81. 重犯罪特捜班/ザ・セブン・アップス
ロイ・シャイダーにとっては「フレンチ・コネクション」にあやかった作品で、ついに主役を得ることができました。しかし、当時の彼は、主役を張るにしては今ひとつ魅力不足で、作品の不出来もあり本作は日本で全くヒットしなかった記憶があります。この後、単なるアクション映画俳優に終わらず、ヒット作にも恵まれ、役の幅を広げていったことは、大変に立派だったと思います。 [地上波(吹替)] 5点(2007-10-20 22:59:43) |
82. オール・ザット・ジャズ
カンヌ映画祭グランプリを「影武者」と分け合った作品。「影武者」の受賞はうれしいことだったが、受賞対象がただ一本であったら、本作だっただろうと鑑賞当時思ったものだ。ロイ・シャイダーが最後までミスキャストのような気がして仕方がなかったのが、これは「フレンチ・コネクション」や「ジョーズ」の印象があまりに強かったからか。実に熱演していた。 [映画館(字幕)] 7点(2007-10-20 22:51:47) |
83. エスピオナージ
なんという豪華キャストでしょう。しかし、派手なアクションなどない「静」の映画で、盛り上がりに欠け、「謎」めいた事柄もあっさりわかったりします。手堅く作られているので、見て大損はないと思います。けど、古めかしさはぬぐいきれないでしょう。 [映画館(字幕)] 6点(2007-10-07 00:35:50) |
84. マジェスティック(1974)
《ネタバレ》 スイカ割られて怒ったブロンソンが最後にショットガンをぶっ放す。以上。 [地上波(吹替)] 5点(2007-10-02 01:06:03) |
85. 黒い砂漠
《ネタバレ》 カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作。エンリコ・マッティの死の謎にせまるドキュメンタリータッチの映画。とにかくガチンガチンにお堅い映画で、娯楽の要素など一切無しだった。マッティは石油の輸出入でイタリアに尽くした有名な人物。真面目な良い映画だが、今となっては、我々日本人にとって、あまりにかけ離れた国、時代の話で、理解したり、共感したりすることが難しいのではないかと思う。 [映画館(字幕)] 5点(2007-09-30 08:42:07) |
86. ザ・ドライバー
ウオルター・ヒルが絶頂にある頃の傑作と思います。実に渋いです。好きな映画なのに、なぜか吹き替えでしか見たことがありません。いつかDVDでじっくり見ることにします。アジャーニは英会話の特訓を受け、この撮影に望んだそうです。 [地上波(吹替)] 9点(2007-08-16 21:18:07) |
87. 遠すぎた橋
あえて愚作といわせてください。でも、実に心のこめられた作品と思います。「大脱走」で名演技を披露したリチャード・アッテンボローの初監督作品にして、豪華出演陣の大作です。良いものを作って見せようという意図は痛いほどに感じることができます。しかし、出来は悪くて、全体像が見えてこずに、何がなんだかわからなかった、というのが率直な感想です。アッテンボローが後にアカデミー賞を得る監督になるとはこのとき想像できませんでした。主題曲はとても素晴らしく、名曲だと思います。 [映画館(字幕)] 5点(2007-08-15 22:28:59) |
88. ザ・カー
《ネタバレ》 謎の車が人を轢きまくる。理由・説明一切無しで誠に潔い作品。 [ビデオ(吹替)] 6点(2007-08-15 21:27:14)(笑:1票) |
89. ドクター・モローの島
役者達は良いです。原作も良いです。そして、たいへん真面目に作ってある映画だと思います。けれど、出来映えがどこかしらチープな感じがします。古典SFの他の映画化作品と比べると小粒感は否めません。そこらへんを割り切り、昔の映画を楽しむスタンスで鑑賞すれば、十分に面白いです。 [地上波(吹替)] 6点(2007-08-15 21:20:12) |
90. 男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け
私はとくに山田洋次ファンでも、寅さんファンでもないのですが、この映画は本当に素晴らしいと感じました。たまたま手に入った劇場招待券で映画館に足を運んだのですが、鑑賞後ものすごく爽やかな気分になりました。太地喜和子はなんと素敵な役者でしょう。レビューを拝見すると、シリーズ最高傑作に推す方が多く、そんな作品にリアルタイムで巡り会えたのはたいへんにラッキーでした。(追記;2008年6月1日)時を経て、海外で公開されるとのこと、なんだか誇らしく思えてうれしいです。 [映画館(邦画)] 9点(2007-08-11 10:59:49)(良:1票) |
91. 荒野のストレンジャー
異色の西部劇です。映像はなかなか良くて、じっくりと描かれています。しかし、テンポが悪く、ストーリーはそれほど面白いものではありません。「ダーティ・ファイター」で活躍する面々がこの映画に登場していて、ほほえましいです。 [DVD(字幕)] 6点(2007-08-10 22:08:23) |
92. オクラホマ巨人
話がワクワクするほど面白いとか、見終わってスカッとする、といった類ではなかった。そこで点数を低めにつけたが、映画としてのできはそんなに悪くない。なんと、音楽はヘンリー・マンシーニ。結構耳に残るメロディーだった。 [地上波(字幕)] 4点(2007-07-20 02:39:23) |
93. マシンガン・パニック
「笑う警官」をベースにした、ハード・ボイルドと思いきや、大ゴケ作品です。良い役者が出ているのに、、、。邦題は最悪。覚悟してご鑑賞を。 [試写会(字幕)] 3点(2007-05-20 23:18:16) |
94. サブウェイ・パニック
公開当時の評判は「予想外に面白い」というものでした。リアルタイムで観る機会を逸し、後にテレビでの鑑賞となりましたが、「予想以上に面白かった」です。ロバート・ショウは本当に良い役者ですね。原題はアメリカ映画らしくちょっと無味乾燥に思えます。いっぽう邦題は軽すぎるのだけれども当時のパニック映画ブームを反映していて、これはこれでよいかと今は思えます。犯罪映画、サスペンス映画がお好きな方に、とてもお薦めの作品です。 [地上波(吹替)] 8点(2007-05-20 23:10:39) |
95. オデッサ・ファイル
監督は「ポセイドン・アドベンチャー」のロナルド・ニームです。役者良し、原作良しで、音楽はなんとブロードウェイミュージカルで有名な「オペラ座の怪人」のアンドリュー・ロイド・ウェバーが担当しています。まさに完璧の布陣といってよいのですが、いかんせんお話は盛り上がりません。全体にテンポが緩く、緊張感の持続に欠けます。原作ファンは、どうやらそこそこの映画らしいと、覚悟を持って観れば損はしないと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2007-05-19 10:10:32) |
96. ロッキー2
《ネタバレ》 興奮しました。ボクシングドラマはやっぱり最終ラウンドの大逆転とか、ダブルノックダウンですね。噛ませ犬と思われていたチャレンジャーが、強いチャンピオンに勝ったりすることって、まれだけど確かにあります。 [地上波(字幕)] 8点(2007-05-13 22:05:37) |
97. ビリー・ザ・キッド/21才の生涯
《ネタバレ》 リアルタイムで見ました。観賞後、「どおして、最後スローモーションで血しぶきを巻き散らかしてくれなかったんだぁあー!!」と思ったものです。ペキンパー作品の質は流血量に比例すると私は思っています。後半の流血少なめに不満がありますが、前半は見所たっぷりです。ボブ・ディランの音楽と出演が嬉しいですね。 [映画館(字幕)] 8点(2007-05-08 01:57:02) |
98. スリーパー
むふふ、とこみ上げてくる笑い。アレン作品の中では、きわめて取っつきやすく面白かった。 [映画館(字幕)] 6点(2007-05-08 01:41:18) |
99. 突破口!
しばらくレビューが途絶えていて残念ですが、この作品は面白かったです。ドン・シーゲルの佳作ですね。おすすめ。 [地上波(吹替)] 7点(2007-05-08 01:33:19) |
100. 旅の重さ
汗がギラつく夏の風景が良いですね。 期待度はそれほど高くなかったのですが、観賞後さわやかな感動がありました。高橋洋子と高橋悦史の組み合わせがアンバランスなので奇異に思えましたが、高橋洋子の存在感は立派でした。観賞は30年以上も前で、場末の名画座でした。 [映画館(邦画)] 5点(2007-05-06 22:18:52) |