Menu
 > レビュワー
 > タコ太(ぺいぺい) さんの口コミ一覧。47ページ目
タコ太(ぺいぺい)さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1369
性別 男性
自己紹介 ※他のSNS等に合わせてニックネーム変えました。(2024.2.28)

①製作者の映画愛を信じて0点は付けません。(0点級の作品は鑑賞中止してしまうのでレビューが書けないとも言えますが)
②レビュー作品に「あらすじ」がない場合は率先して書いてます。
③最近時間が出来たのでレビューが長くなりがちですがお許しを。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
616263646566676869
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
616263646566676869
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
616263646566676869
>> カレンダー表示
>> 通常表示
921.  最終絶叫計画5 《ネタバレ》 
ひさびさに鑑賞しました、「絶叫計画」シリーズ。  下品です。相変わらず下品。下品の極み。でも笑ってしまう。最後まで観てしまう。笑ってしまった段階で作り手の術中にはまってしまっているのですね、多分。  各シーンがどの作品のパロディなのかぐらいを考え、他は何も考えずに暇つぶしするには最適の作品。テーマとかは無いに等しいし考える必要もないでしょう。  そうは言いつつも、この手のおおよそ邦画ではあり得ないタイプのお下劣な作品は実のところ大好物。ですが、子ども(とりわけ赤ちゃん)乱暴扱い表現はやっちゃいかんという自分なりのポリシーみたいなものはあるので、その分減点して5点分笑わせていただきました。
[インターネット(字幕)] 5点(2024-04-26 13:52:09)《新規》
922.  ディアボリカル 《ネタバレ》 
予備知識なしに鑑賞したので、単なるお化け屋敷モノと思って観ていたら実はSFだったということで結構意外性がありました。ところが、改めてポスターや予告編を見てみたら「SFタイムトリップホラー」とか「邪悪さは時を超えて」とかのキャッチフレーズ。先に知っていたら印象は違っていたかも。  タイムトリップに関わる研究施設から発せられる電磁エネルギー?の延長線上に主人公の家が位置しているがために、未来から送られて来た男が夜となく昼となく現れる。怪人の正体は彼ら。未来の囚人が実験台になっているようで、現れるのは3人。しかもそのうちの一人は主人公の愛息。  息子は幼いながらカッとなると暴力に走るタイプで、友だちを怪我させて学校(児童相談所?)が経過観察中。タイムトリップの実験台になっているのだから、将来は暴力事件でも起こして収監されているのでしょうか?でも、自分の母親を傷付けるほどに狂暴なのかなと思えないでもなく、母親が大怪我しながらも息子に添い寝して未来に飛ぶ理由が今ひとつハッキリしないような。  アイディアとビジュアル的には決して悪くはないし、観ていて面白くないということもないのですが、少しばかり設定に無理があると言うか詰めが甘いと言うか、SF作品を標榜するのであればもっと理詰めの展開が欲しかったところです。なので5点献上に留めます。  ちなみに、原題は「不愉快な」とか「鬱陶しい」とか「極悪非道」という意味だと思うのですが、内容とマッチしていないような?
[インターネット(字幕)] 5点(2024-04-20 00:31:13)
923.  オンマ/呪縛 《ネタバレ》 
確かにホラーとしての要素を備えた作品ですが、個人的には殆ど恐さを感じませんでした。  主演のサンドラ・オーさんの熱演、主人公の電気アレルギーによる電気のない生活がもたらす終始暗い画面、ウンマの亡霊が現れる場面で用いられるジャンプスケアと、恐さの演出には事欠かない作品でありながら恐くないのです。  郊外の一軒家がオドロオドロしくなく寧ろ牧歌的な雰囲気であったり、娘クリス役のファイヴェル・スチュワートさんの素朴な可愛らしさ、母娘の唯一の友人であるダニー役のダーモット・マローニーさんの柔和で包容力十分な雰囲気等々が、恐さを打ち消しているようにも思えますが、何より作品全体がホラーと言うよりも主人公が過去の呪縛から脱して娘と前向きに生きて行くことを決意するまでに至るヒューマンストーリーだからなのかも知れません。  確かにウンマの亡霊は登場し、いくつかの霊障ももたらす訳ですが、それらの存在感よりも主人公の胸に刻まれた苦しさや悲しみの方が常に前面に押し出されている感じです。ただし、十分に表現されているかといえば多少なりとも物足りなさを感じてしまいますが。  結果、ホラー作品として観るならば極めて平均的な出来栄えだと思いますし、ヒューマンドラマとしてはホラー要素が盛り込まれた分弱くなっていることと、主人公の過去や韓国のお国柄についての説明不足を感じてしまいました。  サンドラさんの熱演の分を加点しても5点献上が妥当かなと思う次第です。
[インターネット(字幕)] 5点(2024-03-31 11:49:35)
924.  The Son/息子 《ネタバレ》 
両親の離婚が一つの引き金になっているのかも知れませんが、現状に失望し将来に何一つ希望を持てなくなってしまった17歳の息子。自らの経験もあって旧態依然とした親子関係、父親のあるべき姿、息子のあるべき姿に捉われ続けることしか出来ない父親。只管に息子を溺愛することこそが母の愛と信じる母親…。  キャラクター設定はとことんベタです。ですから、その登場人物たちが織りなす親子のそして夫婦の愛憎劇もベタです。大いに既視感があり、特に斬新なドラマとは言い難い作品です。  なので、俳優陣の熱演が楽しめる良作(いろいろ言いつつも2時間超集中して鑑賞していました)とは思いつつも、殆ど感情移入出来ずに(反論する意味で逆に感情移入していたのかも知れませんが)終わってしまいました。ラスト近くの出来事も、その後父親の見る幻影も想定内、と言うかある意味予定調和的に受け止めてしまい、物語の落としどころ的にそれで良いのか?という疑問が残りました。ラストシーンも然りです。  前妻から主人公を奪い取った?今の妻の視点がもう少し欲しかったかなと思います。登場人物中(したたかささえ感じるぐらいに)最も冷静に3人の関係を観察していた人物。ラストシーンではすっかり傷付いているであろう前妻は姿を見せず、今の妻だけがクローズアップされます。その彼女の姿が、仕草が、言葉が意味するものは、果たしてこの物語を締めくくれるものなのでしょうか?ただただ疑問でした。  監督の前作が素晴らしかっただけに残念でした。「家族三部作」の残る一作の映画化に期待したいと思います。  ちなみに、私もドラム式洗濯機が一度ならず登場したことに若干の恐ろしさを感じていました。ホラーじゃないんだから大丈夫、と思いつつも杞憂で良かった。
[インターネット(字幕)] 5点(2024-03-25 13:24:18)
925.  ワン・デイ 23年のラブストーリー 《ネタバレ》 
ネットの動画サイトで本作を観て号泣する自撮りをアップすることが流行っているとの情報を聞き、どっちかって言うと感情移入して号泣しがちな自分的にも泣けるだろうかと思い鑑賞。しかし、裏切られた感じです。  まず第一に主役の二人にま~~~~~ったく感情移入出来ない。寧ろ嫌い。特に男の方は顔立ち、語り口、生き方等々どこを取っても嫌いです。そんな男に惹かれる女の方も必然的に嫌いです。二人ともズルい!いや弱い?良く言えば自分に正直過ぎ?  なので、感動の物語との事前情報を聞きつつも気持ちが入らない。泣けることが期待出来ない。終盤に向けての衝撃的な展開も普通に先読み出来てしまったし、ラストシーンも想定内。何とも残念でした。  物語が毎年の記念日ごとに綴られて行くという手法、肝心な部分であっても他の時期に起きたことは割愛するというスッキリした演出、その時々の二人の関係やそれぞれの心境などが見事に演じ分けられていること、美しい街並みやドラマチックな抱擁シーン等々、作品としての魅力は沢山あるのに、肝心の物語の筋と主役のキャラクターが足を引っ張ってしまった感じです。  決して駄作とは言いませんし、これじゃ誰が観ても感動出来ないなどとは言いませんが、個人的には只管残念な作品に5点献上です。  (追記) 最初に書いた動画サイトでの話は最近のことなので、もしかしたら本作のネットフリックス版が対象なのかも知れませんね。最近のリメイクなので。でも、基本的に同様の内容のようなのでそちらは観ないと思います。15エピソードには耐えられそうもないので。
[インターネット(字幕)] 5点(2024-03-21 12:51:32)
926.  炎のデス・ポリス 《ネタバレ》 
何も考えず単にアクション作品として楽しむ分には、見応えもありますし決して退屈などしないスピーディな展開です。シンプルに面白かったです。  ただし、ストーリーとしては薄いと言うか特に目新しさもなく、具体的には思い付きませんが焼き直し感があります。設定や演出にも粗が目立ちますね。銃器の扱いが矢鱈雑だったり、警察署の設備が規模や立地の割に妙に豪華だったり、何より登場人物、特にメインのヴァレリーとボブのキャラ設定が今ひとつ徹底されていない感じ。  結局あの青い鞄は何だったのか?救急車乗っ取ってまで丸腰でボブを追うヴァレリーの無軌道な行動の破天荒ぶりは何なのか?途中まではどうなることやらと多少はハラハラドキドキ感がありましたが、能天気なエンディングに拍子抜けした感じでした。  肩肘張らないポップコーンムービーということで5点献上です。  それにしても原題と邦題の温度差がスゴイですね。思いっきり盛った感のある邦題の方が、鑑賞意欲を呼び起こしてくれるかも。
[インターネット(字幕)] 5点(2024-01-22 10:48:35)
927.  サイレント・トーキョー 《ネタバレ》 
普通にサスペンスとして観る限りは、スピード感のある展開と若干短めの尺ということによって、緊張感を維持しつつ楽しめることが出来る作品だと思います。ただ、その反面と言いましょうかテーマはかなりボヤけ気味で、登場人物の心理描写もそれほど精緻には描かれておらず、一人ひとりの心理的な背景は想像するしかない感じです。つまりは、本来かなり重厚なヒューマンドラマであるにも関わらず、あまりに感情移入困難な出来栄えです。  加えて、と言うかテーマのこと以上に感じさせられたのは、荒唐無稽とでも言いましょうか警察を始めとする各機関及び構成員の無茶苦茶な動き。あまりにも現実離れしており、最早SF状態。単独行動が多過ぎるし、拳銃を容疑者に突き付けてみたり重要参考人をさっさと釈放してみたり。ある訳ねーだろ!的な場面や台詞が多過ぎる感じがして止みません。肝心の犯行の背景等々、もう少し優先して描き込んで欲しかったところです。  結果、観終わってみれば後味が悪いと言うか何と言うか、キチンと着地することなくボーっと終わってしまった感じです。解決とは程遠いような。断片的に観て行けばお気に入りのカットは多々あるものの、それらを組み合わせたことによる作品としての+αを受け取ることは出来ませんでした。渋谷駅前のセットや爆破シーンに代表されるような秀逸なビジュアルばかりが印象に残る、かなり残念な(勿体ない)作品でした。
[インターネット(邦画)] 5点(2024-01-06 23:43:16)(良:1票)
928.  KANIZAME シャークラブ 《ネタバレ》 
誰が言ったか知りませんが「ペンシルバニアの映画製作マシーン」あるいは「ペンシルバニアのスピルバーグ」との異名を持つマーク・ポロニア監督作品。そもそもが観る者を大いに選ぶ異色の同監督作品の中で、同監督によるサメ映画的にも異色のクライム・サスペンス作品です。  ただ、本作をサメ映画と呼んでいいのかどうかは微妙かも。確かにサメ起源の合体生物は登場しますが、物語の中心ではなくどちらかと言うと脇役。そのくせ事件の発端であり、かつ事件を完結させる重要な役回りでもあります。ん?そう考えるとサメ映画と呼んでいいのかも知れませんね。  そして邦題にもありますように、登場するサメはサメとカニの合体生物「シャークラブ」。このダジャレ感は今回は邦題オリジナル。原題より気に入ってます。ちなみに原題直訳は差し詰め「売人鮫」ってところでしょうか?ただしこのハイブリット鮫、良く見るとサメにカニのハサミや足を生やした造形なのですが、登場シーンではどう見てもエビ的容姿。サメ映画を標榜するためにはサメの体型を残したかったのでしょうけれど、皮肉にも結果エビ的容姿になってしまったようで、独特の味のあるストップモーションからはもの悲しさが感じられます。  一連の同監督作品と概ね同メンバーのスタッフと出演者、例によって監督自身も出演するサメ映画。個人的には、適度な尺で大いに笑わせていただけましたのである意味満足です。とは言え高得点を献上するのには良心の呵責が…。なので5点献上に留めたいと思います。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-12-11 11:23:27)
929.  ザ・ウェーブ (2019) 《ネタバレ》 
大切な会議の前夜だからと同僚の誘いを確かな決意をもって固辞していたものの、妻とのすれ違いなんぞという日頃から繰り返している些細なことに開き直って結局は誘いに応じて夜の街に繰り出してしまった主人公。  そして、入るべきではなかった怪しげな店に入り、入るべきではなかったアブなそうな部屋に入り、会話すべきではなかった強面の人物と話し、貰うべきではなかったヤバそうなクスリに手を出し…まさに悪循環。絵に描いたような転落。  なんだかこうやって振り返ると、小心者のサラリーマンの悲哀を描いた悲喜劇みたく思えるのですが、実は結構ハイなトリップムービーとでも言いましょうか、謎の薬物で激しい幻覚の世界に飛び込んだかと思えば、まるで人生やり直しみたいなタイプリープしちゃったりと、一体どこからどこまでが現実なの?それとも全てがクスリによる幻なの?といった激しめのストーリー。  散々ドタバタした挙句、結局最後には良い人になりたくて死を望む?そして本当に(恐らくは良い結果を遺して)死んでしまって、死後の世界では自分を導いてくれた最愛のひと?に添い遂げることが出来ましたとさ。みたいな作品でした。テーマは何だったのでしょう?人は他人への思いやりをもって生きるべき、と言った人生訓と言うか道徳観念?なんか違うなぁ…。  決して面白くない作品ではないのですが、良く解らないと言うか、今ひとつ印象に残らない作品。限りなく4点に近い5点献上します。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-11-27 15:21:01)
930.  ドルフ・ラングレン ゾンビ・ハンター 《ネタバレ》 
所謂ゾンビ映画ではありません。人間が怪物化する原因はあくまでも悪霊の憑依。なのでオカルトホラーですね。  ただし、憑依された人間を殺すと殺した人間が憑依されるという恐怖の連鎖。襲われても殺せないというジレンマ。これって結構新しい恐さですね。ゾンビと違って決して増殖はしませんが、滅ぼすことは容易ではない。  そこで登場するドルフさん。大男で狂暴そうなのに、相手を殺すことでは解決できないからネット銃を担いでいる。生きたまま捉えて悪霊を専用容器に封じ込める。壺に封じ込められた魔法使いかよ、みたいな。あれ?悪霊を取り除いた人間は死んでしまう?そう考えるとゾンビだった?そう考えると邦題も理解出来ないこともなく…。  いずれにしても海洋不法投棄するなよ!容器が錆びたら出て来るじゃん!と文句のひとつも言いたくなりますが、本人も承知してるんだからお手上げですね。  チープな演出、チープな特殊効果、チープな台詞回しetc.と、どこを取っても超B級ながら、始めからそう思いつつ観れば決して退屈はしない作品。プロット的には魅力もあり甘めの5点献上です。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-11-17 10:40:47)
931.  マードレス 闇に潜む声 《ネタバレ》 
本作のモチーフになっている事件は非常にショッキングなもので、我が国でも類似の案件が争われていますが、極めて重い物語になるべき作品です。  しかし、中盤まで社会派サスペンス風に描いておきながら、何故か盛り込まれている終盤のホラーエピソード。何故ホラーを持ち込んだのか?分かりません。必要なかったんじゃないかとの思いが募ります。  結果、何とも勿体ない出来栄えとなってしまいました。興味深く重厚な作品ではありますが、総じてみれば纏まり感の乏しい作品。5点献上に留めます。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-11-06 22:45:07)
932.  Infiesto インフィエスト 《ネタバレ》 
新型コロナウィルス感染症の蔓延を世界の終わりと受け止めた狂信的な人物が、生贄を捧げることで神の怒りを鎮め事態を収束させようとすべく誘拐と殺人を繰り返すという物語を軸に、刑事たちの人間模様を絡めて描くサスペンス・スリラー。  ただし、事件現場はかなり狭い範囲ですし、預言者を名乗る主犯格の男と共犯者たちはもっと狭い範囲での旧知の間柄。オカルト基軸に大上段からワールドワイドに描くのかなと思いきや、思いの外スケール感が乏しい作品世界です。そう考えると、我が国の2時間ドラマ的なテイストかな?と言った感じがします。  物語の展開していくテンポは良く、ありがちな2人の刑事の単独行動による活躍ということではなく、捜査にあたってはきちんと部下を引き連れて出直すなど、意外と現実的な演出。そのせいもあってか、特にハラハラドキドキといった展開はラスト近くまでありません。  しかし、クライマックスになって何故か単独行動。捜査上の暴走を理由に無給停職させられた主役のひとりは予想に反して殉職。否、停職中の単独行動なので殉職とも言えない無残な死。相棒の若き女性警部補もラストになって相当無謀な単独行動。最後の最後に緊迫のサスペンスシーンを纏めたと言った感がします。  ラストシーン。まだまだ運ばれてくるコロナの感染者を病室の窓から眺める彼女が、「この世の終わりの始まり」みたいなことを言いますが、全体的な物語のスケール感からすると違和感がないこともない結びの言葉でした。  ちなみに、特に邦題のない本作、地名だけではどんな内容かまるで分からず、こういう作品こそ邦題とか副題とか付ければ良いのにと思った次第です。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-11-03 11:22:03)
933.  VETERAN ヴェテラン 《ネタバレ》 
近未来SF的なオープニング。世紀末的な状況にあって、近接する酒場では呑気に酒を酌み交わしている。なんだかちぐはぐな雰囲気。そこに逃げ込む一人の少女。彼女を追って雪崩れ込む暴徒。和気あいあいに飲んでいた初老たちが、仲間に切り付け重傷を負わせたからといって、いきなりショットガンで頭を吹っ飛ばしたり、倒れ込んだ暴徒の頭部が原形をなくすほどに踏みつけまくる。この急変・豹変に一瞬引いてしまいました。退役軍人の戦場の記憶を呼び覚ましてはならない、彼らは恐ろしく狂暴になるとでも言っているようで、何だか怒られそうです。  ただ、その後の展開は思いのほか悲壮感に溢れるもので、終わってみればこの戦いとは一体何だったのか?仲間たちの死を伴ってまで行うべきものだったのか?などなどモヤモヤした思いばかりが残り、悪党たちを殺しまくる主人公たちの姿は決して手放しで賞賛すべき雄姿とは受け取れませんでした。殺し方もゾンビ映画でのゾンビ退治的であって、生身の人間相手の行為には到底思えなかったりもして。薬物中毒者たちを戦時の敵兵に準えている?だとしたら反戦テーマ?いやいや、そうとも思えないし。  観終わった後、素直に「面白かった~!」とは言えない後ろめたさのようなものが残り、ラストに綴られる兵士たちへの賛辞・謝辞も言い訳めいて感じられてしまいました。なので少々辛めの5点献上です。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-10-22 14:05:33)
934.  ヨコクソン 《ネタバレ》 
本邦の怪談話に洋画的悪魔モノ&スプラッターテイストを足して二で割ったような作品。グロさ加減は少々抑えめのようにも思えますが、如何にも韓国ホラーのテイストです。  おどろおどろしいカットの連続。ただし、演出的には想定内であって予想以上の恐さはありません。物語的にも斬新ということはなく、寧ろ古典的とも思えます。そこそこの恐さともの悲しさ。期待以上でもなければ以下でもないという無難な仕上がりと思えます。  ただし、ラストシーンは全くの蛇足、要りません。お腹の子が悪鬼に支配されているかどうかは結構早い段階で予想されます。ダメ押しのようでいて、最後の最後にトーンダウンしてしまった感があります。その分-1点の5点献上します。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-10-14 23:46:28)
935.  アニマル・パージ(TVM) 《ネタバレ》 
元々のTVシリーズを一纏めにしたということもあるのでしょうけれど、スピーディな展開に好感が持てます。  冒頭、新種のゴリラ登場、番犬たち超怯えモード、これは何かしでかすな的な雰囲気いっぱい。最初の犠牲者が出るのもあっという間、それが拡散するのもあっという間、兎に角展開が早い。TVシリーズを纏めたのですから当然と言えば当然かも知れませんが、小気味良いテンポで話が進みます。  動物学者登場。これは何かのウィルスが原因?動物から採血します。居合わせた学生のバイクに同乗し対策本部のある市庁舎へ。お決まりの展開で市長は大した事態ではないと言わんばかり。学者の意見には耳を貸しません。ところがカラスたちが大襲来。逃げ惑う市長たち。死亡フラグが立ちますね。  動物学者は研究所に急ぎます。しかし、留守番中の娘も気になる。クモの恐怖、ワニの恐怖、ネズミの恐怖、次から次へと恐怖の連続です。実写とCGの使い分けが巧みです。序盤同様、中盤の展開もなかなかの迫力です。  問題は終盤。娘を預けた研究所にも動物たちの魔手が?!かと思いきや平穏です。どうやら事態はゴリラの発する超音波らしい。事態の原因を突き止めた動物学者は居合わせた警察官とともに動物園に向かいますが、そこには原因は感染症ではない筈なのに何故か感染した学生が待ち受けていて二人ともあっさり昏倒させられてしまう。先に覚醒した警官は麻酔銃でゴリラを眠らせますが、超音波が原因で異常行動を起こしていない学生は、動物学者を引き摺って姿を消します。あっさりTHE END。  終盤があっと言う間過ぎてどう考えても続編ありき?TVドラマベースとは言え、シーズン2ありきでは単品の作品としてどうなんでしょう?  ビジュアル的には見応えのあるパニックホラーではありますが、矛盾を帯びたストーリーと締め括りの雑さに疑問を感じて5点献上です。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-09-26 16:49:49)
936.  蛇のひと 《ネタバレ》 
序盤はテンポよく物語が進み、「上層部からの情報は誤報だろう。部長の自殺と今西の失踪の関連は?本当は何が起きたのか?」とミステリーとして期待感十分に観ていました。  ところが、話がある程度核心に近付きつつある辺りからスピード感が失せてしまい、しかも今西の人物像がレクター博士ばりのマインドコントロールの妙手の如く描かれて来て、微妙な雰囲気に包まれてしまいました。  今西は何を目指して生きて来たのか?これからどう生きて行くのか?そこにあるのは善なのか悪なのか?そして、結果として陽子は今西を救ったのか?それとも結局は操られているだけなのか?  決して面白くないとは言わないのですが、キーマンである今西の生き様というか在り方、そしてヒロイン陽子の在り方に、今ひとつ理解が及ばず観た後にモヤっとした印象だけが残りました。横領事件が結局単純に隠蔽されたのかも含めて。  それにしても何故今西を関西弁キャラにしたのだろう?成功しているようには思えないのですが?-1させていただきます。
[インターネット(邦画)] 5点(2023-09-22 11:58:44)
937.  トロール 《ネタバレ》 
ノルウェー発、お子様向け怪獣映画とでも言うべき作品ですね。  怪物の登場は人間の自然に対する不敬に起因するもので、ゴジラを始めとする怪獣映画の王道的着想。怪獣は無闇矢鱈と暴虐の限りを尽くす訳ではなく優しさの一面も持ち合わせているというキングコングを始めとしたコレまた善玉的怪獣の王道的キャラ。  軍隊が登場して小型核爆弾的ミサイル発射にあたって首相は自国民の多大な死亡フラグに興味示さずあっさり意思決定しちゃうとか、無駄に狂暴な政府高官が首相を飛び越えてミサイル発射しようとした挙句、女性職員にぶん殴られて降参だとか、古生物学者が自らの役割立場乗り越えて活躍しちゃうとか、首相補佐官が小ネタ連発してスベリまくってるとか、早い話が主役の怪獣以上に全てが荒唐無稽。  つまりは、(ノルウェーの)子どもたちにとって、もしも童話でお馴染みの妖精が巨大化して怪獣になったら的なスゴさを良く出来たVFXで楽しめ、よくよく考えるとかなり悲しい物語なのに痛みや悲しさは殆ど表現されてなくてトラウマになったりすることもなく、親たちも殺し合いの惨さや戦争の悲惨さを感じ取ることもないだろうと子どもたちに安心して見せることが出来て等々、お子様向けとしては良いんじゃないですか?といった作品だと思いました。  そんな視点から、そりゃ―ないだろの連発の相当粗のある脚本と演出ではあるものの、それは脇に置いての5点献上とします。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-09-02 23:57:16)
938.  ビースト 《ネタバレ》 
狂暴な野生動物と人間との闘いを描いたアクション系エンタメ作品として観れば、優れたCG、スリルとサスペンス、そして家族愛を描いた良作のように思えます。実際、ほぼノンストップで楽しめはしました。  けれども個人的には何とも後味の悪さが残りました。群れを非道な密猟者に殺され生き残った雄ライオンを「悪の意志を持った存在」のように描き過ぎのように思えてなりません。  確かに、トバッチリを食っていきなり皆殺しにされてしまった集落の人たちは気の毒としか言いようがありませんが、(現実問題としてライオンの思考に人間的な悲しみの感情があるかどうかは判りませんが)ライオンの方にも悲しみや悲壮感を込めて欲しかったところです。  集落での惨状を目撃した直後の混乱した状況だとしても、一丁のライフルのみ携えて単独でライオンを追う姿は、冷静なプロの保護官もしくは動物学者とは思えません。単に殺すためにライオンを追うハンターとしてしか映らないです。  全体を通じて危機管理の薄さが目立つ演出。主人公の父娘たちは素人だから仕方ないにしても、それでも常識的にその行動は違うだろ?みたいな場面が多過ぎました。思えば、父娘の会話にも今一つな台詞が多く、家族愛をテーマとしたドラマとしてもスッキリはしないところです。脚本の問題なのでしょうか?  一見お子様向け、ファミリー向けの1本のようでいて、実は違うなと思えてしまう1本でした。  (追記) 今日、数多くの放牧中の牛を襲い指名手配犯のように追われていた北海道の1頭のヒグマが、ついに殺処分されたことをニュースで知りました。密猟者に襲われたライオンとは全く違う状況であるにしても、人間と野生動物の共存・共生は難し過ぎるとつくづく思いました。そんな観点で観るべき作品ではないのかなぁ?
[インターネット(字幕)] 5点(2023-08-22 10:44:08)
939.  アンチ・ライフ 《ネタバレ》 
公開当時の「アルマゲドンから22年、ブルース・ウィリス再び宇宙へ」なんつうコピーが頭に残っていて、え?あのハリーが主役なの?などという疑問と混乱が脳内を巡ってしまいました。んな訳ないですよね?私が浅はかでした。  「地球」と「人類滅亡の危機」そしてブルースさん以外、「アルマゲドン」とは縁もユカリもない本作。何とも既視感に満ち溢れた作品でした。  未知のウィルスによる人類滅亡の危機、別天地となる惑星への選ばれし人々の移住計画、船内で乗員が冬眠中に起きる異常事態、謎の寄生生物による人体と精神の乗っ取り、寄生された人間は狂暴で死なない、そして英雄的殉職者によって主人公と恋人が脱出、辿り着いた安住の地には新たなる脅威と恐怖。などなど。  それぞれにコレはあの作品、アレはあの作品と、既視感の原因がアッサリ判明。つまり、オリジナリティが感じられないのです。  元ネタ的な類似作を知らなければ、否、知っていても、決して面白くない駄作とは断じられないと思います。結構楽しませていただきました。されど高評価していいものかどうか?やはりもう少しオリジナリティが欲しかった。金属さえも溶かしてしまう超強力洗剤とそれを原料とした密造酒だけでは何とも淋しい限りです。  如何にも続編ありみたいなエンディングですけれど、今のところ予定は聞きません。でも、あのエンディングで続編を作ったら、またしてもアノ作品みたくなりそうなのでシリーズ化は望みません。そんな感じの微妙な5点献上です。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-08-21 10:50:00)
940.  シン・仮面ライダー 《ネタバレ》 
1971年にTV放映された「仮面ライダー」をリアルタイムで夢中になって観ていた身としては、いきなりショッカーの戦闘員たちを返り血を浴びながら殺害していくライダーに一瞬引いてしまいました。この作品は、元祖TVシリーズにはなかった暴力的リアリティを追求していくのか?と。  しかし、観続けて行くと、特にリアリティの追求ということでもなく、カット割りや演出、登場人物の台詞回し等々、寧ろ元祖版を丁寧にトレースしているように思えて来て、当時を知る世代にとっては懐かしき昭和の時代を髣髴とさせてくれる作品でした。  併せて、子供向けとして制作された元祖版では少々抑え気味だった、ヒーローの背負った悲しみ・苦しみといった物語の重要な背景部分にも光を当て、今や中年を越え老齢の域に一歩踏み入ったリアルタイム世代にとっては、別の意味でも堪らなくノスタルジックな作品です。  それだけに、ショッカー戦闘員殺害シーンでの流血や、ラスボスとの最終決戦シーンでのライダー流血シーンが必要だったのかどうかは微妙に思えます。  また、次々に怪人が登場する前半~中盤は、スピード感はあるものの今ひとつ綺麗に流れていないように思え、一話完結モノを繋ぎ合わせたようなイメージでした。原作に忠実にするためには尺の都合もあって仕方なかったのかも知れませんが、ルリ子の遺言以降の流れが一気に加速し厚みを増すのに対して、何かもたつきのようなものを感じてしまいました。  仮面ライダー1号・2号はリアルタイムで観たものの、その後はすっかりご無沙汰してしまい、次に観たのは「仮面ノリダー」だったという浜辺美波ちゃんファンの自分にとっては大いに楽しめる作品でしたが、平成以降のファンを始め1号・2号の時代に何かしらの思い入れがない人にとっては全く楽しめない作品でしょう。観る人を選びますね。なので5点献上に留めます。
[インターネット(邦画)] 5点(2023-08-17 00:31:59)(良:1票)
000.00%
1332.41%
2503.65%
3896.50%
41168.47%
516111.76%
625518.63%
734425.13%
822816.65%
9765.55%
10171.24%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS