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ESPERANZAさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2254
性別 男性
年齢 77歳
自己紹介 団塊の世代 映画鑑賞歴50年以上 見た映画はおよそ3000本?

1960年~1985年頃はよく映画を見に行きました。その後2000年頃までは忙しくほとんど映画を見なかったのですが、DVD登場とともにまた見るようになりました。最近はメモと記憶を頼りに昔見た映画のDVDを探して懐かしんでいます。

ESPERANZAとはスペイン語で、「希望」の意味です。夢や希望、感動を与えてくれる映画は好きですが、むごたらしい映画や命を粗末にする映画は嫌いです。

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【製作年 : 1940年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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81.  私は殺される(1948) 《ネタバレ》 
よくできたサスペンスだと思う。主人公はバーバラ・スタンウィック演じるレオナは、支店長夫人であるばかりか、会社を築き上げた社長の一人娘、わがまま一杯で育った。 その彼女の性格や経歴が回想という形で見事に表現され、迫り来る危機がヒステリックなほどに伝わってくる。それだけではない、なぜこういう事態が起こったかも、電話1本で次々と明らかになってくる。ベッドから動けない主人公を舞台の中央に据えただけの設定ながら、見事というほかはない。ただし、検事のフレッドがどう関わったのかなど一部よくわからないところがあったので、そこはマイナス。
[DVD(字幕)] 8点(2012-01-04 08:24:06)
82.  チャップリンの殺人狂時代
コメディと思えたのは、中盤の毒薬からボートのあたりまでで、前半と終盤はとてもコメディと呼べるものではない。社会派ドラマにも思えるが、あまり感心しない。 独裁者まではチャップリンはおもしろかったが、メッセージ性の強いドラマは苦手だし、好きでない。
[DVD(字幕)] 5点(2012-01-03 17:49:42)
83.  チャップリンの独裁者 《ネタバレ》 
映画がトーキーの時代になってもサイレントにこだわり続けたチャップリン、そして「モダンタイムス」でようやくその声をあげたチャップリン、それがこの映画では堰をきったようにしゃべり強いメッセージを放つ。あの有名なラストの大演説だ。 この映画はヒトラーを皮肉り、反ナチを掲げる批判映画として捉えられているが、それだけではないだろうと思う。 「黄金狂時代」や「モダンタイムス」などに込められた批判・風刺を見ればわかるように、人間が自由に人間らしく生きる社会を彼は求め続けている。それを阻む独裁権力者を批判しているのだ。 チャップリンは、ヒンケルとうり二つのユダヤ人床屋を使って、こういっている。「世界に自由をもたらし、国境を取り除き、貪欲と憎悪を追放しよう!」と。 この強いメッセージは、今日もなお私たちが追求しなければならないものとなっていると思う。  
[映画館(字幕)] 10点(2012-01-01 22:29:41)
84.  フィラデルフィア物語
前夫や雑誌記者らがロード家に乗り込んでくるあたりまではおもしろいのだが、前夜祭パーティあたりからだんだん退屈になる。金持ち上流社会と付き合うには「忍耐」が必要というのが身にしみる。それと元が舞台劇でスクリューボール喜劇?なのか、台詞がやたら多いし、見るのが疲れる。
[DVD(字幕)] 6点(2011-12-28 09:10:50)
85.  ファンタジア
バッハのオルガン曲をオーケストラ演奏に編曲するなど、効果的な改編によりクラシック音楽をわかりやすく大衆に広めたストコフスキーの功績は大きい。しかし、大幅な改編は批評家によっては受け入れなかったことも多々あった。私自身もストコフスキーの音楽はさほど好きではない。 この映画については、前半「魔法使いの弟子」までは映像と音楽が凄くあっているような気がする。しかし「春の祭典」を経て「田園」以降は、ディズニーの映像が好きでない。ストコフスキーやディズニーは満足しているかもしれないが、ベートーヴェンは腹を立てているのではと思うほどだ。むしろ音楽だけを聴いていた方がよほどすっきりしている。たぶん好みの問題もあるのだろうが・・・。
[映画館(字幕)] 5点(2011-12-03 17:46:11)
86.  パルムの僧院
「赤と黒」と並ぶスタンダールの名作、私は彼の2つの小説を少年時代夢中になって読んだ。難しい漢字や旧仮名遣いの戦前(?)に出版された古い名作全集で。 映画も3時間に及ぶ大作、鑑賞しながら昔の記憶が蘇る。あの頃の胸躍る気持ちには到底及ばないが、それでもやはり名作だろう。高い塔から脱獄するシーンでは、原作以上のものを感じずにはいられなかった。 DVDは映像が白黒のためだけでなく、古くて見づらい。特に画面の下に出てくる字幕は読めないシーンも多々あった。カラーのリメイクまでなくとも、デジタルリカバリー化が切に望まれる。
[DVD(字幕)] 7点(2011-12-02 17:19:17)
87.  モーツァルトの恋(1948) 《ネタバレ》 
この映画は1942年に制作されたのだが、監督のカール・ハートルは1948年に英語版に改編した。日本で公開されたのはこの改編版であり、私が以前BSで見たのもこれだった。 ところが今年(2011年)になって、オリジナル版(ドイツ語)が日本で公開されることになり話題を呼んでいる。(私は未見) 結婚して10年も経たないうちに亡くなってしまうモーツァルト、その間にたくさんの珠玉の曲をモーツァルトが作ったのは周知のことである。オペラだけでも、後宮からの誘拐、フィガロの結婚、コシファントゥッテ、ティト帝の仁慈、魔笛と続く。 音楽好き特にモーツァルトファンの私には興味つきない映画であるが、おもしろいのは後宮への誘拐で、主役のソプラノ役と妻の名前(コンスタンツェ)が重なるところであり、文字通り彼女をさらう?のである。
[地上波(字幕)] 6点(2011-11-30 22:48:26)
88.  打撃王 《ネタバレ》 
私が少年の頃ゲーリックの名前を知ったのは、戦前の日米野球で大リーグの強打者たちを手玉にとった沢村栄治から、唯一のホームランを打った打者としてである。そして彼の名前を再び目にしたのは、日本の鉄人衣笠祥雄がゲーリックの2130試合連続出場という大記録を破ったときだった。 ホームラン記録を持つベーブ・ルース(映画にも本人が登場)とともに、ヤンキースの3番と4番を組み最強の打線と恐れられたのだが、映画のゲーリックは人間味あふれ様々なエピソードを持つ。少年とのホームランの約束やエレノアへの結婚申し込み、パトカー誘導での球場乗り込みなど、野球にそれほど関心がない人にも目を見張るものがあると思う。 そしてゲーリックの引退試合、彼は不治の病にかかっており、38歳になる数日前に亡くなった。まさに波乱の人生であり、米国民から大変愛された人であった。 ところでゲーリックは左打者なのに、演じているゲイリー・クーパーは右利き、映画での撮影は何と・・・というエピソードがあるそうな。 
[DVD(字幕)] 7点(2011-11-23 19:24:24)
89.  赤い手のグッピー
何とか最後まで見たが、全然おもしろくない。グッピー一族かどうか知らないが登場人物が多すぎるし、好きになれそうな人物もいない。人が殺されたというのに、のんきなものだし、わけがわからない。 そもそも「赤い手」というのにどういう意味があるのだろうかと興味があったが、何のことはなかった。
[DVD(字幕)] 4点(2011-11-17 22:58:34)
90.  第三の男
初めの方は何とが見られたが、門番が殺されたあたりから何が何だかわからなくなった。思えばライムはなぜマーチンスを呼び寄せたのかすら謎だったのに、どんどん謎は大きくなるばかり、最後も事件のすべてが解明されたとは思えず、消化不良ですっきりしなかった。 音楽は映画を見る以前から馴れ親しんでいた名曲であるし、アントン・カラスがチター1本で担当したことも知っていた。もちろん映画の評判も高かったし、淀川さんもベタほめしていたのに、自分の理解力のなさを痛感した。 英仏米ソの共同統治と、戦後の傷跡が時代背景としてあるわけだが、ドイツ語と英語の両方が入り交じってわかりにくくなっている。 
[映画館(字幕)] 4点(2011-11-07 11:54:17)
91.  落ちた偶像 《ネタバレ》 
大人の保身のための嘘と少年との秘密の約束、それに偶然の出来事が重なり、事件の捜査は微妙に揺れ動く。そして夫人の靴跡は寝室をのぞこうとしたときのものだと結論づけられる。しかし真実はそうではなかった。それを訴えようとするフィリップだが、取りあってもらえないうちに映画は終わる。まさに虚と実が錯綜する物語であり、映画はそれをうまく表現していて秀作だと思う。 
[DVD(字幕)] 7点(2011-11-06 14:59:03)
92.  ボヴァリー夫人(1949) 《ネタバレ》 
原作者フローベル自身が登場し、裁判にかけられた彼の口から、物語が語られるという形で始まる映画。美しさを求め、夢を追いかけることが罪なのかと開き直られても、田舎の純朴な医者にはかわいそう。 映画は原作に沿っているように見えるが、手術失敗を手術拒否に変えたのはいかがなものか。夫婦の相互理解が大きく崩れ始めた原因にもなっている事件を作り替えるとは解せない。 全体的にダイジェストのように見え、心理描写も甘いような気がする。
[DVD(字幕)] 5点(2011-10-25 21:58:45)
93.  楽聖ショパン
先のお二方のご指摘通り、伝記映画として見れば大変ひどい。事実とずいぶん異なっているし、作曲された時期もめちゃめちゃ。しかし作られたショパンの物語、映画としての出来はまずまずだと思う。(かなり劇的になっている) 祖国を愛しながら戻ることができなかったショパン、ワルシャワ陥落の知らせに、「革命のエチュード」を作曲したというのは、あまりにも有名だ。 マール・オベロンのサンドは美しいし、強い女としてしっかり描かれている。
[DVD(字幕)] 6点(2011-10-18 23:43:25)
94.  お嬢さん乾杯 《ネタバレ》 
34歳の自動車修理工と26歳の学習院出のお嬢さんか、よさこい節と幻想即興曲との違いは何といっても大きすぎる。うまく行きかければだめになるし、だめになったかと思ったら・・・。追っかけていくところで終わるのが、いかにも木下恵介らしい人情劇。昔はこういうのが多かったなあ。 
[DVD(邦画)] 6点(2011-10-10 14:19:31)
95.  怒りの葡萄 《ネタバレ》 
不景気になると金持ちは労働者を安く雇って不況をしのぐ。そのため小作農たちは虐げられ、生活の地を求めて各地を転々とする。そうした資本主義社会の弱点をつき、社会の矛盾を描いたスタインベックの名作「怒りの葡萄」  この映画はそうした社会批判に加え、それを生き抜く家族の絆をしっかりと描いている。ヘンリー・フォンダを主演にしたジョン・フォードの力作だが、家族を支える母親の存在が大きい。「女は男より変わり身が早い。男は不器用でいちいち立ち止まるが、女は常に川のように流れている」という母親の言葉が深く印象に残る。おっとジェーン・ダーウェルはアカデミー主演女優賞か、納得。  
[DVD(字幕)] 9点(2011-10-09 06:50:41)
96.  深夜の告白(1944)
結論が先に出ていても、最後まで見る者をはらはらさせるよくできた映画だ。こういうのを心理サスペンスというのだろう。バーバラ・スタンウィックの金髪(かつら)が気になったが、悪女を強調するためかもしれない。 最初見たときは、嫌疑が別方向へ行って何もフィリスを殺さなくてもと思ったが、やはり飛び乗った電車は終点まで降りられないのだと思い直した。それと主人公が、いったんキースが疑いだしたら、間違いなく真実をつきとめるという凄さを感じた。
[DVD(字幕)] 7点(2011-10-04 23:36:13)
97.  晩春
原節子主演の小津映画の最初の作品であるが、私が見るのは一番後になってしまった。 父親となかなか嫁ごうとしない娘の細やかな感情を描いた良い映画だったことはよく覚えているが、いまいち他の映画(東京物語など)と比べると印象が薄い。その少ない記憶の中で、笑顔を絶やさなかった原節子が急に真顔になったのを覚えている。そして嫁ぐことになったのだが、花婿さんがどんな人か、誰が演じるのだろうかと思っているうちに終わってしまったことも・・・。 今思えば、せめてカラーの「秋日和」より先に見るべき映画だったのだろうということ。
[DVD(邦画)] 6点(2011-10-01 09:42:52)
98.  青い山脈(1949)
「若く明るい歌声に」と歌われる「青い山脈」は戦後の日本を代表する最大のヒット曲、歌詞の内容と共に藤山一郎の明るい歌声は、当時の人たちにどんなに大きな影響を与えたことだろう。映画もまた、古い封建思想を打ち破る若者・女性たちが生き生きと描かれている。 この映画に出てくる「変しい、変しい、私の変人新子様」も当時かなり有名になった。
[ビデオ(邦画)] 7点(2011-09-21 05:57:59)
99.  私を野球につれてって
野球をスポーツとしてではなく、ショーとして楽しむ映画。コメディミュージカルとしてはそこそこおもしろい。つっこみどころは多々あるが、ま、よしておこう。 ジーン・ケリーのダンスはさすがだ。こういうミュージカルでは第一人者だ。ところで美人オーナー役のエスター・ウィリアムズ、水着がさえると思ったら元は水泳の世界記録も作ったほどのスイマーだったらしい。そしたら、もう少し見せてほしかった。 さらにもう一つ、悪役のエドワード・アーノルド、「我が家の楽園」や「スミス都へ行く」でも同じような役回りを演じていたが、堂々の貫禄である。
[DVD(字幕)] 6点(2011-09-12 15:22:37)
100.  幽霊と未亡人 《ネタバレ》 
美しきマーサ(天国は待ってくれる)のジーン・ティアニーがここでも健在、8歳の娘を持つ美しき未亡人ルーシーを演じる。対するグレッグ船長はレックス・ハリソン、頑固で怖い幽霊かと思いきや、ルーシーのひるまぬ態度に彼女に尽くす幽霊となる。 前半のややコミカルな展開から、フェアリーが登場し別方向に進み出す。ところが相変わらずジョージ・サンダースの役柄はうわべだけの男、船長の幽霊が出てこなくなったあたりが映画も中だるみ。 幽霊との恋ではどうにもならないと思っていたところ、見事な結末。天国は待ってくれるならぬ、幽霊は待っていた。このラストシーンには思わず涙。終わりよければ全て良し。 ところで、娘アンナの子ども時代は、ナタリー・ウッドだったんですね。三十四丁目の奇蹟とどちらが先だったんだろう。  
[DVD(字幕)] 8点(2011-09-11 09:57:41)
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