981. 我等の生涯の最良の年
《ネタバレ》 戦争に行った人々は、戦争が終わった後も復員兵として苦労をする。 怪我を負った人は勿論だし、それ以外の人でも平和な家庭が戦争のせいで崩壊したりする。 戦争が及ぼす被害はいたるところに存在し、戦争後も爪痕を残す。 そういった社会問題を丁寧に描いた作品だ。 つまらないわけでもないが、かといって特別に面白いわけでもなく、その上映時間の長さは退屈さを生んでいる。 [インターネット(字幕)] 5点(2020-10-31 17:01:01)(良:1票) |
982. 鉄男 TETSUO
《ネタバレ》 こういう映画も勿論ありだけど、いかんせん疲れる。 最初の10分でお腹いっぱいだ。 でもロケ地は魅力的! 鋳造工場やその周辺のバラック街がモノクロの映像に映えまくる。 こういう殺伐とした、この世の果てみたいなロケーション大好きです。 [インターネット(邦画)] 2点(2020-10-29 21:09:59) |
983. 地上より永遠に(1953)
《ネタバレ》 個人的に最近見たアメリカ映画は不作続きだったが、久しぶりにアメリカ映画で楽しめた。 バート・ランカスターがやはり良い。 軍隊モノとしての要素と恋愛モノとしての要素が、うまく融合した作品。 軍隊内での階級が事細かに出てきて面白い。 将軍に将校に下士官。 大尉、曹長、伍長、二等兵。 この辺の階級に関わる興味は男ならではのもの。 女性は興味ないだろなぁ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-10-29 16:16:31) |
984. オーバー・フェンス
《ネタバレ》 世間からのはみ出し者を温かく、そして大らかな大人の視線で描いた作品。 とっても見応えがあり、良い映画だと心から感じた。 主演二人の熱演、プロとしての演技が心に響いた。 たまたま見た映画だが、とんだ掘り出し物だった。 期待せず見始めて、「おっと、何だかコレおもしれーぞ!」ってなった。 こういう映画との素晴らしい出会いがあるから、映画は止められない。 [インターネット(邦画)] 9点(2020-10-29 01:15:54)(良:1票) |
985. 花の慕情
《ネタバレ》 『その場所に女ありて』と同じ鈴木英夫監督、司葉子と宝田明が主演。 本作では司葉子が洋服ではなく和服であったが、洋服の方が似合うのかも。 パリッとスーツを着こなし、都会の洗練された美女を演じる方が好きかな。 話も『その場所に女ありて』ほど面白くはなく、普通のレベルだった。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-10-28 17:35:55) |
986. 宵闇真珠
《ネタバレ》 宵闇に佇む真珠の首飾りの少女。 その肌は限りなく美しい。 夢心地な美しさ。 正確にはクリストファー・ドイルが美しく撮った。 クリストファー・ドイルだからこそ、ここまで美しく撮る事ができた。 同じくクリストファー・ドイルが撮影を担当した、私の大好きな映画『地球で最後のふたり』を彷彿とさせるストーリー。 幻想であったかと思わせるラスト。 その全てが愛おしく、そして心地よい。 ついにクリストファー・ドイルも、その映像美を極め、キャリアの頂点に達したか。 また一つ、宝物の様な映画と巡り会うことができました。 [インターネット(字幕)] 9点(2020-10-27 20:37:43) |
987. ジョニーは戦場へ行った
《ネタバレ》 メガトン級に陰鬱な映画。 どんなホラー映画、サイコスリラーものより怖い。 唯一の望みである優しい看護婦も、彼から離されてしまい、ジ・エンド。 彼が夢想する世界も楽しいとは言えない。 こういう気持ちがダダ下がりになる映画は大嫌いだ。 ただ一つ、安楽死反対派の人には見てほしい映画かも。 [CS・衛星(字幕)] 0点(2020-10-25 21:34:36) |
988. 野良犬(1949)
《ネタバレ》 ラスト、犯人を追い詰めるシーンはとても緊迫感があり秀逸。 だがそこまでの展開がだるすぎた。 あと、三船敏郎と志村喬のコンビも見飽きてきた。 片方でも綺麗な女優さんなら飽きないのだが。 [DVD(邦画)] 5点(2020-10-25 13:10:22) |
989. 荒野の七人
《ネタバレ》 ユル・ブリンナーの佇まい、声がかっこいい! 戦いが起きるまでの緊張感が楽しいです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-10-24 19:14:29) |
990. 想影
《ネタバレ》 こういうのホント好きだ。 いつまでもガキな俺。 ノートに二人の名前を書いてウフフってなるとこ。 告白された後の男の表情。 いいねぇ、羨ましいな。 [インターネット(邦画)] 8点(2020-10-24 01:17:11) |
991. ユンボギの日記
《ネタバレ》 イ・ユンボギ、それは十歳の少年。 イ・ユンボギ、それは韓国の十歳少年。 実に味わい深い大島渚発ドキュメンタリー。 やはり大島渚は孤高の監督だ。 大島渚にしか出せない魅力が、このショートフィルムには詰まっている。 イ・ユンボギ。 ナレーションも耳に残り過ぎるくらいに残る。 イ・ユンボギ。 それは大島渚が残したショートフィルム。 イ・ユンボギ。 それは大島渚が残した韓国ショートフィルム。 うーん、頭が痛くなってきた… [インターネット(邦画)] 6点(2020-10-24 00:24:11) |
992. そうして私たちはプールに金魚を、
《ネタバレ》 ぶっ飛んでます! 分かります分かります、その気持ち。 西武バスに乗ってる時の、あの気分。 この街からいつ抜け出せるんだろ? 鬱屈した気分になるよね。 分かります。 にしても、4人のうち1人だけスタイル抜群の、もの凄く可愛いコが出てますな。 このコだけは狭山で終わらない気がする。 そんな気がした、狭山が舞台のショートムービー。 以上! [インターネット(邦画)] 7点(2020-10-23 23:09:07) |
993. 鬼灯さん家のアネキ
《ネタバレ》 話としては面白かったけど、今泉監督ならではの魅力は感じられなかったかな。 結局、吾朗の性欲は解消されないままだろうし。 [インターネット(邦画)] 7点(2020-10-23 01:27:43) |
994. 四月の永い夢
《ネタバレ》 故郷に帰るまでの内容は面白いが、故郷に帰ってからはつまらなくなる。 哀しみを携えた喪服姿って、何故あんなに綺麗なのか。 とにかくそれが印象的。 [インターネット(邦画)] 6点(2020-10-22 19:22:44) |
995. サッドティー
《ネタバレ》 とても楽しめた。 今泉監督のセンスで溢れた映画だ。 ほんとに人を好きになった事があるか? 好きって何か? 二人を同時に好きになる事ってアリか? 「好き」というものに関して色々問いかけてくる。 それでいて笑えるシーンもあり。 実に魅力的な作品だ。 しかしあのアンテナの様な髪型は凄いインパクトだ。 この作品のスパイスになっている。 [DVD(邦画)] 8点(2020-10-21 11:23:16) |
996. 光(河瀬直美監督作品)
生きていると辛い事は沢山ある。 せめて映画を見ている間くらいは厳しい現実を忘れたい。 現実と真摯に向き合う姿勢は評価に値するが、いささか厳し過ぎる内容。 個人的にはキスシーンまでは蛇足だと思われる。 顔を触るシーンだけで十分官能的。 [インターネット(邦画)] 6点(2020-10-21 10:29:54) |
997. nico
《ネタバレ》 無差別殺人集団の話かと思いきや、無差別殺人集団の映画を作ろうとしている自主製作映画集団の話だった。 何だかややこしいし、よく分からない内容なのだが、会話の掛け合いの面白さは今泉監督ならでは魅力が発揮されていた。 [インターネット(邦画)] 7点(2020-10-19 00:45:05) |
998. 死刑執行人もまた死す
終盤の逆転に次ぐ逆転劇は緊迫感があるが、少々分かりにくさもあった。 傑作とまでは言えないかなぁ。 [DVD(字幕)] 7点(2020-10-18 22:26:56) |
999. シャンドライの恋
《ネタバレ》 さすがベルトルッチ、余韻を残す味わいのある作品だ。 冒頭のアフリカ人による演奏、既に掴みはOKという感じで、インパクト絶大です。 最後は、 「私の為にありがとう、愛してますけど、私には夫がいます。添い寝一晩でガマンしてネ」 ってな感じで、切ないです。 無償の愛を捧げたキンスキーは究極のプラトニックラブですね。 [DVD(字幕)] 6点(2020-10-18 18:42:51) |
1000. 日日是好日
《ネタバレ》 あざとさと押し付けがましさが目につく。 多部未華子を目当てに見た場合、出番が少なく、完全に騙される。 見る前は茶道に興味が無かったが、見た後は嫌いになった。 同じように感じる毎日を、一期一会の気持ちで過ごしましょう。 そんなメッセージを受け止めた。 黒木華は日本映画界には欠くことのできない女優さんだ。 内面や佇まいから発せられるオーラがとても個性的かつ魅力的だ。 ちなみにフェリーニなら『道』より『崖』の方が断然おすすめ。 [インターネット(邦画)] 5点(2020-10-18 18:40:10) |