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FSSさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 854
性別 男性
自己紹介 <レビュアー引退について>

他の方にとってはどうでもいい事ですが(笑)、
こちらでのレビュアーを引退させて頂きます。
理由はあまり映画自体を見なくなった事と、
結局、映画以外にもレビューを書けるAmazonが
レビュー投稿の中心になってしまった事ですね。

長い間、お世話になりました。 2021/11/27
   
<ジャンルの好みについて>

・好きなジャンルは「ホラー」「サスペンス」「ミステリー」。
・嫌いなジャンルは「ミュージカル」「恋愛」「韓国映画」「感動押し付け系」。
・どちらでもないのは「アクション」「SF」「コメディ」「時代劇」。

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121.  ディープ・ブルー(1999)
生き残る人間が意外すぎ(笑)。その意外性にポイント。  ストーリー展開や演出面はそれなりに丁寧だし、閉鎖空間でのパニック物としては面白くなる基本条件を一通り備えているので、見ている間はそれなりに楽しめる。ただ、何度も見れるほどの内容ではない。もう少し「高い知能を持ったサメとの駆け引き」のような部分を突っ込んでくれていれば面白くなったはず。惜しい。  ゆえに3点以下の駄作ではないが、8点以上付けられるような傑作でもない。可もなく不可もなしという意味で、点数的にはこの辺が一番妥当でしょう。
[ビデオ(字幕)] 5点(2003-07-02 00:52:47)
122.  フラッド 《ネタバレ》 
「面白いか」「つまらないか」で言えば、間違い無くつまらない作品。  単にボートに乗ってドンパチやってるだけで、せっかくの「洪水」という設定をほとんど活かせていないのが致命的。中盤、保安官が悪役に転職すること以外、ストーリー展開にも意外性や起伏が無い。撮影するのは大変だったろうけど、二時間近くもやるには、これではさすがに内容が薄すぎる。  また、アクション演出にしても、よくあるご都合主義の連続で途中で飽き飽きしてくる(ギリギリで助かるに決まっている牢や手摺での時間稼ぎシーンや、殺せる時に殺さないせいで何度も窮地に立たされる主人公たちにウンザリし、そして当たり前のように主人公たちには弾丸が当たらない緊張感ゼロの銃撃戦にウンザリetc.etc)。  案の定、悪役に徹しきれないモーガンフリーマンのキャラも中途半端だし、そもそもミスキャスト。肝心の主人公とヒロインに至っては、見終わった後に彼らがどんな顔だったすら思い出せないくらい印象が無い。おまけに敵キャラもチンケな小物揃いで、悪役としての魅力が無いから、作品として引っ張っているものが「洪水」以外に何も無いという有様。  洪水という舞台設定の手間の割りに、作品の面白さとして還元されていないのが痛い。その手間に免じて+1点しときましょか。
[地上波(吹替)] 4点(2006-11-02 23:06:09)
123.  ザ・ワイルド 《ネタバレ》 
「山での遭難」という分かりやすいシチュエーションを用意した割には、何に焦点を絞るべきかが曖昧で中途半端。  基本的にドラマに絡むメイン登場人物は主役を含めふたりしかいないし、揉め事が女関係なので、どうにも話がみみっちい。ホプキンスの役柄は人間的に出来すぎだし、その他の登場人物はさっさと退場させられてしまう始末。ラストも決着をつける前にライバルが落とし穴に落ちて有耶無耶になる、という展開もちょっといい加減すぎないか?  また「大自然の驚異」といっても単に熊に襲われるだけで、極限状況と言うほど差し迫ってはいないのでサバイバルものとしても物足りない。  全体的にテンポは良いので最後まで見ていられるが、作品としては人間ドラマかサバイバルかのどちらかに特化して欲しかった。中途半端。
[地上波(吹替)] 4点(2006-09-26 23:54:14)(良:1票)
124.  ブラック・ドッグ 《ネタバレ》 
いかにもアメリカ映画っぽい大味な脚本で、突っ込みどころやご都合主義は多いけど、あまり気にならないのは不思議。  悪役以外、登場キャラも全員憎めないし、基本的にハッピーエンドだから気持ち良く見終われる。  ただ、ラストでレッドが早速脱走してくるというプチどんでん返しは完全に蛇足。どうやって逃げてきたんだ。と言うか逃がすなよw。  それとタイトルの「ブラックドッグ」が内容とほとんど無関係というのもお粗末。ストーリーの重要なポイントに絡ませる事は出来たはずだから、その辺に拘らない(拘れない?)監督のセンスの無さが、この作品全体を安っぽくしている要因かと思う。  まあ、さすがに二度は見れないけど、何とか暇つぶし程度にはなるレベル。
[地上波(吹替)] 4点(2006-08-29 16:59:07)
125.  エイリアン4 《ネタバレ》 
予想よりは悪くなかったけど、やっぱり「無理やり作った感」は拭えない。結局、いつものようなパターンになっちゃうだけで、基本的なストーリー展開に意外性がない。  どうせやるなら、いつものような「宇宙船内でのエイリアンとの戦い」は今までのシリーズに任せて、もっと「生物進化の可能性」なんてテーマを突っ込んでくれたら、違うテイストになったんじゃないかなと。
[地上波(吹替)] 4点(2006-03-03 18:19:13)
126.  スチュアート・リトル
これまた、いくらでも否定的にも肯定的にも語れる作品だが、あの一家の「家族観」はちょっと気色悪い。何故にいきなり「ネズミ」なのか?「ネズミ」じゃなきゃダメなのか?その辺の動機(?)みたいなものが希薄すぎ。  「種族を超えた愛」というご立派なテーマは分かるけど、「ネズミを家族として愛する」という精神が、どうにも絵空事的と言うか、動物にも簡単に拡大適用してしまうヒューマニズムがめちゃくちゃ薄っぺらく、かつウソ臭い。  食費や学費といった生活費がほとんど掛からないであろうネズミを養子に迎えたって、あの家族にとっては何の負担にもならないわけで、そういうのって果たして本当の愛や思いやりから出た「真の行動」と言えるのだろうか?家族としての愛情を育むことになるのだろうか?  本来ならまず人間の子供を養子にすべきなのに、金銭的な負担の無いネズミを養子にするのって、単にペットを飼う感覚と何がどう違うの?結局、無償の愛や思いやりから出た行動ではなくて、世間的な評価や自己満足が先にあるのでは?という邪な見方をしてしまうw。  また、そのネズミが小利口で、やたら物分りが良く、気持ち悪いほどに優等生的な性格なのも可愛げが無い。飼い猫とのやり取りや、オモチャの車でのカーチェイスは良かっただけに、基本的に綺麗事だけでまとめられているのが惜しい。
[地上波(吹替)] 4点(2006-02-26 16:29:57)(良:1票)
127.  ナインスゲート 《ネタバレ》 
「中途半端」。この一語に尽きる。  ホラーとしてもサスペンスとしてもどっちつかずだし、悪魔の書を巡る「オカルト風味の謎」も、「金田一少年の事件簿」や「名探偵コナン」にでも出てきそうな程度もので、ミステリーの謎解きとしてもありがちで低レベルなもの。  怪しげな「組織」や「陰謀」がらみと言うほど大げさでもなく、結局は金持ちの個人収集家同士の本の奪い合いでしかない。  それでいて「悪魔の書」に魅入られていく「人間の愚かしさや恐ろしさ」にも焦点が当たっていない。とにかく、その辺の突っ込みが甘い。  また、他の人の指摘にもあるように、単に調査するだけの立場だったコルソが、自分の命の危険も顧みずに、調査を続行しても利益が無い「悪魔の書」の謎解きに懸命になっていくプロセスに、納得できる動機が感じられなかった。  すべてが嘘ではなく、真実も隠されているという終わり方や、謎の女の正体をはっきりさせないのも、「見ている者に解釈を任せる」と言うと聞こえは良いが、結局、きちんと結末を描かないで済ませようという安易さが見える。  おまけに、お粗末なワイヤーアクションのおかげで、せっかくの作品の重厚な雰囲気も非常に安っぽいものになってしまっている。  ミステリーとして悪魔の書を巡る「人間の思惑が絡んだ謎解き」に特化するか、それが出来ないなら、ホラーとして「不可知的な存在が絡んだ恐怖演出」を徹底するべき。
[ビデオ(字幕)] 4点(2005-09-07 21:07:56)
128.  アサシン(1993)
無難に出来ている作品ではあるけど、「存在を抹消された人間が、裏の世界で殺し屋としての第二の人生を歩む」とか、「その任務の過程で恋に落ちる」とか、「愛する人と任務のどちらを選択するのか」とか、どこかで一度は見たような、よくある設定。良くも悪くも、始まりから終わりまで、すべてがお約束と予定調和の集合作品。  それが悪いとは言わないけど、全体的にやっている事が生温く、表沙汰に出来ない危険な任務に携わっているという緊張感や、組織の非情さが描かれていないので、普通の女性としての束の間の幸せと、それを失わなければならなくなった時の辛さや悲しみがイマイチ伝わって来ない。  恋人役の男にも何か秘密があるのかと思えば、本当にただの一般人で、ラストなんて完全にほったらかし。別れた後も、「何だったんだよ、あの女。トラブルに巻き込まれなかったから、まあいいか」みたいなノリで淡白すぎる。  お目付け役の男のラストシーンも、組織の掟と愛の狭間で、去っていく彼女を殺すかどうかの苦悩や葛藤をもっと描いて欲しい。一度は背中に銃口を向けるが、やはり撃てずに銃を収めた上で「彼女は死にました」と報告させないと。  もう少しキャラ描写とストーリー展開に深みが欲しい。   
[地上波(字幕)] 4点(2005-09-07 20:17:26)
129.  6デイズ/7ナイツ 《ネタバレ》 
結局、ハリソン・フォードがちょいと頼れる男の役をやるだけの中途半端なサバイバルアドベンチャー。お粗末な内容ではあるが、辛うじて暇つぶし程度にはなるレベル。このゆるゆるな感じが意外と悪くない。  ただ、せっかく少しは感動させられるはずのラストのセリフにセンスが無い。例えば「これからはややこしく生きる事にした」じゃなくて、自分の気持ちを偽らないと言うなら「シンプルに生きる事にした」でしょ。  また、「家と言うより、小屋だな」と言うセリフに対しては、彼女は「ベッドくらいあるでしょ」じゃなくて、「無人島よりはマシでしょ、ウフフ」じゃないと。
[地上波(吹替)] 4点(2005-08-06 23:11:21)
130.  ダブル・チーム
やたら上半身裸になる男たちの挽歌。  内容は無い。以上。  唯一学んだ事は、近くで爆発が起こった時はコカ・コーラの自販機を盾にすると助かるかも知れないという事。
[地上波(吹替)] 4点(2005-07-28 01:19:11)
131.  マウス・ハント
だいぶ以前にテレビでやっていたので見たけど、良くも悪くもコメディらしいコメディだった。  小動物に人間が翻弄される様を笑うと言うより、人間の愚かしさを笑う作品。  ただ、あまりにも展開が予定調和すぎて、面白味や意外性に欠ける。二度見られる内容ではないなあ。
[地上波(吹替)] 4点(2005-07-14 16:00:21)
132.  ミュート・ウィットネス 《ネタバレ》 
その意図的に演出された古ぼけた映像や緊迫感を煽るアップの多用などから、「サイコ」や「サスペリア」といった、古典的名作スリラーに対するリスペクトは感じるが、それゆえ残念ながら、数ある過去作品の模倣以上のものになっておらず、目新しい切り口や恐怖演出が何ひとつ見当たらなかった。  序盤の映画撮影のシーンがダラダラとしている割りに、その直後の殺人シーンへの持っていき方も唐突で違和感がある。殺人者に追われる者に聾唖者を持ってくるというのも、ちょっと露骨で単純。「真実が伝わらないもどかしさ」を演出したいなら、単に「口がきけないから」じゃなくて、もっと違う演出でアプローチすべき。  所謂マクガフィンとは言え、狙われる理由が「何だかよく分かんないけど、国家の陰謀とかヒミツを知ってしまった」と言うのも陳腐。そのためにロシアを舞台にしたと言うのもこれまた安易。  後半、撮影所に潜入する辺りからは、ほとんどコメディのような軽いノリで、前半の真剣さが損なわれている。あのオチもバレバレ。ホラーやサスペンスとしてどっちつかずな感じで中途半端。
[ビデオ(字幕)] 4点(2005-06-28 19:33:36)
133.  奇人たちの晩餐会 《ネタバレ》 
これはコメディと言うよりはドラマでしょ。タイトルやパッケージの説明から、「ピンクフラミンゴ」並みの、奇人・変人たちの凄まじい饗(狂)宴かと思い、相当に覚悟を決めて見始めたが(笑)、実際は非常に行儀が良く、まるで大人しい優等生的な作品だったのには、さすがにちょっと拍子抜けした。  「バカをバカにするつもりが、その行いの不道徳さゆえに、自分自身が人生のバカを見る」という、よくある含蓄を含んだ因果応報ドラマであり、笑いによって人生哲学を鮮明化させるというのも分かりやすい。  そういう観点でなら別に悪い作品ではないけど、コメディとして見ると、笑いの部分に斬新な要素はまったく見当たらず、「ボケとツッコミ」という基本中の基本に則ったオーソドックスなもの。  それにこの手の「バカがボケて場を混乱させる」というタイプの笑いは、それこそ欧米以上に「お笑い先進国」である日本も昔からやってきた事だしねえ…。笑い慣れしている人にとってはあまりにも笑いの作り方が普遍的すぎて物足りないでしょ。  コメディを媒体に、人間ドラマを際立たせるという点では良質な脚本ではあるけれど、「ボケとツッコミ」というお笑いの基本部分は前時代的でベタベタだし、フランス風味のジョークなど、日本人の感覚として受け付けない部分も多い。   ちょっと評価され過ぎじゃないかと思うので、この辺の点で。
[ビデオ(字幕)] 4点(2005-06-04 19:20:25)(良:1票)
134.  アナコンダ
これ、以前にビデオで見てたのすっかり忘れてて、テレビ放送もしっかり見てしまった(w。つまり二回も見ている訳です、オレは。  まあ、この手のB級映画としては割と丁寧に作ってあって、見ている間はそれなりに楽しめる。アニマルパニック映画(?)の系譜としては及第点。  ただ、さすがにストーリー展開もオチも何もかもが、あまりにも予想通りで、笑っちゃうほど。はっきり言って、時間つぶし以上の価値は無いです。二回も見ている訳ですが、オレは。
[地上波(吹替)] 4点(2005-05-21 22:02:40)
135.  アビス/完全版 《ネタバレ》 
深海版「エイリアン」かと思えば、深海版「風の谷のナウシカ」でしたね。  「自然愛」というあまりにもストレートで単純なテーマが幼稚だし、今どき、「人類こそが地球にとっての寄生虫」で、それを「人類以外の存在」が滅ぼすというストーリー展開も陳腐。  ラストで巨大な宇宙船(?)が海中から上がってくるシーンでは、「♪らんらんらららんらんらん~」というBGMが聞こえてきそうでした。   あと、完全版を見たから当然かも知れませんが、無駄に長すぎです。
4点(2005-03-07 17:45:20)
136.  ジャッカル
何ともオーソドックスと言うか、古臭いシナリオ。全体的にまとまってはいるけれど、これではあまりにも普通過ぎる。もう少し、独自の工夫やアイデアを入れる心意気が欲しい。  リチャード・ギアも好きな人には申し訳ないけど、今作に関して言えば、何とも存在感が希薄で、まったく魅力が無い。キャラとしても中途半端。  ブルース・ウィルスも、演技自体は悪くないものの、あえて彼を「非情の殺し屋」にキャスティングする意図が不明。他に適役はいくらでもいるだろうに。  いかにも豪華キャストで客を呼ぼうと言う志の低さが見て取れる。  
4点(2005-03-02 16:06:57)
137.  フロム・ダスク・ティル・ドーン 《ネタバレ》 
「バカっぷり」が中途半端。  映画製作における「常識的文法の破壊」を目的としているのは明白なんだから、どうせやるなら、もっと徹底してもらいたい。この作品のように、単に「前半と後半の展開」をまったく変えれば、それで良いってもんじゃないでしょ。「面白く破綻させる」ってのはそんなに簡単な事ではないはず。  実際、前半はただの人質サスペンスがダラダラと一時間近く続くだけだし、後半も単に「前半との繋がりが破綻している」だけであって、独立して見れば、よくある安っぽいB級ホラー。  演出や展開にしても特に見るべき部分は無い(善戦するも一人ひとり襲われる→仲間が吸血鬼(もしくはゾンビ)として復活→愛する者が止めを刺す、みたいなホラーによくあるパターンの繰り返し)。肝心のストーリーに意外性が無いのでは本末転倒。  私がやるなら、あの牧師の親子3人が、実は「吸血鬼ハンター」としての裏家業をやっていたとか、主役の強盗ふたりも、もっとキレた「二重人格」を宿しているとか、一緒に店にいた客の中に、とんでもない殺人技術を持った「連続殺人鬼」が紛れ込んでいたとか、さらに店内に潜入調査に来ていた刑事(実は正体は「狼男」で、途中で変身する)がいたとか、そんな連中による、三つ巴、四つ巴の血みどろの「人外の者どもの饗宴」を描くんだけどなあ。  で、最終的にはみんな揃って吸血鬼かゾンビになっているにも関わらず、また「犯人と人質」という立場で逃走劇を再開するってオチにするけど。どう?こっちの方がはるかにキレてるし、娯楽映画の展開としてもインパクトがあると思うんだけど?日本の漫画なら、これくらいは言われなくてもやるねw。
[映画館(字幕)] 4点(2005-01-17 18:10:04)(良:1票)
138.  デッドサイレンス(1996) 《ネタバレ》 
聾唖学校の生徒を人質にとった凶悪犯とFBI捜査官の駆け引きを描いたサスペンス。  せっかくの「手話で情報をやり取りする」というアイデアがあまり生きていないため、基本的に「よくある」当たり前な展開になってしまっている。サスペンス映画における「人質を取っての立て篭もり」ネタなんて、最終的にどうなるか分かり切っている訳だから、あまり工夫の無い過程をダラダラ見せられても退屈なだけ。これと言ったアクションも心理戦もなく、ちょっとこじんまりし過ぎ。 
4点(2005-01-11 13:18:54)
139.  ラビナス 《ネタバレ》 
作品として何が見せたいのかイマイチ分からない内容。  「人でなくなる事の苦悩」がテーマなら、人肉を喰わなくてはならない人間の「葛藤」や「極限状況」がまったく描けていないし、人肉を喰うだけで不死っぽくなるという設定もこれまた無意味。  おまけに、あの時代設定にもほとんど必然性が感じられないしで、終始、作品としての方向性がはっきりしない「思い切りのなさ」が見て取れる。  別に「人喰い」でなくても、「吸血鬼」とかでも成立してしまう、この状況や設定を活かし切れていない中途半端なシナリオに疑問。  ラストあたりの展開も唐突。人間性を捨てるくらいなら、お前ら共々死ぬって事だと思うけど、これまた悲壮さや凄絶さに欠ける。とにかく全体的に中途半端。  独特な音楽の使い方は良い。
[ビデオ(字幕)] 4点(2004-10-10 12:45:15)
140.  冷たい月を抱く女 《ネタバレ》 
悪意や女の恐ろしさはひしひしと伝わるけど、サスペンスとしては平凡。中盤までの「連続レイプ殺人事件」の謎が、単に「無精子性」の証明のため「だけ」の設定と知って、違う意味でびっくり。ここが一番のどんでん返し(笑)。  中盤以降のテンポの良さにごまかされがちだけど、作品としてかなりご都合主義的な展開が多いと思う。金に不自由していないはずの一流の外科医が、社会的信用と地位を失う危険を犯してまで詐偽に加担するのかとか、救急車で運ばれるのに必ず計画した病院の外科医のところに連れてってくれるものなのかとか(それより前に彼が別の急患を担当させられていたらどうするんだろう?可能性としてはかなり高いと思うんだけど)。  また、致命的な証拠になるような注射器を中に液体が入ったまま残してあったり、全額寄越せと言われている訳でもないのに(半分でも1000万ドルもあるんだから、そこで妥協しとかないか?)、頑なに要求を拒んで分かりやすい罠に引っかかったりと、ちょっと黙っては見ていられない部分が多い。  邦題もセンスは良いものの、やはり「女」って言っちゃダメでしょ(笑)。怪しい女なんて彼女しかいないんだもん。  PS.自分の趣味は手品ですが、あのお婆さんの手際がなかなか良かったのに感心しました。「空中でのリフルシャッフルは難しいんだよな~」とか、「パームがうまいな~」とか、ストーリーより、そっちばかり見てました(笑)。
4点(2004-09-25 15:24:46)
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