81. ゴッド・スピード・ユー! BLACK EMPEROR
まあ、暴走族の是否は置いといて、70年代の不良を上手く描いているドキュメンタリーだと思います。 とにかく、流れる音楽がとても格好良いですね(サントラあったら絶対買います。)。 [DVD(邦画)] 7点(2007-09-12 19:22:48) |
82. 可愛い悪魔 いいものあげる
《ネタバレ》 神楽坂の芸者置屋が舞台で非常に日本的な物語なんですけどね。何か、不思議な仕上がりになっています。 若かりし高橋恵子や田村亮、そして山岡久乃(日本のお母さん)なんかも出ています。 [地上波(邦画)] 6点(2007-09-10 18:45:45) |
83. 旅の重さ
《ネタバレ》 今も、頭の中で吉田拓郎の「今日までそして明日から」(超名曲です)がリフレインしています・・・・。観ていて、四国へお遍路の旅に出たくなりますね(風景がとにかく美しく撮れています)。 内容については、上手く表現できないんですが、とにかく「若い!」という感じですね(何のこっちゃw)。 [DVD(邦画)] 7点(2007-09-04 18:35:32) |
84. 二十歳の原点
《ネタバレ》 中学の頃、原作本に出会ったときの衝撃は今でも忘れられません。今回、映画版を観るにあたって、自分なりに持っていたイメージが崩れるのではないかという心配もありましたが、そんなこともなく、当時の様子の再現映像として非常に興味深く観ることができました。高野悦子役の角ゆり子も、最初は幼さすら感じさせる女子大生が徐々に変わっていく様をうまく演じていて良かったと思います。地井武男は今のイメージとは全然違う感じで新鮮でしたね。 本を読んだり、四人囃子のサントラを聴いている段階では白黒のイメージだったのが、この映画を観たことによって色が付いたという感じです。 [映画館(邦画)] 8点(2007-08-31 11:17:55) |
85. セックス・ピストルズ グレート・ロックンロール・スウィンドル
《ネタバレ》 「アナーキー・イン・ザ・UK」よりも「ゴッド・セイブ・ザ・クイーン」よりも、この映画でシド・ビシャスが歌う「マイ・ウェイ」にパンクを感じてしまいます。 [映画館(字幕)] 7点(2007-08-10 15:05:34) |
86. 復讐するは我にあり
《ネタバレ》 非常に暗くて湿っぽい印象の作品ですね・・・・。昭和の日本の暗い一面をリアルに描きだしています。日本映画が苦手な人が挙げる要因が濃厚に詰まっている感じです。 しかし、公開から30年近く経つ間に榎津巌が人間的に見えてしまう程の非人間的な殺人者達を見てしまっているからか、犯行当時に社会が受けていたであろう衝撃を観ていても感じることが出来なくなってしまっていたのが非常に恐ろしく感じました・・・・。 [ビデオ(邦画)] 6点(2007-08-06 20:02:57) |
87. 惑星ソラリス
《ネタバレ》 まずは、前半部分でいきなり首都高の映像が出てきてビックリしました。前半部分は正直退屈だったんですが、後半主人公の死んだ奥さんが出てきたくらいからは非常に惹きこまれました。何か、SF(まあ宇宙ステーションのセットとかは結構凄いですけど)というよりは人間ドラマという感じですね(エヴァンゲリオンみたいだなんてふと思ってしまいました。)。しかし、テンポの遅さは観ていて結構きつかったですね。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-08-02 19:16:40) |
88. 万事快調
《ネタバレ》 ゴダールの映像センスの素晴らしさを堪能できる作品でした。何というかデザインセンスが抜群でしたね(ポスターにして貼っておきたいシーンがたくさんありました)。音楽もCM撮影シーンでかかる曲が結構頭に残りました。 内容は非常に政治的で、ちょっと時代を感じさせるものになっていますが、映像作品としては今見ても斬新で格好良いですね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-08-02 19:02:55) |
89. 時計じかけのオレンジ
《ネタバレ》 何というか、いろんな要素が詰まっていて何度も反芻してしまう映画ですね。特に音楽の使い方が非常に素晴らしいと思いました。 ストーリーも、不良少年の心の変化を描いているだけでなく、政治家の権力争いの醜さなんかも風刺していたりして非常に面白かったです。 [DVD(字幕)] 8点(2007-05-06 16:15:42) |
90. ロッキー2
《ネタバレ》 正直「見なきゃ良かった・・・」と思いましたね。まさに蛇足と呼ぶにふさわしい作品でした。(好きな方本当に申し訳ありません。あくまでも個人的な意見です。) 何というか、作品そのものは悪くないと思うのですが、前作が素晴らしい分がっかりさせられる作品でしたね。試合のシーンもちょっと「ロッキー顔面にいいパンチもらい過ぎ!」とかいろいろツッコみたくなったし、試合後の「エイドリア~ン」も1作目に比べ薄っぺらい印象でしたし・・・・。 まあ、秀逸な人間ドラマであった1作目とエンターテイメント路線の3・4作目の間をつなぐ作品として存在価値は認めますけど・・・・・。 [地上波(字幕)] 5点(2007-04-26 11:37:42)(良:1票) |
91. ロッキー
《ネタバレ》 ロッキーといえば小中学生のころにⅢとⅣを見て、映画の内容よりはサバイバーの「EYE OF THE TIGER」と「Burning Heart」といった音楽の方が気に入っていた私ですが、この第1作を見て衝撃を受けましたね。はっきり言ってⅢとかⅣとかと全く違う素晴らしい人間ドラマです(ⅢもⅣも好きですけど)。正直、地味ではありますが見終わった後パワーをもらえる作品でした。 何というか、設定的にはアメリカンニューシネマ風ですよね。これでラストにロッキーが無残な姿を晒して「商業主義によって踊らされた悲劇の男は果たして幸せだったのか?」みたいな問題提起がなされるような作品だったら、また違った形で映画史に残ったかもしれません。 しかし、魅力のある物語、登場人物たち、音楽とまさにアメリカンドリームと呼ぶにふさわしい奇跡の映画です。リアルタイムでこの衝撃を味わえなかったのが本当に残念です。 [地上波(字幕)] 8点(2007-04-24 18:57:09)(良:1票) |
92. ひまわり(1970)
《ネタバレ》 もう、オープニングの美しくせつないテーマ曲とひまわりの映像が非常に素晴らしいです。しかし、力強く咲き誇るひまわりの下には哀しい事実が・・・・・・。ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニの哀しいラブ・ストーリーも素晴らしかったですが、この映画は戦争により尊い命を落とした人たちへのレクイエムなんじゃないでしょうか。そしてその人達の象徴があの一面に広がるひまわり畑なんでしょう。 本当に名作と呼ぶにふさわしい作品でした。 [ビデオ(字幕)] 8点(2007-04-08 20:20:43) |
93. 幸福の黄色いハンカチ
《ネタバレ》 あまりにも有名な作品ではありますが、やはり何度見てもラストの黄色いハンカチが舞うシーンはジーンと来ます。しかしまあ、武田鉄也と桃井かおりが若いですね。それに比べて、高倉健の安定感は本当に凄いです。よくよく考えると非常に身勝手な男なんですが、なんか格好良いんですよね・・・・。倍賞千恵子は本当に山田洋次監督作品には無くてはならない存在ですね。夕張もこの頃はまだ炭鉱の町だったんですね・・・・。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-02-24 12:45:25) |
94. 十九歳の地図
《ネタバレ》 何というか、カミソリのように心に鋭く切り込んでくる作品でしたね。「どうやって生きていきていったら・・・・」という主人公の呟きは、本当にハッと思わせますね。 社会に対する不満を、電話での脅迫や表札はがし等の形で晴らしていく姿は陰湿で気味が悪いですが、では彼が特別なのかと言えば決してそういうわけでは無く、自分も含めた誰しもが持っている部分なのではないかと思います。だからこそ、主人公の姿に惹きつけられるんですよね(まあ目を逸らしたくなる部分も多いですが)。しかし、電話での脅迫をしていて、その顔が電話ボックスのガラスに写っている姿を見てしまうシーンは中々リアルでしたね。 [ビデオ(邦画)] 7点(2007-02-12 13:07:14) |
95. ミツバチのささやき
《ネタバレ》 何というか、炉辺で美しい絵本を読んでいるような気分でした。とりあえず、アナの演技が凄すぎです。かわいいだけでなく本当に7歳の演技とは思えない位の見事さでした。 映像も影と光の使い方が非常に見事で、風景の撮り方も素晴らしかったです。(音楽も良かったです。) 繰り返し何度も観たくなる、心が癒される美しい作品でした。 [ビデオ(字幕)] 8点(2007-01-30 18:27:01) |
96. 修羅雪姫 怨み恋歌
《ネタバレ》 劇画の実写版としか言いようがないハチャメチャなストーリーです。何せ、雪の罪が37名の殺人ですから、そりゃ死刑になりますって。おまけに、前作で復讐は済み、「修羅は捨てた」と言っているのに無理矢理引き戻しているし・・・・・・。 ただ、とにかく出演者が素晴らしい!別に「修羅雪姫」シリーズでは無く原田芳雄主演で良かったんじゃないかと思う位です(もちろん梶芽衣子も良かったけど、正直前作に比べると・・・・)。伊丹十三と吉行和子演ずる兄夫婦との関係とかを見るとまさに「怨み恋歌」という感じなんですけどね。あとは、岸田森の本当に素晴らしい怪演を堪能できました。 [DVD(邦画)] 7点(2007-01-21 13:40:32) |
97. ソドムの市(1975)
はっきり言って、吐き気を催すような酷い作品です。私はこれを芸術だとは認めません。たとえ、人間の欲望の醜い一部分を描いているものだとしても・・・・・。 [ビデオ(字幕)] 0点(2007-01-17 19:47:48) |
98. 青春の蹉跌
《ネタバレ》 先に原作を読んでいたので、この作品の結末はちょっと納得いかなかったですね。(あのタックルの音でちょっと醒めました)ただ、ショーケンはやっぱ格好いいです。 しかし、観たのが10年以上前なのに、途中で出てくるゼロックスのCMが未だに強く印象にのこっています。 [ビデオ(邦画)] 7点(2007-01-17 19:37:07) |
99. 修羅雪姫(1973)
《ネタバレ》 とにかく梶芽衣子が格好良いです!ストーリー自体は劇画そのものなんで真面目にとやかく言っても仕方ないのですが、美しさと哀しさ、そして力強さを兼ね備えた「雪」の姿には本当に魅かれてしまいましたね。特にラスト、白い雪の上に赤い血に染まった「雪」が倒れ、そこに「修羅の花」が流れるシーンは鳥肌が立ちましたね。 [DVD(邦画)] 8点(2007-01-16 17:34:06) |
100. カッコーの巣の上で
《ネタバレ》 とりあえず、ジャック・ニコルソンはやり過ぎた部分はありますが、何もロボトミー手術をすることは無いだろうと思いましたね。しかし、ラストシーンの朝日の中を駆けていくチーフの姿は本当に力強く、圧倒されますね・・・・・。(映画史上に残る名シーンの一つだと思います。) [ビデオ(字幕)] 7点(2007-01-15 12:03:56) |