41. アルマゲドン(1998)
《ネタバレ》 エアロスミスが主題歌を歌う、隕石が降ってくる映画です。ま、有名な映画なので紹介はこれくらいで十分じゃないでしょうか。 高校生のときDVDが出てすぐに観たんですが、この映画はマンガだと割り切ってたので不思議と細かいところは気にならなかったです。迫力のあるシーンは映画館で観たかったなぁと思いましたし。ただ、あのころ主人公が死ぬ映画が多かったので、「主人公殺したらええってもんじゃないんじゃー!」と、そのへんに立腹してた覚えがあります。それ以外はとくに。印象はわるくないです。こういう映画があってもいいんじゃないでしょうか。 でも成人になったいまこれを観ると、どういうことになるか分からないので観たくないですね。いま以上評価が上がるとは思えないので・・・。というわけで、6点です。6点もつけると感性を疑われそうで怖いんですが。デティールにこだわらずに映画を観られる娯楽大作好きな方にはオススメです。 [DVD(字幕)] 6点(2005-12-09 06:30:23) |
42. トロイ(2004)
飛行機にて。ツッコミどころはたくさんありますが、いちいち重箱の隅をつつくとこの映画よりおもろくないレビューになってしまうのでやめときます。ひとつだけ言わせてもらうと、オーランドブルームを出演させたことに文句は言わないが、彼に弓矢を持たせる意味が分からない。ロードオブザリングと役かぶっとるやん。キャラ正反対やし。公開時期が近かったので、どうしても違和感を感じた。これはミスキャストだと思う。 こういう作品は、飛行機のなかではなくて映画館で観たほうがいいんでしょうが、それなら他の作品を観たいです。というわけで4点。ブラピの上半身が好きで、神話が好きなら観ればいいんじゃないでしょうか。 [ビデオ(字幕)] 4点(2005-12-09 05:33:54) |
43. ディナーラッシュ
おもろい映画でした。いい意味で完全に裏切られました。こういう映画、けっこういけるクチです。 脱線、というかサブストーリーがけっこう多いのでどれが本線か分からず、後半まで何がしたい映画なのかさっぱり分かりませんでしたが、オチでぜんぶ解消しました。そこに至るまではややだらっとした印象はあるものの、スタイリッシュにテンポ良く観せようという気遣いがみられます。その意図に反して退屈さを感じるかもしれませんが、とりあえず我慢して観てください。そしたら「あ、あれもこれも伏線やったんやな!」という見方で2周目もいけるんじゃないでしょうか。 というわけで、7点。完全に騙されてたので8点あげてもいいかも。でも、ややインパクトに欠けるのでこの点数です。この映画の舞台はニューヨークですが、少し前に行ったバルセロナのレストランを思い出しながら観ていました。あーうまいもん喰いたいなぁ。 【追記】しかし汚い顔のババアやなぁ、あのヅラのオバハン。 [DVD(字幕)] 7点(2005-12-09 05:15:44)(良:1票) |
44. 機動警察パトレイバー
ザ・押井守な映画だと思った。原点ここにあり!みたいな。ヘクトパスカルじゃなくてミリバールと言ってるあたり、ちょっとした時代の古さを感じさせるが、そのおかげで当時は斬新であったであろうOSとかコンピュータウイルスとかの概念がこんな俺でも分かりやすく、ストーリーもはっきり理解できた。マンガ版もテレビ版も見てないので偉そうなことは言えませんが。それだけいま攻殻機動隊とかで言ってることが分からんってこと。あのへんも、15年経てば分かるんかな。 原作を見てもっと掘り下げればこの世界観にどっぷり浸かれる良作ではないでしょうか。自分には、そこまでしようという気は起こらなかったのが残念です。ってことは、あんまりおもしろくなかったていうことかな。もうちょいパトレイバーや各キャラクターが個性的やったらなぁ。というわけで、ちょい厳しめに6点。これより下の点数は考えられませんが、7点以上は嗜好の問題だと思います。「2」のほうも観てみよかな、どうしよう。 [DVD(吹替)] 6点(2005-12-09 04:28:58) |
45. マナに抱かれて
たいへん申し訳ないのですが、『ナビィの恋』と間違ってレンタルしてきてしまいました。あれま。沖縄のつもりで部屋を暖かくしてビールまで用意してたのに、これハワイじゃないですか。やってもた。でも、グレードがアップした気になって、それならそれで、ま、ええかーと開き直って、なんでもないストーリーのバックに流れる美しいハワイの風景に見入ってました。あ、ストーリーは本当になんでもないです。これならハワイのDVDを借りてきたほうが良かった気もしますが、そっちよりは飽きずに観られるだけマシだと思います。というわけで、4点。川原亜矢子さんはモデルだけやっていればいいと思います。【追記】あんなデカい貝、ほんまにうまいのか? [DVD(吹替)] 4点(2005-12-07 18:04:04) |
46. ベルヴィル・ランデブー
これは映像アート・・・だと思います。世界観やセンスは独特できっちりと完成されているので個人的に評価したいのですが、映画としてのトータルの出来はそこまで良くはないかなぁ。この雰囲気を「好きではない」と言ってばっさり斬っちゃうと、あとにはほとんど何も残らないのでは。いい意味でもわるい意味でもフレンチですね。というわけで、6点です。やっぱりお話がおもしろくて初めて、いい映画と言えると思うのですよ。 [DVD(字幕)] 6点(2005-12-07 17:53:48)(良:1票) |
47. ハウルの動く城
おもしろかったです。個人的に宮崎駿の映画が好き!ってわけではないので、贔屓目で観てたわけではなく。おもろいですよ、少なからずともどきどきわくわくしてる自分がいました。画もキレイですしね、キムタクもよかった。倍賞千恵子さんはどう考えてもミスキャストですが。いやーこの先どうなるのか、と期待しながら観てました。ラストまでは・・・。 と言うのも、ラストへの収束の仕方がハンパじゃなく投げやりなんです。「じゃ、戦争やめちゃおっかー」という軽いノリがすべてを物語ってます。なんで戦争したんか分からんし、なんでふたりが惚れ合ったんか分からんし、なんでカカシがでてきたんか分からんし、まぁさすがにソフィーが老いたり若返ったりした理由は分かりますが、とにかく説明をぜんぶ省略したのが監督の意図であるかのような作品に仕上がっております。なのでノリは軽いのですが、さすがに大人は考えますよねぇ。説明を放棄すればいいというハナシではないのです。ちゃんと詰めたうえでさらっと流していかんと。全体的に考えさせる映画にしたかったのか、魔法使いのおとぎ話にしたかったのか、どちつかずの散漫な映画になった気がしてならないです。 しかしまぁ、アニメって大変だと思います。とくにジブリは。ちょっと考えさせる映画にしようとすると監督の意図は抜きにして、観客から「子供向けにもっと夢と希望を!」という声でてくるわけで。そこまで考えること自体が考えすぎな気もしないでもないですが、やっぱりこれはいただけなかったです。おもろかったのですが・・・。どっちやねん。というわけで、甘め甘めの7点です。あまーい。 [DVD(吹替)] 7点(2005-12-07 17:36:51) |
48. シザーハンズ
ティムバートンの作品はこれが6作目です。そのなかでもいちばん良かったと思います。切ないの好きな人には、たまらんのでは。でもそれでいてなぜこの点数なのか。理由はいかにもティムバートンらしい「詰めの甘さ」にあります。それに尽きる。いくらファンタジーやとしても、ツッコミどころが多すぎます。重箱の隅つつきすぎるのは俺のわるいクセですが、チリも積もれば山となるってね。きっちり仕事してくれんと、感情移入の妨げになる。 あと、これ毎回レビューに書いてることですが。好き嫌いが分かれると言われてるビジュアル的なセンスはわりと合うんですよね。むかし、こういうの好きでしたから。でもどうにも中身がついてこない。いっつもそうです。「ヤマアラシのジレンマ」っていうテーマは良く分かったから、それをもうちょっとうまく料理して、物語として楽しく観れるように深く練り込んでほしいです。どの作品も、もうあと一歩で尻切れトンボやねんなぁ・・・。 というわけで、7点に近い6点です。ティムバートンのなかではいまのところいちばん好きな作品なので、オススメはできます。これがダメなら他のどれを観てもダメなんではないでしょうか。 [DVD(字幕)] 6点(2005-12-02 02:36:59) |
49. COWBOY BEBOP カウボーイビバップ 天国の扉
かなりまえに一度レンタルして鑑賞中に寝てしまったので、もう一度チャレンジしてみることに。ちなみにテレビ版は未見で、まったく情報を持ち合わせておりませんでした。で、どやったかと言うと。んー、これはとことんおもしろくなかったです。ストーリーに新しさがないというか・・・。どうも「静かなバージョンの最近のルパン」のような。観ていてわくわくしないし、かと言ってじっくり観れるもんでもない。やっぱりこういうのって、テレビ版見てからのほうがいいと思います。この映画のなかでは、キャラの説明があんまりなされてなかったし。というわけで、3点です。どういう方にオススメすればいいんやろ。えーと・・・テレビ版の熱烈なファンかなぁ。ま、そんな感じで。 [DVD(吹替)] 3点(2005-12-01 03:51:16) |
50. 岸和田少年愚連隊
俺は関西出身です。ナイナイ好きです。井筒監督も好きです。と、贔屓できる要素はたくさんあるのですが、良い子ちゃんで育ってきた自分には、何をしたい映画なのかさっぱり分からず何の感慨もありませんでした。これは俺のアイデンさんとティティさんを否定された気がして悔しいので、原作読んでからまた出直してきますわー。でもたぶん、あかんのやろうな。というわけで、3点です。ブルーリボン賞をもらったナイナイのおふたりを観てあげてください。 [DVD(吹替)] 3点(2005-12-01 03:48:28) |
51. マーズ・アタック!
映画観てるこっちもアホじゃないんやから、いろいろ考えながら観てるわけですよ。「ハトはあかんのか?」とか「言うてることが逆さまになってんのか?」とか、ね。ずっと、なにがどうなってこうなってんのか、というのを探しながら観てます。で、ラストで「実はこうでしたー!」と明かされて、「あーなるほどー!それがあったかー!」ってなりたいんですよ。せやのに、ここまで「ただ単純に火星人が攻めてくるだけ」の映画にしてもらうと、そら「時間と金返せ!」ってなりますよね。そんなん俺でも作れるやん、っていう。 とにかく、うわっつらのアイデアとセンスだけを意識してたくさん盛り込んでいったぺらぺらな映画です。内から沸き上がってくるものは何もない。ティムバートンらしいビジュアル的なセンスはまぁいいと思いますが、ちょっとでも思考を働かせるとそれをぜんぶ裏切られることになります。なので、完全に思考停止ができる快楽主義的な方にはオススメできますが、そうではなく作品に何らかの意味を見出そうとするタイプの方にはまったくオススメできません。ここまで票が割れているのを見ると、映画の見方ってほんまに人それぞれなんやなぁと痛感いたします。 というわけで、ごめんなさい、俺は4点です。やっぱりティムバートンの映画は、いつもオープニングだけが素敵ですなー。 [DVD(字幕)] 4点(2005-12-01 03:16:39) |
52. Mr.&Mrs. スミス
一言で言うと、ブラピとアンジーのプロモーション映画です。ビッグスターであるふたりをいかにカッコよく&美しく見せるか。ぶった斬って言っちゃうと、それだけに尽きます。自分はずっとアンジーの唇を見ながら「クチビルお化け」という言葉を思い出していました。 飛行機のなかで必死こいて英語を聞き取りながら観たんですが、それだけでも十分ストーリー把握できるくらいに単純で大味です。ま、それを否定するつもりはもちろんなくて、こんなんもありやろうっていうことで。個人的には、飛行機のなかでなければ絶対に観る気にはならない類の映画ですけどね。 というわけで、ちょっと厳しめですが5点。ブラピかアンジーにちょっとでも興味があって、何も考えずにぼーっと観られる映画をお求めの方にオススメなんではないでしょーか。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-11-30 16:07:41) |
53. 猟奇的な彼女
なにが良くないかって、俺の友達の彼女のほうがよっぽど猟奇的なんです。というのはおいといて。笑いのレベルはまるで低く、ストーリーもどっかで観たようないかにもありがちな展開、かつあまり必要のないシーンもあったり。とまぁー、韓国映画らしい映画といえばそれまでですけど。冬ソナとかにハマれるなら観て損はないのでは。それ以外の方はもっといいラブコメいっぱいありますよ。ってことで、5点かなぁ。まぁだらだら毎週連ドラみるくらいなら、ぱぱっとこれ観ちゃってください!ってノリで。 [DVD(字幕)] 5点(2005-11-30 04:47:14) |
54. マルコヴィッチの穴
全体を通してなかなかおもろかったですが、ややアイデア倒れしてしまった感が否めないです。社長さんがハナシに絡んできたあたりから急に失速しはじめたのと、途中でオチが読めてしまったのが痛恨の一撃、二撃。収まるところに収まってしまったなぁ、でも散漫な作りになってしまったなぁという印象です。それだけでマイナス2点とか3点とかいっちゃいますね。ああ、もったいない。これだけのアイデアがあれば、もうちょっとおもろくできると思うんですが。 でも個人的には、この映画に対して賛否両論がある理由がいまいちよく分からないです。いや、ふつうにおもろいやろう、と。たしかにアラはありますが、おもろくないということはないやろう、と。あ、ここまで言えちゃうということは、もしかすると俺もマルコヴィッチの穴にハマっちゃってるのかもしれないですねっ。というわけで、かなり7点に近い6点。こういう変態的なハナシは嫌いではないです。 [DVD(字幕)] 6点(2005-11-30 03:23:59) |
55. Dolls ドールズ(2002)
うーん、これは・・・。自分には分からないような難しい映画なのか、はたまた監督が撮りたかった画をずらーっと並べただけの映画なのか、どっちか判断がつかないくらい難しい映画ですね。難しいのか?どっちや。あかん、思考がぐるぐるなってます。おもしろいかおもしろくないかで問われると、まったくおもしろくなかったです。上映後、ずっと文句を言ってました。というわけで、監督ごめんなさい、3点です。他の作品は好きなので許してください。 [映画館(吹替)] 3点(2005-11-13 04:30:38) |
56. ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月
これほど画面に釘付けにならなかった映画も珍しいです。まったくおもろなかった。至極、単純なドタバタラブコメディ。それ以上でもそれ以下でもない。 「多用されるスラングが魅力の英語が聞き取れない」、「こういう三角関係な恋愛とか、どうでもいい」、「もともと好きじゃないレニーが太りまくり」、「むしろ、もともと前作も好きじゃない」。以上、この4つが揃った時点で、観るべき映画ではありませんでした。こんな言い方をすると怒られるかもしれませんが、男が観るべき映画でもないと思う。モテない不器用な女のエゴの塊のような映画です。 そんな「きれそうなわたしの2時間弱」でした。というわけで、3点です。 [DVD(吹替)] 3点(2005-11-13 04:11:27) |
57. ダンサー・イン・ザ・ダーク
「おもしろくない」という意味の0点ではなく、「自分には理解ができない」という意味の0点です。もうとにかく暗くて狂気としか言いようがない。ビョークの歌も自分にはやっぱりわけがわからんし、ラストもどうしようもない。救いようがない。ここまで自分と対極にある映画もめずらしく、ある意味で貴重な存在とも言えます。なので何年か経って見返してみると、10点になる可能性も秘めている・・・かもしれません。そんなわけで、現時点では0点をつけさせていただきます。未見の方は、相当な覚悟をしてまぁいちど観てください。 [DVD(字幕)] 0点(2005-11-13 03:05:41) |
58. 東京ゴッドファーザーズ
可もなく不可もなくといったところ。伏線があちこちに張り巡らされていて、どんどんイベントが発生していきます。なのでかなりテンポはいいです。手堅くうまいと思います。ただ、そこに一秒たりとも感情移入することができませんでした。 理由は自分でもいまいち分かっていませんが、手堅すぎてスリルに欠けていた、とか、あざとさを感じた、とか、キャラクターに魅力を感じなかった、とか、この作品がアニメでなければならない理由がいまいち見えてこなあった、とか、まぁ斬新な意見はひとつもないので割愛いたします。 ただ全体を通して、スピードは速いけど、ずーっとまっすぐで単調なすべり台に乗せられているような感覚でした。ストーリーが予定調和、というよりは、アニメとして予定調和だった気がします。というわけで、6点です。 [DVD(吹替)] 6点(2005-11-13 02:32:50) |
59. TAMALA 2010 a punk cat in space
映像のセンスはいいと思いますし、テーマや設定も悪くないです。が、なんせ中盤の語りが長すぎた。核となる部分を語りでのみ伝えてしまおうとする作品は、どうしても好きになれません。なんのための映像か、と。むしろ「映像ありき」でメッセージはどうでもええんかえ、と。映像はあくまで何らかのメッセージを伝えるためにあるべきだと思ってます。だからこの点数で。4点。 [映画館(吹替)] 4点(2005-11-13 02:11:20) |
60. ドラムライン
隊列移動のシーンで、ふと「ウォーターボーイズ」を思い出しました。 ただ、異なる点は「ウォーター」のほうは全員凡人なのに対し、 こっちはひとりの異才が全員を巻き込んでいくっていう構図。 アメリカのスポ根青春ものって圧倒的に後者が多いよなぁ。日本で生まれ育った良い子ちゃんの俺には前者がお似合いです。でも後者にあこがれたり。 ラスト手前まではベタながらもそこそこ楽しんで観ることができましたが、ラストは両チームともに「すごいドラム叩き合戦」の鑑賞会みたいになってしまって、「おいおいどっちがすごいねん」と、ただぼーっと眺めるだけでした。ベタならベタでオチまでしっかり徹してくれてもよかったかなぁ。個人的には中盤のドラムソロのシーンがよかったです。 というわけで、5点。 [DVD(字幕)] 5点(2005-11-13 01:24:56)(良:1票) |