41. 武士の一分
《ネタバレ》 いやいや、なかなかどうして思ってたよりもずっと良かった。今の時代にはそぐわないストイックな武士の生き方にも共感できるような丁寧なつくりでした。ただ、キムタクが時折見せる茶目っ気な表情が私をぷいっと現代に引き寄せるのが返す返すも残念。愛しぬいた嫁を自分の意思で追い出したとき、仇敵に二重に騙されていたと知ったときのあの無念な顔を彼ではなく、真田広之あたりで見たかったとつくづく思いました。でもまぁ合格点。壇れいはこんな嫁なら他の男に狙われても仕方ないと思わせる稀有な美しさでした。 [DVD(邦画)] 6点(2007-11-14 13:03:12) |
42. ナイト ミュージアム
《ネタバレ》 家人がレンタルで借りた。「良くてジュラシック悪くてジュマンジだな」と若干斜めに構えていたけど案外楽しめた。恐竜が骨を投げるよう尻尾を振って催促した瞬間から真剣に見た(笑)整合性への矛盾や展開の疑問はボツボツと沸いたけど、全般的にえんたーていめんと映画としてはかなり合格。 [DVD(字幕)] 6点(2007-11-13 15:39:21) |
43. 県庁の星
うーむ。10年間お役所の末席を汚した人間として言わせていただくと、税金コーヒーのような「小さな意識改革」みたいなものには成功しても、民間企業との癒着や談合なんかを中から改善できるはずがない。だって税金の無駄遣いを減らすために書類を2倍書いたところで誰も得をしないシステムだから、むしろサビ残増えて損だろ!そもそも性善説に基づいた制度改革には無理がありすぎなわけで、官庁を変えるには「外」から万力でメリメリエイヤッと蹴破るしかないのは厳然たる事実。そもそも「偏向した性格」「市民団体と関係」などと一度レッテルを貼られた職員は窓際行き決定。辞職後の暴露を恐れて責任ある仕事や金銭の絡んだ担当部署からは確実に外されて・・・あれ?何の話だったっけ?そうそう。確かにリアルな映画ではあったけど、リアルを追及するならば、この先の野村さんは外された出世コースに戻ることもなく、日常業務に忙殺されてく毎日。そこに喜びを見出せるかな。ま、出来そうか。 ここまで力説しておいてアレですが、映画自体は意外とつまんないかも。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-02-12 16:42:02) |
44. ショーン・オブ・ザ・デッド
《ネタバレ》 ゾンビにも人間にも緊張感なし。逃げているはずの人間たちが庭先ですれ違いざまに「ごきげんよう」「ごきげんよう」とご挨拶したところで大爆笑。しかしラストのバトルは一気に盛り上がり、緊張感も怖さも十分に堪能できた。ハッピーエンドなところもまたGOOD! [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-01-22 23:53:51) |
45. 犬神家の一族(2006)
フカキョンのはるに物申す!坂口良子版の良さが全部死んでいる。これはもう彼女が悪いというよりもキャストミスと吐き捨てるしかない。それから松嶋珠代も不足はないが、島田版の神々しいほどの清楚さや佐清を密かに思う気高さは感じられなかった。前作よりも大分説明的ではあったが、それでもわざわざ手の込んだこの映画の見所、逆さ吊り水死体の存在を納得させるものはなかった(笑)佐清のラテックスマスク演技は不気味さを助長していて良かった。今でも口を動かすシーンを思い出すと身震いがする。あと等々力警部のしゃべりが前作よりも数テンポ遅れ気味だったことに時代の流れを一番感じさせた。主役のはずの金田一さんは可もなく不可もなくといったところ。不可じゃないぶん石坂さんは凄いということか・・・。 [映画館(邦画)] 6点(2007-01-07 20:56:06)(良:1票) |
46. レッド・ドラゴン(2002)
三部作の中では真ん中。ハンニバルよりはマシかな程度でした。いや、でも一人で見るには勇気がいるかも。主人公の刑事にちょっと魅力が薄かった。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2006-12-22 00:33:29) |
47. マグダレンの祈り
《ネタバレ》 逃げ出したくてたまらないと思っていた少女。ある日裏口の扉がはからずも開いていた。出るところを誰にも見られなかった。出たらすぐにヒッチハイクの車が停まってくれて、しかも若い運転手が好意的に乗せてくれると言った。それなのに少女はまた扉の中に戻った。あのシーンの意味を今でもずっと考えている。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-09-19 02:47:03) |
48. ギフト(2000)
《ネタバレ》 神様から与えられる特殊技能だったら、何もこんな霊能力じゃないほうがいい。展開は予想の範疇だったけど、何となくカタルシスは得られたような気がする。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-08-03 12:25:18) |
49. コンスタンティン
《ネタバレ》 キアヌと悪魔ということでディアボロスとごっちゃになってしまったが、展開はすごく好みで印象に残る。あの双子女性とキアヌの絡め方がなんとなく切れ味悪くていまいち深みにはまれなかったかな。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-08-03 12:13:45) |
50. ウィッカーマン(2006)
《ネタバレ》 最初のアクシデントが刑事を誘うための呼び水だったとしても、そんな不可能すぎる手口が使えるスーパー民族なのに、結末に向けた行動があまりにも普通でしょぼい。ニコラス、トラウマまで抱えたあの事故のトリックを暴いてからじゃないと死ねないんじゃないか?と思った。無念すぎて(笑) 予定通りに刑事を運んできた飛行機のオッチャンが死ななければならなくなった理由がよくわからない。もしかしてあれも死んだふり? [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-07-27 18:16:33) |
51. クローバーフィールド/HAKAISHA
《ネタバレ》 色々と疑問やストレスその他諸々が鑑賞中ずっとまとわりついてきて、あんまり盛り上がりを感じませんでした。やっぱり素人投稿ビデオが面白いのは長々とした面白みのないストーリーからハプニングを数秒~数分に切り取っているからだと改めて実感しました。 人間は死を前にして「ワシが記録せねば!」という義憤にかられるものなのでしょうか?そういうのはマスコミ関係の人間特有の感情だと思うんですけどね。 特に、今回の場合、限られた数人だけが体験している映像ではないわけだし・・・。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-07-09 02:36:18) |
52. 大奥(2006)
《ネタバレ》 仲間ちゃんの大ファンなので映画館で見たいと思っていたが結局DVDで鑑賞。いやー良かった、映画館に行かなくて(笑) 相変わらず美しくてずーっとお顔を眺めていたい彼女の豪華絢爛着物ショーが拝見できたが、ただそれだけ。映画の魅力は非常に薄い。特筆すべき点があるとすれば高島礼子の腹黒面はかなりイケてる。本当それだけ。なんでこんな映画に出ちゃったんだろう、仲間ちゃん。ただ過去に一度もかっこいいと思ったことのない西島某がこの映画ではなかなか光っていて「稀代の男前」としての説得力もあった。 [DVD(邦画)] 5点(2007-11-14 13:11:20) |
53. 28日後...
ハッピーエンディング版を観たにもかかわらず、かなり後味の悪い作品。後半のグダグダな展開には観ていて疲れたけど、これを観て以来、ゾンビ物に出てくる警官や軍隊はとりあえず信用せずに見るクセがついてしまった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-01-23 00:02:53) |
54. THE 有頂天ホテル
《ネタバレ》 わざわざ映画館まで足を運んだのだからおもしろくないとは絶対に認めたくない。そんな気持ちで最後まで観て「よかったよかった」といいながら口数少なに家に帰った覚えがある。その後、最近テレビで再見。やっぱり「おもしろくなかった」と大声で言うことにした。こういうのはリアリティがなければ笑えない。支配人(役所)が元奥さん(原田)への見得(嘘)を突き通すために周囲に堂々と嘘をつき始めるところ辺りから萎えた。大事な仕事をクビになる危険性を考慮せずホテルや客に迷惑をかけ続けるホテルマンの存在なんて「ありえない」コメディだからって何をやってもいいって訳じゃない。香取くんの演技も正直泥臭くてテンポが悪すぎる。三谷監督は大好きなんだけど三谷映画にはいつもガッカリさせられるのも事実。でもまぁこんなボロカスに言いつつ次回作もきっと映画館に足を運んじゃうんだろうけどね。 [映画館(邦画)] 5点(2007-01-07 21:10:47) |