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黒猫クックさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 791
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自己紹介 猫と一緒に映画を見ていると、ヤツらは私より先にコイツはクソ映画だというのを察知します。ストーリー展開や伏線回収が怪しくなってくると席を立ってしまうのです。だけどそんなおっちょこちょいな映画にだって良いところはいっぱいあるんですよ。
猫のヤツらは冷酷です。

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81.  猫の恩返し 《ネタバレ》 
そこそこ面白い。耳をすませばのスピンオフで、その主人公が書いた小説という設定らしい事を知ったのは数年前のこと。この話の後もう一度耳をすませばを見るといろんなキャラが時々出てくるのが楽しかったりするから不思議だ。甘酸っぺえ感じが痒くて嫌いな作品だったのだが。  とにかく気軽に見られる。そうであると知って観ると話の大きさも巧くまとまっていて、スピンオフならではのよさがある。キャラも立ってるし、対象年齢が巧く計算されていると思う。  小品ではあるが、同社のポニョやアリエッティよりも面白いと感じた。アニメだからって絵にこだわれば良いという物でも、映画だからへんてこな話にしてもよいと言うことでもない。普通という枠組みの中で良く出来ていると言うことも等価である。
[DVD(邦画)] 6点(2012-04-08 15:06:56)(良:1票)
82.  たそがれ清兵衛 《ネタバレ》 
清貧に身を置くという生き方にすばらしさを感じる一方で、貧しさの中で人間を崩さずに生きることの大変さを感じさせられる。  素朴ではあるが、日々の中にあるほんの少しの喜びに敏感な清兵衛が周囲の人間には闇にもがいているかの様に見える。清兵衛の「この暮らしを恥とは思っていない」という言葉は自分の主義には正しくても、身内の気持ちには響かない。  作品のテーマがどのあたりに置かれているのかが判断できないのでそこには重きが置かれていないだろうが、当人の気持ちと周りの気持ちのずれをどうとらえていいのか迷ってしまった。  幸せになった清兵衛も幕末の動乱で犠牲になるが、それを避けることは出来なかったんだろうかと切なく考えさせる結末は秀逸だと思う。ほんの少し語られる背景に、時代というのがリアルに映し出される。そこには劇中の、目で見るリアリティ以上に訴えてくる「らしさ」が滲んでいた。
[DVD(邦画)] 7点(2012-04-07 16:25:54)
83.  アドレナリン(2006) 《ネタバレ》 
絶望度のほどよいアホな映画だった。
[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2012-04-07 15:11:41)
84.  ゴールデンスランバー(2009) 《ネタバレ》 
アレ、おかしい。面白い。凄く面白いし良く出来てる。 伊坂幸太郎っぽさって実はあんまり反映されていなくて、台詞回しとかキャラクタの心理描写なんかが上手く演出されてしまって元の味わいはない。おなじセリフやシーンなのに違う感じがするのは映画というものの性質上仕方が無い。  で、どうかというと結構良い。文字だとどうしても表現のしようが無い部分が簡単に画で迫ってくる。とは言え、迫力と引き替えの緊迫感のトレードオフなんかも生じる訳で、この辺はやっぱり割り切って楽しめる。  話はやはり良い。どうにもならないけど、どうしようもなく存在する恐怖感というのは結構古典的だ。プロット的には一般的な陰謀のど真ん中あたりを想定していて、ありきたりな「こうではないか」を聞いたら「そうですよ」と言われかねないほど画に描いたような暗殺の陰謀だったりするのだろう。つまり誰の手にも負えないリアリティの中に放り込まれたフィクションの人物劇であって、彼が勝ち残れる望みははっきり言って無い。個人や個の集まりなんていうものは社会や世界インフラの中ではその利用客体に過ぎず、主体的な改変をなし得る存在ではない事実が主人公に襲いかかる。それを最後まで完徹して見せて、見えてくるのが本当のテーマ、個の限界性と「とにかく死ぬな」だ。  恐らく打ち破る話というものを期待してしまうとがっかりしてしまうのだと思う。だけど、とにかくどう言う形になったとしても生き残った。殆ど何も持っていないし、生き残った後に元通りの大きさの幸せがある予感も全く無いのだが、それでも生き残って人を気遣う気持ちを残している。  良かった。ほんとにそう思うのだった。
[ブルーレイ(邦画)] 8点(2012-03-27 00:15:09)(良:1票)
85.  トロピック・サンダー/史上最低の作戦 《ネタバレ》 
壊れている。大事な部分が壊れている。
[DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2012-03-23 05:43:06)
86.  ガール・ネクスト・ドア 《ネタバレ》 
結構面白い。  色々温いのだが、その温さがよかったりする。もうちょっとハードな展開とか、痛い展開とかをやると妄想アニメみたいになってイヤだったりする。別れちゃったりしなくてよかった。  最後もうまくいってよかった。切なくなっちゃったらどうしようとか心配したけど、直球ど真ん中な話もたまには良いな。うまくいって何が悪い。切ない展開悲しい展開はスイマセン自己憐憫で死にそうになるから止めてください耐えられないんですゴメンナサイ。  アーア。こんな夢みたいな卒業してミテエ。
[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2012-03-23 05:37:43)(笑:1票) (良:1票)
87.  キング・コーン 世界を作る魔法の一粒 《ネタバレ》 
面白い。小粒だが良くしまった味のドキュメンタリが堪能できる。  そうだ。そうそう。 何でもかんでもアメリカのせいにして、廉価で栄養もキチンと含まれる食事に感謝もしない。しまいには食糧事情までアメリカの陰謀になっちゃったりする。馬鹿馬鹿しい。  この映画が扱う問題はきわめてデリケートで、果たして何が正しいのかを判断するのが非常に難しい。と言うのも、社会の基盤になっている明かされない何かが歴史の中で既に決定されており、それに対する結論は出かかっている状態に過ぎないからだ。  この映画の主人公二人は、問題の根源と見なした農務長官を訪ね核心を突いた気になったその直後、現実を知ることになる。現代の形を作っているこの変遷は彼だけが決めたものでもアメリカという国家の我が儘でそうなった訳でもない。老人は静かに語る。 「誰だって豊かな生活がしたい。食料が圧迫していた家計に余裕を作り出したい。それを叶えたかった」 この言葉に嘘はない。そして、 「私たちの生活は食費に悩まされることはなくなって、その余剰を他の事に回せる。幸せなことだ」とつぶやく。 残酷な言葉を突きつけに行った二人は求めていたものと余りに姿が違う事実を目の前にすると言葉も出ない。  この問題は、いろいろな物事に内在する同種のジレンマを一度に思い出させる。答えはあるはず。しかし、その回答までの複雑すぎる行程を探し出せないのが人間なんだろう。私たちは明らかに存在する答えに向かっているのかさえも解らず、それを探してウロウロしている。
[DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2012-03-22 23:13:20)
88.  デジャヴ(2006) 《ネタバレ》 
なかなか良かった。  妙に漫画っぽい時間装置にしっくりこない感覚を受けた。でもその辺は気にせずに見ていくと、アクションをさせるには丁度良いのかと納得したりする。  主人公は死んでしまう訳で、厳密には最後の彼とは別人だ。同僚も死んでしまう。監視機関によって客船の被害者達ははじめから助かるところをもう一人、クレアを助けたいという彼の我が儘で物語は転がる。自分の中に産まれそうな恋のような感情について、彼は気づいているようで気づいていない。  何となく画面からは二度のタイムスリップという風に読み取れるが、何度も過去に戻って、何人もの自分が死んで、その積み重ねで何も知らない自分がクレアと出会う。そういうラストなんだろうきっと、その方がちょっとだけぐっとくる。
[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2012-03-17 08:25:00)
89.  NEXT-ネクスト- 《ネタバレ》 
設定が良い。  自分の能力の縛りが二つあったことに自分自身が気づいていないというオチ?あれはよかった。自分の命を守るのは二分先だけど、自分も気づいていないリズの生命を守る事になっているという縛りは未来の分岐点が見えるとかそういう設定は、絞りが足りなくたぶん読み取れないとご都合主義とか言われて無視されるのではないだろうか。わざとらしくなってもなんかで説明したらよかったのではないだろうか。対象年齢をどこまでも下げてしまうのを嫌ったのだとは思うが。  プロット自体は結構よかったが、ディック物らしさがあまりなかったかなと思う。もっとぶっ飛んで良いように思うが、こぢんまりとした終わり方。ディックからは設定やアイデアをいただいたら、嘘だろ?っていうくらい色々やらないとこうなるって言うパターンに填ってしまっているような気がする。  ともあれ、難しい材料をここまでまとめてくるあたりにハリウッドってスゲエって思ってしまう。
[DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2012-03-17 05:37:25)
90.  あらしのよるに 《ネタバレ》 
可も無く不可も無く。 やはりどうしても、なんで男同士なんだと思ってしまう。なぜ友情じゃ無きゃいけないんだろう。男女には超えられない壁があるとか言うが、それって言うのは性欲が立ちはだかるからだろうどうせ。物語として子供がターゲットであるとこれではまずいというくだらない配慮は理解できないでもないが、家族ではない男同士の愛情というのは余り感心しない。男女のセックスよりずっと感心しない。  どう考えても同性愛をわざと臭わせているが、男女の性欲は駄目で何で同性愛的な表現は良いのだろう。訳が分からない。確かに友情物の定石展開はあるのだが、そのことごとくに男同士の性を臭わせるのは大きな違和感。  同性愛てきな感情が理解できないと難しいんじゃないだろうか。同性愛が解ればこの程度の関係に性的なメタファーを感じることがないだろうから、純粋な友情物語としてみることが出来るのかもしれない。ただし、直接同性愛を嗅ぎ取ってしまうとキャラクターのちょっとした行為が同性愛者のそれなのではないだろうかと距離をとってしまう。  そういうわけでワタシはこの映画が理解できなかった。 絵本を映画化するのは良いが、原書を軽く見すぎではないだろうか?所詮絵本的安易な改変が入っている節があり、作家を冒涜するなよと言いたい。  絵本を馬鹿にするな。
[DVD(邦画)] 5点(2012-03-07 00:06:17)
91.  ハート・ロッカー 《ネタバレ》 
 職業としての軍務。日本人には想像しにくいが、欧米圏のすべての国に常識として実在し我々の勘違いのように邪悪な存在ではない。同一の素材を元にした映画は多数有るが、視点を限定した本作はアメリカ人の気持ちが中心になっているためか、反米感情の強い人には受け容れがたいものがあるのではないだろうか。   いつも思うのは、なんだか理解不能な動機で受験勉強のような動機の不明さと勤勉さで欧米人や国連兵を殺害するテロリスト人口が多すぎることに、おかしさを感じない人が多くないだろうか。アメリカ人がテロリストに殺される事を天罰のように考え、普段はそれを口に出さず、家に帰るとネットではアメリカ人やEU人が爆殺されてはしゃいでいる。その夥しい憎悪がどこから来るのかは皆目見当が付かないが、背中が冷たくなる。   彼らの言い分は「アメリカが中東を壊した」「テロリストが可哀想」「テロリストの言い分を聞け」と言うようなものだが、ロボットアニメのようなイカサマな考えが通る訳が無い。そう言う層に媚びない作りに好感が持てる。リアリティとドラマ性が非常に高く素直に面白かったと言える良い映画だった。   本作の主要人物は、3人の性格が実に巧妙にデフォルメされており、それが現実世界と照らし合わせるとちょっとした怖さが見終わっても残る。班の中で異才を放つジェームズは、職業軍人として適格な人材で有り実は民間や他の公務員になる必要など無いのだが、観客の多くが除隊して就職しなければいけないという民間人的な勘違いをするように描かれていて巧妙だ。彼は正式な職業軍人で有り、特に疑問を持っていない至って普通の兵士だ。少年の死や同僚の死に深く傷つくが、彼は自分に合った業務として軍務を選んでいる。   一方サンボーンは自分自身の人生に絶望感を抱いていて、エルドリッジは特に何も現状に感じていない。日本では観客の殆どがサンボーンやエルドリッジで有り、共感はこちらに集まるだろう。しかし、一歩外に出ればそうではない多様な反応だってある。  一つの映画でも、どこで上映するかによって多様性が失われてしまうという現象も面白い作品だと思う。
[DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2012-02-18 21:08:22)
92.  ミスト 《ネタバレ》 
面白かった。  この映画、虫みたいなヤツとか触手とか出てきた瞬間「待て待て、これじゃキングだろw」とか突っ込みまくったりした。ちなみに宇宙人とか出てきて最終的には全員死ぬか主人公だけが人類の生き残りになるとかやるんだろうなキングだったらさ、とかバカにしてみたりもした。そしたらホントにキング映画でやんの。  で、キングなのに中盤から様子がおかしい。なんかだんだんクリーチャーがどうでも良い立ち位置にどかされて、キモいおばちゃんが存在感を放つ。で、このおばちゃん、キリスト教とか宗派とか全然関係ないただのキチガイだったりする。いくつかのレビューに宗教とかキリスト教とかがテーマという記述があるが、宗教でもキリスト教とか全然無関係で、アメリカ人とかも関係ない。あんなアメリカ人見たことないわと思ったりした。映画で変人が出てくると何でも一般的なアメリカ像にしてしまうのはとても日本的だなと。アメリカ人がアメリカ人に見せるために作ってるんだからそんなわけ無いでしょ。  だけど、そういうことよりもこの映画を観ていて恐ろしかったのは、だんだんあの地震を思い出し始めたことだ。地震の後、原子炉が崩壊していた。この映画の絶望感とは比較にならない諦観が自分を押しつぶしてしまったのを思い出す。で、あの当時やはりあのおばちゃんのように、「何が何だかよくわからないインチキな知識で周囲を扇動し始める人」が現れた。あのおばちゃんは現実にいっぱい居た。  恐怖感が耐えられる限界値を上回ると、ああいう形で諦めを形にしてしまう人もいる。人間の本質ではないが、数割のそういった人が実在するのも事実だ。そういった人たちが諦めた人間同士でそのヒエラルキーを構築し始めるのは驚愕だった。そう言う意味でとてもリアルな映画だった。  で、ラストに今まで思っていた事へ剛速球で回答がくる。「なんか自衛隊とか米軍の方が強い様な気がするけどキングだし猛威ふるっちゃってるな」とぼんやり思っていた。そしたらホントに米軍が見事解決しちゃってる。そう言うエンディングか。あのキチガイおばちゃんが居なければ、こうならなかっただろうな。今だってそうだけど、その立場にそぐわないのに他人が生きるのを諦めさせようとする人間と、そうでない人間はいつでも戦っているんだ。
[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2012-01-03 07:19:47)(良:1票)
93.  パラノーマル・アクティビティ 《ネタバレ》 
そこそこ。すんげえ薄気味悪かった。 ただ台詞がモゾモゾと全く聞き取れなくて吹き替えで見たから元とは全然雰囲気が違うのかもしれない。  お約束である、アホな男がヤメロっつってんのに虎穴にいらずんばするという90分だが、わかっちゃ居るけど演出が気持ち悪い。前半のドアが動くとか音がするとか、良くできてた。  だけど、足跡とか具体的に何か壊すとか燃やすとか違う味わいの何かを入れてしまうと急に安心感が出てしまい残念。前半の自分にも起こったら的な怖さが消えて、彼らが死ぬのかどうかで怖がっていた。  スプラッターとか人間が一番怖い的な作り物とか、そういうのに興味が無いが薄気味悪い映画は好きだ。だから後半すごく残念。
[ブルーレイ(吹替)] 6点(2012-01-02 07:47:06)
94.  M:i:III 《ネタバレ》 
オーソドックスの良さって言うのはあったと思う。 このシリーズは007より面白くってなんか悔しい感じがするんだ。
[地上波(吹替)] 6点(2011-12-30 03:25:36)
95.  0:34 レイジ 34 フン 《ネタバレ》 
クソだなぁ。 すがすがしいほど半製品。日常とか生活の裏側にある怖さをねらってんのかな。もうちょっと現実に即さないとそういう怖さが出てこないと思う。 で、作ってる人たち自身が途中でそれに気づいてしまったのか、怖さの対象を変な怪人にしちゃったような別の主題になっちゃってる。  結局いらない謎とか、現実世界に戻ったラストの、普通の人たちが主人公に一瞥も投げかけないとか、よその話がやりすぎな手法とかもうなんかこうやったら怖いリストをみんなで持ち寄りました的な作りが無念きわまりない。 スプラッターに頼るとかそういうところも良くない。  迷い無くつまらなかったといえる普通のC級映画だった。そういう意味では外してはいない。
[DVD(字幕なし「原語」)] 4点(2011-12-30 03:07:25)
96.  96時間 《ネタバレ》 
オモシレえ。たぶんリュックベッソンの映画の中で一番面白い。  ストーリーはセガール物と同じなんだけど、やっぱりアクションシーンが多くて満足感が高い。最近のセガール物は、アクションシーンのプロットに金をかけられない分スタントマン(これ重要)撮影の金銭的な限界が見えるのが惜しい。こちらは潤沢な資本で、マーシャルアーツのような難しい丁寧なやられぶりを演じる高級スタントマンをゴリゴリ使ってくる。 リーアムニーソンの技術には欠けるところがあるはずなのに、そう見えない武術演技指導には舌を巻いたりする。初期セガール作品のような興奮を得られるだろう。  そういうわけで、アクション映画としてはかなりの出来。細かい設定とかも割と良くできていて満足感が高い。ただ、無敵観の緩衝剤としていったん捕まるシーンがあるが、安易な脱出方法と殺されず無傷なのかという部分をどう忘れさせるかにややベッソン的な手癖が見える。この辺は同じシークエンスでもプロットはハリウッド有名監督の方が上手い。
[ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 8点(2011-10-10 19:19:31)
97.  スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 《ネタバレ》 
これがなかなか面白い。  ストーリーはSF然としていて結構いけるんだが、時間の使い方が訳解らん。恋愛シーンとか長すぎ。何で無駄きわまりない時間の使い方をするんだろう。 しっかし特殊効果の進歩はすごかった。これのために何度も映画館に通った。本作ではいらないシーンが始まるとトイレに行った後ポップコーンを買って、友達に電話した後ホールに戻るみたいなサイクルができあがっていた。この映画以外でこんな事したこと無いが。でもそれはそれで楽しい時間を過ごせるんだからたいしたものだと思う。  ともかく殺陣とかアクションの品質は順調に上がって、後はCGモデル同士の演技を残すのみとなった。残念ながら戦闘機のドッグファイトとかクローンの総攻撃はモーションが今一歩かつ、格闘のプロットが甘かった。これは2015年の7ではほとんど解消されている。もうCGを馬鹿にする人はネットの文字ばっかり鵜呑みにして映画見てないんだな、という印象。既にこの時代には実際に米軍から戦闘機借りたって、実際の戦闘を当時の水準の映画的に撮るのは困難なレベルに達しているから、当時からしてすでに映画見てないんだな。という。  とにかくネットの悪評信じて、自分の目でしっかり特殊効果やチャンバラを見たのだろうか?と言いたくなるような文章がネット上に溢れている。この映画、間違いなく2002年には抜群に良く出来た水準で、最近の物と比べても何も遜色ない。ケチつけるために見た。というような文章を見ると腹が立つ。作った人達に失礼だ。映画を侮辱するなだ。  脚本がザルだったが、ストーリーと設定は非常に骨が太くて、高級素材な感じが今でも好きな映画だ。あれこれ妄想すると楽しい。いろいろな含みを残すので3への期待は盛り上がったものである。
[映画館(字幕)] 8点(2011-09-25 23:55:50)
98.  ピストルオペラ
すごい退屈だった。 意味とか無くても良いのかな。 そういうもんなんだろうか。
[映画館(邦画)] 1点(2011-09-25 04:53:17)
99.  マイノリティ・リポート 《ネタバレ》 
面白い。  ディックの原作物は監督殺し的な面がある。どこかイっちゃってる監督の方が相性が良いらしく、ブレード・ランナーだけでなくトータル・リコールなんかも秀逸だった。  この映画はスピルバーグなので、正直ディック的な気持ちの悪さを使うのかどうかと首をかしげたが、きちんとやってる。非常に良くやってる。終盤ヌルいような気がしないでもないが、非常に手堅い。  変に大学生くらいの層を狙ったカルト風のSFを意識した作りにするよりも、この方が話として面白い。良い仕事してる。
[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2011-09-24 05:37:12)
100.  ALI アリ 《ネタバレ》 
そこそこ良かった。  ドキュメンタリーを俳優が演じるっていう逆説的なところが面白かった。同じような映像は現存するんだと思う。それからずっと完成度の高いドキュメンタリー番組も存在するんだと思う。 だけど映画で俳優がやるからには、こういう方向が正しいんだと思う。正確に演じる難しさが画面ににじむが、それを几帳面に乗り越える職業人たちにはちょっと感動した。 アメリカ映画のこういう多様性が好きだ。多様性の中で、どの方向にも漏れなく高い品質の映画が存在する。  私はこういう映画は余り見ないのだが、それでもそこそこ楽しめてしまった。好きな人にはたまらない物があるのではないだろうか。
[DVD(字幕)] 6点(2011-09-21 23:29:50)
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