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イニシャルKさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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1221.  新・仁義なき戦い 組長の首
シリーズ通算7作目。主な舞台が広島から九州に変わり、飯干晃一の原作とは関係のないオリジナル脚本となり、完全に最初の五部作とは別の一話完結の物語になっているが、どうもシリーズとしての勢いがなくなってきてる印象。確かにカーチェイスなど五部作になかった見せ場があるのだが、どうも空回りしているし、菅原文太扮する主人公のキャラも広能に比べて魅力がないように思う。深作欣二監督が撮影中に絶賛したという山崎努は確かに良かったとは思うけど、なんかエピソードが中途半端で演じたキャラクターがあまり印象に残らない。「広島死闘篇」の上原靖子役が印象的だった梶芽衣子の使い方も勿体無く感じる。ヤクザ相手に男から男へ渡り歩く女を演じるひし美ゆり子は「ウルトラセブン」のアンヌ隊員役でお馴染みなだけにこういう役を演じていること自体に驚くが、この女のエピソードをもっと膨らませればドラマにもっと厚みが出たのではないか。それと金子信雄が出てないことも残念。大和田組長を演じる西村晃は山守役の候補にあがっていた人で、貫ろくのある組長を見事に演じているが、やはり金子信雄演じる山守ほどのインパクトがなく、物足りなく感じた。それでも娯楽アクション映画としてそれなりには楽しめるものにはなっているとは思う。でもやっぱり物足りなさが残る映画だった。
[DVD(邦画)] 5点(2011-05-12 13:53:52)
1222.  リオの若大将 《ネタバレ》 
シリーズ12作目で大学生篇の完結篇、そしてヒロイン 澄子が登場するのもこれが最後となる節目の作品だが、だからと言ってどういうことはなくいつもどおりの展開で安心して見ていられる。が、最後なのだからもう少し捻ったストーリーでもよかったような気がする。若大将が劇中で歌をうたうのはいつものことだが、今回は曲名がテロップ表示されたりして歌のシーンは加山雄三のPVを見ている感じがいつもよりも強くなっている気がする。「エレキの若大将」に出ていた内田裕也が同じように音楽ショーの司会者役で出ているが、意識したキャスティングかもしれない。若大将をリオに同行させる大学教授が宮口精二だったり、今回の青大将の父親が中村伸郎(田中邦衛と中村伸郎が親子役というのがすごい組み合わせだなあ。)だったり脇役陣はいつもよりも豪華な印象だが、和尚役が勝新の「悪名」や鈴木清順監督の「河内カルメン」の原作者である今東光なのはビックリ。なかなか貫ろくのある演技で存在感があり、本職の俳優に負けていない。星由里子同様に小学生の頃にゴジラ映画でよく見かけていた久保明が出演しているのも嬉しかったりする。星由里子を初めて見たのは小学生の頃に見た「三大怪獣地球最大の決戦」と「モスラ対ゴジラ」。もう20年ほど前の話になる。同じく小学生時代にゴジラ映画でよく見ていた志村喬や土屋嘉男に高校時代に黒澤明監督の映画を見て再会したとき、懐かしくそして嬉しかったのを覚えているが、最初にこのシリーズに「大学の若大将」でふれたときも既に星由里子を朝ドラ「あぐり」などゴジラ映画以外で見かけたことがあるにも関わらず、そのときと同じような嬉しさがあった。彼女がこのシリーズで演じている澄子はそんなに好きではないが、このシリーズを見る動機の一つとして、「小学生の頃、好きだったゴジラ映画で印象に残っている女優の一人である星由里子をまた見れる」というのがあったのかもしれない。そんな星由里子も若大将の大学卒業とともにシリーズから卒業してしまうのだが、なんだかんだ言ってやっぱり少しさびしいような気がする。
[DVD(邦画)] 5点(2011-04-28 15:25:31)
1223.  ドラゴンボール 最強への道 《ネタバレ》 
「ドラゴンボール」のアニメ劇場版としては(今のところ)最後の作品で、内容は原作のはじめからレッドリボン軍篇までをリメイクしたもの。個人的には「ドラゴンボール」は初期のほうが好きなので最初の悟空とブルマの出会いのシーンはかなり懐かしかったし、ウーロンとの出会いやヤムチャとの戦いもZ以降から考えればほのぼのとしていてノスタルジックに感じる。しかし、後半以降は原作やテレビシリーズと比べてちょっとシリアスになりすぎていて原作やテレビシリーズとはかなり違うような気がする。レッドリボン軍篇の前のピラフ篇がけっこう好き(というかピラフ一味のキャラクターが好き。)なのだが、まるまるカットされてるのは致し方ないとはいえ、ちょっと残念。
[DVD(邦画)] 5点(2011-03-24 16:36:57)
1224.  大当り三色娘
美空ひばり、江利チエミ、雪村いづみの「三人娘」シリーズ、初めて見たが、いかにもこの時代の東宝映画らしい明るいプログラムピクチャーのアイドル映画という感じ。主演の三人のそれぞれの歌うシーンがやはり見どころで、ストーリー的に心に響くものはないのだが、三人にそれほど興味の無い自分でもじゅうぶんに楽しめた。昭和30年代の前半という時代のアイドル映画ということで、映し出される風景もなんだかほのぼのしていて癒される。これが東宝スコープ第一作とのことだが、そのことからも東宝のこのシリーズに対する自信が分かるし、数々見てきた東宝のシネマスコープ映画の最初がこれなのだと思うと妙に感慨深いものもあったりする。主演の三人のうち、江利チエミは東映時代劇の「この首一万石」や「ちいさこべ」でのシリアスな演技が印象に残っているが、ここでは明るくコミカルなキャラクターで、江利チエミを初めて見たのが確か「ジャンケン娘」のジェットコースターのシーンの映像(全編は見てない)だったせいか、本格的に出演作を見る以前から明るいアイドルというイメージが強かったのだが、まさにイメージ通りだ。(「サザエさん」が見たいなあ。)雪村いづみは現在から見てもスタイルがいいと思う。美空ひばりは既に顔つきに味があり、歌もこぶしが利いていて、晩年の映像とさほど印象が変わっていないのがすごいが、当時は二十歳くらい。主演の三人は同い年のはずだが三人居並ぶとどう見てももっと年上に見えるし、三人の中ではいちばんアイドルという感じではない顔立ちのような気がする。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2011-03-18 22:12:09)
1225.  きな子~見習い警察犬の物語~ 《ネタバレ》 
香川県に実在する見習い警察犬きな子(2011年1月 警察犬デビュー)を題材にした動物映画。一応、実話の映画化ということになるんだろうけど、ストーリー自体は見習い警察犬訓練士の成長物語となっており、きな子をネタに一本映画を作ってみたという感じ。訓練所の所長(寺脇康文)の家族はそれぞれいい味を出していて、この一家の配役はみんな適役。ドラマとしては独立寸前までいきながら家庭の事情で諦めざるを得なかった田代(山本裕典)の葛藤や、杏子(夏帆)ときな子の絆などもう少し掘り下げてもよかったのではと思う部分もあるが、ファミリー映画でもあるので限界があるのかもしれない。(それでも杏子ときな子の絆にはもう少し踏み込んだドラマがあってもよかったのではないかと思う。)クライマックスで所長一家の長女(大野百花)が危機に陥ってそれを杏子ときな子が助けるという展開はかなり予想通りでありがちではあるが、やはりちょっとほろっとさせられる。全体としては別にこの映画で実在の犬を題材にしなくてもという気持ちもないではないが、ファミリー映画としてはそこそこ楽しめたといったところか。
[DVD(邦画)] 5点(2011-03-12 13:49:18)
1226.  椿三十郎(2007)
黒澤明監督の「椿三十郎」を森田芳光監督がオリジナルと同じ脚本を使ってリメイクした時代劇。さすがに同じ脚本なだけあって話は面白いし、黒澤監督の言葉どおりいい脚本さえあればどんな監督でも面白い映画は出来るんだなと実感した。しかし、話は面白いんだけど、やはり織田裕二演じる三十郎には三船敏郎のような威厳も貫ろくも感じられず、どう考えてもミスキャストで本人はそうとう頑張って演じているのは分かるのだが、かなりの違和感を感じる。森田監督の演出もチャンバラのシーンで三十郎に息切れをさせたりして違いを出そうとしているが、ラストの決闘シーン(オリジナルを初めて見た時にかなり衝撃を受けた。)をああいう風に演出したのは単に映倫規定に引っかかるのを恐れただけなのではと感じてしまった。ただ、カラーになったことで椿に色をつけるという黒澤監督のやりたかったという演出が(当たり前だけど)出来てるのは良かった。しかし、白黒作品で椿の花だけ色がついてるというのが本来の黒澤監督の意図なんだろうな。奥方役の中村玉緒は若い頃の大映の時代劇のイメージが昨今のバラエティー番組のイメージよりも自分の中では強くなってしまっているが、やはり、最近の姿を見るとバラエティータレントのイメージに戻ってしまい、演技力はあるんだけど、入江たか子と比べるとどうも何か違うのではないかと思うし、城代家老を演じる藤田まことも伊藤雄之助のインパクトに比べると普通の印象。話が面白かったのは事実だが、演じる俳優によってこうも人物の印象は変わるのかと思った。(トヨエツの室戸はこれはこれでありだと思うが、三十郎と睦田夫婦に関してはオリジナルのほうがいい。)大島ミチルの音楽はどことなく彼女が担当したゴジラ映画の音楽っぽく聴こえなくもない。これを見て若人が黒澤映画に興味を持ってくれると嬉しいが、やはり個人的には三十郎は三船と黒澤監督あってのキャラだと思う。
[DVD(邦画)] 5点(2011-02-24 14:29:19)
1227.  犬と私の10の約束 《ネタバレ》 
「犬の十戎」をモチーフとした本木克英監督による映画。ありがちなファミリー映画で毒気がなく安心して見ていられる反面、やはりあっさりしすぎていて物足りなさもある。「犬の十戎」そのものは泣けるのだが、子供が見る事を意識しているのか、福田麻由子に「犬の十戎」を説明する高島礼子のセリフを吹き出しで画面に出していたり、ソックスが死ぬシーンでもそれを反復していたりして少々あざとさを感じた。でも、自分も今年10歳になる犬を飼っているのでソックスが死ぬシーンではそういったあざとさを感じながらも「うちの犬はあとどれくらい生きるのだろう」ということを考えてしまった。トヨエツにこういうお父さん役のイメージがないので、最初は少し違和感を感じたが、慣れると気にならなくなった。(最初は犬嫌いというのが犬を飼い始めた当時の自分と同じで共感できる。)福田麻由子が後半田中麗奈になるというキャスティングも自然。加瀬亮はドラマ「SPEC」の瀬文役よりもこういう役のほうがはまり役だと思う。
[DVD(邦画)] 5点(2011-01-17 18:36:00)
1228.  君よ憤怒の河を渉れ 《ネタバレ》 
「単騎、千里を走る。」で健さんを主役に起用したチャン・イーモウ監督が健さんのファンとなったきっかけになった作品として挙げている映画。「逃亡者」を思わせるストーリーでそこそこ面白かったが、緊迫してるシーンのハズなのに妙に音楽が明るいのはかなりのミスマッチを感じるし、着ぐるみまる出しの熊はまだしも、新宿を疾走する馬はいくらなんでもやり過ぎに思う。(一瞬「トゥルーライズ」を思い出してしまった。)健さんは無実の罪を着せられた主人公をシリアスに演じているのだが、後半、薬を飲まされ、それをトイレに吐くシーンはどう見てもギャグにしか思えず、のどかで明るいBGMとも相まってつい脱力して大笑いしてしまった。それでも健さんと原田芳雄のツーショットはカッコよかったし、なんだかんだ言って突っ込み所の多いバカっぽい映画ではあるが、娯楽映画としてはそれなりに見ごたえのある映画にはなっていると思う。
[DVD(邦画)] 5点(2011-01-06 14:36:48)
1229.  南太平洋の若大将
東宝創立35周年記念作品として作られた若大将シリーズの一篇で、古澤憲吾監督がてがけた若大将シリーズとしては最後の作品となる。空撮など古澤監督らしい演出は健在だが、記念作品だからか若大将が歌う場面が多く、いつもの古澤監督らしい勢いは成りを潜めていて、逆に間延びしている印象であまり面白くなかった。先週もこのシリーズ見たからか「海の若大将」に比べて星由里子が大人っぽくなってるのにちょっとビックリ。(でも、澄子は好きじゃない。)同時期の「クレージー黄金作戦」でワイキキビーチで加山雄三が登場するシーンがあるんだけど、おそらく本作と同時に撮影してたんだろうなあ。
[DVD(邦画)] 5点(2010-11-24 18:07:51)
1230.  士魂魔道 大龍巻 《ネタバレ》 
娯楽時代劇としては確かにそこそこ面白いものの、全体的に見れば凡作という印象しか残らない感じで、可もなく不可もなくというところか。冒頭とラストの円谷英二監督によるスペクタクルシーンは見ごたえがあり、タイトルにも出ているラストの竜巻のシーンはいかにも円谷英二時代の東宝特撮らしいが、その竜巻のシーンがちょっと無理矢理感があって強引に感じられるのが残念。タイトルに「大龍巻」と出すならもっとストーリーに絡めても良かった気がする。でもここがやはりこの映画最大の見せ場であることは確かで、繰り返しになるが、ラストのこのシーンは東宝特撮陣の腕前をじゅうぶん堪能できる。
[DVD(邦画)] 5点(2010-11-09 11:20:49)
1231.  銀河鉄道999
テレビシリーズは小学生の頃に再放送をなんとなく見てた程度(たぶんその後にある特撮ヒーロー番組の再放送が目当てでそのついでにときどき見てたんだと思う。)で、作品自体にそれほど思い入れがあるわけでないのだが、とりあえずBSでやっていた本作を見た。うーん、全体的なストーリーをよく知らないので、だいたいこんな話だというのは分かったが、話が駆け足気味に進むので、ドラマとして深みを感じられず、詰め込みすぎという印象。それに鉄郎ってテレビシリーズでは10歳くらいの子供だったのに年齢を少し引き上げているのは多分青春映画という線で本作を仕上げたかったんじゃないかな。さっき書いたようにテレビシリーズに思い入れはないのだが、はっきり言ってテレビシリーズと同じのほうが良かったような気がする。キャプテンハーロックなどの登場はファン向けのサービスかも知れないが、松本零士作品にそれほどなじみもないのでなんの感慨もない。ラストは感動的だけど、やっぱりテレビシリーズを毎回見た上で最終回のラストシーンを見たほうが感動できるだろう。そんなにつまらない映画でもなかったが、やはりテレビシリーズの方がもっと内容が濃いのだろうなあと思う。余談だが、メーテルを演じる池田昌子に加えてナレーションが城達也なので、見終わってなんだか「ローマの休日」の日本語吹き替え版が見たくなってしまった。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2010-08-14 13:27:26)(良:2票)
1232.  仮面ライダー 8人ライダーVS銀河王 《ネタバレ》 
村上弘明のデビュー作となった「仮面ライダー(スカイライダー)」の劇場版。仮面ライダーシリーズは立花藤兵衛が登場する作品はけっこう馴染みがあるのだが、もうこのあたりになると仮面ライダーのキャラクターには馴染みがあるものの、実際にテレビを見たことがないのであまり感慨はないのだが、久々の劇場オリジナル作品だったのだろう、総監督として原作者の石森章太郎がクレジットされていたりして力が入っている。地球に帰還する宇宙船が敵に襲われる冒頭シーンなんかはちょっと「スター・ウォーズ 新たなる希望」の影響があるのかな。この冒頭部に乗組員役で石森章太郎がカメオ出演しているのだが、演技が下手すぎ、悲鳴までも棒読みなのはちょっと笑える。殺された博士の息子がギターをかき鳴らして父への思いを語るシーンはあまりにも空気が読めていなく、明らかに悲しんでいない。8人の仮面ライダーと怪人軍団との戦いがやはりみどころとなっているのだが、再生怪人はともかく、数体登場する新怪人も弱く、非常にあっさりとした印象で、ラストもなんかあっけなさすぎ。怪人の中に「八甲田山」の有名なセリフを吐いて爆死するのがいるのは思わず笑ってしまった。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2010-08-10 00:31:30)
1233.  野獣死すべし(1980/日本)
「蘇える金狼」に続く村川透監督、松田優作主演の角川映画で、村川監督の映画では最後の松田優作主演作になるのかな。原作(未読)とはだいぶ違う設定らしいが、このコンビの映画では雰囲気的にはいちばん良かった。しかし、前半部分は大して面白くもなく、2時間越えないのに少し冗長な印象があり、村川監督の演出も雑なので退屈に感じた部分も多い。クライマックスの深夜地下鉄の中で繰り広げられる松田優作と室田日出男のやりとりはかなりの緊迫感があり、ここがこの映画のいちばんのみどころのように思う。鹿賀丈史も若くておそらくまだあまり知られていないころなんじゃないかと思うが、存在感のある演技を見せていて印象的。(出演者のクレジットが彼がトメだったのには少々驚いた。)劇中に流れるクラシック音楽に雰囲気作りがだいぶ助けられているような印象もなくはないのだが、まあいいだろう。同じ原作はこれ以前にも東宝が仲代達矢主演で映画化しているが、そっちのほうも見てみたいと思った。たぶん本作とはだいぶ違うんだろうなあ。
[DVD(邦画)] 5点(2010-07-27 02:58:05)
1234.  WXIII 機動警察パトレイバー 《ネタバレ》 
「機動警察パトレイバー」の劇場版第3作だが、監督が交代となり、主役も特車二課の面々から本作オリジナルキャラクターの刑事二人に変更されており、本来のパトレイバーとは違う雰囲気だが、絵の雰囲気や音楽は2作目に近い雰囲気で、主役の刑事が歩き回りながら捜査をするシーンなどは1作目を彷彿とさせている。しかしどうもねえ、シリアスなのはいいのだが、それに加えて暗く、特車二課の面々もほとんど出てこないので、本当にこれはパトレイバーなのかと思ってしまった。今回、登場するのが夫と娘を亡くしたマッドサイエンティストの女で、その女がガン細胞と娘の遺伝子を融合させて怪獣を作り出すという設定も「ウルトラマン」とかなら脚本的に違和感無いのだが、(実際見ていて「ゴジラVSビオランテ」の高橋幸治を思い出してしまった。)押井守監督が手がけた前2作で描いたサイバーテロやクーデターと比べるとリアリティーが全く感じられない。(まあ、前2作は現在だからこそリアリティーが感じられる部分もあるのだが。)それでもパトレイバーとは別物のSFアニメ映画と割り切ればそこそこ面白いとは思う。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2010-07-22 14:03:15)(良:1票)
1235.  蘇える金狼(1979)
「殺人遊戯」と「処刑遊戯」の間に作られた村川透監督、松田優作主演の角川映画。大作だけあって遊戯シリーズより金がかかっていて、全体的に派手な印象で、松田優作に加え千葉真一、岸田森、小池朝雄、そして「探偵物語」でいい味を出していた成田三樹夫とキャストも豪華。このキャスト陣を見ているだけで楽しめる映画である。中でも暗殺者を演じる岸田森が印象的だった。でも、全体的に見ると少し冗長な印象があるし、村川監督の演出も遊戯シリーズ同様にテレビドラマっぽい。ラストの空港のシーンは確かに印象に残るけど、あのシーンは別に無くてもよかったような気がしないでもない。松田優作は相変わらずカッコつけてはいるが、それがあまり鼻につくことないから不思議。(「処刑遊戯」ではカッコつけてるのが気になってしまったが、本作ではそういう事はあまり感じなかった。)でも個人的にはこの映画では共演者である成田三樹夫や岸田森、千葉真一のほうが松田優作より魅力的に思える。
[DVD(邦画)] 5点(2010-07-21 18:33:19)
1236.  超人機メタルダー 《ネタバレ》 
戦隊ヒーローシリーズと並ぶ東映のヒーロー番組シリーズであるメタルヒーローシリーズのうちの一つ「超人機メタルダー」。小さい頃に母親と見ていた番組だが、ひょっとしたら親の方がハマッて見ていたのかもしれない。(第一話から見ていたので今から思えば上原謙をリアルタイムで見たことになるのかと少々驚いてしまうが。)ほかのヒーロー番組と比べてけっこう内容が重かったように記憶しているが、この劇場版は(高校の頃に家に残ってた録画ビデオで鑑賞。)とくに重さはなく、東映まんがまつりで上映される映画としては妥当な作品に仕上がっている。ネロス帝国のタグスキーとタグスロン兄弟がメタルダーに挑むのだが、弟タグスロンが死ぬ間際にメタルダーの足に剣を突き刺してそのまま絶命したのは敵に対する執念を感じさせていて印象的。病に倒れたとウソをついて軍団員を逸らせる帝王ゴッドネロスがある意味すごい。
[ビデオ(邦画)] 5点(2010-07-18 01:42:42)
1237.  処刑遊戯 《ネタバレ》 
「遊戯」シリーズ第3作。今回はコミカルさを排除し、最初から最後までひたすらハードボイルドに徹している。冒頭の銃撃戦などは派手な音楽もなく、淡々と進行してなかなか凝っていてカッコイイ。しかし今回は前2作ではそれほど気にならなかった松田優作のカッコつけたきざなセリフまわしというか、そういうのがかなり気になってしまった。このシリーズは毎回脚本家が違うわけだが、今回は「探偵物語」を同時期に書いていた丸山昇一が担当。この脚本家が個人的にちょっと苦手なのかもしれない。村川透監督の演出は前2作に比べるとこだわりが見えてだいぶ頑張っていると思うものの、テレビドラマのような印象がやっぱり少し残る。敵の黒幕が前回ヤクザの親分を演じていた佐藤慶なのだが、2作連続で同じ人を同じような役に配役しているのがちょっと面白みに欠ける気がする。(まあ、先週「殺人遊戯」を見たばかりというのもあるんだが。)それにしても以前見た大島渚監督の「夏の妹」でも思ったが、ヒロイン役のりりィの独特なしゃべり方はなんか気になるなあ。
[DVD(邦画)] 5点(2010-07-13 13:10:30)
1238.  小さき勇者たち ガメラ
ガメラシリーズの原点に立ち返るという意味合いを込めて作られた映画ということで、よもや昭和ガメラのようなチープな作品になっているのではと思ったが、さすがにあそこまでチープな印象はなく、前半は普通に少年とカメの交流を描いたジュブナイル映画としてそこそこ面白い。敵怪獣のジダース(「ウルトラマン」に出た「ジラース」のもじりだろうか。)が登場する後半以降の特撮描写はジダースが人間を食べるシーンなど金子修介監督の平成三部作のようなリアルさがあり、ストーリー設定は昭和ガメラを意識しているが、特撮部分は平成三部作を意識していてなにか二つの異なるガメラシリーズが融合しているかのような印象を受ける。平成三部作に出ていた田口トモロヲと石丸謙二郎が本作にも出ているのは偶然ではないだろう。映画としてはまあこんなもんだろうレベルを超えることはないものの、やはり特撮面では敵怪獣ジーダスにイマイチ魅力が感じられず、なにか東宝のバランと似たような印象が。ガメラも鳴き声がオリジナルでなかったのが少し残念。怪獣から逃げる群衆が時折CGっぽく見えるのは気のせいか。ドラマ部分も最後の石をリレーで運ぶシーンは確かに感動的ではあるがもうちょっと説得力が欲しかったなあ。今回も平成三部作に続いて日本テレビが出資してるんだけど製作が徳間から角川になったからか、劇中でテレビ東京でアニメが放送されてる「ケロロ軍曹」のコミックスが登場するのがなんか笑える。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2010-05-28 02:12:04)
1239.  風の視線
木下恵介監督の「日本の悲劇」、「女の園」、「二十四の瞳」などで助監督として参加し、木下監督が活動の場をテレビに移してからも木下監督を支えた川頭義郎監督による松本清張原作モノ。木下組出身の監督(ほかにも脚本は木下監督の妹の楠田芳子だし、音楽も木下忠司。)が松本清張とはちょっと不釣合いのような気がしたが、内容はサスペンスではなく4人の男女のドロドロした関係を描いていて、どちらかといえば「波の塔」に近い印象だ。出演者たちもいい芝居をしている(とくに新珠三千代はこういう役をやるといつもうまいなあと感じる。)のだが、面白いかと言われると正直微妙な感じで何か物足りない。ラストがドロドロした話のわりに救いのあるものになっているのはやはり木下監督の影響が大きいのだろうか。(でも、後味はそんなに良くなかったかな。)先日見たNHKドラマ「天城越え」でカメオ出演していた松本清張本人がこの映画でも冒頭と中盤に出演していて、ストーリーとはなんら関係のない役柄だが強く印象に残る。
[DVD(邦画)] 5点(2010-05-13 14:22:10)
1240.  ウルトラマンゼアス 《ネタバレ》 
「ウルトラマン」の放送開始30周年を記念して作られた劇場オリジナル作品。監督に今年「矢島美容室」が公開されたばかりの中島信也(どうでもいいが、「下妻物語」が出た頃、その監督の中島哲也と混同してた。)、防衛隊の隊長と副隊長役にとんねるずを起用し、コメディタッチに仕上げている。主役のウルトラマンがヒーローとしても人間体でいる時も半人前という設定は新鮮で面白かったし、初代「ウルトラマン」で科学特捜隊を演じていた役者たち全員がチョイ役で出てるのもなんだかうれしかったりする。主役のウルトラマンゼアスに変身する防衛隊の準隊員を演じるのがとんねるずの当時のマネージャー・関口正晴(当然、俳優ではない。)というのがかなり冒険的(というか、このマネージャーはとんねるずのバラエティー番組に出演していたらしいので話題作りのためのキャスティングだったのかも。)だが、思ったほど演技は酷くなかった。(歯磨きをした後、その歯ブラシをかざして変身するのは笑ってしまった。)一方で敵であるベンゼン星人の人間体を演じる鹿賀丈史はノリノリで演じている感じが見ていて楽しそう。出光興産(「アポロマークの出光興産がお送りします。」という「題名のない音楽会」の提供読みフレーズが頭に浮かんでくる。)とのタイアップ色がやや強いような気がしないでもない映画であるが、まあいいか。ところで、直接一緒に出てるシーンはないものの、とんねるずと小林昭二がひとつの作品に出ていると「仮面ノリダー」が懐かしくなってしまう。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2010-05-07 02:40:15)
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