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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2002
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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41.  007/ロシアより愛をこめて
1作目のもっさり感が無くなって、打って変わって洗練されたスパイ映画に仕上がっています。この変わりようは何が原因なの、と思うほどです。 ロマの女同士の決闘場面やらベリーダンスやらは余興に過ぎる気もしますが、後半の列車内での対決場面から終幕までの疾走感あふれる演出でチャラになりました。殺し屋がつかず離れずついてくるサスペンス演出も冷やりとします。 S・コネリーボンドは渋さだけでなく、ユーモアの使いどころのセンスの良さに大人の余裕を感じさせて魅力的です。ボンドガールも美しく知的で、これぞ007映画の礎となった作品と思います。このあとに続くコネリーボンド作品がこのレベルを維持するのだろうと期待していた頃が幸せでした笑
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-01-09 23:18:33)
42.  野のユリ 《ネタバレ》 
ざっくり言うと通りすがりの男とシスターらとのハートフルな交流話。でもハートフルというにはシスター長は信仰心から発する言動が頑な過ぎ、その横暴レベルの要求に憤慨するシドニー・ポワチエ、の構図がコメディのようであり、単なる道徳教材とは一線を画す手触りとなっています。 ポワチエがとにかく良い。なんか、人として厚みがあります。やっと”まともな”食事にありつける!と感激の面持ちで食号の主人に注文をするシーンなんか、可笑しいったらないです。卵一個とミルクだけでは肉体労働は無理よねえ。 神が遣わしてくれた者だからって顎で使っていいわけではない、と思うんだけどシスターらは東ドイツから来てるのでしたね。なるほど、鉄のカーテンの向こう側で年を重ねるとこうも頑迷(で図々しく)なるのか・・と思ったりして。そこまで脚本が意図しているとは思いませんが。 スミスの夢が何だったのか詳しくは語らず終幕しますが、そのさらっと感がまたクールで心地よくもありました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-07-27 22:27:54)
43.  皆殺しの天使 《ネタバレ》 
世にも不条理な物語。「出られない」といってもわたしの知る既出のモノは雪に閉じ込められた山荘だとか、あるいは四角い箱に押し込められているといった外部要因によるものがほとんどで、〝自分の意志”で出ようとしないシチュエーションは初めて観ました。 これは、何なんだろう。浅薄な歴史知識を総動員するに、やっぱり独裁(フランコ?チリ?)政権の比喩なのかな。独裁者の現状を見過ごしてゆくうち、自由意志も奪われてゆく経緯があの家の中に凝縮されたかのよう。最初はブルジョワ層が標的になっているのも、フランコぽいなあ。最後にはどの階層の者も宗教家も身動きがとれないという恐ろしい展開を見せました。 ともあれ、深読みしてもしなくても奇妙で不穏な空気がクセになりそうな作品です。時折繰り返される場面はしかし一回目とは微妙に違っていて、ねじれたループのよう。ノイローゼになるご婦人、危機に瀕してむき出しになる人間性、白い手首がうろうろ。いやあー、怖い。ところで、手首がうろついていたとして、それを虫みたく叩き潰そうとするものですかね?攻撃に出るオバサンも怖かったなあワタシは。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-09-02 23:55:26)
44.  アラバマ物語 《ネタバレ》 
宣材スチール等ではG・ペックの姿が大写しなので彼が主役の話なのかと思っていたら、あにはからんや彼の子ども達の成長物語だったのですね。学校に上がりたての年頃の子の目を通して見る32年の米国社会。子どもだけど大人社会の諍いや差別などの現場に居合わせて社会の実相を学び吸収してゆく兄妹(とその友人)。 知的障害の隣人を事件の中心人物として世間に晒してしまうことはマネシツグミを殺してしまうこと。こんな高度な解釈を8歳やそこらで理解してしまうスカウト。彼女や兄を正しく導いてくれる父親が側にいてくれて本当に良かったです。強く正しく、そして頑迷ではない、”折り合う”知恵も携えた人物にグレゴリー・ペック。まあ前後50年にわたってハリウッド中を探しても彼以上にハマる役者はそういないのでは。当然のオスカーです。 スカウト役のメアリー・バダムも良いですね。おてんばな米国の女の子像はローラ・インガルスを彷彿とさせます。親子ともにアメリカの理想形が凝縮した良心溢れる名作であります。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-05-09 23:01:42)
45.  マドモアゼル 《ネタバレ》 
自分の情欲や憤懣やらを周囲に撒き散らかしておいてお天道様からも成敗されない妖女のお話。うへえー、となりました。 男を破滅させてしまう女の話とくれば、日本製の人情話なら女側にもそれなりの事情なり、汲んでやりたくもなるいきさつを抱えてそうなものですが、フランス女にはそんなもの無いんだねえ。ただただ悪い。冒頭からいきなり水門開けて村の民家水浸し。理由は特に無し(!)。 顔が仏頂面のJ・モロー。教師として生徒にアカハラする場面などはただのおっかない中年女なのですがイタリア人の林業労働者の男と情交にふける終盤は色欲全開。艶っぽいというレベルを超えてもはや禍々しさすら感じましたね。いやオソロシイ話でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-04-10 16:02:13)
46.  恐怖(1961) 《ネタバレ》 
全然知らなかった作品なんですが、サスペンスとしての出来の良さにびっくりしました。これがヒッチコックの手によるものだったら、名監督の代表作として不朽の名声を得ていたでありましょう。一体なぜに(ほぼ)無名なのかしら。 S・ストラスバーグの線の細い情緒不安定な演技は、こちらの疑念をかきたてるのにぴったりハマりました。冒頭の伏線も、実に鮮やかにどんでん返しの一助を担ってますし、プロットがとても良くできています。ああそれに窓の外に見える崖っぷちの車椅子。ラストのあの画は怖かった。直後に何が起きるか想像つくからだろうか。こんな風に直接グロい画を見せるのでなく、間接的に観る者の想像を煽るのです。良作です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-06-11 23:53:11)
47.  ドクトル・ジバゴ(1965) 《ネタバレ》 
画面いっぱいに広がる異国の広大な風景。その圧倒的な空間の広がりは映画ならでは。加えて男女のままならぬ悲恋、歴史の動乱、と長編作の必須事項をきっちり押さえた200分。さすがにおなかいっぱいになったけれど、第一次大戦から革命に至るまでのロシアの市井はとても興味深かった。初めて知ったこともたくさん。 赤だ白だバルチザンだ、と国内大荒れだ。登場人物らがやや情勢に流されっぱなしの感はあっても、致し方の無いことなのかもだ。何しろ前線から帰宅してみれば共産の名の下に自宅が他人でいっぱい(!!)だ。うわうわ。怖気づくのはそれだけではない。苛酷な鉄道の旅。扉を開けたらもう一枚壁がある。氷壁なのだった。それをばーん、と割って汚物を捨てる。この描写の容赦の無いこと。ロシアの大地がどういうものか、身にしみて分かろうというものだ。 しかもD・リーンは、絵画のような繊細なシーンも不意打ちのように入れてくる。陰影に満ちた室内に黄色いひまわり、エルサの城もかくやと思わせる、氷漬けの邸宅。その銀の輝き。 映像監督の手練が全編にわたって発揮され、画の力が恋バナの弱さを補って余りある。ロシア国内での撮影でないとは驚愕だ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-08-02 00:17:58)
48.  メリー・ポピンズ
メリー・ポピンズシリーズは小学生の頃に図書館で借りて全巻読んだ。ポピンズの見せてくれる摩訶不思議な魔法には心惹かれたけれど、メリー本人は冷たくてつん、としていてとっつきづらく、“乳母”という文化の無い日本人の子供だった私には苦手なキャラクターであった。“うたのお姉さん”とか“幼子に甘いばあや”などのイメージとは程遠い魔法使いなんである。 不思議ではあるが、ハッピーというよりはシュールなポピンズの魔法世界がディズニー映画かあ、と違和感を抱きながら大人になっての観賞だ。 私は正面切ってまじろぎもせずに幸福を演出してくるディズニー映画が、基本苦手である。原作者が危惧したという話にも頷ける。 しかし結論から言うと、子供の頃にすぐこの映画に触れることができるのは幸せなことだと感じた。ポピンズの性格が甘くなっては別の話になって目も当てられない。その点 J・アンドリュースは適役だった。背筋がぴんとして、凛としているポピンズの原作どおりのイメージをキープした。 ディズニーお家芸の表情豊かな動物たちのアニメや、この上なく上質な音楽に彩られ、原作よりずっと暖かく子供の心に添ってくれる仕上がりになっていると思う。もう大人になってしまったのが残念だ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-07-19 01:12:27)(良:1票)
49.  ロリータ(1962) 《ネタバレ》 
規制が厳しかったために、きわどい性に関する描写が無いんですって。そのせいか、テーマのわりに品の良い印象というか、おじさんの単なる悲喜劇にも見える。おじさん本人は大真面目で必死なんだが、なにしろP・セラーズがここでも薄気味悪い怪演をかますし、ロリータも高校生では大人の範疇に入ってしまうしで、少女の無垢さはすでに無いといった有様では「オヤジ気付けやーっ」と客としてはヤジをとばしたくもなっちゃうのだ。 だけど、面白かったですよ。スー・リオンは綺麗ですし、ロリータの可笑し哀しいオカンも存在感強烈。教授はこのオバサンを無駄にいじめて死に至らしめたわけで、罰を食らっても仕方ないのだ。 美少女ロリータのその後といえばこぶ付きの中流(以下?)家庭の一主婦かあ。手に入れたお金も、あの亭主ではあっという間に散財しそう。三者全員、人生がしょーもない所に行き着いたのかと思うと感慨深いですな。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-08-11 00:27:25)(笑:1票)
50.  バニー・レークは行方不明 《ネタバレ》 
兄と妹がセットで動くってなんかおかしいなあとは思いつつ、“サイコ”要素が入ってくるとは予想外。ネタをばらされてみると色々プロットに粗が見えてきてしまうのが玉にキズ。お母さん、娘が行方不明なんですから、しかも自身が疑われてるんだし「いや実はうちの兄、少しおかしいんですよ」と警察に相談しないかね。とは言っても、そう感じたのは観終わってからでのこと。鑑賞中は孤立してゆく母親の焦燥感とか事件の不思議感の引きが強くて、わーどうなるんだろう、と楽しむことができました。モノクロのシャープな映像も印象的です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-09-25 00:04:29)(良:1票)
51.  ミニミニ大作戦(1969) 《ネタバレ》 
人物をきちんと描けているのはリメイク版かなあ。オリジナルは仲間がいっぱい。でも数が多いだけでなんかひな壇芸人のごとき扱い。仲間に限らずマフィアも描き方はおざなり、コメディー色強し。でもミニクーパーが疾走する後半のカーチェイスの爽快感はオリジナルもなかなかのもの。建築中オペラハウス型?の屋根に上がって三方に散ってまた降りてくるって意味の無い観客サービスな演出も楽しい。撮影年を考えるとこちらの方が立派かも。ラストまさかのやじろべえバス・・いやいや。この投げ出した感じ、イギリス映画っぽい。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-12-10 00:51:20)
52.  秋刀魚の味(1962)
笠智衆がそこにいるだけで、もうなんだか安心している自分がいる。剛でなく柔の迫力、「ふぅん」という相槌のまろやかさ。「良かったじゃないか。戦争に負けて」とこの人ににこにこと言われると、そ、そうですねと涙ぐみそうになる。棒読み台詞にも慣れた。笠しかり、岩下志麻しかり、美しい日本人がここにいる。ひょうたん先生をあんまり苛めないでほしかったなあ。
[ビデオ(邦画)] 7点(2012-11-27 16:24:29)
53.  アラビアのロレンス
横長のスクリーンの下から3/5が白い砂で上が水色の空。その端っこから、小さい小さいラクダに乗った人影が現れて、あまりの雄大さにおお、とため息がもれました。映画の映像の力が炸裂している前半はとても魅力的、アラブのキャスティングも存在感大。後半、人が変わったようなロレンスの心情が理解しきれなくてちょっと残念。後の評価が毀誉褒貶するロレンスという人となりを、もう少し良く知りたかった。
[映画館(字幕)] 7点(2012-09-30 01:21:04)
54.  コレクター(1965) 《ネタバレ》 
テレンス・スタンプのサイコっぷりが今の時代になっても通用する(?)リアルさ。表情が、なんか変なんですよ。いつキレるか、観てるこちらはずーっと冷や冷やしている気持ちの悪さ。ラストにはたまげた。死んだら次、ってホントに蝶扱いなんだ、生身の女も。後味の悪いことったらこの上なく、なんでかと考えるにこんな奴が実社会で事件を起こしてニュースになっている世の中だからか。
[地上波(字幕)] 7点(2012-09-08 16:50:20)(良:1票)
55.  真夜中のカーボーイ 《ネタバレ》 
田舎から安易で馬鹿な夢を抱いて のこのこニューヨークに出てきたジョーを待ち受ける都会の厳しいこと、冷たいこと。うぅ、観ていてつらい。「カウボーイなんかに引っかかるのはゲイくらいなもんだ」とホフマンに看破されて半泣きのジョーが滑稽やら哀れやら。でもジョー、お前いい奴だなあ。ラッツォへの途切れない友情に涙、涙。
[ビデオ(字幕)] 7点(2012-01-31 14:37:36)
56.  イージー・ライダー
アメリカ白人は常に何かへの恐怖を抱いている、とボウリング・フォー・コロンバインで銃社会の根源を説いたのはマイケル・ムーアだったけど、実に40年も前に「アメリカ人はお前の象徴する自由が怖いのさ」とJ・ニコルソンが喝破していたとは驚いた。以後なにも変わっていないのかアメリカ人。デニス・ホッパーの慧眼に恐れ入る。ただのヤク中あがりのクッパ大王ではないんである。反ベトナム戦争当時の空気はよく伝わるし、音楽もぴったりで最高。スタッフ全員が口出しして収拾つかなくなったというLSDでラリっちゃってるシーンすら不思議な魅力をかもしだす、作り手の情熱ほとばしる作品。
[ビデオ(字幕)] 7点(2011-10-08 11:00:19)(良:1票)
57.  ブリット 《ネタバレ》 
マックィーンの人柄そのままのような渋さ。ジャクリーン・ビセットがとりあえず的に登場するのは さし色がないとあまりに味気ないと制作側も考えたからかしら。 アナログならではの無骨なカーアクションが圧倒的。悲鳴も台詞も一切なし。車体同士のがしんがしんとホイールがはずれる衝撃音のみ。見てるこっちが車酔いしそうになった。お話は余計なエピローグ一切なくだーん、と終了。渋い。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-07-05 13:40:43)
58.  暴力脱獄 《ネタバレ》 
これね、ルーク役はポール・ニューマンじゃないと思う。 刑務所の中にあってもクサらずめげず明るい根性で場をまとめていくので人気者になっていくけど、基本ルークって馬鹿なんだよな。 根性で二度三度と脱走するけど、本人が言ってるとおり「なんの計画もない」のですぐ捕まって戻される。そして看守からいじめられる。冒頭から公共物破壊で捕まるつーのも馬鹿者のやることだし、二度目の脱走では良い線行ってたのに、潜伏先でトラブル起こして見つかるシマツ。 そこへきて、ポール・ニューマンて俳優はそんな馬鹿に見えないんですよ。何かしらこう、理路のある行動をしてくれるのだろうと期待させてしまうので「あれ?」「おや?」と何度もルーク像を修正しながら鑑賞するはめになり、すっきりしなかったですね。 主演のポール・ニューマンより、助演でオスカーを獲ったジョージ・ケネディの方がはるかに印象強いキャラで心に残ります。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2024-04-12 22:38:24)
59.  白い巨塔
TVドラマの唐沢財前版は観てましたので、「本家」のこちらはどの程度ドロドロしてんのか、と大いに興味を抱いての鑑賞です。 映画版はやはりドラマより展開が早い、というか忙しいな。台詞説明も多いし。でも大学病院という高みで展開する権力争いのえげつなさはいかんなく描写され尽くしてて、わかっていても充分げんなりしました・・。 時代が古い分、洗練されることなきむき出しの欲望と言いますか、財前の義父は特に大迫力でしたねえ。 やっぱり古さが感覚に合わない部分もありまして、女優陣の演技やキャラ付け、台詞回しはもう絶滅した仕様のものですね。そして何気にホステスもお嬢様も強烈に毒舌。なんでなの笑。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2023-12-11 22:52:13)
60.  ピアニストを撃て 《ネタバレ》 
モノクロで雰囲気のあるフレンチ・ノワールのつもりで鑑賞してたら、どうもちょっとづつ路線を外されるのでかなりの戸惑いが生じました。 犯罪は起きているし人は死んでいるし逃避行もしてるケド、何故か全体的に呑気でぼんやりしてるのでシリアスになり切れてない感じです。むしろトリュフォーはあえてそうしてるのかも。 主人公の独白は自虐のような独りつっこみで笑えるし、甥っ子を誘拐した二人組も子供好きかよ、と言いたくなるほどのユルさを見せるので展開の割に緊張というものがありません。 ピアニストの主人公を巡る状況はかなり悲劇的なはずなのですが、そう思わせない監督のシュールな筆致。どういう鑑賞姿勢で臨めばベストなのか分からないまま観終えたのですが、こんな不思議な映画体験も嫌いではないです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-11-25 22:34:10)
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