |
60. ミツバチのささやき
白い画面、ノスタルジックな音楽。穢れ無きものに対する憧憬を見事に刺激された。ただ腫れ物を触るように、大事に大事にしたくなってしまう映画。でも人間が成長するって言う事は何かを捨ててしまうことだと思うと寂しくなる。イザベルが大好き。 8点(2004-04-15 09:37:48) |