681. 大魔神怒る
《ネタバレ》 今度は水から出てきました(笑)。 えっと、個人的には高田美和さんよりも藤村志保さんの方が好きですね。光りやまねこさんお書きの通り、「十戒」のようなシーンが迫力です。 <2006年4月21日追記>Gyaoで再視聴。やはり第一作に比べると、魔神のえもいわれぬ残虐性や、何を考えているかわからない不気味さというのが薄れてしまった気がする。単なる人形的な動きというよりは、志保さんを助けた後に磔台を十字架か剣のように見立てて持って見得を切ったりするあたりや、風を起こして火を消したり逆に火を使ったりといった小技を見せるようになったのは、何か一作目の魔神らしさが消えてしまった感じで、ちょっとガッカリさせられる。力でねじ伏せる暴力性とゆっくりと迫り来る恐怖というのがポイントだと思うのだ。作を重ねるごとにそれが薄れていってしまうのはシリーズものの宿命か。 ところで、魔神の棲む島は琵琶湖の竹生島のようだね。現在はカワウの被害に立ち枯れている。これも生態系を変えてしまった今の人間への警告なのだろうか? [映画館(字幕)] 7点(2003-11-17 10:54:15) |
682. 対決(1989)
時代は冷戦ムードも終わりに近づき、かつての戦場の英雄(ベトナムとアフガニスタンね)であったロイ・シャイダーとユルゲン・プロフノウという、時代に取り残された男達の、大人の戦争ごっこを描いた作品ですね。雪の国境線で緊迫する対立が続くシーンはドキドキします。フランケンハイマーらしい男臭い映画に仕上がりました。 7点(2003-11-17 10:42:40) |
683. 大空港
雪の飛行場は怖いね。 7点(2003-11-17 10:36:48) |
684. スターシップ・トゥルーパーズ
巨大な虫! 怖いですねえ。それと戦う人間の側の無力なこと! 学校の優しい先生が、軍隊で鬼教官になっている! マイケル・アイアンサイドはやっぱり後者の役が似合っているね。特撮も凄さは圧巻ですが、ストーリーが弱いのがもったいないです。何も宇宙空間にまで恋愛沙汰を持ち込むなよ(苦笑)。 7点(2003-11-17 09:46:00) |
685. シェルブールの雨傘
突然踊り出したり、歌い出したりするのは違和感有りまくりですが、今や大女優のカトリーヌ・ドヌーブの可愛さに、この評価です(微笑)。 7点(2003-11-17 09:19:54) |
686. フレンチ・コネクション
カーチェイスシーンの素晴らしい映画として、「ブリット」と並ぶ作品だと思います。ただ、ラストが今ひとつスッキリしないのが残念ですね。 7点(2003-11-17 09:04:00) |
687. ブレードランナー
カルトムービーとしていろいろと取りざたされるのだが、いまひとつその良さがわからない作品のひとつなんですよね(汗)。レプリカントという存在と人間を比較し、ルトガー・ハウアーに代表される、前者の方がより人間らしいという結論なのだろうか? ショーン・ヤングの美しさは光っていたけれど、ストーリーから受ける衝撃というか迫力が私には今ひとつ伝わらない作品でした。もちろん小物や特撮の見所はあったけれどね。 7点(2003-11-17 08:51:48) |
688. ダーティハリー5
時代の変化は、イーストウッドを老けさせ、ハリー・キャラハンの野性味も失わせたということでしょうか。しかし、なぞ解きの要素を前面に出した本作は、それまでのシリーズと一線を画した意味で、多少目新しい気もします。ただ、みなさんお書きの通り、年取ったキャラハンが走り回るシーンは痛々しい気もします。 7点(2003-11-17 01:37:41) |
689. ダーティハリー4
《ネタバレ》 前作(3)で落ちた内容が、今作ですこし回復しましたね。イーストウッドの恋人登場です。公私混同も甚だしいと思います(笑)が、美人だからまあいいでしょう。ああいう美人キャラが悪役をやるというのもいいですね。「カレンダーガール殺人事件」のシャロン・ストーンとダブります。 7点(2003-11-17 01:35:00) |
690. メンフィス・ベル(1990)
テレビドラマ「爆撃命令」のようなハードボイルドでもなく、青春モノとしての作品になっていますね。B29は憎々しげな印象がありますが、B17は結構好きなのは、日本を爆撃したのがほとんど前者だったという点と、後者はよく落とされたというのもあるのかもしれません。牛のように編隊を組み、カウボーイのような戦闘機に守られていても、オオカミたるドイツ軍戦闘機(文字通りフォッケ”ウルフ”がいますが)に狙われ、簡単に撃墜される日常。そこを生き抜いていく人間の葛藤が、さらっと描かれています。同じB17を舞台にした映画だと、「アメージングストーリー」の方が個人的には面白かったです。 7点(2003-11-17 01:06:59) |
691. 戦火の勇気
デンゼル・ワシントンの役が好かったです。「藪の中」という感じで、メグちゃんとマット・ジミーちゃん・デイモンの真実が描かれるわけですが、その法廷シーンが面白いですね。人間にはいろいろな面があるということを感じさせる作品です。 7点(2003-11-16 17:59:25) |
692. 1941
三船敏郎と観覧車が笑えます。あまり何かの意味を考える映画ではないと思います。単純に馬鹿馬鹿しいだけなのかな。 7点(2003-11-16 17:52:39) |
693. 史上最大の作戦
コーネリアス・ライアン原作の映画化には、土台無理があるんですよね。なにしろ膨大な資料を基に、当事者へのインタビューや戦史を再現するわけですから、3時間でも足りないくらいな情報量があるわけです。それを上長にならずに一貫したストーリーにまとめることは相当な難問なわけです。本作もその難関を突破できず冗長になってしまいました。前日に降下した101空挺師団、オマハに上陸するアメリカ軍、別のビーチのイギリス軍、守るドイツ軍の前線陣地、西部方面軍司令部、カーンやサンメールエグリーズの町など場所がバラバラな上に、画面がモノクロのため軍装の区別もつきにくく、それがわかりにくさを助長している感じがあります。同じライアン原作の映画「遠すぎた橋」(追記☆本のタイトルは「遙かなる橋」☆)は、本作よりはまだまとまっている感じがすると思います。ちなみに、両方の作品に参加している有名な俳優がいます。誰でしょう?(笑) 私の大好きな俳優です。 <2004年2月22日追記☆から☆まで> 7点(2003-11-16 17:45:13) |
694. 楢山節考(1983)
それぞれの役者の、体当たりの熱演が光る作品だと思います。江戸時代にはこういうことが日常茶飯事にあったのだと考えると、今の世の中はいいですね。 7点(2003-11-16 17:35:30) |
695. ビルマの竪琴(1985)
モノクロの前作に比べては物足りない印象はありますが、それなりに見るべき価値はあるとは思います。中井貴一の演技は思ったよりも良かったと思います。へちょちょ星人さんも書いてますが、北林谷栄が印象変わらずに同じ役をやっているのは面白いですね。 7点(2003-11-16 17:34:05) |
696. フルメタル・ジャケット
前半の訓練シーンで狂気に満ちたスナイパーが上官を射殺するシーン(「シャイニング」のジャック・ニコルソンを彷彿とさせる)、後半のミッキーマウスの歌を唄いながら行進するシーン(私はなぜか「2001年宇宙の旅」を連想しました)。この二つに集約されるような狂気がテーマでしょうか。ジャングルでの戦いを出さずにベトナムを描くというのがキューブリックの狙いだったと聞いていますが、すでにイメージとしてジャングルの印象ができあがっているので、違和感を感じました。そういうあらゆる意味で観客をはぐらかすのが監督の狙いだったのかもしれません。狂気はじわじわと感じました。 7点(2003-11-16 16:41:04) |
697. クイック&デッド
皆さんお書きの通り、シャロン・ストーンが格好良かったですね。ストーリーはだいたい想像のつくものですが、ジーン・ハックマンがああいう役をやるから引き締まったのかもしれません。そこそこ面白かったと思います。 7点(2003-11-16 16:22:28) |
698. キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
クリストファー・ウォーケンが出ているとは知りませんでしたから、いきなり出てきてビックリでした。やっぱり好い味出してますね。ストーリーはそこそこ面白いと思いましたが、デカプリオが17歳というのも無理があるかも。 7点(2003-11-16 00:36:14) |
699. 戦場のピアニスト
《ネタバレ》 予告を見たときの期待度は8から9点は行くのかなと思ったのですが、観終わった正直な感想は、期待が大きかっただけに物足りないなという印象です。「ホロコースト」や「シンドラーのリスト」のように強制収容所の中を描いたのではないが、ゲットーでの迫害の様子は描かれていたのは、新たな実状を示す意味はあったと思いますが、時間の経過に対する描き方が、歴史を知らない人には今ひとつ伝わりにくかったと思います。1939年、1943年、1944年、1945年のそれぞれの段階での戦況やを知らない場合、年号だけではその背景を理解するのが難しいと思われます。実際のところ、1939年から1945年の初春までは、ポーランドはナチスドイツの支配下にあり、その中でのユダヤ人迫害だけでなく、ポーランド人への迫害もあったわけです。また、ソ連軍はポーランドの解放者というには語弊があると個人的には感じています。たしかに、強制収容所やゲットーの開放に関与したとは思いますが、1939年にポーランドをナチスの手に渡した背景には、ソ連との密約があったわけだし、1945年にワルシャワを目の前にしたソ連軍が、ナチスドイツに対するポーランドの市民蜂起を見殺しにしたのも事実ですから。主人公のピアニストは、そういうことはほとんど知らずに、迫害を避けて隠れていた設定ですから、ああいう描き方になるのも仕方ないのかもしれませんね。もちろん、市民蜂起の場面を目撃するシーンも描写されていますが、あれは、1945年の大規模なものではないのです。ただ、ポランスキーはああいう市民蜂起がありそれがナチスによって押さえ込まれたという事実を描きたかったのでしょう。主人公は外に出ることはできないから、1945年の大蜂起は描けないかわりに、あのシーンを入れることでそれを代弁させたかったのかもしれません。射殺されて路上に前のめりに倒れた女性の死体の脇を、主人公が逃げていくシーンは印象的でした。その後の彼を助けたドイツ軍将校が収容所で死んだというのは残念でしたね。ところで、主人公の隠れていた、病院の前の建物を砲撃する戦車なんですが、あの時期(1944年でしたっけ?)に4号D型らしきものが現役だったんですかね?せめてFIIかH型だったのではないでしょうか? 7点(2003-11-16 00:33:39) |
700. 9デイズ
そこそこ面白かったです。「遠すぎた橋」の頃は活発なアクションもできたサー・アンソニーも、近年は身体が重そうですね(苦笑)。"Get in the car、 bitch!"という台詞が2回働きましたね。コメディとして見れば、CIAの職員としての無理な設定も問題ないのかな。 7点(2003-08-15 20:12:00) |