Menu
 > レビュワー
 > もっつぁれら さんの口コミ一覧。4ページ目
もっつぁれらさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 542
性別 男性

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 1920年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1234
投稿日付順1234
変更日付順1234
>> カレンダー表示
>> 通常表示
61.  巴里の女性 《ネタバレ》 
久々に観てみて大正解。6点→7点にアップです。 光と影だけで電車の到着を表現したと、評論家もそのアイディアを絶賛するほどの例のシーンですが、現代の映画しか見ない人にとっては、“たかが光”と、目もくれないでしょうが、それは感性が鈍っている証拠でしょう。 また、冒頭でマリーの父親が階段を登るシーンですが、壁に映る影を異様に大きく見せることにより、これだけで怖い人物が上がってくるということが、影を見ただけで解ってしまう。 今の世の中、電車を画面に出さずして電車が到着したことを表現し、階段を上がってくる人間の顔を見せずしてどんな人なのかを描くことができる映画監督が一体どれだけいるでしょうか。 他にも、チャップリンの優れた映像作家としての仕事だけでなく、人間に対する鋭い視点というものも見て取れたような気がします。 それは、マリーがマッサージをしてもらっているときに、その隣で女性たちが色々と噂話をしているときのエステティシャンの軽蔑の表情を何度も何度も執拗に映していたところや、窓の外にネックレスを投げ、それを通りかかった男に持っていかれて慌ててネックレスを取り返しに行って戻ってきたときのピエールの笑い方もどことなく不気味な感じもします。 また「最後にもう一度だけ会いたい」と、好きな相手に渡した手紙を他の男に見せてしまうというのは、差し出した男にとっては相当な屈辱に違いありません。 母親と息子の関係もしっかりと描かれていますし、どんな境遇のどんな人間に対する描写も、ぬかりなく良く描かれているなぁと感じました。
[映画館(字幕)] 7点(2005-05-09 01:01:20)
62.  サーカス(1928) 《ネタバレ》 
サーカスという題材は、チャップリンが一番得意としている分野なのではないか、と思います。そして、ヒロインとの甘く切ない恋を描くのもまた、お得意のパターンですね。この映画でもチャップリンは色々な才能を発揮してくれるのですが、本作の場合、どうしてもそのネタのウラを読んでしまうのです。ライオンと虎には前もってたらふく餌を食わせているんだろうなぁとか、綱渡りのときももっと細い糸で上から吊っているんだろうなとか、ロバの好きなにおいをチャップリンの体に染みつけたんだろうなとか、色々・・・。けど、(綱渡りに限った話で言えば)命綱なんかやらずに芸を成功させているわけですから、やっぱりスゴイ。この曲芸は何かタネがあるだろうと思ってしまうようなことを実際にタネなしでやってのけてしまうところが見事なのです。 
[映画館(字幕)] 7点(2005-05-08 01:11:04)
63.  チャップリンのゴルフ狂時代 《ネタバレ》 
他の方のレビューと被ってしまいますが、この映画一番のツボはやはりシェイカーを振るシーンです。ここでは本当に大爆笑!口から出てきたボールをノーバウンドで打つチャップリンも凄いですが、忘れちゃいけないのが、ボールを吹き出すオッサンでしょう。表情を変えずにやるから凄い。この時代からあんな曲芸ができる人がいたなんて驚きです。 全体のストーリーについてですが、私はバカなのでこの映画が風刺映画だということは解説を聞くまで全くわかりませんでした。私にとっては、下手に風刺や隠喩が入っていない単純な笑いのほうが合っているような気がしました。なので、控えめに7点ということで。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-03-21 23:34:15)
64.  キッド(1921) 《ネタバレ》 
「犬の生活」がキング・オブ・ドッグムービーとするならば、本作は間違いなくキング・オブ・チャイルドムービーと言えるでしょう。 「今日の歩く道はわかってるね?」のシークエンスで「おおっ!この餓鬼デキるな」と思って見ていると、そのすぐ後に予想以上の見事な演技っぷりをカマしてくれます。石を投げる時の腕の回し方が逆なのは狙ってのことなのかどうかわかりませんが、後ろに警察がいることに気づかずに石を投げようとする時のアクションは、まさにチャップリンコメディの基本中の基本!遠くを指差してそのスキを狙ってダッシュで逃げるというアクションまでもがそのまま遺伝(?)しているのは、何とも微笑ましいではありませんか。 ワイヤーアクションも見れたことですし、全体的なストーリー構成も大変素晴らしく、何といっても、最後の余韻を残した後味の良い締めくくり方がとてもよかったです。
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-03-03 23:39:31)
65.  アンダルシアの犬
序盤の、あまりにショッキングな映像に正直驚いた。しかもグロくない。それどころか、妙なセンスの良さを感じるのは何故だろう。 点数をつけるのがものすごく難しかった。いろいろ調べたところ、この作品はブニュエルとダリが見た夢を映像にしたものだそうですが、もし本当にそうだとしたら本作は明らかに自己満足映画となるでしょう。21世紀の現代にも、監督の自己満足を満たすべく作られた作品がありますが、何かが違います。明らかに違う。歴然とした違いがあるのだけど・・・わからない。私が思うのは、価値観の多様化してしまっている現代人がこのような自分の妄想を映像にした異端な作品を作っても、観る側の人間がその嗜好を理解するのはかなり困難なのでは、ということです。しかし、1928年に作られたこの作品はどうでしょう。約80年経過した現在でも映画史上に残る傑作としての威光を放ち続けている。つまりブニュエルとダリの考えるところの芸術というのは、それくらいのどのような外風にも揺るがない強固な芯の通ったものということなのかもしれません。 傑作度評価(そんなものはないですが)は間違いなく10点なのですが、本作を観て大変勉強になったとも思うのですが、やはり私にとっての評価はこんな点数です(涙)
[ビデオ(字幕)] 6点(2005-02-23 23:18:33)
66.  偽牧師 《ネタバレ》 
ラストを飾る本作は、オープニングの音楽からして好印象!♪I'm Bound for Texas land~ですよね。しかし、最後のあれは解説を見るまで意味がわからなかったなぁ。 「犬の生活」でも犬の見事な役者っぷりに感心してしまいましたが、本作に登場する餓鬼もそれに負けず劣らずの見事すぎるくらいの暴れっぷりをカマしてくれます(あみものの棒を手にしたときの表情にご注目!)。 本作で驚いたのが、パンケーキをデコレートするシーン。笑いを取るのはもちろんのことなのですが、しばらくして持ち主が帽子を探し始まってから、帽子が出てくるのを今か今かと待ちわびているとき、帽子がケーキの上に被さっている事を知っているのはもちろん(当たり前ですが)それを観ている観客のみなのです。この、ちょっとしたドキドキ(ワクワク)感がこんな映画で味わえるなんて意外でした。これは、ホラー映画などでよく出てくる“観客が劇中の役者よりも先をいく(例えば、主人公が背後から襲われるシーンは、その役者は背後に気づいていないのだが観客はそれを知っているので、より一層のハラハラした緊迫感が生まれる)”という見せ方でしょう。さすが!
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-01-11 00:50:31)(笑:1票)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS