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東京50km圏道路地図さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2604
性別 男性
自己紹介 単なる鑑賞備忘録・感想文です。


※2014年11月10日高倉健逝去。人生の大きな節目。

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81.  華麗なる一族 《ネタバレ》 
父親に女房を寝取られ、その子供を兄弟と勘違いする父子の確執(こんなの息子の健康診断で早々にわかるだろ?と思うのだが)。で、性的に倒錯してしまったのか愛人と妻で3Pしちゃうとか、昼ドラレベルの話(それが悪いという事ではない)なんだが、妙に重厚に作っているのがなんかチグハグ。 中年過ぎて権力闘争や社会的成功への野心に燃えるというのも、ご苦労さんだなあという感じで見ていて滑稽であり、ある意味人間の愚かさは伝わってくるものはある。男優はイマイチだったが、女優陣はよかった。特に酒井和歌子は美人でびっくり。
[ビデオ(邦画)] 5点(2014-04-04 13:00:38)
82.  富士山頂(1970)
こういう難工事モノは自然との闘いになってしまって、結局最後は人間や科学技術が勝ってしまうという結末になる。45年前はそういうイケイケドンドンの時代だったのだろうが。そうじゃなきゃ映画にもならないし。黒部ダムや青函トンネルとは違って、この工事は人は死んでないようですし。子供の頃って「富士山レーダー」って単語をよく聞いた気がするのだが、その富士山レーダーもわずか35年の命だったとは。で、その後解体され、今は博物館に。そんな短命で終わるとは製作当時は予想もしてなかったでしょう。 確かに科学技術の進歩は生活を豊かにし、気象予報の精度も上がった。が、相変わらず台風で死ぬ人は大勢いるし、地震津波でも死ぬし、原発は爆発する。なんか自然と科学と人間のあり方について考えさせらる興味深い作品だったな。 レーダードーム取り付け直後、モノ運びの仕事がなくなった勝新が富士山のゴミ拾いする姿のが印象的。
[地上波(邦画)] 7点(2014-03-24 11:27:44)
83.  不毛地帯
ちょっと前に見た「金環蝕」と出ている俳優が同じなのだが、比べると内容的にはインパクトは弱いかな。時間軸も長いし、海外シーンも多くて、結果各々の人物像の掘り下げが甘くなってしまったような。原作をかなり端折ってるようなので仕方ないが。
[地上波(邦画)] 5点(2014-03-18 12:59:38)
84.  金環蝕(1975)
実話がベースのようで、こういう人間が実在し、この国を動かしてきたのかなあと思うと、何とも言えない気持ちになる。もう皆死んでしまったが、登場人物が皆雁字搦めで窮屈そうで、最後はどういう思いで死んでいったのだろうと想像してしまった。権力闘争という点においては単なる殺し合いをする戦国時代モノよりは実感があるかな。 カネを得るために権力が必要なのか?権力を得るためにカネが必要なのか?カネと権力の手段と目的の関係性について考えさせられた。 好々爺のイメージだった、宇野重吉の悪役が印象的。
[地上波(邦画)] 6点(2014-03-13 13:05:41)
85.  悪魔の手毬唄(1977) 《ネタバレ》 
人が死んでも動揺せずに笑顔でヘラヘラしている岸恵子が犯人だろうなという事が、前半でわかってしまうのだが、これは岸恵子の演技の問題なのか?演出なのか?と悩んでしまう。 田舎の民話・因習的なおどろおどろしさのようなものは伝わってくるものの、ストーリーとしてたいしてオモシロイわけでもないし、ミステリーとしてはどうなんですかねえ。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2014-03-04 11:26:34)
86.  風立ちぬ(1976)
時代の暗さ・重さが伝わってくる、悲しく切ない愛の物語。戦争&闘病のダブルパンチで王道過ぎるんだけど、やはり心動かされるものはある。死を前提としつつ、死ぬかもしれないから生きぬこうとする人生の悲哀と矛盾を感じさせられた。 やはり友和はこういう優男が似合う。マツケンも中々よかった。百恵が病人に見えないってのは、当時のアイドルとしては減量役作りまで出来なかった事情もあって仕方ないのかと。
[DVD(邦画)] 7点(2014-02-06 13:04:28)
87.  カッコーの巣の上で
昔私が居た会社(そこそこ大手)で、サッカーのワールドカップで日中に日本代表の試合があった時に「仕事を休んでTV観戦してもよい」という連絡が全社員にメール配信された。私はこれには正直驚いた。サッカーより仕事だろ?と。観戦は当たり前なんだろうか???皆さんの会社(学校)ではどうだったでしょうか?もし、観戦できなければ「見せろ!」と文句を言うであろうか? さて、患者にとってリハビリは仕事であり、ワールドシリーズ観戦を要求するのは基本的に無理があると思うが、看護婦は多数決という民主的な提案をしている。私は病院側が完璧だとは思わないが、逮捕暦5回の暴行・強姦魔に対しても怯む事無く、毅然と振る舞いよくやっていたと思う。(マクマーフィー擁護派は実際に自分の組織に逮捕暦5回の暴行・強姦魔が転校・転職してきて、したい放題したらまともに付き合えるだろうか?)私は看護婦があまりにも立派なので、実はマクマーフィーをある程度自由に泳がせて、他の患者への好影響・自立を期待しているのでは?と思ったぐらいである。(実際否定はできないし、もっとうまくやれるだろ?と上を見ればキリがない)組織にルールがあるのは当たり前、入った事はないが、精神病院ならこんなもんだろう。よってこれは管理社会云々ではなく、「自由と身勝手・横暴を履き違えるな」というのがテーマではないだろうか?最後に「母親に言いつける」で自殺してしまうが、アレだけの事をされれば、コレくらいの事は言ってしまうのは人間としてやむを得ないというか責められないだろう。が、精神異常者の異常行動(自殺への発展)を予知できないのは、プロとして問題がないわけではない。でも流石に最後の手術はやりすぎで、これが見る者に誤解を与える事になっていると思う。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-06-09 04:08:38)
88.  リップスティック 《ネタバレ》 
復讐したい気持ちはわかるけど、いくらなんでも射殺して無罪はないわな。日本でも裁判員制度が始まれば、こういう無茶苦茶な判決がでるんだろうか???
[地上波(吹替)] 5点(2008-03-21 02:45:54)
89.  ダーティハリー2 《ネタバレ》 
いやー、ホントに警察が犯人だとは思わんかったよ。最後にどんでん返しがあるんじゃないか?って・・・。昔の映画はシンプルですね。 <追記>13年ぶりに再見。1と比べるとハリーが大人になったと言うか丸くなったと言うか。犯人サイドが身内だし冷徹かつ凶悪なのでそう見えてしまうだけなのかもしれないが。でも、全体的な雰囲気や世界観は1を継承しているとは思う。オープニングは只管44マグナムを映すだけという斬新さ。小学生の頃はこのシリーズのせいで44マグナムに憧れて、モデルガンを欲しがった事を思い出した。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2008-02-17 03:45:27)
90.  最も危険な遊戯
松田優作のユーモア部分と凶暴な部分を無理やり詰め込んだ感じで、ちょっとアンバランスというか極端かな。どっちかに軸をおいた方がスッキリすると思うけど。まあでも役者としての魅力はそれなりに出ていると思います。 キャスト欄にはないですが、柴田恭兵がチョイ役で出てますね。この後同監督で「あぶない刑事」で主演をするわけですが・・・
[CS・衛星(邦画)] 6点(2008-02-02 23:28:37)
91.  男はつらいよ 寅次郎純情詩集 《ネタバレ》 
そもそもマドンナが最後に死んでしまうという設定が気に入らないのだが、マドンナも年齢的にちょっと違和感あり。寅さんにしても「花屋で所帯を」と思っていたらしいが、今回は恋愛というよりは情けの念の方が強かったのではないだろうか?まあでも今回のさくらの兄想い振りはシリーズ屈指ではないだろうか?さくらの演技が作品の水準を保っている感じ。 <追記>13年ぶりに再見。台詞上では「人はなぜ死ぬのか?」がテーマなわけだが、寅さんは「深く考えないほうがいいですよ、それ以上は」と回答する。これは名回答である。よって作品としては「人はどう死んでいくのか?」がテーマになっているとも言える。マドンナは『不如帰』の舞台で暗示されているように不幸な境遇ではあったが、死ぬ間際の1ヶ月間は寅さんと楽しく過ごせて幸せだったのかもしれない。ただし、それで人生の清算が出来たと言えるのか否か。今やメイン出演者の半数以上は死んでしまったが(現実には渥美清はこの20年後に死んで、京マチ子は令和まで生きる)、自分もいつかは死ぬ時が必ず来る。死ぬ間際の1ヶ月間をどのように過ごし、どのように死んでいくのだろうか?といった事を考えさせられる作品ではある。
[DVD(邦画)] 6点(2007-01-02 04:41:56)
92.  男はつらいよ 寅次郎頑張れ!
マドンナに華も存在感もないなあ。完全に大竹しのぶに食われてる。「寅さんは心のキレイな人」ってアンタいい年して鈍感すぎるよ。 下宿人がいる時は寅さん寝泊りする部屋が変わるので、利用する階段を別にしているってのは細かい演出だね。 <追記>13年ぶりに再見。確かに寅さんは心のキレイな人かもしれないが、聖人じゃないんだから下心はあるわけで。この辺はそれに気がつかない鈍感なキリスト者を揶揄しているようにも思えるが、信仰の有無に関係なくその気もないのにズルズルと関係を続ける人間一般に対しての批判なのかもしれない。そう考えれば、ラストの中村雅敏の痛烈な一言はメッセージ性が高いとも言えなくもない。 尚、本作から恋愛コーチ寅さんの役割が追加される一方、寅さん本人の恋愛要素や出番そのものが減るという転換点になった作品であるとも言える。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2007-01-02 02:56:52)
93.  チャンプ(1979) 《ネタバレ》 
クレイマークレイマーのダメ親父版って感じかな?ジョンボイドってなんかイタイ役が多いような気がするなあ。(真夜中のカウボーイのせいかな?)別れた妻の成功を目の当たりにし、息子も自分よりも妻と暮らした方がいいと思っているにもかかわらず、子供の考えを尊重して、何とか自分も頑張ろうとする。まあ、ココまではいいんですよ。で、ボクシングに再挑戦するってのも映画としてはいいんですよ。でも、ラストの死での子役の嘆きは確かに涙を誘うのですが、明らかに死ぬのは余計というかやり過ぎというか・・・。親には子供を育てる責任があるでしょ?死の危険を伴う再挑戦はその責任を放棄するって事なんじゃないのかな?いくら息子のためとは言え、見方によっては妻同様身勝手に感じるんだけど。ひょっとして妻に息子を委ねるために、初めから死を覚悟して、最後に一花咲かせたかったとでも言うのだろうか???それもなんだかなあという気がするんだけど。<追記>9年ぶりに再見。感想が同じ。一言一句追加変更もない。こういう作品も珍しい。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-08-20 04:10:39)
94.  ラストコンサート
薄命の若くてカワイイ女に気に入られて、人生の再起を図る中年の話なんだが、なんか中年親父の妄想たっぷりで、オイオイそりゃあ出来過ぎだろ?こんな女いるわけ無いだろ?と突っ込みながらも、ついつい見入ってしまうのは、私も妄想を抱いているからか???
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-08-19 18:34:59)
95.  カンバセーション・・・盗聴・・・ 《ネタバレ》 
謎解きのサスペンスでもなく、訳がわからない主人公の心理描写。盗聴なんて覗き趣味が無ければ陰気で憂鬱な仕事で面白くも無いだろうし、なら自分の技術を生かす仕事として割り切るしかないだろう。プロとして割り切れる訳でもなく、好奇心で盗聴仕事をする同僚を非難する主人公は何故盗聴の仕事をしているのか?偽善的で、中途半端で、往生際の悪い作品。<2017/3追記>10年ぶりの再見だが、中身を殆ど覚えていなかった。記憶の曖昧さとは恐ろしい。これはサスペンスではなく、主人公が妄想的に追い詰められていく、作品なんだが、その過程の描き方が冗長でテンポも悪い。が、自分がやっている事は他人もやっているに違いないと妄想し、不安感が増していくのは悲劇でもあり喜劇でもある。その象徴がラストのぶり壊しなのだろうか。前回よりはプラス評価。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-06-25 22:57:18)
96.  男はつらいよ 寅次郎春の夢 《ネタバレ》 
これは日米合作の脚本ですが、なかなかよくできていると思います。思った事を何でも口に出してしまうアメリカ人と、雰囲気を察知して黙って行動する日本人との違い。博は無口な日本人の典型として描かれ、寅さんは思った事は口にするおしゃべりな男だが、恋愛に関しては相手の気持ちを察し、ぐっと自分の感情を抑え、好きになった相手を困らせたりしない潔い男として描かれる。米国人との対比によって、寅さんのそういうストイックさが際立つ作品です。最初は敵対心のあった寅さんですが、同業の行商のつらさや、振られた男の辛さという他人の辛さを理解し、最後は優しく接する寅さん。まさに「男はつらいよ」で日米親善を行います。 <追記>14年ぶりに再見。所謂「日本的」なるものは肯定的にも否定的にも評価される。欧米的なものも同じであろう。したがってか各国の文化に優劣はなく、あるのは「違い」だけである。そういう文化相対主義をテーマとしているのであれば、これはこれで先進的であるとも言える。寅さんの存在はグローバルスタンダードの対極に位置しており、昨今では分が悪いようにも思えるが、だからこそ価値があるとも言えるし、寅さんのような異質な存在こそが相対主義を克服するひとつのヒントになりえるのではないかと思った次第。
[ビデオ(邦画)] 7点(2006-04-16 01:53:25)
97.  男はつらいよ 翔んでる寅次郎
女が強姦にされそうな所に通りかかる寅さん。そういう危機的状況に立ち会っても「兄さん、女口説くならもっと上手くやりなよ」と平然として、相手を刺激せずに対処する。こういう所に寅さんのカッコよさがある。 <追記>14年ぶりに再見。寅さんは若者2人を応援していたわけではないが、結果的には一緒になるという展開で、ある種の媒介者とはなっているわけで、2人の自立を促したとは言える。ただし、大会社の跡取り御曹司ではダメだが自動車修理工になった途端に惹かれるというのは山田監督らしいが唐突で強引な気もする。また、テーマは「結婚と幸福」の関係についてなのだろうが、結婚しようがしまいが幸せの形は人それぞれであり、今回は脇役になってしまった寅さんにとっての幸せとは何なのか?その辺が見えにくかった。あと気になったのは寅さんが宿泊費を脅迫で浮かそうとするシーン。これは寅さんらしくないのではないだろうか。桃井かおりの起用は「幸福の黄色いハンカチ」の流れだろうが、人物設定が類似しており少々安易で手抜きな感じもする。
[ビデオ(邦画)] 5点(2006-04-16 01:35:19)
98.  男はつらいよ 私の寅さん
前半、後半の2部構成。旅先での家族の心配ではなく、留守番による家族の心配は寅さんの心情をよく表していると思います。前半はとてもいいのですが、後半がイマイチです。但し、「友達でいましょう」と言うマドンナに対して、「別れの曲」をバックにした寅さんの見事な切り返し(振られっぷり?)は、さすが寅さんです。 <追記>14年ぶりに再見。本作のメインテーマは食卓シーンの「人間食うために生きてる」のか「人間生きるために食う」のか論争でしょう。芸術家を筆頭に好きな事して暮らしている人は後者が多いのかもしれない。但し、わずかな労働で大儲けしている人もいるわけで、山田監督としてはそういう人への懐疑はあるのだろう。他方、タコ社長のように前者のような生き方をしている人もいる。前者は否定されがちだが、殆どの人間が前者的な生き方をしており、どちらがいいとは一概には言えない。各々が納得の行く形でバランスをとって人生を全うしていくしかないんだろう。たぶん山田監督としては、とら屋の面々がモデルケースというか理想形なんだろうが。
[ビデオ(邦画)] 6点(2006-04-10 17:03:10)
99.  男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け 《ネタバレ》 
岡田嘉子の台詞「人生に後悔はつきものなんじゃないかしらって。ああすればよかったなあ…という後悔と、もうひとつは、どうしてあんなことしてしまったのだろう…、という後悔…」は彼女の人生を重ね合わせると、含蓄がありますね。本シリーズには珍しくこの作品には悪人が登場します。そのせいか勧善懲悪が明確化し、テンポ・スピード感ともによくなっています。ラストの方で寅さんがアイスキャンディーを買うシーン粋な感じがして、好きなシーンです。 買い物はああいう風にしたいですねえ。 <追記>14年ぶりに再見。本シリーズには芸術家がよく登場するが、概ねよくは描かれない。ただし、本作では芸術家本人は悪くは描かれず、名前(権威?)に翻弄される周囲を滑稽に描いているとも言える。また、金銭問題に関して法と倫理の問題が取り上げられるが、200万という微妙な金額で騒動になるのが妙にリアルでシビアでもある。そして、金銭詐欺にあったマドンナの苦悩を中心として描かれてしまったため、色恋沙汰が弱い事に物足りなさは感じる。結果、寅さんの活躍機会が少なかったようにも思える(悪人と対決するのはタコ社長だし)。だからと言って、寅さんが画家に絵を描かせてカネの工面を要求するシーンは少々やり過ぎかなという気がしないでもないが、山田監督としてはそこまでしても芸術家の価値や存在意義というものを問いたかったのかもしれない。という点においては異色作だと言えるのかもしれない。
[ビデオ(邦画)] 8点(2006-04-10 16:46:10)(良:1票)
100.  男はつらいよ 噂の寅次郎 《ネタバレ》 
まだ全作見たわけではないが、私は大原麗子がマドンナNo1だと思っている。寅さんの明るさ、優しさ、潔さと、大原麗子のどことなく薄幸なところと上手く噛み合って、しっくりくるのである。こういう人こそ寅さんに何とかして欲しいという気になる。 <追記>14年ぶりに再見。その後に全作見たが、大原麗子がマドンナNo1であるとの評価は変わらない。ただし、本作は作品としては色々と評価が難しい所がある。寅さんが離婚を喜んでいるのはあまりにもヒドイし、離婚の傷心につけ込んだわけではないだろうが、結果的にはそうなっているわけで少々アンフェアではある。とはいえ、最後は譲る形で寅さんは逃げた格好になっており、ここもちょっと唐突で釈然としないというか、ライバルは従兄弟であるという点も問題を厄介にしているとは思う。そもそも、博パパとの交流に時間を割きすぎてマドンナの登場が遅すぎるので、全体的に恋愛パートの描き方が急ぎ足になってしまい物足りなさが残る。もうちょっとじっくり描いてほしかった。 印象的なのは好きになれない相手と離婚できたのにスッキリせずに嗚咽するシーン。自身の情けなさや過ち等々への後悔からだろうか。ここは考えさせられるシーンであった。
[ビデオ(邦画)] 7点(2006-04-10 16:34:42)
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