101. ロッキー
試合シーンはこんなに短かったかなと思うんですが、ラストの破壊力は映画史上でも最強クラスかと。そしてメインテーマ曲。燃えるなあ! [DVD(吹替)] 9点(2004-06-24 02:29:21) |
102. ジョニーは戦場へ行った
《ネタバレ》 「頭だけで語る、手足のない自分を見世物にしろ。さもなくば殺してくれ」やっと通じたモールス信号を医師たちは黙殺した。ジョニーは完璧な医療体制の下、無理やり生かされることとなった。ヒトとしての尊厳を根こそぎ奪われたまま。彼はこの後、発狂しなかっただろうか。戦争を含め、人間のエゴが集まって生んだ悲劇だった。あまりにも切なく、腹立たしいこの映画を2度観ることはできない。でも、制作者が自分たちに送ったと思うメッセージは、この先も心の隅に残しておきたい。 9点(2004-06-24 01:09:55) |
103. ルパン三世 カリオストロの城
個人的に宮崎絵のルパンは好きじゃないんですが、それを補ってあまりある魅力的な映画です。城に監禁されたお姫様をルパンが救出するという物語自体、興味をそそられる。活劇面でも全編に工夫を凝らしまくって、全く観ていて飽きない。伯爵の憎たらしいキャラも完璧。仲間たちと銭形警部にも見せ場を用意してくれているし、もうお腹いっぱい満足です。 10点(2004-06-13 01:25:25) |
104. 悪魔のいけにえ
ホラー映画は数多く観てきましたが、本当にこいつら狂ってる!と思えたのはこの映画一本だけ(実際撮影現場は壮絶だったとか)。レザーフェイスの部屋には、大量の牛・豚・鳥などの死骸が放置されていますが、人間もそれらの家畜と同然に扱われているんですよね。殺す相手を人と認識しているか、していないか。それが後発のホラー映画とは一線を画すポイントかと思います。あの殺戮一家の精神構造を考えると寒気がする思いが。本当は10点以上を上げたい、それくらいの傑作です。(1年ぶりに鑑賞)やっぱりこの一家、怖いですね。彼らに襲われるか、この場で自殺するか、どちらかを選べと言われたら、自分で死ぬほうを選ぶでしょうね。 [DVD(字幕)] 10点(2004-06-09 17:17:00) |
105. サスペリアPART2
小学生時分にこの映画のテレビCMが放送されたとき、使われたのが、あのからくり人形がこちらに向かってくるシーンでした。これにビビリまくった僕は、高校生になるまで、実際にサスペリア2を観ることができなかったのでした。今は既に5,6回は観ていますが、残虐シーンよりも、映像テクニックに目を見張ることが、この映画を好きな理由。犯人と犯人の部屋を舐めるように映す場面が特にお気に入りです。童謡も耳に残りますね。 [DVD(吹替)] 10点(2004-06-08 22:17:10) |
106. 鬼畜
《ネタバレ》 息苦しさを覚える映画です。自分たちが実母に捨てられたことを知らず、ただ無邪気に父を慕う幼い三人の子供。 自分が産んだわけでもない三人を押し付けられ、憎しみを抑えきれない義母。そして、子供は可愛いが、同時に厄介者とも考えている優柔不断な父親。私はこの映画の初見が中学時代だったので、どうしても子供へ感情移入してしまい、そのために彼らの居場所の無さが気の毒でならなかったです。中でも、東京タワーに置き去りにされた瞬間の女の子の表情が。よく考えれば死んだりしたわけじゃないのですが、背筋のぞっとするシーンです。 [DVD(邦画)] 8点(2004-05-28 22:53:01) |
107. スター・ウォーズ
CGでの表現技術など、エピソード1からの新シリーズには勿論及ばないけど、作品としてはこっちの方が1000倍は好き。もう何回見たことか。独創性豊かなキャラクターと道具を配してのエピソードの数々は、興奮せずにはいられません。終盤の戦闘機による巨大要塞へのアタックの場面。ルークの魚雷が排気口に叩きこまれるところは、観るたびに息を呑んでしまう。 [DVD(吹替)] 10点(2004-05-23 03:30:28) |
108. サンゲリア
ゾンビのグロさに関しては最強最悪。初見時、土の中から腐りきった体がもりもりと起き上がるシーンは吐き気を催しそうになりました。けど、今ではコレを見るために時々見直してしまう自分がいます。 (追記)眼球ぶっ刺しの直前の場面。自宅の中で知らない人の気配を感じるという状況はリアルに怖いですね。 [DVD(邦画)] 8点(2003-06-30 01:38:16) |
109. ゾンビ/ディレクターズカット完全版
ゾンビ一人一人は弱っちいけど、真綿で締めるようにジワジワと終末が迫る感覚を思うと、より一層この映画が傑作と感じられます。 (追記)物陰から緩慢に迫るゾンビの怖さと言ったらありません。これはその後の同タイプの作品でも無いものです。 [DVD(吹替)] 9点(2003-06-30 01:33:59) |
110. 柳生一族の陰謀
今回も千葉真一が十兵衛ですが、ラスト近くまでこれじゃ柳生一族(というか但馬守)の陰謀に利用されたピエロだよ、と失望しかけていたところ、あの首の一件で改めて自分的ヒーローに位置付けられました。但馬守の狂乱もカタストロフというに相応しい。 [DVD(邦画)] 10点(2003-06-30 01:30:00) |
111. そして誰もいなくなった(1974)
なぜこんなエンディングなのかなあ。原作を傑作たらしめた最大の要素が「最後に誰もいなくなる」ことだと思っているので、映画版は、この改変で駄作に貶められたと感じます。さらに言うなら、この有名な原作を元にした映画はいつも最後が改変されている(サファリ殺人事件とか)。何がそうさせるのか? 3点(2003-06-30 01:21:19) |