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すかあふえいすさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1047
性別 男性
年齢 30歳
自己紹介 とにかくアクションものが一番

感想はその時の気分で一行~何十行もダラダラと書いてしまいます

備忘録としての利用なのでどんなに嫌いな作品でも8点以下にはしません
10点…大傑作・特に好き
9点…好き・傑作
8点…あまり好きじゃないものの言いたいことがあるので書く

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941.  シャロンの屠殺者
ヴィクター・マチュアが放つ野性的な雰囲気は、西部開拓者の“異文化”を拒むようなオーラに包まれている。 この作品のはインディアンたちの「野生」と西部開拓者たちの「近代」の衝突を戦争を通して描いた骨太の西部劇。 常にピリピリした空気が保たれる傑作だ。
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-09 20:17:35)
942.  フェリーニの道化師<TVM>
「カビリアの夜」や「道」を見た方ならお解かりだろう。 フェリーニの道化師に対する並々ならぬ思いを!! サーカス映画の傑作の一つ。
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-09 20:15:55)
943.  扉の影の秘密
フロイトの精神分析の影響を感じさせるサイコ・スリラー。 既にドイツ時代に「M」で猟奇的な殺人鬼を描いているが、アメリカ時代のラングに重々しい空気と恐怖感は余りない。 その反面、娯楽として素直に楽しめる気軽さが増した事は確かだ。 この作品は1948年の作品だが、1940年に公開されたヒッチコックの「レベッカ」を思い出させる。 私も完成度で言えばヒッチコックに軍配を挙げるが、本作は本作でラングの実力を充分堪能できる作品だ。  ヒッチコックも「汚名」や「海外特派員」で扉を効果的に使っているが、ラングの場合は扉(とにかく脱出口)をこじ開けないと絶体絶命というシーンが多い。  「メトロポリス」や「怪人マブゼ博士」は、迫り来る水から逃れるべく登場人物が出口を確保しようと必死に足掻く。 一方で「死刑執行人もまた死す」のように“思わぬ援軍”の登場を予感させる場面でも効果的に使われている。  ヒッチコックが徹底的に扉に“謎”や“危険”を隠したならば、ラングは扉を“脱出口”や“希望”として徹底的に描いた作家と言えるかも知れない。  「扉の影の秘密」は、ヒロインにとって危険でもあり希望でもある「扉」を描く作品なのだ。 だが残念な事に、「扉」にはヒッチコックの「レベッカ」と同じようにヒロインの生死を左右する“危険”で満ち溢れいていた・・・それは見てのお楽しみ。  ラングのアメリカ時代の到達点が「暗黒街の弾痕」または「条理ある疑いの彼方に」だとすると、この「扉の影の秘密」は40年代の到達点と言って良い。 
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-09 20:15:00)
944.  ラブ・アクチュアリー
絶望的にツマラナイ作品がイギリス映画で、特に最近のは複雑にすれば良いと勘違いしているから更に酷い。ただ、この作品は中々面白かった。 とてもハートフルかつシンプルなラブストーリーで安心して見られるし、理屈抜きに彼らの幸せを祝ってやりたくなる。 ドロドロが苦手という人や、陳腐なメロドラマに嫌気がさしたと言う人に是非とも見て欲しいね。 ただ、登場人物を増やすなら増やした分掘り下げをして欲しかった。ストーリーが解りやすい分、余計なキャラが多すぎて少し集中出来なかったのが残念。 でもお気に入りのジョークがあるぜ。「アメ公はいじめっ子」に座布団をあげたい。流石イーリング・コメディの本場だ、ギャグのセンスが素晴らしい。
[DVD(字幕)] 8点(2014-04-07 19:40:59)
945.  カサブランカ 《ネタバレ》 
個人的には「脱出」の方が好きだし、カーティスにしても「ミルドレット・ピアース(カーティスの最高傑作!)」や「汚れた顔の天使」の方が出来は良い。  それに今回のハンフリー・ボガート&イングリッド・バーグマンは嫌いだ。 何回「君の瞳に乾杯(笑)」て言うんだよ。 くどいわ!!  まあバーグマンは「ガス燈」、ボガートは「デッド・エンド」と「黄金」で好きになったから良いんだがな。  そんなどうでもいい話はこの辺でいいだろう。  なんせ「カサブランカ」も充分すぎるくらい名作なんだから。  「ドイツ軍は奇跡が嫌いでね」というセリフは「モンスの天使事件」の事だろうか。 元々は小説に書かれた記述を、ドイツ兵を恨む人々があたかも「本当に起きた奇跡」としてでっち上げてしまったのだから。 嘘を本当にしてしまった人々の起こした奇跡と言えよう。  舞台は親ドイツの「ヴィシー政権」が支配するフランス領モロッコ。 そこに横たわる活動家たちが骨をうずめる街「カサブランカ」はドイツ、イタリアを始めとする枢軸国(日本とはこの時大戦が始まっていたから意図的に除外か)の支配が及ぶ街。 ストーリーは途中まで劇中曲「時の過ぎ行くままに」のように緩やかかつに進む。 最初はちと退屈だが(コチコチの演出&臭いメロドラマで反吐が出る)、それが終盤に近づくにつれて激しい演奏へと変わっていく。 この映画は音楽が結構充実している。 ハンフリー・ボガートを始めとする俳優陣の演技を音楽が後押しする。 ドイツ愛国歌の「ラインの護り」とフランス革命の歌だったフランス国家「ラ・マルセイエーズ」の合唱対決は正にそんな場面。  前半の甘ったれ野郎かと思ったリチャードが、騙されたにもかかわらず惚れた女のために行動していく様子。 逃げる男、逃がす女、それを助けてしまうリチャードの義理人情、そしてルノー署長の男気。 真のヒロインだね。 終盤の畳み掛けは流石カーティスだ。 でも、コレがカーティスのベストと言われるのは不服だ。この作品だけを見て「カーティスは一発屋」という連中も大いに気に入らない。
[DVD(字幕)] 8点(2014-04-06 23:34:54)
946.  ロード・オブ・ザ・リング 《ネタバレ》 
長年映画化不可能とされていたトールキンの「指輪物語」。  小説の壮大な世界観を、実感のある実写と質感のあるCG(一部不満有り)で堪能できるだけでも凄い。 それを3本も楽しめんだぜ?  70年代にディズニーでアニメ映画化されてはいるが、騎馬軍団の壮絶な突撃が好きな俺はコチラを推したい。  ロード・オブ・ザ・リングの「ロード」には、フロドたちが乗り越えた険しい道も含まれているのかもしれない。  「旅の仲間」では、破滅を呼び込む「指輪」を巡って、人間、賢者、エルフ、ドワーフ、ホビットの選ばれた面々が指輪を破壊するための旅に出る。  敵の大将の領土内の溶岩の熱でしか破壊できないとんでもない指輪だ。 ドワーフの鉄の胃袋でも溶かせないんじゃしょうがない。  仲間たちの交流、葛藤、そして別れ。 それでも旅は続いて行く。
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-05 13:13:14)
947.  荒野の決闘 《ネタバレ》 
今作は邦題のような荒々しさはあまり無い。 原題の「My Darling Clementine」の通り、詩情に溢れた愛と淡々とした復讐の物語。 伝説の保安官「ワイアット・アープ」兄弟とドク・ホリデイの復讐劇。 静かに草木を揺らす荒野、そして「殺られたら殺り返される」殺伐とした西部の世界。 降り注ぐ雨の描写が、この映画の静けさを物語る。  ワイアットが酒場で無法者を引っ捕まえる場面、 酒場で銃を抜いて場を制する場面、 ダダッ子ドクを連れ戻す疾走感、 クライトン一家の襲撃、 ラストの決闘とこれだけ見せ場があるにも関わらず徹底した静けさ。  「駅馬車」のようなドラマ面の人物像の掘り下げもあまりない気がする(前半のバージルとモーガンは空気)。  ただドク・ホリデイが馬車馬を走らせる頃から物語は「静」から「動」へと移り変わっていく。それまで退屈だったストーリーも、段々締まりを見せてくる。 平和な街にくすぶっていた「火薬」が「銃火」によって炸裂する瞬間。 仲間の仇を討つために、そして保安官として仕事を果たすためにアープたちは決闘の場へと向かう。 が、死が待っている決闘の場に堂々とした出で立ちで歩み寄る男たち! それぞれが失った者のために、正義のため、何より愛する者を守るため、男たちは引き金を引く。 長き静寂の後に訪れる死の瞬間まで・・・。  愛する人を奪われていく主人公たちと、アープたちの手によって平和を取り戻し歓喜する住民たちの対比が生々しい。  今回のマチュアは文字通り捨て身のギャグを披露してくれた。 敵の背後を取っておきながら咳で位置がバレて撃たれるって・・・しかし柵に手をかけ相手を睨みつけての一撃はカッコイイので結果オーライ。  「赤い河」や「リオ・ブラボー」で好々爺だったウォルター・ブレナンも、昔は悪漢老クライトンとして立ちはだかる。 それが輪廻転生してジョン何とかさん(ジョン・ウェイン)の強い味方に生まれ変わったと考えると・・・胸熱。  そして決闘のラストでハンマーを打ち降ろして三連射するワード・バンドのカッコ良さは異常。  20世紀フォックス発売の特別編DVDに収録された「非公開試写版」も必見。 個人的にはこっちの方が好きだったりするのだ。
[DVD(字幕)] 8点(2014-04-05 10:13:17)
948.  キートンの恋愛三代記 《ネタバレ》 
D.W.グリフィスの「イントレランス」に対する尊敬か嫌がらせか、キートン流のパロディ映画。 チャップリンもセシル・B・デミルの「カルメン」に対して「珍カルメン」でパロディやってたね。やっぱり喜劇王がやるパロディは洗練されてるぜ。 でも流石に「原始時代」は遡り過ぎだ。 「ベン・ハー」は犬かよ。 恐竜と像が一緒にいる時点で色々おかしい。 まあ、もしキートンが現代に生きていたとしても其の辺の矛盾を全部ひっくるめて面白おかしくしてくれるだろうよ。 しかし“三代”で終わりかあ・・・。
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-05 10:03:40)
949.  キートンのラスト・ラウンド 《ネタバレ》 
他のキートン映画にしては全体的に物足りなさを感じるかも知れない。ただ、ラストの「ブチ切れる」キートンのシーンは必見だ。 今まで人を殴ることもできなかった気弱な青年が、愛する女性のため、自分のために獰猛な拳闘屋に豹変する瞬間の顔つき。 笑わない、滅多に怒らない人間が怒った時は怖いもんだぜ。そんな映画です。
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-05 10:00:42)
950.  キートンの酋長 《ネタバレ》 
サイレント時代は同時に西部劇の始まりであり、エドウィン・S・ポーターの「大列車強盗」の登場以後、様々な西部劇がスクリーンに登場した。 D.W.グリフィスがあらゆるジャンルの映画を開拓していったように、チャールズ・チャップリンは「黄金狂時代」や「偽牧師」で、そしてバスター・キートンは「ファッティのアウトウェスト」や本作「白人酋長」で西部劇に挑んだと言えよう。 当時の西部劇はインディアンを友好的に捉えた作品が多く、むしろ英雄視さえしていた。そんな温かみのある視線がこの作品にはあった。 モーリス・トゥールヌールの「モヒカン族の最後」もまた、インディアンと白人の結ばれぬ悲しき物語を描いた。 本作はたった20分の短い内容だが、キートンのコメディはそんなインディアンと白人の交流を面白おかしく描いてくれた。実に良い映画だ。
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-05 09:57:57)
951.  キートンのマイホーム(文化生活一週間)
最近のツマラン映画よりも、名作とか言われる古ぼけた作品よりも、キートンのコメディはいつの時代も破壊力があって面白い。ネタを知ってたって、まさかここまでやるとは思わなかった。スゲーよ。 新婚したてのキートン夫妻が、夢のマイホームを買い、夢もろとも粉々に砕け散っていくという何とも酷い話だ。 奇抜な外装になった家、欠陥だらけの家。冒頭のアクションが霞んでしまうほど家の粉砕振りがたまらん(それと若妻の入浴シーン(見せられないよ!)。 腹筋崩壊の数十分だった。
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-05 09:42:57)
952.  アパッチ(1954)
バート・ランカスターが役者として演技開眼した時期に撮られた作品。 アルドリッチとは鮮烈なデビューを飾った「ヴェラクルス」や晩年は「ワイルド・アパッチ」といずれも傑作揃い。 特に本作はアパッチ族の野生の中で生きてきた主人公がマサイが、生きるために農耕技術を取得したり、妻を守り抜くため徐々に変化していく姿に注目。 アルドリッチ得意の豪快でスピーディーな演出が隅々まで輝る傑作。
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-04 17:12:01)
953.  追想(1975) 《ネタバレ》 
これは、甘ったるい幻想をを打ち砕くような映画だ。 第二次大戦中に実際に起きた虐殺事件をモデルにしているが、現実は誰一人「殺人者」を裁こうともしなかった。 それに対するロベール・アンリコの憂さ晴らしと見るか、戦争の悲惨さを物語として語る純粋なドラマと見るか。  疎開させ、安全だと信じていた場所で惨たらしく殺された妻子。 男は「命を救う」という医者の義務を捨ててまで、復讐心で胸を埋め尽くす。妻子の亡骸が男を復讐へと動かす。  古城はかつて男が「庭」として遊んでいたいわば「遊び場」。奴らを逃せば地の利もなくなる。  「死んだ命はもう戻って来ない。せめてアイツらだけは殺してやりたい!!」 男は淡々と「殺人者」たちを城に閉じ込める。 水に沈めて皆殺しだ。火炎放射器でドロドロに溶ける鏡、女を焼いた火で自分が焼かれる感じはどうなのだろうか。 絶えず男の脳裏によぎる過去の美しき記憶。死んだ者はもう戻らない・・・。
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-02 19:32:11)
954.  宮本武蔵 一乗寺の決斗
この「武蔵」だけは稲垣浩に譲れない。 内田吐夢の「宮本武蔵」は眼が血走るような殺気と色合いに満ちている。  たった1人で吉岡一門総勢73人と戦う状況に追い込まれる武蔵。  でしゃばる小次郎など引っかかる演出も多いが、武蔵の凄まじい殺陣を見ればそんなものはどうでも良くなる。   一人、また一人吉岡一門を斬っていき、やがてラストの壮絶な決闘へと戦いはエスカレートしていく。  万全の体制を期す一門だが、既に武蔵は山ので待ち伏せ、一門打倒の策を練り上げる。  策といっても、武蔵も生きるか死ぬかの命懸けの策。 武蔵の策は常に死中に活あるのみ・・・!  名乗り挙げるやいなや猛スピードで一門に斬りかかる迫力! 戦に卑怯もクソもあるか、戦場にいるなら問答無用で斬り捨てるのみ!  泥まみれの死闘は圧巻だ。
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-02 00:47:47)
955.  犯罪王リコ
「民衆の敵」と並んでギャング映画の先駆けとなった作品。 主人公のエドワード・G・ロビンソンがいかにも「悪党」という感じがしないのが恐ろしい。 何処か抜けた感じがまた良いんですよ。そんな人間が犯罪に染まっていく姿が怖い怖い「人間見かけで判断できない」という作品だ。
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-02 00:45:37)
956.  アリバイなき男
ジョン・ヒューストンの「アスファルト・ジャングル」に引けを取らない強盗映画の傑作。  フィル・カールソンは余り評価されて来なかった人物だが、このフィルム・ノワール作品は中々良く出来た映画だと思う。  常にマスクを被せられた三人の男。 それぞれの顔を知っているのはボスだけであり、三人は互いの顔すら知らない。  恐るべき速さで銀行を襲い、映画はここから物語を始める。  車を使われたというだけで職も名誉も失われてしまった主人公。絶望は怒りへと変わる。   ボスの顔も解らず不安に苛まれる強盗団の男達は、彼らを執拗に追う主人公に追い詰められ板挟み状態だ。  「アスファルト・ジャングル」やキューブリックの「現金に体を張れ」に比べると少し物足りないかも知れないが、それでもジリジリと追い詰められる三人の姿は中々のもの。  完全犯罪を目論むボスの存在がとにかく不気味だ。
[DVD(字幕)] 9点(2014-03-31 19:08:43)
957.  第9地区 《ネタバレ》 
“恐怖”という意味では、作り物とハッキリ解ってしまうCGよりも生々しいアニマトロニクスの方が何百倍も怖い「エイリアン」の方が上だが、技術を抜きにしたドラマ面ではこの「第9地区」に軍配を挙げたい(そんな好きじゃないけど)。 何よりリドリー・スコットの「エイリアン」と共通する部分があるのが面白い。 スコットに出てくるエイリアンは、たった一人でリプリーたちに戦いを挑んだ。リプリーたちにとっては恐怖の対象でしかない“敵”だが、エイリアンにとっては住処を荒らしに来た侵略者(エイリアン)にしか映らない。  「第9地区」は主人公そのものがエイリアンになってしまい、人間の時は侵略者か見世物小屋でも見るように感情の移入なんて有り得なかっただろう。 そんな男が徐々に異星人に変貌していく。当然人間たちからは疎外され、その中途半端な容姿は異星人にも奇異に見られる。 スコットの「エイリアン」もまた、仲間となる存在がなく常に孤独だった。更にはその凶暴性を人間側に利用されてすらいた。  しかし、「第9地区」は奇跡的に異星人の親子と意志のコンタクトを取る事が出来た。人間だった時に失ったものを、異星人になって少し取り戻せたのは皮肉なものだ。 例え利害関係の一致で一時的な事だったとしても、異星人の子供との絆は確かなものだ。 そしてエイリアンになって初めて知った人間の凶暴さ。彼らは害虫駆除くらいにしか思わないのだろう。「何かされてからでは 遅い!!」という恐怖が人間に牙を剥かせる。  男は何者として戦ったのだろうか。人間としてか。異星人としてか。どちらにせよ、彼は“彼”でしか無い。
[DVD(字幕)] 9点(2014-03-27 16:23:04)(良:1票)
958.  静かなる男
この映画はね、「脂ぎったオッサンたちが延々と殴り合う」という図式が好き(?)という人間のためにある映画です。 アイルランドの美しさとか、ギシアンでベッドがひしゃげているとか、そんな些細な事はどうでもええんです。 個人的には「鉄腕ジム」とか「赤い河」みたいなハードなド突き合いの方が好きだし、フォードにしても「果てなき航路」とか「我が谷は緑なりき」の方が好きだ。 ウェインにしたって脂ぎったワンマン中年より、若気の至りで拉致されて仲間に助け出される人間臭いウェインの方が好きだ。人間らしい弱みを見せる男気の方が惹かれるしさ。  だが、このお祭り騒ぎみたいなエネルギーの塊!こういう映画が好きな俺にはたまらん。 御託はいい、乾いた殴り合いもいいが、たまには湿り気のあるウェットな殴り合いも悪くない。 確かにノリはアイドル映画だな(笑) と言っても「狂った果実」じゃなくなり「黒部の太陽」になった石原裕次郎と三船敏郎が殴り合うような(違うか~)
[DVD(字幕)] 8点(2014-03-27 15:45:16)
959.  汚れた顔の天使
ベン・ヘクトと組み、ジェームズ・キャグニーの演技を惹きだしたこの傑作は間違いなくカーティスのベスト。
[DVD(字幕)] 9点(2014-03-27 01:38:51)
960.  いちごブロンド
キャグニーb.  ギャング映画もいいけど、コメディ映画のキャグニーもさいこー。
[DVD(字幕)] 9点(2014-03-27 01:31:13)
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