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Yuki2Invyさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1627
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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61.  突然炎のごとく(1961) 《ネタバレ》 
自由奔放なファムファタールと、彼女に翻弄される2人の男の愛の彷徨。男2人が親友というのもあって非常に濃密な人間関係が描かれているため、恋愛系の映画として内容はかなり高レベルで見応えは十分。一方で、魔性の女のキャラ付けは(公開当時は恐らくもっと目新しかったのだろうが)、開放的に見えた女が実は執着心が強かった、という結末も含めて現代となっては少し平凡とも言える。
[映画館(字幕)] 6点(2019-12-07 16:55:19)
62.  緋牡丹博徒 花札勝負 《ネタバレ》 
基本的に主人公が任侠というだけで、構成はまるで『水戸黄門』なのは3作目まで全て同じ。細かい演出は前2作よりやや良いかも知れない(ドングリの背比べかもだが)。ただ、また3人vs30人でアッサリ勝てちゃうラストは個人的には気に入らない。
[インターネット(邦画)] 6点(2019-11-28 21:38:37)
63.  緋牡丹博徒 《ネタバレ》 
任侠映画とヤクザ映画は似て非なるものであり、これは任侠映画なので藤純子は完全に善玉(高倉健も)である。とにかくド級に美人なのはとても良いが、任侠な凄みや迫力はまだ正直あまり感じられない(歌もド下手、だが美人)。物語はオーソドックスな勧善懲悪で、殺陣なども普通な出来。モブキャラのダイナマイト男が無双してる(高倉健より全然強い)のはどうかと思う。
[インターネット(邦画)] 6点(2019-11-28 21:35:16)
64.  妖星ゴラス 《ネタバレ》 
極めて奇抜な発想である。「ゴラスの軌道を逸らすか or 地球が逃げるか」そりゃ確かに二択なんだけど、地球が逃げるってのはスゴい…ただ、この辺の突拍子も無い感覚は、邦画のSFならそれこそ『シン・ゴジラ』なんかも少し近しいのかも、とも思える(ゴジラに毒を飲ませて殺そうぜい、てのも、率直に中々変わってるよねえ)。  ただ本作、その非常に奇抜な作戦を遂行してゆく部分のシークエンス、これを構成する特撮シーンと人間ドラマについて、特に人間ドラマの方がかなり陳腐で、かつなーんか暢気だなあ、という感じなのがちょっと痛い(おいら宇宙のパイロット♪とか歌ってる場合じゃないでしょ、と)。ここに幾分かの(例えば政治的な)リアリティを纏わせるべくシンゴジラを見倣って「マジメ」に考えれば、人類皆兄弟、とかいう絵空事は一旦置き、米ソの水面下での暗闘、人口の半分くらいは切り捨てることも覚悟で物資をブースター建設に集中させるという非情な展開、巻き起こる反対運動、崩壊寸前になる文明社会…なんていうシリアス全開のドラマが展開されることもあり得たのではないかと(まあ、そーなってくると完全に青少年向け映画じゃなくなっちゃうケド)。  かたやの特撮部分は、その規模感やミニチュアセットの豪華なつくり込みなんかが率直に素晴らしいんだけど(ショボい怪獣はまあどーでもいいとして)、前述の人間ドラマのイマイチ感のせいで正直言って中盤から終盤までだいぶん長いことやや退屈なのだすね。最終盤はまた特撮の出来が良くてかなりスリリングに観れるけども。  結論、個人的にはそこそこ好きな作品ですけどね(気楽に観れるヤツね)。キャストも結構豪華で、ちょいちょい見た顔も出てきてお得感あるし。
[DVD(邦画)] 6点(2019-11-20 21:37:16)
65.  恋する男(1962) 《ネタバレ》 
短編2作品に続く長編としての初監督作だそーで、主演はまた監督自身が務められてますね。恋愛に奥手な男性が両親に発破をかけられた結果、むしろドンドン酷い有様に大暴走してゆく…というお話で、短編2作品でも見られた様な「やるコトなすコト上手くいかず困り果てる」だとか「ココロ1mmも此処に在らず」みたいなごく間抜けな様子が(またまた)演じられてゆく…のですケドも、例えば本作のハイライト⇒歌手ステラに一目惚れして部屋中を写真で埋め尽くす…とか、或いは中盤に出て来る泥酔女の醜態全開なトコロなんかも、コレってたぶん当時は現在よりも大幅に衝撃的な大ボケだったのだろう、と思ってしまったりもして⇒でも正直今今じゃあそこまででもねーかな…という感覚がやっぱありまして、ですね。。一点、結構コテコテに古典的なコメディだとは思うのですが、コレもやっぱし中々どーしてフランス映画的に女優さんが揃ってメッチャ美形なのです⇒特にラスボスのステラなんてモ~芸術レベル!みたいな感じで。だから再度、コテコテなコメディであるにも関わらずどーしたって何処か品格とゆーか文芸的な趣きみたいなモノも感じられてしまうのですよね(個人的には、コメディだろーとナンだろーとフランス映画は斯く在るべし…と思ってますケドも)。
[インターネット(字幕)] 5点(2024-01-25 01:00:15)
66.  陸軍中野学校 開戦前夜 《ネタバレ》 
タイトルどおり、日米開戦・真珠湾奇襲の直前…というスリリングな状況下で、結果的にはその作戦に関わる海軍の機密が標的となる…とゆーのも含めて、シリーズ最終作に相応しいスケール感だったとは思うのですね。あと、実質的に最大の敵となる小山明子さんの存在感や演技面とかも、個人的にはかなり好かったと思ったりもするのです。しかし、途中までも正直あんまし面白く観れてなかった…とゆーか、前述どおりの緊迫した情勢ではありつつも、日本軍参謀本部側のミッションは(既に情報が漏れてるから)その漏洩元を潰すという(今までと同じ様な)単純なコトで、翻って他方の敵諜報機関のターゲットとゆーのは途中までは単に「機密」というごく具体的ではないモノだから、中盤はやっぱし(特に)敵がナニを狙ってるのか・ナニがしたいのかがちょっと分り難い…と感じて居たのですよ。所謂マクガフィンで好いのだから、この手のならばやはり双方が同じモノ(情報・アイテム)を狙っていた方が観易いのだろーな…と思い直してしまいましたよね。  加えてもう一つ、オーラスの病院でのシーンで「手術中だから電源が切れない!」な~んて、イクらナンでもこの期に及んでそんなコトを逡巡するワケねーでしょ⁉とね(⇒コレは、旧日本軍なら当り前のコト+多分今の米軍その他でも別に変わんないと思うのですよ)。こーいうのは流石に、ちょっとわざとらしい「綺麗事」にも見えてしまいますよね(興醒め)。
[DVD(邦画)] 5点(2023-11-28 23:23:39)
67.  陸軍中野学校 雲一号指令 《ネタバレ》 
一作目とは少し雰囲気が変わって、ごくシンプルなスパイもの・防諜戦を描く娯楽作品になっている…とは思うのですが、それでも他のその手のヤツに比べるとたぶん比較的地味な方で、かつワリと丹念に(≒少しノンビリと)その捜査を進めてゆくので⇒じっくり観れるとは言うモノの・多少リズムに欠けてテンポも好くない…という印象も強めですかね。クライマックスもまたちょっと地味ではあるので、少なくとも前作には及ばない程度の出来かなあ…と。重ねて、前作とは全然雰囲気違う(⇒何ならジャンルも別かも)て感じの作品ではあるのですケドね。
[DVD(邦画)] 5点(2023-11-27 22:01:45)
68.  フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン) 《ネタバレ》 
東宝の特撮映画で、正にその全盛期につくられたやや異色作…といったトコロでしょーか。同時に、比較的意欲作でもある様に見えており、序盤かなりの尺を使ってフランケンの存在・背景事情を凝った内容で丁寧に導入していたり、あとは特撮でもまま難しいと言われる「怪人以上・怪獣未満」の10m前後?のモンスターの表現を中盤に盛り込んでいたり、とその辺はまずまず興味深く・ユニークにも観れましたですね。他にも、ほぼ生身で主役のフランケンを演じた古畑弘二さんという方は今作をもって役者引退されたとのコトですが、中々どーして激しいアクション+そこそこチャンと「怪獣ぽく」見える演技も含めて(素直に)凄いな~と思いました。  しかし、私の観たのは「大ダコエンド」の方だった様なのですが、どっちにしろ終い方はごく唐突で違和感のあるモノの様ですし+だったですし、まずソコは率直にイマイチかな~と思いますね(⇒まァ本家ユニバーサルのフランケン映画の方とて、どれも大体そんな感じで終わってたな…という気もしますが)。あと、先ほど古畑さんは頑張ってた…と言いつつ、やっぱどーしたって今作のフランケンは「生身の人間」に見えてしまうコトも多くて怪獣としては好みは分れるかな~とも思いますね(どだい、なんで好い感じにボロ切れを纏ってんの?みたいな違和感も確実に在り続けるのですし)。楽しめはしましたが、それ以上とは…てな感じすかね。
[インターネット(邦画)] 5点(2023-06-25 12:29:50)
69.  日本女侠伝 侠客芸者 《ネタバレ》 
コレも藤純子さん主演の任侠もののシリーズですが、女侠と言いつつこのシリーズは(コンセプトとしても)藤純子さん自身は基本的に「堅気」というコトになっている様なのですね。んで、だからとゆーかそれに加えて、まずは物語の舞台(地方)も比較的バリエーションに富んでいるかと思います(北海道から沖縄まで)。あと、主人公が堅気だから(+5作中2作では芸者だから)また賭場と修羅場以外の見せ場として、日本舞踊のシーンが多く含まれて来たりもします。諸々、普通の任侠ものとは少し雰囲気の違う部分を感じ取れると思うのですね(そりゃ流石に毎回同じコトやるワケにもいかんだろーし…)。  今作は、舞台は九州ながら(先に述べた様に)藤純子さんはごく気の強い・気風の好い芸者さんで、でもまァ後は大体いつも通り…てな感じすね。日本舞踊のシーンも最初と最後を含めて数回入って来ますが、お終いのヤツは歌舞伎舞踊で言うトコロの『鏡獅子』てヤツですかね…メイクなんかも大分凝ってましたね。一点、若山富三郎が陸軍大臣なんて大袈裟な役で出て来るのですが、イマイチ(キャラとして)ナニがしたいのかが好く分からないボンヤリした風になってしまってて、ソコはちょっと残念・期待外れだったですかね。
[DVD(邦画)] 5点(2023-06-20 23:50:58)
70.  痴人の愛(1967) 《ネタバレ》 
うーん…谷崎潤一郎作品の映画化はソレこそ数も非常に多いので、その全てを観ているなんてコトもないのではありますが、例えば同じ増村監督の『卍(1964)』なんかに比べても、特にその「文芸的な趣」といったトコロは完全に比べるべくもない…という感じですよね。正直、ナオミちゃんは得体が(知れる様で)知れないダケですし、となると畢竟ソッチの方に感情移入して観ていかざるを得ないという小沢昭一を(また素直に)ただ観ていってしまうと、個人的にはブラック・コメディにしか見えんかった…という感じでもありまして⇒諸々、原作に比べると特に人物の内面の描写などは(当然の如くに)浅い・軽い…という感じだとも思われましたかね。。  一点、コレは好い!というトコロがあるとしたら、年代的なコトもあって種々の場面でヌードが効果的に使える状況であり、かつその実際のカラダを曝け出してくれた安田道代さんの出来自体は諸々とごく高度に優れていた・ハマってた、というコトですかね。でもゆーて、その時点で(どーしたって)文芸的な方には為り得ない・仕上げ得ない映画だった⇒だからこの方針で撮った…というコトなのかも知れませんケドね。
[インターネット(邦画)] 5点(2023-05-07 01:46:29)
71.  妖女ゴーゴン 《ネタバレ》 
クリストファー・リー&ピーター・カッシング出演のハマーの怪奇映画で、またコテコテな内容だと言って好いでしょう(山のお城に化物が棲んでて、麓の村で怪異が…というヤツ)。んで、その殺しの手口があまりにオンリーワンすぎるが故に、別に隠そうともしてませんが犯人も最初からバレバレです(実は、その数千年前のギリシャの化物がそのまま城に居る…って話ではねーのですが、だとしても何が起こってて誰が犯人なのかも少なくとも中盤以降はバレバレでして)。とは言え、前半はまあまあテンポ好いですし、肝心のメゲーラ?ちゃんを最後の最後まで大写しにせずにチャンと観客を焦らし捲るのとか、あと最低限「どーやって倒すのか」にはワクワクしてゆけるハナシだとも思うのですよね。そこら辺、個人的にはオチまで+オチ自体も含め、フツーにそこそこは楽しめた…という感じです。後半が(逆に)テンポ悪くて盛上りにも欠ける…というきらいは在るものの、悪い作品ではねーかな、と。  ※とは言え一点だけ、前述どおり折角監督が我々を焦らし捲ってくれてるのに、DVDのジャケットには表裏どっちにも思いっ切りそのままの絵+写真を乗っけてるのは、率直にどーなのでしょーか?(ソニー・ピクチャーズさんには猛省を促したいですね。。)
[DVD(字幕)] 5点(2023-03-03 20:34:08)
72.  性本能と原爆戦 《ネタバレ》 
何故に今更ソフト化されたのやら…なクラシックですよね。かつ、今観ると非常にシンプルな内容でもある…のですが、描写自体はモ~若干「アヴァンギャルド」とゆーか、核戦争が起こりました!はイイとしてもその結果(特に攻撃を直接喰らった都市部で)ナニがどーなってるのかの描写がほぼ皆無(=キノコ雲一発で誤魔化してる)というもはや実験映画的…なので、何となくは分かっているつもりでもやっぱ状況(⇒特にそのシビアさ)が中々頭に入って来てなくて、結果何だか相当に奇妙な映画にも見えてもーてた…てのが正直なトコロなんすよね。  例えば、サスペンスないしスリラー・ホラー的なまでにシリアスで危険度の高い状況が続いてゆき(言うなればホラーだったら後のゾンビ・アポカリプスとかにも若干近い様な)なので生き残る為に主人公パーティもちょこまかと「悪事」も犯してゆくのですよ。ただやはり、その舞台となるのは(都市部ではない)田舎アメリカの領域で、でコレもやはりボリューミーなパニックシーンとかも全然無いのでその犯罪がフツーのチンピラ行為(=どーしてもそーしなければならない!てのが入って来ない)に見えてしまって正直あまり居心地が好くない…のですね。後半ある程度落ち着いてくると、その田舎加減(+ごくノンビリとドンパチやらかす加減)も相まって何となくフツーに西部劇にすら見えてくるって始末でもあり。  そして(結果的に)また少なからず痛いのが、時代的なコトもあるのでしょーケド今作もあまり「思い切れて」はいないという(=ちょっと温い)ヤツでもあるのですよね。前半で結構散々に悪事も働きつつも(温くなってく)後半ではやや善玉方面にもブレ出してゆき、そのお蔭もあってオーラスでは戦争終結・全員生還して目出度し目出度し…てなお気楽ぶりなのですよ(ココも正直温いのですよ)。その辺も含めて、観終わっての私の結論的な感覚としては(重ねて)モ~西部劇やんコレ結局!てなモンだったのですわ。だから少し「期待」は外したかな、と。
[DVD(字幕)] 5点(2022-06-25 10:07:19)
73.  シェラ・デ・コブレの幽霊 《ネタバレ》 
元々がテレビ映画用に54分で撮ったのを、ソコにシーンを足して81分にした…というコトらしいのですね。だから全体的な質感は確かにテレビ映画ぽいですし、加えて監督が『サイコ』の脚本家だからかちょっとヒッチコック風(⇒劣化版)な感じでもあります。で正直、多分54分版の方が面白いんだろーな…て感じではありますかね(=あんまし意味の無い退屈なシーンも散見されるな、と)。でも、今作がこーいう一種の「伝説」扱いになってる主因であろう肝心のショック描写(幽霊のシーン)とゆーのは、別に現代でも今だ通用するというモノでは決してないながらも確かにかなり不気味ではあるのですよね(コレもまたあんまし映画では観たコトないよーなザラついた質感で)。ラス前のジュディス・アンダーソンのシーンなんか結構迫力も有ったと思いますよ。そのアンダーソンに加えて(今となっては)役者もかなり豪華で、中でもダイアン・ベイカーの美貌はモ~冴え渡ってました。アマプラさん、ありがとうございます(可能なら54分版も配信お願いしやす)。
[インターネット(字幕)] 5点(2022-05-20 00:06:16)
74.  哀愁の花びら 《ネタバレ》 
芸能界を生き抜こうとする3人の女性の成功と挫折を描く…のですが、特に終盤は見せ場の連続で、その意味ではゴージャスとゆーかダイジェスト的とゆーか。個人的には、ちょっと感情の流れや人間関係の移り変わりの描写が足りないとゆーか雑に感じられ、非常にエモーショナルなシーンが続くワリにあまりコッチには伝わってこないとゆーか、やや上滑りなよーにも思いました。主役3人以外にも登場人物が多すぎる、というコトでもないですかね?(題材の若干ながらのチープさを含めて)確かに映画よりはドラマ向き、という話なのかとも大いに感じます。いっちゃん主役のバーバラ・パーキンスがまるで存在感が無い(他の2人に食われてる)つーのも、確実なマイナス要素であります。
[DVD(字幕)] 5点(2021-09-08 14:44:09)
75.  ジョアンナ 《ネタバレ》 
ジョアンナちゃん自体はメッチャ可愛いすね。演じてるのはジュヌビエーブ・ウエイトという女優さんですが、ルックスに関しては率直に同時代の他の方々と比べても相当にハイレベルだと思いますし、ファッションも凝っていてカラフルで中々上等です。ただ、演技に関しては相当に微妙、とゆーか、あの声で成立する演技とゆーのがそもそも極度に限定されてきてしまう、という感じでしょーかね(損な、とゆーか、ピーキーな、という感じの声ですね)。もう一点、頻繁に登場するどーみてもカツラなあのクルクルモッフモフの髪型は一体どーいう意図なのでしょう?あーゆうのが実はスウィンギングなのでしょーか?知識無いので誰か教えてください(私にはむしろロココ調にも見えましたが)。  内容の方は、正直かなり薄っぺらいですね。特にお話は終始散々に漂流した挙句、全然意図してなかったゴールに辿り着いてる、という様にも見えます。だとすると、それこそスウィンギングな60'sのカウンターカルチャー的価値観を描くことの方がより重要なテーマだとも思うのですが、正直ソコもイマイチ伝わってこないのですよね。その点のキモはおそらくジョアンナの奔放さ、つまりはフリーセックスな恋愛遍歴の描写にあるのだろうと思うのですが、当時の人々にとってはだいぶ衝撃的であったとしても、現代の私が観た限りではそーでもない(=キョウビもはやフツーな風に見える)というコトかとも思われます。ちょっとトゲが抜け落ちてしまった映画、なのかも知れないと思いました。
[DVD(字幕)] 5点(2021-07-29 01:23:10)
76.  007/カジノ・ロワイヤル(1967) 《ネタバレ》 
まあでも、昔の007って今時点に比べたら格段に軽~いノリで(少なくともロジャー・ムーア時代くらいまでは)、ソコと今作との「落差」とゆーのは、確実に今我々が007シリーズに抱くモノと今作とのソレよりは小さかったと思うのですよね。だからあくまで今作は豪華キャストのお祭り騒ぎとして(目くじら立てずに)軽~く観るのが正しいのだと思います。少なくとも、こんなカルト的にイカレポンチな作品だと思って「構えて」観るのは、当初の意図からは外れていると思うのです。  とは言え、特に終盤は本当に本当にやりたい放題で、軽く観たとゆーても流石にどーかと怒りを覚える人が(少なからず)居るとゆーのも重々承知です。ただやはり好いと思われる点、極上にシブいデヴィッド・二―ヴンや、底抜けに滑稽なウディ・アレン、そしてゴージャスな美女の大盤振る舞い、と、見所は決して少なくありません。暇潰しor話題づくりには完全に十二分かと(ただ一点だけ、女性陣は確かに美人揃いなのですが、ちょっと似たよーな見映えの人ばかり…とゆーのは少しだけ残念にも思いますケド)。
[DVD(字幕)] 5点(2021-06-29 20:39:13)
77.  2000人の狂人 《ネタバレ》 
「血の三部作」の中で今作のみは、ワリとお話のアイデア自体の出来も好いし、バカにハイテンションなコミカル風味の演出方針も(どーしてこーいう感じで撮ってるのかイマイチ意図は定かではないケド)軽~いノリで楽しく観れるし、よく考えりゃ高度に狂ってて(ある意味)怖いし、面白み・ユニークな雰囲気とゆーものはかなり出せていると言えるのではないか。観る価値的には三部作随一と言ってもよいかと(後代に全く同じ内容でリメイクされただけはある)。とは言え、コミカル風なだけで別に笑えるシーンがあるワケでもないし、だから4人をそれぞれ嬲り殺すショックシーン以外の部分の展開運びは正直どーでもよいレベルで、かつそのショックシーン自体も(年代的なコトもあって)チープ全開ではあるので、諸々含めて個々の要素に今なお観る価値が大いにあるか、と言われると少し微妙かも知れない(そこは多分、人に依る)。  あくまで個人的には、前述どおりのハイレベルなイカレ具合の面を重視して、暇なら観とけば?くらいのスタンスが丁度好いかと思っている。個々のシーンで個人的に気に入ってるのは「樽回し」。
[DVD(字幕)] 5点(2021-04-29 20:48:03)
78.  血ぬられた墓標 《ネタバレ》 
お話は率直にさほど面白くはないかと。ただ、見所が無いというワケではありません。冒頭のトゲトゲマスクのシーンなんか結構に陰惨な迫力がありますし、途中のグロシーンやラストの「皺」の特撮等は、中々頑張って工夫してるな、という感じで観ることが出来ます。  なにより、主演のバーバラ・スティールの美貌ですよね。ヒロイン兼ラスボスという美味しい役のひとり占めですが、どちらの演技も(やや大仰ですが)そこそこ上々で、今作は彼女の映画だと言ってもよいでしょう。ホラーの歴史に残る作品でもあり、観る価値はあるかと。
[インターネット(字幕)] 5点(2021-04-19 16:10:40)
79.  異邦人 《ネタバレ》 
諸々ひっくるめて原作(の雰囲気)にかなり忠実というか、それはつまりどちらかと言えば(ややもすると)少し工夫を欠く、というコトにも思われる。何故そう思うか、と言えば、そーしちゃったら中々に勝目の無い戦いに陥る、とも思われるからだ、とでも言いますか。  小説も実に淡々としているのは映画とも同様なのだが、あっちはムルソーの一人称で書かれているため、ごく一部の箇所においては彼の心情の極めて重要な部分が直接的に表れてくるのだ。それがこのお話を理解するための非常に重要な取っ掛かりでもある。しかし、実際のそれは彼が心で独り言ちているものであるから、小説に忠実に撮ってしまったこの映画ではそれが抜け落ちてしまっているのも必然なのであって、結局コレ、小説読んでない人には多分「分からない」と思う。件の太陽の描写、ラストの監獄での神父との対話、等々、ソコも確かに重要だとは思うのだけど、でもソコ「だけ」でもない、とも思うのだよね。「太陽のせい」というのは、別にホントに「太陽」の所為であったワケではないのだからさ。  結局のトコロ、オーソドックスに映画化するには向かないタイプの小説、つーことかと思います(そもそも)。マストロヤンニ自体の出来は決して悪くないし、地味にアンナ・カリーナが出ててお得感もあったりするのだケド。
[映画館(字幕)] 5点(2021-04-03 19:19:22)
80.  恐怖の岬 《ネタバレ》 
中盤までは、敵の悪辣な追い詰め方に対しこちらは対抗策が無く全く無力なので、実に不快で不穏で大変結構なスリラー加減。ところが終盤は、なんのこっちゃ分らん罠とやらに、悪賢かったはずの敵が猪突猛進してくる謎展開からの非常に平凡なラストと、かなり尻すぼみな印象。静かに怒りを湛えるグレゴリー・ペックも良いが、ロバート・ミッチャムa.k.aスリーピング・アイの件の目付きが非常に陰湿な感じで素晴らしい(良キャスティング)。
[インターネット(字幕)] 5点(2019-12-14 02:35:04)
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