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ロカホリさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1504
性別
自己紹介 先日(2023/6/10)PCが逝ってしまいました。
長年のデータが全てパーです。登録前のレビュー数十本も全部消えました。
バックアップは大事ですねえ。

皆さんも気を付けてください。

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641.  チャッピー 《ネタバレ》 
人工知能を搭載したロボットが自らの存在意義に苦悩したり悲哀がこれでもか!と描かれているのかと思いきや、割とエンタメに振っているので小さな子にもウケそうですね。それを狙ったと思われる配給会社の残酷シーンのカットが問題視されてましたが、特に気になる程でもなかったかなと思います。 育ての親となるギャングの影響を受け、悪い父親と優しい母親にのはざ間で揺れ動く純粋無垢ゆえの暴走や、チャッピーの成長につれギャングに芽生える親心など流れも悪くない。ロボやメカの造形、各シーンなど色々とオマージュ(と好意的に見ておきますが)もあり、ギャング一味もキャラが立ってて飽きなかったです。ただ、チャッピーの終盤の思考と最終的な選択を見るとあまりにもベタだなと思いました。ニール・ブロムカンプは日本のアニメも好きそうですね。
[映画館(字幕)] 6点(2015-05-29 00:31:32)
642.  アナベル 死霊館の人形 《ネタバレ》 
実在の悪魔祓いの事件を映画にした『死霊館』にも出てきた、これまた実在する呪いのアナベル人形。それがどのようにしてパワーを得たのか?という前日譚的なお話。1969年が舞台なだけあり、オーソドックスな古典的オカルトホラー映画のようなジワジワと迫ってくる控えた演出で悪くはない。年代的に合う狂信的カルト集団マンソン・ファミリーを持ってきたのも不穏な感じで、同じ系統の悪魔崇拝カルト信者に襲われたり、アナベルに悪魔が宿る導入部の流れは上手くまとまってたと思います。ただ、悪魔崇拝がらみの事件で妊娠中に不安定になる女性といえば『ローズマリーの赤ちゃん』を思わせるし、なによりマンソン・ファミリーが起こした事件をよく知っているアメリカの人にしてみれば、状況が似ていて不快な描写だった気もします。 教会や神父が出てきたり、怪奇現象が随所に起こり、悪魔が自分の存在を知らせ、狙った相手を精神的に弱らせ憑依を狙う、といういつものオカルト系にはよくある三段攻撃が繰り返されますが、最後はほぼ関係のない第三者が急に自己犠牲精神を発揮して助けていてなんか釈然としませんでした。ウォーレン夫妻が(とりあえず)仕留めないとダメでしょうに。いつ出るんだろうと思いながら観ててちょっとガッカリしましたね。
[映画館(字幕)] 6点(2015-03-02 23:58:55)
643.  シン・シティ 復讐の女神 《ネタバレ》 
原作未読。グラフィック・ノベルの世界を光と影のモノトーンで映像化した斬新な映像美は健在で楽しめる。前作の前日談と後日談で構成されており、無敵の女暗殺者ミホがデヴォン・青木じゃなくなってしまい残念だったけど、前作で逝ったキャラも登場するためファンは楽しめるでしょう。エヴァ・グリーンは『ダークシャドウ』と『300 帝国の進撃』で味をしめたのか、すっかりエロ悪女化してますがハマってて良い感じでした。 ただ、概ね悪くはないけどアクの強いキャラが少なく、エヴァのエロシーンばっかりでストーリーも間延びしてるし、黒い感情が渦巻く罪の街も緩くなったなと思った。今作のメインであるナンシーの自傷行為もやりすぎな気がする。顔面をやり出した時は「顔はやばいよ、ボディやんな、ボディを。」と、思わず三原じゅん子の名セリフを言いたくなりましたわ。
[映画館(字幕)] 6点(2015-01-11 00:25:10)
644.  寄生獣 《ネタバレ》 
原作既読。主要キャラは申し分のない配役なのでそれぞれのイメージは悪くはないモノの、自慢げに関係者が語っているVFXは予想通りのお粗末さだし、序盤からかなり駆け足で進行し原作のエピソードを改変改悪してぶっ込んできている。導入部や乗っ取られた母親とのシーンはもっと尺を取って細かく演出して欲しかったし分かりにくいので、未読の方は原作を一読するのをお勧めしますね。 既読者であれば誰もがイメージと違うと思った阿部サダヲは、起用発表を見て思っていた通りの愛嬌ある感情豊かな喋りでゲンナリしました。が、首を飛ばされ乗っ取られているはずの母親のアレを見る限り、この監督的には『母性』を重視しているようなので凄惨なシーンの多い本作を緩和するのに狙い通りの起用だったんでしょう。もともと異質な存在ではありますが、『母性』によりさらに他のパラサイトとは別に変化していく田宮良子というキャラクターはもの凄く魅力的な存在。テーマは複数ありますが、二部作とPG12と縛りの多い中ではそういう判断でもいいのかもしれませんね。 島田を仕留めるのが無意味でカッコつけただけの弓矢に改変していたり、シンイチを追って盗撮している誰かがミギーを撮っていても全く動揺していなかったり、最後に出て来た後藤が薄切りの人肉ステーキをモグモグした後に「ペッ」と吐き出したどう見ても収まらないだろと言いたくなるイヤリングなど、センスの無いシーンも多かったですが、上手く改変したなと思えるのがパラサイトが海から来たという設定。生命の母といわれる海から来たパラサイト。人間粛清のために地球から送られてきた?というのは良い変更。寄生獣は誰なのか?がより明確になっている。まあだいぶ緩和されてますが次の完結編でどう落とすのか楽しみです。
[映画館(邦画)] 6点(2014-11-29 19:18:22)
645.  喰女-クイメ- 《ネタバレ》 
原作未読。それぞれが一人二役を演じて劇中劇の役柄と現実がシンクロする展開は割と面白かった。このままの配役で舞台『四谷怪談』を公演してもウケが良さそうです。 無能なくせに欲望だけ強い男の愚かさも、表面上は平気なフリをしながらも内面じゃドロドロしている一途なまでに愛しすぎる女の狂気も上手く描かれてました。純粋で強い想いも逆に出ると怨念となり恐ろしいモンですね。市川海老蔵がちょっと前の私生活まんまであまりにもピッタリな役なので、コレを観てこうなる前に悔い改めてくれと奥さんは願っているでしょうな。
[映画館(邦画)] 6点(2014-08-27 22:00:24)
646.  思い出のマーニー 《ネタバレ》 
原作未読。宣伝の「あなたのことが大好き。」というキャッチフレーズや、唐突に「私の好きな杏奈!」「どうして私を裏切ったの!」といったクライマックス付近のやり取りを断片的に流しているあの予告編では、「これ観たい」と思わせることが出来たかは疑問。アレで興味をひかせられたかといえば、ジブリには王道的な物語を期待している人が多いし、単なる夏の少女たちの友情物語っぽくもあってスルーする人が多そう。観てみるとヒューマン・ファンタジーで良い意味で意表を突かれたし主題歌と控えめな音楽は世界観にマッチしていている。北海道の自然やミステリアスな雰囲気の洋館と金髪の少女の雰囲気も良かった。そこら辺を上手く引っ張って好奇心を掻き立てればいいのに、劇場でガラガラな劇場を見ると予告で損をしてるとしか思えなかったです。多感な少女の複雑な環境と母親の悩みに焦点を当て、マーニーとの関係もなる程と思わせてくれるオチは悪くなく、美術や作画関係も丁寧でさすがジブリと思わせるだけにもったいなかった。 スポンサーや多くの会社の思惑が絡んで大作でやらなければいけないジブリでこの内容はやりづらかったかもしれない。脱宮崎を掲げるなら、今後は内容に合わせて小規模公開ってのも有効な手だと思うけど、それだとジブリの大所帯じゃ製作費に見合わないんだろうな。長編作品から引退を宣言した宮崎駿無きジブリ。その屋台骨を支える存在にならなければいけない米林宏昌監督ですが、試練の二作目だった感がありますね。ジブリには色々な噂がありますが、これを糧にして頑張ってもらいたいです。
[映画館(邦画)] 6点(2014-07-26 21:39:25)
647.  GODZILLA ゴジラ(2014) 《ネタバレ》 
日本の第一作目をベースに色々と付け加えたリニューアル?ハリウッド版ゴジラ。原点回帰的な内容なので概ね満足できる出来なのではないでしょうかね。ギャレス・エドワーズ監督は『モンスターズ/地球外生命体』で脚光を浴びてましたが、アレと同様に焦らして焦らして寸止めという演出なので、ゴジラ登場シーンはテンション上がりました。ただ、デザインに関しては前のマグロ大好きなアレよりはマシなものの、かなりメタボリックなのが残念。顔つきもそうだけど、胸から首回りなんかは太すぎて甲羅をとられたワニガメにしか見えなかったし、足が映った時はガチャピンかと思った。あと、背びれが徐々に光を帯びて放射熱線をぶっ放すトコは燃えましたが威力イマイチ。格闘も正攻法的なのでもっと圧倒的な強さを見せて欲しかった。荒々しさがなく優等生らしいのは、ゴジラの役回りが天災じゃなく平成ガメラっぽい地球の守り神的な存在にしたからなのかな。まあ地球の守り神でも常に人類の味方とは限らないし、今後どうなるか楽しみではありますね。突っ込みどころが満載なのは秘密。
[映画館(字幕)] 6点(2014-07-25 23:54:18)
648.  300 <スリーハンドレッド> ~帝国の進撃~ 《ネタバレ》 
スパルタの豪快かつ豪胆な勇猛果敢なる300人の男たちを描いた300(スリーハンドレッド)。スタイリッシュな映像美で容赦の無いえげつない描写も美しくありました。その続編となる今作ですが、神話の世界のような異形な異教徒を思わせたペルシア軍はクセルクセス王は相変わらずイイ味を出してますが、すっかり毒気を抜かれたかのように並の人たちの集まりになっていて拍子抜け。それを補うためか、妖艶で冷酷かつ優れた戦闘能力を持った女傑アルテミシアが出てきますが、彼女はキャラも立っていて良かったですね。 今回の主役デミストクレスは前作のレオニダスがあまりにも凄かったため、大きく割りを食ってしまった感がありますが、いかんせんスケールダウンした人にしか見えない。男気の塊でグイグイ周りを引っ張ってくれるカリスマ性を併せ持ったレオニダスの後任には荷が重かった。脇を固める人たちも、また父子ネタをやってるし、キャラが薄く印象に残らずイマイチだったかな。荘厳な音楽とビジュアルは前作を継承してて良い感じでしたし、ほぼ同時軸での物語で悪くはなかったんですけどね。
[映画館(字幕)] 6点(2014-06-21 22:16:46)
649.  アメイジング・スパイダーマン2 《ネタバレ》 
リブート第二弾ですが、敵も複数出てきたし、だいぶストーリーも変えてきたので新鮮味があるかな。エレクトロが電気とともに走りまくる映像や縦横無尽に動きまくるスパイダーマンのアクションは凄かったです。コスチュームもカッコ良くなってますね。 キャラそれぞれに焦点を当て1作目よりだいぶ軌道修正できた気がしますね。親友だったハリー、電流を操るエレクトロは悪になる動機が不憫で、逆恨みとはいえピーターが誠実な対応をしていたら強力な味方になれたのになと思いました。スーパーヒーローとして街を守ってはいるけど、そこら辺はまだ配慮が足りず、言葉遣いも含めてチャラさが抜けてない未熟な若者ってトコか。そのせいもあってかグウェンを亡くしてしまいますが、重要な出来事なのにあっけなかったのが残念です。終わってみるとライミ版のように苦悩と葛藤とスーパーヒーローとしての成長の物語でしたが、シリアスなシーンと軽いシーンの組み合わせがいまいち良くない上に詰め込み過ぎなのでので、ヘビーな出来事も軽く見えてしまいもったいないな気がしました。 【余談】エンディングの途中で全く関わる予定のない映画の煽り映像を入れるというのは理解できません。BDではカットなんだろうけど、アレを観たら誰もが次に出てくると思ってしまうし、経緯を知ると作品を台無しにされた感があるんですけどね。大人の事情の前ではファン心理は無視ですか。
[映画館(字幕)] 6点(2014-04-28 23:20:13)(良:1票)
650.  魔女の宅急便(2014) 《ネタバレ》 
原作未読。原作は児童書なんですが、ジブリのアニメ版を原作と認識してる人が多いんだろうな。プロレスラー、アントニオ猪木の名台詞に「出る前に負けること考えるバカがいるかよ!」ってのがありますが、今回の実写化の話を聞いて誰しも負けを考えたでしょう。監督はホラー命の清水崇が抜擢とヤバイ気配がギュンギュンしてましたし、宮﨑駿が相手になってしまいますしね。ただ、予告編を観てみたら思いのほか悪くなさそうだったので観に行きました。些細な事で怒鳴り散らしキレ芸か?ってくらいにクドかった人もいましたし、全体的に島民の極端で過剰な演技が多いのと切れのない演出や、ふくよかな方が雨中で急に歌い出した時など、かなり微妙な空気が流れたものの、それなりにまとめてあります。キキはキキらしく元気で愛嬌があって明るく前向きでいたし、キキの両親やおソノさんは配役ピッタリ。グーチョキパン屋をはじめとした美術関係、主要キャストの衣装なんかも良く出来ていたので全体の雰囲気づくりにかなり貢献してるかな。まあ頑張りましたね。
[映画館(邦画)] 6点(2014-03-06 00:03:38)(良:1票)
651.  マイティ・ソー/ダーク・ワールド 《ネタバレ》 
今回のソーは、戦闘に関してはほぼ良いところがなくフルボッコ状態なので爽快感がイマイチですね。アベンジャーズ最強クラスのソーがあそこまでヤラれちゃうのはかなりの強敵なんでしょうけど、描写も薄く尺が短いせいもあって全体的に物足りなさを感じます。ただ、アベンジャーズを挟んでのシリーズ2作目となり主要キャラの余裕もあってか、合間に挟む小ネタがことごとく面白い。ソーだけが扱えるムジョルニアをムニョムニョと愛らしいネーミングを付けたダーシーがらみは全部ニヤニヤしてしまいました。あと宿敵のロキ。妖しげなツンデレタイプで腹黒いという主役を張れるレベルの面白いキャラですが今後どう絡んでくるのか楽しみです。
[映画館(字幕)] 6点(2014-02-02 23:03:43)
652.  ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE 《ネタバレ》 
冒頭に各々のキャラ紹介があるし作中も分かりやすい説明を違和感なく挟んでいるので、それぞれしか知らないファンもある程度は理解出来たと思います。ただ、TVスペシャルを見ていないと理解できない今回のルパンの動機はどうなんでしょうね。それに舞台が日本だけあってコナン側のキャラがあまりにも多いし、無駄なゲストキャラもいるので銭形が完全に割りを食って出番が少なく勿体無い。色々と詰め込みたいのは分かるけど、せっかくの劇場作なのでもっと人選をしっかりしてシンプルに思い切りやって欲しかった。なんせルパン側はメンバー4人+銭形だけですしね。でも例年定期的に放送している大雑把で投げやりなTVスペシャルに比べればはるかに面白かったです。
[映画館(邦画)] 6点(2013-12-07 23:17:32)
653.  悪の法則 《ネタバレ》 
 単独で主役を張れるスターが複数出ていて監督がリドリー・スコット。期待感がありましたが、それぞれが微妙に絡み合っていて会話シーンが多くあって難しそうですが、至ってシンプルなお話ですね。欲をかいた弁護士がイリーガルな物に手を出したため、本来のお仕事で勘ぐられてしまい関わった人間もろとも痛い目に遭うという教訓のような作品。邦題や予告編はやり合うようなサスペンス調だけど全然違うし、原題の『THE COUNSELOR』の方が合ってるな。権力側じゃない人は楽をしないでコツコツが一番ですね。権力側についたつもりの人はご愁傷様です。無駄にエロやグロがあるので注意が必要。特にバイクの兄ちゃんの末路なんかエグいだけでホント無駄。 どうでもいいけど、人の物を奪い取るのが趣味で悪の根源のような役だったキャメロン・ディアスは、クドいメイクのせいも合ってヘドリアン女王に見えてしょうがなかったです。
[映画館(字幕)] 6点(2013-11-17 23:31:31)
654.  地獄でなぜ悪い 《ネタバレ》 
登場人物がそれぞれ突っ走る感は良かったですし、ところどころにあるブラックすぎるギャグも悪く無く出演者がノリノリで演じている。そのテンションを維持できている要因が映画バカの平田を演じた長谷川博己の頑張りかな。まくし立てるようなマシンガントークは凄かったです。愛すべきバカが多く、いろんな映画のオマージュらしくきシーンもあるのでニヤニヤして観てましたが、あまりにもハイテンションな世界観は好き嫌いが別れそうですね。でも、堤が演じた池上組組長のように「全力歯ぎしりレッツゴー♪」が脳内でずっと繰り返されてる方が多いんじゃないでしょうか。中毒性抜群な曲でした。 引退宣言をした坂口拓がらしい役で出ていてビックリしましたが最後の作品(?)になるのかな。北村龍平がVERSUS2を撮る予定だから引退させないと語ってましたが、そうなることを望みます。
[映画館(邦画)] 6点(2013-10-09 22:23:24)(良:1票)
655.  エリジウム 《ネタバレ》 
SFでよくある富裕層と貧困層の図式で、まんま今の世界の至る所で見られる格差社会。そこら辺をググっと盛り込んだ社会派なのかな?と思いつつ観てましたが、アパルトヘイトを皮肉って傑作だった第9地区ほどのインパクトは無かったです。マット・デイモンは好きな俳優ですが、彼クラスを主役に配してしまうとハリウッド大作で無敵のヒーロー然としたモノと捉えられててしまうかな。ジョディ・フォスターの悪役も様になってたけど、あの末路ではイマイチで、結局ドンパチばかりが目立ってしまってやってるコトも凡庸だったのが残念。世界観は面白く、エリジウムなどの映像も凄かったのでもっと内情を観てみたかったですね。まぁなんにせよ、なんであそこまでセキュリティが緩々なんだろう。「セ○ムしてますか?」とセキュリティ会社のCMに出ていた長嶋が空き巣被害にあっていたのを思い出しました。あと、第9地区で主役を演じたシャールト・コプリーがエリジウムに近づく未確認船を地球からロケットランチャーをブッ放し撃沈して守っているという無理のある設定のエージェントで出演してますが、クルーガーという怖そうな名前と見た目で颯爽と出てくる割に、いきなり撃墜し損なったり、主人公を何度も逃したり、挙句には顔面吹っ飛んで死にかけたりでズッコケ担当かと思いました。背中には日本刀を背負って手裏剣も投げたりで中二病?という風情で魅力がなかったな。
[映画館(字幕)] 6点(2013-09-28 21:22:23)
656.  許されざる者(2013) 《ネタバレ》 
オリジナルは観ていますが、20年近く観てないですね。おそらく当時とは感想もだいぶ違うと思うので見直そうと思っています。 まさかアカデミー賞まで獲ったイーストウッドの名作を日本が逆リメイクするとは思いませんでしたが、開拓時代の北海道が舞台となり無骨なドラマも上手く日本に変換できていると思います。雄大な北海道の風景と町をまるまる作ったセットは西部劇のオリジナルに負けてない見事さだでした。主要出演者は達者な人たちばかりなので、それぞれの立ち位置を含め巧く演じていて安心して観られますし、先住民族との問題も北海道ということでアイヌを持ってくる辺りも悪く無いですが、最後の凄みを含めたラストシーンを変更しちゃったのはなぜだろう。自らは去り、後進に道を譲る形にしたのは『許されざる者』としてのケリの付け方だったのかな。 まぁ誰しも誰かに対しては『許されざる者』なんでしょうね。私もそうなんだろうなぁ。
[映画館(邦画)] 6点(2013-09-19 23:55:54)
657.  マン・オブ・スティール 《ネタバレ》 
マーベル勢にDC勢、アメコミヒーローもだいぶ出揃ってきましたが真打ち再登場となりましたね。『リターンズ』の路線でも良かったと思いますが、今後どんな作品が見られるか楽しみです。が、あのテーマ曲が流れなかったのは賛否両論でしょう。『リターンズ』であの曲がかかった時は胸が高鳴りましたけどね。『バットマン』のようにリアル志向になって人間的苦悩を見せるには、あの曲は華やかすぎると思ったのかな。 『ダークナイト』の成功も新しいノーランが製作、『300』のザック・スナイダーが監督となれば期待しない方がおかしいと思いますが、生みの親にラッセル・クロウ、育ての親にケビン・コスナーを持ってきて人間ドラマの重みが増していると思います。ただ、スーパーマンになるまでの葛藤と苦悩が描かれていたかというと若干残念な出来かな。リアリティを求めるのもいいけど、スーパーマンは完全無欠で他を超越した正義の存在で良いと思うけどね。 おそらく過去最速じゃないかと思うくらいの飛行シーンと高速バトルは映像も凄く見応えがありましたわ。
[映画館(字幕)] 6点(2013-09-19 23:55:11)(良:1票)
658.  ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 《ネタバレ》 
前作『破』でミサトは「行きなさい!シンジ君!」と背中を押したくせに14年後の世界では新スタッフと一緒にシンジに嫌悪の目を向け拒絶気味。『破』のラストから14年間の経過描写や説明が少なく現状を把握できず、ゲンドウ=ネルフとミサト=ヴィレの善悪の立ち位置も判別しづらいな。実行側と阻止側ってのは分かりますけどね。前作『破』で覚醒してやる気になったシンジが無力化というか無意味な状態になったのが一番ガッカリ。「自分も世界もどうなってもいい!せめて綾波だけは!」とレイのために行ったシンジがレイすらも救えなかったという現実から絶望感でまたダメな子に戻っちゃったのがなんとも。また欝な展開になっちゃうんですかね。今度こそシンジだけは幸せにしてくれるんじゃなかったの?今度はエンターテインメントを目指すって話は?また病んじゃったの庵野?って思いました。完結へ向けて1度絶望感を漂わせるにしても、欝な展開を見せオタ歓喜の「これがエヴァだ!」みたいなのはもう止めていいと思うけどね。結局は何をやっても何度繰り返してもメビウスの輪からは抜けられないのかねぇ。不況と不幸な出来事の連鎖の日本に活力を与える内容が観たかったな。 ただ、希望はラストのあの三人。絶望から立ち上がり歩き出したあの三人に一縷の望みを託したいトコですね。
[映画館(邦画)] 6点(2012-11-17 18:52:10)(良:2票)
659.  アウトレイジ ビヨンド 《ネタバレ》 
北野作品では初の続編となりましたが、たけし曰く2と付けるのは嫌いだとか。『ビヨンド』には『~の先』『~の向こう』などの意味があるそうで、今回は前作『アウトレイジ』の向こう側のお話、というわけですね。前作の生き残りである各々への落とし前という作りですが、前作の濃厚で見応えのあるやり取りはほとんど無く、なにかある度にワンパターンの銃乱射で末路を描く事の繰り返し。東西を代表する暴力団同士の抗争ながら、関西側の一方的な処刑とも言えるアッサリした結果ばかりに終始するので飽きがきますね。詰将棋みたい。韓国系の人らもおさわり程度だし抗争の場の構築までに時間が掛かりすぎで脚本と演出がイマイチだった。あと、これも狙ったというリズムのない音楽も残念。せめて予告編で使ってたようなメインになるテーマ曲風なモノは入れた方が作品として引き締まったのではないか。 一番残念だったのは大友を裏切り二代目山王会の若頭にまで出世したインテリヤクザの石原の扱いかな。神経質で子犬のようにキャンキャン吠えるばかりで前作のような他者を見下す冷淡さ冷酷さがない。子供が癇癪を起こしてるようで凄みも怖さもなく滑稽にしか見えない。たけしによるとソレを狙ったようだけど、あまりにも過剰な演技で浮いて見えてしょうがなかった。前作のイメージのままの方が良かったと思う。関西ヤクザ勢では西田敏行が出てますが名前だけって感じで有り難みがあまり感じなかった。その代わりに隣に並び立っていた塩見三省の『どうみても本職』な面構えと恫喝にはビビりましたけども。 東西のヤクザ界を転がす役として小日向文世演じる刑事片岡はズバ抜けて存在感がありました。ヘラヘラとしながら相手を値踏みし狡猾に立ち回る。一番悪いのは国家権力を傘に好き放題してヤクザ界をかき混ぜてたこの人でしたか。大友のケジメのつけ方には納得ですね。
[映画館(邦画)] 6点(2012-10-08 22:04:36)(良:2票)
660.  プロメテウス 《ネタバレ》 
『人類の起源』という仰々しいテーマながら、リドリーらしく結局ソッチに振るわけね、という万人が予想できる落ち。映像やメカ関係のデザインなんかは見応えがあるのでSFが好きな人には良いかもしれませんね。 ただ、色々とツッコミどころが満載。アンドロイドが黒い液体をクルーに飲ませたり妙な行動をするのはエイリアンと同様ながら、あんなのは事前に情報を得ていないとできないし、OPの白い人が人類の起源なんだろうけど、飲んだ量は違えどなんで末裔はあーなるのか?よく分からんですね。ディテールが大雑把というか投げっ放しなので疑問点ばかりです。 人間と遜色ないアンドロイド、遺跡の内部を自動でサーチし3Dマップを構築する装置、生命活動を維持しながら長期間睡眠するポッド、おまけに全自動でなんでも手術してくれる医療機器なんて超ハイテク仕様ながら、なんで探索の時は個別に持っている現代の懐中電灯並なんだろ? まぁそれなりに楽しめたのでいいけど、『人類の起源』に触れつつも逃げたとしか思えなかった。彼らと全く意思疎通が取れず肉弾戦になるのはガッカリだったかな。
[映画館(字幕)] 6点(2012-09-18 22:59:07)(良:1票)
060.40%
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2614.06%
31268.38%
415810.51%
525016.62%
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819913.23%
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