61. 忍びの者
この映画に登場する忍者は、何だかみんなプロ意識が薄いよ。「忍者には一人の女を想ってはいけないという、固い決まりが有るんだ」って、意思弱すぎだよ雷蔵さぁーん。けど楽しかった。物語のサプライズが前半にあり、忍者アクションは定番ながらふんだんに盛り込まれ(個人的に一番凄かったのは魚釣りだけど)、ラストは迫力ある合戦シーンで魅せる。猛毒をもモノともしない信長のパワーが光ります。 6点(2004-09-07 04:25:59) |
62. 大菩薩峠(1957)
富士山をバックにした大菩薩峠、この雄大なファーストシーンが物語の壮大さを想起させる。ふてぶてしくどす黒い片岡千恵蔵と、若々しく誠実な中村錦之助。二人を中心に偶然と運命が復讐を中心に交差し、悲劇的な物語が展開する。原作が有名な小説なだけあって、やはりストーリーが抜群に面白い。随所に盛り込まれる立ち回りは緊張感溢れ、神前試合、道場での手合わせ、雪の中、爆破とバリエーション豊富。ダイジェストのように展開が速いが、ダレるよりはずっといい。『宮本武蔵』同様、内田監督の大河ドラマは見事なエンターテインメント。 7点(2004-09-07 04:24:41) |
63. 大菩薩峠 完結篇(1959)
《ネタバレ》 死神よりも冷酷、永遠の闇を生きる机龍之介。凄まじいラストシーンでは狂気と悲劇が入り交じり、崩壊する橋からはどこかカタルシスさえ感じられ、複雑に入り交じった感動を覚える。見終わって思えば壮大な物語だった。こういう、時間の流れを感じる映画が好きだ。 6点(2004-09-07 04:24:13) |
64. スチームボーイ STEAM BOY
もちろん期待はしていたが、小西真奈美が驚くほど上手い。誇張なしで、言われなければプロだと思ってしまうほど。雑誌のインタビューでは「アニメを見て研究した」と言っていたが、真面目な方だろうから、きっと相当練習したんだろうなぁ。自由奔放なスカーレットが完全にハマっていて、とても魅力的なキャラクターになっている。声だけでなく命を吹き込んだというか。 最近はアニメや吹き替えで本業以外のタレントを声優に使う事が批判を浴びているが、本作の小西真奈美、そして真っ直ぐで伸び伸びした声が心地いい鈴木杏、彼女たちがその可能性を見事に証明してくれた。 6点(2004-09-07 04:23:50) |
65. イノセンス
「アントニオ、それはいのき。」 ・・・。 よく分からなかったので、こんなクダラナイ駄洒落を言うぐらいしか・・・。 6点(2004-09-07 04:22:52)(笑:3票) |
66. ナチュラル・ボーン・キラーズ
殺人を犯した小学生をネット上でアイドルとして祭り上げる。 日本の今の現実として、この映画を笑えない状況が間違いなく存在する。 「人が人を殺してはいけない」なんていうのは肉食の人間が勝手に作り出したルールだけど、俺らは人が死ぬ痛みを知っているわけで、牛や鳥の死体をガッツいて喰いながらも人が死ねば涙する。 けどその痛みの感覚を失った、あるいは麻痺した、もしかしたら生まれた時から持っていなかった人間にとっては、ムカつく人を殺すなんてのはナンテコト無いのかもしれない。 やっぱり幸せな家庭をつくって、そこで育つべきなんだよ。そしたら家族を失うことの、人を失うことの痛みが分かるだろうから。 人殺しは映画の中だけで充分。これ、薄っぺらく聞こえるかもしんないけど、俺は大マジなんで。 6点(2004-09-07 04:22:31) |
67. あの夏、いちばん静かな海。
ぎこちない会話だなぁ。最後に出るタイトルが好き 6点(2004-09-07 04:21:44) |
68. Jam Films
今までイマイチ分からなかったブルマの魅力を見せ付けてくれた「JUSTICE」、そしてヒロスエが可愛い「ARITA」が好き。イマイチなのもあったけど、最後の2つがとても良かった。 6点(2004-09-07 04:20:15) |
69. ターミネーター3
シュワちゃんが出る最後の「ターミネーター」になるのかな。ジョン・コナーがなぁ・・・ 6点(2004-09-07 04:19:34) |
70. 旗本退屈男(1958)
市川右太衛門さんの300本目の主演記念映画。片岡千恵蔵、大友柳太郎、中村錦之助、この自分でも知っている顔ばかり! 豪華キャスト、セット、安定したストーリー、そして達人的チャンバラ。東映時代劇の、いや日本映画の黄金時代のパワーを感じさせてくれる作品。 聞けばこの時代の日本の人口9千万人に対し、年間ののべ観客数は10億人以上とか。画面から伝わるエネルギーが、映画の活気が、スクリーンの向こうで盛り上がる当時の大衆のすがたを思い浮かべさせてくれる。 何だか哀愁さえも感じてしまいました。 6点(2004-09-07 04:18:59) |
71. ミスティック・リバー
傑作との誉れが高いこの作品。繊細で緻密、残酷かつ優美な物語。「語らずして語られる」3人の25年間。黄昏どきの空のように淡く、もの悲しく、しかし美しい映像。静かだが胸に響く音楽。そして完璧としか形容し得ない俳優の演技。劇中のどの一瞬を切り取ったとしても「傑作オーラ」がぷんぷんと漂う作品。だがそれゆえに、なんだか自分はひどく疲れてしまったのである。簡単に言ってしまえば大人の映画、ということなのでしょう。 追記:背景が白くて字幕が読み取れない、ということがこの映画に限らずあります。その辺ちゃんと考えてくれよん 6点(2004-09-07 04:18:11) |
72. サンセット大通り
『何がジェーンに起ったか?』を最近観たこともあって、往年の大女優の晩年の悲劇がずしりと身に染みる。久々に映画を観て嫌な汗をかいた、グロリアさんのラストの狂気。サスペンスというよりホラー。きっとアカデミーの会員は恐ろしすぎて賞をあげるのをためらってしまったのだろう。執事は気味悪く、偏屈し、不気味であるが究極の愛。主人公のジョーはどう見ても売れない脚本家というより映画スターだが、死体の回想という物語の構成は見事。つまるところ、『何がジョーに起ったか?』。 6点(2004-09-07 04:17:53) |
73. PiCNiC(1994)
こうやって見ると、この国は塀ばかりだな。何がそんなに怖いんだろう? 6点(2004-09-07 04:17:28) |
74. ラ・ジュテ
《ネタバレ》 目覚めた彼女が優しく微笑む。たったそれだけのシーンに深く心を揺さぶられ、何度も頭でリプレイされる。こんな映画は他に無い。 6点(2004-09-07 04:17:09) |
75. インファナル・アフェア
派手な銃撃戦や爆発は無く、映画を支配するのは沈黙と緊張。青き新世代香港ノワール。 6点(2004-09-07 04:16:40) |
76. 修羅雪姫(2001)
二刀流を構え、雄たけびを上げる釈由美子が思っていた以上にキマっている。シャキン、シャキンという刀の音もバッサリ感抜群で爽快。細かいカメラ割りでスピード感を出す殺陣クールに魅せる。チャンバラ映画を日本はもっと作るべき。 6点(2004-09-07 04:16:05) |
77. 仇討(1964)
もう、とにかく中村錦之助さんの仇討での演技。あの眼の力!鬼気迫るどころか恐怖すら覚えてしまう。 またその前の丹波哲郎との果し合いも素晴らしい緊張感。殺陣のシーンはリアルで迫力があり、物語の構成も興味を魅かれる作品。しかし退屈なシーンも多かったりで、もっとまとまっていれば傑作になっていただろう。 月代もちゃんと伸びる、東映らしからぬリアリズム時代劇。 6点(2004-09-07 04:15:41) |
78. フィスト・オブ・レジェンド/怒りの鉄拳
角刈りキーック 6点(2004-09-07 04:15:05) |
79. ズーランダー
あ~あ、バカバカしすぎてレビューなんて書く気になんねぇや。 6点(2004-09-07 04:14:36) |
80. 血煙高田の馬場(1937)
これほどまでにスピード感溢れる映画が他にあるだろうか、と思うぐらいの韋駄天走り。風だ 6点(2004-09-07 04:14:14) |