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もっつぁれらさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 542
性別 男性

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41.  アニキ・ボボ 《ネタバレ》 
子供が主役を演じる映画というのは、絶対といって言いほど人間としての成長が描かれなければいけないのだけど、その成長の契機として、心に痛みを負ったり人を傷つけたり、または盗みをするなどといったシーンが必ず出てくる。 また、子供というのはやはり単純で、子供の考えている大抵の事は我々大人も過去に身をもって考え体験してきたという事もあって、思考パターンやその先々で起こる出来事が予想出来てしまう事が多い。 つまり、映画で子供を描くとなると、誰が作っても同じようなストーリー展開になってしまうことが多く、逆に言えば、シナリオを作る以前の基本的なテクニック、そして作り手の人柄というのが子供映画において最も重要なファクターとなると思う。 この映画はオリヴェイラ監督のデビュー作だそうですが、この頃はやはり変なブラックジョークもなく何かのメタファーが込められているわけでもなく、映画の中の子供たちのように凄くピュアなオリヴェイラを見ることが出来ました。 映画全体がほんわかと優しさに包まれたような雰囲気で、見ていると何だかとても暖かい気持ちになってきます。ショーウインドウの中のお人形を3人で首を微妙に傾けながら見つめる姿なんか本当にいい。オリヴェイラの子供好きなところが画面から感じられますし、それだけでなく大人に対しても優しさをもって描いているのが実に心地良いです。 特に自分が好きなのは最後のシーンなのですが、お人形を店のおじさんからもらって彼女に渡した後、二人で仲良く手を繋いで階段を登っていくのが、子供たちの未来を暗示しているかのような気さえします。“子供が階段を登る”これだけで、もう十分幸せな映像なのに、それを見守るような目線で二人を捉えるカメラとくれば、我々大人が幸せにならないわけがありません。しかも、二人でお人形を挟んで一緒に歩くというのが、また何とも微笑ましく、ひょっとしたら将来結婚するんじゃないかとまで思わせるくらいの超絶的なハッピーエンドで、とても大満足なのでした。
[映画館(字幕)] 7点(2010-10-06 22:29:35)(良:1票)
42.  平和に生きる 《ネタバレ》 
動物がストーリーの中に出てくるだけで何かもう、必要以上にリアリティを感じてしまって余計に面白く感じられてしまうんですよね。 面白いと思ったのは、ドイツ兵が訪ねてきて倉庫に追いやられた黒人兵が、暴れて出てきた時のみんなで大笑いするシーンなんですが、画面の中ではみんな笑って大騒ぎしているのに観ているこっちは笑うに笑えず、いつ何がきっかけでドイツ兵の酔いが醒めるか、冷や冷やしながら観てました。 画面の中で起きていることと対照的な心理状態になって観ているというのが何か妙な感覚で、多分こんなシーンって他の映画でも結構あると思いますが、何故かこの映画だけは特に強く印象付けられた感じがします。 最後の方で、ドイツ兵が目を覚ます前に逃げる準備をしているときに、アメリカ兵が来て暴れたりしたせいで土地を手放すことになってしまって、何という巻き込まれ方だろうかとか、惨劇を食らって可哀想だとか思っていたのですが、そんな状況下でも「戦争が悪い」と言って彼らを庇うところが、この映画のタイトルが示す通り反戦映画だなぁと思いました。 映画の前半の方で色々と笑いをとったりしながらも、ラストでは一家の大黒柱を失うというこの落差が、より冒頭のナレーションで語られていたノンフィクション感を強めていて良かったと思います。
[映画館(字幕)] 7点(2010-10-01 00:20:46)
43.  オーソン・ウェルズINストレンジャー 《ネタバレ》 
この映画が面白いのは、サスペンスの基本に忠実なところでしょうか。 追われる側は追う側の作戦を知らない状況で追われ、また、追う側は追われる側の打った手を知らない状況で追うという流れでストーリーが進行していくのですが、観ている側はその先々で起こりうる状況を前もって予測出来てしまうため、劇中の登場人物よりも先に危機を察してスリルを味わうことが出来てしまうわけで、この当たり前のような演出がとてもよく出来ていて非常に見応えがあります。 この映画の場合ですと、ウィルソンが殺人が起こることを予測しそれを阻止しようとするところとか、キンドラーが梯子の上の方で横の棒を鋸で切るところなどですが、“当たり前の演出”であったとしても難しいのは、やはりテクニックやセンスが絡んでくるから。 例えば、スプラッター系でよくあるような画面上に突然バーーーン!!と現れて驚かすのは簡単だけど、観る者がその先に起こりうる出来事を前もって予測できる状況で恐怖心を煽るのは、これは作家によって上手く出来る人とそうでない人とがいると思います。 また、映画の終盤で、死んだと思っていた妻が生きていたときの夫婦間の会話もゾクゾクしますし、最後の時計台のシーンは、オブジェの持っている剣に刺されて塔から落ちてしまうという、ちょっと古臭い演出ながらも非常に切迫感溢れる感じがあって、ここの迫力はお見事でした。 映画の中で終始聞こえてくる時計の鐘の音が観終わってからもずっと耳に残るほど印象的。
[映画館(字幕)] 8点(2010-03-14 11:04:12)
44.  外套と短剣 《ネタバレ》 
まぁ、面白くないわけではなかった。 エンターテイメント作品として、ラブロマンスをストーリー中に組み込むのは間違いではないとは思いますが、如何せん本題のストーリーが薄まりすぎな感がありました。 病院にいる女研究者を尋ね、イタリアの初老の研究者に会いに行き、娘と会わせてくれるならという条件を受けたジェスパーですが、そこからのストーリーが本来の任務とはやや離れてしまい、男女の恋愛もののストーリーにガラッと変わってしまったのは、あまり面白い展開ではないような気がします。 初めてヒロイン役のリリー・パルマーを見ましたが、最初に登場したときの男勝りな雰囲気から一転、鏡の前でブラッシングをしている頃になると、何故か不思議と女の色気が出てきてしまうところなんかは思わず感心してしまいました。 また、エンターテイナーのフリッツ・ラングらしく、やはりラストの銃撃戦や取っ組み合いのハラハラ感がとても見応えがあって、さすがだなぁと改めて感じさせられます。
[映画館(字幕)] 6点(2008-05-22 21:45:04)
45.  恐怖省 《ネタバレ》 
ハッキリ言ってストーリーはどうでもいい。 そんな事よりも、闇が描き出すあの独特の恐怖感!もう、カッコイイと言うしかないです。 降霊術のときの龍の玉に照らし出されるニールの表情、妹に撃たれたときの銃弾の貫通した穴からわずかに見える兄の倒れる姿、屋上での銃撃戦の闇から撃ち放たれる一瞬の銃口の光。 とにかく、ただひたすら格好いい。 ケーキを盗む盲人の台詞「俺は暗闇の中でも歩き続けることが出来る」というのは、これらの芸術的演出の伏線になっているようにも取れますし、カラー映画が台頭し始めたこの時代に対するメッセージ・・・・・というのはやや大袈裟ですね。 カラーでなくとも、CGなど使わなくとも、これほどまでに恐怖感や切迫感を演出できる。これこそがクラシック映画の醍醐味。古典にこそ新たな発見があり収穫があるとここに断言します。 クラシック最高!フリッツ・ラング最高!!
[映画館(字幕)] 8点(2008-05-20 22:07:25)(良:1票)
46.  肉体の悪魔(1947) 《ネタバレ》 
観終わってから映画館の解説紙を見て、フランソワの人物設定が17,8歳であることに驚いた。更に読み続けると、この映画のポイントは“17,8の学生と人妻との禁断の愛”というところにあるらしく、解説文のあちこちに“マルトはフランソワの若い肌に身を寄せた”とか、“若気の至りで~”の様な言葉が見受けられる。この映画は、主役二人の歳の差に気づくことが出来るかどうかが評価の分かれ目だと思う。 自分の場合はというと、レストランのシーンでも、どう見ても同年代のカップルにしか見えず、歳の差をもっと際立たせないと自分には理解し難いストーリーだった。 最後、終戦で世の中が明るくなってきて、棺を持つ人までもがうれしそうな顔をしている中、1人だけ悲しみに包まれているフランソワがちょっと辛い。 
[映画館(字幕)] 6点(2006-12-16 21:04:03)
47.  郵便配達は二度ベルを鳴らす(1942) 《ネタバレ》 
特に美人とは言えない極めて普通な女と、この時代に多くいたと思われるやや筋肉質で男性的な魅力を持った男というのが、この映画の持つ独特の雰囲気を作り上げているように思う。 ストーリー序盤、猫がうるさいと言って銃を持って外へ出たシーン(妻が不倫→夫が発見→怒って銃乱射・・と連想できる)と、ジョヴァンナとジーノが夫の唄をBGMに語っているシーンが何かどことなく不気味で面白かった。また、全編を通してモノクロ映画で黒い服を着た登場人物が驚くほど映えていたのが特に印象に残った。非常に珍しく、特異な映像に見えた。 しかし、この映画、わからないところがいっぱいある。 何故、女は夫を捨てて逃げないのか。何故、男は旅芸人を欺き蔑んだのか。何故、男は女が密告したと疑うのか(女にも罪があるはずだから密告はできないと思うのだが・・)。 そして、何故“郵便配達は二度ベルを鳴らす”のか。 勉強してまた観ます。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-11-30 02:12:25)
48.  わが谷は緑なりき 《ネタバレ》 
タイトルからしてカラーの映画を想像していたのですがモノクロだったのでちょっとビックリしました。また、ジョン・フォード監督の映画だということでアメリカの物語だろうと思っていたら、舞台はイギリスのウェールズなんですね。けど「俺はアメリカに行く!」の様に、アメリカ人のルーツっぽいセリフがあったりと、やっぱりアメリカっぽい感じもしてきます。 さて、この映画なんですが、ちょっとワルい人も中には出てきますよね。力任せに鞭を打つ暴力教師、組合を作ることに反対する親父(被雇用者側の立場を理解できていない。けど、本当は理想の父親像的な人間)、ありもしない事実をでっち上げ陰口を叩くメイドなどです。こういう“出来てない”登場人物を見ると、どんなに良い映画でも見ていてシラけてしまうため(話は変わりますが、私がジャック・タチを好きになれない理由はそれ。トロくて疲れる。)、見終わった直後はそういった理由でちょっとイマイチな印象があったのですが、家に帰ってきてみなさんのレビューを拝見して自分の心の狭さを痛烈に感じました。 というのは、自分の書くレビューはいつも、好きなシーンの寄せ集めみたいな調子になってしまい、この映画でのそれは、みんなが歌を高らかに唄っているところとか、ヒロイン役の人が綺麗だとか、自分の誕生日5月14日というのが出てきたこととか(2作目^^)、花畑の中で少年が歩き出すシーンや最後の回想のシーンが美しいといったことだけで、特に記すものもないように思えるのですが、みなさんのレビューを拝見すると、このような“分析”では説明のつかない素晴らしい作品だという気がしてくるのです。 高得点をつけていらっしゃる方々のレビューはどれもカッコイイ。映画は理屈詰めで理解するものではない、心で見るものなんだと教えて下さる。私にこんなレビューが書ける日はいつのことになるのやら・・・。 ということで、映画の見かたを教えてくれたこの映画と熱いハートを持ったみなさんのレビューに感謝。そして、このサイトにも。とりあえず、現時点ではこんな点数で。
[映画館(字幕)] 6点(2006-01-22 22:35:27)
49.  チャップリンの独裁者 《ネタバレ》 
6点。平均よりもだいぶ低い点数になってしまいましたが、コメディ映画としての評価となればこれが妥当なところという気がします。 まず、序盤の戦争シーンはどう考えても余計なシーン。シュルツとの出会いを描きたいのならもっと短く編集できると思います。 また、笑えるシーンが一つもないのがイタい。音楽に合わせて髭を剃るシーンもパンケーキのロシアンルーレットもフライパンで頭をたたくシーンも、観客の笑いを取るには明らかに力不足だと思います。この映画最大の見せ場、ラストの演説がなければもっと低い点数をつけていたかも・・・。 しかし、笑いを忘れずにここまで自分の主張を訴えようとしたこの映画は、チャップリンの才能を再確認すると同時にコメディというものの奥深さを感じました。
[映画館(字幕)] 6点(2005-05-05 14:51:34)
50.  ロープ 《ネタバレ》 
「確かに面白いことは面白いけど、ナンバーワンに挙げられるかと言えば、答えはノーだ。」この映画を見た人のほとんどがこんな感じの意見だと思う。けど、自分にとっては間違いなくナンバーワンの映画だ。この映画全体に流れる微妙なコメディ感・独特の緊張感がたまらなく気に入ってしまったのだ。死体がある場所を先に知らせる意義についてだが、先に知らせることによってこそこの映画の面白さが成り立つのである。これは間違いなくそう断言できる。死体を先に見せ、その隠し場所を観客に見せることにより、あたかも我々があのパーティ会場の壁の隙間からこっそりと覗き見をしているかのような錯覚を持たされてしまうのである。さらに言えば、先に死体の置き場所を知らせることによって、その後の登場人物同士の会話の全てが意味のある会話になってくるのだ。 そのおかげでこの映画には中弛みのポイントが全く存在せず、終始一貫して緊張感を醸し出すことに成功している。この映画が素晴らしいのは極端な長回しによる緊張感溢れる撮影方法よりもワンシーンで全てストーリーが進んでいくシナリオよりも何よりも脚本が優れているからなのだ。つまり、この映画の面白さはパーティに招かれた人たちが犯人たちの愚業を如何に暴くかなどということではなく、パーティに招かれた人たちの決して故意的ではない(←ここがポイント)何気ない言葉によってフィリップが心理的に追い詰められて顔が青ざめていくところ、そして、ブラントンが幾多ものピンチを機転を利かせて巧妙に難逃れをするところにあるのだ。従って、この映画では登場人物の誰かに感情移入をしてしまうと全く面白みのない映画となってしまうので、登場人物たちと一定の距離をおいて客観的に見るべきである。また、可能な限りカット割を入れず(背中にカメラを近づけてカットするところはともかく、会話の間でカットを入れるところは凄くナチュラルでいい!)長回しで撮ることによって現場の緊張感を高め、さらに、背景を時間の進行とリンクさせているところも注目である。 「ハリーの災難」でもそうだが、人間の死というものをここまでコメディタッチに描くことのできるヒッチコックにはただただ舌を巻くばかりである。
10点(2004-09-21 11:29:22)(良:2票)
51.  疑惑の影(1943) 《ネタバレ》 
いつも映画を見るとき、何を訴えたかったのかなんて特に考えないが、この映画に限っては言いたい「何が言いたいの?」と。エンディングは本当にあれでよかったのか。線路に落ちた後、ちょっとでいいから何かが欲しかった。良かったのは、あのおマセさんな小さな女の子かな。
4点(2004-07-14 19:36:25)
52.  逃走迷路
ヒッチコックDVDコレクションVol.1に入っていたので見てみたが、このDVDボックスの中では一番評価が低いです。ヒッチコックの逃走ものの映画って何でみんな似たり寄ったりなんだろ?自由の女神のシーンだけで客を呼べると思ったら大間違いだ。
4点(2004-07-13 18:18:12)
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