81. 恋する惑星
ダラダラしているだけのストーリーは退屈極まりない。映像的には挑戦しているようだが、自分の感性には合わない。登場人物にも魅力を感じない。香港の暑苦しさ、汚らしさに、スタイリッシュも感じない。音楽だけは懐かしかったが、作品に合わずアンバランス。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2016-06-16 09:41:04) |
82. デュース・ビガロウ、激安ジゴロ!?
プロットは面白い。でもギャグは作品にマッチしてなくて不発かな。差別モノコメディーならもっとシニカルにやってほしかった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-05-20 11:27:31) |
83. アウト・オブ・サイト
ジェニファー・ロペスは驚くほど美人なんだけどな。でも、見るべき点はそれだけの作品かな。 [地上波(吹替)] 4点(2016-05-17 17:56:39) |
84. モンタナの風に抱かれて
心身傷ついたヨハンソン再生の話かと思ったら、仕事や家庭に疲れた中年女性の自分探しの展開になってしまい・・・。レッドフォード爺さんよりも、少年の方がしっかりしていてカッコよかったな。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2016-05-11 02:36:43) |
85. ビューティフル・ガールズ
《ネタバレ》 フラフラしてるマリッジブルー男にナタリーがどう絡んでくるのかと思ったら、小さな田舎の不倫修羅場で終わってしまって拍子抜け。人生とはこういう些事の繰り返しだろうし、テーマとか雰囲気は悪くないんだが、1本の映画としてもうちょっとどうにかできなかったのか。グラビアアイドルをこき下ろす同級生女子がオモシロかった。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2016-04-28 14:32:24) |
86. 写楽
反権力として戦った当時の文化人とその関係者。芸術家達のライバルへの嫉妬や賞賛。目の付け所は中々面白いとは思うんですが、この作品は関係のない話題でその後盛り上がってしまい、今見るとその後の騒動を踏まえて見てしまうので出演者のスキャンダルというのは罪深いなあと。ただでさえ不要と思われる恋愛要素が、さらに無駄に思えてしまって。結局終わり方もヘンテコで消化不要だし。写楽ではなく、蔦谷重三郎メインでリメイクしたら面白いんじゃないですかね。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-04-05 13:45:28) |
87. デンジャラス・マインド/卒業の日まで
先生は魅力的なんだが、生徒の方にあまり個性がないというか、どれも似たり寄ったりで、魅力を感じない。実話ベースでスラム街の学校という設定なので同類が集まってしまうのは仕方ないのだが。もうちょっと痛快な作品かと思っていたので、やや拍子抜け。先生・生徒の関係もかなりアッサリしているので、もう少し長尺でじっくり描いて欲しかった。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2016-04-01 10:34:48) |
88. 顔(1999)
犯人に不安や怯えや葛藤といった罪と罰が感じられないので、逃亡劇としての緊迫感・緊張感がない。単に、解放されちゃってる。中年の引きこもりが街に出て、自分探しをする話としてみれば面白いのだが、その原因が殺人であり、逃亡中であるというベースがあるのでどうしても違和感がある。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-03-23 14:19:54)(良:1票) |
89. 天と地と
《ネタバレ》 原作も大河も知らないので、比較はできないのだが、合戦シーンは雰囲気があって悪くはなかったかな。どうせならヘタな人間ドラマは無視して、攻防戦にフォーカスして作品化すればよかったのに。第4次川中島では双方で33000人が死ぬという壮絶な戦いなので、もっと激しく描いてもいいくらい。確かにエキストラはよく見ると動きがヘナチョコなんだけど、人間だし怖さがあれば当時も実際には逃げ腰の人もいたのかな?と思えば許せる範囲かな。それにしても女たちの描き方がヒドイ。特に謙信が撃ち殺すシーンには唖然。見世物のように女たちを登場させて無残に殺す意味があったのかと。 [DVD(邦画)] 4点(2016-03-15 11:29:01) |
90. SADA 戯作・阿部定の生涯
《ネタバレ》 前半部分の娼婦時代までをコミカルに描いてしまったせいか、後半の愛人生活とのギャップが生まれてしまい、奇行に及んだ背景・経緯・心情がボヤけてしまったような。そもそも架空のハンセン病患者を登場させてしまったがの失敗ではあるのだが。黒木瞳は熱演していたとは思うが、もっと定の色情で精神不安定さを強調してもよかったような。大林なのでドキュメンタリー的には製作できなかったとしても、デフォルメの仕方によっては新たな阿部定を提示できたのでは?時代的な空気感みたいなものは大林なりに映像表現できていたので惜しい作品になってしまった。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2016-03-11 14:02:53) |
91. 34丁目の奇跡(1994)
《ネタバレ》 流石にリメイクの方が洗練されている。が、子供を使った安易な決着の付け方という偽善的な部分は残っているので、存在証明としてホンキの神学論争をより深く展開したらさらに面白くなったような。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-03-08 11:35:04) |
92. 寒椿
原作未読なのでどこまで改変されているのか不明だが、いろいろと難のある作品ではある。宮尾登美子は女の生き様を描く作家のハズだが、西田演じる女衒の存在がデカクなってしまい、誰が主役かわからない中途半端な作品になってしまった。ラストの殺陣は降旗ならではで、五社ならこうはならなかっただろう。少年のナレーションも不自然だし、全体的に出来損ないの東映ヤクザ映画的だし、配役もミスキャストで、西田は硬軟使い分けて熱演していたとは思うが、やはり過去に見てきた緒方や仲代に比べると違和感はぬぐえない。ナンノも文芸向きではなくミスキャストだし、適役だったのはかたせ梨乃ぐらいか。で、結果として見るべき点はナンノの貧乳だけになってしまったような。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2016-03-04 09:52:55) |
93. 藏
肝心要の烈役が、子役がダメだし、一色紗英も大根で顔も文芸向きじゃないので、主人公の苦悩・奮闘が伝わってこない。本来は宮沢りえだったのが急遽代役になったようだが、もうちょっとキャスティングをどうにかできなかったのだろうか。原作未読だが、脚本は悪くないし、映像は雰囲気出ていたし、他の俳優陣(かなり豪華)の演技はよかっただけに残念。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2016-02-25 15:40:53) |
94. おろしや国酔夢譚
原作未読。これだけ壮大な話を2時間でまとめるのは無理があり、その点で評価が下がってしまうのは仕方ないが、それでも光太夫たちの過酷な各々の人生模様のようなモノは十分に伝わってくる。運命を受け入れつつ、人生を選択していく事の困難さについても考えさせられる。単なる歴史モノに留まらない、雄大かつ深遠な人間ドラマ作品に仕上がっていると感じた。できれば大河ドラマか、少なくとも4~5時間ぐらいの長編で見てみたい。誰かリメイクしないかな。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-02-25 11:26:47) |
95. 江戸城大乱
太平の時代に跡目争いの陰謀アクションを製作してしまうと、どうしても無駄な殺人シーンが多くなってしまい、結果的に史実からかけ離れてしまって、「そりゃないでしょ~」という作品になってしまう。でも、自分も史実に詳しいわけでもないので、「こんな事あるわけね~だろ?」とツッコミながら、自分でいろいろと調べるようになるので、勉強するキッカケにはなるかな。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2016-02-24 12:08:26) |
96. 女殺油地獄(1992)
ストーリはタダの不倫・男女の色恋沙汰でどうしようもないのですが、当時ヘアヌードを解禁させた樋口可南子に怖いモノはないわけで、吹っ切れたオバハン役を思う存分見事に演じているのがスバラシイ。といっても、中年になった今の自分から見たら、当時30半ばの樋口可南子は女ざかりであり、決してオバハンなどではなく、その可愛らしさと妖艶さを兼ね備えた破壊力に圧倒されるのだが。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-02-12 14:00:40) |
97. コップランド
所謂警官不祥事モノで真面目な作品ではあるのだが、あまりサスペンスにはなっておらずストーリーは退屈。物静かなスタローンは初めちょっと違和感も感じたのだが、見ているうちにこれはこれで悪くはないかなと思えてくるようになる。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-01-22 10:40:59) |
98. ジャック
《ネタバレ》 外見的異端は子供の世界では通常排除されるだろう。それがバスケの試合だけでスンナリ受け入れられたのは少々雑に思えたが、その後の友情話はファンタジーとしてみればそれなりに感動的ではある。他方、成長加速による余命消化についての苦悩の描き方が弱かったような。子供だから精神的には成長できないのかもしれないが、ラストで急に精神的に成熟してしまったのが、唐突だった。この間の過程も描いて欲しかった。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2016-01-15 13:10:34) |
99. デビル(1997)
《ネタバレ》 家族との交流は描き方が弱いながらもまあよかったんだけど、ブラピに影がないので、タダの善良な兄ちゃんになってしまった。ハリソンフォードも実直な警官で双方が善人なので対比が弱い。で、あくまでも職務上逮捕にこだわるハリソンフォードが結果的にブラピを殺してしまうというオチはどうなんだろう。英国情報部員がブラピを殺しに来るところをハリソンフォードがかばうという展開でよかったのではないだろうか。 [地上波(吹替)] 4点(2015-12-15 12:14:48) |
100. ザ・シークレット・サービス
大統領は4年毎に変わるので、現大統領人間そのものへの信頼や恨みはないハズで、記号としての大統領でしかない。その記号は命を懸けて守る価値があるのか?政治犯でもないのに怨念で殺す意味はあるのか?これは無価値で無意味なタダのゲームでしかない。という哲学的なテーマと考えれば、心情描写を掘り下げてもっと面白い作品にできたとは思うのだが、変装やら恋愛やらでちょっと薄っぺらなサスペンスになってしまったような。よって、双方がゲームに熱くなる展開がよくわからない。過去の自分と戦うほど苦しいゲームもないわけで、年取るとそういうのが積み重なるのでしょうけど、まあ双方スッキリできてよかったんですかね??? [地上波(吹替)] 5点(2015-12-08 09:58:59) |