61. 悪党谷の二人
《ネタバレ》 マッケイが抜けても予定通り襲撃計画が進んでいるのが笑える。最初からいなくても良かったのではないかと…。コメディとして観れば、突っ込み所がありつつも、色々と笑えるところが多くて面白い。保安官とマッケイの立場を超えた微妙な連帯感みたいなのも、中年の哀愁漂うみたいな感じでとても印象的でした。 [地上波(字幕)] 6点(2008-05-07 22:28:54) |
62. 少女首狩事件
《ネタバレ》 いろいろ突っ込み所もあって、邦題も相変わらずイマイチですが、アルバトロスにしてはなかなか面白かったと思います。マリー役の女優さんも可愛かったし。でももう少し犯人のパーソナリティを掘り下げても良かったと思う。ジャンルイのおやじが刑事のクセにアブなそうで何かやらかすかと思ったけど、あのまま逝ってくれてかえってホッとしました。 [DVD(字幕)] 6点(2008-05-01 23:47:39) |
63. ブルックリン物語
《ネタバレ》 人生訓みたいな展開に流れるところがあったり、息を引き取るまでに間があったりしてベタなストーリーなんですけど、臭味が無くて妙に泣かせてくれる作品ですね。特に後半のバクスターの死に方なんて、舞台人としては理想的ではないでしょうか。役者のコミカルな演技も良いし、見終わって何となく元気が出てきます。前半のボクシングは無くして全部ミュージカルにしても良かったと思います。 [地上波(字幕)] 6点(2008-03-14 21:50:21) |
64. パルメット
ハレルソンの元新聞記者役というのがちょっとピンとこないですね。報道陣相手にぺらぺら喋るというタイプでもないし、何か雰囲気的に違うような気がします。それとラストのタイプライターはシラけますね。ああいうギャグは必要ないのでは。でもその他は結構良かったかな。エリザベス・シューの粘着質な演技も良かったし、観ている側の読みを外す展開も、やり過ぎず適度に効いていてなかなか面白かった。 [地上波(字幕)] 6点(2008-03-07 21:47:20) |
65. オール・ザ・キングスメン(2006)
これほどのメンバーを集めたとなると、当然その分ハードルも上がるわけですけど、越えられていませんね。ちょっと物足りないです。そもそも、最初は理想主義的だったスタークが何故あんなに堕落し、がんじがらめになってしまったのか、という点を十分描き切れていないので、観ている側は何となく置いてきぼりを食ったような感じになってしまいます。個々の俳優の演技とかは言うまでも無く見事だし、サイド・ストーリーも重厚で、ラストもいいのに、肝腎の本筋が中途半端とは、何とももったいないことで…。 [DVD(字幕)] 6点(2008-02-29 22:09:18) |
66. 夜のいそぎんちゃく
毎度御馴染みの中途半端エロには正直ウンザリなんですけど、ストーリーの方は意外に深いと思いますよ、コレ。聖職者の抱える苦悩や矛盾、宿命みたいなものを分かり易い形で表現しています。キリストの顔に落書きなんて、欧米では考えられないこともやってくれてるし、単なるエロボケ神父のヨタ話で終わっていないところが評価できます。渥美マリの唄もなかなか聴かせてくれます。 [地上波(邦画)] 6点(2008-02-15 22:21:29) |
67. わらびのこう 蕨野行
出演している俳優の質も高く、四季折々のロケーションも素晴らしい。標準語をできるだけ使わず、いわゆる方言を主体とした構成も、その時代のリアリティに溢れている。姥捨て山という、封建制度下の農山村が背負わざるを得ない宿命を、ジメジメした陰湿さに陥ることなく、明るいタッチで表現している。ただそれが若干偏り気味になり、人間の死を綺麗に描き過ぎてしまっている気がする。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-02-03 17:36:00) |
68. ブレーキ・ダウン
《ネタバレ》 何回見ても思うんですが、あそこで保安官死なすのは惜しい。実はグルだったとかいう展開だと面白いんだけど。あと、吹替えのせいもあるんだろうけど、あの嫁さんギャーギャーうるさ過ぎ。本当に殺されそうな状況であんな馬鹿みたいに騒げるわけない。カート・ラッセルの優男ぶりも、スネーク・プリスキンのイメージが強過ぎてあまりピンと来ないし。もしJ・Tが悪役じゃなかったらただの凡作で終わっていたと思います。 [地上波(吹替)] 6点(2008-01-22 23:10:54) |
69. 呪い村436
《ネタバレ》 毎度のことで恐縮ですが、この邦題おかしいです。内容を正確に反映していません。ストーリー的に呪いとはあまり関係ありません。あえて言えば、呪いというより宗教(信仰)の狂気みたいなものがテーマです。呪いとか悪霊とかの枕詞つければ見るだろうという誰かさんの意図が見え見えで萎えますねぇ。もっと気の利いた邦題つけてくれれば8点くらいあげてもよかったのに…。どうせならそのまま直訳して「人口436人」の方が得体の知れない感じが出て、ホラー映画としてはいいと思うんですが…。内容はというと、ホラー風味の下味に加えてサスペンスな展開が意外に良かった。コートニーはケイディを釣る罠かと思ったんですが…。そういう意味でのどんでん返しはあまりないようで、割と正攻法なんですが、それがかえってプラスに作用しているようです。ただ宗教的な背景とか医学的な側面の細部をホラーらしくもう少し詰めて欲しかった。「標準のロボトミー手術グリーバー方式」(笑)なんて想像するだけでも恐いのに、あまり触れられていないのは残念。 [DVD(字幕)] 6点(2008-01-14 20:34:03) |
70. ブラック・ドッグ
《ネタバレ》 トラックの荷台に乗っていたワンちゃんは、タイトルとの関係からいっても、当然ストーリー上何らかの役割を果たすのかなと思ってたけど(悪い奴に噛み付いて銃を奪うとか)、何もしないのね(笑)。お約束の家族愛とか銃撃戦とかカーアクションとか、全体的にそこそこ良かったんだけど、レッド役の役者がイマイチ貫禄が無いのが残念。聖書の引用とか知的っぽい味付けもあまりサマになってないし、重厚さが求められる役どころのはずなのにチンピラみたいになっていたのは惜しい。無理を承知で言わせていただくと、デニス・ホッパーあたりを持ってくれば相当引き締まった作品になったと思う。 [地上波(字幕)] 6点(2008-01-12 20:15:34) |
71. えじき
邦題がコレですか…。まあ、確かに「えじき」には違いないんですけど、そのまんまやん。もう少しひねってくれても…。内容はというと、思わせぶりな雑音が多少うざったいけど、「呪怨」くずれのお化け屋敷あり、ポルターガイストあり、「遊星からの物体X」ありと、ホラー映画のあらゆるファクターがてんこもりって感じで、周回遅れの強みってやつでしょうか、意外に楽しめました。恐くは無いが楽しめるという感じ。でもホラー映画にまず恐さを求める人(まあそれが当然なんですけどw)にとっては、著しく消化不良な作品であることだけは確かです。 [DVD(字幕)] 6点(2007-12-19 19:46:23) |
72. オーディション(2000)
「コラー!とんねるず」の危ないタイプのコーナーに出てきそうな女だな。恐いというより気持ち悪い。 [ビデオ(邦画)] 6点(2007-11-26 22:45:03) |
73. 尻啖え孫市
随分、肉付きのいい信長ですな(笑)。でも、これ、秀吉は孫市に不用意に接近し過ぎでしょう。よく信長に疑われなかったな。2人の個人的な友情はともかくとして、少なくとも敵対してるわけだから。それにしても栗原小巻、かわいいなー。顔、パンパンだけど。何気に、エロい会話してるから余計に…。でも、あそこで死なすのはもったいないよ。しかも元はといえば、孫市の野郎が蒔いた種だし。チクショー! [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-09-08 18:25:02) |
74. ナイト・オブ・ゴッド
《ネタバレ》 映像が綺麗。ロケーションも良い。モン・サン・ミシェルみたいな城郭とか、ラストの教会の描写など創り手のセンスの良さが窺える。だが結局、それだけの映画になってしまった。ストーリーの方は残念ながら極めて微妙。5人の面子が揃い、さあこれから聖骸布を探しに行くぞってゆう展開になるまでが長過ぎるというのもあるが、一番ずっこけたのは、苦労して手に入れた聖骸布を、どこの馬の骨とも分からん奴に渡してしまう事。亡きルイ9世に対する忠誠心か、それとも聖骸布を取引の材料にしてしまうことに対する躊躇いなのか、その辺は定かではないが、あまりにもあっけなさ過ぎる。重要な所なんで、もう少し肉付けして欲しかった。余計なエピソードとかに時間を取られ過ぎ [DVD(字幕)] 6点(2007-08-31 22:50:25) |
75. 609
《ネタバレ》 前半は、のっけからやけに刹那的になっている女子学生とボンボンとの少々どぎつい青春ドラマ、中盤は田中真紀子みたいなアパートの大家さんや、マツコ・デラックスみたいな美容師とその周辺の人々による「タイ版吉本新喜劇」、そして終盤は、どこかで見たようなシーンが連続して展開するホラー、というように一粒で三度おいしいグリコみたいな、珍しい構成の本作。ホラーとして見るべきなのか、それともコメディとして理解すべきなのか、大いに迷う。見ている方としては、その切り替えが難しい。自らエクソシストのパクリであることを白状しちゃってるところも大胆といえば大胆。いかにも東南アジア的おおらかさが為せる業といったところでしょうか。「世の中なんて、所詮やっちゃったモン勝ちですよ」を体現する、いろんな意味で強烈な映画でした。 [DVD(字幕)] 6点(2007-08-20 22:09:34) |
76. ワイルド・レーサー
某類似作品の二番煎じ臭がプンプン漂う本作、全然期待していなかった分だけハードルが下がったせいか、突っ込み所は多いものの、なかなかどうして意外にやってくれました。結構笑いのツボも随所にあったりして。テンポもいいし音楽も悪くない。クラッシュシーンも大掛かりではないものの見応えある。でもポリス、公道レーサー、窃盗団、三つ巴の闘いって大々的に宣伝してるけど、レーサー以外はみんなマヌケやん(笑)マヌケ過ぎて闘いになってないのがどうもねえ。あと気になったのが、元のドイツ語を英語に吹替えして、それに更に日本語の字幕を付けているわけだけど、なんかこれもっちゃりしてるねえ。どういう事情か知らないけど、ドイツ語のままじゃダメなんかな? [DVD(字幕)] 6点(2007-08-13 22:39:07) |
77. ストリッパー パリ18区
モニカ・ベルッチと来て、この邦題と来れば、当然ある種の猥褻な期待感が高まるわけだが、その点では見事に外してくれました。確かにセクシーかつ妖艶ではあるのだが、あくまでストーリーの中でのセクシーさであって、単純にストリッパー的エロさを期待して見ると肩透かしを食うでしょう。それにしても、この邦題の付け方って(笑)…。エロもない、マフィアものに付き物の激しいドンパチもない、台詞も少ない…。ないない尽くしではあるが、雰囲気は良く出ていました。台詞を少なくした分、「画」に強くこだわらざるを得なかった創り手の意思が感じられました。 [DVD(字幕)] 6点(2007-07-09 21:52:42) |
78. 9.11 自由への扉<TVM>
難民関係の訴訟手続きの煩雑さだとか、「留置場」の様子とか興味深い事実が多く、俳優陣の演技もなかなか良いし、それなりに楽しめる作品ではあるのだが、時期的に見てこのような作品が製作された政治的背景というものをどうしても考えざるを得ない。本来は作品の良し悪しとは切り離して考えるべきなんだろうが…。アメリカ政府のある種の「宣伝」とまでは言い切れないが、こうした「美談」には、イラク戦争のジェシカ某みたいに、何かとウラがあるからなあ…。何事も額面通りには受け取れないということですな。 [DVD(字幕)] 6点(2007-07-04 19:21:59) |
79. 聖母マリア(TVM)
《ネタバレ》 聖母マリアの処女懐胎から始まって「復活」までがコンパクトにまとまっている。「パッション」ほどの残酷描写があまりないので、家族みんなで見るにはもってこいかも。だが逆にいうと、歴史の教科書を忠実になぞっているだけなので面白味はあまり感じられない。またマグダラのマリアとキリストの関係とか裏切者ユダの話など省略されている事柄も多いので、その辺を見たい人にとっては期待外れかもしれません。 [DVD(字幕)] 6点(2007-06-25 22:49:27) |
80. バーティカル・リミット
結局、このアニーとかいう小娘は、何だかんだ言って汚い仕事を全部ボーンにやらせているって事でしょうか? [地上波(吹替)] 6点(2007-06-22 23:15:43) |