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もっつぁれらさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 542
性別 男性

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41.  靴みがき 《ネタバレ》 
「靴みがき」といっても冒頭だけで、映画の大半が留置所内での描写に終始してしまっているので、タイトルで損をしてしまっているように思えます。 その留置所内での出来事も、心理描写が卓越しているわけでもなく、目を見張るようなサスペンスが展開するわけでもないですし、また脱獄シーンにおいても緊迫感やスリルが増すような描き方には見えなかったためか、ストーリーの面白さで考えると特に惹かれるものは感じられませんでした。 同じネオレアリズモと言われる映画でも、もう少しストーリーに面白さが感じられる映画も存在している事を考えると、どうしても物足りなさは出てきてしまうと思います。 この時代の世の中では、弱者である子供がどうしても犯罪に走らざるを得ないような社会だったのかもしれませんが、少しリアリズムに徹し過ぎるような調子で進んでいたところがあったので、どこかしらでドラマティックな演出をするとか、特徴的なカメラワークを組み込んでみるとか、感情移入できるような人物を配するとか・・・していれば、より楽しめたのではと思いました。
[映画館(字幕)] 5点(2014-01-26 02:53:10)
42.  パルムの僧院 《ネタバレ》 
自分の中でクリスチャン・ジャックと言えば、ソードアクションなどの剣術活劇なので、これがほとんどないのが痛かった。 決闘シーンと川を泳いで逃げるシーンでアクションっぽい感じはありましたが、やはり物足りなさは残りました。 この映画は上映時間が約3時間と、いかにも大作という構えでいるにもかかわらず、国の名誉がかかるような一大叙事詩という雰囲気でもなく、また男女二人の壮絶なラブストーリーとかいう感じでもないため(途中で旅芸人の女に手を出したりと、浮気な一面を見せたりする)、やはりスケールの小ささは否めず、またストーリーの中で、彼が投獄されるのも、また仲間が彼の脱獄を手助けするのも、よく考えるとみんな私的な理由故のものなので、いまいち物語に引き込まれることもないままで観ていたような気がしました。 会話の中で、ここぞという時にカメラを傾けた斜めショットが幾度となく出てきたのが気になってしまったのと、序盤で人物の周りをぐるっと回るように撮っていたことが多かったので“円”がこの映画の隠れたテーマや伏線なのかと推測してみたものの、特に意味はなかったようでした。 ルネ・フォール扮するクレリアが序盤からもう少し存在感が出るようなストーリー構成であればだいぶ良くなったと思うだけに、ここは原作(未読ですが;)の枠を越えてメインのヒロインのキャラをしっかりと確立させて描いてほしかったと思いました。
[映画館(字幕)] 5点(2014-01-16 01:18:33)
43.  第三の男 《ネタバレ》 
“一発屋の一本は駄作”という法則が自分の中にあるのですが、このキャロル・リードという監督の人気の出た作品はこれ一本のみだそうなので、今度こそその法則に例外を…と願っての鑑賞でしたが、やはりダメでした。 まず、オープニングから流れる音楽ですが、小さい頃からよく耳にする曲で元ネタに出会えて嬉しかったのですが、映画とマッチしているかと問われれば、ハマるどころか、かなり場違いな印象を与えていると言わざるを得ないほどのミスマッチな曲だと思います。しかも出てくるタイミングが悪く音量もストーリーを邪魔するほどの大きな音で流れてくることが多々あり、これはもう最悪なレベルと言ってもいいくらいでしょう。 更に最悪なのが、前半のストーリーを台無しにするかのようなハリーの存在。 映画前半は、事故で命を落としたハリーを運んだのが二人か三人か、即死かまたは会話が出来るほどの容体だったかなど、異なる複数の証言から真相を究明していくストーリーで進んでいくはずだったのが、ハリーの登場によってこれが根底から覆されてしまうという実に馬鹿げた急展開。 それまでの流れを一掃し推理を全て気泡に帰すようなこのストーリー展開は、今までの自分の推理は一体何だったんだというやり場のない怒りしか残らず、作る方も見た自分も、もうアホかという感情しか出て来ず。 細かい箇所もおかしなシーンばかりで、冒頭でホリーがハリーの自宅を訪ねたシーンで階上の住人からハリーはたった今死んだと聞かされるのも、妙にあっけらかんとした言い方ですし、車で講演会場に連れて来られたシーンも存在意義ゼロの無駄なシーン。 また、モノクロ映像が絶賛されているようですが、目を奪われるようなカメラワークは特に見当たらず、それどころか部屋の中のシーンでカメラを傾けて撮ったシーンも一番重要なワンショットのみに抑えれば効果が出たはずのところ、3回4回と無駄に多用してしまっていて作品を駄目にしているし、ストーリーに関係のない路上の人を何度もアップで捉えるのも意図が見えません。 遊園地を舞台にしたシークエンスはかえってサスペンス感が増すような効果を出していて、ここがこの映画での唯一の良かった所でしょうか。 それと、ラブストーリーの側面もあるようでしたが、自分は3人の誰にも共感は出来ず、どのような見方をしても良いところが見い出せない映画でした。
[映画館(字幕)] 5点(2012-11-04 22:03:32)
44.  桃色(ピンク)の店 《ネタバレ》 
自分も、邦題にツッコミを入れようと思いましたが、中身の方に集中させていただくとして・・・この映画のストーリーの肝は、主演二人がそれぞれに文通相手がいて、目の前の同僚なんかとは比較対象にもならないほどの立派なお人という時点で、お互いの文通相手がこの常にいがみ合っている相手同士なんだろうなということが予測できないわけがない訳で、序盤は映画を観ている我々が、そして中盤以降はクラリックとその同僚を加えた人々が真相を知らないクララの行動を傍目から観察して楽しむという構図でしょう。 見終わって、それをラスト近くまで如何に引っ張れていたかを考えてみると、シガレットケースのネタも面白いとは思えませんでしたし、脇を固める店員たちも影の薄かった男が社長夫人との不倫関係にあったりといった中途半端な個性の持たせ方でしたし、クラリックが店主になってから不倫相手だった歳上の店員を解雇するくだりも社長のやり方と対比させる意味がわからないですし、やはり何よりも女性がまくし立てる場面が多すぎたのが大幅減点の材料で、映画の大半をクララが一喜一憂する姿を見て楽しむのに費やすのはちょっと無理があったように思えました。 序盤の、重曹を二人続けて買って来てもらって飲むシークエンスもいまいちでしたし、最後のO脚かどうかというのも、映画を締めるネタとしてはクオリティに欠けていたと思います。
[映画館(字幕)] 5点(2012-08-12 20:48:25)
45.  天国は待ってくれる(1943) 《ネタバレ》 
ルビッチはカラー映画になってパワーダウンしてしまったような気がします。 冒頭の閻魔大王のいる部屋のあの妙な違和感。オレンジがかった赤い柱やボタン一つで足元の床が開く装置が凄く不自然な感じがしたのですが、ここは天国に行くかか地獄に行くかの審判が下される場所で、誰もが漠然と先入観を持っていると思われるシーンなので、カラーでハッキリと映像化されてしまうとそのギャップに違和感を感じる場合もありうるので、ここはモノクロでも良かったのではと思いました。 また、ストーリーが、ただ一人の男の女性遍歴を語るというごくありふれたストーリーで、特に驚くようなことするわけでもなく、また死後の世界を舞台に持ってくる必然性もみられないと思います。一人一人の台詞が多すぎて少々鼻につくところもあり、しかも、ルビッチお得意の小物使いもすっかり影を潜めてしまっているところが非常に残念でした。 最初のフランス人のメイドが十分に個性が出ていたにもかかわらず、最初しか出てこなかったりといった中途半端なキャスティングも問題ですし、やはり、決定的にコメディとしての面白さに欠けるというのが致命傷でしょう。 そもそも、一人の男が過去の女性遍歴を語るというストーリーで面白かった試しはないです。
[映画館(字幕)] 5点(2011-04-16 01:59:36)
46.  脱出(1944) 《ネタバレ》 
冒頭の検問所での露骨な人物紹介と釣りのシーンの手抜き加減からして、それ以降は全く期待せずに観てましたが、全体的なストーリーは把握できたものの、単調な会話の連続に早々とノックアウトされてしまい、全体の半分以上は惰性での鑑賞になってしまったと思います。 良かったのは、終盤で引き出しの中から銃を撃つのが斬新で驚かされた所くらいで、時折出てくる音楽にも印象深い旋律は皆無でしたし、こちらも時折(ていうか、回数多すぎ)出てくるマッチの火に照らされる表情にも美しさは見出せず、また、死んだ蜂に刺されたというネタも4回くらい出てきた割には何かしらのメタファーが隠されているわけでもなく、ただ単調さに拍車をかけるのみで終わってしまっているように感じました。 渋くて格好良い雰囲気を感じられるか否かで評価が大きく分かれる作品なのでしょうか。自分はそういう所は感じられませんでした。
[映画館(字幕)] 4点(2015-01-10 16:21:53)
47.  果てなき船路 《ネタバレ》 
出港するまでが長い。沖に出てからの激しい嵐は確かに迫力があって目を見張るものがありますが、そのすぐ後の病人を看病するシーンもこれまたやたらと長い。 停泊している時は船上からの主観ショットなどで状況を提示するなどといった工夫もなく、ただ街からの喧騒を聞かせるのみという安易な方法に逃げていた感があり、話に面白味がないばかりか、話が一向に進まず、全体を通して退屈極まりない印象のみの映画だったと思いました。 また、空から襲われるのはいいとして、敵機を画面上に一度も見せないのは不自然極まりないですし、受けた銃弾の間隔が狭すぎるのも空から撃ってきたようにはとても見えずリアリティを欠いているために当然迫力なんぞは皆無であり、船が爆破されるかもしれないというスリルは海中のプランクトンほども感じられなかったのが痛い。何のために爆薬を積んでいるのか?? 上陸しても、ローポジションを多用するカメラワークや濡れた石畳ばかりが前面に出るのみで、酒場でもジョン・ウェイン扮するオルセンを陥れようとする意図は場の雰囲気から察してあげられることは出来るものの、脚本の拙さ故なのか、その場に張り詰めるはずの緊張感も限りなくゼロに近い弛緩した雰囲気のみが記憶に残ってしまいます。 何故、ジョン・ウェインの見せ場を後半にしか出さなかったのか?何故、ジョン・フォードがこんな駄作を作ったのか? いくら考えても自分にはわかりません。
[映画館(字幕)] 4点(2014-07-20 13:03:39)
48.  北大西洋 《ネタバレ》 
ただの戦意高揚映画。 当然ながら、ストーリーも薄っぺらく、登場人物の掘り下げなども弱く感じられます。 まず、オープニングのボガートの登場の仕方からして主役のそれとは程遠く、この時点で自分の中ではほぼ駄作確定で、更にボガートが歌手の女に魅かれるという描写で、ボガートにズームインする露骨なカメラワークも失笑モノ。 洋上でのバトルは、迫力が出てそれなりに良かったと思いますが、映画の序盤や中盤などでも全部同様の規模で行われていたために映画全体で抑揚がついておらず、最後のワンプロットのみに抑えていた方が良かったのではと思いますし、抑揚といえば、船の中でトランプをしながら会話をするシーンでもテンポを出すことしか考えられていないような脚本で、こちらも耳障りな印象が残るばかりです。 敵の潜水艦内の会話の訳が出ないことからも、アメリカ側からの一方的な描写というのがアリアリと出ていて、ストーリーを構築しようとする意思が微塵も感じられませんでしたし、北大西洋のどのあたりの位置でどこに向かっているのかなどが示されていないという事も映画の希薄さの要因であったと思いました。
[映画館(字幕)] 4点(2014-04-12 13:36:29)
49.  ミニヴァー夫人 《ネタバレ》 
“ワイラーに外れなし”の法則を見事に打ち破ってくれた一本。 序盤に出てきた夫婦揃っての浪費ネタが後に生きてない。 ドイツ兵が現れたネタも、後に生きてない。それに、夫に報告しようとせず隠す理由も不明。 軍艦に全く迫力がない。 タイトルが内容と一致していない。孫娘も結婚したらMrs.Miniverになるのだから、二人のMrs.Miniverとバラの花とを絡めたストーリーでないとこのタイトルは不自然なものになってしまう。 序盤で、ミニヴァー夫人がバスを下車するシーンがダメ。帽子屋に戻る時の方向がバスが進むのと同方向になってしまっている。 キャロルが品評会の辞退を頼みに来たシーンのカメラワークがダメ。ヴィンとのツーショットになるように思わせ振りに右方向にパンしたショットは、ここはカットを割ることでヴィンを会話に入り込ませるべき。そもそも二人が口論するシーンは不要で、最初から仲良くなっていても全然問題ない。 プロパガンダだか戦意高揚だか何だか知りませんが、とにかく自分の知っているワイラーではなかった事は確か。
[映画館(字幕)] 4点(2013-01-01 22:30:57)(良:1票)
50.  逃走迷路
ヒッチコックDVDコレクションVol.1に入っていたので見てみたが、このDVDボックスの中では一番評価が低いです。ヒッチコックの逃走ものの映画って何でみんな似たり寄ったりなんだろ?自由の女神のシーンだけで客を呼べると思ったら大間違いだ。
4点(2004-06-06 14:19:49)
51.  疑惑の影(1943) 《ネタバレ》 
いつも映画を見るとき、何を訴えたかったのかなんて特に考えないが、この映画に限っては言いたい「何が言いたいの?」と。エンディングは本当にあれでよかったのか。線路に落ちた後、ちょっとでいいから何かが欲しかった。良かったのは、あのおマセさんな小さな女の子かな。
4点(2004-06-06 10:55:03)
52.  ヒズ・ガール・フライデー 《ネタバレ》 
ゴダールの某映画の中でこの映画のタイトルが出てきた事があるので、これは観ておかなくてはという義務感のみで観ました。 ケリー・グラント扮するウォルターとかいう男は、自分が観た映画の中で3本の指に入るほどの嫌悪感を覚える男。しつこい。自分中心。元妻が戻らないと分かった瞬間に暴言を吐く。女をハメて、やりつやられつでコメディが1本撮れるにもかかわらず、矛先を婚約者の男の方に向けてしまうというシナリオの粗悪さも相俟って最低の人物像に仕上がってしまっているのが可哀想に思えてきます。 また、婚約者を捨てその男についていくヒルディとかいう女も同様。一時の気分で相手を交換するヒロイン像を作り上げた製作者達には映画を作るなと言いたい(もういないだろうけど)。 ワイルダー同様“脚本の映画”には嫌気が差すが、この映画はそれ以前の問題。 一応コメディなので面白い部分を探すと、ごくたまに一部の場面や会話で笑える部分というのは確かにある。実際に笑いもした。 台本の厚さを競っているとは思いたくはないですが、これほどの量をバラ撒けば数撃ちゃ当たるのも当然。
[映画館(字幕)] 3点(2014-01-06 01:09:34)
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