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クロエさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1130
性別
自己紹介 8点以上は超お勧め。
ソフトを購入しています。
7点は面白いけど、1度の鑑賞で十分。
ソフトの購入まではしていません。
6点以下はハズレ。
ある意味、6点以下の作品を見続けるのは苦行です。

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1041.  ヒストリー・オブ・バイオレンス 《ネタバレ》 
「イースタン・プロミス」より楽しめました。っていうか、この監督の作品の鑑賞方法がわかったんです。 あんまり深く考えない方がいいんです。 劇中で描かれていない人間関係は、話しのテンポを落とさないために敢えて観客のイマジネーションに任せているんだと思います。 ラストの食卓シーンはもう少しわかりやすく描いてもらいたかったですが、90分程度でこれだけスッキリさせるんだから、イラついた時なんかには、もってこいの娯楽作品です。 でも、こういうの、日本がマネして作ったとしたら、私は絶対観ないと思う……  
[DVD(吹替)] 8点(2009-05-05 16:21:44)
1042.  ハムレット(1990)
 公開当時とても面白かった記憶があったのですが、未だにDVD化されていないことがわかって余計観たくなってしまいました。  ようやくレーザーディスクを手に入れて約20年ぶりに鑑賞……ウン、やはり面白いぞ! ウン!!!  とりあえず内容に関しては映画そのものをはみ出してしまいそうなので省略。  この映画は、メル・ギブソン=マッドマックス・リーサル・ウェポン、ハムレット=ローレンス・オリビエという狭間に置かれてしまっているので、その先入観が抜けないと偏見が生まれてくると思います。  私にはそういった先入観が全くないので十分満足して鑑賞することができました。  何しろ字幕スーパーが「よくこれだけ省略出来たな……」と思わせるほど簡潔!  ある意味、字幕作った人の勝利ってことかな?  私の文章をここまで読んでくれた人にはお勧めしますが、今もDVD化されてないなら、内心はそっと秘密にしておきたい気分です(笑)
[レーザーディスク(字幕)] 9点(2009-05-04 23:52:32)
1043.  ブラインドネス 《ネタバレ》 
「全世界失明」という宣伝が監督のアイデアなのか知りませんが、人間の本質を描くのに、何故「失明」という課題を使ったのかイマイチ腑に落ちません。 設定は勿論、隔離された場所に持ち込まれた銃、盲人の悪者はどうやって敵と味方を判断しようというのか。部屋によって、善人と悪人が完全に分離されているなど、全て都合よく出来過ぎているんです。 食料の奪い合いも「女の体と引き換えに食料を貰い、互いの戦争を避ける」考え方をあっさり受け入れるなんて非現実的です。だって、少なくとも銃を持っている奴は盲人で、主人公は女性であれ、眼は見えているんですから何とかなるでしょうに。主人公が、映画のメッセージを伝えるために、ご都合よく動いているようにしか見えないんですよね。そこんとこは誰もがイラつくはず。仮に悪人のボスも目が見えていたら辻褄は合ったかもしれません。……よくわかりませんが。 でも、レイプしながら女性を殴り殺す男だけは現実的に見えました。沖縄や横須賀で日本人女性を笑いながらレイプする米軍兵士を思い出して下さい。私は日頃から、欧米人の二人に一人は、こういう奴だと思っています。 作り手は、人間の本性を「食」と「性」で描きたいのでしょうが、特に戦後の歴史を振り返ってみても、本作のような展開にはならないだろうと私は考えます。 実にリアリティのない人間ドラマです。かと言って「皆で力を合わせて頑張ろう!」みたいな話も私は大嫌いですが……。 その中で、老人と愛を誓い合った女性は、眼が見えるようになっても愛し合っていけるのか、皮肉を込めて「気になるところ」だと付け加えておきます。 主演のジュリアン・ムーアは肌が汚くても魅力的な女優です……けど「もうちょっと仕事選べよ!」って言ってやりたいです。
[DVD(吹替)] 4点(2009-05-04 23:30:47)(良:1票)
1044.  初恋のきた道 《ネタバレ》 
娘(母)が先生(父)と恋に落ちていく過程は、なんだか夢を見ているようで感動してしまいました。赤い衣装が田園の緑を背景にして、とても鮮やかに映っていました。 ちょっと気になったのが、あの純粋で可愛い娘と現代に生きるお婆さん(母)が、どうしても同じ人物に見えなかったこと。ラストシーン、笑顔で道を走っていく娘の姿は、いったい誰が描いたイメージなのか? 語り手の息子である訳がないし。もし、娘に永遠の美を持たせたかったら、お婆さん(母)を登場させるべきじゃなかったと思うし、監督がただ単に描きたかっただけのシーンだとすれば、この映画は、他のレビューに書かれた「主演女優のプロモーションビデオ」と言われても仕方がないことだと思います。 でも90分で終わる映画は多少駄作でも、疲れないから私は好きです。
[DVD(字幕)] 8点(2009-05-04 23:22:37)
1045.  ウォーリー 《ネタバレ》 
「ディズニーは子供が観る映画」という私の偏見を覆してくれた作品です。心の洗濯をさせてもらいました。 お子様には、ウォーリーの孤独感に、トラウマ的な淋しさを感じるかもしれませんが、私的には、映画「2001年」のパロディや、初代から少しづつ太っていってる歴代の船長の写真など、シュールな笑いも散りばめてあって最後まで楽しめました。 冷酷に見えたイヴが次第に可愛い女の子に見えてくるのは本当に不思議! これって声優のせいかな? それと吹き替えに切り替えると、映画の中のタイトル、モニター、張り紙の文字まで日本語に変わるのもビックリしました。ディズニー映画っていつもこうなんですか?
[DVD(吹替)] 8点(2009-05-03 02:21:53)
1046.  ぼくらの七日間戦争(1988) 《ネタバレ》 
先日、宮沢りえさんがテレビに出ていて、この作品の一部が流れたんです。 その映像を観て、りえさんは「よく、自分の昔の映像を流されて恥ずかしがる人がいますが、私はそんなことありません。この映画の撮影は本当に楽しかったです」みたいなことを言ってました。 それをきっかけに今日初めて鑑賞しました。 ハッキリ言って、りえさんは主演というよりも、「ドラえもん」でいうところの、しずかちゃんのポジション、とりあえず学級委員です。 私自身、あまり楽しかった学生生活は送っていません。教師に殺意を抱いたこともあります。本作に出てくるような教師は当たり前のように存在していました。私の学校は、教師のやりすぎでワイドショーに取り上げられたこともありました。 この映画は、そんなクソ学校に通っていた私のような人間を、スカッとさせるために作ってくれたのではないかと思います。 溜まったフラストレーションを爆発させるのに、作り手は、敢えて理屈抜きに、戦車や花火を使ったのではないでしょうか? 今でも「僕と駐在さんの700日戦争」など、同じような作品は作られていますが、絶対に崩せない壁に立ち向かう反骨精神を描いた映画が、今の日本に存在しないのが、とても悲しいです。  りえさんの魅力に+1点。
[DVD(邦画)] 6点(2009-04-30 21:37:11)
1047.  サマータイムマシン・ブルース 《ネタバレ》 
「バック・トゥ・ザ・ヒューチャー」を観た後に、皆で話題にするような内容を、そのまんま映画にしたような作品です。 メチャクチャくだらない目的が、逆に面白いけど、学生の馬鹿キャラが被り過ぎて各々の個性が感じられない。それにクドイ。会話のやりとりは全く笑えなかった。 女学生も二人は必要ないだろう? 一人で十分。 100分くらいで終わってくれたのが、これ以上点数を下げなかった理由です。
[DVD(邦画)] 5点(2009-04-30 21:31:11)(良:1票)
1048.  バイオハザードII アポカリプス
どこを切り取っても退屈させない展開は上手く作ってあるなぁと思う。でも観終わって時間を無駄にしたような気分になったのは何故? 一作目で最高に可愛かったミラ・ジョヴォビッチ、本作ではウイルスと共にゴリラも入り始めている。
[地上波(吹替)] 5点(2009-04-25 21:12:03)
1049.  ぐるりのこと。
ストレスが溜まりすぎて体がボロボロになりました。とにかく長い……ダラダラと長い……本当に長い……いつ終わるんだろう……このシーン、何の意味があるんだろう……早く終わらないかな……こんなに長く感じた映画もめったにありません。1時間40分くらいに編集してくれれば7点くらいになってたかもしれませんが、観終わって鬱病をうつされたような気分です。……しかし本当に長い……(溜息)
[DVD(邦画)] 3点(2009-04-18 04:05:24)(笑:1票)
1050.  蛇にピアス 《ネタバレ》 
 数年前に原作読んだときはそれほど面白くなかったけど、公開時の評判のよさにつられて鑑賞。  冒頭、主役のルイとアマのダイコン演技に、かなりコケた。そんなダイコン役者でもセックスと喧嘩だけはリアルに出来るから不思議である。  それに映画でセックスすると決まって「体当たり演技」とか言われるけど、それならAV女優は毎回「体当たり演技」だろうってツッコミ入れたくなる。  演技が下手でもセリフとテンポのよさに前半は惹きつけられたが、アマがいなくなった途端、ルイが哲学者みたいな理屈をペラペラ喋り出し、ラスト30分はもうグダグダ……。  鏡の前で舌ベロに糸入れたところでエンディングロールのほうがスッキリしただろうに……。  蜷川監督の映画、結構好きなんだけど、本作は私の嫌いな「演劇カラー」が露呈してしまったのが残念。  それと友情出演はいい加減やめてほしい。映画の価値が下がる!
[DVD(邦画)] 5点(2009-04-18 04:04:15)(良:1票)
1051.  おくりびと 《ネタバレ》 
アカデミー賞なんてプロレスのチャンピオンベルトと同じです。 何の価値もありません。 近年アカデミー受賞作を知ってる人なんて、どれくらいいるのでしょうか? でもそれとは関係なく本作は素晴らしいです。 セリフと演出で納棺師の仕事を魅力的に描き、モックンが成長していく過程は感動的です。  モッくんのフンドシ姿、「シコふんじゃった」の頃と全く変わってませんね。日本を代表する役者です。 峰岸徹さんは死体役で終わっちゃうのかなと思ったのですが、あの一瞬のフラッシュバックで最高の存在に変貌します。あの瞳を開いた表情には胸が締め付けられました。 本作は最高の役者が揃いました。 広末涼子の評判が悪すぎますが、メディアが作り上げたイメージが先行してしまっているのが原因だと思います。芸能人に疎い私でさえ違和感を覚えました。この悪評を覆すには、あと10年はかかるでしょうね。  本作がアメリカで評価されても、日本映画自体は相変わらずレベル低いです。きっと近いうち、似たような葬式映画やドラマが沢山作られていくと思いますよ! 
[DVD(邦画)] 8点(2009-04-16 07:16:20)
1052.  レッドクリフ Part I 《ネタバレ》 
 タイトルどおり、「赤壁の戦い」だけを描いた話なんですね。  それ以前のエピソードはほとんどなし。  だからこそ三国志を読んでいなければキャラクターに感情移入できないと思います。  曹操が登場する度に何度も名前のテロップが出たのは失笑してしまいました。  皆同じような顔だから、誰が誰だかわからなくなってしまいます。  個人的にはすごく面白かったけど、この映画は「三国志」を読んだ人のために作られた「おまけ映像」のようなものです。  「あそこのページは映像化するとこうなるんですよ」と言われてる感じ。読んだ人であれば誰も文句は言わないでしょう。そのまんま作っただけですから。  でも、周瑜ってこんなに格好よかったっけ?  おまけと言えば、テレビ放送の本篇の後に流れた「パート2の映像の一部」。あそこまで見せちゃったら、観客動員が減ると思うのですが…。 
[地上波(吹替)] 7点(2009-04-13 01:57:44)(良:2票)
1053.  マイ・ボディガード(1980)
 この映画を観た人のほとんどが「水曜ロードショー」と言っているように思いますが、私もその内の一人です。  ビデオが普及されていなかったあの時代はテレビというものが大きな役割を担っていたように思います。  情報量が飽和状態の今の時代なら、こうしたシンプルな映画には巡り合えなかったかもしれません。  時代とともに色褪せていく映画が沢山ある中で、今回久しぶりに観た本作は、あの時と同じ感動を与えてくれました。  シンプルな展開の中に散りばめられたセリフのやりとりが、たまらなく素敵です。  少ない登場人物がそれぞれの役割をちゃんと果たしていて、無駄なシーンが全くありません。  その中でもマット・ディロンは功績は大きい。私の周りにいる、ほとんどの人が、この作品を「ああ、マット・ディロンのデビュー作ね」というのが興味深いところです。(実際はデビュー作じゃないのに…)
[レーザーディスク(字幕)] 9点(2009-03-21 17:15:57)
1054.  フランケンシュタイン(1994) 《ネタバレ》 
 材料もシェフも一流なのにレシピを間違えたって感じ。  矛盾した点が多すぎて正直ついていけません。シナリオがただストーリーを都合よく追いかけているだけなので、ヴィクターとエリザベスの愛が全く伝わってきません。  怪物を蘇生した途端、この実験は間違いだったと思う心境も「え、なんで?」って疑問符を打ちました。それでも道具だけは捨てずに持っていたという段取りのよさ。  復讐を誓った怪物も散々子供まで殺しておいて、最後は「父だった」と……。一番可哀そうなのは訳もわからずに殺されていった身内ではないでしょうか。  期待していただけにガッカリです。  原作に忠実だからというのは言い訳になりません。私が観たものは「原作」ではなく「映画」なんですから。  それから蘇生シーンを観たとき、スピルバーグか何かの映画で、目覚まし時計と共に目玉焼きやトーストが焼けるシーンを思い出したのは私だけでしょうか?そこだけは可笑しかったです。 
[レーザーディスク(字幕)] 4点(2009-03-21 05:35:10)
1055.  オセロ(1995)
 最近「スルース」をきっかけにマイブームがケネス・ブラナーになり「ヘンリー五世」と続けて鑑賞したのですが、本作は私の性に合っていました。  「オセロ」「リチャード三世」のような、コンプレックス、嫉妬、妬み、裏切り、そして猜疑心を織り交ぜたドロドロしたものは私の人生経験と重なる部分が多く共感が持てます。  特にブラナー演じるイアーゴのような人物には私自身何人も出会っています。こういう裏切り者は本当に見分けるのが難しい。仕事では男の悪魔が多く、恋愛になるとやはり女の悪魔のほうが多い…これは勿論私の持論です。  シェイクスピアは劇場でも鑑賞経験がありますが俳優の実力が判断される場ではないでしょうか。裏を返せばシェイクスピアを演じられる俳優はどんな作品においても信用出来るのではということです。  本作はDVD化もなっていないようだし、これだけ優れた作品を簡単に鑑賞できないのは非常に残念なことです。  個人的に本作は、メル・ギブソン主演の「ハムレット」、アル・パチーノ主演の「ヴェニスの商人」と共に押さえておきたい3大シェイクスピアムーヴィーです。 
[レーザーディスク(字幕)] 8点(2009-03-21 04:24:01)
1056.  メカゴジラの逆襲 《ネタバレ》 
 メカゴジラを倒すには連結してしまった博士の娘が死ななければならないのがミソ。  このドラマ部分が理解できないとつまらないと感じてしまうだろう。  苦戦するゴジラに対して、意外とアッサリ殺られてしまうメカゴジラと恐竜(キョーリュー)。  怪獣映画なんて数十年ぶりに観たから、ホント面白かった。  私にはCGなんかより、こうした特撮の方が合ってる。  観ていて気持ちいい。  それから作品情報を作った人、キャストに藍とも子さんを入れてやりなさいよ!主役なんだからさぁ。 
[DVD(邦画)] 7点(2009-03-21 01:14:38)
1057.  ミツバチのささやき 《ネタバレ》 
 私にとっては高評価ですが、観る人を選ぶ作品です。  純粋無垢の少女がいろいろな物を感じとって形に見えない新しい何かを発見するという、詩的情緒溢れる作品です。  冒頭は「フランケンシュタイン」のフィルム鑑賞から始まりますが、少女アナにとっては映画も毒キノコも姉のいたずらも逃亡者も同じレベルの衝撃です。  小さい頃、私もチャップリンの映画を観て夢中になった記憶がありますが、今もう一度鑑賞して同じ気持ちを味わうことができません。  「監督はこの子に何をさせたかったのか?」なんて疑問に思ってはいけません。  生も死も関係ないのです。  私たちにも記憶の奥底にあるはずです。それは特にパソコンもテレビゲームもなかった世代ほど共感できるのではないかと思います。  目に見えない何か…それを描き出すのは自分自身で作り出したイメージだけ。  子供部屋の窓はまるでミツバチの巣の様だが、その子供のシーンに重なる父親のミツバチの解説は全くマッチしていない。ラストはフェイドアウトまでしてしまう。  子供が映るのシーンと大人の映るシーンが水と油のように混ざってないのは、子供には子供にしかわからない世界があるということだと思います。  少女アナの前に現れたフランケンシュタインがそれを証明しています。  アナはこれらの経験を通して「死」が何であるのかなんて考えているはずありません。  むしろ新しい何かを発見して感動を見つけたのでしょう。  補足。レーザーディスクの字幕は縦書きの上、字が汚くて読みづらい。 
[レーザーディスク(字幕)] 8点(2009-03-19 15:00:36)
1058.  テープ
 よく噛んだけど味がしないから、どうしても飲み込めなった…そんな気分です。 
[DVD(吹替)] 4点(2009-03-19 06:12:01)
1059.  コーラスライン 《ネタバレ》 
 世界チャンピオンとか業界のトップの夢を叶えるという話ではなく、ブロードウェイでもとりわけ下のレベルにあたるコーラスダンサーというビミョーな役割に命を賭けた人間たちの青春群像というのが胸を締め付けられる。  オーディションを受ける者たちの様々な人間模様が描かれている。プライドを捨て切れない者、否、捨ててでも踊り続けたい者、過去を隠したい者、年齢を気にする者、技術さえ備わっていればプライバシーが何の関係があるのかと問いただす者、そんな人間が演出家と交錯して一つのドラマが繰り広げられる。  採用される人間とされない人間の本質を観客の私たちでも途中から無意識に見抜けてしまうのも面白い。  私たちはこの映画を通して、過去がどうであれ、自分をさらけ出しながらドライに生きている人間に好感を持つのではないだろうか。  これから役者になろうとしている人たち、または仕事の面接を受けようとしている人たちにとっては教科書的な役割と捉えることもできる。  この普遍的な「人間の魅力とは何か?」を考えられなければ、この映画は「アタシ、別に踊り子になんか興味ないし~」で終わってしまうだろう。  この映画の見所は、人生の全てを賭け「コーラスダンサー」という小さな仕事を手に入れようと情熱の全てを捧げる「魂」がテーマであり、物語自体はオーディションの最終選考の結果発表の時点でエンドマークが打たれる。  最後のコーラスダンスはいかにブロードウェイが素晴らしいか!というアピールだろうが、次第に一人一人の顔が小さくなり、わからなくなっていくのがキュ~ンと締め付けられ、それがとても辛い。  それでも彼らは「コーラスダンサー」という仕事に命を賭けているのだ!!!  落ち込んだ時やテンションが上がらないときに見ると元気をもらえます。  他のレビューに書かれている、突っ込みどころ……とりあえず私は目を瞑っています。(笑) 
[DVD(字幕)] 10点(2009-03-16 23:09:51)(良:1票)
1060.  地獄に堕ちた勇者ども 《ネタバレ》 
 ママが何度も腕を上げ、湧き毛を強調しているのが気になってしょうがなかった。  感想は他のレビューと同じ。  未見の方は一応、同じ「卍」の腕章付けていても、突撃軍と陸軍ナチスは敵対関係にあることを知っておいた方が混乱しないかと思います。  それにしても40年前の映画かぁ…。あと10年で著作権がなくなるんですね。   
[DVD(字幕)] 7点(2009-03-12 22:45:20)
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